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止血帯 - Wikipedia

止血しけつたい

止血しけつ使用しようするバンド

止血しけつたい(しけつたい、えい: tourniquetターニケット)とは、止血しけつ緊縛きんばくほう)のために使用しようするバンドである。

CAT。応急おうきゅう処置しょちようとして、アメリカぐんかく兵士へいし携行けいこうしている止血しけつたい
空気圧くうきあつしき止血しけつたい緊縛きんばくあつほろ調整ちょうせい可能かのうである。
使用しようれい銃撃じゅうげき場合ばあい骨折こっせつしている場合ばあいがあり、ほね健在けんざい場所ばしょでないと効果こうかうすいとされる。
ネジしきのもの

四肢ししわためてしまうため、止血しけつした箇所かしょからさき壊死えししてしまい切断せつだんいた弊害へいがいがあり悪魔あくま器具きぐ(Instrument of the devil)ともばれた[1]単純たんじゅん止血しけつするという目的もくてきとしてはすぐれており、テロ活動かつどうによる銃撃じゅうげきとう重要じゅうよう血管けっかんきずつき即座そくざ止血しけつしないと生死せいしにかかわる緊急きんきゅうとう推奨すいしょうされるが、そういった場合ばあい以外いがい推奨すいしょうされない。

手術しゅじゅつなど医療いりょう関係かんけい現場げんば短時間たんじかん使用しようという制限せいげんおこなわれる場合ばあいがあり、整形せいけい外科げか下肢かし手術しゅじゅつなどにおいて出血しゅっけつりょうらす目的もくてき使用しようされる[2]日本にっぽん手術しゅじゅつしつでは、ターニケットばれる[2]採血さいけつ静脈じょうみゃく怒張どちょうさせるためにもちいられる場合ばあいもあり、これはたいばれる[3]。ターニケットもたい英語えいごめい止血しけつたいおなじくTourniquetであるが、もちいられている製品せいひんはそれぞれの用途ようととくした専用せんようのものである[2][4][3]

概要がいよう

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ほんこうでは、外傷がいしょうともな多量たりょう出血しゅっけつたいする応急おうきゅう処置しょちとしてもちいる場合ばあいについて説明せつめいする。止血しけつたいとしては、もっとも初期しょき提唱ていしょうされたエスマルヒほうEsmarch bandage以来いらいゴムせいのものがおお使つかわれていた[5]代用だいようとして三角巾さんかくきん風呂敷ふろしきたたんで使つかうことがあるが、このさい止血しけつ部位ぶい組織そしき損傷そんしょうけるため、針金はりがねひものようにほそいものをもちいないよう注意ちゅうい必要ひつようである[6]。また後述こうじゅつのとおり、診療しんりょうガイドラインではこのような粗製そせい止血しけつたい使用しよう推奨すいしょうされていない[7]

手足てあし切断せつだんとう重傷じゅうしょうにより動脈どうみゃくせい出血しゅっけつしょうじ、直接ちょくせつ圧迫あっぱく止血しけつほうでは止血しけつすることが困難こんなん患者かんじゃたいして、傷口きずぐちより2–3インチ (5.1–7.6 cm)中枢ちゅうすうがわつよしば血液けつえきめる。もし最初さいしょ止血しけつたい出血しゅっけつをコントロールしきれない場合ばあいは、だい2の止血しけつたいならべて止血しけつする。出血しゅっけつ持続じぞくする場合ばあい、あるいは末梢まっしょう脈拍みゃくはくさわする場合ばあいには、出血しゅっけつおよび脈拍みゃくはく消失しょうしつするまで緊縛きんばくする[8]。このように、止血しけつたい使用しようにあたっては、そのとおくらいりゅう完全かんぜん遮断しゃだんすること、またそれにともなって止血しけつたいほどこした部位ぶいつよ緊縛きんばくすることから、コンパートメント症候群しょうこうぐん血管けっかん神経しんけいだんきれなどのおもあつ合併症がっぺいしょうのリスクがたかく、救命きゅうめいできた場合ばあいにも切断せつだん必要ひつようとなることもありうる[7]

