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蜂蜜はちみつ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
蜂蜜はちみつアメリカンビスケット

蜂蜜はちみつ(はちみつ)とは、ミツバチはなみつ[注釈ちゅうしゃく 1]採集さいしゅうし、なか加工かこう貯蔵ちょぞうされたものをいう[2]やく8わり糖分とうぶんやく2わり水分すいぶんによって構成こうせいされ、ビタミンアミノ酸あみのさんミネラルるいなどの栄養素えいようそをわずかにふく[3][4]あじいろみつげん植物しょくぶつによって様々さまざまである[5]

本来ほんらいはミツバチの食料しょくりょうであるが、しばしば生物せいぶつ採集さいしゅうして食料しょくりょうとしている[6]。「蜂蜜はちみつ歴史れきし人類じんるい歴史れきし」ということわざがある[7]ように、人類じんるいも、古来こらい食用しょくよう薬用やくようなど様々さまざま用途ようともちいている。人類じんるいはじめ、野生やせいのミツバチのから蜂蜜はちみつ採集さいしゅうしていたが、やがてミツバチを飼育しいくして採集さいしゅうすること(養蜂ようほう)をはじめた。

人類じんるいによる蜂蜜はちみつ生産せいさんりょうは、世界せかい全体ぜんたい年間ねんかんやく120まんトン推定すいていされる[8][9]

後述こうじゅつのように、乳児にゅうじあたえるのは危険きけんなので、絶対ぜったいあたえてはならない食料しょくりょうである。

採集さいしゅう

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ミツバチによるはなみつ採集さいしゅう

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はなみつ採集さいしゅうするセイヨウミツバチ

蜂蜜はちみつのもととなるはなみつは、メスのミツバチによって採集さいしゅうされる。採集さいしゅうされたはなみつはショとうえき、つまり水分すいぶんふくんだスクロース(ショとう)の状態じょうたい前部ぜんぶにあるみつ嚢(みつ[10])とばれる器官きかんたくわえられる。みつ嚢がはなみつたされると、ミツバチはもど[11]

一般いっぱんにはミツバチが採集さいしゅうしたはなみつのことを蜂蜜はちみつぶとかんがえられがちである[12]が、はなみつなか加工かこう貯蔵ちょぞうされたものが蜂蜜はちみつであり[2]両者りょうしゃ性質せいしつには物理ぶつりてき化学かがくてきちがいがある[13]。まず、はなみつ蜂蜜はちみつよりもとう濃度のうどひくい。一般いっぱんはなみつ糖度とうどはミツバチが採集さいしゅうした段階だんかいで40%未満みまんであるが、かえられたのち水分すいぶん発散はっさんおこなわれる結果けっか蜂蜜はちみつ糖度とうどは80%前後ぜんご上昇じょうしょうする[14]。また、水分すいぶん発散はっさんさせるための作業さぎょうひとつとして、ミツバチはなか口器こうき使つかってみつまくじょうばすが、このさいミツバチの唾液だえきふくまれる酵素こうそインベルターゼ転化てんか酵素こうそ)がみつ混入こんにゅうし、その作用さようによってみつなかのスクロースがグルコースブドウ糖ぶどうとう)とフルクトース果糖かとう)に分解ぶんかいされる[13]

また、本来ほんらいはなみつふくまれない物質ぶっしつがミツバチの口器こうきから混入こんにゅうする。いちれいとしてコリンげられる。コリンはミツバチの咽頭いんとうせんから分泌ぶんぴつされるローヤルゼリーふくまれる物質ぶっしつであり、ミツバチがはなみつ水分すいぶん発散はっさん並行へいこうしておなじく口器こうきもちいて咽頭いんとうせんから分泌ぶんぴつされたローヤルゼリーを女王蜂じょおうばち幼虫ようちゅうあたえる作業さぎょうおこなうため、ローヤルゼリーちゅうのコリンが蜂蜜はちみつ混入こんにゅうするとかんがえられる[15]

ちなみに、中国ちゅうごく明代あきよ薬学やくがくしょ本草ほんぞう綱目こうもく』は「においくさかみ」という霊的れいてき作用さようによって大便だいべんから蜂蜜はちみつ生成せいせいされるといており、このせつおなじく明代あきよ産業さんぎょう技術ぎじゅつしょ天工てんこうひらきぶつ』や日本にっぽん江戸えど時代じだい類書るいしょ和漢わかんさんさい図会ずえ』にがれた。日本にっぽんではこのせつたいし、江戸えど時代じだい本草学ほんぞうがくもの貝原かいばら益軒えきけん蜂蜜はちみつはなみつからつくられると反論はんろんした。日本にっぽんはつ養蜂ようほうしょいえはち畜養[16]著者ちょしゃ久世くぜあつしぎょう同様どうよう反論はんろんおこなった[17]

ひとによる蜂蜜はちみつ採集さいしゅう

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蜂蜜はちみつ採集さいしゅう様子ようすえがいたアラニア洞窟どうくついわかべ彫刻ちょうこく模写もしゃ
ミツバチを捕獲ほかくする養蜂ようほう

エバ・クレーン英語えいごばん研究けんきゅうによれば、1まんねんまえにはすで人類じんるいによるみつはじまっていた[18]人類じんるい当初とうしょ野生やせいのミツバチのから蜂蜜はちみつ採集さいしゅうしていた[19]1919ねんに、スペインのアラニア洞窟どうくつ発見はっけんされたしん石器せっき時代じだいいわかべ彫刻ちょうこく人類じんるい蜂蜜はちみつ関係かんけいしめ最古さいこ資料しりょうとされ、片手かたてこめじょう容器ようきって縄梯子なわばしごのぼって天然てんねん洞穴どうけつちかづき、蜂蜜はちみつ採集さいしゅうこころみる人物じんぶつえがかれている[20]。この壁画へきがでは洞穴どうけつとミツバチが非常ひじょうおおきくえがかれており、古代こだいじん蜂蜜はちみつへの関心かんしんたかさとミツバチにたいする恐怖きょうふおおきさをあらわしていると解釈かいしゃくすることができる[21]

やがて人類じんるい養蜂ようほう、すなわちミツバチを飼育しいくして蜂蜜はちみつ方法ほうほうけた。古代こだいエジプトではおよそ5000ねんまえ粘土ねんどせい管状かんじょう巣箱すばこもちいた養蜂ようほうはじめられ、巣箱すばこ移動いどうさせながらみつ採集さいしゅうさせること(転地てんち養蜂ようほう)もおこなわれた[19]ギリシア神話しんわには養蜂ようほうかみアリスタイオス登場とうじょうする[22]

養蜂ようほうは、閉鎖へいさ空間くうかんなかつくるというミツバチの習性しゅうせい利用りようし、内側うちがわをくりいた丸太まるた土管どかん、わらなわせいスケップドイツばん木製もくせいおけなどをもちいておこなわれる[23]。かつてはり、つぶしてみつしぼ方法ほうほう採用さいようされていたが、これはミツバチにおおきなダメージをあたえるものであった[24]現代げんだいてき養蜂ようほうでは木製もくせいわくなかつくらせ、みつまると蜂蜜はちみつ分離ぶんり英語えいごばん(遠心えんしん分離ぶんり)にかける方法ほうほう採用さいようされている[25]遠心えんしん分離ぶんりによるみつほうは1865ねんに、オーストリアのフルシュカによって考案こうあんされた[26]遠心分離機えんしんぶんりき活用かつようによってミツバチいちぐんあたりの蜂蜜はちみつ採集さいしゅうりょうはおよそ5ばいないし10ばい増加ぞうかした[25]

採集さいしゅうした蜂蜜はちみつには微量びりょう花粉かふん[注釈ちゅうしゃく 2]破片はへんふくまれている。市場いちば流通りゅうつうしている蜂蜜はちみつおおくは、それらを濾過ろかしたのち容器ようきめられている[27]が、濾過ろかには限界げんかいがあり、若干じゃっかん不純物ふじゅんぶつ残留ざんりゅうする[28]

はち基本きほんてき植物しょくぶつ由来ゆらいみつあつめるが、天候てんこう不良ふりょうなどによってみつ収集しゅうしゅうはかどらない場合ばあいは、様々さまざまとうあつめる習性しゅうせいがある[29]ゴミ箱ごみばこかんからジュースののこしをあつめたり、食品しょくひん工場こうじょう廃棄はいきぶつあつめたりといった事例じれいられ、その場合ばあい材料ざいりょう由来ゆらいした色彩しきさいみつとなる[29]たとえばチョコレート工場こうじょうマラスキーノ・チェリー工場こうじょうからの廃棄はいきぶつあつめたはちによって、赤色あかいろ青色あおいろ着色ちゃくしょくざいりのカラフルなみつができることがあるが、こういったみつ商品しょうひん価値かちがほとんどない[29]

