(Translated by https://www.hiragana.jp/)
「栗栖浩二郎」の版間の差分 - Wikipedia コンテンツにスキップ

栗栖くりすひろし二郎じろう」のはんあいだ差分さぶん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除さくじょされた内容ないよう 追加ついかされた内容ないよう
JuTa によってCommonsから削除さくじょされた 栗栖くりすひろし二郎じろう_2001-03.jpg を除去じょきょ理由りゆう: No permission since 27 June 2021.
タグ: もど
CommonsDelinker (会話かいわ) による ID:84381639 のはん掲載けいさい写真しゃしん本人ほんにん許諾きょだくみです
タグ:
1ぎょう: 1ぎょう:
{{存命ぞんめい人物じんぶつ出典しゅってん明記めいき|date=2021ねん6がつ}}
{{存命ぞんめい人物じんぶつ出典しゅってん明記めいき|date=2021ねん6がつ}}
[[Image:栗栖くりす浩二こうじろう 2001-03.jpg|thumb|栗栖くりすひろし二郎じろう]]

'''栗栖くりすひろし二郎じろう'''(くりす こうじろう、[[1937ねん]][[5がつ5にち]]-)、[[広島ひろしまけん]][[可部かべまち]]出身しゅっしんの[[解剖かいぼう学者がくしゃ]]、[[発生はっせいがく|発生はっせい学者がくしゃ]]。[[九州大学きゅうしゅうだいがく歯学部しがくぶ]]教授きょうじゅと[[大阪大学おおさかだいがく歯学部しがくぶ]]教授きょうじゅ歴任れきにん<ref name="main">栗栖くりす浩二こうじろう教授きょうじゅ退官たいかん記念きねん業績ぎょうせきしゅう (2001)</ref>。
'''栗栖くりすひろし二郎じろう'''(くりす こうじろう、[[1937ねん]][[5がつ5にち]]-)、[[広島ひろしまけん]][[可部かべまち]]出身しゅっしんの[[解剖かいぼう学者がくしゃ]]、[[発生はっせいがく|発生はっせい学者がくしゃ]]。[[九州大学きゅうしゅうだいがく歯学部しがくぶ]]教授きょうじゅと[[大阪大学おおさかだいがく歯学部しがくぶ]]教授きょうじゅ歴任れきにん<ref name="main">栗栖くりす浩二こうじろう教授きょうじゅ退官たいかん記念きねん業績ぎょうせきしゅう (2001)</ref>。



2021ねん7がつ10日とおか (土) 06:06時点じてんにおけるはん

栗栖くりすひろし二郎じろう

栗栖くりすひろし二郎じろう(くりす こうじろう、1937ねん5月5にち-)、広島ひろしまけん可部かべまち出身しゅっしん解剖かいぼう学者がくしゃ発生はっせい学者がくしゃ九州大学きゅうしゅうだいがく歯学部しがくぶ教授きょうじゅ大阪大学おおさかだいがく歯学部しがくぶ教授きょうじゅ歴任れきにん[1]

人物じんぶつ

学位がくい取得しゅとくおこなったテーマは形質けいしつ人類じんるいがくであったが、インドネシアサラワクではフィールドワークをおこない、かつ当時とうじではめずらしかった変量へんりょう解析かいせきによって結果けっか分析ぶんせきをした[2][3]計算けいさんには東京大学とうきょうだいがくにしかなかった大型おおがた計算けいさんもちい、自分じぶんいたプログラムをパンチカードにんで郵送ゆうそうし、結果けっかおくかえしてもらうというやりとりをしながらすすめたという[4]

こうした一連いちれん研究けんきゅうみとめられて、1972ねん米国べいこくNIH留学りゅうがくする機会きかいたが、帰国きこくは、発生はっせい追究ついきゅうするために、電子でんし顕微鏡けんびきょう観察かんさつ免疫めんえきがく発生はっせいがく組織そしき培養ばいようなどの手法しゅほうれた研究けんきゅうおこなった[1]九州大学きゅうしゅうだいがく時代じだい(1971ねん~1991ねん)はひさし木田きだ敏夫としお稲井いないあきら一郎いちろう原田はらだ英光ひでみつらをそだて、大阪大学おおさかだいがく時代じだい(1991ねん~2001ねん)は脇坂わきさかさとし岩本いわもとひろしたい田畑たばたじゅん松村まつむら達志たつしらをそだてた。

