グリセリン
propane-1,2,3-triol
別称 べっしょう
グリセリン
識別 しきべつ 情報 じょうほう
CAS登録 とうろく 番号 ばんごう 56-81-5
PubChem
753
ChemSpider
733
UNII
PDC6A3C0OX
E番号 ばんごう E422 (増 ぞう 粘 ねば 剤 ざい 安定 あんてい 剤 ざい 乳化剤 にゅうかざい
KEGG
C00116
ChEMBL
CHEMBL692
ATC分類 ぶんるい
A06 AG04 A06AX01 (WHO QA16QA03 (WHO
InChI=1S/C3H8O3/c4-1-3(6)2-5/h3-6H,1-2H2
Key: PEDCQBHIVMGVHV-UHFFFAOYSA-N
InChI=1/C3H8O3/c4-1-3(6)2-5/h3-6H,1-2H2
Key: PEDCQBHIVMGVHV-UHFFFAOYAF
特性 とくせい
化学 かがく 式 しき C3 H8 O3
モル質量 しつりょう
92.09382 g/mol
示 しめせ 性 せい 式 しき C3 H5 (OH)3
外観 がいかん 無色 むしょく 透明 とうめい 液体 えきたい 吸湿 きゅうしつ 性 せい
匂 にお 無臭 むしゅう
密度 みつど 1.261 g/cm3
融点 ゆうてん
17.8 °C , 291 K, 64 °F
沸点 ふってん
290 °C , 563 K, 554 °F ([2]
屈折 くっせつ 率 りつ n D )
1.4746
粘 ねば 度 たび 1.412 Pa·s[1]
危険 きけん 性 せい
安全 あんぜん 外部 がいぶ JT Baker
NFPA 704
引火 いんか 点 てん 160 °C (密閉 みっぺい 式 しき °C (開放 かいほう 式 しき
発火 はっか 点 てん 370 °C
特記 とっき 場合 ばあい 常温 じょうおん °C )・常 つね 圧 あつ
グリセリン （倔里設 しつらえ 林 りん [3] 虞 おそれ 利 り 設 しつらえ 林 りん [3] 英 えい glycerine, glycerin ）は、3価 か アルコール の一種 いっしゅ 学術 がくじゅつ 分野 ぶんや 20世紀 せいき 以降 いこう グリセロール （英 えい glycerol ）と呼 よ 医薬品 いやくひん 名称 めいしょう 含 ふく 日常 にちじょう 的 てき 呼 よ 多 おお 食品 しょくひん 添加 てんか 物 ぶつ 甘味 あまみ 料 りょう 保存 ほぞん 料 りょう 保湿 ほしつ 剤 ざい 増 ぞう 粘 ねば 安定 あんてい 剤 ざい 用途 ようと 虫歯 むしば 原因 げんいん 医薬品 いやくひん 化粧 けしょう 品 ひん 保湿 ほしつ 剤 ざい 潤滑 じゅんかつ 剤 ざい 使 つか
無色 むしょく 透明 とうめい 糖蜜 とうみつ 状 じょう 液体 えきたい 甘味 あまみ 持 も
融点 ゆうてん 約 やく °C だが、非常 ひじょう 過 か 冷却 れいきゃく 結晶 けっしょう 化 か 難 むずか 冷却 れいきゃく 続 つづ °C 前後 ぜんご ガラス状態 じょうたい となり[4] 液化 えきか 空気 くうき 冷却 れいきゃく 後 ご 日 にち 以上 いじょう 時間 じかん 緩 ゆる 温度 おんど 上 あ 結晶 けっしょう 化 か [5]
水 みず 非常 ひじょう 溶 と 吸湿 きゅうしつ 性 せい 強 つよ 水溶液 すいようえき 凝固 ぎょうこ 点 てん 降下 こうか 凍結 とうけつ 共 きょう 晶 あきら 点 てん °C である。ほかにエタノール 、フェノール 、ピリジン など様々 さまざま 溶媒 ようばい 可 か アセトン 、ジエチルエーテル 、ジオキサン には溶 と ミネラルオイル やクロロホルム のような無 む 極性 きょくせい 溶媒 ようばい 溶 と [4]