成分せいぶん性質せいしつ

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成分せいぶん

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ハチミツの栄養えいよう代表だいひょう
蜂蜜はちみつ
100 gあたりの栄養えいよう
エネルギー 1,272 kJ (304 kcal)
82.4 g
糖類とうるい 82.12 g
食物しょくもつ繊維せんい 0.2 g
0 g
飽和ほうわ脂肪酸しぼうさん 0 g
一価いっか飽和ほうわ 0 g
あたい飽和ほうわ 0 g
0.3 g
トリプトファン 0.004 g
トレオニン 0.004 g
イソロイシン 0.008 g
ロイシン 0.01 g
リシン 0.008 g
メチオニン 0.001 g
シスチン 0.003 g
フェニルアラニン 0.011 g
チロシン 0.008 g
バリン 0.009 g
アルギニン 0.005 g
ヒスチジン 0.001 g
アラニン 0.006 g
アスパラギンさん 0.027 g
グルタミン酸ぐるたみんさん 0.018 g
グリシン 0.007 g
プロリン 0.09 g
セリン 0.006 g
ビタミン
ビタミンA相当そうとうりょう
(0%)
0 µg
(0%)
0 µg
0 µg
チアミン (B1)
(0%)
0 mg
リボフラビン (B2)
(3%)
0.038 mg
ナイアシン (B3)
(1%)
0.121 mg
パントテンさん (B5)
(1%)
0.068 mg
ビタミンB6
(2%)
0.024 mg
葉酸ようさん (B9)
(1%)
2 µg
ビタミンB12
(0%)
0 µg
コリン
(0%)
2.2 mg
ビタミンC
(1%)
0.5 mg
ビタミンD
(0%)
0 IU
ビタミンE
(0%)
0 mg
ビタミンK
(0%)
0 µg
ミネラル
ナトリウム
(0%)
4 mg
カリウム
(1%)
52 mg
カルシウム
(1%)
6 mg
マグネシウム
(1%)
2 mg
リン
(1%)
4 mg
鉄分てつぶん
(3%)
0.42 mg
亜鉛あえん
(2%)
0.22 mg
マンガン
(4%)
0.08 mg
セレン
(1%)
0.8 µg
成分せいぶん
水分すいぶん 17.1 g
%はアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくにおける
成人せいじん栄養えいよう摂取せっしゅ目標もくひょう (RDI割合わりあい
出典しゅってん: USDA栄養えいようデータベース英語えいご

みつげん植物しょくぶつ採集さいしゅうぶしによって変動へんどうするが、やく72%の糖分とうぶんやく21%の水分すいぶんによって構成こうせいされ[30]微量びりょう栄養素えいようそなど(ビタミン[注釈ちゅうしゃく 3]ミネラル[注釈ちゅうしゃく 4]アミノ酸あみのさん[注釈ちゅうしゃく 5][注釈ちゅうしゃく 6]有機ゆうきさん[注釈ちゅうしゃく 7]酵素こうそ[注釈ちゅうしゃく 8]色素しきそ[注釈ちゅうしゃく 9]香気こうき物質ぶっしつ[注釈ちゅうしゃく 10])もふくまれる[3]有効ゆうこう成分せいぶん蜂蜜はちみつなかたすはたらきについては解明かいめいてんおお[42]。ビタミン、ミネラル、アミノ酸あみのさんおおくは花粉かふん由来ゆらいする[32]

蜂蜜はちみつ100gちゅう糖分とうぶん平均へいきん[43]
フルクトース 50.49%
グルコース 41.88%
スクロース 01.35%
糖分とうぶん
糖分とうぶんのほとんどはグルコースブドウ糖ぶどうとう)とフルクトース果糖かとう[44]で、少量しょうりょうオリゴとう[44]スクロース(ショとう[44][45]、さらにデキストリンふくまれる[46]
スクロースは蜜蜂みつばち採集さいしゅうされるはなみつ主成分しゅせいぶんであり、なか蜂蜜はちみつ転化てんかしなかったものである[45]標準ひょうじゅんてき蜂蜜はちみつめるスクロースやデキストリンの割合わりあいはせいぜい1ないし3%まで、5%をえる蜂蜜はちみつについては分解ぶんかい十分じゅうぶんすすんでいないか、純粋じゅんすいではない、つまり蜂蜜はちみつ以外いがいのものが混入こんにゅうしていることをうたが必要ひつようがある[46]。デキストリンは、人工じんこうてきつくられたグルコースや水飴みずあめ大量たいりょうふくまれる[47]。ただし甘露かんろみつ一般いっぱんにデキストリンが10%前後ぜんごふくまれる[48]
ミネラル
ミネラルのひとつであるてつにはタンニン化学かがく反応はんのうこしてくろくなるという性質せいしつがある。そのため、紅茶こうちゃなか蜂蜜はちみつれてくろ変色へんしょくするかどうかで蜂蜜はちみつ純粋じゅんすいかどうかを判別はんべつすることができるといわれることがある。しかし蜂蜜はちみつには金属きんぞく溶解ようかいさせる性質せいしつがあり、てつふく金属きんぞくせい容器ようき貯蔵ちょぞうされた場合ばあい蜂蜜はちみつんだ容器ようき鉄分てつぶんがタンニンと反応はんのうこすため、確実かくじつ方法ほうほうとはいえない[49]
ビタミン
ビタミンのうちやく9わり活性かっせいがた少量しょうりょう摂取せっしゅ効果こうか見込みこめるじょう、きわめて安定あんていしており、果物くだものくら貯蔵ちょぞうちゅう減少げんしょうりつ非常ひじょうすくない[50]。ビタミンの含有がんゆうりょうみつげん植物しょくぶつによっておおきくことなり、また脱臭だっしゅう脱色だっしょくをすると大幅おおはばに、場合ばあいによってはほとんどすべうしなわれてしまう[51]
酵素こうそ
酵素こうそのうちインベルターゼ転化てんか酵素こうそ)は、前述ぜんじゅつのようにスクロースをグルコースとフルクトースに分解ぶんかいするはたらきをち、ミツバチが採集さいしゅうしたはなみつ蜂蜜はちみつ変化へんかさせる役割やくわりにな[52]。スクロースの分解ぶんかい十分じゅうぶんすすんでいない蜂蜜はちみつ採集さいしゅうした場合ばあい、インベルターゼのはたらきによって貯蔵ちょぞうちゅう分解ぶんかいすす[38]。インベルターゼはねつによって機能きのううしなう。そのため、分解ぶんかい十分じゅうぶんすすんでいない蜂蜜はちみつ加熱かねつして水分すいぶん除去じょきょした場合ばあい濃度のうどると標準ひょうじゅんてき蜂蜜はちみつだがショとう含有がんゆうりょう不自然ふしぜんおお製品せいひん出来上できあがってしまう[53]グルコースオキシダーゼは、グルコースから有機ゆうきさんグルコンさん)をつく[36]ジアスターゼデンプンをデキストリンやマルトース麦芽糖ばくがとう)に分解ぶんかいするはたらきをもつ。ドイツやオランダ、スイスの一部いちぶではジアスターゼの含有がんゆうりょうすくない蜂蜜はちみつを、人為じんいてき加工かこうがされている可能かのうせいがあるとしてひく評価ひょうかする傾向けいこうがある。しかしジアスターゼの含有がんゆうりょうみつげん植物しょくぶつ種類しゅるいによってことなるめんもあり、さらに長期間ちょうきかん貯蔵ちょぞうすると減少げんしょうする[54]。アメリカの専門せんもんおおくはジアスターゼの含有がんゆうりょうもとづく品質ひんしつ評価ひょうか否定ひていてきである[54]

品質ひんしつ純粋じゅんすい加糖かとう製糖せいとう蜂蜜はちみつ とうについて)

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日本にっぽんにおいて、はちみつるい表示ひょうじかんする公正こうせい競争きょうそう規約きやくによって品質ひんしつめられている[55]公正こうせい競争きょうそう規約きやく対象たいしょうとする「はちみつ」とは、以下いかの4つである。

    1. はちみつ - みつばち植物しょくぶつはなみつを採集さいしゅうし、ぼうたくわ熟成じゅくせいした天然てんねん甘味あまみ物質ぶっしつであって、別表べっぴょうさだめる性状せいじょうゆうし、別表べっぴょうさだめる組成そせい基準きじゅん適合てきごうしたものをいう。
    2. 甘露かんろはちみつ - みつばちが植物しょくぶつ分泌ぶんぴつぶつまたどう分泌ぶんぴつぶつったほか昆虫こんちゅう排出はいしゅつぶつ採集さいしゅうし、ぼうたくわ熟成じゅくせいした天然てんねん甘味あまみ物質ぶっしつであって、別表べっぴょうさだめる性状せいじょうゆうし、別表べっぴょうさだめる組成そせい基準きじゅん適合てきごうしたものをいう。
    3. はちみつ - あたらしくつくられて幼虫ようちゅうのいないぼうにみつばちによってたくわえられたはちみつまた甘露かんろはちみつで、全体ぜんたいまた一部いちぶ封入ふうにゅうしたまま販売はんばいされるものをいう。
    4. はちみつりはちみつ - はちみつまた甘露かんろはちみつにはちみつをくわえたものをいう。

みつげんはなめい:はちみつにみつげんはなめい表示ひょうじする場合ばあいには、当該とうがいはちみつのすべてまただい部分ぶぶん当該とうがいはなからみつし、そのはな特徴とくちょうゆうするものであって、かつ、みつ国名こくめい表示ひょうじしなければならない。

