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63丁目線 - Wikipedia
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63丁目ちょうめ線せん

IND63丁目ちょうめ線せん（IND63ちょうめせん、英えい: IND 63rd Street Line）およびBMT63丁目ちょうめ線せん（BMT63ちょうめせん、英えい: BMT 63rd Street Line）、63丁目ちょうめクロスタウン、クロスタウン線せん[1]、あるいはルート131-A[2]と呼よばれる路線ろせんはニューヨーク市し地下鉄ちかてつのINDおよびBMTディビジョンに属ぞくする2本ほんの地下鉄ちかてつ路線ろせんである。これらの路線ろせんはマンハッタンのアッパー・イースト・サイドの63丁目ちょうめの下したを通とおり、レキシントン・アベニュー-63丁目ちょうめ駅えきにおいて合流ごうりゅうする。

IND/BMT63丁目ちょうめ線せん
IND/BMT 63rd street lines
F系統けいとうがIND63丁目ちょうめ線せんを運行うんこうする。Q系統けいとうと一部いちぶのN系統けいとうとR系統けいとうがBMT63丁目ちょうめ線せんを運行うんこうする。
概要がいよう
種別しゅべつ 地下鉄ちかてつ
系統けいとう ニューヨーク市し地下鉄ちかてつ
所在地しょざいち マンハッタンおよびクイーンズ区く
起おこり終点しゅうてん マンハッタン、レキシントン・アベニュー-63丁目ちょうめ駅えき西側にしがわ
マンハッタン、72丁目ちょうめ駅えき南側みなみがわ、クイーンズ、36丁目ちょうめ駅えき西側にしがわ
駅えき数すう 3
運営うんえい
開業かいぎょう 1989年ねん10月がつ29日にち (IND)、1995年ねん5月がつ1日にち（BMT暫定ざんてい使用しよう）、2017年ねん1月がつ1日にち（BMT通常つうじょう使用しよう）
所有しょゆう者しゃ ニューヨーク市し
運営うんえい者しゃ ニューヨークシティ・トランジット・オーソリティ
路線ろせん構造こうぞう 地下ちか
路線ろせん諸しょ元もと
軌間きかん 4 ft 8 1⁄2 in (1,435 mm)
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63丁目ちょうめ線せん
凡例はんれい
21丁目ちょうめ-クイーンズブリッジ駅えき
ルーズベルト・アイランド駅えき
レキシントン・アベニュー-63丁目ちょうめ駅えき

INDの路線ろせんでは、終日しゅうじつF系統けいとうが運行うんこうされており、マンハッタンのIND6番ばん街がい線せんとクイーンズのINDクイーンズ・ブールバード線せんを結むすんでいる。BMTの路線ろせんはQ系統けいとうが終日しゅうじつ走行そうこうし、2番ばん街がい線せん連絡れんらくとも呼よばれて[3]:128、BMTブロードウェイ線せんとIND2番ばん街がい線せんを連絡れんらくしている[4]。N系統けいとうおよびR系統けいとうの一部いちぶの列車れっしゃがBMT側がわの路線ろせんをラッシュ時じに運行うんこうする。現行げんこうの運行うんこう計画けいかくでは、INDとBMTの路線ろせん間あいだを結むすぶ列車れっしゃはない。しかし過去かこには、1990年代ねんだい末まつのマンハッタン橋きょう閉鎖へいさ時じや運行うんこうが乱みだれたときに路線ろせん間あいだの運行うんこうが行おこなわれたことがある。

運行うんこう系統けいとうと範囲はんい

編集へんしゅう

以下いかの系統けいとうが63丁目ちょうめ線せんを運行うんこうしている[5]。

運行うんこう系統けいとう 通過つうかする路線ろせん 通過つうか区間くかん
系統けいとう ディビジョン
  IND カルバー線せん緩行かんこう、6番ばん街がい線せん緩行かんこう、クイーンズ・ブールバード線せん急行きゅうこう IND線せん全線ぜんせん
  BMT ブライトン線せん緩行かんこう、ブロードウェイ線せん急行きゅうこう、2番ばん街がい線せん緩行かんこう BMT線せん全線ぜんせん
   
（ラッシュ時じ一部いちぶの運行うんこう） 		シー・ビーチ線せん緩行かんこう/4番ばん街がい線せん急行きゅうこう、ブロードウェイ線せん急行きゅうこう、2番ばん街がい線せん緩行かんこう ( )
4番ばん街がい線せん緩行かんこう、ブロードウェイ線せん緩行かんこう、2番ばん街がい線せん緩行かんこう ( )

IND側がわの路線ろせんは、57丁目ちょうめ駅えきにおいてIND6番ばん街がい線せんからの続つづきとして始はじまる。路線ろせんは6番ばん街がいとセントラル・パークの下したを走はしり、東ひがしへ向むきを変かえて63丁目ちょうめの下したを走はしり、イースト川かわをくぐる63丁目ちょうめトンネルを通とおって、途中とちゅうルーズベルト島とうにルーズベルト・アイランド駅えきがある。またクイーンズの41番ばん街がいの下したには21丁目ちょうめ-クイーンズブリッジ駅えきがある。東端ひがしばたでは、36丁目ちょうめ駅えきの西側にしがわ、ノーザン・ブールバードの下したでINDクイーンズ・ブールバード線せんに合流ごうりゅうする。この路線ろせんのマイルポストに付ふされた路線ろせん記号きごうはTで、南みなみ行ぎょうがT1、北きた行ぎょうがT2である[6][7]。この地下鉄ちかてつのトンネルのさらに下したには、現在げんざいはまだ使つかわれていない空間くうかんがあり、2022年ねんに営業えいぎょうを開始かいしする予定よていのロングアイランド鉄道てつどうのグランド・セントラル駅えきへの乗のり入いれ計画けいかく（イースト・サイド・アクセス）で使つかわれることになっている[8]。

BMT側がわの路線ろせんは、57丁目ちょうめ-7番ばん街がい駅えきにおいてBMTブロードウェイ線せんの急行きゅうこう線せんからの続つづきとして始はじまり、7番ばん街がい、セントラル・パーク、そして63丁目ちょうめの下したを走はしってから北きたへ向むきを変かえ、2番ばん街がいの下したに入はいりIND2番ばん街がい線せんに合流ごうりゅうする。この路線ろせんのマイルポストに記しるされた路線ろせん記号きごうはBMT方式ほうしきのもので、既存きそんの60丁目ちょうめトンネルおよびBMTアストリア線せんのG1、G2に関連かんれんして、G3、G4となっている[6][7]。

 
2本ほんの63丁目ちょうめ線せんはレキシントン・アベニュー-63丁目ちょうめ駅えきで合流ごうりゅうする

レキシントン・アベニュー-63丁目ちょうめ駅えきのすぐ西側にしがわに、2個このシーサスクロスポイント（渡わたり線せん）が設置せっちされており、両りょう路線ろせんの間あいだで列車れっしゃが行いき来きできるようになっている。この渡わたり線せんは営業えいぎょう運転うんてんには使つかわれていないが、ブロードウェイ線せんからクイーンズ・ブールバード線せんへ、6番ばん街がい線せんから2番ばん街がい線せんへ、あるいは折おり返かえし運転うんてんを伴ともなうがクイーンズ・ブールバード線せんから2番ばん街がい線せんへと列車れっしゃを走はしらせることができる。