グリセロールは年間 ねんかん 万 まん 以上 いじょう 生産 せいさん 大 だい 豆油 ご 獣脂 じゅうし 加水 かすい 分解 ぶんかい プロピレン から化学 かがく 合成 ごうせい 現在 げんざい 試 こころ 発酵 はっこう 法 ほう 知 し [4]
生物 せいぶつ 油脂 ゆし 大量 たいりょう トリアシルグリセロール （トリグリセリド）が含 ふく 脂肪酸 しぼうさん エステル であり、加水 かすい 分解 ぶんかい 脂肪酸 しぼうさん 生 しょう 例 たと 石鹸 せっけん 生産 せいさん 際 さい 副産物 ふくさんぶつ 大量 たいりょう 得 え
またバイオディーゼル燃料 ねんりょう の主成分 しゅせいぶん 脂肪酸 しぼうさん 触媒 しょくばい 用 もち 油脂 ゆし メタノール のエステル交換 こうかん 反応 はんのう により得 え 副産物 ふくさんぶつ
こうして得 え 不純物 ふじゅんぶつ 多 おお 含 ふく 石鹸 せっけん 生産 せいさん 副産物 ふくさんぶつ 場合 ばあい 活性炭 かっせいたん 処理 しょり イオン交換 こうかん などによって精製 せいせい 行 おこな 蒸留 じょうりゅう 高 こう 純度 じゅんど 得 え [4] 燃料 ねんりょう 生産 せいさん 副産物 ふくさんぶつ 場合 ばあい 不純物 ふじゅんぶつ 非常 ひじょう 多 おお 場合 ばあい 単 たん 焼却 しょうきゃく 多 おお [6]
プロピレン からエピクロロヒドリン を経由 けいゆ 合成 ごうせい 主 おも アクロレイン や酸化 さんか 経由 けいゆ 方法 ほうほう 知 し バイオディーゼル燃料 ねんりょう の普及 ふきゅう 供給 きょうきゅう 過剰 かじょう 化学 かがく 合成 ごうせい 法 ほう 的 てき 見合 みあ
グリセロールは生体 せいたい 内 ない 中性 ちゅうせい 脂肪 しぼう リン脂質 ししつ 、糖 とう 脂質 ししつ 骨格 こっかく 存在 そんざい 貯蔵 ちょぞう 脂肪 しぼう 際 さい 脂肪酸 しぼうさん 分解 ぶんかい 生 しょう ATP によって活性 かっせい 化 か グリセロール3-リン酸 さん となって再度 さいど 脂質 ししつ 合成 ごうせい 使 つか ジヒドロキシアセトンリン酸 さん を経 へ 解 かい 糖 とう 系 けい 糖 とう 新生 しんせい 利用 りよう
アルコール発酵 はっこう ではアセトアルデヒド が電子 でんし 受容 じゅよう 体 たい エタノール が蓄積 ちくせき 酸 さん 電子 でんし 受容 じゅよう 体 たい 働 はたら 酸 さん 生 しょう 生成 せいせい 発酵 はっこう 培地 ばいち アルカリ性 あるかりせい 亜硫酸 ありゅうさん 添加 てんか 電子 でんし 受容 じゅよう 体 たい 働 はたら 発酵 はっこう 優勢 ゆうせい
一般 いっぱん アレルギー はまれとされ、比較 ひかく 試験 しけん 偽薬 ぎやく 用 もち 論文 ろんぶん 検索 けんさく 件 けん 症例 しょうれい 報告 ほうこく 件 けん 化粧 けしょう 品 ひん 配合 はいごう 濃度 のうど 低 ひく 状態 じょうたい [7] 喘息 ぜんそく 既往 きおう 歴 れき 人 ひと 除 のぞ 大学生 だいがくせい 人 にん パッチテスト を行 おこな スギ などのアレルゲンより小 ちい 約 やく 半数 はんすう 紅 べに 斑 まだら 生 しょう [8]
化学 かがく 原料 げんりょう 爆薬 ばくやく 成分 せいぶん 狭心症 きょうしんしょう 薬 くすり ニトログリセリン の原料 げんりょう 有名 ゆうめい 有機 ゆうき 合成 ごうせい 使 つか ヨウ化 か の原料 げんりょう
