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2160p - Wikipedia

2160p

画面がめんアスペクトは16:9で、有効ゆうこう垂直すいちょく解像度かいぞうど2160ほんかつ、順次じゅんじ走査そうさ動画どうが略称りゃくしょう

2160pは、ディスプレイ動画どうが解像度かいぞうどなどでもちいられる用語ようごで、画面がめんアスペクト16:9で、有効ゆうこう垂直すいちょく解像度かいぞうど2160ほんかつ、順次じゅんじ走査そうさ動画どうが略称りゃくしょうである[ちゅう 1]UHDTVちょうこう精細せいさいテレビ)における4K解像度かいぞうどのことで、国際電気こくさいでんき通信つうしん連合れんごう(ITU)では4K UHDTVとされている。通称つうしょう「4K」「4Kテレビ」「4K UHD」。

正方形せいほうけい比率ひりつピクセルにおいて3840×2160、8.2メガピクセル(829まん4400画素がそ)の動画どうがとなる。つまり、現行げんこうもっと使つかわれる1080pの縦横じゅうおうそれぞれ2ばい総数そうすうでは4ばい画素がそすうである。前述ぜんじゅつのようにUHDTVやスーパーハイビジョンふくまれる映像えいぞう規格きかくひとつ。

2160pは放送ほうそう用途ようと利用りようされることがおおく、地上波ちじょうは利用りようした実験じっけん試験しけん放送ほうそうは、韓国かんこくでは2012ねん9月からおこなわれている。ネットによる配信はいしん米国べいこく本格ほんかくてきおこなわれている。日本にっぽんでは日本にっぽん放送ほうそう規格きかくISDBおこなわれることがまっているが、それよりまえ2014ねん6月2にちにDVB-S方式ほうしきやRF方式ほうしき、IP方式ほうしきにより試験しけん放送ほうそう開始かいしされた。4Kテレビは2013ねんに、日本にっぽんで3まん1000だい、アメリカで5まん7000だい販売はんばいされた[1]以前いぜんHDMIによる伝送でんそうは30pまでだったが、2013ねん9月4にちに60pまで対応たいおうHDMI 2.0発表はっぴょうされた。

ITUとDCIにおける4K

編集へんしゅう

国際電気こくさいでんき通信つうしん連合れんごう(ITU)が4Kとしてさだめた唯一ゆいいつ規格きかくである。しかし4K2Kや4Kには、大手おおて映画えいが制作せいさく会社かいしゃ加盟かめいするデジタルシネマ規格きかくめるDCI英語えいごばんさだめた4096×2160(17:9, 1.90:1)がふくまれる、いわゆる「映画えいがの4K」である。そのDCIの4Kにはさらべつ解像度かいぞうどがある。そのため2160pは4Kの複数ふくすうある規格きかくひとつにすぎない。つまり「4K」と表記ひょうきがあってもITUとDCIはべつであり注意ちゅうい必要ひつようである。

1080iの縦横じゅうおうそれぞれ2ばい、つまり総計そうけい4ばい画素がそすうであり、DCIがさだめた「映画えいがの4K」よりも家庭かていけ、放送ほうそう用途ようとけである。

名称めいしょう

編集へんしゅう

はじめに映像えいぞうがITUによりITU-R BT-1769(2006)、SMPTEによりSMPTE 2036(2007)が規定きていされた。これらには4320pふくまれる[2]

国際電気こくさいでんき通信つうしん連合れんごう(ITU)においてはUHDTV(ちょうこう精細せいさいテレビ)にふくまれる。2012ねん5月24にち、2160PをUHDTVのうち4Kとぶことが勧告かんこくされた。そのため「4K UHDTV」「4K UHD」とばれている[3][4]

UHDTVはUltra High Definition TeleVisionのことであり、「ちょうこう精細せいさいテレビジョン」、「ちょうこう精細せいさいテレビジョン放送ほうそう」などとやくされる[5]

総務そうむしょうにおいては「ちょうこう精細せいさい映像えいぞう 4K[6]もしくは「スーパーハイビジョン 4K[7]呼称こしょうもちいられる。これは現行げんこう1080i(1920x1080)の放送ほうそうを2Kと定義ていぎし、それをえるものとして2160p(3840x2160)をスーパーハイビジョン4K、7680x4320をスーパーハイビジョン8Kと定義ていぎするものである。