歯学部しがくぶ基礎きそ教室きょうしつかんするテーマをやるべきだという信念しんねんのもと、さまざまな技法ぎほうをとりいれ、人材じんざいあつめて、研究けんきゅうおこなった[4]とく大阪大学おおさかだいがく時代じだいはい発生はっせい研究けんきゅう精力せいりょくてきおこない、器官きかん培養ばいようアンチセンスほうわせて[5]HGF[6][7]PTHrP[8]BMP4[9]Lhx8[10] などの機能きのう研究けんきゅう業績ぎょうせきをあげた。

経歴けいれき

  • 広島ひろしま私立しりつ修道しゅうどう中学ちゅうがく修道しゅうどう高校こうこうて、大阪大学おおさかだいがく歯学部しがくぶすす
  • 1963ねん3がつ - 大阪大学おおさかだいがく歯学部しがくぶ卒業そつぎょう(10回生かいせい
  • 1963ねん4がつ - 大阪大学おおさかだいがく大学院だいがくいん医学いがく研究けんきゅう入学にゅうがく解剖かいぼうがくだい講座こうざしょうはま基次もとつぐ教授きょうじゅ
  • 1967ねん3がつ - 「北海道ほっかいどう有珠うす遺跡いせき出土しゅつど人骨じんこつ人類じんるいがくてき研究けんきゅう[11]学位がくい取得しゅとく医学いがく博士はかせ
  • 1967ねん4がつ - 大阪大学おおさかだいがく医学部いがくぶ助手じょしゅ解剖かいぼうがくだい講座こうざ
  • 1968ねん12月 - 大阪大学おおさかだいがく歯学部しがくぶ助手じょしゅ口腔こうくう解剖かいぼうがくだい講座こうざ
  • 1971ねん2がつ - 九州大学きゅうしゅうだいがく歯学部しがくぶ助教授じょきょうじゅ口腔こうくう解剖かいぼうがくだい講座こうざ赤井あかい三千夫みちお教授きょうじゅ
  • 1972ねん11月~1974ねん2がつ - 米国べいこくNIH客員きゃくいん研究けんきゅういん
  • 1977ねん4がつ - 九州大学きゅうしゅうだいがく歯学部しがくぶ教授きょうじゅ口腔こうくう解剖かいぼうがくだい講座こうざ
  • 1991ねん11月 - 大阪大学おおさかだいがく歯学部しがくぶ教授きょうじゅ口腔こうくう解剖かいぼうがくだいいち講座こうざ
  • 1993ねん5がつ~1995ねん4がつ - 大阪大学おおさかだいがく評議ひょうぎいん
  • 1998ねん3がつ~2000ねん3がつ - 大阪大学おおさかだいがく歯学部しがくぶ附属ふぞく歯科しか技工ぎこう学校がっこう校長こうちょう兼任けんにん
  • 2000ねん4がつ - 大学院だいがくいん部局ぶきょくによる配置はいちえで大阪大学おおさかだいがく大学院だいがくいん歯学しがく総合そうごう研究けんきゅう教授きょうじゅ口腔こうくう分化ぶんか発育はついく情報じょうほうがく講座こうざ
  • 2001ねん3がつ - 大阪大学おおさかだいがく歯学部しがくぶ 定年ていねん退職たいしょく
  • 2001ねん4がつ - 大阪おおさかゆきおか医療いりょう大学だいがく理学りがく療法りょうほう学科がっか教授きょうじゅ
  • 2018ねん3がつ - 大阪おおさかゆきおか医療いりょう大学だいがく 退職たいしょく
  • 2020ねん5がつ - みずたからちゅう綬章じゅしょう褒賞ほうしょうされる

[1]

おも研究けんきゅう業績ぎょうせき

大阪大学おおさかだいがく医学部いがくぶ

  • インドネシア・サラワクにおける形質けいしつ人類じんるいがく
  • 有珠うす遺跡いせき出土しゅつど人骨じんこつ形質けいしつ人類じんるいがく

九州大学きゅうしゅうだいがく歯学部しがくぶ

  • 口蓋こうがいきれ発生はっせいじょ解析かいせき
  • 発生はっせいかんする免疫めんえき組織そしき化学かがくてき研究けんきゅう
  • エナメル細胞さいぼう初代しょだい培養ばいようけい確立かくりつ