運行うんこう系統けいとうの変遷へんせん

編集へんしゅう

この路線ろせんの最初さいしょの区間くかんは1989年ねん10月がつ29日にちに開通かいつうした。IND側がわの路線ろせんは57丁目ちょうめ駅えきと21丁目ちょうめ-クイーンズブリッジ駅えきの間あいだ、BMT側がわの路線ろせんは57丁目ちょうめ-7番ばん街がい駅えきとレキシントン・アベニュー-63丁目ちょうめ駅えきの間あいだで開業かいぎょうした。BMT63丁目ちょうめ線せんは旅客りょかく営業えいぎょうには用もちいられなかった。INDの路線ろせんはB系統けいとうとQ系統けいとうが走はしり、この時点じてんではQ系統けいとうはマンハッタン橋きょうの修復しゅうふく工事こうじのためにIND6番ばん街がい線せん経由けいゆで運行うんこうされていた。Q系統けいとうは21時じ30分ふんまでINDの路線ろせんを走はしり、B系統けいとうは深夜しんやと週末しゅうまつに運行うんこうした。F系統けいとうが1997年ねんまで深夜しんやに運行うんこうされた。JFKエクスプレスは、1990年ねん4月がつ14日にちに廃止はいしされたためIND路線ろせんを運行うんこうしたのは短期間たんきかんのみであった[9]。1995年ねん4月がつから11月がつまで、マンハッタン橋きょう修理しゅうり工事こうじの一環いっかんとして、日にち中ちゅうと週末しゅうまつにマンハッタン橋きょう北側きたがわの6番ばん街がい線せん用よう線路せんろを閉鎖へいさし、Q系統けいとうはこの期間きかん、BMTブロードウェイ線せんを経由けいゆし、レキシントン・アベニュー-63丁目ちょうめ駅えきの西側にしがわでBMT63丁目ちょうめ線せんからIND63丁目ちょうめ線せんへ転てん線せんし、クイーンズへと運行うんこうした[10][11]。

1997年ねん5月がつに、IND6番ばん街がい線せん経由けいゆで63丁目ちょうめシャトルが運行うんこう開始かいしし、深夜しんやのF系統けいとうを置おき換かえた。1998年ねん2月がつ22日にちから1999年ねん5月がつ22日にちまで、IND路線ろせんの建設けんせつのために、6番ばん街がい線せんと63丁目ちょうめ線せんを結むすぶ系統けいとうが運行うんこうを中断ちゅうだんした。B系統けいとうとQ系統けいとうは57丁目ちょうめ駅えきまでで打うち切きられ、深夜しんや帯たいのシャトルは運行うんこう中止ちゅうしとなった。この時期じき、21丁目ちょうめ-クイーンズブリッジ駅えきとBMTブロードウェイ線せんの間あいだで異ことなるシャトルが常時じょうじ運行うんこうしていた。1999年ねん5月がつ22日にちに、B系統けいとうとQ系統けいとうが21丁目ちょうめ-クイーンズブリッジ駅えきに運行うんこうを再開さいかいした[12]。

2001年ねん7月がつ22日にちに、マンハッタン橋きょう北側きたがわの6番ばん街がい線せんの線路せんろが閉鎖へいさされた。IND路線ろせん経由けいゆのB系統けいとうとQ系統けいとうは、6番ばん街がい線せん経由けいゆの常時じょうじ運行うんこうシャトルに置おき換かえられた[13]。2001年ねん12月16日にちに、INDクイーンズ・ブールバード線せんへの63丁目ちょうめ連絡れんらく線せんが公式こうしきに開通かいつうし、F系統けいとうがIND路線ろせんを常時じょうじ経由けいゆするように変更へんこうされ、シャトルを置おき換かえて現在げんざいの運行うんこう系統けいとうとなった[14][15]。

2017年ねん1月がつ1日にちに2番ばん街がい線せんの最初さいしょの段階だんかいが開通かいつうし、Q系統けいとう（BMTブロードウェイ線せん経由けいゆ）が延長えんちょうされ、一部いちぶのラッシュ時じのN系統けいとうの途中とちゅう駅えき折おり返かえし列車れっしゃがBMT63丁目ちょうめ線せんを経由けいゆし北きたへ2番ばん街がい線せん連絡れんらくとなった[16]。2017年ねんに2番ばん街がい線せんが開通かいつうする以前いぜんは、非常時ひじょうじおよび他た路線ろせんの建設けんせつ工事こうじ（前述ぜんじゅつの1995年ねんおよび1998年ねんの時期じき）に伴ともなう迂回うかいを除のぞいては、BMT側がわ路線ろせんは旅客りょかく営業えいぎょうには用もちいられなかった。1989年ねんから2016年ねんまで、定期ていき運行うんこうには用もちいられていなかったことから、1995年ねんと1998年ねんを除のぞいて、公式こうしきの地下鉄ちかてつ地図ちず（英語えいご版ばん）には掲載けいさいされていなかった[17]。2011年ねん以前いぜんは、この線路せんろはラッシュ時じ以外いがいに車両しゃりょうを留置りゅうちするためにも用もちいられていた[18]。

歴史れきし

編集へんしゅう

初期しょきの計画けいかく

編集へんしゅう

1963年ねん2月がつにニューヨークシティ・トランジット・オーソリティは、地下鉄ちかてつ網もうとどのように接続せつぞくするかは特定とくていされていなかったものの、76丁目ちょうめの下したにイースト川かわをくぐる複線ふくせんの地下鉄ちかてつを1億おく3900万まんドルで建設けんせつすることを提案ていあんした。1963年ねん5月がつ2日にちの報告ほうこくでは、トンネルの提案ていあん場所ばしょは59丁目ちょうめに変更へんこうされた。ニューヨーク市長しちょうロバート・ワグナー・ジュニア（英語えいご版ばん）は5月24日にちに、61丁目ちょうめ付近ふきんにトンネルを「慎重しんちょうにゆっくりと建設けんせつする」ことを示唆しさした[19]。1963年ねん10月がつ17日にちに、予算よさん委員いいん会かい（英語えいご版ばん）は、建設けんせつ費ひ3000万まんドル、工期こうき7年ねんとする64丁目ちょうめ付近ふきんの新あらたなイースト川かわ河底かわぞこトンネルを承認しょうにんした。64丁目ちょうめは、勾配こうばいや曲線きょくせんが緩和かんわされるため、530万まんドル節約せつやくできるとされた[20]。

トンネルをどう使つかうかが特定とくていされていないということに対たいし、初期しょきの段階だんかいから批判ひはんがあった。1964年ねん12月、市民しみん予算よさん委員いいん会かいが（63丁目ちょうめに変更へんこうされたトンネルの）プロジェクトについて、「どこにもつながっていない」と言及げんきゅうした。そのうえで委員いいん会かいは、3本ほんの最終さいしゅう的てきに採用さいようされた接続せつぞく（57丁目ちょうめにおいてブロードウェイ線せんと6番ばん街がい線せんへ、クイーンズ・プラザにおいてクイーンズ・ブールバード線せんへ）と、1本ほんの採用さいようされなかった接続せつぞく（IRTレキシントン・アベニュー線せんへ）を提案ていあんした[21]。