みつ国名こくめい表示ひょうじ:「国産こくさん」は、原料げんりょうみつすべてが国内こくないみつされたものでなければならない。

性質せいしつ

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保存ほぞんせい

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保存ほぞんせいたかさは、こう糖度とうどpH3.7 程度ていど酸性さんせい酵素こうそによって生成せいせいされる過酸化水素かさんかすいそによってあたえられ[43][56]、グルコースとフルクトースが主成分しゅせいぶんであることから、蜂蜜はちみつ消化しょうか必要ひつようなしに、手早てばやくエネルギーをることができる[57]。グルコースとフルクトースの比率ひりつ比較ひかくすると、フルクトースのほう若干じゃっかんおお傾向けいこうにある[58][59]。グルコースとフルクトースはともにたんとうであり、摂取せっしゅ体内たいないでそれ以上いじょう消化しょうか分解ぶんかいする必要ひつようがなく、短時間たんじかん体内たいない吸収きゅうしゅうされる[60]。さらにフルクトースの吸収きゅうしゅう速度そくどがグルコースのおよそ半分はんぶんであることから、吸収きゅうしゅうによって血糖けっとう急激きゅうげき上昇じょうしょうすることはない[61]

結晶けっしょう

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結晶けっしょう沈殿ちんでんした蜂蜜はちみつ

蜂蜜はちみつには、低温ていおんちゅう粒状りゅうじょう結晶けっしょうができしろかたまる性質せいしつがあるが、これはグルコースの性質せいしつによるものである[62][63]。ただし低温ていおんであればあるほど結晶けっしょうしやすいというわけではなく、結晶けっしょうしやすいのは摂氏せっし5ないし14じゃくであり、摂氏せっしマイナス18じゃく以下いかになるとほとんど結晶けっしょうしなくなるといわれている[64]。グルコースをおおふく蜂蜜はちみつほどはや結晶けっしょう[32]、グルコースの含有がんゆうりょうすくなくフルクトースをおおふく蜂蜜はちみつ結晶けっしょうしにくい[63]。また、結晶けっしょうはやいと結晶けっしょうのきめがこまかくなる傾向けいこうがある[65][66]。どのように結晶けっしょうしていくかは、蜂蜜はちみつ比重ひじゅうによってことなる。比重ひじゅうちいさい蜂蜜はちみつ場合ばあい液体えきたいじょう蜂蜜はちみつより比重ひじゅうおおきい結晶けっしょうそこ沈殿ちんでんするため、そこほうから結晶けっしょうするかのような印象いんしょうあたえる。比重ひじゅうおおきい蜂蜜はちみつ場合ばあい液体えきたいじょう蜂蜜はちみつ結晶けっしょう比重ひじゅうがほとんどおなじであるため、蜂蜜はちみつ全体ぜんたい結晶けっしょうしていく[67]加熱かねつすることで結晶けっしょうけるが、加熱かねつぎるといろくなったり風味ふうみ若干じゃっかん変化へんかするなどの影響えいきょうしょうじる[68]結晶けっしょう蜂蜜はちみつふたた結晶けっしょうしにくいがのこった結晶けっしょうがある場合ばあい、しばらくするとそこをかくとしてふたた結晶けっしょう進行しんこうする[69]結晶けっしょうができない蜂蜜はちみつ純粋じゅんすいではないといわれることがある。これはおおくの蜂蜜はちみつについて妥当だとう判別はんべつほうであるが、アカシアをみつげんとするものなど一部いちぶには純粋じゅんすいであってもなかなか結晶けっしょうができない蜂蜜はちみつもある[70]結晶けっしょう蜂蜜はちみつ砂糖さとう混入こんにゅうしていると勘違かんちがいされることがある[71]

水素すいそイオン指数しすう

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蜂蜜はちみつ水素すいそイオン指数しすう(pH)は、酵素こうそによって生成せいせいされた有機ゆうきさんふくむため[35]、3.2から4.9(平均へいきん 3.7[43])と弱酸じゃくさんせいであるものの、蜂蜜はちみつ摂取せっしゅするさいには酸味さんみかんじられない傾向けいこうにある。これはグルコースおよびフルクトースのあまみがつよく、かつ有機ゆうきさんの7わりめるグルコンさん酸味さんみがまろやかなためである[35]。なお、ミネラルによって体内たいないでアルカリが生成せいせいされるという俗説ぞくせつがあるがこれはあやまりである。

カロリー

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蜂蜜はちみつ標準ひょうじゅんカロリーは、100gあたりやく294kcal[72]、または356kcal[73]で、鶏卵けいらんやく2.5ばい牛乳ぎゅうにゅうやく6ばい相当そうとうする[74]

甘味あまみ

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蜂蜜はちみつ甘味あまみは、採集さいしゅうされたはな種類しゅるいによって若干じゃっかんがあるものの、どう重量じゅうりょうのスクロースとほぼおなじとされる[75]蜂蜜はちみつはフルクトースをおおふくむが、フルクトースには甘味あまみ低温ていおんたかく、高温こうおんひくくなるという特徴とくちょうがある[75]

風味ふうみ

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蜂蜜はちみつあまさとともに、独特どくとく風味ふうみつ。これは蜂蜜はちみつふくまれるビタミン、ミネラル、アミノ酸あみのさん有機ゆうきさん酵素こうそなどの微量びりょう成分せいぶん由来ゆらいする。風味ふうみみつげん植物しょくぶつ種類しゅるいによってもことなる[76]

浸透しんとうあつ

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蜂蜜はちみつ浸透しんとうせいたかいことでられるが、これはグルコースとフルクトースの浸透しんとうせいがともにたかいからである[76]

利用りようほう

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食用しょくよう

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ごと容器ようきれられた蜂蜜はちみつみつ

蜂蜜はちみつ人類じんるいかかわりはふるく、英語えいごには「蜂蜜はちみつ歴史れきし人類じんるい歴史れきし」ということわざがある[7]蜂蜜はちみつは、人類じんるいはじめて使用しようした甘味あまみりょうといわれており[77]イングランド南部なんぶでは紀元前きげんぜん2500ねんごろつぼがた土器どき蜂蜜はちみつれられていた痕跡こんせき発見はっけんされている[78]

人類じんるい当初とうしょぼう(ミツバチの構成こうせいする六角形ろっかっけいしょう部屋へや)ごとべるかたち[注釈ちゅうしゃく 11]蜂蜜はちみつ摂取せっしゅした[80]古代こだいエジプトで蜂蜜はちみつは、イナゴマメキャロブ)となら主要しゅよう甘味あまみりょうであった[81]蜂蜜はちみつ人々ひとびと食生活しょくせいかつひろ浸透しんとうはじめたのは古代こだいギリシャ時代じだいのこと[82]で、ギリシア神話しんわにははいった蜂蜜はちみつきょうされる場面ばめん登場とうじょうする[83]古代こだいギリシャではおおくの文芸ぶんげい作品さくひん、さらにはプラトンアリストテレスといった哲学てつがくしゃ著作ちょさくにも蜂蜜はちみつ登場とうじょうする。アリストテレスの記述きじゅつをもとにした試算しさんでは、当時とうじアッティカ自由じゆう市民しみん1にんあたりの消費しょうひりょうは20世紀せいき後半こうはん日本にっぽん国民こくみん1にんあたりの消費しょうひりょうをはるかに上回うわまわっている[82]。それにおうじて養蜂ようほうさかんにおこなわれ、プルタルコスの『対比たいひ列伝れつでん』には、政治せいじソロン活躍かつやくした時代じだい養蜂ようほうじょうあいだ距離きょり規制きせい(300プース以上いじょうはなさなくてはならない)にかんする法律ほうりつ制定せいていされたという話題わだい登場とうじょうする[84]

また蜂蜜はちみつ使つかった保存ほぞんしょくも、ふるくから世界中せかいじゅう利用りようされてきた。現在げんざいでもジャム・プレザーブはもちろんのこと、レモンゆずなどの果物くだもの生姜しょうがなどの野菜やさいをそのまま蜂蜜はちみつけにしたものなどが日常にちじょうてき食卓しょくたくいろどっている。その蜂蜜はちみつかためてつくったのどあめや、蜂蜜はちみつドリンクなど、様々さまざま加工かこう食品しょくひん製造せいぞうされている。

調味ちょうみりょう

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紀元前きげんぜん15世紀せいきトトメス3せい時代じだいのエジプトの遺跡いせき壁画へきがには、養蜂ようほうとともに蜂蜜はちみつりのパン菓子かしつく様子ようすえがかれている[85]やく300ねんラムセス3せいはか壁画へきがにも同様どうようえがかれており、菓子かし種類しゅるいえていることがれる[86]

