飯田いいだ茂実しげみ

飯田いいだ 茂実しげみ（いいだ しげみ、男性だんせい、1967年ねん10月3日にち- ）は日本にっぽんのダンサー、演出えんしゅつ家か、小説しょうせつ家かである。 しゅわさかさんの第一人者だいいちにんしゃでもある。

概略がいりゃく

長野ながの県けん諏訪すわ市し生うまれ。長野ながの県けん諏訪すわ清陵せいりょう高等こうとう学校がっこうを経へて、1992年ねん3月がつ、大学だいがく三さん年ねんで京都大学きょうとだいがく文学部ぶんがくぶを中退ちゅうたい後ご、大野おおの一雄かずお舞踏ぶとう研究所けんきゅうじょへ入所にゅうしょ。11月に『大野おおの一雄かずお舞踏ぶとう公演こうえん／小栗おぐり判官ほうがん照手てるて姫ひめ』（大垣おおがき市し文化ぶんか会館かいかん大だいホール）にダンサーとして出演しゅつえん。以後いご、1995年ねんまで約やく50公演こうえんで出演しゅつえんするとともに、製作せいさく・衣装いしょう・音響おんきょう等とうも担当たんとうする。この間あいだ、1994年ねんには『飯田いいだ茂実しげみ詩集ししゅう』『老子ろうしのダンス』を自費じひ出版しゅっぱんしている。

1995年ねん7月がつ、研究所けんきゅうじょを退すさ所ところ。横浜よこはま市しから京都きょうと市しへ戻もどり、ダンスだけではなく、作曲さっきょく、バンド活動かつどう等とうを並行へいこうして行おこなう。1996年ねんからは、京都きょうとを拠点きょてんとして活動かつどうするコンテンポラリーダンスグループ「モノクロームサーカス」にも参加さんかし、1998年ねん9-10月には、出張しゅっちょうパフォーマンス「収穫しゅうかく祭さい」をパリなど16箇所かしょで公演こうえんした。

1998年ねん8月がつには、短文たんぶんの1行ぎょう物語ものがたりを333編へん集あつめた小説しょうせつ『世界せかいは蜜みつでみたされる』を水声すいせい社しゃより出版しゅっぱんしており、2011年ねん1月がつに『一文いちぶん物語ものがたり集しゅう』としてe本ほんの本ほんより改訂かいてい版ばんが出でている。同どう作さくは北村きたむら薫かおるや穂ほ村むら弘ひろに高たかく評価ひょうかされており、北村きたむら薫かおる・宮部みやべみゆき編へんのアンソロジー『とっておき名めい短篇たんぺん』にも引用いんようされている。

尼崎あまがさき市しが主催しゅさいし、現代げんだい演劇えんげきの戯曲ぎきょくを募集ぼしゅうする近松ちかまつ門左衛門もんざえもん賞しょうでは第だい1回かい（2001年ねん）に「あなたのもとめるものすべて」が最終さいしゅう選考せんこうに、第だい2回かい（2003年ねん）も最終さいしゅう選考せんこうに残のこった。

モノクロームサーカスを離はなれた後のちも、京都きょうとを拠点きょてんとして活動かつどう。創作そうさく舞踊ぶよう、振付ふりつけ、演出えんしゅつ、ダンス、作曲さっきょく、小説しょうせつなど、様々さまざまなジャンルに携たずさわるマルチ・アーティストとして、国内外こくないがいを問とわず活動かつどうしているまた、伝統でんとう的てきな心身しんしん技術ぎじゅつのワークショップを行おこなっており、2010年ねんにはイスタンブールで「Shaman術じゅつ国際こくさい協会きょうかい」（Shaman-Art International Association）を創設そうせつした。

著書ちょしょ

• 『世界せかいは蜜みつでみたされる―一いち行ぎょう物語ものがたり集しゅう』（水声すいせい社しゃ、1998年ねん8月がつ） ISBN 978-4891763688
• 『ダンスの原典げんてん』（e本ほんの本ほん、2008年ねん7月がつ） ISBN 978-4904819005
• 『一文いちぶん物語ものがたり集しゅう』（e本ほんの本ほん、2011年ねん1月がつ） ISBN 978-4904819012
  • 『世界せかいは蜜みつでみたされる―一いち行ぎょう物語ものがたり集しゅう』の改訂かいてい版ばん

外部がいぶリンク

• Iida Shigemi:shaman-art e本ほんの本ほん