64丁目ちょうめにあるロックフェラー医学いがく研究所けんきゅうじょの関係かんけい者しゃが、大おおきな建設けんせつ工事こうじやその後ごの列車れっしゃの振動しんどうが研究所けんきゅうじょの建物たてもののとても近ちかくで発生はっせいし、研究所けんきゅうじょの敏感びんかんな機材きざいに悪影響あくえいきょうを与あたえたり、実施じっしされている研究けんきゅうの精度せいどを変かえたりすることを恐おそれたため、トンネルの経路けいろは63丁目ちょうめに変更へんこうされることになった[22]。予算よさん委員いいん会かいは1965年ねん1月がつ14日にちに、63丁目ちょうめへの変更へんこうを予算よさん2810万まんドル、工期こうき4年ねんで承認しょうにんし、地下鉄ちかてつ網もうへの接続せつぞくの仕方しかたについては1966年ねん半なかばに完了かんりょうすることが予定よていされていた検討けんとうを待まつとした。タイムズ紙しでは、マディソン・アベニューや2番ばん街がいの下したの新しん線せんなど「何なに種類しゅるいもの接続せつぞくが検討けんとう中ちゅうである」とした。当局とうきょくの会長かいちょうであるジョセフ・オグラディは、「トンネルの建設けんせつには、接続せつぞく線せんの建設けんせつより少すくなくとも1年ねん以上いじょう長ながくかかる」ので、トンネルと地下鉄ちかてつへの接続せつぞく線せんは最終さいしゅう的てきに同時どうじに完成かんせいするだろうと述のべた[23]。

1966年ねんに市長しちょうのジョン・リンゼイは、61丁目ちょうめよりも63丁目ちょうめの建設けんせつ計画けいかくを良よいとして承認しょうにんした。リンゼイ市長しちょうは、63丁目ちょうめにレキシントン・アベニュー/59丁目ちょうめ駅えきと商業しょうぎょう施設しせつ内ないの地下ちかアーケードでつながる新駅しんえきを建設けんせつすることを提案ていあんした[24]。しかし、この計画けいかくに反対はんたいするグループもあり、レキシントン・アベニュー/59丁目ちょうめ駅えきとの乗換のりかえがしやすい61丁目ちょうめのルートを良よいとした。63丁目ちょうめの経路けいろが良よいとするグループもあったが、こうした乗換のりかえ接続せつぞくを建設けんせつすると、既すでにひどいレキシントン・アベニュー線せんの混雑こんざつがさらに悪化あっかすると述のべた[24]。

1966年ねん4月がつに3番目ばんめの線路せんろがトンネル計画けいかくに追加ついかされた。この線路せんろはロングアイランド鉄道てつどうの列車れっしゃをイースト・ミッドタウンに乗のり入いれさせるためのもので、ペンシルベニア駅えきの列車れっしゃ過密かみつを緩和かんわするものであった[25]。1966年ねん8月がつには、ロングアイランド鉄道てつどうの列車れっしゃは大おおきすぎて地下鉄ちかてつの線路せんろを走はしらせることはできないと判断はんだんされたため、4番目ばんめの線路せんろが計画けいかくに追加ついかされた。この修正しゅうせいにより、ロングアイランド鉄道てつどうの線路せんろは2本ほんとなり、地下鉄ちかてつ、ロングアイランド鉄道てつどうの双方そうほうに専用せんようの線路せんろが確保かくほされることになった[26]。

1967年ねん11月の住民じゅうみん投票とうひょうで25億おくドルの交通こうつう債券さいけん発行はっこうが承認しょうにんされ、1968年ねん初頭しょとうにはプログラム・フォー・アクションの計画けいかくの下した、トンネルの使用しよう法ほうの詳細しょうさいな計画けいかくが提示ていじされた。この計画けいかくには多おおくのプロジェクトが含ふくまれていたが、トンネル関連かんれんの提案ていあんとしては以下いかのようなものがあった[27]。

この提案ていあんは、いくつかの修正しゅうせいを経へて、1968年ねん9月がつ21日にちに予算よさん委員いいん会かいの承認しょうにんを得えた[28]。

建設けんせつ

編集へんしゅう

63丁目ちょうめ線せんの計画けいかくは1969年ねん6月がつ3日にちに予算よさん委員いいん会かい（英語えいご版ばん）の承認しょうにんを得えた[29]。起工式きこうしきは、クイーンズブリッジ・パークのバーノン・ブールバードと21丁目ちょうめの交差点こうさてんで1969年ねん11月24日にちに開催かいさいされ[30][31][32]、トンネル工事こうじはクイーンズから西にしへ、そしてウェルフェア島とう（現在げんざいのルーズベルト島とう）から両方りょうほうへ向むけて開始かいしされた。38フィート（約やく12メートル）四方しほうの4本ほんの組くみ立たて済ずみトンネル部品ぶひんがイースト川かわの下したに設置せっちされ、最初さいしょのものは1971年ねん5月がつに現地げんちに運はこばれた[33]。最初さいしょの区間くかんは1971年ねん8月がつ29日にちに所定しょていの場所ばしょに降おろされ[34]、最後さいごの区間くかんは1972年ねん3月がつ14日にちに設置せっちされた[35]。2層そう構造こうぞうで全長ぜんちょう3,140フィート（約やく960メートル）[30]のイースト川かわ河底かわぞこトンネルは、各かく部分ぶぶんの接続せつぞくが行おこなわれて、1972年ねん10月がつ10日とおかに貫通かんつうした[36]。

この路線ろせんのセントラル・パークを通過つうかする区間くかんは、1,500フィート（約やく460メートル）にわたって開削かいさく工法こうほうでのトンネル工事こうじが必要ひつようとなるため議論ぎろんを呼よんだ。セントラル・パークに大おおきな溝みぞを掘ほることになるためである[37]。マンハッタン第だい8コミュニティ委員いいん会かいは、構成こうせい員いんがプロジェクトの影響えいきょうに関かんする意見いけんを述のべるための会合かいごうを1970年ねん5月がつに開催かいさいした[38]。翌月よくげつ、リンゼイ市長しちょうは技術ぎじゅつ者しゃたちに対たいして、プロジェクトの影響えいきょうを軽減けいげんする方策ほうさくを検討けんとうした報告ほうこく書しょを作成さくせいするように命めいじた[37]。この報告ほうこく書しょは1971年ねん1月がつに公表こうひょうされ、影響えいきょう軽減けいげんのためにセントラル・パークの下したでトンネルボーリングマシンを使つかう方法ほうほうを提案ていあんした[39]。1971年ねん2月がつにニューヨークシティ・トランジット・オーソリティは新聞しんぶん広告こうこくで、セントラル・パーク地下ちかにトンネルを建設けんせつする入札にゅうさつを公示こうじした。その広告こうこくの3日にち後ご、当局とうきょくはコミュニティの反対はんたいを受うけて撤回てっかいした[40]。同月どうげつ、当局とうきょくは当初とうしょ提案ていあんされていた75フィート（約やく23メートル）の溝みぞ幅はばを半分はんぶんに減へらして、影響えいきょうを受うける公園こうえんの面積めんせきを半分はんぶんにすることで最終さいしゅう的てきに合意ごういした。当局とうきょくはまた、提案ていあんの地下鉄ちかてつトンネル経路けいろの上うえにあるヘックシャー・アドベンチャー遊ゆう園えんに対たいして、建設けんせつ期間きかんを3年ねんから2年ねんに短縮たんしゅくし、建設けんせつ中ちゅうの一時いちじ的てきな遊園ゆうえんを近ちかくに造つくることで、影響えいきょうを緩和かんわすることでも合意ごういした[41]。3月に当局とうきょくは再度さいど入札にゅうさつを公示こうじした[42]。既存きそんのブロードウェイ線せん、6番ばん街がい線せんに接続せつぞくする区間くかんは1973年ねん10月がつ11日にちに貫通かんつうした[43]。5番ばん街がいからパーク・アベニューまでの区間くかんの工事こうじは1974年ねん8月がつに着工ちゃっこうされた。これには通とおりの下したに45フィート（約やく14メートル）の高たかさの穴あなを掘ほる工事こうじが含ふくまれていた[44]。

