|
|
(7人の利用者による、間の9版が非表示) |
1行目: |
1行目: |
|
|
{{出典の明記|date=2019年9月}} |
|
{{Coord|51|30|15|N|0|8|7|W|type:landmark_region:GB|display=title}} |
|
{{Coord|51|30|15|N|0|8|7|W|type:landmark_region:GB|display=title}} |
|
[[ファイル:The Mall London.jpg|thumb|300px|right|ザ・マル。後方には[[バッキンガム宮殿]]があり、沿路には[[イギリスの国旗|ユニオン・ジャック]]が日頃から掲げられている。]] |
|
[[ファイル:The Mall London.jpg|thumb|300px|right|ザ・マル。後方には[[バッキンガム宮殿]]があり、沿路には[[イギリスの国旗|ユニオン・ジャック]]が日頃から掲げられている。]] |
|
[[File:Buckingham Palace viewed from St. James's park.jpg|thumb|right|250px|セント・ジェームズ・パーク]] |
|
[[File:Buckingham Palace viewed from St. James's park.jpg|thumb|right|250px|セント・ジェームズ・パーク]] |
|
'''ザ・マル''' ({{lang|en|The Mall}}) は、[[ロンドン]]の[[シティ・オブ・ウェストミンスター]](ウェストミンスター区)における南西端の[[バッキンガム宮殿]]及び北東端の[[トラファルガー広場]]を結ぶ通りで、長さ930mである。日曜日や休日、祭典や儀式が行われる際には交通規制が敷かれる。 |
|
'''ザ・マル''' ({{lang|en|The Mall}} {{IPA-en|ˈmæl|}}) は、[[ロンドン]]の[[シティ・オブ・ウェストミンスター]](ウェストミンスター区)における南西端の[[バッキンガム宮殿]]及び北東端の[[トラファルガー広場]]を結ぶ通りで、長さ930mである。日曜日や休日、祭典や儀式が行われる際には交通規制が敷かれる。 |
|
|
|
|
|
ザ・マルの南西端、バッキンガム宮殿正面の位置に[[ヴィクトリア記念碑]]がある。ここから北東へ進むと、[[セント・ジェームズ宮殿]]及び[[グリーン・パーク]]に向かい合う通りの南側に[[セント・ジェームズ・パーク (ロンドン)|セント・ジェームズ・パーク]]がある。セント・ジェームズ・パークを抜けて更に進むと、[[ホース・ガーズ]]及び旧[[ホワイトホール宮殿]]の傾斜庭である[[ホース・ガーズ・パレード]]がある。ここでは[[トゥルーピング・ザ・カラー]] (軍旗敬礼分列行進式) が女王の誕生日に行われる。ザ・マルの北東端、トラファルガー広場との境界には[[アドミラルティ・アーチ]]がある。 |
|
ザ・マルの南西端、バッキンガム宮殿正面の位置に[[ヴィクトリア記念碑]]がある。ここから北東へ進むと、[[セント・ジェームズ宮殿]]および[[グリーン・パーク]]に向かい合う通りの南側に[[セント・ジェームズ・パーク (ロンドン)|セント・ジェームズ・パーク]]がある。セント・ジェームズ・パークを抜けてさらに進むと、[[ホース・ガーズ]]及び旧[[ホワイトホール宮殿]]の傾斜庭である[[ホース・ガーズ・パレード]]がある。ここでは[[トゥルーピング・ザ・カラー]](軍旗敬礼分列行進式)が女王の誕生日に行われる。ザ・マルの北東端、トラファルガー広場との境界には[[アドミラルティ・アーチ]]がある。 |
|
|
|
|
|
ザ・マルは儀式用の道路として[[19世紀]]後半から[[20世紀]]前半にかけて建設され、[[アストン・ウェッブ|サー・アストン・ウェッブ]]の設計によりバッキンガム宮殿の正門を飾る[[ファサード]]やヴィクトリア記念碑が設置された。このような道路は[[ワシントンD.C.]]や[[サンクトペテルブルク]]、[[ベルリン]]、[[パリ]]、[[ウィーン]]にも見られ、[[国民国家]]に欠かせない[[国家行事]]を行う場所として用いられる。 |
|
ザ・マルは儀式用の道路として[[19世紀]]後半から[[20世紀]]前半にかけて建設され、[[アストン・ウェッブ|サー・アストン・ウェッブ]]の設計によりバッキンガム宮殿の正門を飾る[[ファサード]]やヴィクトリア記念碑が設置された。このような道路は[[ワシントンD.C.]]や[[サンクトペテルブルク]]、[[ベルリン]]、[[パリ]]、[[ウィーン]]にも見られ、[[国民国家]]に欠かせない[[国家行事]]を行う場所として用いられる。 |
|
|
|
|
|