このように危険きけんともなうことから、アメリカ心臓しんぞう協会きょうかい(AHA)の国際こくさいガイドラインでは、2005ねんばん使用しよう推奨すいしょうとなり、たいテロ戦争せんそうでの使用しよう経験けいけんまえて2010年版ねんばんでは復活ふっかつしたものの、せんもん訓練くんれんけた要員よういん専用せんよう製品せいひんもちいる場合ばあい限定げんていするとともに、上記じょうきのような合併症がっぺいしょうについて厳重げんじゅう注意ちゅういうながしている[7]アメリカぐん戦術せんじゅつてき戦傷せんしょう救護きゅうごガイドライン(Tactical Combat Casualty Care: TCCC)英語えいごばんでも、切断せつだん四肢ししからの出血しゅっけつのコントロールに使つかうのでなければ、負傷ふしょうしゃショック状態じょうたいでない場合ばあい出血しゅっけつ有無うむ監視かんしできる場合ばあいは、止血しけつたいではなく止血しけつガーゼ圧迫あっぱく包帯ほうたいによる直接ちょくせつ圧迫あっぱく止血しけつ変更へんこうするよう推奨すいしょうしている。手段しゅだん出血しゅっけつがコントロールできる場合ばあいには、2時間じかん以内いない止血しけつたい除去じょきょするべきとされているが、ぎゃくに6時間じかん以上いじょう緊縛きんばくしていた場合ばあいには、血液けつえき検査けんさなどで状態じょうたい確認かくにんしないかぎりは除去じょきょすべきではないとされている。このため、止血しけつたい使用しようには止血しけつ時間じかんおよび適用てきよう部位ぶい明確めいかく記載きさいする必要ひつようがある[8]

ただし戦場せんじょうにおいて有用ゆうようせい確認かくにんされたほか、じゅう犯罪はんざいテロリズム対抗たいこうする必要ひつよう増大ぞうだいするとともに、民間みんかん分野ぶんやでも採用さいようひろがっている。日本にっぽん消防しょうぼうでも、ラグビーワールドカップ2019(Wはい)や2020ねん東京とうきょうオリンピックひかえた2017ねん3がつ総務そうむしょう消防庁しょうぼうちょう検討けんとうかいが「救急きゅうきゅうたいいんがターニケットの知識ちしきおよび技術ぎじゅつ習得しゅうとくしていくことが期待きたいされる」と指摘してき同年どうねん8がつ時点じてんではやく730の消防しょうぼう本部ほんぶのうち4.4%しか配備はいびしていなかったが、2020ねん8がつ時点じてんでは87.1%が導入どうにゅうするにいたった[9]

紀元前きげんぜん4世紀せいきアレクサンドロス3せいころには使用しようされていた[10]。ローマじん切断せつだん出血しゅっけつ制御せいぎょするのに、かわ青銅せいどうのストラップからつくられたものを使用しようした[11]

1718ねん、フランスじん外科医げかいジャン・ルイ・プティ英語えいごばんフランス語ふらんすごばんが、手術しゅじゅつちゅう出血しゅっけつおさえるためにネジしき止血しけつたい作成さくせいした。それ以前いぜんのものはロッドで包帯ほうたいくもの(Turnするものを由来ゆらいとするTourniquet)であった。

1785ねんギルバート・ブレインきょうは、戦闘せんとうには英国えいこく海軍かいぐん水兵すいへいいちにん一人ひとり止血しけつたい携行けいこうすべきであると提唱ていしょうした。

たすけてもらうまえ出血しゅっけつ多量たりょう死亡しぼうしたり、出血しゅっけつ多量たりょう手術しゅじゅつができなくなったりすることはよくある。これをふせぐために、大量たいりょう出血しゅっけつさい手足てあししばるためのガーターやロープを各人かくじん携帯けいたいさせることが提案ていあんされ、実践じっせんされたこともある。その厳粛げんしゅくさが一般人いっぱんじん威圧いあつしかねないという異論いろんがあるとしても、すくなくとも将校しょうこうなんらかの予防よぼうさくこうじるべきである。とくに、将校しょうこうおおく、しかも最高さいこう階級かいきゅうものは、もっと危険きけん状況じょうきょうのひとつであるクォーターデッキに配置はいちされており、外科げかとその助手じょしゅ配置はいちされているコックピットからとおはなれている。わたし友人ゆうじんであるアルフレッドごうのベイン大尉たいい死因しいんはこれであった。かれまる銃弾じゅうだんひざをひどくくだかれ、四肢しし切断せつだんする必要ひつようがあった。このような機会きかい提督ていとくわたしがわにいることをゆるしてくれたので、わたしはポケットに簡単かんたん構造こうぞう止血しけつたいをいくつかれておいた。[12][13][14][15][16][17][18][19][20]

