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「トキポナ」のはんあいだ差分さぶん

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=== 形容詞けいようし ===
=== 形容詞けいようし ===


トキポナの名詞めいし先頭せんとうる。すなわち、修飾しゅうしょくされるかたり修飾しゅうしょくまえあらわれる。
トキポナの名詞めいし先頭せんとうる。すなわち、修飾しゅうしょくされるかたり修飾しゅうしょくまえあらわれる。


トキポナにおける修飾しゅうしょく順序じゅんじょは[[ロジバン]]とせい反対はんたいである。トキポナにおいて "N A1 A2"(Nは名詞めいし、A1,A2は修飾しゅうしょく)は ((N A1) A2) と解析かいせきされる。すなわち、英語えいごであれば "A1 N that is A2" のようになる。この順番じゅんばんは、英語えいごの "of" にたる ''pi'' でえることができる。
トキポナにおける修飾しゅうしょく順序じゅんじょは[[ロジバン]]とせい反対はんたいである。トキポナにおいて "N A1 A2"(Nは名詞めいし、A1,A2は修飾しゅうしょく)は ((N A1) A2) と解析かいせきされる。すなわち、英語えいごであれば "A1 N that is A2" のようになる。この順番じゅんばんは、英語えいごの "of" にたる ''pi'' でえることができる。

2004ねん8がつ14にち (土) 10:14時点じてんにおけるはん

トキポナ(toki pona:「言語げんご」の)は、人工じんこう言語げんごひとつである。カナダ在住ざいじゅうSonja Kisa によってつくられ、2001ねんなつにインターネットじょう発表はっぴょうされた。

トキポナは、最小さいしょう努力どりょく最大さいだい意味いみ表現ひょうげんすることを目指めざして設計せっけいされた。トキポナには14の音素おんそと118の単語たんご定義ていぎされている。トキポナは国際こくさい補助ほじょとして設計せっけいされたものではなく、道教どうきょう思想しそうもとづいて設計せっけいされている。

トキポナは、人間にんげん思考しこう過程かていをそのまま表現ひょうげんすることを目指めざしている。それはサピア・ウォーフの仮説かせつもとづくものであり、そのてんジョージ・オーウェル小説しょうせつ『1984ねん』に登場とうじょうした言語げんごニュースピークすこている。

文字もじ

文字もじ英語えいごのアルファベットとおなじものをもちいる。ただし、a, e, i, o, u, p, t, k, s, m, n, l, w, j の14文字もじのみである。

文頭ぶんとうであっても小文字こもじ表記ひょうきする。ただし人名じんめい国名こくめいなどの固有名詞こゆうめいしのぞく。

音素おんそ

トキポナの発音はつおん日本語にほんごのそれにている。すなわち、distinctive voicing、geminate consonant、ちょう母音ぼいん、palatal clusterがない。

母音ぼいんa, e, i, o, u の5つで、それぞれ日本語にほんごのア、エ、イ、オ、ウとおなじである。

子音しいんp, t, k, s, m, n, l, w, j の9つがある。それぞれ濁音だくおんはん濁音だくおんをもつものは両方りょうほうかた可能かのうである。たとえば pu はプともブともめる。j英語えいごでの y にあたる。つまり ja はヤと発音はつおんする。

また nわる場合ばあい、つまり日本語にほんごのンとおな場合ばあいのぞいて、子音しいんのみでの発音はつおんはない。子音しいんかなら母音ぼいんともなう。音素おんそひょうにすると以下いかのようになる。

 a   e   i   o   u
ka  ke  ki  ko  ku
sa  se  si  so  su
ta  te      to  tu    ti は si をもちいる
na  ne  ni  no  nu
pa  pe  pi  po  pu
ma  me  mi  mo  mu
ja  je      jo  ju    ji は i をもちいる
la  le  li  lo  lu
wa  we  wi            wo と wu はそれぞれ o と u をもちいる
         n

一般いっぱんてきに、アクセント単語たんご先頭せんとう音節おんせつかれる。

文法ぶんぽう

主語しゅご 述語じゅつご 目的もくてき (SVO) のじゅんである。

品詞ひんし

文脈ぶんみゃくによって単語たんご品詞ひんし決定けっていされるものがおおく、あいまいさがおおきい。

名詞めいし

地名ちめい言語げんごめい修飾しゅうしょく固有名詞こゆうめいしわせで表現ひょうげんされる。たとえば日本にっぽんは Nijon と表記ひょうきされるが、日本にっぽんこくma Nijon日本語にほんごtoki Nijon日本人にっぽんじんjan Nijon となる。

形容詞けいようし

トキポナの名詞めいし先頭せんとうる。すなわち、修飾しゅうしょくされるかたり修飾しゅうしょくまえあらわれる。

トキポナにおける修飾しゅうしょく順序じゅんじょロジバンせい反対はんたいである。トキポナにおいて "N A1 A2"(Nは名詞めいし、A1,A2は修飾しゅうしょく)は ((N A1) A2) と解析かいせきされる。すなわち、英語えいごであれば "A1 N that is A2" のようになる。この順番じゅんばんは、英語えいごの "of" にたる piえることができる。

動詞どうし

英語えいごの be 動詞どうしにあたる単語たんご存在そんざいしない。この場合ばあい動詞どうし省略しょうりゃくされるが、主語しゅご目的もくてき分離ぶんりするために li という単語たんご挿入そうにゅうする。ただし主語しゅご一人称いちにんしょう mi または二人称ににんしょう sina である場合ばあいliもちいない。

いくつかの動詞どうしたとえばtawaく))は前置詞ぜんちしとしてあつかわれ、直接ちょくせつ目的もくてきまえe をとらない。

語彙ごい

118の単語たんごは、複雑ふくざつ現代げんだい文明ぶんめい登場とうじょうする以前いぜん単純たんじゅん生活せいかつ原理げんりもとづいて設計せっけいされている。単語たんごは、英語えいごトク・ピジンフィンランドグルジアオランダ、アカディア(ノバスコシア)のフランス語ふらんすごエスペラントクロアチア中国ちゅうごく北京ぺきん広東かんとん)などからられている。日本語にほんごからも、擬音ぎおん「モグモグ」が、べる・食事しょくじなどを意味いみするmoku語源ごげんとして採用さいようされている。

潜在せんざいてき混乱こんらんもととなる最小さいしょう対立たいりつ(ミニマル・ペア)を回避かいひするために、いくつかの単語たんご変更へんこうされている。たとえば、"he, she, it"を意味いみする単語たんごはかつてはikiであったが、「わるい」を意味いみするike発音はつおんがよくていることからona変更へんこうされた。

いろ

いくつかの自然しぜん言語げんごのように、トキポナには、あおおよび黄色おうしょくとはことなるいろとしてのみどりあらわ言葉ことばがない。みどり黄色おうしょく jeloあお lasoぜてつくられることから、jelo laso または laso jelo表現ひょうげんされる。むらさきなどのいろあらわ言葉ことば同様どうようにしてつくることができる。

公式こうしき定義ていぎされているいろは、しろ waloくろ pimejaいろ三原色さんげんしょくである、あか loje黄色おうしょく jeloあお laso のみである。

かず

トキポナにおいてかずあらわ単語たんごwan(1), tu(2), luka(5、「」の意味いみでもある)およびmute(たくさん)しかない。これらをわせてかず表現ひょうげんする。たとえば13はmuteluka luka tu wan(5と5と2と1)となる。

外部がいぶリンク

tokipona:toki pona