ただし、NHK放送ほうそう技術ぎじゅつ研究所けんきゅうじょ呼称こしょうしているスーパーハイビジョンは7680×4320でフレームレート120Pとさだめているため、総務そうむしょう呼称こしょうの「スーパーハイビジョン 4K」とかならずしも一致いっちするものではない。

4Kの呼称こしょうではなく、UHDTV Level1ちょうこう精細せいさいテレビ レベル1)、UHDTV-1呼称こしょう使つかうべきとする団体だんたい存在そんざいする[8][9]

画面がめん解像度かいぞうどにおいては1080iの4ばい画素がそすうからQuad HDまたはQFHDばれている。

4K2Kたん4KともばれるがDCI 4Kと区別くべつがつかないので使用しようには注意ちゅうい必要ひつようである。

フレームレート

編集へんしゅう

120pがITUによる規格きかくじょう最大さいだいである。デジタルシネマカメラで撮影さつえいされた映画えいがは24pが主流しゅりゅうである。放送ほうそう業務ぎょうむ用途ようとでは60pが主流しゅりゅうとなりつつあるが、家庭かていよう4KテレビやカメラではHDMI1.4準拠じゅんきょで30pまでの対応たいおうとする機材きざいおおい。

2013ねん9月12にちIBC2013でBBCなどが150pや300pによる映像えいぞう展示てんじした。これにより映像えいぞうのボケが改善かいぜんされる[10]

放送ほうそう

編集へんしゅう

日本にっぽん

編集へんしゅう

電波でんぱによる4Kテレビ放送ほうそう日本にっぽんのデジタル放送ほうそう方式ほうしき、ISDBで衛星えいせい基幹きかん放送ほうそうきょく(BS・110CS)、DVB-S2(124/128CS)によりおこなわれる予定よてい。またケーブルテレビではRF方式ほうしき、IP伝送でんそうによる4K放送ほうそう開始かいしする。

2013ねん5月7にち、4K/8K放送ほうそう実現じつげん目指めざ団体だんたいがキーきょく通信つうしん会社かいしゃなどにより設立せつりつされた。名称めいしょう次世代じせだい放送ほうそう推進すいしんフォーラム略称りゃくしょうはNexTV-F[11]

地上波ちじょうは

編集へんしゅう

日本にっぽんにおいては、現状げんじょうNexTV-Fうえ発表はっぴょう資料しりょう地上波ちじょうはでの放送ほうそう計画けいかくしめされておらず、地上波ちじょうはでの放送ほうそう[12][13]

2014ねん6月2にち13から、放送ほうそう免許めんきょ取得しゅとくしたNexTV-Fによっておこなわれる家庭かていけ4K試験しけん放送ほうそうChannel 4K受信じゅしんできる。

124/128CSから送信そうしんされ、DVB-S2方式ほうしき、スクランブル暗号あんごう方式ほうしきスカパー!プレミアムサービスおなじであり、受信じゅしんにはスカパープレミアムのアンテナとスカパーICカード、スカパー4K対応たいおう受信じゅしん必要ひつようである。テレビはHDCP 2.2対応たいおうでなければならない。

試験しけん放送ほうそうがこの時期じき開始かいしされたのは2014 FIFAワールドカップ中継ちゅうけいおこなうためであるが[14][15]なま中継ちゅうけい実施じっしされず、日本にっぽんたいコートジボワールせんなど主要しゅような4試合しあい録画ろくが放送ほうそうにとどまる。

2160pは日本にっぽん放送ほうそう規格きかくISDBでは、ARIB STD-B32「デジタル放送ほうそうにおける映像えいぞう符号ふごう音声おんせい符号ふごうおよ多重たじゅう方式ほうしき」2.2はん改定かいていにおいて、2160P(60P)が追加ついかされている[16]

2016ねんリオデジャネイロオリンピックにあわせて、東経とうけい110CS放送ほうそう使用しようした放送ほうそう開始かいし予定よていスカパー!現在げんざいみぎ旋波を使用しようしているが、2016年度ねんどひだり旋波よう衛星えいせい予定よてい[17]

