(Translated by https://www.hiragana.jp/)
スギ - Wikipedia コンテンツにスキップ

スギ

この記事は良質な記事に選ばれています
出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
スギ
保全ほぜんじょうきょう評価ひょうか[1]
NEAR THREATENED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類ぶんるい
さかい : 植物しょくぶつかい Plantae
階級かいきゅうなし : 裸子植物らししょくぶつ gymnosperms
つな : マツつな Pinopsida
: ヒノキ Cupressales[ちゅう 1]
: ヒノキ Cupressaceae[ちゅう 2]
: スギ Taxodioideae[2]
ぞく : スギぞく Cryptomeria
たね : スギ C. japonica
学名がくめい
ぞく: Cryptomeria D.Don (1839)

たね: Cryptomeria japonica (Thunb. ex L.f.) D.Don (1839)[5]

シノニム
和名わみょう
スギ(すぎ、椙、やまと[9]、須疑[10])、マキ(真木まき[11]まき[12]まき[13]
英名えいめい
Japanese cedar[9], Japanese redwood[14]

スギすぎ、椙、やまと[15]学名がくめい: Cryptomeria japonica)は、裸子植物らししょくぶつマツつなヒノキ[ちゅう 2]スギぞく分類ぶんるいされる常緑じょうりょく高木たかぎになる針葉樹しんようじゅの1しゅである(1)。スギは、スギぞく唯一ゆいいつ現生げんなましゅとされることがおおい。おおきなものはたかさ60メートルになり、日本にっぽん自生じせいなかもっとおおきくなるたねとされる[19]樹皮じゅひ赤褐色せきかっしょくたて細長ほそながける。かまじょうはりがたえだにらせんじょうにつく。"花期かき"は早春そうしゅんたまはてはそのとしあきじゅくす。成長せいちょうはやく、比較的ひかくてき長命ちょうめいである。本州ほんしゅう四国しこく九州きゅうしゅう自生じせいし、また中国ちゅうごく南部なんぶのものは自生じせいともうえ栽起げんともされる。日本にっぽん太平洋たいへいようがわ日本海にほんかいがわのスギでは形態けいたいてき生態せいたいてき遺伝いでんてき差異さいがあり、それぞれオモテスギ、ウラスギとよばれる(→#分類ぶんるい)。

「スギ」のは「すぐ(まっすぐ)」に由来ゆらいするとされることがおおいが、諸説しょせつある(→#名称めいしょう)。日本にっぽんではもっとひろ植林しょくりんされているしゅであり、その面積めんせき日本にっぽん人工じんこうりんの45%、ぜん森林しんりんの18%にたっする(→#植林しょくりん)。日本にっぽん国内こくないには多数たすう産地さんちがあり、北山きたやますぎのように、ふつうその産地さんちめいかんしてブランドされている。ざいは、建築けんちく家具かぐたる土木どぼくなどにひろ利用りようされている(→#木材もくざい)。そのにも屋根やね線香せんこうすぎたまなど樹皮じゅひ枝葉えだは利用りようされることもあり(→#樹皮じゅひ枝葉えだはなどの利用りよう)、また観賞かんしょうよううえ栽されることもある(→#観賞かんしょうよう)。ふるくから神社じんじゃなどにうえ栽され、神木しんぼくとされているものや天然記念物てんねんきねんぶつ指定していされているものもおおい(→#文化ぶんか#天然記念物てんねんきねんぶつ)。スギは早春そうしゅん大量たいりょう花粉かふん散布さんぷし、日本にっぽんでは花粉かふんしょうおも原因げんいんとなっている(→#スギ花粉かふんしょう)。

特徴とくちょう

[編集へんしゅう]

常緑じょうりょく高木たかぎとなる針葉樹しんようじゅであり、おおきなものはだか40–60メートル (m)、みき直径ちょっけい 4–5 m になる[20][18][9][21]典型てんけいてきにはまっすぐびた明瞭めいりょう主幹しゅかんをもつが(1, 2a, c)、基部きぶ付近ふきん分岐ぶんきして株立かぶだちするものもある[9]下図したず2b)。樹冠じゅかんはふつう円錐えんすいかたちであるが、ふるくなると円形えんけいになる[9][19]樹皮じゅひ赤褐色せきかっしょくから褐色かっしょくたて細長ほそながけてがれる[18][9][17][22]下図したず2c)。わかえだはふつうはすじょうするが、ふるくなるとがる[18][16]小枝さえ[16][23]

2a. がた
2b. 基部きぶ分岐ぶんきしたれい
2c. 樹皮じゅひ

先端せんたんとがったかまじょうはりがたながさ4–12ミリメートル (mm)、えだ互生ごせいしらせんじょう密生みっせいしている[22][9][18][24]下図したず3)。基部きぶくきに沿下し、関節かんせつがないため落葉らくようせず、れると小枝さえごとちる[9][18][16]個々ここは4–6ねんほどいていると推定すいていされている[25]横断おうだんめんはひしがた、4めん気孔きこうがあり、中心ちゅうしん葉脈ようみゃく維管たば1個いっこあり、そのしたがわ1個いっこ樹脂じゅしどう存在そんざいする[9]冬季とうきにはみじか密生みっせいして保護ほごしているため、えだについているおおきさがいちねんごとにみじかくなっている[17]ふゆには赤褐色せきかっしょくになり(下図したず7b)はる緑色みどりいろもどるものがおおいが、ふゆ黄色おうしょくになるものやふゆあいだ緑色みどりいろたもつものもいる[20][16][24][26]

3a. 枝葉えだは
3b. (ひだり) 生殖せいしょく器官きかんをつけた枝葉えだは、(なか) 枝葉えだは、(みぎ) わか枝葉えだは
3c. 枝葉えだは

雌雄しゆうどうかぶ、"花期かき"は2がつから4がつだが[20][18][9][27]下図したず4a)、ゆうだまはな("雄花おばな")とめすだまはな("雌花めばな")は前年ぜんねんなつごろからしょうえださき形成けいせいされはじめる[28]。このころの日照ひでりりょうおお降水こうすいりょうすくないと、翌年よくねん早春そうしゅん花粉かふんりょうおおくなる傾向けいこうがある[29]

ゆうだまはな[ちゅう 4]楕円だえんかたちながさ 5–8 mm、あわ黄色きいろ前年ぜんねんえださき穂状すいじょう密生みっせいする[20][23][18][16][9]下図したず4b, c)。しょう胞子ほうし("しべ")のじくめんに、3–5花粉かふん嚢("葯室")がある[18][17]花粉かふん前年ぜんねんあきごろから形成けいせいされはじめる[28]花粉かふん直径ちょっけい30–40マイクロメートルしょう突起とっきがあるが、付着ふちゃくせいはない[17]。このゆうだまはなかずはかなりおおくつき、成熟せいじゅくしたころあかるい茶色ちゃいろであることからとおくからでもよく目立めだち、花粉かふんふうってとおくまでばされる[33]

4a. ゆうだまはな("雄花おばな")とたまはて
4b. ゆうだまはな
4c. ゆうだまはな

めすだまはな[ちゅう 5]緑色みどりいろ球形きゅうけい直径ちょっけい 4–5 mm、前年ぜんねんえださき1個いっこずつ下向したむきにつく[23][18][17][9]下図したず5a)。胚珠はいしゅたまあなから受粉じゅふんしずく分泌ぶんぴつし、これに花粉かふん付着ふちゃくし、この受粉じゅふんしずくふたた胚珠はいしゅない吸収きゅうしゅうされることで花粉かふんまれ、数日すうじつ花粉かふんかん伸長しんちょうはじめる[28]受粉じゅふんころからはい嚢母細胞さいぼう減数げんすう分裂ぶんれつ開始かいしし、やがて9–10週間しゅうかんじゅうすうみやつこたまごふくはいめすせい配偶はいぐうたい)が形成けいせいされる[28]受精じゅせい受粉じゅふんから12週間しゅうかんごろこり、やがてはい形成けいせい種子しゅし成熟せいじゅくこる[28]たまはてはらせんじょう配列はいれつした17–38はてうろこたねうろこ + つとうろこ)からなり、たねうろこつとうろこ基部きぶがわ合着あいぎたねうろこ先端せんたんには4–6歯牙しががあり、つとうろこ先端せんたん三角さんかくじょうでややはんきょくする[18][16][9][28]下図したず5b)。たまはては10–11がつじゅくし、球形きゅうけいながさ1.5–3センチメートル (cm)、褐色かっしょく木質もくしつきれひらけする[20][18][16][9][19]下図したず5c)。たねうろこ基部きぶに2–6種子しゅしがつく[18][9]種子しゅしちょう楕円だえんがたからたおせ披針形ひしんけいながさ 5–7 mm、両側りょうがわせまつばさがある[18][9]下図したず5c)。種子しゅし発芽はつがりつ一般いっぱんてきに30%ほどであり、子葉しようは2–3まい、まれに4まい[18][9][28]染色せんしょくたいかず基本きほんてきに 2n = 22、ときに23、24、33、44[18][9]

5b. わかたまはて: たねうろこ先端せんたん歯牙しがじょう、その外側そとがわつとうろこがある。
5c. きれひらけしたたまはて種子しゅし

枝葉えだはからは重量じゅうりょうやく0.5%ほどの精油せいゆ抽出ちゅうしゅつされ、蒸留じょうりゅう初期しょきαあるふぁ-ピネンサビネンリモネンなどのモノテルペンおおく、蒸留じょうりゅう後期こうきにはβべーた-エレモールγがんま-オイデスモールδでるた-カジネンなどのセスキテルペン、16-カウレンなどのジテルペンられる[34][35]一方いっぽうざいではとく心材しんざいおおく、δでるた-カジネンやエピクベノールムウロレン、カジナ-1,4-ジエンなどのセスキテルペン、フェルギノールサンダラコピマリノールなどのジテルペンがられる[35][36]

分布ぶんぷ

[編集へんしゅう]

本州ほんしゅう北限ほくげん日本海にほんかいがわ青森あおもりけん津軽つがる地方ちほう太平洋たいへいようがわ岩手いわてけん南部なんぶ)から四国しこく九州きゅうしゅう屋久島やくしままでの、おも冷温れいおんたい山地さんちたい、ブナたい)に自生じせい[37][23][18][16][24]本州ほんしゅうでは標高ひょうこう0–2,050メートル(立山たてやま連峰れんぽうつるぎだけ)、四国しこくでは300–1,400メートル、九州きゅうしゅうでは300–1,850メートル(屋久島やくしま)に分布ぶんぷする[9][19]6)。また、日本にっぽんでの造林ぞうりん面積めんせきもっとひろしゅであり[38][22]ふるくから植林しょくりんされているため、天然てんねんりん人工じんこうりんかの判断はんだんむずかしいこともおお[18][17][19]。スギが自生じせいしていない北海道ほっかいどうにも南部なんぶ中心ちゅうしん各地かくち造林ぞうりんされており、最北端さいほくたん利尻島りしりとうにある[38]ほかにも、沖縄おきなわ台湾たいわん朝鮮半島ちょうせんはんとう中国ちゅうごくからヒマラヤ地方ちほうレユニオンとうアゾレス諸島しょとうなどで木材もくざいよう植林しょくりんされている[9][39][40]。このうち中国ちゅうごく南部なんぶ浙江せっこうしょう福建ふっけんしょう江西えにししょうなどに分布ぶんぷしているものは、自生じせい変種へんしゅカワイスギとされることがおおいが、うえ栽起げんともされる(下記かき参照さんしょう)。

6. スギの原生げんせいりん屋久島やくしま

堆積たいせきぶつちゅう花粉かふん化石かせき調査ちょうさから、最終さいしゅうごおりにおいてもツガぞくトウヒぞくマツぞくなどがおおかった寒冷かんれいやく7まんねんまえ、2まんねんまえなど)をのぞいて、日本にっぽんではおおむねスギがおお生育せいいくしていたことがしめされている[41]寒冷かんれいには、スギは伊豆半島いずはんとう周辺しゅうへん若狭湾わかさわん周辺しゅうへん隠岐おき屋久島やくしまなどいくつかの逃避とうひ残存ざんそんし、気候きこう温暖おんだんはじめた1まんねんまえごろから分布ぶんぷ拡大かくだいして日本海にほんかいがわ東海とうかい地方ちほうではスギが優勢ゆうせいとなったが、やく900ねんまえ以降いこうにはマツぞく、コナラぞく増加ぞうかしており、人間にんげん活動かつどうによってりんしていったとかんがえられている[34][41][42]

生態せいたい

[編集へんしゅう]
7a. さわ沿いに成立せいりつしたスギりん

自生じせいのものは冷温れいおんたい山地さんちたい、ブナたい)を中心ちゅうしん生育せいいくし、モミヒノキアスナロクロベヒメコマツブナミズナラなどと混生こんせいする[16][24][18][43]さわ沿いにおおいが、岩上いわかみ湿原しつげん周囲しゅういられることもある[16][24]人工じんこうてきなスギりんは、だん温帯おんたい低地ていちたい)にもひろられる[44]さわ沿いなど比較的ひかくてき水分すいぶん栄養分えいようぶん環境かんきょうこの傾向けいこうがあるため、植林しょくりんさいにも谷間たにまはスギ、中腹ちゅうふくヒノキ尾根おねすじマツけられる[45][46]7a)。

落葉らくようそう発達はったつした場所ばしょでは実生みしょう定着ていちゃくわるく、あきまでにほとんど死滅しめつしてしまうとされる[47]とく屋久島やくしま積雪せきせつ個体こたいぐんでは、実生みしょう生存せいぞんには倒木とうぼく存在そんざい重要じゅうようであることがしばしば指摘してきされ[48][49]実生みしょう更新こうしんする場合ばあいにはいわゆる倒木とうぼく更新こうしん切株きりかぶ更新こうしんおこなしゅであるとかんがえられている。

針葉樹しんようじゅのうち、マツ植物しょくぶつそとせいきん形成けいせいするが、スギなどヒノキ植物しょくぶつはふつうアーバスキュラーきん形成けいせいする[50]どういち個体こたいにおけるきんきんへの感染かんせんりつ一定いっていではなく、ぶしつうじて変動へんどうがあることが報告ほうこくされている[51]。マツ針葉樹しんようじゅはしばしばアレロパシーかん作用さよう)をもち、植物しょくぶつ生育せいいく阻害そがいしているとする報告ほうこくがある[52][53]が、スギではこのようなアレロパシーはとくられていない。スギりんには植物しょくぶつ生育せいいくしやすく、しばしばコクサギウリノキバイカウツギなどの低木ていぼくや、エビネサイハイランヤマルリソウなどの草本そうほんられる[16]。ただし、スギが混交こんこうするブナ森林しんりんでは、そとせいきん形成けいせいするきんきん種類しゅるい減少げんしょうするという報告ほうこくがある[54]。また、スギがえられた場所ばしょカルシウムなどの塩基えんき蓄積ちくせきし、土壌どじょう塩基えんきせいかたむくという[55]

