生活協同組合せいかつきょうどうくみあいコープこうべ

生活協同組合せいかつきょうどうくみあいコープこうべ（せいかつきょうどうくみあいコープこうべ）は、兵庫ひょうご県けん神戸こうべ市し東灘ひがしなだ区くに主しゅたる事務所じむしょをおく生活協同組合せいかつきょうどうくみあい。組合くみあい員数いんずうはコープみらい、ユーコープ、コープさっぽろに次ついで4番目ばんめの多おおさ(約やく172.8万まん人にん 2023年ねん3月がつ時点じてん)、総そう事業じぎょう高だか（売上うりあげ高だか）でもコープさっぽろに比肩ひけんする大だい規模きぼな生活せいかつ協同きょうどう組合くみあいで、単一たんいつ生協せいきょうとしては世界せかい的てきに見みても最大さいだいクラスである。スーパーなど小売こうり業界ぎょうかいを取材しゅざいしたレポートでは「巨大きょだい空母くうぼ」とまで形容けいようされることもある。

生活協同組合せいかつきょうどうくみあいコープこうべ
The Consumer Co-operative Kobe

本部ほんぶ（コープこうべ住吉すみよし事務所じむしょ）
種類しゅるい	生活協同組合せいかつきょうどうくみあい
略称りゃくしょう	コープこうべ、コープさん、コープ
本社ほんしゃ所在地しょざいち	日本にっぽん 〒658-8555 兵庫ひょうご県けん神戸こうべ市し東灘ひがしなだ区く住吉本すみよしほん町まち1丁目ちょうめ3-19 北緯ほくい34度ど43分ふん12.9秒びょう 東経とうけい135度ど15分ふん39.6秒びょう
設立せつりつ	1921年ねん4月がつ12日にち
業種ぎょうしゅ	小売こうり業ぎょう
法人ほうじん番号ばんごう	9140005002515
代表だいひょう者しゃ	理事りじ長ちょう 馬場ばば一郎いちろう 組合くみあい長ちょう理事りじ 岩山いわやま利久としひさ
資本しほん金きん	359.0億おく円えん （出資しゅっし金きん 2021年ねん3月がつ31日にち時点じてん）
売上うりあげ高だか	2,694.4億おく円えん （供給きょうきゅう高だか 2021年ねん3月がつ期き）
営業えいぎょう利益りえき	73.9億おく円えん （事業じぎょう剰余じょうよ金きん 2021年ねん3月がつ期き）
純じゅん利益りえき	46.4億おく円えん （税引ぜいびき前ぜん当期とうき剰余じょうよ金きん 2021年ねん3月がつ期き）
純資産じゅんしさん	890億おく円えん（2021年ねん3月がつ期き）
従業じゅうぎょう員数いんずう	9,456人にん（2023年ねん3月がつ31日にち時点じてん）
決算けっさん期き	3月がつ末日まつじつ
外部がいぶリンク	https://www.kobe.coop.or.jp
特記とっき事項じこう：表ひょう内ないデータは概要がいよう、決算けっさん・財務ざいむ報告ほうこく、による。

コープこうべ・コープデイズ豊岡とよおか

事業じぎょう区域くいきは兵庫ひょうご県けん全域ぜんいきと淀川よどがわ以北いほくの大阪おおさか府ふ及および京都きょうと府ふ京きょう丹後たんご市しで、店舗てんぽは神戸こうべ市しを中心ちゅうしんに、西にしは上郡かみごおり町まち、東ひがしは大阪おおさか府ふ三島みしま郡ぐん島本しまもと町まち、北きたは豊岡とよおか市しまで、広範囲こうはんいに渡わたって展開てんかいしている。