1975年ねん3月がつ20日はつか、エイブラハム・ビーム市長しちょうは計画けいかくの大幅おおはばな削減さくげんを発表はっぴょうした。南東なんとうクイーンズへの延長えんちょうは1981年ねんまで延期えんき、63丁目ちょうめトンネル下層かそうを使つかったロングアイランド鉄道てつどうの延長えんちょうは無む期限きげん延期えんきとなった。しかし、クイーンズ・ブールバード急行きゅうこう線せんとアーチャー・アベニュー線せんのパーソンズ/アーチャーまでの延長えんちょうは依然いぜんとして建設けんせつすることになっていた。これらのクイーンズでのプロジェクトは、削減さくげんされたとはいえ、建設けんせつのかなりの段階だんかいまで進すすんでいたことから、優先ゆうせん度どを高たかくつけられた[45]。

1976年ねん1月がつまでに、トンネルは95パーセントまで完成かんせいしていた[1]。5月には、レキシントン・アベニュー駅えきの近ちかくで木きを切きることに対たいして抗議こうぎして、住民じゅうみんたちが事業じぎょう用ようの坑道こうどうに飛とび込こんだため、一時いちじ的てきに建設けんせつが中断ちゅうだんされた[46]。連邦れんぽう判事はんじが5月13日にちに建設けんせつ中断ちゅうだん命令めいれいを発行はっこうしたが[47]、5日にち後ごに建設けんせつ続行ぞっこうを許可きょかする新あらたな命令めいれいを発行はっこうした[48]。3週間しゅうかんに及およぶ抗議こうぎののち、5月25日にちに工事こうじは再開さいかいされ、結局けっきょく木きは切きり倒たおされた[49]。

1976年ねん夏なつに当局とうきょくは、「新あらたなマンハッタン-クイーンズ幹線かんせんをセントラル・パークから63丁目ちょうめトンネル経由けいゆでジャマイカまで完成かんせいさせるには、さらに5年ねんか6年ねんかかり、1987年ねんか1988年ねんまでかかる」と発表はっぴょうした。この遅延ちえんの主おもな原因げんいんは、5.8マイル（約やく9.3キロメートル）におよぶ急行きゅうこう線せんによるもので、一方いっぽうアーチャー・アベニュー線せんの3駅えきについてはより早はやく完成かんせいすると見込みこまれていた。一時いちじ的てきな方策ほうさくとして、クイーンズ・プラザ駅えきに隣接りんせつしてノーザン・ブールバードに新駅しんえきを1983年ねんまたは1984年ねんまでに開業かいぎょうできるとして、提案ていあんした[50]。しかし、連邦れんぽう政府せいふの資金しきんも欠かけていたため、これもすぐに完成かんせいさせることはできなかった[51]。この時点じてんまでで、63丁目ちょうめ線せんとアーチャー・アベニュー線せんを合あわせて全部ぜんぶで7駅えきになる予定よていであった[52]。この時点じてんでは、これらの2本ほんの路線ろせんは63丁目ちょうめ-南東なんとうクイーンズ線せんという同おなじ系統けいとうの一部いちぶであった[1]。

この路線ろせんのマンハッタン側がわの区間くかんは1976年ねんに完成かんせいした。タイムズ紙しは以下いかのように言及げんきゅうした。

セントラル・パークの地下ちかに不気味ぶきみに静しずかな2本ほんの線路せんろがある。これまでの230マイル（約やく368キロメートル）の路線ろせん網もうでは使つかわれていなかった先進せんしんの設備せつび、溶接ようせつされたレール、蛍光けいこう灯とう照明しょうめい、レール下かのゴムパッドなどが採用さいようされた。

これらのトンネルは1976年ねんに完成かんせいした。今年ことし、請負うけおい業者ぎょうしゃは30万まんドルをかけてセントラル・パークの2階かい建だてのオフィスを取とり壊こわし、5番ばん街がい近ちかくのフェンスを撤去てっきょし、これまでに壊こわしてしまった木々きぎと鳥小屋とりごやを復旧ふっきゅうする。

トンネル完成かんせいから5年ねんとなる1981年ねんまでに、交通こうつう当局とうきょくはこのトンネルを使用しよう開始かいししたいとしている。この新あたらしい静しずかな線路せんろは、車両しゃりょうの留置とめおきに使つかわれる予定よていである[53]。

ズーヨークの壁かべ

編集へんしゅう

ズーヨークの壁かべは、1970年代ねんだいにストリートアーティストらが自分じぶんたちの絵えを描えがいた、セントラル・パーク内ないを走はしるこの路線ろせんの区間くかんにある落書らくがきされた壁かべである。ニューヨークシティ・トランジット・オーソリティが、セントラル・パーク動物どうぶつ園えんの地下ちかを走はしる63丁目ちょうめ線せんの現場げんばに無断むだんで入いれないように封鎖ふうさするために、1971年ねんに造つくられた一時いちじ的てきな壁かべであった。名前なまえは当初とうしょは63丁目ちょうめトンネルであったが、続つづいてズーヨークトンネルと呼よばれるようになった。1971年ねんから1973年ねんにかけてのトンネル建設けんせつ中ちゅうには、このトンネルはセントラル・パーク周辺しゅうへんをうろついていた初期しょきの地下鉄ちかてつアーティストたちの集合しゅうごう場所ばしょとなっており、落書らくがき集団しゅうだんのソウル・アーティスト創始そうし者しゃALIによってズーヨークと名付なづけられた。ニューヨークにある動物どうぶつ園えん（ズー）ということで、ズーヨークと名付なづけられたものである[54]。

磨みがかれたアルミニウムの壁かべは、スプレーやインクを弾ひくように期待きたいされていたが無駄むだであり、10代の落書らくがき書かき手てたちに対たいしては、建設けんせつ中ちゅうに壁かべを乗のり越こえてトンネル内ないに入はいり込こむのを阻止そしする効果こうかもほとんどなかった。また落書らくがきの書かき手てたちは、建設けんせつ現場げんばの周囲しゅういに張はり巡めぐらされた壁かべに印しるしをつけることで、それぞれの領域りょういきを明確めいかく化かした。1973年ねんに地下鉄ちかてつが完成かんせいすると、このズーヨークの壁かべは取とり壊こわされた[54]。