日本にっぽん自生じせいするスギのなかで、太平洋たいへいようがわのものと日本海にほんかいがわのもののあいだには形態けいたいてき生態せいたいてき差異さいがあることがられている[17][19]日本海にほんかいがわのスギは、下部かぶふとしえだゆきでもれずにがり、接地せっちした部分ぶぶんから発根はっこんしてあらたなかぶ形成けいせいふくじょう更新こうしん)する性質せいしつがある[17][19][56][57]。ほかにも発根はっこんせいがよく、容易よういであり、みき下部かぶ不定ふていがよく発達はったつする[17]。また、日本海にほんかいがわのスギは樹冠じゅかんがとがり、ふとしえだ下向したむき、えだ鋭角えいかくにつくなどたいゆきせい特徴とくちょうしめ[19]。このような特徴とくちょうをもつ日本海にほんかいがわのスギは、ゆき環境かんきょう適応てきおうしたものとかんがえられている[58]一方いっぽう日本海にほんかいがわのスギは、太平洋たいへいようがわのスギよりも低温ていおん乾燥かんそうよわ傾向けいこうがある[59]。このようなちがいから、太平洋たいへいようがわのものは「オモテスギ」、日本海にほんかいがわのものは「ウラスギ」や「アシウスギ」としてけられる(→#分類ぶんるい参照さんしょう)。同様どうよう太平洋たいへいようがわ日本海にほんかいがわでのたね内分ないぶんは、イチイキャラボクヤブツバキユキツバキなど様々さまざま樹木じゅもくでもられている[44][60][61]

7b. 赤褐色せきかっしょくになった

スギは、冬季とうき赤褐色せきかっしょくになってはるふたた緑色みどりいろもどるものがおおいが(7b)、黄白こうはくしょくになるものや、変色へんしょくせずに緑色みどりいろたもつものもいる[16][26][62]緑色みどりいろのままや黄白こうはくしょく変化へんかする形質けいしつは、赤褐色せきかっしょく変化へんかする形質けいしつたいしてせんせい形質けいしつ劣性れっせい形質けいしつ)であるとされる[62]赤褐色せきかっしょくへの変色へんしょくカロテノイドの1しゅであるロドキサンチン蓄積ちくせきによるものとされ、光合成こうごうせい機能きのう低下ていかする低温ていおん条件下じょうけんか太陽光たいようこうによる障害しょうがいひかり阻害そがい)をふせ効果こうかがあるとかんがえられている[63]。このような低温ていおん条件下じょうけんかでのひかり阻害そがいとその対応たいおうたね分布ぶんぷめる一因いちいんとなっているとして、高山たかやま高山こうざんたい分布ぶんぷするマツツツジ中心ちゅうしん研究けんきゅうおこなわれている[64][65]

たい塩性えんせいについては品種ひんしゅおよ樹齢じゅれいによってことなるとされる[66]

スギの花粉かふん媒介ばいかいふうなかだちであり、2–4がつごろ大量たいりょう花粉かふん散布さんぷされる[22][28][9][27]。スギの花粉かふん比較的ひかくてき遠距離えんきょりまで散布さんぷされるため、産地さんちことなるスギを天然てんねんりん付近ふきんうえ栽すると、遺伝子いでんし汚染おせんこしやすいとされる[67]

病虫害びょうちゅうがい

[編集へんしゅう]

菌類きんるい

[編集へんしゅう]

スギの病害びょうがいやく80しゅ報告ほうこくされているが[68]スギあか枯病とく重要じゅうよう病害びょうがいである[69]。スギあか枯病は Passalora sequoiae(= Cercospora sequoiae; 嚢菌もんクロイボタケつな)によってこされるスギ苗木なえぎたいする代表だいひょうてき病害びょうがいであり、えだれ、胞子ほうしぶん生子いくこ)で周囲しゅういのスギ苗木なえぎ感染かんせんして被害ひがい拡大かくだいする[70][71][72]。また、類似るいじした病害びょうがいとしてスギフォマ枯病(病原菌びょうげんきんDiscochora sawadae)、スギペスタロチアびょう病原菌びょうげんきんPestalotiopsis spp.)、スギれつイボびょう病原菌びょうげんきんCercospora cryptomeriaecola)などがある[72][70][68]あか枯病にびょうして枯死こししなかった苗木なえぎ成長せいちょうすると、患部かんぶみぞじょうのこって成長せいちょうするため、みぞくさやまいとよばれる[70][73]わか時期じき感染かんせんした部分ぶぶん治癒ちゆしないため樹幹じゅかんいちじるしく変形へんけいしてざい変色へんしょくしょうじ、また林内りんないほか感染かんせんすることもある[73]まったべつ菌類きんるいであるチャアナタケモドキ(Fomitiporia sp. = "Phellinus punctatus"; 担子きんもんハラタケつな)が類似るいじした病気びょうきこすことがあり、あか枯性みぞくさやまいとよばれ、とく千葉ちばけん山武さんぶすぎ(サンブスギ)におおきな被害ひがいあたえた[74][75]

スギ黒点こくてんえだ枯病もスギの重要じゅうよう病害びょうがいであり、Stromatinia cryptomeriae嚢菌もんズキンタケつな)によってこされる[69][76]小枝さえ先端せんたん褐色かっしょくびょうむらしょうじてそのやまいまだら拡大かくだいすうねんしゅえだたっし、しゅえだ一周いっしゅうするとそれより上部じょうぶ赤褐色せきかっしょくになってれてしまう[76]とく東北とうほく地方ちほうにおいて重要じゅうよう病害びょうがいであり、樹齢じゅれいわず発生はっせいし、ときにいちじるしい成育せいいく阻害そがいこす[76]

スギえだ枯菌かくびょうとスギ褐点えだ枯病は東北とうほく地方ちほうゆき地帯ちたい重要じゅうよう病害びょうがいであるが、同一どういつ菌類きんるい Scolecosporium嚢菌もんクロイボタケつな)のことなる世代せだいによってこされることが示唆しさされている[69]。スギ暗色あんしょくえだ枯病は Guignardia cryptomeriae嚢菌もんクロイボタケつな)による病気びょうきであり、えだ枯、樹幹じゅかん陥没かんぼつざい変色へんしょくこる[70]。スギ褐色かっしょく枯病では Plectosphaera cryptomeriae嚢菌もんフンタマカビつな)が寄生きせいしてこれをらし、症状しょうじょうおもいと樹勢じゅせい低下ていかいちじるしい[70]。スギなえ癌腫がんしゅびょう原因げんいんきんValsa cryptomeriae嚢菌もんフンタマカビつな)とされていたが、直接ちょくせつ関係かんけいはないことがあきらかとなっており、病因びょういん不明ふめいである[68]

昆虫こんちゅう・ダニ

[編集へんしゅう]
8a. スギドクガ

スギのこのんでべるスギドクガCalliteara argentata; 8a)は、幼虫ようちゅうときだい発生はっせい被害ひがいおおきい場合ばあい成木なりきでも枯死こしいたることがある[77]。スギドクガはしんよりきゅうこのんでべるという[78]。スギのべる昆虫こんちゅうとして、ウスイロサルハムシ(スギハムシ; Basilepta pallidula)、スギハマキHomona issikii)などがいる[70][79]。またスギの潜行せんこうする昆虫こんちゅうとして、スギメムシガArgyresthia anthocephala)やスギタマバエContarinia inouyei)がいる[79]スギマルカイガラムシAspidiotus cryptomeriae)は、スギの黄色きいろ変色へんしょくさせ、ときに苗木なえぎ枯死こしさせる[79]スギノハダニOligonychus hondoensis)やエゾスギツメハダニ(エゾスギハダニ; Oligonychus pustulosus)もスギにつき、しろから褐色かっしょく斑紋はんもんしょうじる[79]

8b. ヒメスギカミキリ

スギの生木なまきたいする穿孔せんこうせい害虫がいちゅうとしては、とくスギカミキリSemanotus japonicus)とスギノアカネトラカミキリAnaglyptus subfasciatus)の幼虫ようちゅういちじるしい材質ざいしつ低下ていかをもたらす[80][81][82]。スギカミキリの幼虫ようちゅううち樹皮じゅひ食害しょくがいし、その被害ひがいは「はちかみ」とよばれる[70]一方いっぽう、スギノアカネトラカミキリの幼虫ようちゅうざい食害しょくがいし、その部分ぶぶん菌類きんるい侵入しんにゅうしてざい変色へんしょくする現象げんしょうは「とびくされ」とよばれる[70]。スギノアカネトラカミキリは、スギでは尾根おねすじえる個体こたいに、ぎゃくにヒノキではたにすじえる個体こたい被害ひがいあたえる[83]生木なまきまたは伐採ばっさい原木げんぼく穿孔せんこうする昆虫こんちゅうとして、ヒメスギカミキリCallidiellum rufipennis; 8b)、マスダクロホシタマムシOvalisia vivata)、キクイムシるいゾウムシるいオオゾウムシなど)、キバチるいニホンキバチオナガキバチなど)、コウモリガEndoclyta excrescens)、ヒノキカワモグリガCallidiellum rufipenne)、スギザイノタマバエReeseliella odai)などがられている[70][84][79][85]穿孔せんこうせい昆虫こんちゅうなかには(とくにキクイムシるい一部いちぶのキバチるい)、産卵さんらん特定とくてい菌類きんるいともけ、幼虫ようちゅうがこれを直接ちょくせつまたは間接かんせつてき利用りようすることがあり、このような菌類きんるいによってざい変色へんしょくする[70][84]穿孔せんこうせい昆虫こんちゅうなかには、樹皮じゅひがついている原木げんぼくこのしゅと、樹皮じゅひがした原木げんぼくこのしゅがいる[84]

8c. チャバネアオカメムシ

スギのたまはて食害しょくがいする昆虫こんちゅうとして、チャバネアオカメムシPlautia stali[86]; 8c)やスギメムシガArgyresthia anthocephala)、マツマダラメイガDioryctria abietella)、スギカサヒメハマキCydia cryptomeriae)などがられており、スギ種子しゅし生産せいさんおこな採種さいしゅえんおおきな被害ひがいあたえることがある[79][87][88]。またスギのたまはて増殖ぞうしょくしたチャバネアオカメムシが、近隣きんりんナシカキなどの果樹かじゅがいあたえることもある[89]

スジコガネAnomala testaceipes)、オオスジコガネAnomala costata)、ヒメコガネAnomala rufocuprea)、ナガチャコガネHeptophylla picea)、キンケクチブトゾウムシOtiorhynchus sulcatus)、クワヒョウタンゾウムシScepticus insularis)の幼虫ようちゅう地中ちちゅう生育せいいくし、スギの食害しょくがいする[79]

その

[編集へんしゅう]

ニホンジカはスギの枝葉えだはべ、またニホンノウサギ苗木なえぎ食害しょくがいする[70]ツキノワグマやニホンジカが樹皮じゅひをはいでしまうことがある(くまぎ、鹿しかぎ)[90]

著名ちょめい個体こたい

[編集へんしゅう]
9a. はな脊の三本杉さんぼんすぎ

もっとだかたか個体こたいは、京都きょうと左京さきょう大悲山だいひざん国有こくゆうりんにある「はな脊の三本杉さんぼんすぎ」(9a)の1ほんあずまみき)であり、2017ねんたかさ62.3メートルであることが報告ほうこくされた[91][21]三本杉さんぼんすぎべつの1ほん北西ほくせいみき)もたかさ60.7メートルあり、2番目ばんめだかたか個体こたいとされる[91][21]。また、屋久島やくしまの「縄文じょうもんすぎ」はみきまわり16メートルあり、もっとふと個体こたいとされるが、縄文じょうもんすぎ複数ふくすう癒合ゆごうしたものともされ、確実かくじつに1ほんのものは高知こうちけん長岡ながおかぐん大豊たいほうまちの「すぎ大杉おおすぎみなみかぶであり、みきまわり15メートルにたっする[17]

スギの巨木きょぼくはしばしば樹齢じゅれい1,000ねん以上いじょうとされるが、スギは成長せいちょうはやく、実際じっさいに1,000ねん以上いじょうのものはすくないとかんがえられている[17]屋久島やくしまの「縄文じょうもんすぎ」はときに樹齢じゅれい7,200ねんともされるが確実かくじつ証拠しょうこはなく、その樹齢じゅれいあきらかではない[92]。ただし屋久島やくしまには実際じっさい高齢こうれいじゅおおいとかんがえられており、確実かくじつれいとしては、地上ちじょう6メートルの部分ぶぶんで1,776ねん年輪ねんりんしめ標本ひょうほんがあり、ほかにも1,400ねん、1,345ねん記録きろくがある[93]

屋久やくすぎ

[編集へんしゅう]
10a. 縄文じょうもんすぎ
10b. 大王だいおうすぎ

鹿児島かごしまけん屋久島やくしま日本にっぽんにおけるスギの自生じせい最南端さいなんたんであり、標高ひょうこう700から1,700メートルの山地さんち生育せいいくしている[41]降水こうすいりょうおおいが花崗岩かこうがんしつ栄養分えいようぶんとぼしいため、屋久島やくしまのスギはきわめて成長せいちょうおそく、樹齢じゅれい1,660ねんでもみき直径ちょっけいが180センチメートルほどにしかならない[94]。そのため材質ざいしつ緻密ちみつであり、樹脂じゅしぶんおお腐食ふしょくしにくいため、長命ちょうめいであるとかんがえられている[94]一般いっぱんてき屋久島やくしまのスギは屋久やくすぎとよばれるが、現地げんちでは樹齢じゅれい800–1,000ねん以上いじょうかんがえられるものを屋久やくすぎ、それよりわかいものは小杉こすぎとよばれる[9][94][19]小杉こすぎ林業りんぎょうおこなわれはじめた時代じだい以降いこうのものであり、あかるい伐採ばっさいそだったため成長せいちょう良好りょうこうであるが、屋久やくすぎはそれ以前いぜんからあるものでくら林内りんないそだったため成長せいちょうおそ木目もくめまっている[94]現存げんそんするおおきな屋久やくすぎみき凹凸おうとつはげしく、利用りようしにくいためのこされたとかんがえられている[94]著名ちょめい屋久やくすぎとして、以下いかのものがある[95][96]。また、下記かきのように、屋久島やくしまのスギ原生げんせいりん特別とくべつ天然記念物てんねんきねんぶつ指定していされている[97]

