艦 かん 歴 れき
発注 はっちゅう
グッドイヤー
起工 きこう
進水 しんすい
1938年 ねん 12月6日 にち
就役 しゅうえき
退役 たいえき
1959年 ねん 3月 がつ
その後 ご
性能 せいのう 諸 しょ 元 もと
重量 じゅうりょう
t
体積 たいせき
12,043 m3
全長 ぜんちょう
76.73 m
直径 ちょっけい
17.63 m
全 ぜん 高 こう
m
機関 きかん
プラット・アンド・ホイットニー R-1340-AN-2 星 ほし 型 がた 複 ふく 列 れつ 、425馬力 ばりき 、2基 き
速度 そくど
巡航 じゅんこう 速度 そくど :93 km/h最大 さいだい 速度 そくど :125 km/h
航続 こうぞく 距離 きょり
3,537 km
乗員 じょういん
9から10名 めい
兵 へい 装 そう
M2 12.7mm機関 きかん 銃 じゅう 1挺 てい マーク47爆雷 ばくらい (159kg) 4発 はつ
航空機 こうくうき
K級 きゅう 軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん (Kきゅうなんしきひこうせん、K class blimp )とはアメリカ海軍 かいぐん が哨戒 しょうかい 用 よう に使用 しよう した軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん である。
K級 きゅう 軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん は第 だい 二 に 次 じ 世界 せかい 大戦 たいせん の前 まえ には多数 たすう が建造 けんぞう されて警備 けいび 網 もう と対 たい 潜水 せんすい 艦 かん 戦 せん の備 そな えを構成 こうせい しており、アメリカ海軍 かいぐん は大西 おおにし 洋 ひろし と太平洋 たいへいよう および地中 ちちゅう 海域 かいいき の広 ひろ い範囲 はんい で本 ほん 級 きゅう を対 たい 潜 せん 任務 にんむ (ASW)に投入 とうにゅう した。この軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん は昼中 ひるなか 間 あいだ 飛行 ひこう のみならず充実 じゅうじつ した無線 むせん 設備 せつび と補助 ほじょ 装置 そうち により夜間 やかん 飛行 ひこう が可能 かのう だった。飛行船 ひこうせん ゆえの長時間 ちょうじかん 滞空 たいくう 能力 のうりょく を持 も ち、滞空 たいくう 可能 かのう 時間 じかん は最大 さいだい で38時 じ 間 あいだ 12分 ふん に及 およ ぶ。
134隻 せき が建造 けんぞう され、製造 せいぞう はオハイオ州 しゅう アクロン に所在 しょざい したグッドイヤー航空 こうくう 会社 かいしゃ による。
軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん としては標準 ひょうじゅん 的 てき な構成 こうせい で、船体 せんたい 下部 かぶ に長 なが さ12.19mの船室 せんしつ を設 もう けており、すべての装備 そうび は船室 せんしつ に収容 しゅうよう された。144kmの捜索 そうさく 範囲 はんい を持 も つASGタイプのレーダー を装備 そうび しており、またソノブイ と磁気 じき 探知 たんち 機 き (MAD)を装備 そうび した。武装 ぶそう としてMk-47爆雷 ばくらい 4発 はつ を装備 そうび した。2発 はつ は爆 ばく 弾倉 だんそう 、2発 はつ は外部 がいぶ に搭載 とうさい し、備砲 びほう としてブローニング M2 12.7mm 機関 きかん 銃 じゅう 1基 き を船室 せんしつ 前部 ぜんぶ 上方 かみがた に装備 そうび した。船室 せんしつ 側面 そくめん 左右 さゆう のアウトリガー には推進 すいしん 用 よう に3翅のプロペラとそれを駆動 くどう する空冷 くうれい エンジン (プラット・アンド・ホイットニー R-1340-AN-2(425馬力 ばりき )を備 そな えていた。
通常 つうじょう 、10名 めい の搭乗 とうじょう 員 いん で運用 うんよう され、乗員 じょういん は機長 きちょう 、副 ふく 操縦 そうじゅう 士 し 2名 めい 、航法 こうほう 士 し 兼 けん 操縦 そうじゅう 士 し 、機上 きじょう 整備 せいび 員 いん 、兵 へい 装 そう 操作 そうさ 要員 よういん 、機関 きかん 員 いん 2名 めい 、無線 むせん 手 しゅ 2名 めい で構成 こうせい された。