当時とうじのセントラル・パーク動物どうぶつ園えんは、19世紀せいきの古典こてん的てきな見世物みせもの型がたの動物どうぶつ園えんであり、露天ろてんの檻おりに入いれられた動物どうぶつたちが、閉とじ込こめられた領域りょういきの外そとの世界せかいを知しらないながらも、常つねに逃にげ出だそうと思おもいながら神経質しんけいしつに棒ぼうの上うえを行おこなったり来きたりするものであった。ALIは、自分じぶん自身じしんも含ふくめて、自由じゆうな社会しゃかいに生いきる「野生やせい」のティーンエイジャーたちが、深ふかく暗くらい地下ちかの穴あなに心しんの底そこから集あつまりたがることと、動物どうぶつ園えんの状況じょうきょうを対比たいひした。この倒錯とうさくした都市とし心理しんり学がくを考察こうさつし、ALIはすべての都市とし部ぶの住民じゅうみんたちは、小ちいさなアパート、事務所じむしょ、地下鉄ちかてつの電車でんしゃやそれに類るいするものに閉とじ込こめられたがる障害しょうがいを持もっており、ニューヨークの街まちそのものが「ニューではなくズー」であると宣言せんげんし、トンネルそのものをズーヨークを名付なづけることになった[54]。

未み使用しようのトンネル

編集へんしゅう

1978年ねん5月がつにタイムズ紙しは、「数すう年ねん前まえに、長ながく交通こうつう問題もんだいに苦くるしんできたクイーンズの住民じゅうみんたちのために40マイル（約やく64キロメートル）の新あたらしい地下鉄ちかてつ路線ろせんとして始はじまったものが、15マイル（約やく24キロメートル）に削減さくげんされ、何なん年ねんも予定よていより遅おくれており、当初とうしょの推定すいていより2倍ばい以上いじょうの費用ひようがかかる…、この路線ろせんは1フィート（約やく30センチメートル）あたり10万まんドルかかり、とても短みじかく、あまり多おおくない利用りよう者しゃにしか使つかわれない」と記しるした。この記事きじでは、クイーンズの急行きゅうこう線せん計画けいかくは「早はやくても1988年ねん」に延期えんきされたとし、進捗しんちょくしているのは63丁目ちょうめ線せんのノーザン・ブールバードまでで、これに加くわえて「アーチャー・アベニューに沿そった短たん区間くかん」であるとした。63丁目ちょうめ線せんの開業かいぎょう時期じきは1985年ねんを見込みこんでいた。この計画けいかくは、クイーンズ・ブールバード線せんの利用りよう者しゃが、クイーンズ・プラザ駅えきで降おりてノーザン・ブールバードの新あたらしい駅えきまで1ブロック歩あるいて再ふたたび地下鉄ちかてつに乗のるだろうという考かんがえに依存いぞんしているものであった。当局とうきょくは、この乗換のりかえは1日にち11,000人にんに達たっすると見積みつもっていた[53]。

1980年ねん10月がつまでに、当局とうきょくは両方りょうほうのプロジェクトを停止ていしし、既存きそんの地下鉄ちかてつ網もうの維持いじに費用ひようを使つかうと決定けっていした。この時点じてんまでに、アーチャー・アベニュー線せんのプロジェクトは1984年ねんに完成かんせいが見込みこまれており、63丁目ちょうめ線せんは1985年ねんであった。タイムズ紙しは、この時点じてんで63丁目ちょうめトンネルの下層かそう部ぶは、「当局とうきょくはこのトンネルが使つかわれることはないだろうと知しっていながら」、依然いぜんとして建設けんせつ中ちゅうであるとした。メトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティ (MTA) 会長かいちょうのリチャード・ラヴィッチは、工事こうじを止とめるのは不可能ふかのうか、後続こうぞくの地下鉄ちかてつ区間くかんの建設けんせつが非ひ現実げんじつ的てきになるくらい高たかくつくと述のべた。この区間くかんは、上うえにある地下鉄ちかてつトンネルを支ささえるという構造こうぞう上じょうの理由りゆうで、完成かんせいさせるべきであるとした。これは、「どこにもつながらないトンネル」であると表現ひょうげんされた[55][56]。

1979年ねんにニューヨーク市し交通こうつう局きょくと運営うんえい委員いいん会かいは新しん路線ろせん計画けいかくの再さい検討けんとうを開始かいしした。クイーンズ交通こうつう代替だいたい検討けんとうが実施じっしされ、18の計画けいかくを評価ひょうかし、そのうち5つの計画けいかくをさらに詳くわしく評価ひょうかするべきであるとした。MTAは1983年ねんの春はるに地域ちいきコミュニティに5つの案あんを公表こうひょうした。提案ていあんは、この路線ろせんをそのままにしてロングアイランドシティに終点しゅうてんを置おくものから、1960年代ねんだいの当初とうしょの計画けいかく通どおり63丁目ちょうめ線せんをロングアイランド鉄道てつどう本線ほんせんにつなぐというものまでさまざまで、後者こうしゃは当時とうじで費用ひようが10億おくドルに達たっすると推定すいていされた[57]。21丁目ちょうめ-クイーンズブリッジ駅えきでは、地下鉄ちかてつ網もうへの接続せつぞくができなければ、1984年ねんの時点じてんでの利用りよう客数きゃくすう推定すいていは1時じ間あいだ当あたり220人にんであるとされた[58]。連邦れんぽう都市とし交通こうつう局きょくとMTAは1984年ねん5月がつに、代替だいたい評価ひょうか/概略がいりゃく環境かんきょう影響えいきょう明細めいさいとして公式こうしきにこれらの評価ひょうかを行おこなった[59]。MTAは、この路線ろせんをより有用ゆうようなものとするため、4つのオプションを検討けんとうしていた[57][60][58]。