  • 縄文じょうもんすぎ10a):1966ねん発見はっけんされた。だか25.3メートル、みきしゅう16.4メートル、最大さいだい屋久やくすぎとされるが、複数ふくすう個体こたい癒合ゆごうしたものともされる[95][96][17]樹齢じゅれいは2,200ねんから7,200ねんまで諸説しょせつある[95][96]。2005ねんれた大枝おおえだやく1,000さいであった[96]
  • 大王だいおうすぎ10b):急斜面きゅうしゃめんえている[96]縄文じょうもんすぎ発見はっけん以前いぜん最大さいだい屋久やくすぎとされていた[95][96]だか24.7メートル、みきしゅう11.1メートル[95][96]樹齢じゅれいは3,000ねんともされる[95][96]
  • 弥生やよいすぎだか26.1メートル、みきしゅう8.1メートル[95][96]樹齢じゅれいは3,000ねんともされる[95]みき変形へんけいいちじるしいためたおされずにのこされたとされる[95][96]
  • 紀元きげんすぎだか19.5メートル、みきしゅう8.1メートル[95][96]樹齢じゅれいは3,000ねんともされる[95][96]
  • さんだいすぎさんだいのスギからなるとされ、いち代目だいめが2,500ねんまえ発芽はつが樹齢じゅれい1,200ねん倒木とうぼく、そのうえ発芽はつがした代目だいめ樹齢じゅれい1,000ねん伐採ばっさいされ、そのかぶから萌芽ほうがしたのが現在げんざいさん代目だいめとされる[95]さん代目だいめだか38.4メートル、みきしゅう4.4メートル、樹齢じゅれい350ねんとされる[95]
  • だい大杉おおすぎ江戸えど時代じだい伐採ばっさいされたいち代目だいめかぶうえ成長せいちょうしたもの[95]だか32メートル、みきしゅう3.9メートル[95]
  • ウィルソンかぶみきしゅう13.8メートルのかぶ[95][96]。このは、屋久やくすぎ世界せかい紹介しょうかいした米国べいこく植物しょくぶつ学者がくしゃであるアーネスト・ヘンリー・ウィルソンに由来ゆらいする[95]豊臣とよとみ秀吉ひでよしによる方広寺ほうこうじ(または大阪城おおさかじょう建設けんせつのためにされたとかんがえられている[95]

天然記念物てんねんきねんぶつ

[編集へんしゅう]

2023ねん現在げんざい日本にっぽんにおいてくに特別とくべつ天然記念物てんねんきねんぶつ(*でしめしている)または天然記念物てんねんきねんぶつ指定していされているスギは、下記かきのように49けんある[97]うえ栽されたものがおおいが、スギの原生げんせいりんふくまれる。また、けん市区しく町村ちょうそん指定していされているものもおお[98]

人間にんげんとのかかわり

[編集へんしゅう]

木材もくざい

[編集へんしゅう]

スギは成長せいちょうはやく、そのざいりやすくやわらかく加工かこうしやすいため、ふるくから利用りようされている[99]縄文じょうもん時代じだい前期ぜんきやく6,000ねんまえ)の鳥浜とりはま遺跡いせき福井ふくいけん三方みかた上中かみなかぐん)からは、板材いたざいなどの大量たいりょうのスギざいとともに、ながさ6メートルもあるスギの丸木舟まるきぶね出土しゅつどしている[99]。また弥生やよい時代じだい登呂とろ遺跡いせき静岡しずおかけん静岡しずおか)からは、住居じゅうきょ生活せいかつ水田すいでんあぜみぞ土留どどめとされた大量たいりょうのスギざい出土しゅつどしている[99]

ざい比較的ひかくてきかるく、いぬい比重ひじゅうは0.30–(0.38)–0.45、わりきれせいがよく、やわらかく加工かこうしやすい[9][19][38][100][101]あたりざい心材しんざい明瞭めいりょうであり、あたりざい白色はくしょく心材しんざいはふつう淡紅あわべにからくら赤褐色せきかっしょくあかしん)だが、黒褐色こっかっしょくのもの(くろしん)もある[9][19][34][99][100][101]。スギは含水りつたかいことがあり(くろしんなど)、このような状態じょうたいは「みずい」(wetwood)とよばれ、しばしば利用りよう問題もんだいしょうじる[100][102][103][104]木目もくめはまっすぐで年輪ねんりん明瞭めいりょうはだはややあら[99][19][100][101]特有とくゆうにおいがあり、酒樽さかだるもちいることで日本酒にほんしゅかおけにもかかわる[99][100][101]心材しんざいたいくちせいちゅう程度ていど[100][101]たい水性すいせいにややおと[105]乾燥かんそうはやく、平均へいきん収縮しゅうしゅくりつ柾目まさめ方向ほうこうで0.1%、板目いため方向ほうこうで0.25%、げヤング係数けいすうは 7.5–10 GPa[9][100][38]

日本にっぽんにおける木材もくざい利用りようの75%をめるともされる[9]建築けんちくざいはしらけた垂木たるき天井板てんじょういた欄間らんま長押なげし障子しょうじなど)、家具かぐ器具きぐ包装ほうそうたるおけ下駄げた指物さしもの経木きょうぎきょくぶつはし土木どぼく足場あしば丸太まるたくい丸太まるたなど)など様々さまざま用途ようともちいられる[20][38][9][34][99][100][101]12)。また、造船ぞうせん電柱でんちゅう天秤棒てんびんぼう背負子しょいこなどにも使つかわれた[106][38]

12a. 材木ざいもく業者ぎょうしゃ裏山うらやまのスギりん京都きょうと
12b. 伐採ばっさいされたスギ(京都きょうと
12c. 各地かくちのスギざい大量たいりょう使つかった石谷いしがや住宅じゅうたく鳥取とっとりけん
12d. スギざい使つかった集成しゅうせいざい

古木ふるきざいにはうずらもく(うずらもく)やささもく(ささもく)など特異とくい模様もようしょうじることがあり、指物さしもの家具かぐなどの材料ざいりょうとして珍重ちんちょうされる[105]。また、みず土中どちゅう埋没まいぼつして火山灰かざんばいなどによってあお黒褐色こっかっしょく変色へんしょくしたざい神代杉じんだいすぎ(じんだいすぎ)とよばれ、工芸こうげいひんなどに利用りようされる[105]

樹皮じゅひ枝葉えだはなどの利用りよう

[編集へんしゅう]

スギの樹皮じゅひ屋根やね材料ざいりょうとされることがあり、このような屋根やねきは「すぎがわき」とよばれる[99][107]。また、樹皮じゅひ垣根かきねなどに利用りようされることもある[19]

スギの枝葉えだはあつめて球形きゅうけいにしたものは、すぎたまさけりん杉林すぎばやし)とよばれる[9][99][108][106]下図したず13a)。日本酒にほんしゅつく酒屋ざかや軒先のきさきるされるすぎだまは、新酒しんしゅができたことをらせる意味いみがある[109][110]最初さいしょ緑色みどりいろだったすぎたまはやがてれて茶色ちゃいろになり、つぎ新酒しんしゅさいえられる[109][110]すぎだま発祥はっしょうさけかみとされる奈良ならけん三輪山みわやま大神神社おおみわじんじゃとされ、大神神社おおみわじんじゃでは三輪山みわやまのスギを神木しんぼくとし、毎年まいとし11がつ14にちによい醸造じょうぞう祈願きがんしてすぎだまかざ[110][108]。また、ふるくは防腐ぼうふのために酒樽さかだるなかすぎだまれていたとする記述きじゅつもある[106]

線香せんこうは、にお線香せんこうすぎ線香せんこう大別たいべつされる(下図したず13b)。にお線香せんこうは、タブ樹皮じゅひ粉末ふんまつ伽羅きゃら沈香じんこう白檀びゃくだんなどの香木こうぼく(ときに漢方薬かんぽうやく香料こうりょう)をぜてつくられたものであり、墓参はかまい以外いがい現在げんざい一般いっぱん使つかわれる線香せんこうである[111]一方いっぽう乾燥かんそうさせたスギの枝葉えだは粉末ふんまつからつくられた線香せんこうすぎ線香せんこうとよばれ、けむりおおいためおも墓参はかまいよう使つかわれている[34][99][111]

13a. 酒屋さかや軒先のきさきかざられるすぎたま
13b. 線香せんこう
13c. エノキタケのきんゆか栽培さいばい
13d. スギざい発生はっせいしたスギヒラタケ

から抽出ちゅうしゅつされた精油せいゆは、化粧けしょうひん香料こうりょう医薬品いやくひん利用りようされることがある[34][19]

山奥やまおくではふるくはちゃ不自由ふじゆうであったため、スギをちゃがいちゃとして利用りようすることがあり、「すぎちゃ」とよばれる[34]

ふるくは、飢饉ききんにスギのうち樹皮じゅひ食用しょくようとしたことがあった[24]

スギのおがくずは、ヒラタケエリンギブナシメジエノキタケなどの食用しょくようキノコのきんゆかとして利用りようされている[112]うえ13c)。また、スギのかぶ倒木とうぼくにしばしば発生はっせいするスギヒラタケ食用しょくようとされていたが、2000年代ねんだい以降いこうほんしゅ急性きゅうせい脳症のうしょう原因げんいんとなることが示唆しさされ、食用しょくようとしないようけられている[113]うえ13d)。

子供こどものおもちゃとして、スギのゆうだまはな("雄花おばな")をたまにしたすぎ鉄砲てっぽうがある[114]ほそたけかんと、そのあなにちょうどおさまるほどのたけひごをつけたものを用意よういし、まずかんゆうだまはなめ、たけひごでむ。そのあとにもうひとつのゆうだまはなめ、たけひごでめば、空気圧くうきあつによってまえゆうだまはな破裂はれつおんとともにす。

観賞かんしょうよう

[編集へんしゅう]

スギは、庭木にわき生垣いけがき盆栽ぼんさいいけばなもちいられることもある[19]。ただし、下記かきのようにスギは神聖しんせいされることもあるため、屋敷やしき生垣いけがきにするといえほろびたりぶくはいらなくなるとされ、うえ栽がけられることもある[19]。スギの園芸えんげい品種ひんしゅおお作出さくしゅつされており、れいとして以下いかのようなものがある[9][24][115]

  • エンコウスギ(猿猴えんこうすぎCryptomeria japonica 'Araucarioides'(14a)
    14a. エンコウスギ
えだなが多数たすういちじるしく伸長しんちょうし、大小だいしょう交互こうごしょうじる[24]
  • ヨレスギ(すぎCryptomeria japonica 'Spiralis'(14b)
    14b. ヨレスギ
わかえだがねじれ、ちいさい[9][24]
  • ヤワラスギ(やわらすぎCryptomeria japonica 'Elegans'(14c)
    14c. ヤワラスギ
細長ほそながやわらかい[9]
  • ムレスギ(くさむらすぎ
えだ根元ねもとから多数たすう叢生そうせいする[9]
  • イカリスギ(いかりすぎCryptomeria japonica 'Lycopodioides'
えだなが屈曲くっきょくし、ちいさくみじか[9][24]
  • セッカスギ(いしすぎCryptomeria japonica 'Cristata'(14d)
    14d. セッカスギ
えだ帯状おびじょうになる[9]おび)。
  • オウゴンスギ(黄金おうごんすぎ
若葉わかば黄金おうごんしょくていする[9]
  • ミドリスギ(みどりすぎCryptomeria japonica 'Viridis'
ふゆでも緑色みどりいろていする[9]
  • チャボスギ(矮鶏ちゃぼすぎCryptomeria japonica 'Nana'
枝葉えだは短小たんしょう密生みっせいし、樹冠じゅかん半円はんえんがたとなる[9]
  • マンキチスギ(万吉まげちすぎ
えだ密生みっせいし、いちじるしくごうきょうひらき、するどくとがる[9]
  • シダレスギ(えだたれすぎ
えだ細長ほそながく、下垂かすいする[9]
  • フイリスギ(むらにゅうすぎ
黄白こうはくしょくまだらはい[9]
  • メジロスギ(白杉しらすぎCryptomeria japonica 'Albospica'
新芽しんめ白色はくしょくえだまってみじか[24]
  • セッカンスギ(ゆきかんむりすぎCryptomeria japonica 'Sekkan-sugi'
新緑しんりょくさいさき白色はくしょくからクリームしょくゆきをかぶったようになる[24]

植林しょくりん

[編集へんしゅう]

上記じょうきのようにスギは木材もくざいとしてふるくから利用りようされており、当初とうしょ天然てんねんりんからされていたが、室町むろまち時代ときよころから経済けいざいてき利用りようのための植林しょくりんおこなわれるようになったとかんがえられている[116]火事かじ頻発ひんぱつした江戸えどにおいて住宅じゅうたく再建さいけん可能かのうだったのは、造林ぞうりんされたスギりんによるざい大量たいりょう供給きょうきゅうがあったためであるとされる[116]とくだい世界せかい大戦たいせん日本にっぽんでは、拡大かくだい造林ぞうりん政策せいさくによってスギやヒノキカラマツ人工じんこうりん急激きゅうげき増加ぞうかした[116][117]。スギは成長せいちょう比較的ひかくてきはやく、みきつうじき歩留ぶどまりがいこと、材質ざいしつやわらかく加工かこうしやすいこと、ある程度ていどたいくちせいがあること、山地さんち中腹ちゅうふく以下いか湿しめった場所ばしょ生育せいいくてきしているため、このまれて植林しょくりんされた[19][116][20]現在げんざいではスギは日本にっぽんもっとおお植林しょくりんされているしゅであり、面積めんせきとして444まんヘクタール人工じんこうりん面積めんせきやく45%、そう森林しんりん面積めんせきの18%をめている[118][38][29]下図したず15a)。スギが自生じせいしない北海道ほっかいどうでも、みちみなみ渡島ととう半島はんとうではスギ(みちみなみスギとばれる)がひろうえ栽され主力しゅりょくじゅしゅとなっている[119]日本にっぽん以外いがいでも台湾たいわん朝鮮半島ちょうせんはんとう中国ちゅうごくからヒマラヤ地方ちほうレユニオンとうアゾレス諸島しょとうなどで植林しょくりんされている[9][39][40]下図したず15b, c)。

15a. スギの植林しょくりん秋田あきたけん
15b. スギの植林しょくりん台湾たいわん
15c. スギの植林しょくりんアゾレス諸島しょとう
15d. 京都きょうと北山きたやまの「たいすぎ林業りんぎょう

スギの生育せいいく最適さいてき環境かんきょうは、とし平均へいきん気温きおん12–14°C、とし降水こうすいりょう3,000ミリメートル以上いじょうとされる[9][19]斜面しゃめん下部かぶたにあいでやや湿気しっけがあり、肥沃ひよくふか土壌どじょうこの[9][19]じゅであるため、ひかりおおたる環境かんきょうのぞましい[9][19]

けには実生みしょうまたはもちい、75%ほどは実生みしょうなえであるが、地域ちいきによっては挿木さしきなえもちいる[9]成功せいこうりつ品種ひんしゅによってことなり[120][121]、また薬剤やくざい処理しょり[122][123]あつし[124][125]によって改善かいぜんされる報告ほうこくがある。実生みしょうなえなえでは前者ぜんしゃほう成長せいちょういとされることがおおく、このため積雪せきせつではなえ不利ふりとする報告ほうこくがある[126]

植林しょくりん場合ばあいは、一般いっぱんには1ヘクタールあたり3,000ほんえが標準ひょうじゅんとされている[9]。よいざいそだてるために、密林みつりんけて成木なりきあいだき(間伐かんばつ)がおこなわれる[20]。スギりんは、幼時ようじからこのような間伐かんばつ枝打えだうち、はやしゆかり保護ほご病虫害びょうちゅうがいへの対処たいしょなどの管理かんり必要ひつようとする[9]