2020ねん東京とうきょうオリンピックにあわせて、スカパー!が使用しようしている110CS衛星えいせいみぎ旋波を使用しようした放送ほうそう開始かいし予定よてい。つまり2020ねんにはCS124/128、CS110ひだり旋波みぎ旋波で4Kテレビ放送ほうそう実施じっしされていることになる[17]

CS110ひだり旋波、みぎ旋波では8K(4320p)の放送ほうそうあわせて開始かいしされる予定よてい

現行げんこうのBS/110CSみぎ旋波の場合ばあいきがいためチャンネルを確保かくほするのがむずかしく、デジなん視聴しちょう地域ちいき放送ほうそう終了しゅうりょうしても利用りようできるかは不透明ふとうめいである。あたらしく利用りようされるCS110ひだり旋波を受信じゅしんするためにはひだり旋円へん対応たいおうBS・CSアンテナ必要ひつよう[18]

ケーブルテレビ

編集へんしゅう

2014ねん6がつ2にちから、ジュピターテレコム同軸どうじく伝送でんそうによるケーブルテレビけ4K放送ほうそう開始かいしする。またIP伝送でんそうによる放送ほうそう開始かいしする[19]。Cannel 4Kとほぼおな内容ないようになる。

ひかりTVは、2014ねん4がつ8にちからビデオオンデマンドによるトライアルを開始かいししている。10月からサービスを開始かいしするが、シャープのAQUOS UD20シリーズにはSTBを内蔵ないぞうしており、そのままで4K映像えいぞうたのしめる。

これら4方式ほうしき(ISDB・DVB-S2・ジュピター・ひかりTV)のサービスに関連かんれんせいはなく、それぞれのサービスに対応たいおうした、H.265でデコードするためのチューナーまたはSTBが必要ひつようである。

伝送でんそう実験じっけん

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放送ほうそう開始かいしされるまでに、いくつかの伝送でんそう実験じっけんがおこなわれた。2012ねん10がつ20日はつかスカパーJSAT仙台せんだいおこなわれたベガルタ仙台せんだい たい 浦和うらわレッズ試合しあいなま中継ちゅうけいした。カメラはEOS-C500、圧縮あっしゅくはH.264、放送ほうそう方式ほうしきDVB-S2の32APSK。最大さいだい120Mbpsで伝送でんそう。3840×2160(59.94p)[20]

2013ねん11月2にちスカパーJSATは、アリス武道館ぶどうかんコンサートをお台場だいばシネマメディアージュまで伝送でんそうしてパブリックビューイングをおこなった。使用しようされたカメラはカメラはEOS-C500(キヤノン)、CineAlta PMW-F55(ソニー)、GY-HMQ10(JVCケンウッド)。

2013ねん10月27にち大阪おおさかマラソンなま中継ちゅうけいケイ・オプティコムによって伝送でんそうされた。圧縮あっしゅくストリーミングをおこなったエレメンタルによると、4K映像えいぞうによるリアルタイムエンコーディング中継ちゅうけい世界せかいはつである[21]

韓国かんこく

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地上波ちじょうは

編集へんしゅう

KBS・MBC・SBSは世界せかいはじめての4Kテレビの本格ほんかく放送ほうそうおこなっている。放送ほうそう方式ほうしきDVB-T2、韓国かんこく66CH (700MHzたい帯域たいいきはば6Mhz、KBS冠岳かんむりだけさん送信そうしんしょから100W(だい段階だんかいでは最大さいだい1kW)。256QAM、20〜36.5mbps。LDPC1/2〜5/6。圧縮あっしゅくHEVC

だいいち段階だんかいは2012ねん10月9にちから12月31にちまでおこなわれた。転送てんそう速度そくどは35Mbps。また2013ねん1がつには展示てんじかいCES2013においてデモンストレーション送信そうしんおこなった[22][23][7]

だい段階だんかいは2013ねん5がつ10日とおかから10月15にちまでおこなわれた。映像えいぞうは30pから60pとなった[24]