  1. クイーンズ急行きゅうこう線せん: 63丁目ちょうめ線せんをロングアイランド鉄道てつどう本線ほんせんに沿そってフォレスト・ヒルズ-71番ばん街がい駅えきまで延長えんちょうする。1998年ねんに完成かんせいし、9億おく3100万まんドルかかる。これは1968年ねんのプログラム・フォー・アクションの計画けいかくにおいて提案ていあんされていた当初とうしょ案あんである。これはまた、E系統けいとうとF系統けいとうの急行きゅうこうの旅客りょかくと輸送ゆそう力りょくの双方そうほうを増ふやす唯一ゆいいつの案あんであるとMTAは考かんがえていた。ノーザン・ブールバードに提案ていあんされていた駅えきでは、クイーンズ・プラザ駅えきとつなぐ乗換のりかえコンコースにより、各駅かくえき停車ていしゃ、急行きゅうこう、そしてバイパス線せんの列車れっしゃの間あいだで乗換のりかえができることになっていた[57][58]。
  2. ノーザン・ブールバードの下したでクイーンズ・ブールバード線せんの緩行かんこう線せんに接続せつぞくする。この案あんはもっとも早はやい1993年ねんまでに完成かんせいし、もっとも距離きょりが短みじかく（29丁目ちょうめとノーザン・ブールバードの間あいだで1,500フィート、約やく450メートル）、2億おく2200万まんドルともっとも安価あんかであるとされた[57][58]。しかし、地下鉄ちかてつ網もうでもっとも混雑こんざつしているクイーンズのE系統けいとう、F系統けいとうは、こうした接続せつぞくではまったく輸送ゆそう力りょくを増強ぞうきょうすることができず[61]、63丁目ちょうめ線せんは線路せんろ容量ようりょうの3分ぶんの1ほどしか列車れっしゃを走はしらせられず、加くわえて路線ろせんの将来しょうらいの延長えんちょう可能かのう性せいを減げんじてしまうことになる。さらに、G系統けいとうの列車れっしゃを、クイーンズ・ブールバード線せんの緩行かんこう線せんに直通ちょくつうして運行うんこうしていたのを、コート・スクエア駅えきで打うち切きる必要ひつようが出でる[58]。この案あんに似にたものが最終さいしゅう的てきに採用さいようされ、F系統けいとうは混雑こんざつ緩和かんわのために63丁目ちょうめ線せん経由けいゆに変更へんこうされ、G系統けいとうはコート・スクエア駅えき以北いほくで打うち切きられることになった（下記かき参照さんしょう）[62][63][64]。
  3. 63丁目ちょうめ線せんをサニーサイド車両しゃりょう基地きち（英語えいご版ばん）経由けいゆでロングアイランド鉄道てつどうモントーク支線しせんに乗のり入いれ、ジャマイカのアーチャー・アベニュー線せん下層かそうに直接ちょくせつ向むかう。クイーンズのモントーク支線しせんは現状げんじょう貨物かもつ輸送ゆそうに用もちいられており、旅客りょかく輸送ゆそうは1998年ねんに廃止はいしされたが、この案あんでは改良かいりょうと電化でんか工事こうじが実施じっしされることになっていた。モントーク支線しせんは、121丁目ちょうめ駅えきのすぐ西にしのルファーツ・ブールバードでBMTジャマイカ線せんに合流ごうりゅうし、BMT側がわのアプローチ線せんを使つかってアーチャー・アベニュー線せんに入はいることになっていた。ジャマイカ線せんはブルックリンのクレセント・ストリート駅えきまでに短縮たんしゅくされ、残のこりの区間くかんはバスで置おき換かえられる。新あたらしい駅えきがサニーサイド・ヤード内ないのトムソン・アベニュー、フレッシュ・ポンド・ロード（かつてのフレッシュ・ポンド駅えき（英語えいご版ばん）の位置いち）、ウッドヘイブン・ブールバード（かつてのリッジウッド駅えき（英語えいご版ばん）の位置いち）に設もうけられることになっていた。モントーク支線しせんの廃止はいしされたリッチモンド・ヒル駅えき（英語えいご版ばん）を改良かいりょうし、プラットホームを延長えんちょうして地下鉄ちかてつの営業えいぎょうに用もちいる構想こうそうであった。ロングアイランド鉄道てつどうは、深夜しんやには貨物かもつ運行うんこうのために線路せんろを専有せんゆうする。この計画けいかく案あんは5億おく9400万まんドルかかり、1997年ねんまでに開業かいぎょうするとされたが、計画けいかく自体じたいに踏切ふみきりを除去じょきょするための新あらたなオーバーパスやアクセス道路どうろが含ふくまれていたのにもかかわらず、モントーク支線しせん沿線えんせん住民じゅうみんが路線ろせん上じょうに複数ふくすうある踏切ふみきりで通過つうか列車れっしゃの増加ぞうかや危険きけん性せいを恐おそれて反対はんたいした[57][58]。
  4. サニーサイド・ヤード内ないに設もうける新あらたな地下鉄ちかてつ・ロングアイランド鉄道てつどうのターミナル駅えきトムソン・アベニューまで路線ろせんを延長えんちょうする。クイーンズ・プラザ駅えきまで歩あるいて乗換のりかえができるとともに、モントーク支線しせん経由けいゆでローズデール駅えき（英語えいご版ばん）やクイーンズ・ビレッジ駅えきまで設定せっていする新あらたなロングアイランド鉄道てつどうの列車れっしゃに乗換のりかえできる。ロングアイランド鉄道てつどうは改良かいりょうされ、立体りったい交差こうさ化かと電化でんかされることになっていた。リッチモンド・ヒル駅えきは新あらたなロングアイランド鉄道てつどうの列車れっしゃのために改造かいぞうされることになり、ホリス駅えきとクイーンズ・ビレッジ駅えきは2面めんの対向たいこう式しきプラットホームから1面めんの島しま式しきプラットホームに改築かいちくされることになっていた。この計画けいかくは4億おく8800万まんドルかかり、完成かんせいは1995年ねんで、これもまたモントーク支線しせん沿線えんせんの住民じゅうみんに反対はんたいされた[57][58]。

クイーンズ中央ちゅうおう部ぶにあるグレンデール（英語えいご版ばん）、リッジウッド（英語えいご版ばん）、ミドル・ビレッジ（英語えいご版ばん）といったコミュニティは、その傍はたを走はしるモントーク支線しせんにかかわる提案ていあんすべてに強つよく反対はんたいした[61]。最終さいしゅう的てきに賛同さんどうが得えられた計画けいかくは、2億おく2200万まんドルと最低さいてい8年ねんの工期こうきでINDクイーンズ・ブールバード線せんの緩行かんこう線せんにトンネルをつなぐものであった。これにより1時じ間あいだ当あたり16,500人にんの旅客りょかくが利用りようすると推定すいていされた。この案あんは、何なにもしないということ以外いがいではもっとも安やすいものであった。MTAの取締役とりしまりやく会かいは1984年ねん12月14日にちにこの案あんを承認しょうにんした[65]。ロングアイランドシティまでの区間くかんは1985年ねん末まつまでには開通かいつうするとされた[66]。

1985年ねん6月がつまでには、このプロジェクトは再ふたたび遅おくれ始はじめた。

14年間ねんかんにわたって建設けんせつ中ちゅうであり、今年ことし後半こうはんには開通かいつうすることになっていた地下鉄ちかてつの63丁目ちょうめトンネルは、深刻しんこくな問題もんだいを抱かかえており、期限きげん通どおりに開通かいつうしないと、交通こうつう当局とうきょくの関係かんけい者しゃが昨日きのう語かたった。

関係かんけい者しゃによれば、マンハッタンとクイーンズを結むすぶトンネルの一部いちぶ区間くかんは6フィート（約やく1.8メートル）におよぶ水みずが溜たまっている。他たの部分ぶぶんでは、桁けたが錆さび電気でんき設備せつびが腐食ふしょくしている。

関係かんけい者しゃは、6億おくドルをかけた設備せつびがいつ使用しよう開始かいしできるか、修繕しゅうぜんにどの程度ていどの費用ひようがかかるかについて、公式こうしきには予想よそうを示しめさなかった[67]。

トンネルの構造こうぞう上じょうの整合せいごう性せいを査定さていする業者ぎょうしゃが2社しゃ雇やとわれ、開業かいぎょうの遅延ちえんは2年ねんと見積みつもられた[68]。連邦れんぽう政府せいふは、「トンネル建設けんせつの完全かんぜんに不適切ふてきせつな管理かんり」を理由りゆうとして、1985年ねん7月がつにトンネル建設けんせつへの3100万まんドルの提供ていきょうを控ひかえることになった[69]。1985年ねん8月がつに、上院じょういん議員ぎいんのアル・ダマト（英語えいご版ばん）の強つよい要求ようきゅうにより、「建設けんせつ管理かんりの慣習かんしゅうに関かんする問題もんだい」として、63丁目ちょうめ線せんとアーチャー・アベニュー線せんへの連邦れんぽう政府せいふの出資しゅっしを中断ちゅうだんすることになった。2件けんのプロジェクトはほぼ10億おくドルがかかっており、このうち連邦れんぽう政府せいふが63丁目ちょうめ線せんに5億おく3000万まんドル、アーチャー・アベニュー線せんに2億おく9500万まんドルを提供ていきょうしていた[68]。