K級 きゅう 飛行船 ひこうせん の用 もち いる係留 けいりゅう 施設 しせつ は12.8m高 だか の三角形 さんかっけい 状 じょう のマストだった。これはトラクター で牽引 けんいん できた。前進 ぜんしん 基地 きち では係留 けいりゅう マストの移動 いどう の必要 ひつよう はなかったため、固定 こてい 式 しき の係留 けいりゅう 柱 ばしら が用 もち いられた。飛行船 ひこうせん を着地 ちゃくち させ、マストに係留 けいりゅう するには多数 たすう の地上 ちじょう 要員 よういん が必要 ひつよう だった。
1940年代 ねんだい に撮影 さつえい されたK級 きゅう 飛行船 ひこうせん
保存 ほぞん されている「K-28」のゴンドラ部 ぶ (前方 ぜんぽう より)
「K-28」のゴンドラ部 ぶ (後方 こうほう より)
船室 せんしつ 内部 ないぶ (K-84のもの) (1943年 ねん 10月 がつ 撮影 さつえい )
係留 けいりゅう マストに係留 けいりゅう されているK級 きゅう 飛行船 ひこうせん
K級 きゅう 軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん の設計 せっけい はアメリカの大 だい 不況 ふきょう による緊縮 きんしゅく 期 き に計画 けいかく された。1937年 ねん 、K-2飛行船 ひこうせん がグッドイヤー社 しゃ に発注 はっちゅう された。これはL-1飛行船 ひこうせん を購入 こうにゅう する契約 けいやく の一部 いちぶ であった。L級 きゅう 軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん はグッドイヤー社 しゃ の生産 せいさん する標準 ひょうじゅん 的 てき な広告 こうこく 用 よう ・旅客 りょかく 用 よう の飛行船 ひこうせん で、K-2は将来 しょうらい 、K級 きゅう 軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん を購入 こうにゅう するにあたっての試作 しさく 機 き であった。1938年 ねん 12月6日 にち 、K-2はオハイオ州 しゅう アクロンで初 はつ 飛行 ひこう し、12月16日 にち にはニュージャージー州 しゅう のレイクハースト 海軍 かいぐん 航空 こうくう 基地 きち に配備 はいび された。K-2の船体 せんたい が持 も つ容量 ようりょう は11,440m3 であり、その時点 じてん でアメリカ海軍 かいぐん の保有 ほゆう するどの軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん よりも巨大 きょだい だった。K-2は試作 しさく 艦 かん として広範 こうはん に飛行 ひこう し、何 なに であれ任務 にんむ が要求 ようきゅう する新型 しんがた の装備 そうび や、技術 ぎじゅつ 、性能 せいのう の実証 じっしょう 試験 しけん を繰 く り返 かえ した。第 だい 二 に 次 じ 大戦 たいせん 中 ちゅう には任務 にんむ に哨戒 しょうかい を加 くわ えた。
1940年 ねん 10月 がつ 24日 にち 、アメリカ海軍 かいぐん はグッドイヤー社 しゃ に6隻 せき の飛行船 ひこうせん (K-3飛行船 ひこうせん からK-8飛行船 ひこうせん )製造 せいぞう の契約 けいやく を与 あた えた。これらは「グッドイヤー ZNP-K」と呼称 こしょう が指定 してい されていた。これらの軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん は哨戒 しょうかい と護衛 ごえい 用途 ようと に設計 せっけい されており、1941年 ねん 後半 こうはん から1942年 ねん 前半 ぜんはん にかけて海軍 かいぐん へ届 とど けられた。K-3からK-8まではK-2の設計 せっけい に小規模 しょうきぼ な変更 へんこう が加 くわ えられたのみであり、大 おお きな修正 しゅうせい 点 てん はエンジンをプラット・アンド・ホイットニー R-1340 -16sからライト R-975-28sに変更 へんこう したことである。ライト製 せい のエンジンとプロペラの構成 こうせい は極端 きょくたん な騒音 そうおん を生 しょう じ、後 ご のK級 きゅう 軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん ではプラット・アンド・ホイットニーのエンジンに再 さい 換 かわ 装 そう された。
