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絵物語 - Wikipedia

物語ものがたり(えものがたり)は、挿絵さしえ比率ひりつ非常ひじょうたか小説しょうせつ。あるいは紙芝居かみしばいほん移植いしょくしたもの、もしくは絵本えほん文章ぶんしょうりょうえたもの、漫画まんがぶん分離ぶんりしたものともえる。これらとのジャンルの境界きょうかいきわめて曖昧あいまいで、おな作品さくひん連載れんさいちゅう物語ものがたりから漫画まんがへ、あるいはそのぎゃく形式けいしきになることもすくなくない。

物語ものがたりという言葉ことば岡本おかもと一平いっぺいの『ちんじょ物語ものがたり』(『良友りょうゆう』、大正たいしょう6ねん)や、『小学生しょうがくせい全集ぜんしゅう』の「漫画まんが物語ものがたり」(文藝春秋ぶんげいしゅんじゅうしゃ昭和しょうわ4ねん)などの使用しようれいがあるが、戦争せんそうには検閲けんえつたいする印象いんしょうくするため「漫画まんが」でなく「物語ものがたり」を使用しようしたれいもある[1]

だい大戦たいせん前後ぜんこうとく流行りゅうこうした。ほとんどの場合ばあいぶんおな作家さっか担当たんとうし、挿絵さしえ部分ぶぶんふきだしえがかれたものもあるため、漫画まんが一種いっしゅとされることもある。

その発祥はっしょう紙芝居かみしばい作家さっか山川やまかわそう雑誌ざっし少年しょうねん倶楽部くらぶ』の編集へんしゅうしゃが「誌上しじょう紙芝居かみしばい」という形式けいしきもの提案ていあん一人ひとり紙芝居かみしばいとして山川やまかわがおおまかなかたちを執筆しっぴつしたものが最初さいしょとされている。明確めいかくかたち確認かくにん出来でき最初さいしょ作品さくひんは1930年代ねんだいのものである(『少年しょうねん倶楽部くらぶ昭和しょうわ14ねん7がつごう 誌上しじょう紙芝居かみしばい宣撫せんぶ勇士ゆうし」)。

物語ものがたり作家さっかは、紙芝居かみしばい作家さっかイラストレーターアニメーター漫画まんがでもあることがおおい。代表だいひょうてき作家さっかとしては、山川やまかわそう小松崎こまつざきしげるげられる。日本にっぽん漫画まんが表現ひょうげん基礎きそをつくった手塚てづか治虫おさむや、アニメ作家さっか宮崎駿みやざきはやお物語ものがたり形式けいしき作品さくひんのこしている。

物語ものがたり黄金おうごん時代じだい昭和しょうわ20年代ねんだいというみじか期間きかんではあったが、昭和しょうわ30年代ねんだい登場とうじょうする「劇画げきが」に影響えいきょうあたえたともされる[1]

おも作家さっか作品さくひん 編集へんしゅう

脚注きゃくちゅう 編集へんしゅう

  1. ^ a b 『マンガの昭和しょうわ武田たけだランダムハウスジャパン、2008ねん、30ぺーじISBN 978-4-270-00383-1 

関連かんれん項目こうもく 編集へんしゅう

外部がいぶリンク 編集へんしゅう