あぶらせい湿疹しっしん

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はなこう周辺しゅうへんしょうじたれい

あぶらせい湿疹しっしん(しろうせいしっしん、Seborrheic Dermatitis)とは、頭部とうぶ顔面がんめんフケよう付着ふちゃくぶつともな湿疹しっしん成人せいじんおおい。あぶらせい皮膚ひふえん(しろうせいひふえん)とも。はなわきみみうらむね前部ぜんぶわき陰部いんぶなど脂質ししつ分泌ぶんぴつのある部分ぶぶん炎症えんしょうこす。

原因げんいん皮膚ひふつねざいきんマラセチア英語えいごばんえい: Malassezia)だが、特定とくてい人々ひとびと炎症えんしょうこす原因げんいん明確めいかくには特定とくていされていない。乳児にゅうじ出現しゅつげんするものは、乳児にゅうじあぶらせい湿疹しっしんとして区別くべつされ、自然しぜん軽快けいかいする。

成人せいじん発生はっせいすると難治なんじせいでしばしば再発さいはつし、さむ時期じきやストレスがきっかけとなりやすい。完治かんじさせるくすりはないが、症状しょうじょう軽減けいげん治療ちりょうとして急性きゅうせい症状しょうじょうステロイド軟膏なんこうによく反応はんのうし、症状しょうじょう鎮静ちんせい維持いじするためにこうきんやくやその含有がんゆうシャンプーをもちいる。代替だいたい治療ちりょうには、局所きょくしょカルシニューリン阻害そがいざい免疫めんえき抑制よくせいざい)やティーツリー使つかわれる。その角質かくしつ軟化なんか毎日まいにち洗顔せんがん保湿ほしつ

定義ていぎ[編集へんしゅう]

頭部とうぶしょうじた湿疹しっしんれい

当該とうがい疾患しっかんは1887ねん P.G.Unna によって、尋常じんじょうせい湿疹しっしん (Eczema vulgare) とはことなる独立どくりつ疾患しっかん-Dasseborrhoische Eczemaとして提唱ていしょうされた。その特徴とくちょうは、「つね乾燥かんそうしている」「発疹はっしんあたりえん円形えんけいないし環状かんじょう境界きょうかい鮮明せんめいである」「やまいぞう不変ふへんせいであること治療ちりょうにかなり抵抗ていこうせいしめす」としていた。のちに P.G.Unna による提唱ていしょう拡大かくだい解釈かいしゃくし、皮脂ひし分泌ぶんぴつおお部位ぶいこうはっする炎症えんしょうせい病変びょうへんあぶらせい湿疹しっしんとするものもある[1]

境界きょうかい比較的ひかくてき明確めいかくな、べにまだら表面ひょうめん油性ゆせい黄色おうしょく調ちょう鱗屑りんせつゆうするものとする解釈かいしゃくもある[2]湿性しっせいあるいは油性ゆせい頭垢ふけ(フケしょう)は、ほんしょう軽症けいしょうがたまたは先行せんこう症状しょうじょう定義ていぎされる。

分類ぶんるい[編集へんしゅう]

  • 成人せいじんがた - 思春期ししゅんき以降いこう出現しゅつげん長期間ちょうきかん持続じぞくする。難治なんじせいでしばしば再発さいはつする。
  • 乳児にゅうじがた - 生後せいご 2-3しゅうから出現しゅつげん頭皮とうひのみでも頭皮とうひ以外いがいあぶらせい皮膚ひふえんでも6かげつから1さいまでに完全かんぜん消失しょうしつする[3]ちちかさぶた参照さんしょう

原因げんいん[編集へんしゅう]

皮脂ひし分泌ぶんぴつりょうとのせい相関そうかん関係かんけいにあることが報告ほうこくされており、皮脂ひし分泌ぶんぴつりょう思春期ししゅんき最大さいだいであるが、あぶらせい湿疹しっしんは10ねん程度ていどおくれて発症はっしょうしてくる[2]

とくに、マラセチアぞくきんMalassezia furfurMalassezia globasa)が、病巣びょうそうから採取さいしゅしたPCR検査けんさ検出けんしゅつされるが、病原びょうげんせい詳細しょうさい解明かいめいである[4]こうきんやく反応はんのうすることから、マラセチアぞくきん因果いんが関係かんけいがあるとかんがえられる[5]一方いっぽうでマラセチアのおおさは症状しょうじょう関連かんれんしない[6]健康けんこうひとあぶらせい皮膚ひふえんひととのあいだにマラセチアのおおさにちがいはないため、決定けってい要因よういんきんりょうではなく免疫めんえき反応はんのうかんがえられる[7]。つまり、マラセチアは正常せいじょう皮膚ひふつねざいきんとしても存在そんざいするためである[8]