特異とくい育成いくせいおこなうこともあり、京都きょうと北山きたやま地方ちほうでは1ほんかぶたいすぎ)から多数たすうみきをまっすぐにそだて(たいすぎ仕立したて)、これをみが丸太まるたとして利用りようしている[127]うえ15d)。たいすぎとなるは、「シロスギ(白杉しらすぎ)」とよばれるからやしたものが使つかわれている[127]

生産せいさんごとにざい特徴とくちょう生産せいさん管理かんり方法ほうほうちがいがあり、床柱とこばしら北山きたやますぎ酒樽さかだる吉野よしのすぎ造船ぞうせん飫肥おびすぎ仏壇ぶつだん屋久やくすぎなど産地さんちによって用途ようと使つかけられることもあったが、現在げんざいでも地域ちいきめいかんして「…すぎ」とよばれブランドされている[116][38]。スギの産地さんちめいかんしたものとして以下いかのようなれいがある[9][99][34][128][95]

スギの人工じんこうりん急速きゅうそくえたが、輸入ゆにゅうざい急増きゅうぞう労働ろうどうりょく高齢こうれいによって林業りんぎょう衰退すいたいし、このような人工じんこうりんなかには管理かんりされずに放置ほうちされるものもえていった[116][117]。このような放置ほうちりん豪雨ごううなどによって崩壊ほうかいして災害さいがいこすこともある[116][117]拡大かくだい造林ぞうりん政策せいさくによってつくられた人工じんこうりん収穫しゅうかくおも)をむかえているが、このような状況じょうきょうのもとで利用りようされずに放置ほうちされている[117]放置ほうちされた人工じんこうりんでははやしゆかくら草本そうほんなどがそだたず、生物せいぶつ多様たようせいひく環境かんきょうとなってしまい、「みどり砂漠さばく」ともよばれる[136][137]。そのため、スギなどたん一樹いちじゅしゅからなる人工じんこうりん広葉樹こうようじゅなどを導入どうにゅうするふくそうりんほどこせぎょうなどもすすめられている[29]

防災ぼうさい風致ふうち

[編集へんしゅう]

スギは保安ほあんりん区域くいきないにもしばしば生育せいいくしているしゅであり、生態せいたいてきさわ沿いをこのむことから水源すいげんかんよう保安ほあんりん土石流どせきりゅう被害ひがい軽減けいげんのための土砂どしゃ流出りゅうしゅつ防備ぼうび保安ほあんりん雪崩なだれ被害ひがい軽減けいげんのためのなだれ防止ぼうし保安ほあんりんでの指定していおお[138][139][140][141]下図したず16a, b)。保安ほあんりん指定していされたスギりんでは、しばしば砂防さぼうダム雪崩なだれ防止ぼうししがらみなどが設置せっちされ伐採ばっさい制限せいげんされている。

16a. 水源すいげんかんよう保安ほあんりん指定していされたスギりん京都きょうと
16b. 砂防さぼうダム(治山ちさんダム)が建設けんせつされたスギりん京都きょうと
16c. 土石流どせきりゅうにより荒廃こうはいしたさわ沿いのスギりん新潟にいがたけん

スギはふか根性こんじょうであり、ふかくまでばす[142]。スギのけい直径ちょっけい10ミリメートル (mm) の抵抗ていこうりょくは 100 kgf 程度ていどヒノキ広葉樹こうようじゅ(ナラるい)とどう程度ていどであり、アカマツカラマツよりもおおきいため、土砂どしゃ災害さいがいつよ森林しんりんづくりにこのましいしゅとされる[143]。スギなどの人工じんこうりん土砂崩どしゃくずれによわいといわれることもあるが、上記じょうきのようにそのようなことはない[45]。ただし、そもそも土砂崩どしゃくずれがこりやすい水分すいぶんおお環境かんきょうにスギが植林しょくりんされるため、スギ植林しょくりん災害さいがいおおこってしまう[45]うえ16c)。

スギは防風ぼうふう効果こうか期待きたいして屋敷やしきりんとしてうえ栽されることがあり[144][145]富山平野とやまへいや砺波となみ平野へいやふくむ)[146]北関東きたかんとう[147]屋敷やしきりんにはしばしばスギがもちいられている(下図したず17a, b)。アゾレス諸島しょとうでも、スギが防風ぼうふうりんとして利用りようされている[40]

17a. 「かいにょ(かいにゅう)」[148]ばれる屋敷やしきりん散在さんざいする富山とやまけん居村いむら砺波となみ平野へいや
17b. 「かいにょ」ではしばしばスギがうえ栽されている(富山とやまけんみなみ砺市
17d. 戸隠とがくし神社じんじゃ参道さんどうすぎ並木なみき長野ながのけん長野ながの

スギは並木道なみきみちとしてもちいられることもあり、スギの並木道なみきみち各地かくちられる[149][150][151]うえ17c, d)。

文化ぶんか

[編集へんしゅう]

スギはふるくから日本人にっぽんじんにとって重要じゅうようしゅであり、『日本書紀にほんしょき』では、スギは須佐すさおとこいのちによってつくられた4しゅゆう用木ようぼくの1つとされている(ヒノキコウヤマキクスノキ[152]

スギはがたうつくしく日本人にっぽんじん心情しんじょうによくい、またかみまつ神聖しんせいとされ、神社じんじゃなどでひろうえ栽されてきた[19]。『万葉集まんようしゅう』でも、下記かきのようにまれたうたがあり、ふるくからうえ栽されていたことをしめしている[116][153]

ふるいにしえひとうえゑけむすぎえだかすみかすみたなびくはるぬらし

万葉集まんようしゅう』では、ほかにもスギにかんするうたがいくつかまれている[9][153]下記かきうたは「神聖しんせいさんりんすぎれてしまったつみのため、あなたにえなくなってしまったのだろうか」としており、さんりんのスギが神聖しんせいされていたことをしめしている(下図したず18a)。

味酒みさけうまさけさんりんしゅくはふりが いはふすぎ さわてふれしざいくんに逢ひがたき

丹波たんばだいおんなむすめ、『万葉集まんようしゅうまき4-712ばん

古今ここん和歌集わかしゅう』にもスギにかかわる下記かきうたがあり、さんりん明神みょうじんかみこん説話せつわむすいて明神みょうじんうた伝承でんしょうされるようになった[9]

あんいほさんりんやまもと こいしくは おとずれとぶらひませ すぎてるもんかど

よみじんしらず、『古今ここん和歌集わかしゅうまき18 雑歌ぞうか、982

伏見ふしみ稲荷いなり神社じんじゃにある神木しんぼくとされるスギは「しるしすぎ(しるしのすぎ)」とよばれ、ってえたえだれなければねがいがつうじた、またはぶくたしるしとされた[9][154]しるしすぎ記述きじゅつふるくからあり、『山城やましろこく風土記ふどき』、『蜻蛉とんぼ日記にっき』、『更級さらしな日記にっき』などにられる[9]。このほかにも鹿島かしま神宮じんぐう茨城いばらきけん)の「神木しんぼくすぎ」、ゆたか受大神宮じんぐう三重みえけん)の「ひゃくえだすぎ」、香椎かしいみや福岡ふくおかけん)の「あやすぎ」なども、神木しんぼくとしてられている[9]下図したず18)。また、スギの枝葉えだは魔除まよけけや安産あんざんのおまもりとされることがある[19]

18a. 三輪さんりん明神みょうじんまつ大神神社おおみわじんじゃ神木しんぼくであるスギ(奈良ならけん
18b. 鹿島かしま神宮じんぐう本殿ほんでん神木しんぼくすぎ茨城いばらきけん
18c. 香椎かしいみや神木しんぼくであるあやすぎ福岡ふくおかけん

著名ちょめい武将ぶしょうてたとする伝承でんしょうがあるスギも、各地かくち存在そんざいする[9]藤原秀衡ふじわらのひでひらてたとするスギが宮城みやぎけん名取なとりに、みなもと頼朝よりともてたとするスギが山梨やまなしけん大月おおつきにある[9]

日本にっぽんでは、ふるくはひと死後しごさんじゅうさん回忌かいきちょう最後さいご年忌ねんき法要ほうよう)をおこない、そのほとけかみになるというかんがえがあるが、そのさい墓地ぼちすぎ卒塔婆そとうばまたはこずえづけ塔婆とうばとしてスギのしょうえだてる風習ふうしゅうがある[9][19]

スギを家紋かもんもちいているれいもある。江戸えど時代じだいにはじゅうすういえすぎもんもちいており、とく大和やまとこく大神神社おおみわじんじゃ神官しんかん関係かんけいしゃおおく、大神おおがみ(おおみわ)やその一族いちぞくである緒形おがたもこれをもちいていた[34]家紋かもん種類しゅるいとしては、一本杉いっぽんすぎならすぎ三本杉さんぼんすぎすぎともみすぎなどがある[34]

スギをシンボルとする自治体じちたい

[編集へんしゅう]

上記じょうきのように日本にっぽんではスギはきわめて身近みぢか樹木じゅもくであり、またスギをもちいた林業りんぎょうさかんな地域ちいきおおいため、スギをシンボルとしている自治体じちたいおお[155]

けん

[編集へんしゅう]

市区しく町村ちょうそん

[編集へんしゅう]

スギ花粉かふんしょう

[編集へんしゅう]

花粉かふん原因げんいんとなってこされるアレルギー反応はんのう花粉かふんしょうとよばれ、くしゃみ、鼻水はなみず充血じゅうけつ、かゆみなどの症状しょうじょうしめ[251]日本にっぽんではスギの花粉かふん原因げんいんとする花粉かふんしょうスギ花粉かふんしょう)がもっとおおく、日本にっぽんぜん人口じんこうの1わり以上いじょうがスギ花粉かふんしょう罹患りかんしているともされる[252]例年れいねん2がつから3がつにかけて、新聞しんぶんやテレビなどでもスギ花粉かふん情報じょうほう発信はっしんされるほどである[33]花粉かふんすのはスギだけのことではなく、ほかにイネカモガヤオオアワガエリ)、キクブタクサヨモギ)を原因げんいんとすることもあり、またスギがすくない北海道ほっかいどうではシラカンバカバノキ)の花粉かふん原因げんいんとすることがおお[251]。スギ花粉かふんしょう典型てんけいてきIがたアレルギー反応はんのうIgE抗体こうたいによる即時そくじがた反応はんのう)による疾患しっかんであり、そのアレルゲン抗原こうげん)は分子ぶんしりょう40,000前後ぜんこうタンパク質たんぱくしつ(Cry j 1, Cry j 2)である[252][253]。また、この抗体こうたいはスギ花粉かふんだけではなく、ヒノキなどおなヒノキ植物しょくぶつ花粉かふんにも反応はんのうすることがある[252]

スギが花粉かふんしょうかたきにされるのは、花粉かふんすスギがおおいことと、スギの花粉かふんりょうおおくなっていることによる[33]上記じょうきのようにだい世界せかい大戦たいせん拡大かくだい造林ぞうりん政策せいさくによってスギは大量たいりょう植樹しょくじゅされ、ぜん森林しんりん面積めんせきの18%にもたっするようになったため、スギ花粉かふんはもっとも頻度ひんどたかアレルゲンとなっているとかんがえられている[251]。スギの人工じんこうりん太平洋戦争たいへいようせんそうまえの3ばいにもなっており、戦後せんご造林ぞうりんさかんだった時代じだいえられたスギが適齢てきれいむかえてはなかせ、花粉かふんをまきらすことになっている[33]

現在げんざいでは、花粉かふんりょうすくない・あるいは花粉かふんさないタイプのスギを選抜せんばつ育種いくしゅする研究けんきゅうおこなわれており[33]花粉かふん発生はっせいげん対策たいさくとしてスギ人工じんこうりん伐採ばっさい利用りよう花粉かふんすくないかぶへのえがすすめられている[29]。ただしこれにはきわめてなが期間きかんがかかるとかんがえられており、あわせて花粉かふん飛散ひさん防止ぼうしざいなど花粉かふん飛散ひさん抑制よくせい技術ぎじゅつ開発かいはつすすめられている[29]

名称めいしょう

[編集へんしゅう]

「スギ」のは、真直まっすぐに成長せいちょうする、「直木なおき(すぐき)」に由来ゆらいするとされることがおおい(貝原かいばら益軒えきけん大和やまと本草ほんぞう』、新井あらい白石はくせきあずまみやび』など)[17][16][118]。ただし、古代こだいにおいて「ただし(すぐ)」のみはなかったことから、このせつ後世こうせい付会ふかいともされる[118]。そのせつとして、成長せいちょうはやい「すくすくそだ」(「すくすく」という擬態語ぎたいご古代こだいからあった)に由来ゆらいするとするせつ(『大言たいげんうみ』など)、うえすすのぼる「すすむ (すすき)」に由来ゆらいするとするせつほんきょ宣長のりなが古事記こじきでん』など)、「ス(ほそせた)」に由来ゆらいするとするせつ狩谷かりやわきとき箋注倭名わみょう類聚るいじゅうしょう』など)がある[118]

漢字かんじの「すぎ」は、日本にっぽんではスギのことをすが、もともと中国ちゅうごくではコウヨウザンヒノキ)のことをし、中国ちゅうごくではスギは「やなぎすぎ」とばれる[9]。またスギは「椙」とも表記ひょうきされるが、これは日本にっぽん国字こくじである[254]

スギは、ふるくは「マキ(真木まきまきまき)」ともよばれた[16]。マキは立派りっぱのことであり、スギのほかコウヤマキコウヤマキ)、イヌマキマキ)、ヒノキヒノキ)を意味いみすることもある[12][13][11]

日本にっぽんではスギは代表だいひょうてき針葉樹しんようじゅであるため、系統けいとうてきにスギにきんえんではない針葉樹しんようじゅが「…スギ」と名付なづけられたれいがあり、レバノンスギヒマラヤスギマツ)、ナンヨウスギナンヨウスギ)などがある[19]。また、その外形がいけいなどがスギにている植物しょくぶつに「スギ」がされていることもあり、スギゴケスギゴケ)やスギランマンネンスギヒカゲノカズラ)、スギナトクサ)、クサスギカズラキジカクシ)、ミズスギナミソハギ)、スギナモオオバコ)などがある[255]。また、アズキナシバラ)をカタスギとぶこともある[256]スギノリすぎ海苔のり)は、スギのがたのようなかたちをした真正しんしょうくれないつなぞくする海藻かいそうである[257]

分類ぶんるい

[編集へんしゅう]

