HSPA
HSPA (High Speed Packet Access) は、W-CDMAを
HSDPA
HSDPAは、3GPP Release 5にて
3GPP FDDのRelease '99
下 り方向 - HS-PDSCH (High Speed Pysical Downlink Shared Channel)
- HS-SCCH (Shared Control Channel)
上 り方向 - HS-DPCCH (Dedicated Physical Control Channel(uplink) for HS-DSCH)
また、MACレイヤでは
基地 局 側 - フロー
制御 -上位 レイヤに対 して、無線 側 の通信 速度 に応 じた適切 なデータ送出 速度 を指示 する機能 。ただし、3GPP上 では本 機能 を実現 するアルゴリズムは規定 されず、実装 依存 となっている。 - スケジューリングおよび
優先 制御 -上位 ノードから通知 された優先 度 情報 を考慮 しつつ、システム全体 の総合 的 な通信 効率 を向上 させることを目的 として、端末 にタイムスロットを配分 する機能 。ただし、3GPPにおいては本 機能 を実現 するアルゴリズムは規定 されず、実装 依存 となっている。 - パケット
合成 型 HARQ - Hybrid Automatic Repeat Requestの略 。受信 側 で復号 失敗 データが破棄 されずに再送 データと組 み合 わせて復号 されることを考慮 した上 で、再送 パターンを決定 する。複数 のHARQプロセスが独立 に動作 する。 - TFRIの
選択 - TFRI (Transport Format Resource Index) はタイムスロットに割 りあてたコード数 、変調 方式 、データサイズを表 しており、HS-SCCHを用 いて端末 に送信 される。端末 から送信 された品質 情報 を用 いて適切 なTFRIを選択 することで適応 変調 ・符号 化 (AMC: Adaptive Modulation and Coding)を実現 する。ただし、3GPP上 では本 機能 を実現 するアルゴリズムは規定 されず、実装 依存 となっている。
- フロー
端末 側 - パケット
合成 型 HARQ -受信 失敗 データを廃棄 せずに再送 データと組 み合 わせて復号 を行 う。複数 のHARQプロセスが独立 に動作 する。復号 成功 時 にはACK、復号 失敗 時 にはNACKをHS-DPCCH上 で伝送 する。 順序 制御 -送信 側 のHARQがプロセスごとに独立 に動作 するため、初回 送信 時 の時 系列 順 に受信 成功 するとは限 らない。本 機能 では、初回 送信 時 の順序 性 を保持 した上 でデータを上位 レイヤへ受 け渡 す。復号 失敗 の確認 応答 が基地 局 側 で復号 成功 と誤判 定 してしまうなどの理由 で、あるHARQプロセスについてデッドロックが発生 することがある。本 機能 ではこのようなデッドロックを回避 するために、受信 されるべきデータの待 ち時間 (Timer T1)が設定 されている。待 ち時間 が満了 すると、端末 で受信 されたデータは強制 的 に上位 レイヤに受 け渡 される。
- パケット
HSDPAの
端末 カテゴリ
HSDPAでは
HSDPAにおける
HSDPAのタイムスロットは2msであるため、
カテゴリ | コード |
タイムスロット |
タイムスロット ビット |
IRバッファサイズ(kbit) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | 3 | QPSK/16QAM | 7298 | 19.2 | 1.22 |
2 | 5 | 3 | QPSK/16QAM | 7298 | 28.8 | 1.22 |
3 | 5 | 2 | QPSK/16QAM | 7298 | 28.8 | 1.82 |
4 | 5 | 2 | QPSK/16QAM | 7298 | 38.4 | 1.82 |
5 | 5 | 1 | QPSK/16QAM | 7298 | 57.6 | 3.65 |
6 | 5 | 1 | QPSK/16QAM | 7298 | 67.2 | 3.65 |
7 | 10 | 1 | QPSK/16QAM | 14411 | 115.2 | 7.21 |
8 | 10 | 1 | QPSK/16QAM | 14411 | 134.4 | 7.21 |
9 | 15 | 1 | QPSK/16QAM | 20251 | 172.8 | 10.13 |
10 | 15 | 1 | QPSK/16QAM | 27952 | 172.8 | 13.98 |
11 | 5 | 2 | QPSK | 3630 | 14.4 | 0.91 |
12 | 5 | 1 | QPSK | 3630 | 28.8 | 1.82 |
HSUPA
HSUPA (High Speed Uplink Packet Access) は、3GPP Release 6で2006
また、HSDPAのような2
カテゴリ | |
---|---|
1 | 0.73 Mbit/s |
2 | 1.46 Mbit/s |
3 | 1.46 Mbit/s |
4 | 2.93 Mbit/s |
5 | 2.00 Mbit/s |
6 | 5.742 Mbit/s |
7 (3GPP Rel7) | 11.5 Mbit/s |
HSPA Evolution / HSPA+
HSPA Evolutionは、HSPAを
また、2012
3.5Gに
DC-HSDPA
DC-HSDPA (Dual Cell High Speed Downlink Packet Access) とは、
2010
2011
DC-HSPA
DC-HSPA (Dual Cell High Speed Packet Access) とは、