エジプトのパン菓子かしはギリシャにつたわった[87]古代こだいアテナイ喜劇きげき作家さっかアリストパネス作品さくひんアカルナイの人々ひとびと』(紀元前きげんぜん425ねん発表はっぴょう)のなかには蜂蜜はちみつりのパンが登場とうじょうする[88]紀元前きげんぜん200ねんごろにはギリシャさん蜂蜜はちみつ使つかって72種類しゅるいのパン菓子かしつくられていたといわれる[89]。パンと菓子かし分化ぶんかすすんでいった[89]当時とうじ蜂蜜はちみつ大変たいへん高価こうかで、キュレネ遺跡いせきからは土地とち権利けんりえに蜂蜜はちみつれた入植にゅうしょくしゃについて記述きじゅつされた碑文ひぶん出土しゅつどしている[87]製菓せいかせいパンにおいて蜂蜜はちみつは、あまみをくわえるだけでなく酵母こうぼ増殖ぞうしょく促進そくしんする機能きのうゆうしている[89]。その蜂蜜はちみつ使つかったパンや菓子かしはローマ、さらにヨーロッパ全土ぜんどへとひろまった[87]古代こだいローマにおいて蜂蜜はちみつはパン以外いがい料理りょうりにももちいられた。ローマの美食びしょくマルクス・ガウィウス・アピキウス著書ちょしょ『アピキウスの料理りょうりしょ』に収録しゅうろくされているレシピは西洋せいよう料理りょうり起源きげんとされるが、500てんちゅう170てんほどが蜂蜜はちみつ使用しようした料理りょうりかんするものである[90]

東洋とうようにおいては中国ちゅうごく戦国せんごく時代じだいすわえ招魂しょうこん』のなかに「粔籹みつえさ」という蜂蜜はちみつもちいた菓子かし登場とうじょうする[91]。「粔籹」はもちまいこな小麦粉こむぎこ蜂蜜はちみつぜてげた菓子かしし、「えさ」はキビうすでついてつくったもちすことから、これはきび団子だんごふうもち蜂蜜はちみつをかけたもの、またはもち蜂蜜はちみつぜてつくったものと推測すいそくされる[92]。「粔籹」というかたり紀元前きげんぜん2世紀せいき墳墓ふんぼうま王堆漢おうたいかん副葬品ふくそうひんたけ簡にも登場とうじょうする[92]。「粔籹」のかたり日本にっぽんにもつたわり、平安へいあん時代じだい中期ちゅうき発行はっこうの『和名わみょう類聚るいじゅうしょう』に登場とうじょうする。ただしここでは製法せいほうについて「みつこめ煮詰につめてつくる」と紹介しょうかいされており、内容ないよう変化へんかしている。ちなみに『和名わみょう類聚るいじゅうしょう』において本来ほんらいの「粔籹」は、「たまきもち」(まがり)として紹介しょうかいされている[92]

さかな料理りょうりもちいると、さかなくさみをらすはたらきをする。これは蜂蜜はちみつふくまれるさんさかなくさみの原因げんいんであるアミン揮発きはつせいをなくすためである[93]ぎょきをつくさい味噌みそ醤油じょうゆ蜂蜜はちみつぜると、かおりのさが向上こうじょうする。これは蜂蜜はちみつかお自体じたいさかなにおいをおおうだけでなく、蜂蜜はちみつふくまれるグルコースとフルクトースがさかなタンパク質たんぱくしつ味噌みそ醤油じょうゆアミノ酸あみのさんとアミノカルボニル反応はんのうばれる反応はんのうこし、それによってしょうじたかお成分せいぶんがアミンと結合けつごうし、さかなくささをすことによる[93]

にく料理りょうりもちいると、浸透しんとうせいたかさによってにく組織そしき浸透しんとうし、過熱かねつによるにく収縮しゅうしゅく硬化こうかふせぐ。また、蜂蜜はちみつふくまれる有機ゆうきさんにく保水ほすいせいたかめ、にく軟化なんかさせる。さらにグルコースとフルクトースがねつによって短時間たんじかんでカラメルするため、にく表面ひょうめんかためられ、内部ないぶ水分すいぶんやうまみをめることができる[94]

炊飯すいはんさい蜂蜜はちみつくわえると、グルコースとフルクトースがべい内部ないぶ浸透しんとう保水ほすいせいたかめ、さらに加熱かねつされたアミラーゼがべいふくまれるデンプンをブドウ糖ぶどうとう転化てんかすることであじたかめる効果こうかをもたらす[95]

そのほか、調味ちょうみりょうとしての蜂蜜はちみつはリンゴ、レンコン、ゴボウなどの褐色かっしょく変化へんかふせぐ、スト菌すときん発酵はっこう促進そくしんするといった効果こうかをもたらす[96]

果実かじつしゅ使用しようしたり、砂糖さとう代用だいようとしても利用りようされる。

蜂蜜はちみつしゅ

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蜂蜜はちみつしゅ

蜂蜜はちみつみずざった液体えきたい蜂蜜はちみつすい)の糖分とうぶん発酵はっこうすると、アルコールへと変化へんかする。その結果けっか出来上できあがるのが蜂蜜はちみつしゅで、人類じんるい最古さいこさけとされる[97]蜂蜜はちみつにはたいとうせい酵母こうぼふくまれており[41]発酵はっこうしやすく、みずってあたたかいところにくだけで蜂蜜はちみつしゅつくることができる[98]蜂蜜はちみつしゅ古代こだいのヨーロッパ、とりわけ北欧ほくおう愛飲あいいんされ、人々ひとびとくらしと密接みっせつかかわっていた[99]北欧ほくおう神話しんわには蜂蜜はちみつしゅ度々どど登場とうじょうする[100]古代こだいギリシャじんワインむようになるまえ蜂蜜はちみつしゅ愛飲あいいんしており、ギリシア神話しんわ登場とうじょうする豊穣ほうじょうブドウ酒ぶどうしゅ酩酊めいていかみディオニューソスはもとは蜂蜜はちみつしゅかみであったといわれている[101]。ローマ時代じだいにはかく家庭かてい常備薬じょうびやくとして蜂蜜はちみつしゅいた[102]。「ハネムーン」という言葉ことばは、夫婦ふうふ新婚しんこんの1かげつあいだ蜂蜜はちみつしゅみながらごすという古代こだいゲルマン民族みんぞく風習ふうしゅう起源きげんであるともいわれている[99][101][103][注釈ちゅうしゃく 12]。ビールやワインの登場とうじょう蜂蜜はちみつしゅはヨーロッパにおいて地酒じざけとして愛飲あいいんされた[104]

古代こだいローマの文献ぶんけんにはつぎのような蜂蜜はちみつしゅ製造せいぞうほう記録きろくされている。

さけみずハチ蜜はちみつだけでもつくれる。そのためには天水てんすいを5年間ねんかんたくわえておくのがよいとされている。もっと練達れんたつ人々ひとびとは、ってあいだもない雨水あまみずもちいる。すなわち、それを3ぶんの1りょう煮詰につめ、ふるハチ蜜はちみつ1にみず3の割合わりあいくわえ、その混合こんごうぶつシリウスほしのぼったのち、40日間にちかん天日てんじつさらしておく。 — 清水しみず2003、9-10ぺーじ

蜂蜜はちみつしゅ発酵はっこうについて人類じんるい当初とうしょ蜂蜜はちみつふくまれる野生やせい酵母こうぼたよっていたが、発酵はっこうはやさや発酵はっこう結果けっかられる風味ふうみ調整ちょうせいする技法ぎほうけていった[99]

オラウス・マグヌス著書ちょしょ北方ほっぽう民族みんぞく文化ぶんか』には、中世ちゅうせい北欧ほくおうにおける、「なまビールふう蜂蜜はちみつしゅ」というべき蜂蜜はちみつしゅ製法せいほうとしてつぎのようなものがしるされている。

上等じょうとうのハチミツ1にたいみず4を用意よういする。なべ半量はんりょうみずってハチミツをれ、リンネルをかぶせた杓子じゃくしあわすこしずつのぞきながら煮立にたてる。つぎべつなべのこりのみずれ、リンネルぶくろれたホップはな煮立にたて、はん分量ぶんりょうまで煮詰につめて、にがみをす。木製もくせい容器ようき両方りょうほううつして混合こんごうしてあつぬのおおいをし、ぬるくなってからビールの沈殿ちんでんぶつあるいはパン種ぱんだねくわえる。翌日よくじつこの混合こんごうえきをリンネルのぬのしてべつ容器ようきうつし、ぶたをして保存ほぞんする。8にち、あるいは緊急きんきゅう場合ばあいにはそれよりも以前いぜんんでも大丈夫だいじょうぶである。しかしそのものふるくなればなるほど純粋じゅんすいでうまくからだにもいものになる。 — 清水しみず2003、9-10ぺーじ

薬用やくよう

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蜂蜜はちみつについては、人類じんるい長年ながねんにわたる経験けいけんをもとに、古来こらい様々さまざま薬効やっこううたわれてきた[105]旧約きゅうやく聖書せいしょには、「心地ここち言葉ことばは、蜂蜜はちみつのようにたましいあまく、身体しんたいすこやかにする」ということわざが登場とうじょうする。この言葉ことばから、人類じんるいはやくから蜂蜜はちみつ健康けんこうじょう効能こうのうについて認識にんしきしていたことがうかがえる[106]

