錦にしき仁ひとし

錦にしき 仁ひとし（にしき ひとし、1947年ねん - 2024年ねん5月30日にち）は、日本にっぽんの国文学こくぶんがく者しゃ。専せん門もんは、中古ちゅうこ・中世ちゅうせい文学ぶんがく。学位がくいは、文学ぶんがく博士はかせ（東北大学とうほくだいがく・論文ろんぶん博士はかせ・1992年ねん）（学位がくい論文ろんぶん「中世ちゅうせい和歌わかの研究けんきゅう」）。新潟大学にいがただいがく名誉めいよ教授きょうじゅ。

略歴りゃくれき

山形やまがた県けん生うまれ。東北大学とうほくだいがく文学部ぶんがくぶ卒業そつぎょう、1975年ねん、同どう大学院だいがくいん文学ぶんがく研究けんきゅう科か博士はかせ課程かてい中途ちゅうと退学たいがく。1992年ねん、「中世ちゅうせい和歌わかの研究けんきゅう」で東北大学とうほくだいがくより文学ぶんがく博士はかせの学位がくいを取得しゅとく。聖和学園短期大学せいわがくえんたんきだいがく助教授じょきょうじゅ、秋田大学あきただいがく教育きょういく学部がくぶ教授きょうじゅなどを経へて、1996年ねん、新潟大学にいがただいがく人文学部じんぶんがくぶ教授きょうじゅ、同どう現代げんだい社会しゃかい文化ぶんか研究けんきゅう科か教授きょうじゅ。2013年ねん、名誉めいよ教授きょうじゅ。

著書ちょしょ

• 『中世ちゅうせい和歌わかの研究けんきゅう』（1991年ねん、桜さくら楓かえで社しゃ）
• 『浮遊ふゆうする小野小町おののこまち 人ひとはなぜモノガタリを生うみだすのか』（2001年ねん、笠間かさま書院しょいん）
• 『小町こまち伝説でんせつの誕生たんじょう』（2004年ねん、角川かどかわ選書せんしょ）
• 『なぜ和歌わかを詠よむのか 菅江すがえ真澄ますみの旅たびと地誌ちし』（2011年ねん、笠間かさま書院しょいん）
• 『宣教せんきょう使し堀ほり秀成ひでなり だれも書かかなかった明治めいじ』（2012年ねん、三弥みつや井い書店しょてん〈シリーズ日本にっぽんの旅人たびびと〉）

編著へんちょ

• 『式子内親王しきしないしんのう全ぜん歌集かしゅう』（1982年ねん、桜さくら楓かえで社しゃ）
• 『百人一首ひゃくにんいっしゅ倉山くらやま抄しょう』（1995年ねん、和泉いずみ書院しょいん）
• 『講座こうざ日本にっぽんの伝承でんしょう文学ぶんがく 在地ざいち伝承でんしょうの世界せかい 東日本ひがしにっぽん』徳田とくた和夫かずお、菊地きくち仁ひとし共編きょうへん（1999年ねん、三弥みつや井い書店しょてん）
• 藤原為家ふじわらのためいえ『詠歌えいか一体いったい 影印えいいん二に種しゅ翻刻ほんこく一いち種しゅ並ならびに三さん本ほん校異こうい』小林こばやし一彦かずひこ共編きょうへん（2001年ねん、和泉いずみ書院しょいん）
• 『東北とうほくの地獄じごく絵え 死しと再生さいせい』編へん（2003年ねん、三弥みつや井い書店しょてん）
• 『「偽書ぎしょ」の生成せいせい 中世ちゅうせい的てき思考しこうと表現ひょうげん』小川おがわ豊ゆたか生せい、伊藤いとう聡さとし共編きょうへん（2003年ねん、森もり話はなし社しゃ）
• 『源俊頼みなもとのしゅんらい撰せん 金きむ葉よう和歌集わかしゅう』（2006年ねん、明治めいじ書院しょいん〈和歌わか文学ぶんがく大系たいけい〉）
• 『聖せいなる声こえ 和歌わかにひそむ力ちから』阿部あべ泰郎やすお共編きょうへん（2011年ねん、三弥みつや井い書店しょてん）
• 『都市とし歴史れきし博覧はくらん 都市とし文化ぶんかのなりたち・しくみ・たのしみ』白幡しらはた洋三ようぞう郎ろう・原田はらだ信男のぶお共編きょうへん著ちょ（2011年ねん、笠間かさま書院しょいん）
• 『中世ちゅうせい詩歌しかの本質ほんしつと連関れんかん』編へん（2012年ねん、竹林ちくりん舎しゃ〈中世ちゅうせい文学ぶんがくと隣接りんせつ諸しょ学がく〉）