この後 のち にも、一連 いちれん のK級 きゅう 軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん の発注 はっちゅう が続 つづ いた。1942年 ねん 10月 がつ 14日 にち にK-9からK-30までの21隻 せき の飛行船 ひこうせん の生産 せいさん が追加 ついか された。1943年 ねん 1月 がつ 9日 にち にはさらに21隻 せき が追加 ついか され、K-31からK-50となった。K-9からK-13の船体 せんたい の容量 ようりょう は11,780m3 に増量 ぞうりょう され、その後 ご さらに配備 はいび された飛行船 ひこうせん は12,035m3 の船体 せんたい を用 もち いた。K級 きゅう 軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん の最後 さいご の契約 けいやく は1943年 ねん 中 ちゅう ごろに与 あた えられ、89隻 せき が発注 はっちゅう された。この契約 けいやく からは後 のち に4隻 せき がキャンセルされた。残 のこ りの配備 はいび された飛行船 ひこうせん は呼称 こしょう をK-51からK-136まで割 わ り当 あ てられた。ただし、K-136に指定 してい された操縦 そうじゅう 用 よう の船室 せんしつ は火事 かじ で船室 せんしつ を焼失 しょうしつ したK-113に転用 てんよう された。
K級 きゅう 軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん の発揮 はっき した滞空 たいくう 能力 のうりょく と低空 ていくう 作戦 さくせん 能力 のうりょく 、低速 ていそく 力 りょく は、多数 たすう の敵 てき 潜 せん を探知 たんち し、また同様 どうよう に捜索 そうさく 救難 きゅうなん 任務 にんむ を助 たす ける結果 けっか となった。K級 きゅう 軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん には24時 じ 間 あいだ を超 こ える滞空 たいくう 能力 のうりょく があり、これはASW戦術 せんじゅつ を用 もち いる上 うえ で重要 じゅうよう な要素 ようそ だった。
1944年 ねん 6月 がつ 1日 にち 、ZP-14軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん 中隊 ちゅうたい [ 1] 所属 しょぞく の2隻 せき の飛行船 ひこうせん が、軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん としては初 はつ の大西洋 たいせいよう 横断 おうだん 飛行 ひこう に成功 せいこう した。1944年 ねん 5月 がつ 28日 にち 、K-123とK-130はサウスウェイマス海軍 かいぐん 航空 こうくう 基地 きち を出発 しゅっぱつ し、16時 じ 間 あいだ かけてニューファンドランド島 とう のアージェンティア海軍 かいぐん 航空 こうくう 基地 きち まで飛行 ひこう した。アージェンティア基地 きち からほぼ22時 じ 間 あいだ かけ、飛行船 ひこうせん はアゾレス諸島 しょとう にあるテルセイラ島 とう のレジェンスフィールドへ飛行 ひこう した。初 はじ めての大西洋 たいせいよう 横断 おうだん 飛行 ひこう の最終 さいしゅう 段階 だんかい は、アゾレス諸島 しょとう から仏 ふつ 領 りょう モロッコ のケニトラ にあるクロウフィールドまでの20時 じ 間 あいだ の飛行 ひこう だった。
K級 きゅう 軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん の最初 さいしょ のペアの後 のち に続 つづ いて、1944年 ねん 6月 がつ 11日 にち と27日 にち にK-109とK-134、およびK-112とK-101がそれぞれサウスウェイマスを出発 しゅっぱつ した。これらの6隻 せき の軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん は当初 とうしょ 、ジブラルタル海峡 かいきょう の周囲 しゅうい で夜間 やかん 対 たい 潜 せん 作戦 さくせん を実施 じっし した。これは比較的 ひかくてき 浅 あさ 深度 しんど の海中 かいちゅう にいるUボートを見 み つけるため、MADを使用 しよう して日 にち 中 ちゅう の哨戒 しょうかい 飛行 ひこう を行 おこな っていたFAW-15(フリート・エアー・ウィング、艦隊 かんたい 航空 こうくう 隊 たい )の航空機 こうくうき (PBYs とB-24 )を補完 ほかん したものである。