沿革えんかく

戦前せんぜん～戦中せんちゅう

• 1918年ねん秋あき、米価べいか大だい暴騰ぼうとう。各地かくちで米べい騒動そうどうが勃発ぼっぱつ。
• 1919年ねん、川崎かわさき造船ぞうせん所しょの職工しょっこうたちが、悪徳あくとく商人しょうにんの手てを経へず、自みずからの手てによる適正てきせい価格かかくでの生活せいかつ物資ぶっしの購入こうにゅうを目指めざし、労働ろうどう組合くみあいの経営けいえいによる「購買こうばい組合くみあい」の設立せつりつを計画けいかく。しかし経営けいえい側がわとの交渉こうしょうが難航なんこうし、労働ろうどう運動うんどう指導しどう者しゃ賀川かがわ豊彦とよひこの助言じょげんにより、那須なす善治よしはるによって労働ろうどう組合くみあいではなく、市民しみん的てきな社会しゃかい事業じぎょうとしての生活協同組合せいかつきょうどうくみあいの設立せつりつを計画けいかく。
• 1921年ねん4月がつ12日にち、日本にっぽん初はつの市民しみんによる生活協同組合せいかつきょうどうくみあい「神戸こうべ購買こうばい組合くみあい」創設そうせつ。当初とうしょの組合くみあい員いんはわずか10名めいだが、年末ねんまつには1,246人にんに増加ぞうか。現在げんざいの神戸こうべ市し中央ちゅうおう区く八幡やはた通どおりに初はつの店舗てんぽを開店かいてん、米べいや醤油じょうゆといった日常にちじょう必需ひつじゅ品ひんの販売はんばいを開始かいし。また、当時とうじ一般いっぱん的てきであった「御用聞ごようきき」も開始かいし。黒くろい自転車じてんしゃに乗のり街がい中ちゅうを走はしり、組合くみあい員いん宅たくを回まわる姿すがたが見みられ、「購買こうばいさん」と呼よばれて親したしまれた（この「御用聞ごようきき」制度せいどは、昭和しょうわ50年代ねんだいまで続つづいた）。
• 一方いっぽう、当時とうじの関西かんさい財界ざいかいの大物おおもの、那須なす善治よしはるが1921年ねん5月26日にち、同様どうように賀川かがわ豊彦とよひこの助言じょげんにより「灘なだ購買こうばい組合くみあい」を創設そうせつ、現在げんざいの神戸こうべ市し東灘ひがしなだ区く住吉すみよしに本部ほんぶを設置せっち。当初とうしょの組合くみあい員いんは約やく300名めいだが、こちらは那須なすの人脈じんみゃくにより、富裕ふゆう層そうの組合くみあい員いんが多おおかった。神戸こうべ購買こうばい組合くみあいとは設立せつりつ基盤きばんが大おおきく異ことなり、これら2組合くみあいはそれぞれの道みちを歩あゆみ始はじめる。
• 1923年ねん9月1日にちに発生はっせいした関東大震災かんとうだいしんさいに対たいし、神戸こうべ購買こうばい組合くみあいと灘なだ購買こうばい組合くみあいは「助たすけ合あい」の精神せいしんに基もとづき、組合くみあい員いんからの義援金ぎえんきんと救援きゅうえん物資ぶっしを送付そうふ。
• 1923年ねん、灘なだ購買こうばい組合くみあいが芦屋あしやに出張所しゅっちょうしょを開設かいせつ。当時とうじ「お屋敷やしき価格かかく」に苦くるしんでいた住民じゅうみんに、大だい歓迎かんげいを受うけた。
• 1924年ねん、神戸こうべ購買こうばい組合くみあいが名称めいしょうを「有限ゆうげん責任せきにん購買こうばい組合くみあい神戸こうべ消費しょうひ組合くみあい」（以後いご「神戸こうべ消費しょうひ組合くみあい」と呼よぶ）と改称かいしょう。原因げんいんは経営けいえい難なんで、設立せつりつ直後ちょくごに勃発ぼっぱつした川崎かわさき・三菱みつびし労働ろうどう争議そうぎの余波よはにより、組合くみあい員いん募集ぼしゅう、利用りよう高だかともに低迷ていめいが続つづいており、これを機きにそれまでの労働ろうどう者しゃ層そう中心ちゅうしんから、一般いっぱん層そうへの基盤きばん拡大かくだいを図はかった。
• 1920年代ねんだいから灘なだ生活協同組合せいかつきょうどうくみあいや神戸こうべ消費しょうひ組合くみあいで「家庭かてい会かい」が行おこなわれ始はじめた。家庭かてい会かいの中なかでは主婦しゅふたちが裁縫さいほうの手順てじゅんや食たべ物ものの保存ほぞんの仕方しかたを学まなびあったり、社会しゃかいや経済けいざいの動うごきの講話こうわ会かいを開催かいさいするなどしていた。「家庭かてい会かい」の活動かつどうは戦後せんごに永谷ながたに晴子はるこらが発展はってんさせ、現在げんざいのコープこうべの組合くみあい員いん活動かつどう（通称つうしょう「くみかつ」）や「コープくらしの助たすけ合あいの会かい」にも受うけ継つがれている。
• 1931年ねん、灘なだ購買こうばい組合くみあいの芦屋あしや出張所しゅっちょうしょが、初はつのセミ・セルフサービス方式ほうしきの店舗てんぽ「組合くみあいストアー」を開店かいてん。アメリカ式しきのスーパーマーケットに似にた店舗てんぽ形態けいたいを採用さいよう。また、料理りょうり講座こうざなども開講かいこう。これらは、地域ちいきの組合くみあい員いんから大だい好評こうひょうをもって迎むかえられた。なお、計量けいりょうや伝票でんぴょう記入きにゅうも組合くみあい員いん任まかせであり、商品しょうひんのロスが増ふえたため、セミ・セルフサービス方式ほうしきは後のちにいったん姿すがたを消けした。
• 1931年ねん頃ごろから、世界せかい恐慌きょうこうの影響えいきょうもあり、景気けいきが悪化あっか。購買こうばい組合くみあいが地元じもと小売こうり商人しょうにんの反感はんかんを買かうことになり「灘なだ購買こうばい打倒だとう運動うんどう」が勃発ぼっぱつ。以後いご数すう年ねんにわたり、購買こうばい組合くみあいつぶしを目的もくてきとした議員ぎいんへの陳情ちんじょうや裁判所さいばんしょへの申もうし立たて、抗議こうぎデモや生協せいきょうの御用聞ごようききへの嫌いやがらせなどが続発ぞくはつした。
• 1931年ねん4月がつ、神戸こうべ消費しょうひ組合くみあいが葺合ふきあい区く旗塚通はたつかどおりに本部ほんぶを移転いてん。同時どうじに商品しょうひん陳列ちんれつ室しつを設置せっち、組合くみあい員いんに取扱とりあつかい品ひんの紹介しょうかいを開始かいし（約やく30種類しゅるい500品目ひんもくを取扱とりあつかい）。
• 1932年ねん末すえ、周辺しゅうへん地区ちくの「わが町まちにも生協せいきょうを」の声こえに応こたえ、灘なだ購買こうばい組合くみあいが西宮にしのみや市森いちもり具ぐに西宮にしのみや出張所しゅっちょうしょを設置せっち、活動かつどう許可きょかを申請しんせいしたがなかなか許可きょかが下おりなかった。