中国ちゅうごく南部なんぶ浙江せっこうしょう天目山てんもくざん)、福建ふっけんしょう南平なべら)、江西えにししょういおりやま)、四川しせんしょう雲南うんなんしょうにはカワイスギとよばれるスギぞく植物しょくぶつ分布ぶんぷしており[258]、スギとは別種べっしゅCryptomeria fortunei Hooibr. ex Billain (1853))とされることもあるが[259]、ふつうスギの変種へんしゅCryptomeria japonica var. sinensis Miq. (1870))とされる[18][260][261]形態けいたいてきには、ほそいちじるしくうちきょくし、ゆうだまはな基部きぶよりもみじかく、たねうろこ先端せんたん歯牙しががあまりとがらず、はてうろこやく20でそれぞれ2種子しゅしをつけるてん基準きじゅん変種へんしゅCryptomeria japonica var. japonica)とことなるとされる[18][19]。しかし、形態けいたいてきおよび遺伝いでんてきには日本にっぽん分布ぶんぷするスギの変異へんいないふくまれるともされ、分類ぶんるいがくてきけないこともあり、また中国ちゅうごく分布ぶんぷするものは自生じせいではなくうえ栽起げんとされることもある[6][262][263][43]

日本にっぽん太平洋たいへいようがわ日本海にほんかいがわのスギでは、形態けいたいてき生態せいたいてきことなる傾向けいこうがあり、太平洋たいへいようがわのものはオモテスギおもてすぎ)、日本海にほんかいがわのものはウラスギうらすぎ)とよばれる[17][9][22][264][265][266]。ウラスギは、下部かぶふとしえだゆきをかぶってもれずにがり、接地せっちした部分ぶぶんから発根はっこんしてあたらしいかぶ形成けいせいする[18][9]。またオモテスギにくらべて、かぶなどから萌芽ほうがしやすい、枝葉えだは密生みっせいしてせま円錐えんすいがた樹冠じゅかんふとしえだ下向したむき、樹皮じゅひ赤褐色せきかっしょくたて細長ほそなが剥離はくり小型こがたひらけせまい、たまはて付属ふぞくへんみじか全体ぜんたいまるみをびる、低温ていおん乾燥かんそうよわいなどの傾向けいこうがある[17][9][19][59]京都大学きょうとだいがく芦生あしおい研究けんきゅうりん採集さいしゅうされた典型てんけいてきなウラスギの標本ひょうほんもとに、変種へんしゅアシウスギ芦生あしおいすぎ; Cryptomeria japonica var. radicans Nakai (1941)[6])として命名めいめいされたが、2023ねん現在げんざいでは品種ひんしゅCryptomeria japonica f. radicans (Nakai) Sugim. & Muroi (1961))としてあつかわれることがおお[17][18][267]。この場合ばあい、オモテスギは基準きじゅん品種ひんしゅCryptomeria japonica f. japonica)となる。また遺伝いでんてき調査ちょうさからも、日本にっぽんさんのスギがオモテスギけいとウラスギけいかれること、さらに前者ぜんしゃ屋久島やくしま集団しゅうだん本島ほんとう集団しゅうだんから、後者こうしゃ北部ほくぶの2集団しゅうだん南部なんぶの5集団しゅうだんからそれぞれなることがしめされている[42]

上記じょうきのように、一般いっぱんてきにスギはスギぞく唯一ゆいいつ現生げんなましゅとされる。スギぞくは、ふつうスギ分類ぶんるいされていた[16][17]。しかし分子ぶんし系統けいとうがくてき研究けんきゅうによりスギとヒノキけられないことがしめされ、21世紀せいきになるとスギヒノキふくめられるようになり、スギぞくはヒノキ分類ぶんるいされるようになった[18][6]現生げんなまのヒノキなかでは、スギぞくスイショウぞくヌマスギぞくきんえんであり、この3ぞくあわせてスギTaxodioideae)に分類ぶんるいされる[2]

スギぞく化石かせき記録きろくはじめしんさかのぼり、カムチャッカ半島はんとうから Cryptomeria kamtschatica報告ほうこくされている[43][268][258]中新ちゅうしんから鮮新には、ユーラシアなか緯度いどから高緯度こういど地域ちいきに、おおくはないがひろ分布ぶんぷしていたとかんがえられている[43][268]。ヨーロッパ中部ちゅうぶでは、湿地しっち植生しょくせい構成こうせいしていた[27]。やがて分布ぶんぷ縮小しゅくしょうし、現在げんざいでは自生じせいのものは日本にっぽん中国ちゅうごく南部なんぶ(または前者ぜんしゃのみ)にのこっている[27]

ひょう1. スギぞく分類ぶんるいの1れい[258][269]

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく

[編集へんしゅう]
  1. ^ イチイなどとともにヒノキ分類ぶんるいされるが[2][3]マツ(およびグネツムるい)をくわえた広義こうぎのマツ(Pinales)に分類ぶんるいすることもある[4]
  2. ^ a b スギはふつうスギ分類ぶんるいされていた[16][17]。しかし21世紀せいきになるとスギヒノキふくめられるようになり、スギはヒノキ分類ぶんるいされるようになった[18][6]
  3. ^ 2023ねん現在げんざい独立どくりつ分類ぶんるいぐんとしてみとめていることもおお[8]
  4. ^ "雄花おばな"ともよばれるが、厳密げんみつにははなではなくしょう胞子ほうし嚢穂ゆうせい胞子ほうし嚢穂)とされる[30]ゆうだまはなのほか、ゆうせいだまはなゆうせいだまはてともよばれる[31][32]
  5. ^ "雌花めばな"ともよばれるが、厳密げんみつにははなではなくだい胞子ほうし嚢穂めすせい胞子ほうし嚢穂)とされる[30][31]送受そうじゅ段階だんかい胞子ほうし嚢穂はっきゅうはなとよばれ、成熟せいじゅく種子しゅしをつけただい胞子ほうし嚢穂は下記かきのようにたまはてとよばれる[31]