食品 しょくひん 添加 てんか 物 ぶつ 甘味 あまみ 料 りょう 保存 ほぞん 料 りょう 保湿 ほしつ 剤 ざい 増 ぞう 粘 ねば 安定 あんてい 剤 ざい 用途 ようと 甘味 あまみ 料 りょう 虫歯 むしば 原因 げんいん エリスリトール やキシリトール が持 も 清涼 せいりょう 感 かん 打 う 消 け 効果 こうか 砂糖 さとう 甘 あま 弱 よわ 高 こう グリセリンの坐 すわ 剤 ざい 医薬品 いやくひん 医薬品 いやくひん 化粧 けしょう 品 ひん 保湿 ほしつ 剤 ざい 潤滑 じゅんかつ 剤 ざい 使 つか 浣腸 かんちょう 咳 せき 止 と うがい薬 やく 、練 ね 歯磨 はみが 石鹸 せっけん 幅広 はばひろ 製品 せいひん 利用 りよう チンキ の溶剤 ようざい 降圧 こうあつ 剤 ざい 使 つか 機械 きかい 工業 こうぎょう エチレングリコール やプロピレングリコール と同様 どうよう 不凍液 ふとうえき 作 つく 使 つか 自動車 じどうしゃ 用 よう 低温 ていおん 凍結 とうけつ 取 と 代 か 安全 あんぜん 面 めん 再 さい 評価 ひょうか 意見 いけん [9] 実験 じっけん 室 しつ 凍結 とうけつ 保護 ほご 剤 ざい 生物 せいぶつ 凍結 とうけつ 保存 ほぞん 酵素 こうそ 低温 ていおん 保存 ほぞん 用 もち また材料 ざいりょう 内部 ないぶ 欠陥 けっかん 検査 けんさ 超 ちょう 音波 おんぱ 探 さがせ 傷 きず 試験 しけん 於 お 水溶液 すいようえき 探 さがせ 傷 きず 機 き 材料 ざいりょう 間 あいだ 塗布 とふ 接触 せっしょく 媒質 ばいしつ 用 もち 吸湿 きゅうしつ 性質 せいしつ マシン油 ゆ などと比 くら 錆 さび 発生 はっせい 使用 しよう 注意 ちゅうい 必要 ひつよう 機械 きかい 式 しき 圧力 あつりょく 計 けい 内部 ないぶ 空間 くうかん 水溶液 すいようえき 充填 じゅうてん 製品 せいひん 存在 そんざい 粘性 ねんせい 抵抗 ていこう 機械 きかい 的 てき 振動 しんどう 抑制 よくせい ギア や指針 ししん 可動 かどう 部 ぶ 摩耗 まもう 破損 はそん 防 ふせ
バッテリー の不凍液 ふとうえき 使 つか 不凍液 ふとうえき 主流 しゅりゅう 後 のち 不凍液 ふとうえき 高性能 こうせいのう エチレングリコール に取 と 代 か 歴史 れきし 毒性 どくせい 極 きわ 強 つよ 物質 ぶっしつ 自然 しぜん 界 かい 漏洩 ろうえい 際 さい 環境 かんきょう 悪影響 あくえいきょう 懸念 けねん 近年 きんねん 再 ふたた 注目 ちゅうもく
ギ酸 ぎさん 加熱 かねつ 化 か 経 へ 脱 だつ 離 はなれ 起 お アリルアルコール を与 あた [10] 硫酸 りゅうさん 水素 すいそ 作用 さよう 熱 ねっ 脱水 だっすい 起 お アクロレイン に変 か [11] 酸 さん 触媒 しょくばい 存在 そんざい 下 か アセトン と加熱 かねつ 脱水 だっすい 位 い 基 もと 保護 ほご 形 かたち 誘導体 ゆうどうたい 得 え [12]
赤 あか 臭素 しゅうそ 反応 はんのう 位 い 臭素 しゅうそ 化 か 誘導体 ゆうどうたい 得 え [13] 酢酸 さくさん 中 なか 塩化 えんか 水素 すいそ 作用 さよう 当 とう 量 りょう 体 たい [14] 体 たい [15] 生成 せいせい 後者 こうしゃ 体 たい 加熱 かねつ エピクロロヒドリン [16] [17] [17] 得 え
アニリン 誘導体 ゆうどうたい 酸化 さんか 条件 じょうけん 縮 ちぢみ 合 あい キノリン 骨格 こっかく 構築 こうちく [18] [19] 手法 しゅほう スクラウプのキノリン合成 ごうせい と呼 よ