この後 のち 、ZP-14に所属 しょぞく するK級 きゅう 軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん は、主要 しゅよう な地中海 ちちゅうかい の港 みなと の、機雷 きらい の捜索 そうさく と掃海 そうかい 、さらに様々 さまざま な護衛 ごえい 任務 にんむ を実施 じっし した。この護衛 ごえい の中 なか には、1945年 ねん 前半 ぜんはん に、フランクリン・ルーズベルト と、ウィンストン・チャーチル をヤルタ会談 かいだん へ送 おく った船団 せんだん の護衛 ごえい も含 ふく まれていた。
1945年 ねん 4月 がつ の後期 こうき 、ZP-14軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん 中隊 ちゅうたい を代替 だいたい するため、K-89とK-114はノースカロライナ にあるウィークスビル海軍 かいぐん 航空 こうくう 基地 きち を出発 しゅっぱつ し、バミューダ海軍 かいぐん 航空 こうくう 基地 きち 、アゾレス諸島 しょとう 、ケニトラを回 まわ る南 みなみ 大西洋 たいせいよう 航路 こうろ を飛行 ひこう して5月 がつ 1日 にち に到着 とうちゃく した[ 2] 。
戦争 せんそう 中 ちゅう の1943年 ねん 7月 がつ 8日 にち 、K-74はフロリダ海峡 かいきょう でドイツ軍 ぐん 潜水 せんすい 艦 かん U-134をレーダーで発見 はっけん し、交戦 こうせん となった。爆 ばく 弾 だん の投下 とうか を試 こころ みるも、投下 とうか に失敗 しっぱい し、逆 ぎゃく に高射 こうしゃ 砲 ほう による攻撃 こうげき を受 う けた。機銃 きじゅう による反撃 はんげき を試 こころ みたが、撃墜 げきつい された。脱出 だっしゅつ した搭乗 とうじょう 員 いん は8時 じ 間 あいだ の漂流 ひょうりゅう ののち救出 きゅうしゅつ されたが、この間 あいだ に鮫 さめ に襲 おそ われた機関 きかん 士 し 1名 めい が行方 ゆくえ 不明 ふめい となった[ 3] 。この一 いち 隻 せき が大戦 たいせん 中 ちゅう のアメリカ海軍 かいぐん 飛行船 ひこうせん 部隊 ぶたい の全 すべ てにおける、戦闘 せんとう 行為 こうい で喪失 そうしつ した唯一 ゆいいつ の飛行船 ひこうせん であり、行方 ゆくえ 不明 ふめい となった機関 きかん 士 し が戦闘 せんとう 行為 こうい での唯一 ゆいいつ の死亡 しぼう 者 しゃ (行方 ゆくえ 不明 ふめい 者 しゃ )である。
最後 さいご のK級 きゅう 軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん 、ZSG-4とK-43は1959年 ねん 3月 がつ に退役 たいえき した。
気嚢 きのう 部分 ぶぶん も含 ふく めた全体 ぜんたい として現存 げんそん しているものはないが、K-28とK-47の飛行船 ひこうせん 操縦 そうじゅう 室 しつ (ゴンドラ)は、それぞれフロリダ州 しゅう ペンサコラ の国立 こくりつ 海軍 かいぐん 航空 こうくう 博物館 はくぶつかん [ 4] とコネチカット州 しゅう ウィンザーロックスに所在 しょざい するニューイングランド航空 こうくう 博物館 はくぶつかん で展示 てんじ されている。
第 だい 二 に 次 じ 世界 せかい 大戦 たいせん 後 ご 、一連 いちれん の改修 かいしゅう されたK級 きゅう 軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん が艦隊 かんたい に追加 ついか された。これらの改修 かいしゅう された軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん はZP2K、ZP3K、ZP4KおよびZP5Kと呼 よ ばれた。
ZP2KとZP3Kは、より大 おお きな船体 せんたい (14,923m3 に増量 ぞうりょう した容量 ようりょう を持 も つ)を用 もち いた。1954年 ねん 、飛行船 ひこうせん の呼称 こしょう が変更 へんこう され、これらの軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん はZSG-2とZSG-3となった。Sの類別 るいべつ は飛行船 ひこうせん の担当 たんとう する任務 にんむ が対 たい 潜水 せんすい 艦 かん 戦 せん であることを示 しめ す。
