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灸 - Wikipedia

やいと

もぐさ皮膚ひふじょう燃焼ねんしょうさせておこなう伝統でんとうてき代替だいたい医療いりょう民間みんかん療法りょうほう

やいと(きゅう、やいと)とは、もぐさ(もぐさ=ヨモギを陰干かげぼしし、裹にえるだけせん精製せいせい取得しゅとくしたもの)を皮膚ひふじょう部位ぶい選択せんたくして燃焼ねんしょうさせることによって病態びょうたい治療ちりょうてき介入かいにゅうおこな伝統でんとうてき代替だいたい医療いりょう民間みんかん療法りょうほうである。中国ちゅうごく医学いがくモンゴル医学いがくチベット医学いがくなどでおこなわれる。もぐさ皮膚ひふせててんける方法ほうほう標準ひょうじゅんとされるが、種々しゅじゅやいとほう存在そんざいする(#やいとほう種類しゅるい参考さんこう)。現在げんざいでは燃焼ねんしょうさせるわりに光線こうせん利用りようするれいもあるが、一般いっぱんてきとはえない。

やいと(『万象ばんしょう妙法みょうほうしゅうよしみなが3ねんじょかん
ひだりより:やいと(1ばんうす)、やいと(2ばんうす)、温灸おんきゅうかずやいとなみきゅう)、じゅんやいと上級じょうきゅう
やいとのセット
間接かんせつてき熱処理ねつしょり使用しようされるやいと接着せっちゃくせいのあるやいと現代げんだい産品さんぴんとして中国ちゅうごく日本にっぽん韓国かんこくられている。ベース部分ぶぶん治療ちりょうポイントに自己じこ粘着ねんちゃくするのは普通ふつうである。
やいとあたま

生理せいりてきには、経穴けいけつ(つぼ)とばれる特定とくてい部位ぶいたい温熱おんねつ刺激しげきあたえることによって生理せいり状態じょうたい変化へんかさせ、疾病しっぺい治癒ちゆするとかんがえられている。おなじツボを使用しようする急性きゅうせい疼痛とうつう病変びょうへん施術しじゅつされてきたのにたいやいと慢性まんせいてき疾患しっかんたいして選択せんたくされてきた。

セルフケアとして自己じこほどこせやいともなされ、かつてはもぐさひね皮膚ひふじょうじかえるのが主流しゅりゅうであったが、いますで成形せいけいされた各種かくしゅやいと製品せいひんれいとして「せんねんやいと」やぼうやいとなど)をもちいることがおおくなりつつある。これら既製きせいひんは、もぐさ部位ぶい皮膚ひふとのあいだ間隙かんげき作成さくせいされており、輻射熱ふくしゃねつによる刺激しげきおこなうため、火傷かしょうあときにくい。現在げんざいでは美容びようじょう観点かんてんから多用たようされるが、効力こうりょくとしては、古来こらい直接ちょくせつやいとおよばないとされる。

日本にっぽんでは医師いし以外いがいものやいとごうとしておこな場合ばあいやいと免許めんきょ必要ひつようである。治療ちりょうとしては、毎日まいにちまたは数日すうじつおきに反復はんぷくして皮膚ひふ微細びさい火傷かしょう更新こうしんしていくかたちとなる。きゅうほどこせやいとポイントを指示しじてんやいとという)し、患者かんじゃ自身じしん自分じぶんほどこせやいとおこなかたち歴史れきしてきにも一般いっぱんてき方法ほうほうである。

やいと歴史れきし

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やいと起源きげんやくさんせんねんまえ古代こだい中国ちゅうごく北方ほっぽう地方ちほうにおいて発明はつめいされた。おおくの地方ちほう皮膚ひふくことを治療ちりょう行為こういとする伝記でんきのこっている。