• 1933年ねん2月がつ、西宮にしのみや地区ちくに「西宮にしのみや消費しょうひ組合くみあい」が誕生たんじょう。設立せつりつ背景はいけいが神戸こうべ消費しょうひ組合くみあいと似にていたため、神戸こうべ消費しょうひ組合くみあいと姉妹しまい的てきな関係かんけいを築きずいた。
• 1933年ねん9月、神戸こうべ消費しょうひ組合くみあいが灘なだ区く篠原中しのはらなか町まちの六甲ろっこう支部しぶに、百貨店ひゃっかてん方式ほうしきの店舗てんぽを設置せっち（神戸こうべ消費しょうひ組合くみあいの初はつ店舗てんぽ）。
• 灘なだ購買こうばい組合くみあいの西宮にしのみやでの活動かつどう許可きょかが下おりないため、地域ちいき住民じゅうみんが独自どくじの組合くみあい開設かいせつを企画きかく。これを灘なだ購買こうばい組合くみあいが全面ぜんめん支援しえん、西宮にしのみや出張所しゅっちょうしょを「甲きのえ陽よう消費しょうひ組合くみあい」と改あらため、1934年ねん9月に正式せいしき発足ほっそく。認可にんかは同年どうねん11月がつで、同時どうじに甲子園こうしえん支部しぶを開設かいせつ、東ひがしは森もり具ぐ、南みなみは甲子園こうしえん、北きたは仁川にがわまでをカバーする広範囲こうはんいの組合くみあいとなった。
• 1936年ねん1月がつ、灘なだ購買こうばい組合くみあいは特とくに組合くみあい員いんが増加ぞうかした西にし支部しぶを八幡はちまん支部しぶと改称かいしょう、最新さいしん設備せつびを持もつ店舗てんぽを開店かいてん。これにより、六甲ろっこう地域ちいきにおいて神戸こうべ消費しょうひ組合くみあいと事業じぎょう地域ちいきの重複じゅうふくが発生はっせい。不ふ必要ひつような競争きょうそうやトラブルを避さけるため、同年どうねん7月がつ11日にちに、事業じぎょう境界きょうかいなどを定さだめた地域ちいき協定きょうていを締結ていけつ。両りょう組合くみあい間あいだで、実質じっしつ的てきな共存きょうぞん共栄きょうえい路線ろせんがスタートした。
• 西宮にしのみや地区ちくで、甲きのえ陽よう消費しょうひ組合くみあいと西宮にしのみや消費しょうひ組合くみあいの競合きょうごうが発生はっせい。協同きょうどう組合くみあい運動うんどうに好このましくない状況じょうきょうとなったため、1936年ねん4月がつ、西宮にしのみや消費しょうひ組合くみあいは甲きのえ陽よう消費しょうひ組合くみあいと合併がっぺい。当時とうじ、甲きのえ陽ようが約やく1,100人にん、西宮にしのみやが約やく800人にんであり、計けい1,900人にん規模きぼの大だい規模きぼ消費しょうひ組合くみあいが誕生たんじょう。これは、灘なだ・神戸こうべの各かく組合くみあいも歓迎かんげいし、各かく組合くみあいはさらに良好りょうこうな関係かんけいを築きずいていく。
• 1937年ねん4月がつ、神戸こうべ消費しょうひ組合くみあいが須磨すま支部しぶの店舗てんぽを開店かいてん。同年どうねん7月がつには長田ながた支部しぶを設置せっち、西部せいぶ方面ほうめんへ進展しんてん。また、組合くみあい職員しょくいんを養成ようせいする「神戸こうべ消費しょうひ組合くみあい学校がっこう」を開校かいこう、高等こうとう小学校しょうがっこうの卒業生そつぎょうせいを受うけ入いれ、半年はんとしの課程かていを卒業そつぎょうした者ものは生協せいきょう職員しょくいんとなった。
• 1937年ねん7月がつ、伊丹いたみ消費しょうひ組合くみあい設立せつりつ。
• 1938年ねん4月がつ、灘なだ購買こうばい組合くみあいも消費しょうひ組合くみあい学校がっこうを開校かいこう（甲きのえ陽よう、伊丹いたみの各かく組合くみあい、および大阪おおさかの公益社こうえきしゃと合同ごうどう）。講師こうしに、組合くみあい活動かつどう指導しどう者しゃのほか、関西学院かんせいがくいんや神戸こうべ商しょう大だい（後ごの神戸大学こうべだいがく）など、第だい一線いっせんの教授きょうじゅ陣じんを招まねいた。生徒せいとも、高等こうとう小学校しょうがっこう卒そつから大学卒だいがくそつまで幅広はばひろかった。
• 1938年ねん5月がつ、甲きのえ陽よう消費しょうひ組合くみあいは西宮にしのみや購買こうばい組合くみあい（1932年ねん設立せつりつ）と合併がっぺい。
• 1938年ねん12月19日にち、灘なだ購買こうばい組合くみあい初代しょだい組合くみあい長ちょう・那須なす善治よしはるが逝去せいきょ。享年きょうねん73。
• 1938年ねん7月がつ、阪神はんしん大だい水害すいがい発生はっせい。灘なだ購買こうばい、神戸こうべ消費しょうひの各かく組合くみあいも大おおきな被害ひがいを受うけたが、甲きのえ陽よう消費しょうひ組合くみあいをはじめ周辺しゅうへんの組合くみあいや、被災ひさいをまぬがれた地区ちくの支部しぶ、全国ぜんこく消費しょうひ組合くみあい協会きょうかいなどより支援しえんを受うけ、いち早はやく被災ひさい地区ちくの救援きゅうえんと、商品しょうひんの供給きょうきゅうを再開さいかい。
• 1939年ねん、甲きのえ陽よう消費しょうひ組合くみあいは西宮にしのみや樽だる工こう消費しょうひ組合くみあい（1924年ねん設立せつりつ）と合併がっぺい。
• 1941年ねん、政府せいふによる生活せいかつ必需ひつじゅ品ひんの配給はいきゅう制度せいどが始はじまり、生協せいきょう事業じぎょうに大だい打撃だげきを与あたえる。さらに、同年どうねん12月がつには太平洋戦争たいへいようせんそう開戦かいせん。青少年せいしょうねんの徴兵ちょうへい、軍需ぐんじゅ工場こうじょうへの徴用ちょうよう、また前年ぜんねんに施行しこうされた青少年せいしょうねん雇やとえ入にゅう制限せいげん令れいもあり、各かく組合くみあいでも慢性まんせい的てきな人手ひとで不足ふそくが発生はっせい。さらにガソリン統制とうせいが始はじまり、御用聞ごようききや配達はいたつに深刻しんこくな影響えいきょうを及およぼした。
• 1945年ねん、神戸大こうべだい空襲くうしゅう。灘なだ購買こうばい組合くみあいの本部ほんぶが焼失しょうしつ、また甲きのえ陽よう消費しょうひ組合くみあい本部ほんぶ、支部しぶも壊滅かいめつ的てきな打撃だげき。神戸こうべ消費しょうひ組合くみあいも本部ほんぶ、長田ながた、兵庫ひょうごなどの各かく支部しぶが焼失しょうしつと、各かく組合くみあいは大おおきな被害ひがいを受うけた。

