「ステロイド皮膚ひふ症しょう」の版はん間あいだの差分さぶん

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2018年ねん12月16日にち (日)にち 05:28時点じてんにおける版はん

ステロイド皮膚ひふ症しょう（ステロイドひふしょう）とは、ステロイド外用がいよう薬やくを使用しようし続つづけることによって起おこるとされる一群いちぐんの副作用ふくさようが現あらわれた皮膚ひふの症状しょうじょう名な。ステロイド皮膚ひふ炎えん、ステロイド皮膚ひふ。

長期ちょうき連用れんようにより、ステロイドざ瘡かさ（尋常じんじょう性せいざ瘡かさに似にるが、白色はくしょくの面めんぽうが多発たはつする傾向けいこうがある。）、ステロイド皮膚ひふ（皮膚ひふ萎縮いしゅく、毛細血管もうさいけっかん拡張かくちょう）、魚鱗ぎょりん癬様皮膚ひふ変化へんか、紫斑しはん、多毛たもう、色素しきそ脱だつ失しつ等とう — プレドニゾロン軟膏なんこう0.5% 「マイラン」添付てんぷ文書ぶんしょ（強調きょうちょうは筆者ひっしゃによる）^[1]

1980年代ねんだいには注目ちゅうもく浴あび研究けんきゅうされ、「ステロイド皮膚ひふ症しょう」として、ステロイド皮膚ひふ炎えんとステロイドざ瘡かさ、ステロイドによる酒さけさ様よう皮膚ひふ炎えんを含ふくめて調査ちょうさした、大阪大学おおさかだいがく医学部いがくぶ・皮膚ひふ科学かがく教室きょうしつの医師いしの論文ろんぶんがあり、同どう病院びょういんにて母集団ぼしゅうだんの数かずに変化へんかがないまま毎年まいとし30-45人にんであった^[2]。

鳥取大学とっとりだいがく医学部いがくぶでは、ステロイド酒しゅさ、口くち囲かこえ皮膚ひふ炎えんがステロイドの長期間ちょうきかんの外用がいようによって生しょうじる「ステロイド皮膚ひふ炎えん」の主おもな症状しょうじょうとし、酒さけさ様よう皮膚ひふ炎えんには潮うしお紅くれない、毛細血管もうさいけっかん拡張かくちょう、皮膚ひふ萎縮いしゅく、紅色こうしょく小しょう丘おか疹等が生しょうじるとした^[3]。また、外用がいよう薬やくを注意ちゅういすると強つよい炎症えんしょうを生しょうじることがあり、簡単かんたんに離脱りだつできないとした^[3]。

長崎大学ながさきだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういんの2003年ねんの調査ちょうさでは、ステロイド皮膚ひふ症しょうは、84%で顔かおに、71%でほてり、58%に毛細血管もうさいけっかん拡張かくちょうがあり、アトピー性せい皮膚ひふ炎えんでは気きをつけて薬くすりを使つかっているためか、湿疹しっしん、接触せっしょく性せい皮膚ひふ炎えん、脂あぶら漏も性せい皮膚ひふ炎えんに多おおく、薬剤やくざいではミディアムクラスのステロイド外用がいよう薬やくに多おおかった^[4]。

2018年ねんのアトピー性せい皮膚ひふ炎えんのガイドラインでは、こうした酒さけさ様よう皮膚ひふ炎えんは主おもに顔かおへの長期間ちょうきかんの使用しようで生しょうじる副作用ふくさようであり、急きゅうに塗布とふを中止ちゅうしすると悪化あっかすることがあるため、速すみやかに皮膚ひふ科かに紹介しょうかいすべきとされている^[5]。

^[どこ?]タキフィラキシーが起おこっていると解釈かいしゃくするものもいる^{[要よう説明せつめい]}^[6]^{[要ようページ番号ばんごう]}。

出典しゅってん

^ プレドニゾロン軟膏なんこう0.5% 「マイラン」添付てんぷ文書ぶんしょ
^ 水越みずこし直子なおこ、佐藤さとう健二けんじ「ステロイド皮膚ひふ症しょう発症はっしょうのひん度どの推移すいい 1979年ねんから1984年ねんまで」『皮膚ひふ』第だい27巻かん第だい6号ごう、1985年ねん、1166-1171頁ぺーじ、doi:10.11340/skinresearch1959.27.1166、NAID 130003843421。
^ ^a ^b 島しま雄つよし周平しゅうへい、神戸かんべ直登なおと「ステロイド皮膚ひふ炎えんの治療ちりょう」『ファルマシア』第だい19巻かん第だい10号ごう、1983年ねん、1049-1052頁ぺーじ、doi:10.14894/faruawpsj.19.10_1049、NAID 110003657015。
^ 穐山あきやま雄一郎ゆういちろう、竹中たけなか基はじめ、清水しみず和宏かずひろ、片山かたやま一朗いちろう「ステロイド皮膚ひふ症しょうの背景はいけい因子いんしの解析かいせき」『アレルギー』第だい52巻かん第だい8号ごう、2003年ねん、828頁ぺーじ、doi:10.15036/arerugi.52.828_4、NAID 110002404311。
^ 公益社こうえきしゃ団だん法人ほうじん日本にっぽん皮膚ひふ科か学会がっかい、一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん日本にっぽんアレルギー学会がっかい「アトピー性せい皮膚ひふ炎えん診療しんりょうガイドライン2018」『日本にっぽん皮膚ひふ科か学会がっかい雑誌ざっし』第だい128巻かん第だい12号ごう、2018年ねん、2431-2502頁ぺーじ、doi:10.14924/dermatol.128.2431、NAID 130007520766。
^ 塩原しおばら哲夫てつお『アトピー性せい皮膚ひふ炎えん治療ちりょうのためのステロイド外用がいよう薬やくパーフェクトブック』南山みなみやま堂どう、2015年ねん。ISBN 978-4-525-34141-1。「参考さんこうリンク」と書かかれていたが検証けんしょう不可能ふかのう