出典しゅってん

[編集へんしゅう]
  1. ^ Thomas, P., Katsuki, T. & Farjon, A. (2013ねん). “Cryptomeria japonica”. The IUCN Red List of Threatened Species 2009. IUCN. 2023ねん12月15にち閲覧えつらん
  2. ^ a b c Stevens, P. F. (2001 onwards). “Cupressales”. Angiosperm Phylogeny Website. 2023ねん2がつ20日はつか閲覧えつらん
  3. ^ 米倉よねくら浩司こうじ邑田むらたひとし (2013). 維管たば植物しょくぶつ分類ぶんるいひょう. きたたかしかん. p. 44. ISBN 978-4832609754 
  4. ^ 大場おおば秀章ひであき (2009). 植物しょくぶつ分類ぶんるいひょう. アボックしゃ. p. 18. ISBN 978-4900358614 
  5. ^ 米倉よねくら浩司こうじ梶田かじたただし (2003-). “Cryptomeria japonica (L.f.) D.Don”. BG Plants 和名わみょう学名がくめいインデックス(YList). 2023ねん4がつ29にち閲覧えつらん
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw Cryptomeria japonica”. Plants of the World Online. Kew Botanical Garden. 2023ねん12月16にち閲覧えつらん
  7. ^ 米倉よねくら浩司こうじ梶田かじたただし (2003-). “Cryptomeria fortunei”. BG Plants 和名わみょう学名がくめいインデックス(YList). 2022ねん12月29にち閲覧えつらん
  8. ^ a b 米倉よねくら浩司こうじ梶田かじたただし (2003-). “Cryptomeria japonica var. sinensis”. BG Plants 和名わみょう学名がくめいインデックス(YList). 2022ねん12月29にち閲覧えつらん
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc bd be bf bg bh bi bj bk bl bm bn "スギ(すぎ)". 日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ). コトバンクより2023ねん12月16にち閲覧えつらん
  10. ^ "須疑". 動植物どうしょくぶつめいよみかた辞典じてん 普及ふきゅうばん. コトバンクより2024ねん2がつ2にち閲覧えつらん
  11. ^ a b 真木まき. コトバンクより2023ねん12月16にち閲覧えつらん
  12. ^ a b まき. コトバンクより2023ねん12月16にち閲覧えつらん
  13. ^ a b まき. コトバンクより2023ねん12月16にち閲覧えつらん
  14. ^ Japanese cedar”. Britanica. 2024ねん2がつ3にち閲覧えつらん
  15. ^ 牧野まきの日本にっぽん植物しょくぶつ圖鑑ずかんきたたかしかん、1940ねん 
  16. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 中川なかがわしげるねん (2000). “スギ”. はな 合弁ごうべんはなたん子葉しよう裸子植物らししょくぶつ. やま渓谷社けいこくしゃ. pp. 612–615. ISBN 978-4635070058 
  17. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 鈴木すずき三男みつお (1997). “スギ”. 週刊しゅうかん朝日あさひ百科ひゃっか 植物しょくぶつ世界せかい 11. pp. 204–207. ISBN 9784023800106 
  18. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 大橋おおはしひろこう (2015). “スギぞく”. In 大橋おおはしひろこう, 門田かどた裕一ひろいち, 邑田むらたひとし, 米倉よねくら浩司こうじ, 木原きはらひろし (へん). 改訂かいてい新版しんぱん 日本にっぽん野生やせい植物しょくぶつ 1. 平凡社へいぼんしゃ. p. 38. ISBN 978-4582535310 
  19. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 濱谷はまや稔夫としおところ三男みつお飯島いいじま吉晴よしはる (1989). “スギ”. In 堀田ほったみつるほか. 世界せかい有用ゆうよう植物しょくぶつ事典じてん. 平凡社へいぼんしゃ. pp. 331–334. ISBN 9784582115055 
  20. ^ a b c d e f g h 田中たなかきよし (2011). っておきたい100の日本にっぽんらしをささえる樹木じゅもくたち. 主婦しゅふ友社ともしゃ主婦しゅふともベストBOOKS〉. pp. 108–109. ISBN 978-4-07-278497-6 
  21. ^ a b c はな脊の三本杉さんぼんすぎ じゅだか測定そくてい結果けっか”. 林野庁りんやちょう (2017ねん11月28にち). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  22. ^ a b c d e 平野ひらの隆久たかひさ監修かんしゅう 永岡書店ながおかしょてんへん (1997). “286”. 樹木じゅもくガイドブック. 永岡書店ながおかしょてん. p. 286. ISBN 4-522-21557-6 
  23. ^ a b c d 鈴木すずき庸夫みちお高橋たかはしふゆやすのべ尚文なおふみ (2014). 樹皮じゅひ冬芽とうが四季しきつうじて樹木じゅもく観察かんさつする 431しゅ. まことぶんどう新光しんこうしゃ〈ネイチャーウォチングガイドブック〉. p. 245. ISBN 978-4-416-61438-9 
  24. ^ a b c d e f g h i j k l 中川なかがわしげるねん (1994). “スギ”. 検索けんさく入門にゅうもん 針葉樹しんようじゅ. 保育ほいくしゃ. pp. 56–57. ISBN 978-4586310395 
  25. ^ スギヒノキのしん寿命じゅみょう(5がつ”. 森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょ 多摩たま森林しんりん科学かがくえん. 2023ねん12月27にち閲覧えつらん
  26. ^ a b 菊池きくち秀夫ひでお (1997). “スギはり冬季とうきにおける色調しきちょう遺伝いでん”. 森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょ研究けんきゅう報告ほうこく (374): 31-57. CRID 1050001338650822656. 
  27. ^ a b c d スギ”. 植物しょくぶつ図鑑ずかん. 筑波つくば実験じっけん植物しょくぶつえん. 2023ねん12月27にち閲覧えつらん
  28. ^ a b c d e f g h 横山よこやま敏孝としたか (1975). “スギにおけるはい形成けいせいたまはて成長せいちょう”. はやしためしけんほう (277): 1-20. CRID 1573668923884992128. 
  29. ^ a b c d e 森林しんりん林業りんぎょうとスギ・ヒノキ花粉かふんかんするQ&A”. 林野庁りんやちょう. 2023ねん12月28にち閲覧えつらん
  30. ^ a b 長谷部はせべひかりやすし (2020). 陸上りくじょう植物しょくぶつ形態けいたい進化しんか. はなぼう. p. 205. ISBN 978-4785358716 
  31. ^ a b c 清水しみずけん (2001). 図説ずせつ 植物しょくぶつ用語ようご事典じてん. 八坂やさか書房しょぼう. p. 260. ISBN 978-4896944792 
  32. ^ アーネスト M. ギフォードエイドリアンス S. フォスター『維管たば植物しょくぶつ形態けいたい進化しんか 原著げんちょだい3はん長谷部はせべひかりやすし鈴木すずきたけし植田うえだ邦彦くにひこ監訳かんやくぶんいち総合そうごう出版しゅっぱん、2002ねん4がつ10日とおか、332–484ぺーじISBN 4-8299-2160-9 
  33. ^ a b c d e 辻井つじい達一たついちぞく日本にっぽん樹木じゅもく中央公論ちゅうおうこうろんしんしゃ中公新書ちゅうこうしんしょ〉、2006ねん2がつ25にち、31 - 34ぺーじISBN 4-12-101834-6 
  34. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq 高桑たかくわすすむ (2012). “すぎ日本人にっぽんじんのつながりについて”. 京都女子大学きょうとじょしだいがく宗教しゅうきょう文化ぶんか研究所けんきゅうじょ 研究けんきゅう紀要きよう (25): 19-40. CRID 1050845762507665664. 
  35. ^ a b もり孝博たかひろ. “スギ精油せいゆ採取さいしゅ方法ほうほうおよびその成分せいぶん”. 岐阜ぎふけん森林しんりん研究所けんきゅうじょ. 2023ねん12月22にち閲覧えつらん
  36. ^ 宮越みやこし順二じゅんじ, 松原まつばら恵理えり, 成田なりた英二郎えいじろう, 小山こやましん, 清水しみず陽子ようこ & 川井かわい秀一ひでかず (2018). “スギ抽出ちゅうしゅつぶつによるねつショックタンパク発現はつげん誘導ゆうどう抑制よくせい効果こうか”. 薬学やくがく雑誌ざっし 138 (1): 97-106. 
  37. ^ 辻井つじい達一たついち日本にっぽん樹木じゅもく中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ中公新書ちゅうこうしんしょ〉、1995ねん4がつ25にち、43 - 47ぺーじISBN 4-12-101238-0 
  38. ^ a b c d e f g h スギ”. 北海道ほっかいどうりつ総合そうごう研究けんきゅう機構きこう 森林しんりん研究けんきゅう本部ほんぶ 林産りんさん試験場しけんじょう. 2023ねん12月27にち閲覧えつらん
  39. ^ a b 田中たなか淳夫あつお (2016ねん3がつ9にち). “スギ花粉かふん世界中せかいじゅうっていた!”. Yahoo!JAPANニュース. 2016ねん3がつ12にち閲覧えつらん
  40. ^ a b c 田島たじまただしけい (2002ねん5がつ1にち). “ポルトガル共和きょうわこくアゾレス諸島しょとうのスギ” (PDF). はやし育種いくしゅセンターだより(2000ねん1がつ. 林野庁りんやちょうはやし育種いくしゅセンター. p. 3. 2016ねん3がつ12にち閲覧えつらん
  41. ^ a b c 高桑たかくわすすむ (2013). “すぎから日本にっぽん列島れっとう森林しんりんについて”. 京都女子大学きょうとじょしだいがく宗教しゅうきょう文化ぶんか研究所けんきゅうじょ 研究けんきゅう紀要きよう (26): 69-92. CRID 1050282812552810496. 
  42. ^ a b 津村つむら義彦よしひこ (2012). “シリーズ: 日本にっぽん森林しんりん樹木じゅもく地理ちりてき遺伝いでん構造こうぞう (1) スギ (ヒノキスギぞく)”. 森林しんりん遺伝いでん育種いくしゅ 1 (1): 17-22. doi:10.32135/fgtb.1.1_17. 
  43. ^ a b c d Yabe, A., Jeong, E., Kim, K. & Uemura, K. (2019). “Oligocene–Neogene fossil history of Asian endemic conifer genera in Japan and Korea”. Journal of Systematics and Evolution 57 (2): 114-128. doi:10.1111/jse.12445. 
  44. ^ a b 中川なかがわしげるねん (1994). “3. 日本にっぽん針葉樹しんようじゅ”. 検索けんさく入門にゅうもん 針葉樹しんようじゅ. 保育ほいくしゃ. pp. 159–167. ISBN 978-4586310395 
  45. ^ a b c 田中たなか惣一そういち. “土砂どしゃ災害さいがいふせもりづくり”. 一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじんTOKYO WOOD普及ふきゅう協会きょうかい. 2023ねん12月28にち閲覧えつらん
  46. ^ 鈴木すずき和夫かずお福田ふくだ健二けんじ (2012). “スギぞく”. 図説ずせつ日本にっぽん樹木じゅもく. 朝倉書店あさくらしょてん. pp. 40–41. ISBN 978-4254171495 
  47. ^ 冨沢とみさわ日出夫ひでお丸山まるやま幸平こうへい (1993). “佐渡さどとうのスギ天然てんねんりんにおける実生みしょう更新こうしん可能かのうせい”. 日本にっぽんりん学会がっかい 75 (5): 460–462. doi:10.11519/jjfs1953.75.5_460. 
  48. ^ Suzuki, E. (1996). “The dynamics of old Cryptomeria japonica forest on Yakushima Island”. Tropics 6 (4): 421–428. doi:10.3759/tropics.6.421. 
  49. ^ 太田おおた敬之たかゆき杉田すぎた久志ひさし金指かなさし達郎たつお正木まさきたかし (2015). “スギ天然てんねんせいりんにおけるスギ実生みしょう分布ぶんぷ生存せいぞん出現しゅつげん基質きしつあいだ比較ひかく―”. 日本にっぽん森林しんりん学会がっかい 97 (1): 10–18. doi:10.4005/jjfs.97.10. 
  50. ^ Wang, B. & Qiu, Y. L. (2006). “Phylogenetic distribution and evolution of mycorrhizas in land plants”. Mycorrhiza 16 (5): 299-363. doi:10.1007/s00572-005-0033-6. 
  51. ^ はた邦彦くにひこ木本きもとりょう太郎たろう曽根そね晃一こういち (2018). “スギ成木なりきおよび実生みしょうにおけるアーバスキュラーきんきん感染かんせんりつぶし変化へんか”. 日本にっぽんりん学会がっかい 100 (1): 3–7. doi:10.4005/jjfs.100.3. 
  52. ^ Lee, I. K. (1963). “Ecological studies on Pinus densiflora forest 1. Effect of plant substances on the floristic composition of the undergrowth”. Bot. Mag. Tokyo 76 (905): 400-413. doi:10.15281/jplantres1887.76.400. 
  53. ^ 高橋たかはしあきらあきらわし章宏あきひろ浅野あさの義人よしひと小林こばやしいたるあきら (1998). “木本もくほんるいにおけるかん作用さよう”. ランドスケープ研究けんきゅう 62 (5): 525–528. doi:10.5632/jila.62.525. 
  54. ^ 岡部おかべひろしあき (1994). “そとせいきんきん生活せいかつ様式ようしき (共生きょうせい土壌どじょう菌類きんるい植物しょくぶつ生育せいいく)”. 微生物びせいぶつ 24: 15–24. doi:10.18946/jssm.44.0_15. 
  55. ^ 澤田さわだ智志さとし加藤かとう秀正ひでまさ (1991). “スギおよびヒノキりんはやしよわい土壌どじょうちゅう塩基えんき蓄積ちくせきとの関係かんけい”. 日本にっぽん土壌どじょう肥料ひりょうがく雑誌ざっし 62 (1): 49–58. doi:10.20710/dojo.62.1_49. 
  56. ^ たいら英彰ひであき (1994). “タテヤマスギの更新こうしん形態けいたいについて”. 日本にっぽんりん学会がっかい 76 (6): 547–552. doi:10.11519/jjfs1953.76.6_547. 
  57. ^ 川尻かわじり秀樹ひでき安江やすえたもつみん大橋おおはし英雄ひでお中川なかがわはじめ (1989). “岐阜ぎふけん板取いたどりむらのカブスギ集団しゅうだん実態じったい”. 日本にっぽんりん学会がっかい 71 (5): 204–208. doi:10.11519/jjfs1953.71.5_204. 
  58. ^ 酒井さかいあきら (1977). “植物しょくぶつ積雪せきせつたいする適応てきおう”. 低温ていおん科学かがく生物せいぶつへん 34: 47–78. hdl:2115/17828. 
  59. ^ a b 武藤むとうあつし堀内ほりうち孝雄たかお (1974). “スギ種子しゅし産地さんち寒害かんがい抵抗ていこうせい”. 日本にっぽんりん学会がっかい 56 (6): 210–215. doi:10.11519/jjfs1953.56.6_210. 
  60. ^ 石沢いしざわすすむ (1985). “植物しょくぶつ分布ぶんぷ積雪せきせつ新潟にいがたけんおよびその周辺しゅうへん地域ちいきについて―”. 芝草しばくさ研究けんきゅう 14 (1): 10–23. doi:10.11275/turfgrass1972.14.10. 
  61. ^ 中静なかしずかとおる (2003). “冷温れいおんたいりんはらせい中間なかま温帯おんたいろん”. 植生しょくせい研究けんきゅう 11 (2): 39–43. doi:10.34596/hisbot.11.2_39. 
  62. ^ a b 大庭おおば喜八郎きはちろう (1972). “メアサ, キリシマメアサおよびアオスギのミドリスギ劣性れっせい遺伝子いでんし”. 日本にっぽんりん学会がっかい 54 (1): 1–5. doi:10.11519/jjfs1953.54.1_1. 
  63. ^ 向井むかいゆずる (2004). “低温ていおん条件下じょうけんか樹木じゅもくけるひかりストレスとその防御ぼうぎょ機能きのう”. 日本にっぽんりん学会がっかい 86 (1): 48–53. doi:10.11519/jjfs1953.86.1_48. 
  64. ^ 丸田まるた恵美子えみこ中野なかの隆志たかし (1999). “中部ちゅうぶ山岳さんがく地域ちいき高山こうざんたい針葉樹しんようじゅ環境かんきょうストレス (<特集とくしゅう>中部ちゅうぶ山岳さんがく地域ちいき高山こうざん高山こうざんたいにおける植物しょくぶつ群落ぐんらく現状げんじょう将来しょうらい)”. 日本にっぽん生態せいたい学会がっかい 49 (3): 293–300. doi:10.18960/seitai.49.3_293. 
  65. ^ 宇梶とくはら登志とし彦 (2007). “Expressed sequence tags (EST)から樹木じゅもく越冬えっとう戦略せんりゃく”. 日本にっぽん生態せいたい学会がっかい 57 (1): 89–99. doi:10.18960/seitai.57.1_89. 
  66. ^ 青木あおき正則まさのり石川いしかわ春彦はるひこ (1971). “スギ品種ひんしゅたい塩性えんせい差異さいについて”. 日本にっぽんりん学会がっかい 53 (4): 108–112. doi:10.11519/jjfs1953.53.4_108. 
  67. ^ 津村つむら義彦よしひこ (2012). “日本にっぽん森林しんりん樹木じゅもく地理ちりてき遺伝いでん構造こうぞう(1)スギ(ヒノキスギぞく)”. 森林しんりん遺伝いでん育種いくしゅ 1 (1): 17–22. doi:10.32135/fgtb.1.1_17. 
  68. ^ a b c 日本にっぽん植物しょくぶつ病名びょうめいデータベース”. 農業のうぎょう生物せいぶつ資源しげんジーンバンク. 2023ねん9がつ12にち閲覧えつらん
  69. ^ a b c 窪野くぼの高徳こうとく & 市原いちはらゆう (2004). “スギえだ枯菌かくびょうとスギ褐点えだ枯病の同根どうこん関係かんけい”. 日本にっぽんりん學會がっかい 86 (2): 164-167. doi:10.11519/jjfs1953.86.2_164. 
  70. ^ a b c d e f g h i j k 森林しんりん生物せいぶつ情報じょうほうデータ一覧いちらん”. 森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょ. 2023ねん12月22にち閲覧えつらん
  71. ^ 自然しぜん探訪たんぼう2019ねん9がつ スギの大敵たいてきあか枯病―”. 森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょ (2019ねん9がつ2にち). 2023ねん1がつ3にち閲覧えつらん
  72. ^ a b 安藤あんどうひろしもえ & 升屋ますや勇人はやと「スギあか枯病研究けんきゅう現状げんじょう課題かだい」『日本にっぽん森林しんりん学会がっかいだい102かんだい1ごう、2020ねん、44-53ぺーじdoi:10.4005/jjfs.102.44 
  73. ^ a b スギみぞくさやまい”. 森林しんりん生物せいぶつ情報じょうほうデータ一覧いちらん. 森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょ. 2023ねん12月16にち閲覧えつらん
  74. ^ あか枯性みぞくさやまい”. 千葉ちばけん. 2023ねん12月16にち閲覧えつらん
  75. ^ さいわい由利香ゆりか, 寺嶋てらしま芳江よしえ, 岩澤いわさわ勝巳かつみ, 福島ふくしま成樹しげき & 遠藤えんどう良太りょうた (2014). “あか枯性みぞくさやまい病原菌びょうげんきんチャアナタケモドキにかんする最近さいきん知見ちけん”. 千葉ちばけん農林のうりん総合そうごう研究けんきゅうセンター研究けんきゅう報告ほうこく 6: 125-131. CRID 1050001338752513408. 
  76. ^ a b c スギ黒点こくてんえだ枯病”. 森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょ 九州きゅうしゅう支所ししょ. 2023ねん12月22にち閲覧えつらん
  77. ^ 古野ふるのひがししゅう中井なかいいさむ里見さとみ武志たけし (1993). “スギドクガに食害しょくがいされたスギの生育せいいく”. 日本にっぽんりん学会がっかい関西かんさい支部しぶろん文集ぶんしゅう 2: 193–196. doi:10.20660/safskansai.2.0_193. 