次世代 通信 技術 への移行
HSPAを
日本 の状況
- NTTドコモ
- 2006
年 8月 31日 、サービス名称 「FOMAハイスピード」でHSDPA規格 に対応 。2008年 4月 1日 、最大 受信 通信 速度 7.2Mbps(カテゴリ8)のHSDPA通信 サービス開始 。2009年 1月 、人口 カバー率 100%を達成 [7]。2009年 6月 、HSUPA規格 に対応 [8]。2011年 6月13日 にHSDPAの14Mbpsサービスを開始 した。HSPA+、DC-HSDPAの展開 について言及 はないが、代 わりにLTEサービスのXi(クロッシィ)を提供 している。 - ソフトバンクモバイル(
旧 ・ボーダフォン日本 法人 ) - 2006
年 10月1日 、サービス名称 「3G ハイスピード」でHSDPA対応 開始 。SoftBank 6-2停 波 後 再 獲得 した1.5GHz帯 を用 い、2011年 2月 25日 より、ULTRA SPEEDのブランド名 にてHSPA+、DC-HSDPAサービス開始 した。同 周波数 帯 を利用 した音声 端末 は先行 して2009年 冬 ~2010年 春 モデルよりハイスペックモデル一部 で順次 発表 されているが、ULTRA SPEEDには対応 せずHSPAまでであった。2011年 冬 モデルでは1.5GHz帯 のHSPA+に対応 したスマートフォンをULTRA PHONEとして用意 され、2012年 5月29日 にはDC-HSDPAに対応 する106SHと101Fの発売 が発表 された。2012年 7月 に900MHz帯 でのHSPA+サービスが開始 されるがULTRA SPEEDとしては扱 われず、3Gハイスピード(HSPA+対応 )という扱 いになる。なお、2017年 3月31日 午前 2時 をもって、1.5GHz帯 における3Gネットワークが停 波 され、DC-HSDPAのサービスは終了 となり、以降 の3Gサービスは、2GHz帯 と900MHz帯 による、HSPA+のサービスとなる。 - イー・アクセス→ソフトバンクのY!mobile
部門 - 2007
年 3月31日 、サービス名称 「EMモバイルブロードバンド」でHSDPA規格 によるデ ータ通信 サービス開始 。2007年 12月、日本 の携帯 電話 業界 初 最大 受信 通信 速度 7.2MbpsのHSDPAデ ータ通信 サービス、2008年 11月20日 、日本 の携帯 電話 業界 初 最大 送信 通信 速度 1.4MbpsのHSUPA通信 サービスを開始 。 2009年 4月 17日 、東名 阪 の主要 ターミナル駅 、空港 等 で、最大 送信 通信 速度 5.8Mbpsのサービスを開始 。2009年 7月 24日 、HSPA+サービスを開始 。2010年 12月3日 より、DC-HSDPAサービスであるEMOBILE G4を開始 (同時 に、EMOBILE G4ブランドにHSPA+方式 も包括 された)。音声 端末 は2009年 末 時点 で、HSUPA対応 端末 はなかった(S22HTのみHSDPA7.2Mbps対応 )が、2010年 2月 、HSUPA(MAX1.4Mbps)対応 端末 としてH31IA発売 。同年 12月 には同社 スマートフォンとしては初 のHSUPA(MAX5.8Mbps)対応 端末 として、S31HTを発売 。2011年 12月1日 には、スマートフォンとしては初 となるHSDPA最大 14Mbps対応 のGS02を発売 。そして2012年 6月14日 に初 のHSPA+対応 スマートフォンであるGS03を発売 した。DC-HSDPA対応 のスマートフォンについては、発売 されないまま、DC-HSDPAに利用 されている帯域 の半分 を2013年 8月 中旬 以降 順次 LTEネットワークの帯域 に転換 するため、以降 はDC-HSDPAの利用 はできなくなるため、初 のLTEスマートフォンとなったGL07Sにも、UMTS系統 では、速度 がHSPA+までの対応 にとどまっている。LTE非 対応 のDC-HSDPAに対応 するデータ端末 についても、巻 き取 りを順次 実施 する計画 を予定 。さらに、2018年 1月 31日 を以 て、3Gネットワークが停 波 された為 、イー・モバイル及 びイー・アクセス由来 の3Gネットワークが終了 され、旧 イー・アクセス契約 の音声 端末 やLTE非 対応 のデータ端末 及 びY!mobileブランドのタイプ2契約 のスマートフォンは使用 不可 になった。
脚注
- ^
谷口 功 『これだけ!通信 』2015年 、秀和 システム、95頁 - ^
外部 リンク High Speed Downlink Packet Access (HSDPA); Overall description; Stage 2 - ^ “ITU、LTEとWiMAXの「4G」
名称 使用 を公式 に認可 --「発展 した3G技術 」も認可 対象 に”. CNET Japan. (2010年 12月21日 ) - ^ “「WiMAXはDC-HSDPAよりも
速 い」、UQコミュニケーションズがイーモバ対抗 を鮮明 に”. ITpro. (2010年 9月 30日 ) - ^ “
一部 3Gサービス(1.5GHz帯 /1.7GHz帯 )提供 終了 について | スマートフォン・携帯 電話 ”. ソフトバンク. 2020年 10月 4日 閲覧 。 - ^
谷口 功 『これだけ!通信 』2015年 、秀和 システム、96頁 - ^ FOMAハイスピードエリアの
人口 カバー率 100%を達成 NTTドコモ - ^ 2009
年度 のお客様 満足 度 の向上 やCSRなどの取組 みについて NTTドコモ
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