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Symfoware Server - Wikipedia

Symfoware Server(シンフォウェア サーバ)は富士通ふじつう開発かいはつ販売はんばいするリレーショナルデータベース管理かんりシステム (RDBMS)のことである。SolarisLinux(Red Hat Enterprise Linux)およびWindowsうえ動作どうさする。メインフレーム前身ぜんしんRDBII(アールデービーツー)がオープンけいシステムに対応たいおうしたさいに Symfoware に改称かいしょうされた。1995ねん10がつ初期しょきばん発表はっぴょうされた。

Symfoware Server
開発元かいはつもと 富士通ふじつう
初版しょはん 1995ねん10がつ (29ねんまえ) (1995-10)
最新さいしんばん
V12.4.1[1] / 2020ねん10がつ1にち (4ねんまえ) (2020-10-01)[注釈ちゅうしゃく 1]
対応たいおうOS Solaris / Linux / Windows
プラットフォーム x86, x64
種別しゅべつ 関係かんけいデータベース管理かんりシステム
ライセンス プロプライエタリ
公式こうしきサイト Symfoware Server公式こうしきサイト
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概要がいよう

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ホスト (FACOM Mシリーズ/FUJITSU GS/PRIMEFORCEシリーズ) じょうのRDB (RDBII/SymfowareGS) との親和しんわせい文字もじコードなど)・移植いしょくせいたかい。

際立きわだった特徴とくちょうとしてRDBMS製品せいひんはじめて実装じっそうされたおもてパーティショニング (DSO(Data Structure Organization), DSI(Data Structure Instance)) がある。これはじつひょうおよびインデックスを、キーにより複数ふくすう格納かくのう単位たんい分割ぶんかつする機能きのうである。物理ぶつりてき格納かくのう単位たんい分割ぶんかつするため、ディスク出入でいりりょく負荷ふか軽減けいげんだい規模きぼデータ検索けんさく高速こうそく排他はいた局所きょくしょ障害しょうがいのリスク軽減けいげんなどが期待きたいできる。たとえ分割ぶんかつおこなわない場合ばあいでも、DSO/DSIはテーブル作成さくせい明示めいじてき定義ていぎする必要ひつようがある。

わった機能きのうとして、データファイルのバッファをDSI単位たんい個別こべつ設定せっていする機能きのう、DSIのデータをまるごとメモリ常駐じょうちゅうさせる機能きのうがある。

デフォルトのトランザクション分離ぶんりレベル一般いっぱんてきなRead CommittedではなくRepeatable Readであり、SELECTぶん実行じっこうでもロックを獲得かくとくするため、安易あんいにSELECTをかけて広範囲こうはんいにロックをかけてしまうことがある。環境かんきょう設定せっていファイル、アプリケーションの設計せっけいなどで、ロックの強弱きょうじゃく設定せっていや、レコード単位たんいのロックの導入どうにゅうなどのチューニングが必要ひつようである。

ACID特性とくせいは、ひょう・インデックスへの排他はいたおよびテンポラリログを利用りようして実装じっそうしている。RDBMSエンジン本体ほんたいは1プロセス(rdb2base)である。1セッションごとにプロセスが起動きどうするのではなく、セッションごとに対応たいおうするスレッドをRDBMSエンジン本体ほんたいない生成せいせいする。RDBMS管理かんり作業さぎょうは、RDBMSエンジンが稼動かどうしているサーバじょうrdbをプリフィックスとしたコマンドを実行じっこうするか、GUIによる操作そうさおこなう。HAクラスタ、パラレル構成こうせいによるHPCクラスタ構成こうせい構築こうちく可能かのうである。JDBCドライバ、WindowsようODBCドライバ、.NET Framework連携れんけい機能きのう提供ていきょうされている。

だい規模きぼだか信頼しんらいせいけ (Symfoware Server Enterprise Extended Edition) から小規模しょうきぼ部門ぶもんサーバむけ (Symfoware Server Standard Edition) まで企業きぎょうない用途ようとわせた構成こうせい価格かかくたい製品せいひん選択せんたく可能かのうである。

対応たいおうOSは、Windows,Solaris,Linux、AIX、HP-UXばん出荷しゅっかされていない。

V3.x、V4時代じだい徐々じょじょ処理しょり速度そくどちてしまったりバックアップから復旧ふっきゅうできない、簡単かんたん計算けいさん間違まちがえるとう致命ちめいてき不具合ふぐあい発見はっけんされたことがある。

製品せいひんぐん

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  • Symfoware Server Enterprise Extended Edition
    • だい規模きぼ基幹きかんシステム
    • 対応たいおうプラットホーム: Linux(RHEL),Solaris
  • Symfoware Server Enterprise Edition
    • 中大ちゅうだい規模きぼシステム
    • 対応たいおうプラットホーム: Linux,Solaris,Windows
  • Symfoware Server Standard Edition
    • 中規模ちゅうきぼシステム
    • 対応たいおうプラットホーム: Linux,Solaris,Windows
  • Symfoware Server Lite Edition
    • 小規模しょうきぼシステム
    • 対応たいおうプラットホーム: Linux,Solaris,Windows

関連かんれん項目こうもく

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 最新さいしんバージョンはV12だが、リビジョンは製品せいひんのエディションによりことなる。V12.4.1はもっともリビジョンがすすんでいるもの。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 富士通ふじつう Symfoware Server 公式こうしきページ: 価格かかく”. 富士通ふじつう. 2021ねん4がつ8にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク

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