古代こだいエジプトの医学いがくしょエーベルス・パピルス』および『エドウィン・スミス・パピルス』には内用ないようやく[注釈ちゅうしゃく 13]および外用がいようやく軟膏なんこうざい湿布しっぷやく[108]坐薬ざやく[109])への蜂蜜はちみつ活用かつようえがかれている[110]旧約きゅうやく聖書せいしょの『サムエルうえ』には疲労ひろう空腹くうふくによりのかすみをおぼえたヨナタン蜂蜜はちみつべて回復かいふくする逸話いつわ登場とうじょうする[111]

古代こだいギリシャでは医学いがくしゃヒポクラテス炎症えんしょう潰瘍かいよう出物でものなどにたいする蜂蜜はちみつ治癒ちゆ効果こうか称賛しょうさんしている[112]紀元前きげんぜん世紀せいきにヒポクラテスがのこした、ハチミツであまみをつけた「マムシの粉末ふんまつ」の処方しょほうは、じゅうよん世紀せいきなか人々ひとびと伝染でんせんびょうからまもるのにふたた使つかわれた。[113]古代こだいローマの皇帝こうていネロ侍医じいアンドロマコスは、蜂蜜はちみつ使つかった膏薬こうやくテリアカを考案こうあんした。テリアカは狂犬病きょうけんびょうかかったいぬ毒蛇どくへびまれたさいの、さらにはペスト治療ちりょうやくとしてもちいられた[114]。テリアカの存在そんざい奈良なら時代じだい日本にっぽんつたえられ、江戸えど時代じだいになってオランダじんによって現物げんぶつまれた[115]

中国ちゅうごく本草ほんぞうしょかみみのり本草ほんぞうけい』(成立せいりつこうかんからさんこく時代じだいころ)には「いしみつ」とばれる野生やせい蜂蜜はちみつ効用こうようについて、「心腹しんぷく邪気じゃきによるやまいなおし、おどろきやすい神経しんけい不安ふあんやまいやてんかんの発作ほっさをしずめる。五臓ごぞう心臓しんぞう肝臓かんぞう肺臓はいぞう腎臓じんぞう脾臓ひぞう)をやすらかにし、しょ不足ふそくえきし、なかおぎない、いたみをめ、解毒げどくおおくのやまいのぞき、あらゆるくすりとよく調和ちょうわする。これをなが服用ふくようすれば、こころざしつよくし、身体しんたいうごきがかるくなり、えることもなく、いることもない」としるされており[116]中国ちゅうごく最古さいこ処方しょほうしゅうである『じゅうびょうかた』(戦国せんごく時代じだい)には蜂蜜はちみつもちいた利尿りにょうざい処方しょほうしるされている[117]明代あきよ薬学やくがくしょ本草ほんぞう綱目こうもく』には「じゅう臓腑ぞうふやまいよろしシカラズトイフモノナシ」と、あらゆる疾病しっぺいたい有効ゆうこう万能ばんのうやく記述きじゅつされている[118]同書どうしょにはちょうなかけいによる医学いがくしょ傷寒しょうかんろん』を引用いんようするかたちで、蜂蜜はちみつ使つかった外用がいようやく坐薬ざやく)のつくかた登場とうじょうする[119]

日本にっぽん医学いがくしょ大同だいどう類聚るいじゅうかた』には「須波すなみとも乃阿めん」(すばちのあめ)が[120]はちとはハチののことである[121]。ただし旧暦きゅうれき8がつなかからしてるとしており[注釈ちゅうしゃく 14]ハナバチ仲間なかまではマルハナバチなかつくる。

漢方薬かんぽうやくでは生薬きぐすり粉末ふんまつ蜂蜜はちみつってまるざい丸薬がんやく)をつくる。れいとしてはちあじ地黄じおうまるがある[122][123]江戸えど時代じだい医師いし栗本くりもとあきらぞうは、著書ちょしょなか丸薬がんやくつくさい蜂蜜はちみつ使つかかたについて解説かいせつしている[124]

薬効やっこうとその科学かがくてき根拠こんきょ

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古来こらいうたわれてきた薬効やっこうについて科学かがくてき検証けんしょうおこなったところ、ある程度ていど信憑しんぴょうせい確認かくにんされている[125]

蜂蜜はちみつ砂糖さとう同様どうように、のう心臓しんぞう血管けっかんけい悪影響あくえいきょうおよぼす[126][127][128][129][130]が、上気じょうきどう感染かんせんしょう風邪かぜなど)の症状しょうじょうであるのどいたせき場合ばあいは、蜂蜜はちみつがその症状しょうじょう軽減けいげんする可能かのうせいがあると2020ねん11月にハーバード大学だいがく医学いがくいん公開こうかいされた。蜂蜜はちみつには抗菌こうきん特性とくせいがあり、科学かがくしゃは、大人おとな(1さい以下いか子供こどもではない)では、上気じょうきどう感染かんせんしょう風邪かぜなど)の症状しょうじょう対処たいしょするための無害むがい方法ほうほうであると結論けつろんけた[131]が、抗菌こうきん特性とくせいかぎられた条件じょうけん有効ゆうこうであると報告ほうこくされている[132]

蜂蜜はちみつ古来こらい外科げかてき治療ちりょうもちいられてきた[57]古代こだいローマの軍隊ぐんたいでは、蜂蜜はちみつひたした包帯ほうたい使つかってきず治療ちりょうおこなっていた[133]蜂蜜はちみつ無毒むどくアレルギあれるぎせいで、きずにくっつくことはなく、いたみをあたえず、しんかせ、殺菌さっきんスペクトルは広域こういきで、抗生こうせい物質ぶっしつたいせいきんにも有効ゆうこうであり、かつたいせいきんまない[134][135]もととなるはな種類しゅるい効果こうかしょうじさせないようである[134]創傷そうしょう(けが)に有効ゆうこうせいしめした研究けんきゅうすくなくなく[136]火傷かしょうでは流水りゅうすい火傷かしょう直接ちょくせつつけるかガーゼに浸潤しんじゅんさせたり、また閉塞へいそくせいのドレッシングざいにておおってもいい[134]交換こうかん頻度ひんどは、滲出しんしゅつえきによってハチミツがうすまる速度そくどおうじておこな[134]

蜂蜜はちみつにはつよ殺菌さっきんりょくのあることが確認かくにんされており、チフスきんは48時間じかん以内いないに、パラチフスきんは24あいだ赤痢せきりきんは10あいだ死滅しめつする[137]。また、皮膚ひふ移植いしょくへん清浄せいじょう希釈きしゃく加工かこうのされていない蜂蜜はちみつなかれたところ、12週間しゅうかん保存ほぞんすることに成功せいこうしたという報告ほうこくがある[138]蜂蜜はちみつ殺菌さっきんりょく根拠こんきょについてカナダのロックヘッドは、浸透しんとうあつたかいことと、水素すいそイオン指数しすうが3.2ないし4.9で弱酸じゃくさんせいであることをげている[139]蜂蜜はちみつたか糖分とうぶん細菌さいきんから水分すいぶんうばって増殖ぞうしょくおさえる効果こうかをもたらし[注釈ちゅうしゃく 15][141]、3.2ないし4.9という水素すいそイオン指数しすう細菌さいきん繁殖はんしょくいていない[142]。しかしながらポーランドのイズデブスカによって、蜂蜜はちみつみずぜて濃度のうどを10ぶんの1にうすめても殺菌さっきんりょく発揮はっきすることが確認かくにんされ、ロックヘッドの主張しゅちょう両立りょうりつしないことがあきらかとなった[139]。アメリカのベックは、皮膚ひふのただれた箇所かしょ蜂蜜はちみつって包帯ほうたいくとリンパ分泌ぶんぴつされ、それにより殺菌さっきん消毒しょうどく効果こうかられると主張しゅちょうしている[143]前述ぜんじゅつのように蜂蜜はちみつふくまれる酵素こうそグルコースオキシターゼは、グルコースから有機ゆうきさん(グルコンさん)をつく[36]が、その過程かていしょうじる過酸化水素かさんかすいそには殺菌さっきん作用さようがある[144]人類じんるいふるくから蜂蜜はちみつがもつ殺菌さっきんりょく気付きづいていたとかんがえられ[93]防腐ぼうふざいとして活用かつようした[注釈ちゅうしゃく 16][注釈ちゅうしゃく 17]

蜂蜜はちみつ古来こらい瀉下やくとしてもちいられ[147][148]同時どうじ下痢げりにもくとされてきた[149]蜂蜜はちみつふくまれるグルコンさんにはちょうないビフィズスきんやす効能こうのうがあり、これが便秘べんぴ理由りゆうかんがえられる[147]。フランスの医学いがくしゃドマードは、悪性あくせい下痢げり発症はっしょう極度きょくど栄養失調えいようしっちょう状態じょうたいにある生後せいご8かげつ乳児にゅうじみず蜂蜜はちみつだけを8日間にちかんつづけてヤギのちちみずを1:2の割合わりあいぜたものをあたえたところ、健康けんこう状態じょうたい完全かんぜん回復かいふくさせることに成功せいこうしたと報告ほうこくしている[注釈ちゅうしゃく 18]。これは、蜂蜜はちみつのもつ殺菌さっきん作用さようによってちょうない環境かんきょう改善かいぜんされたためとかんがえられている[150]