  78. ^ 柴田しばたあきら弌・西口にしぐちようかん (1980). “だい発生はっせいのスギドクガ幼虫ようちゅう密度みつど被害ひがいりょうについて”. 日本にっぽんりん学会がっかい 60 (2): 398–401. doi:10.11519/jjfs1953.62.10_398. 
  79. ^ a b c d e f g スギの害虫がいちゅう”. 北海道ほっかいどうりつ総合そうごう研究けんきゅう機構きこう 森林しんりん研究けんきゅう本部ほんぶ 林業りんぎょう試験場しけんじょう (2011ねん8がつ22にち). 2023ねん12月22にち閲覧えつらん
  80. ^ 柴田しばたあきら弌 (2002). “スギカミキリのスギ樹幹じゅかん利用りよう様式ようしき(<特集とくしゅう>穿孔せんこうせい昆虫こんちゅう樹幹じゅかん利用りよう様式ようしき)”. 日本にっぽん生態せいたい学会がっかい 52 (1): 59–62. doi:10.18960/seitai.52.1_59. 
  81. ^ 伊藤いとう賢介けんすけ (2002). “スギカミキリにたいするスギの抵抗ていこうせい反応はんのう(<特集とくしゅう>穿孔せんこうせい昆虫こんちゅう樹幹じゅかん利用りよう様式ようしき)”. 日本にっぽん生態せいたい学会がっかい 52 (1): 63–68. doi:10.18960/seitai.52.1_63. 
  82. ^ 斎藤さいとうたい (1960). ““とびくされ”にひらけがかりのある3しゅのカミキリムシ”. 日本にっぽんりん学会がっかい 42 (12): 454–457. doi:10.11519/jjfs1953.42.12_454. 
  83. ^ 長島ながしま啓子けいこ土田つちたりょうふとし岡本おかもと宏之ひろゆき高田たかだ研一けんいち田中たなか和博かずひろ (2014). “三重みえけん大台おおだいまちにおけるスギノアカネトラカミキリ被害ひがい立地りっち環境かんきょうおよび成長せいちょうとの関係かんけい立地りっち環境かんきょうもとづく林業りんぎょう適地てきち抽出ちゅうしゅつにむけて―”. 日本にっぽん森林しんりん学会がっかい 96 (6): 308–314. doi:10.4005/jjfs.96.308. 
  84. ^ a b c 「スギ原木げんぼく加害かがいする穿孔せんこうせい昆虫こんちゅう防除ぼうじょ手引てび”. 富山とやまけん農林のうりん水産すいさん総合そうごう技術ぎじゅつセンター 森林しんりん研究所けんきゅうじょ. 2023ねん12月22にち閲覧えつらん
  85. ^ スギザイノタマバエ”. 森林しんりん総合そうごう研究所けんきゅうじょ 九州きゅうしゅう支所ししょ. 2023ねん12月22にち閲覧えつらん
  86. ^ 石川いしかわただし & 守屋もりやしげるいち (2019). “日本にっぽんさんチャバネアオカメムシるい最新さいしん分類ぶんるい”. 植物しょくぶつ防疫ぼうえき 73 (4): 220-224. 
  87. ^ 佐藤さとうたいらのり, 伊藤いとう松男まつお & かしわみのる (1981). “スギ採種さいしゅえんにおけるたまはて害虫がいちゅう防除ぼうじょ”. 岩手いわてけん林業りんぎょう試験場しけんじょう成果せいか報告ほうこく (14): 7-13. CRID 1050564288530934912. 
  88. ^ 片桐かたぎり奈々なな. “スギ・ヒノキのだい害虫がいちゅうカメムシ”. 岐阜ぎふけん森林しんりん研究所けんきゅうじょ. 2023ねん12月22にち閲覧えつらん
  89. ^ 大橋おおはし章博あきひろ. “たまはて果樹かじゅ害虫がいちゅう チャバネアオカメムシ”. 岐阜ぎふけん森林しんりん研究所けんきゅうじょ. 2023ねん12月22にち閲覧えつらん
  90. ^ 岡本おかもと卓也たくや. “皮剥かわはぎの見分みわかた”. 岐阜ぎふけん森林しんりん研究所けんきゅうじょ. 2023ねん12月21にち閲覧えつらん
  91. ^ a b 京都きょうとすぎたか日本一にっぽんいち 62.3メートルと確認かくにん. 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん. (2017ねん11月28にち). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23992330Y7A121C1AC8000/ 
  92. ^ 大場おおば秀章ひであき (1997). “「縄文じょうもんすぎ」はなんさい?”. 週刊しゅうかん朝日あさひ百科ひゃっか 植物しょくぶつ世界せかい 11. p. 206. ISBN 9784023800106 
  93. ^ Cryptomeria japonica”. The Gymnosperm Database. 2023ねん12月22にち閲覧えつらん
  94. ^ a b c d e 屋久やくすぎってなあに?”. 屋久やくすぎ自然しぜんかん. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  95. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc bd be bf bg bh bi 日本にっぽん全国ぜんこくすぎ”. 森林しんりん林業りんぎょう学習がくしゅうかん. 2023ねん12月23にち閲覧えつらん
  96. ^ a b c d e f g h i j k l m 屋久やくすぎ巨樹きょじゅ著名ちょめい”. 屋久やくすぎ自然しぜんかん. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  97. ^ a b くに指定してい文化財ぶんかざいとうデータベース”. 文化庁ぶんかちょう. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  98. ^ 文化ぶんか遺産いさんデータベース”. 文化ぶんか遺産いさんオンライン. 文化庁ぶんかちょう. 2024ねん2がつ22にち閲覧えつらん
  99. ^ a b c d e f g h i j k 鈴木すずき三男みつお (1997). “スギざい利用りよう文化ぶんか”. 週刊しゅうかん朝日あさひ百科ひゃっか 植物しょくぶつ世界せかい 11. pp. 211–212. ISBN 9784023800106 
  100. ^ a b c d e f g h スギ すぎ、椙”. 木材もくざい種類しゅるい特性とくせい. 一般いっぱん財団ざいだん法人ほうじん 日本にっぽん木材もくざい総合そうごう情報じょうほうセンター. 2023ねん12月23にち閲覧えつらん
  101. ^ a b c d e f スギ(すぎ”. 東京とうきょう木材もくざい問屋とんや協同きょうどう組合くみあい. 2023ねん12月23にち閲覧えつらん
  102. ^ 藤原ふじわら新二しんじ岩神やがみ正朗まさお (1988)スギおよびヒノキざいなまざい含水りつ. 高知大学こうちだいがく学術がくじゅつ研究けんきゅう報告ほうこく37, pp. 169 - 178. hdl:10126/1885
  103. ^ 中田なかたりょう (2014) 樹木じゅもくのwetwood 現象げんしょう定義ていぎ, 木材もくざい学会がっかい60(2), pp. 63 - 79. doi:10.2488/jwrs.60.63
  104. ^ 中田なかたりょう, 藤沢ふじさわ義武よしたけ, 平川ひらかわ泰彦やすひこ, 山下やました香菜かな: スギのなまざい含水りつ個体こたいないじゅだか方向ほうこうでの変化へんか. 木材もくざい学会がっかい 44(6):395–402 (1998)
  105. ^ a b c スギ”. 木材もくざい図鑑ずかん. 府中ふちゅう家具かぐ工業こうぎょう協同きょうどう組合くみあい. 2024ねん2がつ16にち閲覧えつらん
  106. ^ a b c 中川なかがわしげるねん (1994). “5. ひと生活せいかつとのかかわり”. 検索けんさく入門にゅうもん 針葉樹しんようじゅ. 保育ほいくしゃ. pp. 174–183. ISBN 978-4586310395 
  107. ^ 大脇おおわききよし隠岐おき山陰さんいん沿岸えんがん民俗みんぞく隠岐おき出雲いずもいらか紀行きこう : すぎがわきとひだり桟瓦・いししゅうかわら」『民俗みんぞく文化ぶんかだい23ごう近畿大学きんきだいがく民俗みんぞくがく研究所けんきゅうじょ、2011ねん6がつ、1-80ぺーじCRID 1050001202545583744ISSN 09162461 
  108. ^ a b "しゅりん". デジタル大辞泉だいじせん. コトバンクより2023ねん12月25にち閲覧えつらん
  109. ^ a b 新酒しんしゅ完成かんせいで「すぎたまえ 飛騨ひだ酒造しゅぞう会社かいしゃ”. 岐阜ぎふ NEWS WEB. NHK (2023ねん11月1にち). 2023ねん12月25にち閲覧えつらん
  110. ^ a b c 酒蔵さかぐらにあるすぎたま、どんな意味いみすぎたま意味いみ由来ゆらいについて”. さけみづき. さわづる株式会社かぶしきがいしゃ (2022ねん11月4にち). 2023ねん12月25にち閲覧えつらん
  111. ^ a b 線香せんこうかおり(におい)はなにがある?けむりすくないお線香せんこうからおすすめひんまで紹介しょうかい”. お仏壇ぶつだんのはせがわ (2022ねん5がつ11にち). 2023ねん12月23にち閲覧えつらん
  112. ^ 久田ひさたよしじゅん. “スギのオガ使つかったキノコ栽培さいばいについて”. 岐阜ぎふけん森林しんりん研究所けんきゅうじょ. 2023ねん12月22にち閲覧えつらん
  113. ^ スギヒラタケ”. 林野庁りんやちょう. 2023ねん12月23にち閲覧えつらん
  114. ^ 酒井さかいあつしいち (2023ねん4がつ20日はつか). “花粉かふんしょうすぎ鉄砲てっぽう”. 農業のうぎょう共同きょうどう組合くみあい新聞しんぶん. 農協のうきょう協会きょうかい. 2023ねん12月23にち閲覧えつらん
  115. ^ 中川なかがわしげるねん & かず敏雄としお (1983). “神奈川かながわけん林業りんぎょう試験場しけんじょう樹木じゅもくえん目録もくろく”. 神奈川かながわけん林業りんぎょう試験場しけんじょう研究けんきゅう報告ほうこく (9): 59-77. CRID 1520291855754482688. 
  116. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y 渡邊わたなべ定元さだもと (1997). “スギの林業りんぎょう”. 週刊しゅうかん朝日あさひ百科ひゃっか 植物しょくぶつ世界せかい 11. pp. 210–211. ISBN 9784023800106 
  117. ^ a b c d 日本にっぽん林業りんぎょう現状げんじょう”. 森林しんりん林業りんぎょう学習がくしゅうかん. 2023ねん12月28にち閲覧えつらん
  118. ^ a b c d つなもと逸雄いつお (2014). すぎ語源ごげん. 月刊げっかん すぎ webばん 100. http://www.m-sugi.com/100/m-sugi_100_tsunamoto.htm. 
  119. ^ みちみなみスギの利用りよう促進そくしんけた検討けんとうかい報告ほうこくしょ”. 北海道ほっかいどう林業りんぎょう木材もくざい産業さんぎょう対策たいさく協議きょうぎかい. 2022ねん6がつ16にち閲覧えつらん
  120. ^ 榎本えのもと善夫よしお (1949). “挿スギにられたおよび癒傷組織そしき発達はったつ林業りんぎょう品種ひんしゅによる差異さいいて”. 東京大学とうきょうだいがく農学部のうがくぶ演習えんしゅうりん報告ほうこく 37: 11–18. hdl:2261/23336. 
  121. ^ 宮島みやじまひろし (1951). “スギの挿木さしきける発根はっこん品種ひんしゅとの関係かんけいに就て”. 九州大學きゅうしゅうだいがく農學部のうがくぶ學藝がくげい雜誌ざっし 13 (1/4): 277–281. doi:10.15017/21238. 
  122. ^ 石川いしかわ広隆ひろたか田中たなか郁太郎いくたろう (1970). “発根はっこん困難こんなんなスギしらげえいじゅのさしおよぼすインドール酪酸の効果こうか”. 日本にっぽんりん学会がっかい 52 (3): 99–101. doi:10.11519/jjfs1953.52.3_99. 
  123. ^ 大山おおやま浪雄なみお上中かみなか久子ひさこ (1970). “発根はっこん困難こんなんなスギ,ヒノキのしらげえいじゅのさしたいするエクベロン(インドール酪酸)の効果こうか”. 日本にっぽんりん学会がっかい 52 (12): 374–376. doi:10.11519/jjfs1953.52.12_374. 
  124. ^ 阿部あべ正博まさひろ今井いまいもとせい島田しまだ一美かずみ (1957). “電熱でんねつ温床おんしょうによるスギろうれいじゅさし試験しけん”. 日本にっぽんりん学会がっかい 39 (6): 245–248. doi:10.11519/jjfs1953.39.6_245. 
  125. ^ 武田たけだ英文ひでふみ (1971). “つてねつ温床おんしょうによる秋田あきたスギさし試験しけん (会員かいいん研究けんきゅう発表はっぴょう講演こうえん)”. 日本にっぽんりん學會がっかい北海道ほっかいどう支部しぶ講演こうえんしゅう 19: 99–102. doi:10.24494/jfshc.19.0_99. 
  126. ^ 宮下みやした智弘ともひろ (2007). “ゆき地帯ちたいうえ栽されたスギなえ実生みしょうなえようよわいにおける成育せいいく特性とくせい比較ひかく”. 日本にっぽん森林しんりん学会がっかい 89 (6): 369–373. doi:10.4005/jjfs.89.369. 
  127. ^ a b 北山きたやますぎstory”. 京都きょうと北山きたやま丸太まるた生産せいさん協同きょうどう組合くみあい. 2023ねん12月30にち閲覧えつらん
  128. ^ 国産こくさんざい総合そうごう情報じょうほうかん”. 株式会社かぶしきがいしゃエコリフォーム. 2023ねん12月23にち閲覧えつらん
  129. ^ ひがしすぎ”. 株式会社かぶしきがいしゃエコリフォーム. 2024ねん1がつ27にち閲覧えつらん
  130. ^ 飛騨ひだすぎ”. 株式会社かぶしきがいしゃエコリフォーム. 2024ねん1がつ27にち閲覧えつらん
  131. ^ 村山むらやまただしおや村山むらやま元春もとはる (2020). “スギ”. 新版しんぱん原色げんしょく木材もくざいだい事典じてん200しゅ日本にっぽんはい木材もくざい基礎きそ知識ちしき網羅もうらした決定けっていばん. まことぶんどう新光しんこうしゃ. pp. 12–15. ISBN 978-4416620168 
  132. ^ 紀州きしゅうすぎ”. 株式会社かぶしきがいしゃエコリフォーム. 2024ねん1がつ27にち閲覧えつらん
  133. ^ 八郎はちろうすぎ”. 広島ひろしまけん. 2024ねん1がつ27にち閲覧えつらん
  134. ^ 徳島とくしますぎ”. 株式会社かぶしきがいしゃエコリフォーム. 2024ねん1がつ27にち閲覧えつらん
  135. ^ 相生あいおいすぎ”. 株式会社かぶしきがいしゃエコリフォーム. 2024ねん1がつ27にち閲覧えつらん
  136. ^ 山岸やまぎし健三けんぞう. “うつくしいスギ・ヒノキりんが「みどり砂漠さばく」って、どういうこと?”. 名城大学めいじょうだいがく. 2023ねん12月28にち閲覧えつらん
  137. ^ カメろう. “のんびり移住いじゅう生活せいかつ日誌にっし”. Firlder 69: 9. 
  138. ^ 保安ほあんりん種類しゅるいべつ指定してい目的もくてき”. 林野庁りんやちょう. 2023ねん12月28にち閲覧えつらん
  139. ^ 森林しんりん適切てきせつ整備せいび保全ほぜん”. 林野庁りんやちょう. 2023ねん12月28にち閲覧えつらん
  140. ^ 本山もとやま芳裕よしひろ (1996). “水源すいげん地域ちいき森林しんりん整備せいびについて”. 水利すいり科学かがく 40 (2): 1-16. doi:10.20820/suirikagaku.40.2_1. 
  141. ^ 水源すいげんりん造成ぞうせい事業じぎょうほどこせぎょう指針ししん”. 森林しんりん整備せいびセンター. 2023ねん12月28にち閲覧えつらん
  142. ^ かりじゅう昇一しょういち (1979). 樹木じゅもくけい図鑑ずかん. まことぶんどう新光しんこうしゃ 
  143. ^ 信州大学しんしゅうだいがく農学部のうがくぶ森林しんりん科学かがく教授きょうじゅ 北原きたはら曜 (2002ねん5がつ1にち). “土砂どしゃ災害さいがいつよ森林しんりんづくりにけて” (PDF). 長野ながのけん. p. 2. 2016ねん3がつ12にち閲覧えつらん
  144. ^ 藤山ふじやまひろし『プロがおしえる住宅じゅうたくうえ栽』学芸がくげい出版しゅっぱんしゃ、2010ねん、9ぺーじ 
  145. ^ 矢澤やざわだい (1936). “東京とうきょう近郊きんこうける防風ぼうふうりん分布ぶんぷかんする研究けんきゅう (1)”. 地理ちりがく評論ひょうろん 12 (1): 47–66. doi:10.4157/grj.12.47. }
  146. ^ おう聞・深町ふかまち加津かつえだ (2020). “砺波となみ平野へいやにおける典型てんけいてき屋敷やしきりん植物しょくぶつしょうおよび周囲しゅうい水系すいけい利用りよう”. 日本にっぽん緑化りょくかこう学会がっかい 46 (1): 154–157. doi:10.7211/jjsrt.46.154. 
  147. ^ 不破ふわただしひとし藤川ふじかわ昌樹まさき (2011). “栃木とちぎけん都賀つが地域ちいきにおける北方ほっぽうけい屋敷やしきりん原型げんけいとその変容へんよう実態じったい明治めいじどう版画はんが現状げんじょうとの比較ひかく分析ぶんせきもとづいて‐”. 日本にっぽん建築けんちく学会がっかい計画けいかくけいろん文集ぶんしゅう 76 (666): 1407–1414. doi:10.3130/aija.76.1407. 
  148. ^ "かきにゅう". デジタル大辞泉だいじせん. コトバンクより2024ねん2がつ7にち閲覧えつらん
  149. ^ 日光にっこうすぎ並木なみき街道かいどう”. 日光にっこう観光かんこう協会きょうかい. 2023ねん12月30にち閲覧えつらん
  150. ^ 元箱根もとはこねきゅう街道かいどうすぎ並木なみき”. 箱根はこねまち総合そうごう観光かんこう案内あんないしょ. 2023ねん12月30にち閲覧えつらん
  151. ^ 戸隠とがくし神社じんじゃおくしゃ参道さんどうすぎ並木なみき”. 長野ながの. 2023ねん12月30にち閲覧えつらん
  152. ^ 大澤おおさわあつしもり (1997). “ヒノキ”. 週刊しゅうかん朝日あさひ百科ひゃっか 植物しょくぶつ世界せかい 11. pp. 181–184. ISBN 9784023800106 
  153. ^ a b 万葉まんよう百科ひゃっか”. 奈良なら県立けんりつまんよう文化ぶんかかん. 2023ねん12月18にち閲覧えつらん
  154. ^ "けんすぎ". 精選せいせんばん 日本にっぽん国語こくごだい辞典じてん. コトバンクより2023ねん12がつ20日はつか閲覧えつらん
  155. ^ 市区しく町村ちょうそんのシンボル”. 都道府県とどうふけん市区しく町村ちょうそん. 2023ねん12月31にち閲覧えつらん
  156. ^ a b c d e かく都道府県とどうふけんのシンボル”. 全国ぜんこく知事ちじかい. 2023ねん12月23にち閲覧えつらん
  157. ^ a b c 北海道ほっかいどう道内どうないかく市町村しちょうそんはなをご紹介しょうかいします”. 北海道ほっかいどう. 2023ねん12月23にち閲覧えつらん
  158. ^ 知内しりうちまちのシンボル”. 知内しりうちまち. 2023ねん12月23にち閲覧えつらん
  159. ^ 陸前高田りくぜんたかたのプロフィール”. 陸前高田りくぜんたかた (2022ねん6がつ27にち). 2023ねん12月23にち閲覧えつらん
  160. ^ まち概要がいよう”. 雫石しずくいしまち (2022ねん6がつ27にち). 2023ねん12月23にち閲覧えつらん
  161. ^ まち概要がいよう”. 金ケ崎かねがさきまち (2022ねん6がつ27にち). 2023ねん12月23にち閲覧えつらん
  162. ^ まち概要がいよう”. 平泉ひらいずみまち. 2023ねん12月23にち閲覧えつらん
  163. ^ 住田すみたまちはなとり”. 2023ねん12月23にち閲覧えつらん
  164. ^ まち概要がいよう”. 山田やまだまち (2021ねん3がつ12にち). 2023ねん12月23にち閲覧えつらん