日本にっぽんにおいてやいとえきなどの伝統でんとう中国ちゅうごく医学いがく概念がいねんずい使遣唐使けんとうしなどによってもたらされた。やいと律令りつりょう制度せいど仏教ぶっきょうとも日本にっぽん伝来でんらいしたが、江戸えど時代じだいに「弘法大師こうぼうだいしかえったやいとほう」としてあらたな流行りゅうこうとなり、現在げんざい各地かくち弘法ぐほうやいとばれてつたわっている。またほかにも「家伝かでんやいと」として無量寺むりょうじやいと四ツ木よつぎやいとなどがある。これらのやいとほううみやいとばれ、とくねつ刺激しげきつよく、皮膚ひふ損傷そんしょうはげしいため、あまり一般いっぱんしていない。うみやいと日本にっぽんにおいて腰痛ようつう神経痛しんけいつうなど様々さまざま症状しょうじょうもちいられるが、実際じっさいのところはものよう)などにもちいたのではないかともかんがえられる。

鍼とはことなって、おく細道ほそみちにも『三里さんりやいとすゆるより』とあるように、旅路たびじでのあしつかれをいやしたり、徒然草つれづれぐさにあるように「40さい以上いじょうもの三里さんりやいとをすると、のぼせ(高血圧こうけつあつ)をげる」というように、やいとをすることは庶民しょみん民間みんかん療法りょうほうてき側面そくめんつよくしながらつたわっていった。

もちろん公家くげかんあいだでもやいとほう発達はったつし『名家めいかやいとせん』や『やいとほう指南しなん』などといった書物しょもつ編纂へんさんされた。戦後せんご活躍かつやく昭和しょうわめいやいとわれた深谷ふかや伊三郎いさぶろうは『みかどあかりどうやいとけい』や『名家めいかやいとせん』などをんで深谷ふかややいとほうつくげた。かれやいとほうは、ちゅう医学いがくおこなわれているやいとほうあなれており、そのツボにやいとすることで効能こうのう現在げんざいおおくの鍼灸しんきゅう多大ただい影響えいきょうあたえている。

やいとえる

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子供こどもなどをつよしか意味いみ言葉ことばとして『やいとえる』『やいとをえる』という言葉ことばがあったが、家庭かていでのやいとおこなわれなくなったため、あまりかれなくなった。言葉ことばとお指頭しとうだいやいと四肢しし背部はいぶ臀部でんぶなどにえて我慢がまんをさせるしつけであるが、これにより「やいとはやけどがのこるほどあついもの」というイメージが定着ていちゃくすることとなった。またやいと医療いりょうとしての価値かちそこなわれる言葉ことばでもあった。

実際じっさい鍼灸しんきゅういんなどで使つかわれているやいとべいつぶだいはんべいつぶだいやいとあつくなるとねつやいと主流しゅりゅうなので、ひとによりねつかんはだよわさによってことなってくるが、チクリとする程度ていどあつ程度ていどないしえるかえない程度ていどのやけどであることがおおい。 ただし、上記じょうきにある弘法ぐほうやいと家伝かでんやいとのように故意こい火傷かしょううみ形成けいせいすると、免疫めんえきちからたかまるとわれているが、実際じっさい免疫めんえきりょくがるかどうかは、綿密めんみつ研究けんきゅうされていないため、安易あんいおこなうには疑問ぎもんのこる。

上述じょうじゅつのように、過去かこやいとが「お仕置しおき」や「制裁せいさい」の手段しゅだんとしておこなわれてきたことから、「おやいと」という言葉ことばはかなりむかしから、そのような意味いみ隠喩いんゆ(メタファー)としてももちいられてきた。1990ねんころまでは新聞しんぶん記事きじなどにも、「汚職おしょく公務員こうむいんきびしいおキュウ」などとかれたことがある。しかし、やいとひがしアジアの伝統でんとうてきすぐれた医療いりょうであり、こうした意味いみ使つかわれるのはこのましくないと、日本にっぽん鍼灸しんきゅうかい主張しゅちょうし、現在げんざい使つかわれなくなった。

自律じりつ神経しんけいなどに作用さようして、内分泌ないぶんぴつ影響えいきょうあたえることが確認かくにんされており、局所きょくしょ火傷かしょうから加熱かねつ蛋白たんぱくたいヒストトキシン)は、ちゅう吸収きゅうしゅうされ、各種かくしゅ幼弱ようじゃく白血球はっけっきゅう増加ぞうかして免疫めんえき機能きのう亢進こうしんすることがみとめられている。

