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洗面器 - Wikipedia

洗面せんめん(せんめんき)とは、ひとかおあらうために湯水ゆみずれるうつわはこ可能かのう容器ようき別名べつめい洗面せんめんボウル)のことを場合ばあいおおいが、洗面せんめんだい一部いちぶとしてけられたものも洗面せんめんという。後者こうしゃ手洗てあらい[1]取付とりつけよう洗面せんめん[2]ともいう。

洗面せんめん

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ケロリンおけ

そこひらたい形状けいじょうのもので洗面せんめんしょ浴室よくしつかれる[3]日常にちじょうてきもちいられるようになったのは鎌倉かまくら時代ときよからであるとされる[3]

素材そざいとしては、かつては陶製とうせいのものやサクラきょくぶつなどももちいられたが[3]明治めいじ時代じだいはいってからは真鍮しんちゅうせいアルミせい琺瑯ほうろうびきのものが「洗面せんめん」として普及ふきゅうした[3]

今日きょうでは合成ごうせい樹脂じゅしせい湯桶ゆとうケロリンおけのような)のものもおおい。

取付とりつけよう洗面せんめん

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壁掛かべかがた蛇口じゃぐち側面そくめん開口かいこうはポップアップあな

衛生えいせい設備せつびとしての洗面せんめん手洗てあらいには壁掛かべかがたのほか、ペデスタルがた化粧けしょう洗面せんめんだいなどがある[4]壁掛かべかがたには角形かくがたすみきなどの形状けいじょうがある[1]取付とりつけよう洗面せんめん設置せっちしている場所ばしょ洗面せんめんだい(せんめんだい)、化粧けしょうだい(けしょうだい)、部屋へやふくめて洗面せんめんしょ(せんめんじょ)と場合ばあいがある。

構造こうぞう

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取付とりつけよう洗面せんめん陶器とうき琺瑯ほうろうせいおおく、給排水きゅうはいすい設備せつび一体いったいになるよう施工しこうされている場合ばあいおおい。壁掛かべかがたはブラケットでかべ固定こていされ、おく部分ぶぶんをバック、えん部分ぶぶんそで(そで)という[1]

洗面せんめん設備せつびにはみずせんあな、ポップアップあなくさり取付とりつけあななどがひらいている[1]給水きゅうすい給湯きゅうとう配管はいかんみずせんあな接続せつぞくされ、その上部じょうぶみずせん蛇口じゃぐち)がけられ湯水ゆみずるようになっている。みずせん部分ぶぶんれるため衛生えいせいすいせんやフラッシュべんもちいられる[1]赤外線せきがいせん感知かんちしき自動じどうフラッシュべんのもの(自動じどうすいせん)もある[1]。また温水おんすいすいせんもうけられる場合ばあいもある。

排水はいすいこうせんがあればじて湯水ゆみずをためることができる。排水はいすいこうくさり取付とりつけあなあらかじけたくさりつきのゴムせんもちいるかボタンなどの操作そうさ開閉かいへいするようになっている。また、排水はいすいこうじた場合ばあい上部じょうぶからみずあふさないよう補助ほじょてき排水はいすいこうであるポップアップあな(オーバーフローこう)が上部じょうぶいている。排水はいすい排水はいすいトラップとお下水げすいみちびかれる。

かがみづけたなづけのものもある[2]通常つうじょう前面ぜんめん開放かいほうされているがキャビネットに収納しゅうのうされている場合ばあいもある。

住宅じゅうたくなど1-2人ふたりよう便所べんじょ設置せっちしている場合ばあいには便器べんき給水きゅうすいタンクへ給水きゅうすいする蛇口じゃぐち一部いちぶ露出ろしゅつさせ、手洗てあらいのためのみずきょうする方法ほうほうるものもある。

また、寝台しんだいしゃキャンピングカーなどスペースを有効ゆうこう利用りようするためテーブルなどと兼用けんようとする事例じれいもある。

公共こうきょう場所ばしょなどに設置せっちしてあるものには3にん以上いじょう利用りようきょうする大型おおがたのものもある。

製造せいぞうメーカー

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b c d e f 職業しょくぎょう能力のうりょく開発かいはつ総合そうごうだい学校がっこう基盤きばん整備せいびセンター『改訂かいてい設備せつび施工しこうけい基礎きそ』2008ねん、99ぺーじ
  2. ^ a b 意匠いしょう分類ぶんるい定義ていぎカード(D5) 特許庁とっきょちょう
  3. ^ a b c d 岩井いわい広實ひろみ監修かんしゅう工藤くどういんこうへんみん事典じてん』 p.186 2008ねん
  4. ^ 職業しょくぎょう能力のうりょく開発かいはつ総合そうごうだい学校がっこう基盤きばん整備せいびセンター『改訂かいてい設備せつび施工しこうけい基礎きそ』2008ねん、100ぺーじ

関連かんれん項目こうもく

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