2014ねん4がつごろには、66チャンネルがKBS専用せんようとなり、MBCに52チャンネル、SBSに53チャンネルがてられ実験じっけん放送ほうそう開始かいしする。SBSは2014 FIFAワールドカップ中継ちゅうけい、KBSとMBCは2014ねんアジア競技きょうぎ大会たいかい中継ちゅうけいする。またKBSによる冠岳かんむりだけさん送信そうしんしょ南山なんざん送信そうしんしょのSFNによる送信そうしんおこなわれる[25]

2017ねん5がつ31にち、KBS、MBC、SBSの地上波ちじょうは3きょくは、ソウル首都しゅとけん地域ちいきにおいて世界せかいはじめてとなる商用しょうようUHD放送ほうそう開始かいしした。

ケーブルテレビ

編集へんしゅう

2013ねん7がつ17にち韓国かんこくのケーブル放送ほうそうきょく大手おおて5しゃはケーブルテレビによる4K試験しけん放送ほうそう開始かいしした。これは世界せかいはつ家庭かていけ4K放送ほうそうとなる。チャンネルめいはU-Max(ユーマックス)はホームチョイスにより運営うんえいされ、CJハロービジョンなど主要しゅようなケーブルテレビに配信はいしんされる。圧縮あっしゅくはHEVC、転送てんそう速度そくどは32Mbps(または18Mbps)。30フレーム、4:2:0、音声おんせい AC-3 256kbps。STBと4KテレビまたはLG電子でんしのHEVCデコーダー内蔵ないぞう4Kテレビで受信じゅしんする[26]

衛星えいせい放送ほうそう

編集へんしゅう

2014ねん6がつ2にち1015ふんにSkyUHDを開局かいきょくして衛星えいせい放送ほうそう開始かいしした。このチャンネルはKTスカイライフ運営うんえいするムグンファ6ごうから送信そうしんされる無料むりょうの4Kテレビ放送ほうそうである。

SkyUHDは6あいだ番組ばんぐみかえし24あいだ放送ほうそうしている状態じょうたいだが、2015ねんごろまでに1.3まんえん(12まんウォン)以下いかのチューナーの発売はつばいと3チャンネルへの拡大かくだい目指めざ[27]

中国ちゅうごく

編集へんしゅう

2018ねん10がつ1にち中国ちゅうごく中央ちゅうおうテレビの4Kチャンネルが放送ほうそう開始かいし。さらに、広東かんとんテレビの4Kチャンネルは、2018ねん10がつ12にち放送ほうそうされた。

欧州おうしゅうでは4EVERが設立せつりつされ、2012ねんから4Kを研究けんきゅうしている。2013ねんぜんふつオープン中継ちゅうけい伝送でんそうし、パブリックビューイングをおこなった。

2014ねん5月25にちから2014ねんぜんふつオープンテニスを中継ちゅうけいするため、フランスのTDFは4k映像えいぞう地上波ちじょうは送信そうしんした。圧縮あっしゅくはH.265、放送ほうそう方式ほうしきDVB-T2、26chにてエッフェル塔えっふぇるとうから1kWの出力しゅつりょく。この放送ほうそうは2015ねん1がつまでおこなわれた。

2014ねん3がつ、DVB-T2方式ほうしき地上波ちじょうはUHFで伝送でんそう実験じっけんをした。

アメリカのテレビ方式ほうしきATSC方式ほうしきでの4Kを検討けんとう

2014ねん、ソチオリンピックの開会かいかいしきなま中継ちゅうけいする伝送でんそう実験じっけんおこなった。30p、8ビットで26Mbps。H.265でなま中継ちゅうけいするのは世界せかいではじめてとしている[28]

4K収録しゅうろくテレビ番組ばんぐみ

編集へんしゅう

放送ほうそうはUHD 4K、1080iだが、撮影さつえいはDCI 4K(4096×2160)でおこなわれている場合ばあいおおい。

日本にっぽん

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4Kで収録しゅうろくされた番組ばんぐみえてきている。2013ねん6月1にちからBS-TBSでソニー CineAlta収録しゅうろくによる『THE世界せかい遺産いさん4K PREMIUM EDITION』が4K収録しゅうろくされている。放送ほうそうは2K(1080i)だが、4K収録しゅうろくのレギュラー番組ばんぐみとしては日本にっぽんはつとなる。