イギリスを他国の[[国賓]]が訪問する際には、国旗で装飾を施したザ・マルを国賓及びイギリス女王を乗せた馬車が通りバッキンガム宮殿へと向かう。[[エリザベス2世]]のゴールデン・ジュビリー(即位50周年記念祭)の際には100万人以上の人々が押し寄せ、宮殿のバルコニーに姿を現す[[イギリス王室]]の面々を歓呼で迎えた。 |
|
イギリスを他国の[[国賓]]が訪問する際には、国旗で装飾を施したザ・マルを国賓およびイギリス女王を乗せた馬車が通りバッキンガム宮殿へと向かう。[[エリザベス2世]]のゴールデン・ジュビリー(即位50周年記念祭)の際には100万人以上の人々が押し寄せ、宮殿のバルコニーに姿を現す[[イギリス王室]]の面々を歓呼で迎えた。 |
|
|
|
|
|
[[ロンドンオリンピック (2012年)|2012年のロンドンオリンピック]]では、男女の[[ロードレース (自転車競技)|自転車ロードレース]]、[[マラソン]]、[[競歩]]の発着点となった。 |
|
[[ロンドンオリンピック (2012年)|2012年のロンドンオリンピック]]では、男女の[[ロードレース (自転車競技)|自転車ロードレース]]、[[マラソン]]、[[競歩]]の発着点となった。 |
14行目: |
15行目: |
|
==関連項目== |
|
==関連項目== |
|
{{Commons|Category:The Mall, London|ザ・マル}} |
|
{{Commons|Category:The Mall, London|ザ・マル}} |
|
* [[ナショナル・モール]] (The National Mall、[[アメリカ合衆国]]・[[ワシントンD.C.]]) |
|
* [[ナショナル・モール]](The National Mall、[[アメリカ合衆国]]・[[ワシントンD.C.]]) |
|
|
* [[ペル・メル (ロンドン)]] |
|
|
* [[ペルメル (球技)]] |
|
{{UK-stub}} |
|
{{UK-stub}} |
|
|
{{Normdaten}} |
|
{{デフォルトソート:まる}} |
|
{{デフォルトソート:まる}} |
|
[[Category:ロンドンの街路]] |
|
[[Category:ロンドンの街路]] |
|
[[Category:シティ・オブ・ウェストミンスター]] |
|
[[Category:シティ・オブ・ウェストミンスター]] |
|
[[Category:ロンドンオリンピック (2012年)]] |
|
[[Category:2012年ロンドンオリンピックの会場]] |
| この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "ザ・マル" ロンドン – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2019年9月) |
座標: 北緯51度30分15秒 西経0度8分7秒 / 北緯51.50417度 西経0.13528度 / 51.50417; -0.13528
ザ・マル (The Mall [ˈmæl]) は、ロンドンのシティ・オブ・ウェストミンスター(ウェストミンスター区)における南西端のバッキンガム宮殿及び北東端のトラファルガー広場を結ぶ通りで、長さ930mである。日曜日や休日、祭典や儀式が行われる際には交通規制が敷かれる。
ザ・マルの南西端、バッキンガム宮殿正面の位置にヴィクトリア記念碑がある。ここから北東へ進むと、セント・ジェームズ宮殿およびグリーン・パークに向かい合う通りの南側にセント・ジェームズ・パークがある。セント・ジェームズ・パークを抜けてさらに進むと、ホース・ガーズ及び旧ホワイトホール宮殿の傾斜庭であるホース・ガーズ・パレードがある。ここではトゥルーピング・ザ・カラー(軍旗敬礼分列行進式)が女王の誕生日に行われる。ザ・マルの北東端、トラファルガー広場との境界にはアドミラルティ・アーチがある。
ザ・マルは儀式用の道路として19世紀後半から20世紀前半にかけて建設され、サー・アストン・ウェッブの設計によりバッキンガム宮殿の正門を飾るファサードやヴィクトリア記念碑が設置された。このような道路はワシントンD.C.やサンクトペテルブルク、ベルリン、パリ、ウィーンにも見られ、国民国家に欠かせない国家行事を行う場所として用いられる。
イギリスを他国の国賓が訪問する際には、国旗で装飾を施したザ・マルを国賓およびイギリス女王を乗せた馬車が通りバッキンガム宮殿へと向かう。エリザベス2世のゴールデン・ジュビリー(即位50周年記念祭)の際には100万人以上の人々が押し寄せ、宮殿のバルコニーに姿を現すイギリス王室の面々を歓呼で迎えた。
2012年のロンドンオリンピックでは、男女の自転車ロードレース、マラソン、競歩の発着点となった。
ウィキメディア・コモンズには、
ザ・マルに
関連するメディアがあります。