古代こだいエジプトの医学いがく書中しょちゅうには盲目もうもくうましおぜた蜂蜜はちみつで3日間にちかんあらったところえるようになったという記述きじゅつ登場とうじょうする[151]。また、マヤ文明ぶんめいではハリナシバチつくった蜂蜜はちみつびょう治療ちりょうもちいていた[152]。その蜂蜜はちみつ白内障はくないしょう治療ちりょう有効ゆうこうであることが科学かがくてきあきらかとなった[153]。インドでは20世紀せいきなかばにおいて、蜂蜜はちみつびょう特効薬とっこうやくといわれていた[154]

欧米おうべいには「ハチミツがガンくという漠然ばくぜんとした"信仰しんこう"にちかいもの」が根強ねづよ存在そんざいする[155]1952ねん西にしドイツのアントンらが19000にんあまりを対象たいしょう職業しょくぎょうべつ悪性あくせい腫瘍しゅよう発症はっしょうりつ調しらべたところ、ほとんどの職業しょくぎょうにおいて1000にんちゅう2にん割合わりあいであったところ、養蜂ようほうぎょう従事じゅうじしゃについては1000にんちゅう0.36にん割合わりあいであった。この結果けっかからは養蜂ようほうぎょう従事じゅうじしゃ生活せいかつ習慣しゅうかんなか悪性あくせい腫瘍しゅよう抑制よくせいする要因よういんがあることがれるが、それを蜂蜜はちみつ摂取せっしゅもとめる見解けんかいがある[156][注釈ちゅうしゃく 19]。フランスのアヴァスらは、動物どうぶつ実験じっけんによってハチミツに悪性あくせい腫瘍しゅよう抑制よくせいする作用さようがあることを確認かくにんしている[157]。また、前述ぜんじゅつのように蜂蜜はちみつには生成せいせい過程かていローヤルゼリーふくまれる物質ぶっしつ混入こんにゅうするとかんがえられている[15]が、カナダのタウンゼンドらはローヤルゼリーのなか悪性あくせい腫瘍しゅよう抑制よくせいする物質ぶっしつ10-ヒドロキシデセンさん)を発見はっけんしている[158][159]

二日酔ふつかよいには蜂蜜はちみつりのつめたいみず有効ゆうこうであるとされる[147]蜂蜜はちみつふくまれるフルクトースは、肝臓かんぞうがもつアルコール分解ぶんかい機能きのう強化きょうかする効果こうかをもち[147]、さらにコリンやパントテンさんにも肝臓かんぞう機能きのうたかめる作用さようがある[160]。デンマークの医師いしラーセンは、泥酔でいすいしゃ蜂蜜はちみつませたところ、短時間たんじかんいからめたと報告ほうこくしている。また、ルーマニアのスタンボリューは124にん肝臓かんぞうびょう患者かんじゃ蜂蜜はちみつ摂取せっしゅすることにより全快ぜんかいしたと報告ほうこくしている[160][161]

古代こだいローマの詩人しじんオウィディウスは『恋愛れんあいじゅつこい技法ぎほう)』のなかで、精力せいりょくざいとしてヒュメトスさん蜂蜜はちみつげている。蜂蜜はちみつ精力せいりょく増強ぞうきょう作用さようについて、19世紀せいき科学かがくしゃ懐疑かいぎてきであったが、20世紀せいきはいりイタリアのセロナは0.9gの蜂蜜はちみつちゅうに20国際こくさい単位たんい発情はつじょう物質ぶっしつふくまれると発表はっぴょうした[162]

蜂蜜はちみつには血圧けつあつげる効能こうのうがあるといわれてきた[160]蜂蜜はちみつにはカリウムがおおふくまれるが、食塩しょくえん過剰かじょう摂取せっしゅしたさいにカリウムを摂取せっしゅすると血圧けつあつげることができる[163]。また、蜂蜜はちみつふくまれるコリンには高血圧こうけつあつ原因げんいんとなるコレステロール除去じょきょする効果こうかがある[160]

古代こだいエジプトや中国ちゅうごく文献ぶんけんには、蜂蜜はちみつ駆虫くちゅう作用さようかんする記述きじゅつがみられ、甘草かんぞう小麦粉こむぎこ蜂蜜はちみつからつくった漢方薬かんぽうやく甘草かんぞうみつとう」は駆虫くちゅうやくとしてられる[163]1952ねん昭和しょうわ27ねん)に日本にっぽん岐阜ぎふけん岐阜ぎふにある小学校しょうがっこう実験じっけんおこなわれ、蜂蜜はちみつんだ小学生しょうがくせい便びんからは回虫かいちゅうたまごがなくなるという結果けっかられた[164]蜂蜜はちみつふくまれるどの成分せいぶん駆虫くちゅう作用さようをもたらすかについてはあきらかになっていない[164]

そのに、鎮静ちんせい作用さよう[165]みとめられ、せき[166]鎮痛ちんつうざい[167]神経痛しんけいつうおよびリウマチ[168]消化しょうかせい潰瘍かいよう[169]糖尿とうにょうびょう[170]たいする効能こうのううたわれている。

化粧けしょうひん

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蜂蜜はちみつは、古代こだいエジプト・ギリシャの時代じだいから化粧けしょうひんもちいられ、クレオパトラ7せい蜂蜜はちみつもちいて化粧けしょうをし[171]古代こだいローマの皇帝こうていネロのつま蜂蜜はちみつとロバのちちぜたローション使つかっていたとつたえられている[172]蜂蜜はちみつもちいたもっと有名ゆうめい化粧けしょうひんひとつとして、パックがげられる[171]蜂蜜はちみつ糖分とうぶんにははだととのえるはたらきがあり[171]、ビタミンB1には皮膚ひふ血行けっこうをよくし、新陳代謝しんちんたいしゃたかめる作用さようがある[173]

芳香ほうこうざい

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蜂蜜はちみつ古来こらい芳香ほうこうざいとして利用りようされてきた[174]古代こだいエジプトには蜂蜜はちみつ没薬もつやく松脂まつやにワインひたした菖蒲しょうぶシナモンぜてつくられたキフィー英語えいごばんばれるねりがあった[174]古代こだい中国ちゅうごくにも蜂蜜はちみつもちいたねりがあった[174]平安へいあん時代じだい日本にっぽんにも蜂蜜はちみつ使つかったこうがあり、『源氏物語げんじものがたり』「鈴虫すずむし」の冒頭ぼうとうには「荷葉かようほうをあはせたる名香めいこうみつをかくしほろろげて、たきにおいはしたる」[注釈ちゅうしゃく 20]という記述きじゅつ登場とうじょうする[175]しょう一条院いちじょういん皇后こうごう女房にょうぼうであった人物じんぶつは、蜂蜜はちみつもちいたこうにはむしくという記録きろくのこしている[176]こうなかにはあめのようになめて使つかうものもあり、服用ふくようつづけるとかおあらったみずいた子供こどもにまでにおいがうつったとされる[176]。タバコのなかにはかおりの調整ちょうせい蜂蜜はちみつ使用しようしているものもある[177]

画材がざい

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西洋せいようではふるくから、水彩すいさいなどを組成そせいする顔料がんりょう保湿ほしつざいとして、中世ちゅうせい近世きんせい画家がかたちの重要じゅうよう地位ちいめたが、化学かがく合成ごうせいほうによるグリセリンひとし安価あんか物質ぶっしつ台頭たいとう価格かかくめんから対抗たいこうできなくなった現在げんざいでは、伝統でんとうてき手法しゅほうのっとったメーカーひんや、通常つうじょうメーカーがたま特別とくべつひんがあるのみである。

防腐ぼうふ処理しょり

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蜂蜜はちみつ死者ししゃ防腐ぼうふ処理しょり使つかわれ、はかにもれられた。死者ししゃ死後しご世界せかいあじわうためである。[178]

蜂蜜はちみつ種類しゅるい

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みつげん植物しょくぶつによる分類ぶんるい

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日本にっぽんにおける代表だいひょうてきみつげん植物しょくぶつである[179][180][181]レンゲ

みつげんとなりうるはな複数ふくすうある場合ばあい複数ふくすうはなみつじった蜂蜜はちみつができるのではないかとかんがえられがちである。しかし、ミツバチにはひとつのはなからみつ採集さいしゅうすると、可能かのうかぎはなみつ採集さいしゅうしないという性質せいしつがある(おとずれはな一定いっていせい[182]。さらに蜜蜂みつばちにはミツバチのダンスばれる8のまわ行動こうどうによって仲間なかまみつげんらせる習性しゅうせいがあるが、豊富ほうふみつげんについてははげしくまわってらせる一方いっぽう貧弱ひんじゃくみつげんについてはほとんど、ときにはまったくおしえようとしない[183]。このような理由りゆうから、現実げんじつには(厳密げんみつにはわずかな混入こんにゅうけられないが)ほぼ純粋じゅんすいひとつのはなからみつ採集さいしゅうしてつくられた蜂蜜はちみつ採集さいしゅうすることが可能かのうである[184]蜂蜜はちみつ主要しゅようみつげん植物しょくぶつによってレンゲみつアカシアみつなどと分類ぶんるいされ[185]みつげん植物しょくぶつ複数ふくすうある場合ばあいには「百花ひゃっかみつ」とばれる[186]人間にんげんみつがブレンドされた場合ばあい百花ひゃっかみつという[187]