  165. ^ 登米とよねはな鳥木とりき”. 登米とよね. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  166. ^ まち概要がいよう”. 丸森まるもりまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  167. ^ まちあきらはな”. 涌谷わくやまち (2020ねん1がつ1にち). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  168. ^ 女川おながわ魅力みりょく”. 女川おながわまち観光かんこう協会きょうかい. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  169. ^ おがしのはな・とり・き・さかな”. 男鹿おが (2021ねん3がつ31にち). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  170. ^ あきらはな”. 大館おおだて. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  171. ^ あきらはな”. にかほ. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  172. ^ まち概要がいよう”. 五城目ごじょうめまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  173. ^ むらはなむらむらとりさだめる告示こくじ”. 上小阿仁かみこあにむら. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  174. ^ 東成瀬ひがしなるせむら概要がいよう”. 東成瀬ひがしなるせむら. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  175. ^ まちまさし概要がいよう”. 大江おおえまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  176. ^ むら概要がいよう”. 戸沢とさわむら. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  177. ^ の「あきら」・「はなとりさかな昆虫こんちゅう”. 喜多方きたかた (2016ねん1がつ4にち). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  178. ^ まちのシンボル”. はなわまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  179. ^ まちのすがた”. 石川いしかわまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  180. ^ 古殿ふるとのまちってどんなところ?”. 古殿ふるとのまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  181. ^ シンボル・歴史れきし”. 楢葉ならはまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  182. ^ まち概要がいよう”. 小野おのまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  183. ^ 紹介しょうかい”. 鹿沼かぬま. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  184. ^ 市貝いちかいまちはなとり”. 市貝いちかいまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  185. ^ あきら市民しみん憲章けんしょうはなとりについて”. 安中あんなか (2023ねん7がつ18にち). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  186. ^ まちのシンボル”. 下仁田しもにたまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  187. ^ むらはなとり”. 南牧なんもくむら. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  188. ^ むらのシンボル・憲章けんしょう”. 榛東しんとうむら. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  189. ^ 飯能はんのう紹介しょうかい”. 飯能はんのう. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  190. ^ まちはなまち”. 杉戸すぎとまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  191. ^ 山武さんぶあきら”. 山武さんぶ. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  192. ^ 杉並すぎなみのプロフィール”. 杉並すぎなみ. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  193. ^ 青梅おうめあきらはなとり”. 青梅おうめ (2019ねん10がつ28にち). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  194. ^ まちあきらはなとり”. 奥多摩おくたままち (2022ねん4がつ1にち). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  195. ^ 加茂かもあきらはな”. 加茂かも. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  196. ^ 阿賀あがまち概要がいよう”. 阿賀あがまち (2021ねん6がつ1にち). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  197. ^ はな花木はなきとりまりました。”. 砺波となみ (2018ねん3がつ26にち). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  198. ^ あきら指定してい花木はなき”. 小矢部おやべ (2023ねん3がつ6にち). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  199. ^ 立山たてやままち位置いち地形ちけい地理ちり”. 立山たてやままち (2023ねん3がつ6にち). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  200. ^ 加賀かがはなとり”. 加賀かが. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  201. ^ 勝山かちやまはな”. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  202. ^ 福島ふくしまけん池田いけだまち まちぜい要覧ようらん資料しりょうへん”. 池田いけだまち (2021ねん1がつ). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  203. ^ 山梨やまなしけん道志どうしむら議会ぎかい 議会ぎかい概要がいよう”. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  204. ^ シンボルの紹介しょうかい”. 須坂すざか. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  205. ^ 広報こうほうねば Vol.216”. 根羽ねばむら. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  206. ^ ようこそ!『健康けんこう文化ぶんか都市とし裾野すその”. 裾野すその. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  207. ^ まちあきら憲章けんしょう まちはなとりうた”. 東栄とうえいまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  208. ^ すぎ”. せき (2014ねん2がつ3にち). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  209. ^ まちあきら町民ちょうみん憲章けんしょう”. 関ケ原せきがはらまち (2023ねん2がつ27にち). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  210. ^ あきらはな”. 亀山かめやま (2021ねん3がつ23にち). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  211. ^ はなとり花木はなき指定してい”. 熊野くまの. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  212. ^ 新宮しんぐう紹介しょうかいはな”. 新宮しんぐう. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  213. ^ まち沿革えんかく概要がいよう”. 印南いなみまち (2023ねん6がつ27にち). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  214. ^ 古座川こざがわまちのシンボル”. 古座川こざがわまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  215. ^ 甲賀こうがはなとり”. 甲賀こうがまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  216. ^ まちのおしらせ 広報こうほうたが No.912”. 多賀たがまち (2023ねん8がつ). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  217. ^ まちはなとり”. 和束わづかまち (2021ねん4がつ1にち). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  218. ^ 紹介しょうかいはな”. 桜井さくらい (2022ねん3がつ1にち). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  219. ^ 下市しもいちまち概要がいよう”. 下市しもいちまち (20160-02-23). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  220. ^ 吉野よしのまち概要がいよう”. 吉野よしのまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  221. ^ 曽爾そにむら”. 曽爾そにむら. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  222. ^ 御杖みつえむらについて”. 御杖みつえむら (2023ねん4がつ1にち). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  223. ^ 黒滝くろたきむら”. 黒滝くろたきむら (2023ねん3がつ). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  224. ^ 広報こうほう てんかわ No.365”. 天川あまかわむら (2007ねん6がつ30にち). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  225. ^ 川上かわかみむらのプロフィール”. 川上かわかみむら. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  226. ^ むら概要がいよう”. 十津川とつかわむら. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  227. ^ まちのシンボル”. 豊能とよのまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  228. ^ 智頭ちずまちについて”. 智頭ちずまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  229. ^ まちの「はな」「」「とり”. 日野ひのまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  230. ^ まちあきらまちはなまち”. 隠岐おき島町しままち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  231. ^ 新庄しんじょうむら概要がいよう”. 新庄しんじょうむら. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  232. ^ むら概要がいよう”. 西粟倉にしあわくらむら. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  233. ^ 位置いち地勢ちせい歴史れきし沿革えんかくについて”. 神山かみやままち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  234. ^ まちまちあきらまちはなまち”. 久万高原くまこうげんまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  235. ^ 地勢ちせい概要がいよう”. 大豊おおとよまち (2015ねん6がつ15にち). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  236. ^ 土佐とさまち まちぜい要覧ようらん2021”. 土佐とさまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  237. ^ 田野たのまちのご紹介しょうかい”. 田野たのまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  238. ^ a b c d 高知こうち市町村しちょうそん便覧びんらん”. 高知こうちけん市町村しちょうそん振興しんこう協会きょうかい. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  239. ^ まち概要がいよう”. 篠栗ささぐりまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  240. ^ まちあきらまちはなとり”. 大津おおつまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  241. ^ きくようまちってこんなとこ”. 菊陽きくようまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  242. ^ まち位置いち地勢ちせいまちあきらまちはなとり”. 南小国みなみおぐにまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  243. ^ 小国おぐにまちについて”. 小国おぐにまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  244. ^ 津奈木つなぎまち紹介しょうかい”. 津奈木つなぎまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  245. ^ 水上みずかみむら紹介しょうかい”. 水上みずかみむら. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  246. ^ 山江やまえむらむらとりむらはな村木むらき”. 山江やまえむら. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  247. ^ 球磨くまむらについて”. 球磨くまむら. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  248. ^ 飫肥おびすぎ”. 日南にちなん (2023ねん12月1にち). 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  249. ^ 五ヶ瀬ごかせまちについて”. 五ヶ瀬ごかせまち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  250. ^ 屋久島やくしままち概要がいよう”. 屋久島やくしままち. 2023ねん12月26にち閲覧えつらん
  251. ^ a b c 花粉かふんしょう. コトバンクより2023ねん12月29にち閲覧えつらん
  252. ^ a b c 安枝やすえひろし (2000). “スギ花粉かふんしょうとスギ・ヒノキ花粉かふんのアレルゲン”. 日本にっぽん花粉かふん学会がっかい会誌かいし 46: 29-38. CRID 1520290885512141184. 
  253. ^ アレルギー総論そうろん”. 厚生こうせい労働ろうどうしょう. 2024ねん1がつ4にち閲覧えつらん
  254. ^ "すぎ". デジタル大辞泉だいじせん. コトバンクより2023ねん12月16にち閲覧えつらん
  255. ^ 米倉よねくら浩司こうじ梶田かじたただし (2003-). “BG Plants 和名わみょう学名がくめいインデックス」(YList)”. 2023ねん12月16にち閲覧えつらん
  256. ^ アズキナシ (カタスギ) 北海道ほっかいどう森林しんりん管理かんりきょく 2021ねん3がつ24にち閲覧えつらん
  257. ^ 鈴木すずきみやびだい (2011ねん11月18にち). “スギノリ Chondracanthus tenellus”. 2023ねん12月27にち閲覧えつらん
  258. ^ a b c Ding, W. N., Kunzmann, L., Su, T., Huang, J. & Zhou, Z. K. (2018). “A new fossil species of Cryptomeria (Cupressaceae) from the Rupelian of the Lühe Basin, Yunnan, East Asia: Implications for palaeobiogeography and palaeoecology”. Review of Palaeobotany and Palynology 248: 41-51. doi:10.1016/j.revpalbo.2017.09.003. 
  259. ^ Zhang, Y., Yang, J., Guo, Z., Mo, J., Cui, J., Hu, H. & Xu, J. (2020). “Comparative analyses and phylogenetic relationships between Cryptomeria fortunei and related species based on complete chloroplast genomes”. Phyton (Buenos Aires) 89 (4): 957-986. doi:10.32604/phyton.2020.011211. 
  260. ^ スギ Cryptomeria japonica ヒノキ Cupressaceae スギぞく さんかわ植物しょくぶつ観察かんさつ”. mikawanoyasou.org. 2022ねん3がつ17にち閲覧えつらん
  261. ^ Cai, M., Wen, Y., Uchiyama, K., Onuma, Y. & Tsumura, Y. (2020). “Population genetic diversity and structure of ancient tree populations of Cryptomeria japonica var. sinensis based on RAD-seq data”. Forests 11 (11): 1192. 
  262. ^ 佐橋さはし紀男のりお渡辺わたなべ幹男みきお三好みよしあきらほどかみなりいんさとし中国ちゅうごく天目山てんもくざん日本にっぽん屋久島やくしま伊豆いず大島おおしまさんのスギの遺伝いでんてき特性とくせい」『耳鼻じび臨床りんしょうだい45かん6Supplement2、耳鼻じび臨床りんしょうかい、1999ねん、630-634ぺーじCRID 1390282680477923456doi:10.11334/jibi1954.45.6supplement2_630ISSN 0447-7227 
  263. ^ Chen, Y., Yang, S. Z., Zhao, M. S., Ni, B. Y., Liu, L. & Chen, X. Y. (2008). “Demographic genetic structure of Cryptomeria japonica var. sinensis in Tianmushan nature reserve, China”. Journal of Integrative Plant Biology 50 (9): 1171-1177. doi:10.1111/j.1744-7909.2008.00725.x. 
  264. ^ 高桑たかくわすすむ米澤よねざわ信道のぶみちつなもと逸雄いつお宮本みやもとみずぶん (2010). “日本にっぽん列島れっとうにおけるスギの分布ぶんぷじょうきょうはり形態けいたい変化へんかについて”. 京都女子大学きょうとじょしだいがく宗教しゅうきょう文化ぶんか研究所けんきゅうじょ研究けんきゅう紀要きよう 23: 1–33. hdl:11173/1936. 
  265. ^ 四手よつでつなえい (1957). “大阪おおさか営林局えいりんきょく管内かんない天然てんねんせいスギの系統けいとう分布ぶんぷについて”. 日本にっぽんりん学会がっかい 39 (7): 270–273. doi:10.11519/jjfs1953.39.7_270. 
  266. ^ 齋藤さいとう秀樹ひでき竹岡たけおか政治せいじ (1987). “うら日本にっぽんけいスギりん生殖せいしょく器官きかん生産せいさんりょうおよび花粉かふん種子しゅし生産せいさん関係かんけい”. 日本にっぽん生態せいたい学会がっかい 37 (3): 183–185. doi:10.18960/seitai.37.3_183. 
  267. ^ 米倉よねくら浩司こうじ梶田かじたただし (2003-). “Cryptomeria japonica (L.f.) D.Don f. radicans (Nakai) Sugim. et Muroi”. BG Plants 和名わみょう学名がくめいインデックス(YList). 2023ねん12月16にち閲覧えつらん
  268. ^ a b Manchester, S. R., CHEN, Z. D., LU, A. M. & Uemura, K. (2009). “Eastern Asian endemic seed plant genera and their paleogeographic history throughout the Northern Hemisphere”. Journal of Systematics and Evolution 47 (1): 1-42. doi:10.1111/j.1759-6831.2009.00001.x. 
  269. ^ van Amerom, H. W. J. (1999). “Cryptomeria”. Fossilium Catalogus. II. Plantae. Pars 100. Backhuys Publishers. pp. 126–128. ISBN 90-5782-002-1 

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]
  • Cryptomeria japonica”. Plants of the World Online. Kew Botanical Garden. 2023ねん12月16にち閲覧えつらん英語えいご
  • 福原ふくはら達人たつひと. “スギ”. 植物しょくぶつ形態けいたいがく. 2023ねん12月27にち閲覧えつらん
  • スギ”. 植物しょくぶつ図鑑ずかん. 筑波つくば実験じっけん植物しょくぶつえん. 2023ねん12月27にち閲覧えつらん
  • "スギ(すぎ)". 日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ). コトバンクより2023ねん12月16にち閲覧えつらん