戦後せんご～大だい合併がっぺいまで

• 1945年ねん8月がつ15日にち、終戦しゅうせん。生活せいかつに必要ひつような物資ぶっしがヤミ市場いちばへ流ながれ高騰こうとうする中なか、改あらためて組合くみあいの必要ひつよう性せいが認識にんしきされ、灘なだ・神戸こうべの各かく組合くみあいはいち早はやく復興ふっこうに向むけ立たち上あがる。しかし、全国ぜんこくの生協せいきょうで、第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんを生いき延のびたのは、福島ふくしま消費しょうひ組合くみあいと、灘なだ・神戸こうべのわずか3組合くみあいだけであった。
• 戦後せんごの物価ぶっか高騰こうとうのため、政府せいふは生鮮せいせん食料しょくりょう品ひんについて価格かかく・配給はいきゅう統制とうせいを実施じっし。灘なだ・神戸こうべの組合くみあいは、単たんなる配給はいきゅう機関きかんにとどまらず、独自どくじに荷受にうけを行おこなう必要ひつようを認みとめ、戦前せんぜんの兵へい消しょう連れん（兵庫ひょうご県けん市街地しがいち購買こうばい組合くみあい連合れんごう会かい）を復活ふっかつした上うえ、青果物せいかぶつ荷受にうけ機関きかんの資格しかくを獲得かくとく。さらに水産物すいさんぶつ、衣料いりょう品ひんの荷受にうけ権けんも獲得かくとくし、順調じゅんちょうな物資ぶっし調達ちょうたつ・供給きょうきゅうを実施じっし。
• 1946年ねん6月23日にち、日本にっぽん協同きょうどう組合くみあい同盟どうめいが「協同きょうどう組合くみあい法ほう制定せいてい促進そくしん実行じっこう委員いいん会かい」を結成けっせい、生協せいきょう活動かつどうの自由じゆうを定さだめる法律ほうりつの制定せいていを目指めざし、法案ほうあんの作成さくせいを開始かいし。一方いっぽうで「100万まん人にん署名しょめい・1人ひとり1円えん募金ぼきん募集ぼしゅう運動うんどう」を展開てんかい、65万まん人にんの署名しょめいを集あつめる。
• 1947年ねん、「有限ゆうげん責任せきにん播磨はりま造船ぞうせん所しょ購買こうばい利用りよう組合くみあい」発足ほっそく。戦後せんごの生活せいかつ難なんを乗のり切きるべく組織そしきされた、いわゆる職域しょくいき生協せいきょうである。本部ほんぶは相生あいおい市し。
• 1948年ねん7月がつ5日にち、消費しょうひ生活協同組合せいかつきょうどうくみあい法ほうが成立せいりつ。各地かくちの商工しょうこう会議かいぎ所しょの強つよい反対はんたいによる難産なんざんの末すえの誕生たんじょうであった。これにより、灘なだ購買こうばい組合くみあいが「灘なだ生活協同組合せいかつきょうどうくみあい」（以後いご、灘なだ生協せいきょうと呼よぶ）に、神戸こうべ消費しょうひ組合くみあいは「神戸こうべ生活協同組合せいかつきょうどうくみあい」（以後いご、神戸こうべ生協せいきょうと呼よぶ）に改称かいしょう。
• 兵へい消しょう連れんの経営けいえい難なんにより、灘なだ生協せいきょうも経営けいえい難なんに。兵へい消しょう連れんは解散かいさんに至いたるが、その負債ふさい約やく1,800万まん円えんが保証ほしょう責任せきにんを負おう灘なだ生協せいきょうに転嫁てんかされ、灘なだ生協せいきょうは存続そんぞくの危機ききに。経営けいえい努力どりょく、増資ぞうしキャンペーン、組合くみあい債さい発行はっこうなどにより持もち直なおし、約やく5年ねんで負債ふさいを完済かんさい。
• 1949年ねん、永谷ながたに晴子はるこが理事りじに就任しゅうにんする。永谷ながたには戦前せんぜんから続つづく「家庭かてい会かい」を発展はってんさせ、家事かじ代行だいこうサービスのグループ ｢四ツ葉よつば会かい｣ や経済けいざい的てきな自立じりつを目指めざす女性じょせいたちが結成けっせいした「婦人ふじん共栄きょうえい会かい」の立たち上あげを主導しゅどうした。また「家庭かてい会かい」で協同きょうどう炊事すいじ、自作じさく紙芝居かみしばい作づくりの普及ふきゅう、家計かけい簿ぼのつけ方かたの講習こうしゅう会かいや家計かけいグループの組織そしき化かにも尽力じんりょくした。永谷ながたにの活動かつどうは羽仁はにもと子この全国ぜんこく友ともの会かいの影響えいきょうも強つよかったという。「家庭かてい会かい」の活動かつどうは現在げんざいのコープこうべの組合くみあい員いん活動かつどう（通称つうしょう「くみかつ」）や「コープくらしの助たすけ合あいの会かい」にも受うけ継つがれている。
• 1950年ねん末すえ、神戸こうべ生協せいきょうがスーパーマーケット式しき店舗てんぽを開設かいせつ。
• 1954年ねん4月がつ、灘なだ短期たんき生協せいきょう学校がっこうが開校かいこう。人材じんざい育成いくせいを目的もくてきとし、中堅ちゅうけん職員しょくいんを対象たいしょうとして、多彩たさいな講師こうしが教壇きょうだんに立たった。
• 1957年ねん4月がつ、神戸こうべ生協せいきょうが中央ちゅうおう店舗てんぽを改装かいそう、神戸こうべ市内しないで初はつのセルフサービスストア「協同きょうどう生活せいかつセンター」を開設かいせつ。しかしノウハウが不十分ふじゅうぶんのためトラブルが多発たはつ、約やく半年はんとしで旧来きゅうらいの対面たいめん方式ほうしき販売はんばいに戻もどった。
• 1957年ねん、灘なだ生協せいきょうがセルフサービス店みせ「芦屋あしやフードセンター」を開店かいてん。これは、御用聞ごようききの需要じゅようが高たかい灘なだ生協せいきょうにおいて、そのコストが問題もんだいとなっていたところに、折おりしも同年どうねんに「主婦しゅふの店みせダイエー」が開店かいてん、量販りょうはん・安売やすうりスーパーの時代じだいに突入とつにゅうしつつあったものを、いち早はやく取とり入いれたものである。
• 1959年ねん、短期たんき神戸こうべ生協せいきょう学校がっこうが開校かいこう。講義こうぎ内容ないようは、灘なだ短期たんき生協せいきょう学校がっこうと同様どうようであった。
• 1960年ねん、神戸こうべ生協せいきょうが「協同きょうどう生活せいかつセンター」の経験けいけんに基もとづき、改あらためて完全かんぜんセルフサービス方式ほうしきの店舗てんぽ「舞子まいこセンター」をオープン。
• 1960年ねん、有限ゆうげん責任せきにん播磨はりま造船ぞうせん所しょ購買こうばい利用りよう組合くみあいが、播磨はりま造船ぞうせん所しょと石川いしかわ島とう重工じゅうこうの合併がっぺいにより「播磨はりま生活協同組合せいかつきょうどうくみあい」と改称かいしょう。相生あいおい市しから周辺しゅうへんの上郡かみごおり町まち、赤穂あこう市し、龍野たつの市しにも店舗てんぽ展開てんかいを推進すいしん。
• 1961年ねん、灘なだ生協せいきょうが「芦屋あしやフードセンター」を改装かいそうの上うえ「くみあいマーケット芦屋あしや店てん」にリニューアル。また、本部ほんぶの新築しんちくとともに、その1・2階かいに「くみあいマーケット住吉すみよし店てん」を開店かいてん。本格ほんかく的てきなスーパーマーケット方式ほうしき店舗てんぽの導入どうにゅうを開始かいし。この時とき、各かく店舗てんぽの営業えいぎょう終了しゅうりょう後ご、主任しゅにん職員しょくいんが住吉すみよし店てんに集あつまり、スーパー運営うんえいを約やく2年間ねんかん研究けんきゅうした高村たかむら勣店長ちょうから知識ちしきを学まなぶ勉強べんきょう会かい、通称つうしょう「高村たかむら学校がっこう」が実施じっしされていた。

