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アカガエル

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
アカガエル
ヨーロッパアカガエル
ヨーロッパアカガエル Rana temporaria
分類ぶんるい
ドメイン : かく生物せいぶつ Eukaryota
さかい : 動物界どうぶつかい Animalia
もん : 脊索せきさく動物どうぶつもん Chordata
もん : 脊椎動物せきついどうぶつもん Vertebrata
つな : 両生りょうせいつな Amphibia
: Anura
: Neobatrachia
うえ : アカガエルうえ Ranoidea
: アカガエル Ranidae
学名がくめい
Ranidae Batsch, 1796[1]
タイプぞく
Rana Linnaeus, 1758
シノニム

Ranina Batsch, 1796[1]
Ranaridia Rafinesque, 1814[1]

和名わみょう
アカガエル[2]

アカガエル(アカガエルか、Ranidae)は、両生りょうせいつな分類ぶんるいされる

分布ぶんぷ

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アフリカ大陸たいりく南部なんぶ、オーストラリア大陸たいりくだい部分ぶぶんみなみアメリカ大陸あめりかたいりく南部なんぶ、マダガスカルなどをのぞいてひろし世界せかいてき分布ぶんぷする[1]

形態けいたい

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四肢しし発達はったつし、動作どうさ敏捷びんしょうで、跳躍ちょうやくりょく遊泳ゆうえいりょくすぐれたたねおおい。そのたか運動うんどう能力のうりょくささえるべく骨格こっかく筋肉きんにく発達はったつしているため、直線ちょくせんてきかくばった体型たいけいをしているたねおおい。側線そくせん(はいそくせん)をたねおおいのも本科ほんか特徴とくちょうの1つだが、ウシガエルのようにたないたね存在そんざいする。赤褐色せきかっしょくからだしょくたねおおいためにアカガエルとされるが、緑色みどりいろ黒色こくしょく灰色はいいろなどのたね存在そんざいする。ほとんどのたねあざやかで多様たよう斑紋はんもんからだしょくつ。ツチガエルなどのようにからだ表面ひょうめん全体ぜんたいいぼがあるしゅ存在そんざいする。オスの嚢はりょうほおにあるしゅおおい。アオガエルアマガエルおおくのたねことなり、指先ゆびさき吸盤きゅうばんがないため成体せいたいじょう生活せいかつには適応てきおうせず、生息せいそくいき水際みずぎわからおおきくはなれることはない。また環境かんきょうわせてからだしょくえられるたね存在そんざいしない。

分類ぶんるい

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以下いか分類ぶんるいは、Amphibian Species of the World(Ver. 6.1)にしたが[1]ぞく和名わみょう倉本くらもと編著へんちょ(1993)に、日本にっぽん分布ぶんぷする構成こうせいしゅふくまれるぞく日本にっぽん爬虫両棲類りょうせいるい学会がっかい(2020)にしたが[3]

人間にんげんとの関係かんけい

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ウシガエルのように食用しょくようにされることもある。著名ちょめいれいでは、中国ちゅうごく中央ちゅうおうアジア菓子かしとしてしょくされるハスマげられる。

日本にっぽんでは本科ほんか構成こうせいしゅ河川かせん水田すいでんかけることができる。しかし河川かせん工事こうじ水田すいでん減少げんしょうとう原因げんいん生息せいそくすう減少げんしょうしている。とく南西諸島なんせいしょとう生息せいそくするたね環境かんきょう破壊はかいとうにより生息せいそくすう激減げきげんし、地方自治体ちほうじちたい指定してい天然記念物てんねんきねんぶつ環境省かんきょうしょうレッドリスト記載きさいされているたねすくなくない。

ペットとしてわれる種類しゅるいおおい。

出典しゅってん

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  1. ^ a b c d e Ranidae. Frost, Darrel R. 2020. Amphibian Species of the World: an Online Reference. Version 6.1 (Accessed 06/04/2020). Electronic Database accessible at https://amphibiansoftheworld.amnh.org/index.php. American Museum of Natural History, New York, USA. https://doi.org/10.5531/db.vz.0001
  2. ^ 日本にっぽん爬虫両棲類りょうせいるい学会がっかい (2020) 日本にっぽんさん爬虫両生類りょうせいるい標準ひょうじゅん和名わみょうリスト(2020ねん3がつ16にちばん). http://herpetology.jp/wamei/ (2020ねん6がつ4にち閲覧えつらん).
  3. ^ 倉田くらたみつる編著へんちょ 「カエル)の分類ぶんるいひょう2」『動物どうぶつたちの地球ちきゅう 両生類りょうせいるい爬虫類はちゅうるい 3 トノサマガエル・モリアオガエルほか』だい5かん 99ごう朝日新聞社あさひしんぶんしゃ、1993ねん、96ぺーじ
  4. ^ 松井まつい正文まさふみ 「2007ねん以降いこう記載きさいないし、分類ぶんるい変更へんこうされた日本にっぽんさん両生類りょうせいるいについて」『爬虫両棲類りょうせいるい学会がっかいほう』2013かん 2ごう日本にっぽん爬虫両棲類りょうせいるい学会がっかい、2013ねん、105-109ぺーじ
  • クリス・マチソン(著者ちょしゃ松井まつい正文まさふみ監修かんしゅうわけ)『世界せかいカエル図鑑ずかん300しゅネコ・パブリッシング、2008ねん4がつ20日はつかISBN 978-4-7770-5227-1 

関連かんれん項目こうもく

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