若尾わかお璋あきら八はち

若尾わかお璋あきら八はち

若尾わかお 璋あきら八はち（わかお しょうはち、明治めいじ6年ねん（1873年ねん）7月がつ27日にち - 昭和しょうわ18年ねん（1943年ねん）1月がつ10日とおか）は、山梨やまなし県けん出身しゅっしんの実業じつぎょう家か、貴族きぞく院いん議員ぎいん、衆議院しゅうぎいん議員ぎいん。

略歴りゃくれき

山梨やまなし県けん山梨やまなし郡ぐん下於曽しもおぞ村むら（現在げんざいの甲州こうしゅう市し）に広瀬ひろせ久光ひさみつの四よん男おとことして生うまれる。東京とうきょう法ほう学院がくいん（現在げんざいの中央大学ちゅうおうだいがく）を卒業そつぎょう後ご、明治めいじ29年ねん（1896年ねん）に甲州こうしゅう財閥ざいばつをリードした若尾わかお民みん造づくりの二女じじょ「きよの」と結婚けっこんし同人どうじんの養子ようしとなった。

大正たいしょう6年ねん（1917年ねん）4月がつ23日にちの第だい13回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ、大正たいしょう9年ねん（1920年ねん）5月がつ10日とおかの第だい14回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょ、大正たいしょう13年ねん（1924年ねん）5月がつ12日にちの第だい15回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょに山梨やまなし選挙せんきょ区くから立候補りっこうほして衆議院しゅうぎいん議員ぎいんに当選とうせん。昭和しょうわ元年がんねん（1926年ねん）12月28日にちに辞任じにんするまで9年ねん4か月げつ在任ざいにんし、その間あいだ、立憲りっけん政友せいゆう会かい総務そうむ、大正たいしょう13年ねん（1924年ねん）6月がつ30日にちには全ぜん院いん委員いいん長ちょうとなった。また、衆議院しゅうぎいん議員ぎいんの辞任じにん後ご、昭和しょうわ2年ねん（1927年ねん）8月がつ18日にちには貴族きぞく院いん議員ぎいんに勅みことのり選せんされ逝去せいきょするまで在任ざいにんし、昭和しょうわ6年ねん（1931年ねん）12月15日にちには犬いぬ養やしなえ毅あつし内閣ないかくの鉄道てつどう政務次官せいむじかんに任にんぜられている。

実業じつぎょう面めんでは、明治めいじ44年ねん（1911年ねん）12月16日にちに東京とうきょう電燈でんとう取締役とりしまりやく、大正たいしょう6年ねん（1917年ねん）7月がつ31日にちに若尾わかお銀行ぎんこう、大正たいしょう8年ねん（1919年ねん）1月がつ20日はつかに若尾わかお貯蓄ちょちく銀行ぎんこう、8月がつ20日はつかに富士ふじ製紙せいしの監査かんさ役やく、大正たいしょう11年ねん（1922年ねん）2月がつ23日にちに東京とうきょう電燈でんとう副ふく社長しゃちょう、大正たいしょう15年ねん（1926年ねん）12月13日にちには東京とうきょう電燈でんとう、信越しんえつ電力でんりょくの社長しゃちょうとなった。また、揖斐川いびがわ電力でんりょく、大同だいどう電力でんりょく、東北電力とうほくでんりょくなどの取締役とりしまりやく、大正たいしょう14年ねん（1925年ねん）12月24日にちには東京とうきょう株式かぶしき取引とりひき所しょの理事りじを務つとめている。

栄典えいてん

• 1928年ねん（昭和しょうわ3年ねん）11月10日にち - 勲くん三さん等とう瑞宝章ずいほうしょう
• 1940年ねん（昭和しょうわ15年ねん）11月10日にち - 紀元きげん二に千せん六ろく百ひゃく年ねん祝典しゅくてん記念きねん章あきら

親族しんぞく

「若尾わかお幾いく造みやつこ (初代しょだい)」も参照さんしょう

• 五男いつお:若尾わかお達郎たつお（若尾わかお家か三さん代目だいめ当主とうしゅ若尾わかお謹之助すけの妻つま「ハル」の養子ようし、同家どうけ四よん代目だいめ当主とうしゅ）

参考さんこう文献ぶんけん

• 『第だい三さん版はん 山梨やまなし人事じんじ興信録こうしんろく』昭和しょうわ15年ねん（1940年ねん）刊かん
• 『山梨やまなし百科ひゃっか事典じてん 創刊そうかん120周年しゅうねん記念きねん版ばん』山梨やまなし日にち日にち新聞しんぶん社しゃ編へん 平成へいせい4年ねん（1992年ねん）刊かん