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鼓 - Wikipedia

日本にっぽん特有とくゆう伝統でんとうてき楽器がっきのひとつ

(つづみ)は、漢字かんじ文化ぶんかけん特有とくゆう伝統でんとうてき楽器がっきのひとつで、もっとも狭義きょうぎには小鼓こつづみす。砂時計すなどけいかた、または木製もくせいドラム缶どらむかんがたどう両面りょうめんかわってこれをいとぐちつよる。いとぐちは、能楽のうがく世界せかいでは調しらべいとぐち(しらべお)または「調しらべ」という。このいとぐちめたりゆるめたりすることで音色ねいろ調節ちょうせつしながら、一方いっぽうもしくは両方りょうほうかわまたはって演奏えんそうする。その形態けいたいによって小鼓こつづみだい太鼓たいこ羯鼓かっこなどがある。発音はつおんについては、古代こだいインド打楽器だがっき dudubhi または dundubhi からたというせつと、中国ちゅうごくくもり(つどんこ)のおとからたというせつがある。

小鼓こつづみ
つづみ婦人ふじん

起源きげん 編集へんしゅう

 
だい小鼓こつづみ

つづみはインドで発生はっせいし、その中国ちゅうごくこし(ようこ)、いちいち)(いっこ)、さんさん)(さんのつづみ)、よんつえ(じようこ)とう多数たすう種類しゅるい発生はっせいした。これらはそうじて細腰さいよう(さいようこ)とばれる。こしこしげる細腰さいようで、日本にっぽんには7世紀せいきはじめにつたわり、(くれのつづみ)として伎楽ぎがくもちいられた。いちさんよん奈良なら時代じだい日本にっぽんに、唐楽とうがく(とうがく)ようとしてつたわった。のちこしよんえたが、いち舞楽ぶがくのこり、さん高麗こうらいらく(こまがく)で使つかわれている。また中国ちゅうごくから日本にっぽんつたわった民間みんかん芸能げいのうである散楽さるがく(さんがく)にも使つかわれており、せいくらいんくらの「たまゆみ散楽さるがく」には、つづみを桴や様子ようすえがかれている。こうしたさまざまな中国ちゅうごくから伝来でんらいし、やがて小鼓こつづみだい(おおつづみ)が日本にっぽん成立せいりつした。

つえ(桴)を使つかって演奏えんそうするつえは、両面りょうめんかわ異種いしゅざいもちいるのが特徴とくちょうで、どうはしみちかわめんみちともに大小だいしょうがある。のち朝鮮半島ちょうせんはんとうつたわってからは大型おおがたとなった。

影響えいきょう 編集へんしゅう

本来ほんらいリズム楽器がっきであるが、奏法そうほういとぐち自由じゆう操作そうさすることによって数種類すうしゅるい音色ねいろけることが可能かのうとなり、中世ちゅうせい近世きんせい以降いこう邦楽ほうがくおおきな影響えいきょうあたえている。演奏えんそうさい掛声かけごえけるのが特徴とくちょう

関連かんれん項目こうもく 編集へんしゅう

外部がいぶリンク 編集へんしゅう