2012ねんはるにRED EPIC-MならびにEpic-X2だいで、深夜しんやドラマ「戦国せんごくバサラ ムーンライトパーティ実写じっしゃばん」を、5K/24Pならびに4K/24P収録しゅうろく、HD仕上しあげではあるがおそらく国内こくないはつ[よう出典しゅってん]オフライン変換へんかんせずAdobe Premiere Pro を使つかったRAWファイルのままでのオフライン編集へんしゅうDaVinci Resolve使つかったRAWファイルでのカラーグレイディング>オンライン編集へんしゅうというながれで、11放送ほうそう、そしてその劇場げきじょうばんとして完成かんせいされた。REDのテクニカルディレクションはRAWESOME!の伊藤いとうかくである。

2014ねん1がつ1にちにはNHKはつとなる4Kで制作せいさくされたドラマ、『さくらほうさら』が放送ほうそうされた[29]。なお、実際じっさいにはNHK総合そうごうテレビでハイビジョンに変換へんかんされたうえ放送ほうそうされた。

テレビ東京てれびとうきょうはテレビドラマ『ウルトラマンX』、『なぞの転校生てんこうせい』、『ウルトラマンオーブ』をRED EPICによる4K/5K収録しゅうろく、『ウルトラマンジード』、『ウルトラマンR/B』をRED EPIC-Wによる4K/24p収録しゅうろく製作せいさく

テレビ朝日てれびあさひはテレビドラマ『さむらい戦隊せんたいシンケンジャー』、『てんそう戦隊せんたいゴセイジャー』、『警視庁けいしちょう失踪しっそうじん捜査そうさ』、『海賊かいぞく戦隊せんたいゴーカイジャー』、『れつしゃ戦隊せんたいトッキュウジャー』、『動物どうぶつ戦隊せんたいジュウオウジャー』をRED ONEによる2K/4K撮影さつえい、『特命とくめい戦隊せんたいゴーバスターズ』、『ししでん戦隊せんたいキョウリュウジャー』、『手裏剣しゅりけん戦隊せんたいニンニンジャー』をRED EPICによる4K/2K撮影さつえい、『宇宙うちゅう戦隊せんたいキュウレンジャー』、『かいぬすめ戦隊せんたいルパンレンジャーVS警察けいさつ戦隊せんたいパトレンジャー』をRED EPIC-Wによる4K/23.98p撮影さつえい収録しゅうろく

韓国かんこく

編集へんしゅう

KBSはRED ONE、RED Epicにる収録しゅうろくで『ガクシタル』、『推奴』、『王女おうじょおとこ』を制作せいさくした。MBCはRED ONEによる収録しゅうろくで『アラン使つかいどうでん』を制作せいさくした。SBS EBSはソニー CineAlta F 65ですうほん番組ばんぐみ収録しゅうろくした。

ネット配信はいしん

編集へんしゅう

アメリカではドラマや映画えいが有料ゆうりょうられるネット配信はいしん普及ふきゅうしており、そこで4K作品さくひん配信はいしんする予定よてい。H.265を内蔵ないぞうしたテレビが販売はんばいされており、テレビのみで視聴しちょう可能かのうだ。また大手おおて配信はいしん会社かいしゃ独自どくじに4Kでドラマを制作せいさくしている[30]。ネットだけのために100おくえん制作せいさくけたドラマ、ハウス・オブ・カードをふくめ2014ねん6がつから配信はいしん開始かいしされる。

またH.245とあたらしいストリーミング規格きかく、MPEG‐DASH(Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)を利用りようした伝送でんそう実験じっけん世界せかいおこなわれている。

撮影さつえい技術ぎじゅつ

編集へんしゅう

2009ねん5月12にち、ビクターはNHK技研ぎけん共同きょうどう世界せかいはつの3840×2160ライブ出力しゅつりょく可能かのうのビデオカメラを開発かいはつしたと発表はっぴょうした。数カ月すうかげつのNHK放送ほうそう技術ぎじゅつ研究所けんきゅうじょ展示てんじされた。2009ねん7がつ22にち日食にっしょくには、このカメラで2160pなま中継ちゅうけい成功せいこうしている[31][32]。このカメラは3840×2160のたんいたしきCMOSをバイヤー配列はいれつバイヤー配列はいれつ)のカラーフィルターで補間ほかん演算えんざん擬似ぎじてきに2160P映像えいぞう出力しゅつりょくできる。

