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出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

は、幾何きかがくにおいてえんにおける(こ)をしめすことに使用しようされる記号きごうである。円周えんしゅうじょう頂点ちょうてんAから頂点ちょうてんBに円弧えんこがある場合ばあいに⌒のしたにABを記述きじゅつする。

数学すうがく、とくに初等しょとう幾何きかがくにおける(こ)または円弧えんこ(えんこ)とは円周えんしゅうを2てん切断せつだんしてられる曲線きょくせんのことである。円弧えんこあらわ標準ひょうじゅんてき記号きごうであり、円周えんしゅうじょうてんAとてんBとのあいだの円弧えんこは⌒のしたにABをいて 表記ひょうきされる。この記法きほうは、サヴァソルダしるチボリのプラトわけによる1100ねんごろ数学すうがくしょ Liber embadorumすでもちいられている[1]

日本語にほんごにおけるみは「こAB」と対象たいしょうてんまえに「こ」をつける。

使用しようれい

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円周えんしゅうじょうてんA、BのABのながさが、A͡Bがのときに、∠AOBの角度かくどもとめよ。

符号ふごう位置いち

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記号きごう Unicode JIS X 0213 文字もじ参照さんしょう 名称めいしょう
U+2312 1-2-62 ⌒
⌒
  • 文字もじ「⌒」は、日本語にほんご文字もじコードとしては、1978ねん制定せいていされたJIS C 6226-1978にはなかった[2]が、1983ねん制定せいていされたJIS X 0208-1983で導入どうにゅうされた[3]。ただし、はしてんとともにあらわさいにはこの記号きごうした端点たんてんあらわ記号きごう表記ひょうきする必要ひつようがあるため、組版くみはんにより文字もじ合成ごうせいして表現ひょうげんする必要ひつようがある。合成ごうせいせずに表記ひょうきする場合ばあい、「⌒AB」と⌒をまえおけする表記ひょうきと、「AB⌒」とおけする表記ひょうきがある。

関連かんれん項目こうもく

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ Cajori, Florian. A history of mathematical notations. 1. p. 402 
  2. ^ Japanese Character Set JISC C 6226-1978
  3. ^ Japanese Character Set JIS C 6226-1983 2-62てん