  • ぞう作用さよう - やいとをすることで赤血球せっけっきゅうやし、りゅうくする
  • 止血しけつ作用さよう - やいとをすることで血小板けっしょうばんはたらきをくし、治癒ちゆ促進そくしんうながす。
  • 強心きょうしん作用さよう - やいとをすることで白血球はっけっきゅうやし、外敵がいてきから防御ぼうぎょする。

やいとほう種類しゅるい

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ここではやいとほういちれい紹介しょうかいする。やいとは、皮膚ひふうえ直接ちょくせつえてやいとこんのこゆうこんやいとと、直接ちょくせつえるがやいとこんのこすことを目的もくてきとしないまたは直接ちょくせつえないあとやいととにおおきく二分にぶんされる。

ゆうこんやいと

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とおるねつやいと
本来ほんらいの「やいとほう」はこれをし、皮膚ひふうえ直接ちょくせつモグサをひねったものであるもぐさ炷(がいしゅ)をてて線香せんこうをつけてききる。もぐさ炷のおおきさはやいとほうによってさまざまであるがべいつぶだい(べいりゅうだい)やはんべいつぶだい(はんべいりゅうだい)が基本きほんである。
焼灼しょうしゃくやいと
うお胼胝だこ(タコ)など角質かくしつした部位ぶいえる。かたくひねったもぐさ炷によって角質かくしつした部位ぶいとす。角質かくしつした部位ぶいにうまくたればあつさはあまりかんじない。
うみやいと
大豆だいずだいから指頭しとうだいやいとききり、その部位ぶい膏薬こうやくって故意こい化膿かのうさせる。本来ほんらいは、膿瘍のうようようしゅもちいられたとかんがえられるが、日本にっぽんでは化膿かのうすることにより白血球はっけっきゅうかず増加ぞうかさせて免疫めんえきちからたかめるやいとほうといわれる。おおきなやいとこんのこすため一部いちぶやいと療所でのみおこなわれ、家伝かでんやいととしてつたえられている。
ちょくやいとてんやいと
そのとおり、皮膚ひふうえてんけてそのうえもぐさ炷をてる。やりかたとおるねつやいとおなじであるが、治療ちりょういん鍼灸しんきゅうによってはねつやいとおなじやりかたをしているところもある。

あとやいと

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ねつやいと
べいつぶだいはんべいつぶだいを8ふんはちふんやいとおおもぐさ炷(シュ)をつくりねつかんじると方法ほうほうがある。
へだたものやいと
もぐさしたものいて伝導でんどうねつつたえるやいとしたくものとしてはしょうがやにんにく、ビワの、ニラ味噌みそしお附子ふしなどがある。したもの薬効やっこう成分せいぶん温熱おんねつ刺激しげき目的もくてきとしたやいとほう
台座だいざやいとゆたかとうやいと円筒えんとうやいと
既製きせい台座だいざまたはつつじょう空間くうかんつく台座だいざとするへだたものやいと一種いっしゅ。せんねんやいとやカマヤやいと長生ちょうせいやいと(レギュラー、ライト)、つぼやいとなどの商品しょうひんめい市販しはんされてものもこれにふくまれる。現在げんざいもっと一般いっぱんやいとである。
ぼうやいと
棒状ぼうじょうやいとをそのままちかづけるまたはせんよう器具きぐ使つかってちかづける。輻射ふくしゃねつあたためるやいと中国ちゅうごく主流しゅりゅうやいとほう
やいとあたま
皮膚ひふに鍼をとげ鍼してその鍼柄にまるめたやいとをつけてをつける。鍼の刺激しげきやいと輻射熱ふくしゃねつ同時どうじあたえることが出来できる。元来がんらいは鍼頭やいとばれ、これをおこなったのは中国ちゅうごくからかえった笹川ささかわさとしきょう日本にっぽん最初さいしょである。当時とうじ極端きょくたんはすした鍼の鍼柄にもぐさをからませて、やいとをメインとした治療ちりょうほうであった。現在げんざいられる「やいとあたま鍼」は赤羽あかはねみゆき兵衛ひょうえからであり、鍼とやいと両方りょうほう効果こうか期待きたいしたのはここからである。また、中国ちゅうごくでは「ゆたか鍼」とばれ、日本にっぽんのように丸々まるまるもぐさかためるのではなく、鍼にもぐさちょうほそけるようなかんじでおこなう。
薬物やくぶつやいと
もぐさ使用しようせず、からだうえ薬品やくひんって皮膚ひふねつつたえるやいとべにやいとうるしやいとみずやいとあぶらやいと硫黄いおうやいとなどがある。
はこやいと
ばこますやいとわくにして、なか金網かなあみなどでそこつくり、などでぶたつくる。はこのでもぐさやすことで、皮膚ひふ燻蒸くんじょうしたり、輻射熱ふくしゃねつあたためたりする[1]材質ざいしつはヒノキがおおく、はらこし背中せなかなどをあたためる。中国ちゅうごくではもぐさ盒灸ともしょうされる。
綿めんやいと綿花めんかやいと
湿しめらせた綿花めんかうえもぐさせて線香せんこうをつける。
ガーゼやいと
湿しめらせたガーゼのうえもぐさ炷をせてライターで直接ちょくせつく。