大だい合併がっぺい～震災しんさいまで

• 1962年ねん4月がつ1日にち、約やく40年ねんの長ながきにわたり、密接みっせつな協力きょうりょくをしつつも2つの組合くみあいであった灘なだ・神戸こうべの両りょう生協せいきょうがついに合併がっぺい、日本一にっぽんいちのマンモス生協せいきょう「灘なだ神戸こうべ生活協同組合せいかつきょうどうくみあい」（以後いご、灘なだ神戸こうべ生協せいきょうと呼よぶ）が誕生たんじょう。合併がっぺい時じの組合くみあい員数いんずう45,000人にん、供給きょうきゅう高だか31億おく円えんという巨大きょだい組織そしきであり、東ひがしは伊丹いたみ・尼崎あまがさきから西にしは舞子まいこまで東西とうざい36km、支部しぶ19、店舗てんぽ6のほか、食品しょくひん工場こうじょうや霊園れいえんも保有ほゆう。
• 1967年ねん、灘なだ神戸こうべ生協せいきょうの本拠地ほんきょち・住吉すみよしに、ダイエーが出店しゅってん。くみあいマーケット住吉すみよし店てんの1.7倍ばいの店舗てんぽ規模きぼを誇ほこり、品しな揃そろえで圧倒的あっとうてきな劣勢れっせいが予想よそうされる中なか、生協せいきょう側がわは「利益りえき率りつを落おとしても品質ひんしつは落おとさない」ことを大前提だいぜんていに、店舗てんぽ、商品しょうひん、仕入しいれの見直みなおしを行おこない、店頭てんとうでの青空あおぞら市しなどを実施じっし、供給きょうきゅう高だかアップという事実じじつ上じょうの勝利しょうりをおさめた。
• 1967年ねん、組合くみあい員数いんずうが10万まん人にんを突破とっぱ。合併がっぺい後ご5年ねんで倍増ばいぞうしたことになる。同時どうじに、ダイエーをはじめとする各かくスーパーマーケットとの競争きょうそうも激化げきか。対抗たいこう策さくとして、確たしかな品質ひんしつを保証ほしょうするコープオリジナル商品しょうひんの開発かいはつが本格ほんかく的てきにスタート。
• 1967年ねん10月がつ、本部ほんぶ内ないに「商品しょうひん検査けんさ室しつ」が発足ほっそく。食品しょくひんの細菌さいきんや成分せいぶん、残留ざんりゅう農薬のうやく、添加てんか物ぶつなどの各種かくしゅ検査けんさを実施じっし、有害ゆうがい物ぶつを含ふくむ食品しょくひんの追放ついほうに貢献こうけん。
• 1973年ねん秋あき、オイルショック勃発ぼっぱつ。トイレットペーパーをはじめとする生活せいかつ必需ひつじゅ品ひんが品薄しなうすとなり、便乗びんじょう値上ねあげ・販売はんばい規制きせいが進すすむ中なか「コープにはある」「コープは便乗びんじょう値上ねあげをしていない」とのことで新規しんき加入かにゅう者しゃが激増げきぞう。12月と翌年よくねん1月がつだけで5万まん5千せん世帯せたいもの加入かにゅうがあったが、それらは「ほしいものが手てに入はいればいい」という、「協同きょうどうの精神せいしん」にはほど遠とおいものであった。
• 1974年ねん2月がつ、オイルショック騒動そうどうの収束しゅうそくとともに、その反省はんせいに立たった「生活せいかつ見直みなおし運動うんどう」が始はじまる。実利じつり追求ついきゅう、ムダの排除はいじょ、過剰かじょう包装ほうそうの追放ついほうを3本ほん柱ばしらとする「見直みなおし運動うんどう推おせん商品しょうひん」100品目ひんもくの選定せんていなども実施じっし。さらに、包装ほうそうのムダ追放ついほうの一環いっかんとして、買かい物もの袋ぶくろ「コープバッグ」の導入どうにゅうも開始かいし。
• 1978年ねん、「買かい物もの袋ぶくろ再さい利用りよう運動うんどう」開始かいし。
• 購買こうばい組合くみあいの設立せつりつ以来いらい、半はん世紀せいきの間あいだ続つづき組合くみあい員いんに親したしまれた、戸別こべつ訪問ほうもんによる「御用聞ごようきき」（この時代じだいでは「家庭かてい係がかり」）のコストが問題もんだいとなり、また家庭かてい係がかりを担当たんとうする若わかい職員しょくいんの確保かくほも難むずかしくなり、運営うんえいが厳きびしくなってきた。これに対応たいおうし、組合くみあい員いんを「ご近所きんじょでグループ化か」して「協同きょうどう購入こうにゅう」することで「家庭かてい係がかり」を廃止はいし、組合くみあい員いんとの協力きょうりょくにより、グループへ安やすく供給きょうきゅうを行おこなう制度せいどへの移行いこうが実施じっしされた。1979年ねん、6,476グループで発足ほっそく。
• 1982年ねん、創立そうりつ60周年しゅうねん記念きねん事業じぎょうとして、生活せいかつ文化ぶんかセンターを新築しんちく、開設かいせつ。生活せいかつ文化ぶんか活動かつどうの新あたらしい拠点きょてんとなる。これに伴ともない、以前いぜんの活動かつどう拠点きょてんであった生なま協会きょうかい館かんには、本部ほんぶから商品しょうひん検査けんさ室しつが移転いてんし「商品しょうひん検査けんさセンター」として新しん発足ほっそく。こちらはフロア規模きぼが5倍ばいとなり、より高度こうどで詳細しょうさいな検査けんさが行おこなえるようになった。
• 1987年ねん、組合くみあい員いん85万まん世帯せたい達成たっせい。
• 1989年ねん、大型おおがた店舗てんぽ「シーア」をＪＲ住吉すみよしターミナルビルに開店かいてん。
• 1991年ねん、創立そうりつ70周年しゅうねん。また、1月がつ22日にちには組合くみあい員いん100万まん世帯せたい達成たっせい。新あらたな再さい出発しゅっぱつの時ときに当あたり、名称めいしょうを灘なだ神戸こうべ生協せいきょうから「生活協同組合せいかつきょうどうくみあいコープこうべ」（以後いご、コープこうべと呼よぶ）に改称かいしょう。新しん事業じぎょうとして「協同きょうどう学がく苑えん」「ふるさと村むら」「フードプラン」を推進すいしん。
  • 協同きょうどう学がく苑えんは、生協せいきょう学校がっこうの構想こうそうをベースに、学習がくしゅう・交流こうりゅう・情報じょうほう発信はっしんの拠点きょてんを目指めざし、1991年ねん9月がつ、三木みき市し志染しじみ町まちに開設かいせつ。宿泊しゅくはく施設しせつ、体育館たいいくかん、図書館としょかんなどを備そなえる。
  • ふるさと村むらは、前年ぜんねんの1990年ねん10月、宍粟しさわ郡ぐん千種ちくさ町まち（現げん宍粟しさわ市し）に「コープふるさと村むらちくさ」をオープン。主おもに都市とし部ぶに住すむ組合くみあい員いんに、新あたらしいふるさとを提供ていきょうしようとする事業じぎょう。自然しぜん観察かんさつ、工芸こうげいが楽たのしめるとともに、地域ちいきの人々ひとびととの交流こうりゅうも推進すいしん。続つづけて「エルムいちじま」「コープふるさと村むらやちよ」もオープンしている。
  • フードプランは、生産せいさん者しゃと消費しょうひ者しゃが協力きょうりょくして安全あんぜん・安心あんしんな食品しょくひんづくりをめざすものであり、1991年ねん4月がつに、フードプランとしては鶏卵けいらんが初はじめてコープの店頭てんとうに並ならんだ。消費しょうひ者しゃが産地さんちを直接ちょくせつ訪おとずれ、生産せいさん者しゃと意見いけん交換こうかんをする等ひとしの交流こうりゅう会かいも開ひらかれている。
• バブル崩壊ほうかいと、それに続つづく平成へいせい不況ふきょうで、消費しょうひ者しゃはより厳きびしく「品質ひんしつと価格かかくの両立りょうりつ」を追求ついきゅう。コープこうべは、組合くみあい員いんの家計かけいを応援おうえんする「コープ安心あんしん生活せいかつ宣言せんげん」を継続けいぞくして実施じっし。コープ商品しょうひんの見直みなおしや改善かいぜん・開発かいはつにも積極せっきょく的てきに取とり組くむ。
• 1992年ねん7月がつ22日にち、兵庫ひょうご県けん全域ぜんいきがコープこうべの活動かつどう区域くいきとして認可にんかされる。生協せいきょう法ほうの枠組わくぐみの中なかでは、最大さいだいの活動かつどうエリアとなる。