ZP4Kは、1953年 ねん に配備 はいび された。この飛行船 ひこうせん は船体 せんたい に14,923m3 の容量 ようりょう を持 も ち、全長 ぜんちょう 81.08mに達 たっ した。1954年 ねん にこれはZSG-4に改 あらため 設計 せっけい された。
K級 きゅう 軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん の就役 しゅうえき 期間 きかん 中 ちゅう 、アメリカ海軍 かいぐん は、3つの異 こと なる呼称 こしょう システムを用 もち いた。1922年 ねん から第 だい 二 に 次 じ 世界 せかい 大戦 たいせん を通 つう じ、アメリカ海軍 かいぐん は4文字 もじ の呼称 こしょう を用 もち いた。
K級 きゅう 軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん はZNP-Kと呼称 こしょう された。これは「Z」が空気 くうき より軽量 けいりょう であることを意味 いみ し、「N」は、軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん を意味 いみ した。「P」は、パトロール用途 ようと を意味 いみ した。「K」は飛行船 ひこうせん のタイプまたはクラスを意味 いみ した。
1947年 ねん 4月 がつ 、アメリカ海軍 かいぐん の委員 いいん 会 かい は、飛行船 ひこうせん のための呼称 こしょう システムを改正 かいせい した。硬式 こうしき 飛行船 ひこうせん のコードの廃止 はいし にともない、ノン・リギッド(non-rigid・「硬 かた い」構造 こうぞう がない)を意味 いみ するNも意味 いみ を失 うしな い、2文字 もじ 目 め が削除 さくじょ された。K級 きゅう 軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん の呼称 こしょう はZPKとされた。
1954年 ねん 4月 がつ には、空気 くうき より比重 ひじゅう の重 おも い、いわゆる重 おも 航空機 こうくうき のための呼称 こしょう システムに合 あ わせ、空気 くうき より軽 かる い飛行船 ひこうせん のための指定 してい システムはさらに修正 しゅうせい された。
この時 とき までにはZPK軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん は軍務 ぐんむ から外 はず されており、K級 きゅう 軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん の後期 こうき 型 がた だけが軍務 ぐんむ についていた。1954年 ねん の呼称 こしょう 体系 たいけい ではZP2K軟式 なんしき 飛行船 ひこうせん がZSG-2となり、ZP3KはZSG-3へ、ZP4KはZSG-4へ、ZP5KはZS2G-1に変更 へんこう された。新 あたら しい呼称 こしょう システムでは、「Z」が空気 くうき より軽量 けいりょう であることを意味 いみ し、「S」は対 たい 潜 せん 任務 にんむ を意味 いみ した。数字 すうじ はモデルにあたり、「G」はメーカーを指 さ していた。末尾 まつび の数字 すうじ は、タイプ/モデルの範囲 はんい 内 ない で、機体 きたい がシリーズの何 なん 番目 ばんめ にあたるかを意味 いみ した。
Shock, James R. (2001). U.S. Navy Airships 1915-1962 . Edgewater, Florida: Atlantis Productions. ISBN 0-9639743-8-6
Althoff, William F. (1990). Sky Ships . New York: Orion Books. ISBN 0-517-56904-3
Althoff, William F. (2009). Forgotten weapon : U.S. Navy airships and the U-boat war . Annapolis, MD: Naval Institute Press. pp. 419. ISBN 978-1-59114-010-8
Vaeth, J. Gordon (1992). Blimps & U-Boats . Annapolis, Maryland: US Naval Institute Press. ISBN 1-55750-876-3