1864ねんジョゼフ・リスター止血しけつ器具きぐ使用しようした輸血ゆけつじゅつ考案こうあんした[21][22]。1873ねんフリードリヒ・フォン・エスマルヒ英語えいごばんドイツばんが、止血しけつしつ同時どうじおこなうゴム包帯ほうたい発表はっぴょうした[23][24]。この器具きぐエスマルヒたいとしてられている[24]。1881ねんリヒャルト・フォン・ヴォルクマン英語えいごばんドイツばんは、エスマルヒたいをきつくきすぎると麻痺まひこる可能かのうせいがあることを指摘してきした[21]。エスマルヒたい空気くうきてき使用しようにより、じゅうあつし永続えいぞくてき四肢しし麻痺まひ症例しょうれい多数たすう報告ほうこくされている[25][24][21][13][14][15][16][17][18][19][20]空気圧くうきあつしき弾性だんせい止血しけつたいでかなりのかず圧迫あっぱく麻痺まひ観察かんさつしたのち、ハーヴェイ・クッシングは1904ねん空気圧くうきあつしき止血しけつたい開発かいはつした[21][26]空気圧くうきあつしき止血しけつたいは、エスマルヒたいよりも2つのてんすぐれていた[21]

1908ねんアウグスト・ビーア英語えいごばん[27][28]は、全身ぜんしん麻酔ますいやく使用しようせずに四肢しし麻酔ますいするために、静脈じょうみゃく内局ないきょくしょ麻酔ますいとともに2つの空気くうきしき止血しけつたい使用しようした[29]。1980年代ねんだいはじめには、マイクロプロセッサー制御せいぎょ空気くうきしきたいシステムがジェームズ・マキューエンによって発明はつめいされた[30][31][32]。これらの最新さいしん電子でんし制御せいぎょ空気くうきしきたいシステムは、一般いっぱん止血しけつカフない圧力あつりょく目標もくひょう圧力あつりょくの1%以内いない調節ちょうせつし、膨張ぼうちょう時間じかんをリアルタイムで監視かんしできる[21]最新さいしん空気くうきしきたいシステムには、カフあつ危険きけんなほどたかいまたはひく場合ばあい使用しようしゃにアラームをはっする視聴覚しちょうかくアラーム、自動じどうセルフテストおよびキャリブレーション、バックアップ電源でんげんふくまれている[15]

2000年代ねんだいはいると、医学部いがくぶ教授きょうじゅもと救急きゅうきゅうであるノアム・ガブリエリー英語えいごばんにより、シリコンリング止血しけつたい弾性だんせいリング止血しけつたい)が開発かいはつされた。シリコーンリング止血しけつたいは、器具きぐけているあいだ四肢ししから血液けつえき滲出しんしゅつさせ、所望しょもう閉塞へいそく位置いちたっすると四肢しし閉塞へいそくさせる[33]。ほとんどの整形せいけい外科げかてき四肢しし処置しょちにおいて安全あんぜん代替だいたいほうであることが判明はんめいしているが、現代げんだい止血しけつ器具きぐ使用しよう完全かんぜんってわるものではない[34][35]最近さいきんでは、救急きゅうきゅう医療いりょう血管けっかん処置しょち分野ぶんやでシリコンリング止血しけつたい使用しようされている[36][37]最近さいきん空気くうきしき止血しけつシステムのほとんどは、患者かんじゃ四肢しし閉塞へいそくあつ(LOP)を測定そくていし、測定そくていされたLOPにもとづいて止血しけつあつ推奨すいしょうし、より安全あんぜんひく止血しけつあつ設定せっていする機能きのうそなえている[15]四肢しし閉塞へいそくあつとは、「特定とくてい患者かんじゃ四肢しし特定とくてい位置いちに、特定とくてい止血しけつカフを特定とくてい時間じかん装着そうちゃくし、カフからとおくらい四肢ししへの動脈血どうみゃくけつながれをめるために必要ひつよう最小さいしょう圧力あつりょく」と定義ていぎされる[15]