震災しんさい以後いご

• 1995年ねん1月がつ17日にち未明みめい、阪神はんしん・淡路あわじ大震災だいしんさい発生はっせい。阪神はんしん間あいだが活動かつどうの中心ちゅうしんのコープこうべも、総額そうがく500億おく円えんを超こえる壊滅かいめつ的てきな打撃だげきを受うける（当時とうじの出資しゅっし金きん総額そうがくが364億おく円えんであり、いかに大おおきな損害そんがいかがわかる）。
  • メイト（パート労働ろうどう者しゃ）、アルバイトを含ふくめ11人にんの職員しょくいんが死亡しぼう。
  • 生協せいきょう本部ほんぶの建物たてものが横倒よこだおしとなり倒壊とうかい。宿直しゅくちょくの警備けいび員いん1名めいが死亡しぼう。
  • 店舗てんぽ、協同きょうどう購入こうにゅうセンターは12か所しょが全壊ぜんかい。半壊はんかいや損壊そんかいは多数たすう。
  • 本部ほんぶが倒壊とうかいしたため、生活せいかつ文化ぶんかセンターに当日とうじつ午後ごご「緊急きんきゅう対策たいさく本部ほんぶ」を設置せっち。即座そくざに被災ひさい者しゃ支援しえんをスタート。
  • 日本生協連にほんせいきょうれんでは、当日とうじつ午前ごぜん中ちゅうに支援しえん対策たいさく本部ほんぶを設置せっち、即座そくざに救援きゅうえん物資ぶっしの手配てはいを開始かいし。翌よく18日にち、大阪おおさかの関西かんさい支所ししょ内ないに現地げんち対策たいさく本部ほんぶを設もうけてコープこうべ支援しえん窓口まどぐちとする。
  • 全国ぜんこくの生協せいきょうからは、日本生協連にほんせいきょうれんを通とおさず、直接ちょくせつ続々ぞくぞくと支援しえんが続つづいた。
  • 翌よく18日にち、全壊ぜんかいしたコープ六ろく甲かぶとが駐車ちゅうしゃ場じょうに商品しょうひんを並ならべて供給きょうきゅう再開さいかい。
  • 震災しんさい後ご1週間しゅうかんで、151店舗てんぽが再開さいかい（うち25店舗てんぽは、店頭てんとうのみの青空あおぞら店舗てんぽ）。
  • ボランティアと、支援しえんを求もとめる人々ひとびとの的確てきかくな橋渡はしわたしを目的もくてきに、1月がつ26日にちに生活せいかつ文化ぶんかセンターに「ボランティア支援しえん窓口まどぐち」を開設かいせつ。
  • 1月がつ末まつ、生活せいかつ文化ぶんかセンターの緊急きんきゅう対策たいさく本部ほんぶを解消かいしょう。2月1日にちに常任じょうにん理事りじ会かいによる「コープこうべ災害さいがい復興ふっこう会議かいぎ」を設置せっち、本部ほんぶを協同きょうどう学がく苑えんに移うつし機構きこう改変かいへんを実施じっし。
  • 2月がつ3日にち、「コープボランティア本部ほんぶ」を設置せっち。各かく地区ちく本部ほんぶのボランティアセンター（2月がつ中旬ちゅうじゅん設置せっち）と連携れんけい、ボランティア活動かつどうをバックアップ。
• 1995年ねん4月がつ、播磨はりま生活協同組合せいかつきょうどうくみあいが合併がっぺい。組合くみあい員いんは115万まん3千せん人にんに。
• 1995年ねん、環境かんきょう問題もんだい対策たいさくとして、ポリ買かい物もの袋ぶくろを有料ゆうりょう化か（1袋ふくろ5円えん）。買かい物もの袋ぶくろの代金だいきんは、地域ちいき緑化りょくかや環境かんきょう学習がくしゅう支援しえんなどに活用かつよう。
• 1996年ねん2月がつ、息いきの長ながいボランティア活動かつどうの支援しえんを目的もくてきとして「コープともしびボランティア振興しんこう財団ざいだん」を設立せつりつ。
• 高齢こうれい者しゃ福祉ふくしの充実じゅうじつの必要ひつよう性せいに鑑かんがみ、1996年ねん8月がつには「特別とくべつ養護ようご老人ろうじんホーム協同きょうどうの苑えん・六甲ろっこうアイランド」をオープン。市営しえい住宅じゅうたくの1・2階かいを利用りようした都市とし型がた老人ろうじんホームであるが、デイサービスやショートステイという在宅ざいたく福祉ふくしサービスも実施じっししている。さらに、1996年ねん11月、震災しんさいで全壊ぜんかいしたコープリビング甲南こうなんの再建さいけんに当あたり、その2階かいに「は～とらんど」を設置せっち。介護かいご・リハビリ用具ようぐをはじめとする福祉ふくし用具ようぐを展示てんじ販売はんばいし、また情報じょうほう提供ていきょう・相談そうだんコーナーを設置せっちする等ひとし、福祉ふくし・介護かいごの総合そうごう拠点きょてんとなる。
• 1996年ねん9月がつ、積極せっきょく的てきな被災ひさい者しゃ支援しえん策さくを講こうじない政府せいふに対たいして、全国ぜんこくの生協せいきょうとともに「地震じしん災害さいがい等とうに対たいする国民こくみん的てき保障ほしょう制度せいどを求もとめる署名しょめい推進すいしん運動うんどう」を開始かいし。目標もくひょうの2,500万まん人にんは達成たっせいできなかったが、コープこうべだけでも356万まん7,731人にん、全国ぜんこくでは約やく2,400万まん人にんの署名しょめいを集あつめた。これは1997年ねん2月がつに首相しゅしょうに提出ていしゅつされ、政府せいふによる自然しぜん災害さいがいの被災ひさい者しゃへの支援しえんを保障ほしょうを検討けんとうする審議しんぎ会かいの設置せっちを要請ようせい。翌よく1998年ねん5月の「被災ひさい者しゃ生活せいかつ再建さいけん支援しえん法ほう」成立せいりつという成果せいかに結むすびついた。
• 1990年代ねんだい後半こうはん、アウトレットや100円えんショップに代表だいひょうされる「激げき安やす」「価格かかく破壊はかい」という流ながれが生しょうじ、大手おおてスーパーマーケットが業績ぎょうせき不振ふしんとなる中なか、生いき残のこりを賭かけた取とり組くみとして、コープこうべは1997年ねん5月がつ、「店舗てんぽ学校がっこう」を開設かいせつ。これは、店舗てんぽ実務じつむ力りょくの向上こうじょうを目的もくてきとした、店長てんちょうや部門ぶもんチーフを対象たいしょうとした教育きょういく機関きかんである。コープこうべ（およびその前身ぜんしんの生協せいきょう）直営ちょくえいの教育きょういく機関きかんが、「高等こうとう小学校しょうがっこうを卒業そつぎょうした生協せいきょう職員しょくいん候補こうほの養成ようせい」「中堅ちゅうけん職員しょくいんの養成ようせい」「店長てんちょうなどのリーダー養成ようせい」と、時代じだい背景はいけいとも相あいまって、変遷へんせんしている。
• 1998年ねん、上半期かみはんきの業績ぎょうせきが8億おく円えんの赤字あかじを計上けいじょう（当期とうき剰余じょうよ金きん）。同年どうねん9月がつより「経営けいえい再生さいせい計画けいかく」の準備じゅんびを開始かいし。
• 1999年ねん6月がつ、第だい79期き通常つうじょう総代そうだい会かいにおいて、組合くみあい長ちょうほかトップ人事じんじを一新いっしん。経営けいえい再生さいせいを目指めざし、新しん執行しっこう体制たいせいが組くまれる。
  • 赤字あかじ店てん解消かいしょうのため、「店舗てんぽ経営けいえい評価ひょうか検討けんとう委員いいん会かい」を設置せっち。コープミニ14店舗てんぽ、コープ1店舗てんぽ、コープリビング1店舗てんぽの閉鎖へいさを決定けってい。
  • 組織そしき改革かいかく、希望きぼう退職たいしょく募集ぼしゅうも開始かいし。約やく630名めいの正規せいき職員しょくいんがこの退職たいしょく募集ぼしゅうに応おうじた。
• このころ、神戸こうべ市しから旧きゅう東灘ひがしなだ区役所くやくしょ庁舎ちょうしゃ（現在げんざいの庁舎ちょうしゃの真向まむかい）を借かり受うけ、同所どうしょを本部ほんぶとする。
• 2001年ねん、創立そうりつ80周年しゅうねん。コープ商品しょうひんの全面ぜんめん見直みなおしを実施じっし、新しんオリジナルブランド「コープス」登場とうじょう。
• 2005年ねん4月がつ1日にち、組合くみあい員いん証しょうの「ポイントカード化か」を実施じっし。前年度ぜんねんどで年とし0.1％の利用りよう高だか割わり戻もどし（出資しゅっし金きんに組くみ入いれ）を廃止はいしし、利用りよう高だか200円えんで1ポイント、500ポイントで500円えん分ぶんの買かい物もの券けんとして即時そくじ還元かんげん（実質じっしつ0.5％相当そうとう）。ただしポイント倍ばい付づけセール（2倍ばい、5倍ばいなど）があるため、還元かんげん率りつはさらに高たかくなる。組合くみあい員いん証しょうは表示ひょうじの書かき換かえが可能かのうなものとなり、保有ほゆうポイントや直近ちょっきんの利用りよう日びなどが常つねに確認かくにんできる。
• 2007年ねん6月1日にち、レジ袋ぶくろの完全かんぜん有料ゆうりょう化かを実施じっし。1995年ねん以来いらいの、袋ふくろ詰づめ時じに必要ひつようなら1枚まい5円えんで購入こうにゅう（ただしこの支払しはらいは利用りよう者しゃの良識りょうしきに頼たよっていた）としていたものを、レジでの精算せいさん（レジ前まえにレジ袋ぶくろを設置せっち、精算せいさん前まえに必要ひつよう枚数まいすうを取とってカゴに入いれる）に変更へんこう。なお、レジ袋ぶくろ1枚まい当あたりの代金だいきんは5円えんで変かわっていない。
• 2007年ねん11月、本部ほんぶが12年ねんぶりに元もとの場所ばしょに戻もどる。但ただし、経費けいひ節減せつげんのため祝賀しゅくが行事ぎょうじの類るいは一切いっさい行おこなわれなかった。
• 2009年ねん7月がつ、前年ぜんねんの生協せいきょう法ほう改正かいせい（隣接りんせつ都府県とふけんにも区域くいき拡大かくだい可能かのう）を受うけ、京きょう丹後たんご市しへ区域くいきを拡大かくだい。兵庫ひょうご県けん外がいへの初はつのエリア拡大かくだい。
• 2011年ねん
  • 4月がつ1日にち、姉妹しまい生協せいきょうである大阪おおさか北きた生活協同組合せいかつきょうどうくみあいを合併がっぺい、コープこうべ大阪おおさか北地きたじ区くとなる。
  • 10月、コープ西宮にしのみや北きたを拠点きょてんに「移動いどう店舗てんぽ」を開始かいし
• 2014年ねん10月、オリジナルキャラクター「コーピー」がデビュー。
• 2016年ねん6月がつ、オリジナル電子でんしマネー「COPICA（コピカ）」を全ぜん店舗てんぽで導入どうにゅう。
• 2016年ねん10月、自宅じたく～店舗てんぽ間あいだ送迎そうげいサービス「買かいもん行いこカー」を開始かいし。コープデイズ神戸こうべ北町きたまちを皮切かわきりに、現在げんざい20店舗てんぽ余あまりで実施じっしされている。利用りよう対象たいしょうは高齢こうれい者しゃ・障害しょうがい者しゃ・妊にん婦ふ・幼児ようじ連づれの何いずれかに該当がいとうする組合くみあい員いんとなっており、予あらかじめ利用りよう登録とうろくが必要ひつよう。週しゅう1往復おうふく、無賃むちんにて運行うんこうされる。
• 2017年ねん4月がつ、電力でんりょく小売こうり事業じぎょう「コープでんき」を開始かいし。
• 2017年ねん4月がつ、宅配たくはいの商品しょうひんカタログ『めーむ』の注文ちゅうもんができる「コープこうべアプリ」を開始かいし。
• 2021年ねん4月がつ、創立そうりつ100周年しゅうねん。
• 2021年ねん10月がつ1日にち、店舗てんぽと宅配たくはいと「コープでんき」で別べつになっていたポイント制度せいどを『コーピーポイント』に統一とういつし、同日どうじつより、組合くみあい員いん証しょう機能きのうと電子でんしマネー機能きのうを一体化いったいかした「コーピーカード」を全ぜん店舗てんぽに導入どうにゅう。