1779年 ねん にスウェーデン のカール・ヴィルヘルム・シェーレ がオリ おり ブ油 ぶゆ 加水 かすい 分解 ぶんかい 物 ぶつ 中 なか 発見 はっけん [4] 1813年 ねん にミシェル＝ウジェーヌ・シュヴルール が油脂 ゆし 脂肪酸 しぼうさん エステル であることを見出 みいだ 甘味 あまみ 持 も ギリシャ語 ご のγλυκυς （glykys、甘 あま glycérine と命名 めいめい [4] 1846年 ねん にアスカニオ・ソブレロ によりニトログリセリン が発見 はっけん 1866年 ねん にアルフレッド・ノーベル が実用 じつよう 化 か 成功 せいこう [4] 1872年 ねん 、シャルル・フリーデル がイソプロピルアルコール からの合成 ごうせい 成功 せいこう 名 な 提案 ていあん
生物 せいぶつ 学者 がくしゃ ライアル・ワトソン の1979年 ねん の著書 ちょしょ Lifetide （邦題 ほうだい 生命 せいめい 潮流 ちょうりゅう 書 か 事実無根 じじつむこん 逸話 いつわ 様々 さまざま 引用 いんよう 脚色 きゃくしょく 経 へ 同 おな 創作 そうさく 百 ひゃく 匹 ひき 目 め 猿 さる 現象 げんしょう 共 とも シンクロニシティ の代表 だいひょう 的 てき 伝説 でんせつ
ワトソンによる逸話 いつわ 以下 いか [20]
グリセリンの発見 はっけん 年 ねん 以上 いじょう 結晶 けっしょう 化 か 起 お
20世紀 せいき 初頭 しょとう 日 ひ ウィーン からロンドン に運 はこ 途中 とちゅう 一 いち 樽 たる 偶然 ぐうぜん 結晶 けっしょう 化 か この樽 たる 小分 こわ 受 う 取 と 化学 かがく 者 しゃ 試料 しりょう °C で固体 こたい
熱 ねつ 力学 りきがく 詳 くわ 二人 ふたり 科学 かがく 者 しゃ 受 う 取 と 結晶 けっしょう 化 か 成功 せいこう 実験 じっけん 室 しつ 全 ぜん 密閉 みっぺい 容器 ようき 内 ない 含 ふく 自然 しぜん 結晶 けっしょう 化 か その後 ご 結晶 けっしょう 化 か 世界 せかい 各地 かくち しかし『生命 せいめい 潮流 ちょうりゅう 参考 さんこう 文献 ぶんけん カリフォルニア大 かりふぉるにあだい ジオーク が書 か 論文 ろんぶん 1923年 ねん ）には、グリセリン結晶 けっしょう 作 つく 際 さい 記述 きじゅつ [5] [21]
グリセリンは世界中 せかいじゅう 科学 かがく 者 しゃ 結晶 けっしょう 化 か
ギブソンとジオークも、イギリスの偶然 ぐうぜん 結晶 けっしょう 化 か 入手 にゅうしゅ
グリセリン結晶 けっしょう 到着 とうちゃく 後 のち 温度 おんど 管理 かんり 種 たね 結晶 けっしょう 結晶 けっしょう 作 つく 発見 はっけん
グリセリンを −193 °C に冷却 れいきゃく 後 ご 日 にち 以上 いじょう 時間 じかん 温度 おんど 上 あ °C にすることで結晶 けっしょう 化 か 要 よう 元来 がんらい 種 たね 結晶 けっしょう 上記 じょうき 温度 おんど 管理 かんり 手順 てじゅん 従 したが 結晶 けっしょう 化 か ニトログリセリン においてこのような逸話 いつわ 語 かた 場合 ばあい °C で凍結 とうけつ °C で融 と 無論 むろん 事実 じじつ ニトログリセリン 参照 さんしょう
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^ 菊池 きくち 誠 まこと 年 ねん 月 がつ 日 にち グリセリンの結晶 けっしょう ”. kikulog . 2010年 ねん 月 がつ 日 にち 閲覧 えつらん
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