マラセチアにたいする免疫めんえきけい過剰かじょう反応はんのうともかんがえられる[9]中性ちゅうせい脂肪しぼう一種いっしゅであるトリアシルグリセロール表皮ひょうひつねざいきんのマラセチアぞくきん[10][11]リパーゼにより分解ぶんかいされて刺激しげきせい遊離ゆうり脂肪酸しぼうさんになり[12]炎症えんしょうしょうじたり症状しょうじょう悪化あっか関与かんよしているとの報告ほうこくもある。ひとつの仮説かせつは、マラセチアが増殖ぞうしょくするさい皮膚ひふ脂質ししつ使つかい、そのとき生成せいせいされた飽和ほうわ脂肪酸しぼうさん免疫めんえき反応はんのうしているということである[7]

ひと皮脂ひし組成そせいのうち、マラセチアが介在かいざいするとトリグリセリド比率ひりつが35%から18%へと減少げんしょうし、遊離ゆうり脂肪酸しぼうさんが13%から32%へと増加ぞうかし、こうきんやく治療ちりょうするとこの組成そせい当初とうしょ比率ひりつへともどる。いいかえると、マラセチアはトリグリセリドと飽和ほうわ脂肪酸しぼうさん消費しょうひして飽和ほうわ脂肪酸しぼうさんへと代謝たいしゃしている[13]。マラセチアの代謝たいしゃぶつオレインさんであり、研究けんきゅうでは、あぶらせい皮膚ひふえん人々ひとびと頭皮とうひからマラセチアをのぞいても、そうした人々ひとびとにおいてはオレインさんは、まだ皮膚ひふがれることを誘発ゆうはつしていた[8]

皮脂ひし変化へんか[13]
  皮脂ひし分泌ぶんぴつ マラセチア曝露ばくろ こうきんやく使用しよう
トリグリセリド 35%以下いか 18% 32%
遊離ゆうり脂肪酸しぼうさん 13%以上いじょう 32% 16%
ワックスエステル 25% 23% 25%
スクアレン 15% どう どう
コレステロール
コレステロールエステル
7% どう どう
ほか 5%未満みまん どう どう

パーキンソンびょうなどの神経しんけい疾患しっかんアルコール依存いぞんしょう肥満ひまんにつながる内分泌ないぶんぴつ疾患しっかんでも高率こうりつ発症はっしょうする[14]

悪化あっかしやすい原因げんいん

  • 乾燥かんそう低温ていおん疲労ひろう、ストレス[9]

症状しょうじょう[編集へんしゅう]

脂質ししつ分泌ぶんぴつしやすい部位ぶい症状しょうじょうる。

皮脂ひし分泌ぶんぴつおお部分ぶぶん症状しょうじょうしょうじる[5]はな周囲しゅうい頭皮とうひがカサカサしてがれることからはじまることがおお[5]脂性あぶらしょうはだ同時どうじ症状しょうじょうることもおおく、みみ周囲しゅうい、ヒゲ、まゆむねしょうじる[5]。また皮脂ひしさんせいおおい、ひだとなっているような部分ぶぶん[5]兆候ちょうこうなく再発さいはつしまた消失しょうしつする[3]

(いわゆるあぶら部位ぶい)である頭部とうぶ眉間みけんはな周囲しゅういぜんむねせい中部ちゅうぶ上背うわぜい頭髪とうはつえぎわに沿ったみみかい後方こうほう外耳がいじ道内どうない頭部とうぶ顔面がんめん落屑ともなべにむらで、左右さゆう対称たいしょうせいはない。掻痒そうよう程度ていど様々さまざまである。

検査けんさ[編集へんしゅう]

尋常じんじょうせい乾癬かんせんアトピーせい皮膚ひふえん白癬はくせんさけ鑑別かんべつ必要ひつようであるが、鑑別かんべつむずかしい[15][5]たんなる角質かくしつそう自然しぜん脱落だつらく整髪せいはつざい化粧けしょうひん過剰かじょう使用しよう鑑別かんべつされる[7]なまずふうきんがKOH検査けんさ皮膚ひふきん検査けんさ)で検出けんしゅつされることが必要ひつようであるが、かなら検出けんしゅつ出来できわけではいので、定量ていりょうてき方法ほうほう確立かくりつされていない。