店舗てんぽ

営業えいぎょう終了しゅうりょう候補こうほ店てんの設定せってい・取とり組くみ

2022年度ねんどまでは営業えいぎょう終了しゅうりょう決定けってい後ごに知しらせていたが、「もっと早はやく知しらせてくれたら、私わたしたちにもできることがあったのでは」との意見いけんを受うけ、2023年度ねんどから「営業えいぎょう終了しゅうりょう候補こうほ店てん」の設定せっていを開始かいしした。　

2024年度ねんどの営業えいぎょう終了しゅうりょう予定よてい店舗てんぽ

• コープ箕面みのお中央ちゅうおう（大阪おおさか府ふ箕面みのお市し）
• コープ長田ながた（神戸こうべ市し長田ながた区く）
• コープ加西かさい(アスティアかさい)（加西かさい市し）

かつて存在そんざいした店舗てんぽ

現行げんこう店舗てんぽについては店舗てんぽ情報じょうほうを参照さんしょう

• コープ茨木いばらぎ藤ふじの里さと（2020年ねん7月がつ9日にち閉店へいてん）
• コープミニ川原かわら（2020年ねん9月がつ21日にち閉店へいてん）
• コープミニ荻野おぎの（2021年ねん1月がつ25日にち閉店へいてん）
• コープミニ甲南こうなん山手やまて（2021年ねん1月がつ28日にち閉店へいてん）
• コープミニ相生あいおい緑みどりが丘おか（2021年ねん2月がつ8日にち閉店へいてん）
• コープミニ氷室ひむろ（2021年ねん2月がつ11日にち閉店へいてん）
• コープ尼崎あまがさき名神めいしん（2021年ねん2月がつ18日にち閉店へいてん）
• コープ藤原ふじわら台だい（2021年ねん2月がつ25日にち）
• コープミニ伊丹いたみ桜ヶ丘さくらがおか（2021年ねん3月がつ15日にち閉店へいてん）
• コープ香こう櫨はぜのき園えん（2021年ねん6月がつ3日にち閉店へいてん）
• コープ西宮にしのみや南みなみ（2021年ねん6月がつ10日とおか、店舗てんぽ移転いてんのため閉店へいてん）
• コープミニ一里山いちりやま（2022年ねん1月がつ17日にち閉店へいてん）
• コープミニ真野まの（2022年ねん2月がつ24日にち閉店へいてん）
• コープミニ南落合みなみおちあい（2022年ねん3月がつ24日にち閉店へいてん）
• コープミニ中山桜台なかやまさくらだい（2022年ねん3月がつ24日にち閉店へいてん）
• コープミニ桜さくらの町まち（2022年ねん12月8日にち閉店へいてん）
• コープミニ泉いずみ丘たかし（2023年ねん1月がつ12日にち閉店へいてん）
• コープ西宮にしのみや北きた（2023年ねん2月がつ16日にち閉店へいてん）
• コープミニ大池おおいけ（2023年ねん2月がつ26日にち閉店へいてん）
• コープ西脇にしわき（2023年ねん3月がつ16日にち閉店へいてん）
• コープミニ中津なかつ（2023年ねん3月がつ30日にち閉店へいてん）
• コープつかしん（2024年ねん1月がつ18日にち閉店へいてん）
• コープミニ荒田あらた（2024年ねん1月がつ25日にち閉店へいてん）
• コープミニ山田やまだ（2024年ねん2月がつ8日にち閉店へいてん）
• コープ東加古川ひがしかこがわ（2024年ねん3月がつ7日にち閉店へいてん）

閉店へいてん予定よていの店舗てんぽ

• コープ行基ぎょうき（2025年ねん1月がつ閉店へいてん予定よてい）

その他た

環境かんきょうへの取とり組くみ

現在げんざい地球ちきゅう環境かんきょう保全ほぜんに関かんして問題もんだいとなっている「レジ袋ぶくろ問題もんだい」についても、1970年代ねんだい以後いご、先進せんしん的てきな試こころみを取とり入いれている。

1974年ねん、布製ぬのせい買かい物もの袋ぶくろ「コープバッグ」を一部いちぶ店舗てんぽでテスト使用しよう。1袋ふくろあたり200円えんで購入こうにゅうできた。

1978年ねんには、灘なだ神戸こうべ生協せいきょうの全ぜん店舗てんぽで紙袋かみぶくろからポリエチレン製せいレジ袋ぶくろへの切きり替かえを実施じっしした。同時どうじに使用しよう済ずみのレジ袋ぶくろを再さい利用りようするとレジ係がかりが「買物かいもの袋ぶくろ再さい利用りようカード」にスタンプを押おし、スタンプが10個こ集あつまると50円えん引びきになるという、全国ぜんこく初はつのサービスを開始かいしした。1991年ねんには、スタンプの対象たいしょうを持参じさんしたすべての買かい物もの袋ぶくろに拡大かくだいした。

さらに1995年ねんには、当時とうじとしては全国ぜんこくでも珍めずらしい「レジでは原則げんそくレジ袋ぶくろを渡わたさず、必要ひつような者ものは1枚まいあたり5円えんを負担ふたんしてもらう」という試こころみに出でた。当初とうしょはトラブルもあったが、組合くみあい員いんには無料むりょうで買かい物もの袋ぶくろを貸かし出だしたり、レジ袋ぶくろの売うり上あげを環境かんきょう保護ほご活動かつどうに使用しようするなどの成果せいかで、後のちには定着ていちゃくした。とは言いえ、サッカー台だいにレジ袋ぶくろを設置せっちし、レジ袋ぶくろが必要ひつようなら代金だいきん投入とうにゅう箱ばこに1枚まいあたり5円えんを利用りよう者しゃ自身じしんが投入とうにゅうして使用しようするという「自己じこ申告しんこく制せい」であり、利用りよう者しゃの良識りょうしきに頼たよる部分ぶぶんが多おおく、代金だいきんを払はらわずにレジ袋ぶくろを取とって使つかう利用りよう者しゃも見受みうけられる等とう、不公平ふこうへい感かんが残のこる形かたちではあった。