2012ねんJVCケンウッドGY-HMQ10発売はつばいした。世界せかいはつかたせではないビデオカメラ、また100まんえんるはじめての4Kビデオカメラである。2160P、フレームレートは60pまで撮影さつえいできるのが特徴とくちょうに50p・24p)[33]。3840×2160のたんいたしきCMOSで撮影さつえいされる。

GY-HMQ10は記録きろく伝送でんそうを1080Pにて縦横じゅうおう2×2の4分割ぶんかつおこなっている。つまり、4つのSDカード、4つのHDMI端子たんし使用しようしている。後述こうじゅつ入力にゅうりょくアダプター(THD-MBA1)を利用りようして東芝とうしばの4Kテレビに接続せつぞくできる。

ソニー CineAlta PMW-F55、F65RSは4K収録しゅうろく対応たいおうしている。

デジタルシネマけの4Kカメラや一眼いちがんレフカメラでは4096×2160や2160pに対応たいおうしているものもあり4K映像えいぞう収録しゅうろく使用しようされている。映像えいぞう記録きろく映像えいぞう出力しゅつりょくたんいたCMOSからバイヤー配列はいれつ処理しょりをするまえのRAWデータのみとなっている。キヤノンEOS C500など[34]

著作ちょさくけん保護ほご

編集へんしゅう

日本にっぽんの4Kテレビ放送ほうそうでは、HDMIが60Pまで対応たいおうしたHDMI 2.0にくわえ、著作ちょさくけん保護ほご規格きかくのHDCP 2.2が必要ひつようである。Channel 4K開始かいしにあわせ、2014ねん5がつ以降いこう発売はつばいされた4Kテレビは60PかつHDCP 2.2となっているものがほとんどである。

Channel 4Kに対応たいおうしていない4Kテレビにたいして、ソニー、シャープ、LG電子でんしはソフトウェアの更新こうしん対応たいおうできない場合ばあい基板きばん交換こうかんでHDMI 2.0(60P)とHDCP 2.2対応たいおうとなる無償むしょうサービスをおこな[35][ちゅう 2]

ディスプレイ・プロジェクタ・テレビ

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  • パナソニック
  • ソニー
    別売べつうりの入力にゅうりょくアダプターで3G-SDI、HD-SDI、デュアルリンクHD-SDIに対応たいおう
    VPL-VW1000ESを4k60p(4:2:0)、HDCP2.2対応たいおうとしたもの。VPL-VW1000ESからの有償ゆうしょうアップデートにて同等どうとうひんへの機能きのう追加ついか可能かのう(2015ねん9がつ30にちまでの期間きかん限定げんてい)。
    上記じょうき2シリーズは2160p(30p/24p)までのみ入力にゅうりょく
    • BRAVIA KD-65X9200A/KD-55X9200A(2013ねん6がつ1にち[42](4K放送ほうそう対応たいおうアップデート対応たいおう
    • KD-65X8500A/KD-55X8500A(2013ねん10がつ19にち)(4K放送ほうそう対応たいおうアップデート対応たいおう
    ファームウェア更新こうしんにより、X9200AシリーズとX8500Aシリーズは、HDMI 2.0にアップデートされる(2013ねん以内いない[43]
  • 東芝とうしば
    • REGZA 55X3(2011ねん11月)[44]
    • REGZA 55XS5(2012ねん5がつ[45]
    • REGZA 84Z8X/65Z8X/58Z8X(2013ねん6がつ[46]
    上記じょうき3機種きしゅ別売べつうりの入力にゅうりょくアダプター(THD-MBA1(2012ねん3がつ30にち[47])により2160p(60p/30p/24p)入力にゅうりょく可能かのうだが、HDCP信号しんごうには対応たいおうだった。その、2014ねん6がつに、同年どうねんあきから、基板きばん交換こうかんによるアップグレードサービスを開始かいしすると発表はっぴょうされた[48]
    • REGZA 84Z9X/65Z8X/58Z8X/50Z9X(2014ねん4がつ[49]
    • REGZA 40J9X(2014ねん6がつ[50]
    • REGZA 50Z10X/58Z10X/65Z10X(2014ねん10がつ[51]