大阪大学おおさかだいがく歯学部しがくぶ

  • はい発現はつげんする遺伝子いでんし機能きのう解析かいせき

[1]

著書ちょしょ

  • 分担ぶんたん執筆しっぴつ歯科しか医学いがくだい事典じてん医歯薬出版いしやくしゅっぱん 1987
  • 分担ぶんたん執筆しっぴつ口腔こうくう発生はっせい組織そしき南山みなみやまどう 1989
  • 分担ぶんたん執筆しっぴつ解剖かいぼうがく入門にゅうもん医歯薬出版いしやくしゅっぱん 1990
  • 分担ぶんたん執筆しっぴつ歯科しか医学いがく歯科しか医療いりょう総論そうろんI』医歯薬出版いしやくしゅっぱん 1990
  • 分担ぶんたん執筆しっぴつ簡明かんめい口腔こうくう組織そしきがく医歯薬出版いしやくしゅっぱん 1993
  • 分担ぶんたん執筆しっぴつ『ノックアウトマウス・データブック』中山なかやま書店しょてん 1997
  • 分担ぶんたん執筆しっぴつ口腔こうくう発生はっせい組織そしき だい2はん南山みなみやまどう 1998
  • 分担ぶんたん執筆しっぴつ歯科しかインプラント』先端せんたん医療いりょう技術ぎじゅつ研究所けんきゅうじょ 2000

[1]

参考さんこう

  1. ^ a b c d e 栗栖くりす浩二こうじろう教授きょうじゅ退官たいかん記念きねん業績ぎょうせきしゅう (2001)
  2. ^ 栗栖くりすひろし二郎じろう:サラワクの人類じんるいがくてき研究けんきゅう日本人にっぽんじんるい学会がっかい 22: 17-22 (1967)
  3. ^ 栗栖くりすひろし二郎じろう:ロング・ハウスの住人じゅうにんたち. 日本にっぽん熱帯ねったい学会がっかい雑誌ざっし 4(2): 10-11 (1969)
  4. ^ a b 栗栖くりすひろし二郎じろう:解剖かいぼうがく研究けんきゅう38ねんかえりみて. 栗栖くりす浩二こうじろう教授きょうじゅ退官たいかん業績ぎょうせきしゅう p7-13 (2001)
  5. ^ 田畑たばたじゅん, 栗栖くりすひろし二郎じろう: アンチセンスほう器官きかん培養ばいようほうによるはい発生はっせい研究けんきゅうへのアプローチ. Arch. Comp. Biol. Tooth Enamel, 6: 19 - 33 (1999)
  6. ^ Tabata MJ, Kim K, Liu JG, Yamashita K, Matsumura T, Kato J, Iwamoto M, Wakisaka S, Matsumoto K, Nakamura T, Kumegawa M and Kurisu K: Hepatocyte growth factor is involved in the morphogenesis of tooth germ in murine molars. Development, 122: 1243 - 1251 (1996)
  7. ^ Tabata MJ, Matsumura T, Liu JG, Wakisaka S and Kurisu K. Expression of cytokeratin 14 in ameloblasts-lineage cells of developing tooth of rat tooth both in vivo and in vitro. Arch. Oral Biol, 41: 1019 - 1027 (1996)
  8. ^ Liu JG, Tabata MJ, Yamashita K, Matsumura T, Iwamoto M and Kurisu K. Developmental role of PTHrP in murine molars. Eur J Oral Sci, 106(s1): 143 - 146 (1998)
  9. ^ Tabata MJ, Fujii T, Liu J-G, Ohmori T, Abe M, Wakisaka S, Iwamoto M, and Kurisu K: Bone morphogenetic protein 4 is involved in cusp formation in molar tooth germ of mice. Eur. J. Oral Sci. 110: 114-120 (2002)
  10. ^ Shibaguchi T, Kato J, Abe M, Tamamura Y, Tabata MJ, Liu J-G, Iwamoto M, Wakisaka S, Wanaka A, and Kurisu K: Expression and role of Lhx8 in murine tooth development. Arch. Histol. Cytol. 66:95-108 (2003)
  11. ^ 栗栖くりすひろし二郎じろう:北海道ほっかいどう有珠うす遺跡いせき出土しゅつど人骨じんこつ人類じんるいがくてき研究けんきゅう. 大阪大学おおさかだいがく医学部いがくぶ博士はかせ論文ろんぶん(1967)