地球ちきゅう環境かんきょう保護ほご意識いしきの高たかまりと、イオングループがレジでのレジ袋ぶくろ有料ゆうりょう化かに踏ふみ切きったこともあり、2007年ねん6月がつ1日にちから、それまでの袋ふくろ詰づめ時じの負担ふたん（上記じょうき）から、レジでの負担ふたんに変更へんこうされた。これにより、10年ねん以上いじょう続つづいた自己じこ申告しんこく制せいによる不公平ふこうへい感かんも一掃いっそうされている。なお、このレジ精算せいさん方式ほうしきは6月がつ1日にち以前いぜんに一部いちぶ店舗てんぽでテストケースとして実施じっししていた。

2020年ねん6月がつ1日にちから、弁当べんとう・寿司すし・衣料いりょう品ひん用ようを含ふくむ、すべてのレジ袋ぶくろの有料ゆうりょう化かに踏ふみ切きった。

提携ていけいクレジットカード

従来じゅうらいより「グラシアカード」→「ニューグラシアカード」として、JCB・NICOS・三井みつい住友すみともVISAカードとの提携ていけいカードを発行はっこうしていたが、2010年ねん11月30日にちをもって提携ていけいを解消かいしょうした。2021年ねんには、三井みつい住友すみともカードとの提携ていけいで「コーピークレジットカード」の発行はっこうを開始かいししている。

定期ていき刊行かんこう物ぶつ

1962年ねんに機関きかん紙し『協同きょうどう』（後のちに『きょうどう』に改称かいしょう）を創刊そうかん。2014年ねん時点じてんでの発行はっこう部数ぶすうは60万まん部ぶ。

1988年ねんに情報じょうほう誌し『コープステーション』を創刊そうかん（創刊そうかん号ごうは1988年ねん10月がつ号ごう）。創刊そうかん10周年しゅうねんを迎むかえた1998年ねん時点じてんでの発行はっこう部数ぶすうは約やく20万まん部ぶ。2018年ねん2月がつ発行はっこう号ごうの発行はっこう部数ぶすうは8万まん5000部ぶ。

広告こうこく宣伝せんでん

イメージソング・店内てんないBGM

映像えいぞう外部がいぶリンク
にこいち「進すすめ!コーピー!」 - YouTube（にこいち公式こうしきYouTubeチャンネルによる動画どうが）

• コープソング「ねえ手てをつないで」

1作さく目めのイメージソング。1978年ねん制作せいさく。同年どうねん開催かいさいの創立そうりつ祭さいを記念きねんして制作せいさくされた。歌詞かしは組合くみあい員いんからの一般いっぱん公募こうぼにより決定けっていされた。作詞さくし：矢田やた貝かいえみ、作曲さっきょく：キダ・タロー。

発表はっぴょうから1年ねん後ごの1979年ねん5月がつにボニージャックスの歌唱かしょうによる非売品ひばいひんソノシートが制作せいさくされた。また、CD『浪花なにわのモーツァルト キダ・タローのすべて』に収録しゅうろくされている。

• コープソング「風ふうのように」

2作さく目めのイメージソング。1981年ねん制作せいさく。創立そうりつ60周年しゅうねんを記念きねんして制定せいていされた。コープこうべの店内てんないBGMとして知しられており、基本きほん的てきに毎時まいじ30分ふん頃ごろにこの曲きょくが流ながれる（コープミニを除のぞく）。歌詞かしは組合くみあい員いんからの一般いっぱん公募こうぼにより決定けっていされた。作詞さくし：立石たていし博子ひろこ、作曲さっきょく：後藤ごとう悦えつ治郎じろう、編曲へんきょく：竹田たけだ一彦かずひこ、歌うた：紙かみふうせん。

制定せいてい当時とうじ、非売品ひばいひんシングルレコードが制作せいさくされた（機関きかん紙し『協同きょうどう』の企画きかくで組合くみあい員いんに4000枚まいが配布はいふされた）。2020年ねん現在げんざい、レコード・CDの市販しはんはされていない。

• 「未来みらいの君きみへ」

3作さく目めのイメージソング。1991年ねん制作せいさく。創立そうりつ70周年しゅうねんを記念きねんして制定せいていされた。コープこうべ店内てんないで閉店へいてん間際まぎわに流ながれる。歌詞かしは組合くみあい員いんからの一般いっぱん公募こうぼにより決定けっていされた。作詞さくし：本田ほんだ千鶴子ちづこ、補ほ作詞さくし・作曲さっきょく・歌うた：イルカ。1991年ねん6月がつ21日にち発売はつばいのイルカのシングル『終おわり恋こい／未来みらいの君きみへ』収録しゅうろく。

• 「進すすめ!コーピー!」

4作さく目めのイメージソング。2016年ねん制作せいさく。コープこうべのマスコットキャラクター「コーピー」のテーマソング。作詞さくし：井い指ゆび冬ふゆ輝てる、作曲さっきょく：松田まつだ央ひさし、歌うた：にこいち。2016年ねん8月がつ3日にち発売はつばいのにこいちのミニアルバム『あすなろ』収録しゅうろく。

• 「やさしさつむいで」

5作さく目めのイメージソング。2021年ねん制作せいさく。創立そうりつ100周年しゅうねんを記念きねんして制定せいていされた。作詞さくし・作曲さっきょく：臼井うすい真しん。歌詞かしは組合くみあい員いんから一般いっぱん公募こうぼされたフレーズを基もとに臼井うすいがとりまとめて一いち曲きょくとして制作せいさくした。2021年ねんからコープこうべ店舗てんぽでBGMとして流ながされる。

• 「This Old Man」

店内てんないBGMの「ポイント5倍ばい」の原曲げんきょく。サントリーウイスキーのコマーシャルソングにも使用しようされている。

その他た、ラジオ関西かんさいのラジオ番組ばんぐみ「三上みかみ公也きみやの朝あさは恋人こいびと」（月つき～木曜もくよう）と「寺谷てらたに一紀かずのりのまいど!まいど!」（金曜きんよう）の番組ばんぐみ内ないでコープこうべのコーナーを放送ほうそうしている関係かんけいで、店内てんないでは三上みかみ公也きみやと寺谷てらたに一紀かずのりからの組合くみあい員いんへのメッセージが流ながれる（2020年ねん6月がつ現在げんざい）。

関連かんれん施設しせつ

• 食品しょくひん工場こうじょう - 神戸こうべ市し東灘ひがしなだ区く向洋町西こうようちょうにし2-1（見学けんがく可能かのう、2025年ねん3月がつ廃止はいし予定よてい）

関連かんれん項目こうもく

• 賀川かがわ豊彦とよひこ
• 木村きむら正人まさと - 元もと組合くみあい長ちょう
• 竹内たけうち愛二あいじ - 灘なだ生協せいきょう時代じだいの理事りじの一人ひとり。日本にっぽんの社会しゃかい福祉ふくし学者がくしゃで、同どう学問がくもんの構築こうちくに寄与きよした。
• レイザーラモンHG -芸人げいにんとして活動かつどうする以前いぜん、コープこうべに勤務きんむしていた。
• てまえどり

外部がいぶリンク

• 生活協同組合せいかつきょうどうくみあいコープこうべ - 公式こうしきサイト
• コープこうべネット - 買かい物もの・コミュニティサイト
• 生活協同組合せいかつきょうどうくみあいコープこうべ (coopkobe) - Facebook