開業かいぎょう

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1987年ねんまで、MTAの契約けいやく業者ぎょうしゃはトンネルは構造こうぞう的てきに健全けんぜんであると結論けつろんを出だしたが、連邦れんぽう政府せいふの資金しきんは再開さいかいされないままであった。1987年ねん2月がつ6日にちに、MTAは1989年ねん10月がつまでにトンネルが開通かいつうさせる新あらたな計画けいかくを承認しょうにんした。また当局とうきょくは、5億おく5000万まんドルをかけて、INDクイーンズ・ブールバード線せん急行きゅうこう線せん・緩行かんこう線せんの双方そうほうにつなぐ1,500フィート（約やく450メートル）の連絡れんらく線せんを提案ていあんした。この計画けいかくでは、クイーンズ・ブールバード線せんは逆ぎゃく方向ほうこうの信号しんごうを出だせるようにされ、朝あさラッシュ時じには4本ほんの線路せんろのうち3本ほんをマンハッタン行いきの列車れっしゃに使つかい、夕ゆうラッシュ時じには逆ぎゃくにすることになっていた。計画けいかくのこの部分ぶぶんは1990年代ねんだい以前いぜんには始はじまらないことになっていた[70]。

1987年ねん6月がつに、連邦れんぽう政府せいふはプロジェクトの評価ひょうかを完了かんりょうした。政府せいふの雇やとった検査官けんさかんがトンネルは健全けんぜんであると判断はんだんし、63丁目ちょうめ線せんとアーチャー・アベニュー線せんに6000万まんドルの最終さいしゅう的てきな資金しきんを解放かいほうすることになったことから、「先週せんしゅう、MTAの63丁目ちょうめトンネル『どこにもつながらないトンネル』の出口でぐちにわずかながら明あかりが見みえ始はじめた」とタイムズ紙しが報ほうじた[71]。

この延伸えんしん線せんを最初さいしょに走はしった列車れっしゃは、レールの研削けんさくを行おこなう非ひ営業えいぎょう車両しゃりょうで、1989年ねん8月がつ1日にちのことであった[72]。

20年ねんに及およぶ建設けんせつの末すえに、1か月げつの試運転しうんてんが始はじまり、8億おく9800万まんドルのかかった[72]双方そうほうの路線ろせんは1989年ねん10月がつ29日にちに、レキシントン・アベニュー/59丁目ちょうめ、ルーズベルト・アイランド、21丁目ちょうめ-クイーンズブリッジの新駅しんえきとともに開業かいぎょうした。INDの路線ろせんは、平日へいじつにQ系統けいとうが、週末しゅうまつにB系統けいとうが運行うんこうされた。1,500フィート（約やく450メートル）の長ながさのクイーンズ・ブールバード線せん接続せつぞく線せんは、この時点じてんでは建設けんせつ開始かいしされていなかった[73]。この時点じてんでは、BMT側がわの路線ろせんは使用しようされていなかった。この路線ろせんは、将来しょうらいIND2番ばん街がい線せんと接続せつぞくして、アッパー・イースト・サイドからロウアー・マンハッタンまでの列車れっしゃを走はしらせるために建設けんせつされたものであった[74]。1995年ねん5月がつから11月がつまで、マンハッタン橋きょうの北側きたがわの線路せんろが改良かいりょう工事こうじのために日にち中ちゅうと週末しゅうまつに閉鎖へいさされ、Q系統けいとうの列車れっしゃはこの時期じきブロードウェイ線せん経由けいゆとなっていた。BMT63丁目ちょうめ線せんを使つかってIND63丁目ちょうめ線せんに入はいり、レキシントン・アベニュー/59丁目ちょうめ駅えき、ルーズベルト・アイランド駅えき、21丁目ちょうめ-クイーンズブリッジ駅えきへと運行うんこうした。1998年ねん2月がつから1999年ねん5月がつまでIND側がわの路線ろせんの改良かいりょう工事こうじに際さいしては、63丁目ちょうめシャトルが設定せっていされ、この路線ろせんを経由けいゆして21丁目ちょうめ-クイーンズブリッジ駅えきと57丁目ちょうめ-7番ばん街がい駅えきを結むすび、のちにさらに34丁目ちょうめ-ヘラルド・スクエア駅えきまで延長えんちょうされた[75]。1998年ねんから1999年ねんにかけての改良かいりょう工事こうじは、線路せんろの枕木まくらぎの欠陥けっかんにより8年間ねんかんの使用しようで傷いたんでしまったレールを交換こうかんするものであった。枕木まくらぎは、「薄うすくエポキシと砂すなのパッド」を使つかった「革新かくしん的てきな」設計せっけいであるとされたが、これがレールの基底きてい面めんを傷いためてしまった[76]。

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    マンハッタンの換気かんき塔とう（2番ばん街がい・東ひがし63丁目ちょうめ）
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    ルーズベルト島とうの換気かんき建屋たきのや
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    クイーンズ側がわの換気かんき設備せつび

クイーンズ・ブールバード線せん連絡れんらく

編集へんしゅう

INDクイーンズ・ブールバード線せんへの連絡れんらく線せんの計画けいかくは1990年ねん12月に始はじまり、1992年ねん12月に最終さいしゅう設計せっけい契約けいやくが結むすばれた。緩行かんこう線せんのみに接続せつぞくするというものと、緩行かんこう線せんと急行きゅうこう線せんの両方りょうほうに接続せつぞくするという、2件けんの選択肢せんたくしが評価ひょうかされた。このプロジェクトの目的もくてきは、クイーンズ・ブールバード線せんの容量ようりょうを33パーセント増ふやし、21丁目ちょうめ-クイーンズブリッジ駅えきの行いき止どまり線せんを除去じょきょすることであった。またサニーサイド車両しゃりょう基地きちを通つうじたバイパス線せんを将来しょうらい建設けんせつできるように、準備じゅんび工事こうじも実施じっしされた[59]。

1994年ねん9月がつ22日にちに着工ちゃっこうした[56][77][78][59][79]。21丁目ちょうめ-クイーンズブリッジ駅えきからクイーンズ・ブールバード線せんへの残のこりの区間くかんは6億おく4500万まんドルがかかった。2000年ねん12月に、建設けんせつのために63丁目ちょうめ連絡れんらく線せんの列車れっしゃの迂回うかいが開始かいしされた[80]。この連絡れんらく線せんは2001年ねん1月がつまでに開通かいつうすると見込みこまれた[81]。しかし、2001年ねん9月がつ11日にちのアメリカ同時どうじ多発たはつテロ事件じけんによって開業かいぎょうは遅おくれることになった。2001年ねん12月16日にちに使用しようを開始かいしし、F系統けいとうの列車れっしゃが常時じょうじ63丁目ちょうめ線せんに運行うんこうされるようになった[14]。