ビオチン欠乏症けつぼうしょうは、くちはな生殖せいしょく周辺しゅうへんでの鱗屑りんせつせいかわ疹をしょう[16]、ビオチン製剤せいざいあぶらせい湿疹しっしん適応症てきおうしょう[17]

治療ちりょう[編集へんしゅう]

2006ねんのアメリカ皮膚ひふ学会がっかい掲載けいさいされたレビューでは、おおくは、シャンプーと1にち1-2かいていちからステロイド外用がいようやく使用しようとされる[5]使用しようされた薬剤やくざいの2007ねん調査ちょうさでは、ステロイドやく6わり、イミダゾールけいこうきんやくやく35%、保湿ほしつざいやく30%、局所きょくしょカルシニューリン阻害そがいざいやく27%[7]。2018ねんのMedscapeのレビューはこうきんやくだいいち選択せんたくとしている[6]

2019ねんの「日本にっぽん皮膚ひふ学会がっかい皮膚ひふきんしょう診療しんりょうガイドライン2019」では、マラセチアつつみえんこうきんやく内服ないふくを『つよすすめる』と判定はんていしている[18]ヘアスプレーポマード中止ちゅうしする[6]くすり使用しようじょう注意ちゅういまもらず、頻繁ひんぱん使用しようしたりなが使用しようするとおもわぬ副作用ふくさようとなることがある[3]毎日まいにちはだあらい、香料こうりょう保湿ほしつざい使用しよう[19]ワセリン推奨すいしょうできず悪化あっかする傾向けいこうがある[19]

おおくの場合ばあい併用へいようによって一番いちばん結果けっかとなる[3]

  • ふけ防止ぼうしシャンプー(頭皮とうひだけでなく皮膚ひふにも有効ゆうこう[3][9]
取扱とりあつかい説明せつめいしょみ、一部いちぶ製品せいひんでは頭皮とうひについたまますう分間ふんかん放置ほうち必要ひつようとなる[19]。2にちおきに使用しようし、改善かいぜんにつれ1週間しゅうかんに1-2使用しようまでらす[19]。ケトコナゾール、シクロピロックス、硫化りゅうかセレン、亜鉛あえんピリチオンにおいてしゅうに1-3使用しようであり、毎日まいにちではない[20]
  • 短期間たんきかん外用がいようやく[3]
  • バリア修復しゅうふくようのクリーム[3]
作用さようによる分類ぶんるい
タクロリムスとステロイドとを比較ひかくすると、とくにステロイドの長期ちょうき使用しよう皮膚ひふ萎縮いしゅく毛細血管もうさいけっかん拡張かくちょうしょうじ、中止ちゅうしはげしい症状しょうじょう再燃さいねんしょうじることがあり、皮膚ひふのバリア機能きのう低下ていかさせる[21]。ステロイドやタクロリムスどもに、連用れんようによってさけよう皮膚ひふえんしょうじることがある[22]全米ぜんべい皮膚ひふえん学会がっかい推奨すいしょうでは、ステロイド外用がいようやく離脱りだつけるため2-4週間しゅうかん以上いじょう使用しようすべきではなく、とくかおへの使用しようでは注意ちゅういようする[23]
ケトコナゾール含有がんゆうシャンプー[5]、ケトコナゾール、シクロピロックスナフチフィン英語えいごばん外用がいようクリーム[6]ピロクトンオラミン[24](オクトロピックス)、ビホナゾールミコナゾール[20]
イトラコナゾール経口けいこう投与とうよ[18]
  • 殺菌さっきんせいのミネラル
ジンクピリチオン亜鉛あえんピリチオン)、硫化りゅうかセレン硫化りゅうかセレン[25]は、シャンプーに配合はいごうされる。グルコンさんリチウムフランス語ふらんすごばん外用がいようやくは、フランスで市販しはんされている[26]
サリチル酸さりちるさんシャンプー[5]サリチル酸さりちるさん硫黄いおうコールタール外用がいようクリームは、角質かくしつ軟化なんかさせる[19]