だい世界せかい大戦たいせんべいぐん止血しけつたい使用しよう縮小しゅくしょうした。その理由りゆうは、装着そうちゃくしてから医療いりょう機関きかん到着とうちゃくするまでの時間じかん非常ひじょうながく、血行けっこう停止ていしによるダメージがしつによるダメージよりもおおきかったからである 21世紀せいきはいってから、米国べいこく当局とうきょくは、治療ちりょうおくれが劇的げきてき減少げんしょうしたため、軍事ぐんじ軍事ぐんじ両方りょうほう状況じょうきょう止血しけつたい使用しよう復活ふっかつさせた。バージニアしゅう警察けいさつやダラス、フィラデルフィア、その大都市だいとし警察けいさつは、止血しけつたいやその高度こうど包帯ほうたい提供ていきょうしている。アフガニスタンとイラクでは、ベトナム戦争せんそうの7パーセントと比較ひかくして、重度じゅうど出血しゅっけつをした兵士へいしのわずか2パーセントしか死亡しぼうしなかったが、これは止血しけつたい医師いしへの迅速じんそくなアクセスのわせによるものであった[citation needed] 2005ねんから2011ねんあいだに、止血しけつたいはイラク戦争せんそうとアフガニスタン戦争せんそうから2,000にんのアメリカじんいのちすくった[38]民間みんかんでは、救急きゅうきゅうたい到着とうちゃくするまえから止血しけつたい装着そうちゃくした患者かんじゃ搬送はんそうしたり、止血しけつたいのぞきほそどう一緒いっしょ救急きゅうきゅうよう使用しようしたりすることがおこなわれている。

現在げんざい止血しけつたいをテストするための基準きじゅん存在そんざいしないが、適切てきせつ圧力あつりょく確実かくじつ発生はっせいさせるための装置そうちがいくつか提案ていあんされており、これにはおおくの商用しょうようシステムや、だい部分ぶぶん3Dプリントできるオープンソースシステムがふくまれる[39]。これにより止血しけつたい分散ぶんさん製造せいぞう可能かのうとなる[40][41]

応急おうきゅう処置しょち以外いがい使用しようれい

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ターニケット

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手術しゅじゅつの阻血時間じかんをカウントするためのターニケット内蔵ないぞうタイマー

整形せいけい外科げか領域りょういき四肢しし手術しゅじゅつおこなさいじゅつからの出血しゅっけつ防止ぼうし、に使用しようされることがあるが、この場合ばあいは、空気圧くうきあつしきなど、緊縛きんばくあつほろ調整ちょうせい可能かのうなものが使用しようされる。これは通常つうじょう日本にっぽんではターニケットばれる。時間じかん管理かんりするためにタイマーを内蔵ないぞうしている。また、ターニケットによる上腕じょうわん末梢まっしょうがわ局所きょくしょ麻酔ますいやく注入ちゅうにゅうすることで、前腕ぜんわん以遠いえん麻酔ますいすることが可能かのうである(静脈じょうみゃくない区域くいき麻酔ますい)。

たい

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たい手前てまえあおいゴムバンド)で静脈じょうみゃくをうっけつさせて、採血さいけつおこなっている。

静脈じょうみゃく注射ちゅうしゃ採血さいけつさいには、静脈じょうみゃくうつとどこおさせて血管けっかんやすくするためにたい(くけつたい)がもちいられる。これはりゅうめるというてんでは止血しけつたい同様どうようであるが、止血しけつたい動脈血どうみゃくけつりゅうめるため動脈どうみゃくあつこうする必要ひつようがあるのにたいし、たいでは静脈じょうみゃくあつけない程度ていど圧力あつりょくくわえられればいことから、止血しけつたいしてはるかに簡素かんそである。

ボディービルダーなどがりゅう制限せいげんしててい負荷ふかこう効率こうりつ加圧かあつトレーニングおこなさいに、うでなどにバンドを場合ばあいがある。

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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出典しゅってん

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外部がいぶリンク

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