Z10Xシリーズからスカパープレミアムチューナーを内蔵ないぞうそとけハードディスクへの4K放送ほうそう録画ろくが可能かのうとなった。

  • シャープ
    • PN-K321(2013ねん2がつ15にち[52]
    IGZOパネルを採用さいようした32がた業務ぎょうむよう液晶えきしょうディスプレイ。DisplayPortで60p、HDMI×1ほんで30p(2ほんで60p)の入力にゅうりょく対応たいおう
    • ICC PURIOS LC-60HQ10(2013ねん2がつ20日はつか[53]
    HDMI×1ほんで2160p(30p/25p/24p)の入力にゅうりょく、HDMI×4ほんで2160p(60p/30p/24p)の入力にゅうりょく対応たいおう
    • AQUOS LC-70UD1(2013ねん6がつ)/LC-60UD1(2013ねん8がつ[54](4K放送ほうそう対応たいおうアップデート対応たいおう
    2160p(30p/25p/24p)までのみ入力にゅうりょく
  • パナソニック
    • TH-L65WT600
    HDMI 2.0(4:4:4入力にゅうりょく対応たいおうで60pまで対応たいおう
  • LG
    • LA9700(4K放送ほうそう対応たいおうアップデート対応たいおう
    65/55がた
  • HEVCデコーダ内蔵ないぞう。HDMI 2.0

ブルーレイディスクレコーダー

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  • ソニー
    • BDZ-EX3000(2012ねん10がつ13にち[55]
  • パナソニック
    • DMR-BZT9300(2012ねん11月20にち
    • DMR-BZT9600(2013ねん11月20にち[56]
    HDMI 2.0対応たいおう世界せかいはつ4K/60p/36bitまでアップコンバートして出力しゅつりょくする。
  • CyberLink
    • PowerDVD 13 Ultra/Pro/Deluxe(2013ねん4がつ2にち[57]

ブルーレイディスクプレーヤー

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  • パナソニック
    • DMP-BDT330(2013ねん4がつ30にち[58]

スマートフォン

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  • Liquid S2
Acerによる世界せかいはつ4K動画どうが撮影さつえい対応たいおうモデル[59]
SONYによる世界せかいはつ4K液晶えきしょう搭載とうさいモデル[60]
  • HDMI 1.3以前いぜん
4K対応たいおうおこなわれていない。
  • HDMI 1.4
2013ねん9がつに4K30p対応たいおう発表はっぴょうされた。一部いちぶメーカーの独自どくじ規格きかくで60p伝送でんそうしているものがあった。PlayStation 3SCE独自どくじ方式ほうしき
いろ信号しんごう圧縮あっしゅくしない4:4:4入力にゅうりょく対応たいおうしている機種きしゅもある。4:4:4/24bit、4K 30pまで対応たいおうしている。
  • HDMI 2.0
2013ねん9がつ発表はっぴょうされ、あらたに60pまで対応たいおうした。
いろ信号しんごう圧縮あっしゅくしない4:4:4入力にゅうりょく対応たいおうしている機種きしゅもある。4:4:4/36bitは4K 30pまで、4:4:4/24bitは4K 60pまで対応たいおうしている。
  • デジタルシリアルインターフェース
12G-SDI、6G-SDI、Quad-Link 3G-SDI。

 
「4K UHD」が2160pである。

3840×2160(16:9)
1080p 1080p
1080p
(FHD)
1080p

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 1080iまでとことなり、走査そうさ、つまり2160iを定義ていぎした規格きかく存在そんざいしない。
  2. ^ ディスプレイ・プロジェクタ・テレビ機種きしゅめいに(4K放送ほうそう対応たいおうアップデート対応たいおう)と表記ひょうき

出典しゅってん

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  1. ^ 2013ねん薄型うすがたTV販売はんばいは27%げんの610まんだい。4Kは3.1まんだい AV Watch 2014ねん2がつ13にち
  2. ^ スーパーハイビジョンの研究けんきゅう NHK 1P
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