(Translated by https://www.hiragana.jp/)
つらぬき丸 - Wikipedia コンテンツにスキップ

つらぬきまる

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

つらぬきまる(つらぬきまる、Sting)はJ・R・R・トールキン小説しょうせつホビットの冒険ぼうけん』と『指輪ゆびわ物語ものがたり』に登場とうじょうする架空かくうけん瀬田せだ貞二ていじによる日本語にほんごやくばんでは「つらぬきまる」と意訳いやくされているが、『指輪ゆびわ物語ものがたり』を原作げんさくとする2001ねん映画えいがロード・オブ・ザ・リング』の日本語にほんご字幕じまくおよびえでは、英語えいご原作げんさくおとうつした「スティング」というでもばれた。

『ホビットの冒険ぼうけん』と『指輪ゆびわ物語ものがたり』をとおして、かく作品さくひん主人公しゅじんこう武器ぶきとして登場とうじょうした。げきちゅう設定せっていでは、だい一紀かずのりゴンドリンつくられたエルフナイフとされ、オーク接近せっきんするとあおひかりはなって警告けいこくはっする魔法まほうちからがあった。

概要がいよう

[編集へんしゅう]

『ホビットの冒険ぼうけん』において、グラムドリングオルクリストともトロル洞穴どうけつ発見はっけんされ、ビルボ・バギンズ所有しょゆうぶつとなった。エルフにとっては短剣たんけんであるが、ホビットのビルボにはけんとしてちょうどいいおおきさであった。グラムドリングオルクリストのような由来ゆらいとくになく、もない無銘むめいけんだったがやみもり蜘蛛くも退治たいじしたのち、ビルボに「つらぬきまる」と命名めいめいされた。

指輪ゆびわ物語ものがたり』で指輪ゆびわ仲間なかまたに旅立たびだまえに、ビルボからフロド・バギンズゆずられた。

このけんあじ能力のうりょくについては作中さくちゅうにいくつもの描写びょうしゃがある。たとえば、いたビルボのちからでもたやすくはり(はり)に深々ふかぶかすことができた。モリアのマザルブルのあいだたたかいでは、トロルにりつけたさいボロミアけんこぼれしたのにたいし、つらぬきまるはたやすくトロルのあしつらぬいた。また、巨大きょだい蜘蛛くもシェロブいと強力きょうりょく塚山つかやま出土しゅつどけんをもいたが、つらぬきまるにははらわれ、さらになんせんねんものあいだおおくの人間にんげんやエルフたち退しりぞけてきた強靭きょうじんなシェロブ自身じしんかわつらぬかれた。