[1] プレドニゾロン軟膏なんこう0.5% 「マイラン」添付てんぷ文書ぶんしょ

[naid130003843421-2] 水越みずこし直子なおこ、佐藤さとう健二けんじ「ステロイド皮膚ひふ症しょう発症はっしょうのひん度どの推移すいい 1979年ねんから1984年ねんまで」『皮膚ひふ』第だい27巻かん第だい6号ごう、1985年ねん、1166-1171頁ぺーじ、doi:10.11340/skinresearch1959.27.1166、NAID 130003843421。

[naid110003657015-3] 島しま雄つよし周平しゅうへい、神戸かんべ直登なおと「ステロイド皮膚ひふ炎えんの治療ちりょう」『ファルマシア』第だい19巻かん第だい10号ごう、1983年ねん、1049-1052頁ぺーじ、doi:10.14894/faruawpsj.19.10_1049、NAID 110003657015。

[naid110002404311-4] 穐山あきやま雄一郎ゆういちろう、竹中たけなか基はじめ、清水しみず和宏かずひろ、片山かたやま一朗いちろう「ステロイド皮膚ひふ症しょうの背景はいけい因子いんしの解析かいせき」『アレルギー』第だい52巻かん第だい8号ごう、2003年ねん、828頁ぺーじ、doi:10.15036/arerugi.52.828_4、NAID 110002404311。

[5] 公益社こうえきしゃ団だん法人ほうじん日本にっぽん皮膚ひふ科か学会がっかい、一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん日本にっぽんアレルギー学会がっかい「アトピー性せい皮膚ひふ炎えん診療しんりょうガイドライン2018」『日本にっぽん皮膚ひふ科か学会がっかい雑誌ざっし』第だい128巻かん第だい12号ごう、2018年ねん、2431-2502頁ぺーじ、doi:10.14924/dermatol.128.2431、NAID 130007520766。

[6] 塩原しおばら哲夫てつお『アトピー性せい皮膚ひふ炎えん治療ちりょうのためのステロイド外用がいよう薬やくパーフェクトブック』南山みなみやま堂どう、2015年ねん。ISBN 978-4-525-34141-1。「参考さんこうリンク」と書かかれていたが検証けんしょう不可能ふかのう

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 {{どこ|date=2018年ねん12月がつ}}<!--何なにに対たいして（ステロイド皮膚ひふ炎えんに対たいして？）-->[[タキフィラキシー]]が起おこっていると解釈かいしゃくするものもいる{{要よう説明せつめい|date=2018年ねん12月がつ}}<ref>{{Cite book|和書わしょ|author=塩原しおばら哲夫てつお|title=アトピー性せい皮膚ひふ炎えん治療ちりょうのための ステロイド外用がいよう薬やくパーフェクトブック|publisher=南山みなみやま堂どう|date=2015|isbn=978-4-525-34141-1|page=}} 「[http://www.nanzando.com/books/34141.php 参考さんこうリンク]」と書かかれていたが検証けんしょう不可能ふかのう</ref>{{要ようページ番号ばんごう|date=2018年ねん12月がつ}}。
-== 業者ぎょうしゃの例れい ==
-{{正確せいかく性せい|date=2018年ねん12月|section=1|リバウンドのことではない}}
-ステロイドの外用がいようでリバウンドを起おこす可能かのう性せいがあると、[[厚生省こうせいしょう]]の無認可むにんか医薬品いやくひんの注意ちゅういページに書かかれている<ref>[http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/06/h0603-1.html プロピオン酸さんクロベタゾールを含有がんゆうする 無む承認しょうにん無む許可きょか医薬品いやくひんの販売はんばい事例じれいについて] 2004年ねん 厚生こうせい労働省ろうどうしょう</ref>。
-その後ごも[[化粧けしょう品ひん]]に混まぜる業者ぎょうしゃが現あらわれ、実際じっさいにこれを使つかった被害ひがい者しゃが「急きゅうに治なおるが、間あいだをおくと逆ぎゃくにひどくなる」症状しょうじょうを訴うったえている<ref>[http://web.archive.org/web/20090823041535/http://headlines.yahoo.co.jp:80/hl?a=20090819-00000039-jij-soci ステロイド含有がんゆうクリーム販売はんばい＝化粧けしょう品ひん会社かいしゃ元もと社長しゃちょうら5人にん逮捕たいほ－薬事やくじ法ほう違反いはん容疑ようぎで警視庁けいしちょう] 2009年ねん 時事通信じじつうしんのニュース</ref>。医師いし免許めんきょを所持しょじしている医者いしゃがステロイド不ふ使用しようとして処方しょほうしたクリームにて、同様どうように効きくがやめると再発さいはつするとして、苦情くじょうが寄よせられたこともあった<ref>[https://archive.is/7WVrQ 漢方かんぽうクリームにステロイド　横浜よこはまの医院いいんが処方しょほう、相談そうだん180件けん] 2014年ねん 産経さんけいニュース</ref>。
-皮膚ひふ症状しょうじょうからステロイド中止ちゅうし時じにおきる症状しょうじょうの分類ぶんるい、定義ていぎを試こころみた医師いしもいる<ref>深谷ふかや元もと継つぎ『アトピー性せい皮膚ひふ炎えんとステロイド離脱りだつ』医歯薬出版いしやくしゅっぱん、2000年ねん。</ref>が、''皮かわ疹の写真しゃしんだけでは断定だんていできない''という見解けんかいを残のこしている。
 ==出典しゅってん==