名家めいかやいとなど

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深谷ふかややいとほう
深谷ふかや伊三郎いさぶろう秘伝ひでんやいととして有名ゆうめいやいとほうである。やいとの8文目あやめあたりがえたくらいで竹筒たけづつほどこせやいとおおうという特殊とくしゅとおるねつやいとおこなう。
よんほとりやいと
かさ(おでき)のやいとほうとして使つかう。かさよんほとり(まわり)に鍼をし(水平すいへいとげかさ中心ちゅうしんむかってす)また糸状いとじょうやいと間隔かんかくをおいてしゅうらす方法ほうほうである。
てんじょうやいと
てんじょう糸状いとじょうこまかいもぐさ炷(シュ)を経穴けいけつかかわらず患部かんぶならべてほどこせやいとする施術しじゅつほうである。筋違すじちがいや、むねくさりちち突筋の緊張きんちょうなどに応用おうようする。

刺激しげきりょう(ドーゼ)

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  1. もぐさ炷の大小だいしょうもぐさ炷のおおきいものは刺激しげきつよく、ちいさいものは刺激しげきよわ
  2. ひねりの硬軟こうなん:ひねりのかたいもの刺激しげきつよく、やわらかいものは刺激しげきよわ
  3. たけしすうたけしすうおおいものは刺激しげきつよく、たけしすうすくないものは刺激しげきよわ
  4. ほどこせやいとほう手技しゅぎによりほどこせやいと強弱きょうじゃくかれる

感受性かんじゅせい

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属性ぞくせい 感受性かんじゅせい
たか ひく
やいとしゃ年齢ねんれい 小児しょうに老年ろうねん 青年せいねん壮年そうねん
やいとしゃ性別せいべつ 女子じょし 男子だんし
やいとしゃ体質たいしつ 虚弱きょじゃくもの神経質しんけいしつもの 頑健がんけんもの多血質たけつしつもの脂肪しぼうしつもの
やいとしゃ栄養えいよう状態じょうたい 不良ふりょうもの 佳良かりょうもの
やいとしゃ労働ろうどう 精神せいしん労働ろうどうしゃ 肉体にくたい労働ろうどうしゃ
やいとしゃやいと経験けいけん 経験けいけんしゃ 経験けいけんしゃ
刺激しげき部位ぶい かお手足てあしなど こしなど

施術しじゅつ禁忌きんき

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顔面がんめん化膿かのうこしやすい部位ぶいあさそうだい血管けっかんがある部位ぶい皮膚ひふびょう患部かんぶ妊産婦にんさんぷ下腹かふくなどへの直接ちょくせつやいと

