運送うんそう（うんそう）または配送はいそう（はいそう）とは、請負うけおいにより貨物かもつや旅客りょかくを輸送ゆそうすること。個々ここの契約けいやくや行為こういではなく、その事業じぎょうやインフラについていう場合ばあいは、しばしば運輸うんゆ（うんゆ）という語かたりに置おきかえられる。船ふねやトラック、フェリーなどで荷物にもつを運はこぶ。
当事とうじ者しゃの一方いっぽう（運送うんそう人じん）が、貨物かもつや旅客りょかくの場所ばしょ的てき移動いどうを約束やくそくし、相手方あいてがた（依頼人いらいにん）がこれに対たいして報酬ほうしゅうを支払しはらうことを指さす[1]。
運送うんそうにかかる契約けいやくは、仕事しごとの完了かんりょうを目的もくてきとして、その結果けっかに対たいして報酬ほうしゅうが支払しはらわれるため、請負うけおい契約けいやくに属ぞくする[1]。
運送うんそうに関かんする事項じこうは、その輸送ゆそう手段しゅだんにより以下いかのとおり商法しょうほうならびに特別とくべつ法ほうで個別こべつに規定きていされている。
商法しょうほう第だい二に編へん（商行為しょうこうい法ほう）では、運送うんそうに関かんする行為こういを営業えいぎょう的てき商行為しょうこういとしたうえで、“陸上りくじょう又またハ湖みずうみ川かわ、港湾こうわんニ於テ”なす運送うんそう営業えいぎょうについて直接ちょくせつ規定きていしている。
船舶せんぱくにかかる運送うんそう契約けいやくは、商法しょうほう第だい三さん編へん（海うみ商法しょうほう）が規定きていしている。
