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脱出ポッド - Wikipedia

脱出だっしゅつポッド(だっしゅつポッド、Escape pod)は、大型おおがたせん宇宙船うちゅうせん火災かさいばくはつなどの緊急きんきゅう事態じたいさらされたさい避難ひなんもちいられる、通常つうじょう人間にんげん1人ひとりぶん容量ようりょうゆうするカプセルまたはしょう船舶せんぱく。よりおおきく、さらに装備そうび充実じゅうじつした脱出だっしゅつてい (Escape ship) もまたどう目的もくてき使用しようされる。ちょう音速おんそく航空機こうくうき (Supersonic aircraft) のような実在じつざい乗物のりものにもわずかながらもれられている。

概要がいよう

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軍用ぐんよう

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想定そうていされる過剰かじょう高度こうど速度そくどにおいては従来じゅうらい射出しゃしゅつ座席ざせきでは安全あんぜん利用りよう不可能ふかのうなため、B-58ハスラーXB-70 ヴァルキリージェネラル・ダイナミクスF-111およびB-1Aランサーにはすべてあるしゅモジュールしき脱出だっしゅつ装置そうち搭載とうさいされている。

宇宙船うちゅうせん

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アポロ13ごうでは、司令しれいせん原因げんいんとする爆発ばくはつけた機械きかいせん機関きかん停止ていしおちいったさいに、本来ほんらいそのための設計せっけい予定よていもされていなかったつき着陸ちゃくりくせん (Lunar Module) を救命きゅうめいていとして使用しようしている。3にん乗組のりくみいん定員ていいん2めいのLM船内せんない長期間ちょうきかんび、さらに宇宙船うちゅうせん本体ほんたい軌道きどう修正しゅうせいのためにLMのエンジン利用りようした。さい突入とつにゅうすこまえ退出たいしゅつしたLM"救命きゅうめいボート"をはなしたクルーは、LMをもちいることで節約せつやくできた司令しれい船内せんない最後さいご電力でんりょく酸素さんそとを使つかって地球ちきゅう帰還きかんした。

潜水せんすいかん

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いちせきのみが建造けんぞうされたソビエト連邦れんぽうマイクきゅう原子力げんしりょく潜水せんすいかんゆうしていた脱出だっしゅつカプセルは1989ねん沈没ちんぼつとき放出ほうしゅつされた。オスカーきゅうどうクラスのきゅうソ連それん潜水せんすいかん乗組のりくみいんよう脱出だっしゅつカプセルをそなえているとされるが、クルスクかん (Kursk) の沈没ちんぼつ事故じこさい搭乗とうじょういんはカプセルまで辿たどりつけなかった。タイフーンきゅう弾道だんどうミサイル潜水せんすい巡洋艦じゅんようかんにもまたセイル近接きんせつあるいはその付近ふきん脱出だっしゅつポッドの配置はいちされており、ドイツのタイフーンきゅう弾道だんどうミサイル潜水せんすいかんドキュメンタリー『セヴェルスターリ』(Severstal) にて立証りっしょうがなされている。

脚注きゃくちゅう

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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