蜂蜜はちみつ風味ふうみいろは、みつげんとなったはな種類しゅるいによってことなる。おな種類しゅるいはなからつくられた蜂蜜はちみつでも地域ちいきによって(おもみつほうちがいから[注釈ちゅうしゃく 21]品質ひんしつことなる[5]くに地域ちいきによってこのみがかれる蜂蜜はちみつもあり、たとえばソバみつ日本にっぽん敬遠けいえんされる一方いっぽう、フランスではジンジャーブレッド原料げんりょうとして重宝ちょうほうされている[189]同様どうようセイヨウボダイジュシナノキ)の蜂蜜はちみつはドイツやロシアではさい高級こうきゅうひんとされるが、日本にっぽんではレンゲアカシアトチノキ、さらにはドイツではあまりに評価ひょうかひくくミツバチのえさにされているナタネ蜂蜜はちみつよりもかくちる[190]養蜂ようほう渡辺わたなべたかしは、かおりのつよ蜂蜜はちみつ日本にっぽんでは敬遠けいえんされ、ヨーロッパではこのまれる傾向けいこうがあると指摘してきする[191]中国ちゅうごくでは荊条(ニンジンボク、華北かほくさん有名ゆうめい)、なつめ(ナツメ、華北かほく)、えんじゅじゅ(エンジュ、東北とうほく)、とどまつじゅ(ダンジュ、ちょう白山はくさん)、荔枝(レイシ、華南かなん)のはなかられた蜂蜜はちみつを「大名だいみょうみつ」とび、ひろしょくされている[192]

なお、一部いちぶではミツバチがみつのためにおとずれるとはかんがえにくいはなスズランなど)や、開花かいか時期じき関係かんけいからみつ不可能ふかのうはなウメなど)の名前なまえかんする蜂蜜はちみつ販売はんばいされていることもあり、注意ちゅういようする[193]

蜂蜜はちみついろによる分類ぶんるい

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さまざまないろ蜂蜜はちみつ

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくでは、蜂蜜はちみついろ基準きじゅんにした分類ぶんるいほう存在そんざいする。ただしいろおな蜂蜜はちみつあじおなじとはかぎらず、みつげん植物しょくぶつおなじであっても貯蔵ちょぞうされる状態じょうたいによっていろことなる[194]

物質ぶっしつ状態じょうたいによる分類ぶんるい

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採集さいしゅうされた蜂蜜はちみつ液体えきたいであるが、これを固体こたい状態じょうたいにした蜂蜜はちみつ存在そんざいする。具体ぐたいてきには粉末ふんまつにしたもの[195]あめだまじょうのものがある[196]

甘露かんろみつ

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アブラムシ食物しょくもつ植物しょくぶつふるいかんえき過剰かじょうふくまれる糖分とうぶん分離ぶんりして排泄はいせつした甘露かんろをミツバチが採集さいしゅうしたものを甘露かんろみつという。これは厳密げんみつには蜂蜜はちみつ定義ていぎてはまらないものであるが、ドイツでモミなどの針葉樹しんようじゅ寄生きせいするアブラムシに由来ゆらいする甘露かんろみつがモミのハチミツ(Tannenhonig)としてさい高級こうきゅうひんあつかいをけるなど、ゲルマン諸国しょこく人気にんきたか[197]甘露かんろハチミツのいろくろ褐色かっしょくで、日本にっぽんでは小笠原諸島おがさわらしょとうれる[198][199]

安全あんぜんせい

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ボツリヌスきん乳児にゅうじ蜂蜜はちみつ摂取せっしゅすると、乳児にゅうじボツリヌスしょう発症はっしょうする。

乳児にゅうじボツリヌスしょう

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小児しょうに科学かがくしゃ詫摩たくま武人たけひと臨床りんしょう実験じっけん結果けっか蜂蜜はちみつあたえられた乳幼児にゅうようじには砂糖さとうあたえられた乳幼児にゅうようじくらべて発育はついくがよく、下痢げりなどの疾病しっぺい発症はっしょうりつ低下ていかする、赤血球せっけっきゅうすうおよび血色素けっしきそりょう増加ぞうかするなど複数ふくすうこのましい現象げんしょう確認かくにんされたと報告ほうこくしている[200]。そのにも蜂蜜はちみつ乳幼児にゅうようじ発育はついくこのましい結果けっかをもたらすという報告ほうこくおおくされている[201]ギリシア神話しんわには、ゼウス[202][203]やそのディオニューソス[204]蜂蜜はちみつひつじちちあたえられてそだ逸話いつわ登場とうじょうする。

しかしながら、蜂蜜はちみつなかには芽胞がほう形成けいせい活動かつどう休止きゅうししたボツリヌスきんふくまれている場合ばあいがある。この芽胞がほうは、高温こうおんだかあつによる滅菌めっきん処理しょり(120℃で4ふん以上いじょう)の加熱かねつ活性かっせいされるが、蜂蜜はちみつにおいては酵素こうそ変質へんしつするのでこの処理しょり不向ふむきである[205]日本にっぽん厚生省こうせいしょう当時とうじ)の調査ちょうさによると、およそ5%の蜂蜜はちみつからボツリヌスきん芽胞がほう発見はっけんされた[206]

通常つうじょう摂取せっしゅしてもそのまま体外たいがい排出はいしゅつされるが、乳児にゅうじ摂取せっしゅすると、芽胞がほう発芽はつがさまたげるちょうない細菌さいきんくさむらそなわっていないため、体内たいない発芽はつがして毒素どくそし、中毒ちゅうどく症状しょうじょう乳児にゅうじボツリヌスしょう」をこし、最悪さいあく場合ばあい死亡しぼうしてしまう。このため、現在げんざい乳児にゅうじには絶対ぜったいあたえてはならない[207]食品しょくひんひとつとなっている。日本にっぽんでは1987ねん昭和しょうわ62ねん)に厚生省こうせいしょうが「1さい未満みまん乳児にゅうじにはあたえてはならない」通達つうたつしており[208][209]日本にっぽん国内こくない販売はんばい商品しょうひんには「1さい未満みまん乳児にゅうじにはあたえないようにしてください」との注意ちゅういきがラベルに表記ひょうきされている[210]生後せいご1さい以上いじょうになるとちょうない環境かんきょうととの時期じきとなるのでける必要ひつようはない[211]

2017ねん平成へいせい29ねん3月30にち離乳食りにゅうしょくとしてあたえられた蜂蜜はちみつ原因げんいんによる乳児にゅうじボツリヌスしょうにより、生後せいご6かげつ男児だんじ死亡しぼうした(同年どうねん4がつ7にち東京とうきょう都庁とちょうによる発表はっぴょう[212])。

有毒ゆうどくみつげん植物しょくぶつ

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せんもん蜂蜜はちみつ採集さいしゅう業者ぎょうしゃによるハチミツでの中毒ちゅうどく報告ほうこくれいきわめてまれであるが、みつげん植物しょくぶつとして意図いとしない有毒ゆうどく植物しょくぶつからのみつ混入こんにゅうしていることがあり、食中毒しょくちゅうどく事例じれい報告ほうこくされている[213]

たとえばトリカブトレンゲツツジホツツジ[214]花粉かふんみつ有毒ゆうどくであるほか[215][216]、ニュージーランドさんではドクウツギ低木ていぼく Coriaria arborea問題もんだいになる[217]

世界せかいまとにはツツジ[217]有毒ゆうどくせいふるくからられ、紀元前きげんぜん4世紀せいきのギリシャの軍人ぐんじん著述ちょじゅつクセノフォンは、兵士へいしたちがツツジぞく植物しょくぶつハナヒリノキみつ由来ゆらいする蜂蜜はちみつべ、中毒ちゅうどく症状しょうじょうこした様子ようす記録きろくしている[218]古代こだいローマ時代じだいにもグナエウス・ポンペイウスひきいる軍勢ぐんぜいてき策略さくりゃくにはまり、ツツジに由来ゆらいする蜂蜜はちみつべて中毒ちゅうどく症状しょうじょうこしたところをおそわれ、兵士へいし殺害さつがいされたというはなしがある[219]

農薬のうやく汚染おせん

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みつげん植物しょくぶつ農作物のうさくもつであることもおおいため、蜂蜜はちみつおおくの場合ばあい農作物のうさくもつ散布さんぷされた農薬のうやく汚染おせんされている。過去かこには、ネオニコチノイドけい殺虫さっちゅうざいやグリホサートけい除草じょそうざいによる汚染おせんほうじられたこともあるが、これら農薬のうやくのはちみつへの残留ざんりゅう基準きじゅんさだめがない。

また、養蜂ようほう自体じたい感染かんせんしょう予防よぼうためにダニ駆除くじょざいなどを使用しようする。これらのころせダニざい上記じょうき農薬のうやくくらべてもこう濃度のうど残留ざんりゅうするケースがられる。