フケさまあつ皮膚ひふは、ヤシ(オレインさんすくない)とサリチル酸さりちるさん配合はいごうされた、ふけようオイルで軟化なんかさせて除去じょきょすることもできる[9]前述ぜんじゅつのとおり、あぶらせい皮膚ひふえん人々ひとびとでは、オレインさんへの反応はんのう原因げんいんである可能かのうせいがある[8]

まぶたでは、ケトコナゾールの使用しよう議論ぎろんがあり、ベビシャンプーとコットンでまつ[6]みみ綿棒めんぼう綺麗きれいにしすぎるとかゆみがひどくなることがある[9]

レビュー[編集へんしゅう]

外用がいようこう炎症えんしょうやくのシステマティックレビューでは、全体ぜんたいてきに4週間しゅうかん以下いか研究けんきゅうおおく、症状しょうじょう改善かいぜんにステロイドの効力こうりょく強弱きょうじゃくしょうじておらず、さらなる比較ひかくには、効果こうかのあったカルシニューリン阻害そがいざい、リチウムしお、アゾールけいこうきんやくを1ねん以上いじょう追跡ついせきする研究けんきゅう必要ひつようである[27]外用がいようこうきんやくのシステマティックレビューでは、4週間しゅうかんまでの試験しけんおおく、ケトコナゾールおよびシクロピロックスが薬剤やくざいより有効ゆうこうとする限定げんていてき証拠しょうこがあり、しつたか試験しけん必要ひつようとされる[28]

ふけにたいしては(成分せいぶん含有がんゆうシャンプー)、シクロピロックス、ケトコナゾール、ジンクピリチオン、硫化りゅうかセレン、タール、テルビナフィン、ステロイドで証拠しょうこがあるが、コールタールはほとんど使つかわれておらず、ステロイドではランダム比較ひかく試験しけんはなくコンセンサスで有効ゆうこうとされる[25]かお外用がいようやくでは、シクロピロックス、ケトコナゾール、リチウム、タクロリムスにつよ推奨すいしょうできる証拠しょうこがある[29]

内服薬ないふくやくのシステマティックレビューでは、全体ぜんたいとして証拠しょうこしつひくいが、内服ないふくのケトコナゾールは内服薬ないふくやくより再発さいはつしやすい傾向けいこうられた[30]

代替だいたい療法りょうほう[編集へんしゅう]

アメリカ皮膚ひふ学会がっかい掲載けいさいされたレビューでは、ティーツリーオイルのしのぶひろしせいたかいとおもわれるとされ、以下いか研究けんきゅう紹介しょうかいしている[31]

ランダム比較ひかく試験しけんで、ふけの治療ちりょうへの5%ティーツリーシャンプーでは面積めんせき重症じゅうしょうなどのスコアが41%減少げんしょうし、偽薬ぎやくでは11%減少げんしょう有効ゆうこうであった[5]自作じさくするには、ティーツリーシャンプーは100mlのシャンプーにたいしティーツリー精油せいゆ60てきでこれを習慣しゅうかんてき使用しようする[32]。あるいは1週間しゅうかんに1、ヤシホホバオイル50ml(ホホバはほぼワックスエステル)にたいし、25てきのティーツリーをあたまり1あいだ放置ほうちしてから、ティーツリーシャンプーでなが[32]椿油つばきあぶらやその配合はいごうシャンプーでは、あぶらせい皮膚ひふえん原因げんいんきん遊離ゆうり脂肪酸しぼうさん減少げんしょうさせ、22めいちゅう95%で「やや有用ゆうよう以上いじょう評価ひょうかがあった[33]

頭皮とうひ顔面がんめん胸部きょうぶ慢性まんせいあぶらせい皮膚ひふえん人々ひとびとに、おで90%濃度のうどにした蜂蜜はちみつを1にちおきに3あいだ塗布とふした30にんでの研究けんきゅうは、4週間しゅうかん以内いない全員ぜんいん症状しょうじょう完全かんぜん消失しょうしつし、副作用ふくさようもなかった[34]。4週間しゅうかん半数はんすうしゅう1、半数はんすう処置しょち比較ひかくぐんとし、こちらは80%が4かげつ以内いない症状しょうじょう再発さいはつした[34]

漢方薬かんぽうやくじゅうあじはいどくそもそもきもひねがわはんなつ、荊芥連翹れんぎょうなどが有効ゆうこうであったとする報告ほうこくもある[12]

ビタミンD外用がいようやくでは、あぶらせい皮膚ひふえん効果こうかがないことをしめ報告ほうこくがある[35]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]