やいとではすくなかったり、あまったりするとおぎなったり、瀉したりすることでからだととのえる

項目こうもく する方法ほうほう 瀉する方法ほうほう
もぐさしつ 良質りょうしつもぐさもちいる 良質りょうしつでないもぐさもちいる
もぐさおおきさ ちいさいもぐさもちいる おおきいもぐさもちいる
もぐさかた もぐさやわらかくねじ もぐさかたねじ
もぐさ形状けいじょう もぐさ炷をたかくし、底面ていめんせまくする もぐさ炷をひくくし、底面ていめんひろくする
もぐさ皮膚ひふとの距離きょり 皮膚ひふかる付着ふちゃくさせる 皮膚ひふ密着みっちゃくさせる
もぐさやしかた かぜおくらず、自然しぜんえるのを かぜおくって、いてはや
もぐさ燃焼ねんしょう温度おんど ひくくする(心地ここちよいねつかん たかくする(つよねつかん
もぐさかた はいうえあたらしいもぐさかさねてほどこせやいとする はい除去じょきょしながらほどこせやいとする
たけしすう回数かいすう すくなくする おおくする

ろくじゅうきゅうなんによるあな

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ろくじゅうきゅうなんによるあなは、その臓腑ぞうふ不足ふそくした場合ばあいはそのははおぎない、充満じゅうまんした場合ばあいはそのを瀉せとしている。

ほう 瀉法
きょけい あな じつけい あな
けい けい水穴みずあなみずけい水穴みずあな けい けいあなけいあな
けい けいあなけいあな けい けい土穴つちあなけい土穴つちあな
けい けいあなけいあな けい けい金穴きんけつきむけい金穴きんけつ
きむけい きむけい土穴つちあなけい土穴つちあな きむけい きむけい水穴みずあなみずけい水穴みずあな
みずけい みずけい金穴きんけつきむけい金穴きんけつ みずけい みずけいあなけいあな
臓腑ぞうふ きょしょうほう 実証じっしょうの瀉法
きも かげだにきょくいずみ
ちゅうふうあきらうみ
しょう行間ぎょうかん
しん だいあつししょうちゅう
ちゅうふうつうさとうちせき
神門ごうど太白たいはく
しょうだいろうみや
公孫こうそんつうさとうちせき
けいみぞしょうおか
はい 太白たいはくふとしふち
れつかけ公孫こうそん
かげだにせきさわ
じん けいみぞふくため
あきらうみれつかけ
だいあつしゆういずみ
こころつつみ だいあつしちゅう 太白たいはくだいりょう
きも あし通谷とおりたに侠谿 だに
小腸しょうちょう あし臨泣こう谿 あしさん小海こかい
だにかい谿 しょう厲兌
大腸だいちょう あしさんきょく あし通谷とおりたにあいだ
膀胱ぼうこう しょういたりかげ あし臨泣たばこつ
さんこげ あし臨泣ちゅうなぎさ あしさん天井てんじょう

家畜かちくへの使用しよう

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東洋とうようじゅう医学いがくではうしぶたヤギなどの家畜かちくたいしてもおやいとほどこす。基本きほんてき方法ほうほう人間にんげん同様どうようだが、ツボの位置いちかず相応そうおうことなる。近年きんねん日本にっぽんでも自然しぜん治癒ちゆりょく向上こうじょう繁殖はんしょく障害しょうがい食欲しょくよく不振ふしん解消かいしょう目的もくてきとして、うしぶたにおやいとほどこ講習こうしゅうかいなどのみがおこなわれている[2]

出典しゅってん

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  1. ^ 岡田おかだあきらさんちょ上村うえむら由美子ゆみこ協力きょうりょく『まるごとおやいと百科ひゃっか医道いどう日本にっぽんしゃ、2017ねん7がつ31にち、62-63,90ぺーじ 
  2. ^ 保坂ほさかとらじゅう白水しろうずかんちょ家畜かちくのおやいと民間みんかん療法りょうほう:クスリにたよらず経営けいえい改善かいぜん』、のうやま漁村ぎょそん文化ぶんか協会きょうかい、1997ねん、pp.30-31,34.

  2.えんさとあんかつもと鍼灸しんきゅういんトリカブトのおやいと附子ふしやいと」』2023ねん2がつ13にち

関連かんれん項目こうもく

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