この建設けんせつプロジェクトでは、下層かそうにあるロングアイランド鉄道てつどう用ようトンネルも延長えんちょうし、換気かんき設備せつびを統合とうごうし、下水げすい用ようサイフォンを50フィート（約やく15メートル）下さげ、既存きそんの路線ろせんの部品ぶひんの交換こうかんをし、地下水ちかすいを緩和かんわし、この区間くかんを営業えいぎょうしていた列車れっしゃを迂回うかいさせ、クイーンズ・ブールバード線せんに進入しんにゅうする区間くかんを6線せんに拡大かくだいした。この連絡れんらく線せんにより、マンハッタンから過密かみつとなっていたクイーンズ・ブールバード線せんに達たっする新あらたな経路けいろができ、マンハッタンとクイーンズの間あいだを運行うんこうする列車れっしゃ本数ほんすうを増加ぞうかさせることができるようになった[72]。F系統けいとうの列車れっしゃが63丁目ちょうめ線せんを通とおるようになり、53丁目ちょうめトンネル（クイーンズ・ブールバード線せん）を経由けいゆする系統けいとうは、新あらたに6番ばん街がい線せんとクイーンズ・ブールバード線せんを通とおって設定せっていされた各駅かくえき停車ていしゃのV系統けいとうになった[14]。この系統けいとうは、M系統けいとうの列車れっしゃの延長えんちょうによって置おき換かえられて、廃止はいしされていたものであった[82][83]。

2番ばん街がい線せん接続せつぞく

編集へんしゅう
 
IND2番ばん街がい線せんのトンネルボーリングマシンがBMT63番ばん街がい線せんに到達とうたつしたことを祝いわう作業さぎょう員いん

63番ばん街がい線せんは、IND2番ばん街がい線せんをBMTブロードウェイ線せん、IND6番ばん街がい線せんおよびクイーンズへと連絡れんらくする構想こうそうとなっていた。BMT63丁目ちょうめ線せんが2番ばん街がい線せんの北側きたがわから直接ちょくせつブロードウェイ線せんにつなぐことになっていた。IND2番ばん街がい線せんの建設けんせつは1972年ねんに始はじまっていたが、ニューヨーク市しの財政ざいせい危機ききにより1975年ねんに中断ちゅうだんされた。この結果けっかとして、BMT63丁目ちょうめ線せんは完成かんせいせず、レキシントン・アベニュー-63丁目ちょうめ駅えきで唐突とうとつに終点しゅうてんとなっていた。2007年ねんに2番ばん街がい線せんの建設けんせつが再開さいかいされ、2011年ねんにはレキシントン・アベニュー-63丁目ちょうめ駅えきの拡張かくちょう・改修かいしゅう工事こうじが始はじまり、2番ばん街がい線せんへの連絡れんらくを完成かんせいさせることになった。この改良かいりょう工事こうじにより、プラットホームに建たてられていた壁かべが撤去てっきょされ、3番ばん街がい側がわへの新あらたな出入口でいりぐちが建設けんせつされた。2番ばん街がい線せん第だい1段階だんかいのトンネルを建設けんせつするために用もちいられたトンネルボーリングマシンは2011年ねん9月がつ22日にちにBMT63丁目ちょうめ線せんの下層かそうへの壁かべを掘ほりぬいた[84]。

2017年ねん1月がつ1日にちに2番ばん街がい線せん第だい1段階だんかい区間くかんが開通かいつうし、Q系統けいとうとN系統けいとうがセントラル・パーク地下ちかを抜ぬけて東ひがしにレキシントン・アベニュー-63丁目ちょうめ駅えきに達たっし、そこから北きたに向むきを変かえて2番ばん街がい線せんへと運転うんてんするようになった[85][86][87]。これによりBMTブロードウェイ線せんからアッパー・イースト・サイドへ直通ちょくつう運行うんこうされるようになった[16]。2層そう構造こうぞうになっている同どう駅えきでは、IND/BMTの63丁目ちょうめ線せん同士どうしで対面たいめん乗換のりかえができるようになった。北きた行ぎょうの列車れっしゃが下層かそう階かいを、南みなみ行ぎょうの列車れっしゃが上層じょうそう階かいを使つかう[7]。

現状げんじょうでは予算よさんが付ついていない2番ばん街がい線せんの第だい3段階だんかいでは、IND63丁目ちょうめ線せんから2番ばん街がい線せんへ南みなみ向むきに、独立どくりつした連絡れんらくを設もうけることが提案ていあんされている。この連絡れんらく線せんができれば、INDクイーンズ・ブールバード線せんから来きた列車れっしゃが2番ばん街がい線せんに直通ちょくつうし、ミッドタウンやロウアー・マンハッタンへと達たっすることができるようになる[7]。しかし、MTAには現状げんじょうではこの連絡れんらく線せんを通つうじて旅客りょかく列車れっしゃを走はしらせる計画けいかくがなく、非ひ営業えいぎょう列車れっしゃの回送かいそうにのみ用もちいられる予定よていであり、追加ついかの系統けいとうを設定せっていできるほどクイーンズの地下鉄ちかてつ輸送ゆそう量りょうが増加ぞうかすれば、こうした旅客りょかく輸送ゆそうも可能かのうとなる見込みこみである[88]。

駅えき一覧いちらん

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凡例はんれい
  終日しゅうじつ停車ていしゃ
  深夜しんやを除のぞき終日しゅうじつ停車ていしゃ
  平日へいじつのみ停車ていしゃ
  ラッシュ時じのみ停車ていしゃ
  ラッシュ時じの混雑こんざつ方向ほうこうのみ停車ていしゃ
時間じかん帯たい詳細しょうさい
  駅えき 停車ていしゃ列車れっしゃ 開業かいぎょう日び 乗換のりかえおよび備考びこう
INDクイーンズ・ブールバード線せんからの分岐ぶんきとしてIND63丁目ちょうめ線せん開始かいし（F   <F> ）
  21丁目ちょうめ-クイーンズブリッジ駅えき F   <F>  1989年ねん10月がつ29日にち
63丁目ちょうめトンネル
  ルーズベルト・アイランド駅えき F   <F>  1989年ねん10月がつ29日にち
63丁目ちょうめトンネル
BMT63丁目ちょうめ線せんがIND2番ばん街がい線せんからの分岐ぶんきとして開始かいし[84]（N   Q   R  ）
  レキシントン・アベニュー-63丁目ちょうめ駅えき F   <F>  N   Q   R   1989年ねん10月がつ29日にち (IND)
2017年ねん1月がつ1日にち (BMT) 		メトロカード利用りよう者しゃはIRTレキシントン・アベニュー線せんレキシントン・アベニュー/59丁目ちょうめ駅えき（4   5   6   <6> ）へ乗換のりかえ可能かのう
メトロカード利用りよう者しゃはBMTブロードウェイ線せんレキシントン・アベニュー/59丁目ちょうめ駅えき（N   R   W  ）
渡わたり線せん（定期ていき使用しようなし）
IND63丁目ちょうめ線せんはIND6番ばん街がい線せんに合流ごうりゅう（F   <F> ）
BMT63丁目ちょうめ線せんはBMTブロードウェイ線せん急行きゅうこう線せんに合流ごうりゅう（N   Q   R  ）

脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ a b c Burks, Edward C. (1976年ねん). “More Work on New Manhattan‐Queens Subway Slated” (英語えいご). The New York Times. ISSN 0362-4331. https://www.nytimes.com/1976/01/05/archives/more-work-on-new-manhattanqueens-subway-slated.html February 9, 2018閲覧えつらん。 
  2. ^ “Map of Modified 63rd Street Crosstown Line: 63rd Street Line (IND)”. nytm.pastperfectonline.com. New York City Transit Authority (March 1972). July 3, 2016閲覧えつらん。
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  7. ^ a b c d “Tracks of the New York City Subway”. Tracks of the New York City Subway. 2015年ねん10月がつ9日にち閲覧えつらん。
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  Transit Construction Progress Report Part 1 (1973) - YouTube
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