生産せいさんりょう

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蜂蜜はちみつ生産せいさんりょう[220]単位たんいまんt)
年度ねんど 1990ねん 2000ねん 2009ねん
1 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦れんぽう 23.6 中華人民共和国の旗 中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく 25.1 中華人民共和国の旗 中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく 40.7
2 中華人民共和国の旗 中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく 19.7 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく 10.0 アルゼンチンの旗 アルゼンチン 8.3
3 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく 9.0 アルゼンチンの旗 アルゼンチン 9.3 トルコの旗 トルコ 8.2
4 メキシコの旗 メキシコ 6.6 トルコの旗 トルコ 6.1  ウクライナ 7.4
5 トルコの旗 トルコ 5.1 メキシコの旗 メキシコ 5.9 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく 6.5

世界せかい全体ぜんたいでの蜂蜜はちみつ生産せいさんりょう年間ねんかん推定すいていやく120まんtである[8][9]1990年代ねんだい主要しゅようくにおよび地域ちいきべつ生産せいさんりょう中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくが20まんtつよきゅうソ連それん地域ちいきが20まんtじゃくアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくが10まんt前後ぜんご[8][9][220]、これら3地域ちいき生産せいさんりょう全体ぜんたい半分はんぶんちかくをめていた[9]。しかしながら、ソ連それん崩壊ほうかい内戦ないせんなどの影響えいきょうによってタジキスタンでは蜂蜜はちみつ生産せいさんりょうが1/12にまで激減げきげんするなど[221]きゅうソ連それん地域ちいきでの蜂蜜はちみつ生産せいさんりょう減少げんしょうしている[220]。2009ねんには蜂蜜はちみつ生産せいさんりょう上位じょうい20かこくられるきゅうソ連それん地域ちいきくにウクライナロシア連邦れんぽうのみであり、その生産せいさんりょうわせて13まんtほどである[220]。また、アメリカでは2006ねん以降いこうこっているはちぐん崩壊ほうかい症候群しょうこうぐんによってミツバチが大量たいりょう死滅しめつして養蜂ようほうぎょう多大ただい影響えいきょうけており[222]、2009ねん生産せいさんりょう世界せかい5の6まん5000tにまでんでいる[220]一方いっぽう中国ちゅうごくソ連それん崩壊ほうかい以降いこう生産せいさんりょう世界せかい1でありつづけ、2009ねんには1990ねんのおよそ2ばいとなる40まん7000tを生産せいさんしている[220]アルゼンチンは1990ねんごろまでは4まんt程度ていど生産せいさんりょうであったが、パンパ周辺しゅうへん地域ちいきなどへ養蜂ようほう地域ちいき拡大かくだいされたことなどにより生産せいさんりょう増加ぞうか[223]、2005ねん以降いこう世界せかい2生産せいさんりょうとなっている[220]

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ はな以外いがい器官きかんから分泌ぶんぴつされるみつ花外かがいみつせんみつ)やむし分泌ぶんぴつするあま体液たいえき甘露かんろ)がふくまれる場合ばあいもある[1]
  2. ^ 花粉かふん分析ぶんせきすることでみつげん植物しょくぶつ産地さんち推定すいていすることが可能かのうである[1]
  3. ^ ビタミンB1ビタミンB2ビタミンB6ビタミンCビタミンKニコチンさんパントテンさん葉酸ようさんビオチン、コリン[31]
  4. ^ カルシウム[32][33]マグネシウム[32][33]カリウム[32][33]ナトリウム[32][33]てつ[32][33]マンガン[33]どう[33]硫黄いおう[33]塩素えんそ[33]リン[33]ケイ素けいそ[33]ケイ酸けいさん[33]
  5. ^ プロリンアミノ酸あみのさんの7わり以上いじょうめる[34][32]グルタミン酸ぐるたみんさん[32][34]アラニン[32][34]ロイシン[32][34]イソロイシン[32][34]リジン[34]アスパラギンさん[34]ヒスチジン[34]アルギニン[34]スレオニン[34]セリン[34]グリシン[34]バリン[34]メチオニン[34]チロシン[34]フェニルアラニン[34]アミノ酸あみのさん組成そせい蜂蜜はちみつあじ影響えいきょうおよぼす[34]
  6. ^ 蜂蜜はちみつ長期間ちょうきかん保存ほぞんすると、アミノ酸あみのさんグルコースブドウ糖ぶどうとう)やフルクトース果糖かとう)と反応はんのうしてメラノイジン生成せいせいし、蜂蜜はちみついろ褐色かっしょく変化へんかする[34]
  7. ^ 7わり以上いじょう[34]グルコンさん[35]で、コハクさん[34][35]酒石酸しゅせきさん[35]酢酸さくさん[34][35]酪酸[34][35]シュウさん[34][35]乳酸にゅうさん[35]クエン酸くえんさん[34]リンゴさん[34]乳酸にゅうさん[34]ピルビンさん[34]ギ酸ぎさん[34]マロンさん[34]フマールさん[34]αあるふぁ-ケトグルタルさん[34]シスアコニットさん[34]
  8. ^ グルコースオキシダーゼ[36][37]アミラーゼ[36][37]カタラーゼ[36][37]インベルターゼ[36][38]ジアスターゼ[39]αあるふぁ-グルコシダーゼ[34]βべーた-フルクトフラノシダーゼ[40]フォスファターゼ[37]
  9. ^ クロロフィルカロテノイドメラノイジン[36]
  10. ^ みつげん植物しょくぶつによってことなる部分ぶぶんおおきい。みつげん植物しょくぶつわず共通きょうつうするものに酢酸さくさんエチルベンジルアルコール安息香あんそくこうさん、2-フェニルアルコールるいなど[41]一般いっぱんに、いろいものほど香気こうきつよ[36]
  11. ^ ごとべる蜂蜜はちみつみつという[79]
  12. ^ これとはべつに、ムーンはつきし、「蜂蜜はちみつのようにあま夫婦ふうふ愛情あいじょうつきのようにけていく」という意味いみだとするせつもある[103]
  13. ^ エーベルス・パピルスからは、蜂蜜はちみつ瀉下やく駆虫くちゅうやくとして活用かつようされていたことがれる。渡辺わたなべたかしは、現代げんだいにおいてもあまりられていない蜂蜜はちみつ駆虫くちゅう作用さよう紀元前きげんぜん1600年代ねんだいられていたことは注目ちゅうもくあたいするとべている[107]
  14. ^ 文政ぶんせい11ねん刊本かんぽんまきじゅういちようやくるいむしるい)に「須波すなみともおもねめん あじあまひさこうこれ 土中どちゅうものはちがつほり[カ]いずるこれ 無毒むどく」とある。
  15. ^ 蜂蜜はちみつ吸水きゅうすいせいうみ効果こうかや、火傷かしょうみずぶくれになるのをふせ効果こうかももたらす[140]
  16. ^ ローマの美食びしょくマルクス・ガウィウス・アピキウス著書ちょしょ『アピキウスの料理りょうりしょ』にはにく野菜やさい蜂蜜はちみつけて保存ほぞんする方法ほうほうについてしるされている[93]
  17. ^ 古代こだいエジプトではミイラつくさい材料ざいりょうひとつとしてもちいられたとされる[145]アレクサンドロス3せいバビロン死亡しぼうすると、死体したい蜂蜜はちみつけてアレクサンドリアまではこばれたとつたえられている[146]
  18. ^ ただし後述こうじゅつとおり、乳児にゅうじボツリヌスしょう発症はっしょう可能かのうせいがあり現代げんだいでは乳児にゅうじへの投与とうよ厳禁げんきんとされている
  19. ^ ミツバチにさされることにもとめる見解けんかいもある[157]
  20. ^ 国文学こくぶんがくしゃ山岸やまぎし徳平とくひらはこれを、「荷葉かようこう仕方しかた方法ほうほう)を、調合ちょうごうもちいた名香めいこうは、蜂蜜はちみつ目立めだたぬようにすこくわえて、ぼろぼろともろくしていたにおいが」とやくしている[175]
  21. ^ みつをこまめにおこな地域ちいきではみつげん植物しょくぶつひとつであるといってつかえない蜂蜜はちみつがとれるが、1ねんに1、2かいしかみつしない地域ちいきでは様々さまざまみつげん蜂蜜はちみつこんごう純粋じゅんすいせいそこなわれる[188]

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参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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  • メープルシロップ
  • 人工じんこう蜂蜜はちみつドイツばん
  • Ah-Muzen-Cab - はちまたは蜂蜜はちみつつかさどるとされるかみ
  • グラヤノトキシン - シャクナゲ、ツツジなどのみつふくまれる神経しんけいどく。このどくふくむはちみつはmad honey(マッドハニー)とばれる。
  • ハニー・ハンティング英語えいごばん野生やせいはちから蜂蜜はちみつあつめる行動こうどう職業しょくぎょうについて。蜂蜜はちみつではなくはち目的もくてきだが、長野ながのにははちい、すがれいなどのがあるはたらきバチに目印めじるしをつけてまでいかける方法ほうほうんでるはちうごきからかん場所ばしょてるかしなどの方法ほうほうがある。
  • アピセラピー英語えいごばん - はちみつ、はちどく、プロポリス、ローヤルゼリーなどはち由来ゆらいものもちいた医療いりょうほう

外部がいぶリンク

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