プラナコーンシーアユッタヤー郡ぐん

プラナコーンシーアユッタヤー郡ぐん
	プラナコーンシーアユッタヤー郡ぐんの位置いち
情報じょうほう
タイ語ご名めい	อำเภอพระนครศรีอยุธยา
英語えいご名めい	Amphoe Phra Nakhon Si Ayutthaya
県けん	アユタヤ県けん
地理ちり番号ばんごう	1401
郵便ゆうびん番号ばんごう	13000
統計とうけい
面積めんせき	130.6 km2
人口じんこう	138,746 人にん (2009年ねん)
人口じんこう密度みつど	1,062.37 人にん/km2
行政ぎょうせい
座標ざひょう	北緯ほくい14度ど21分ふん8秒びょう東経とうけい100度ど34分ふん36秒びょう / 北緯ほくい14.35222度ど東経とうけい100.57667度ど
電話でんわ番号ばんごう	0 3524 1501
ファックス番号ばんごう	0 3524 1501
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プラナコーンシーアユッタヤー郡ぐん（プラナコーンシーアユッタヤーぐん、タイ語ご: อำเภอพระนครศรีอยุธยา ）あるいはアユタヤ郡ぐんの名前なまえで知しられる町まちは、タイ・中部ちゅうぶにある郡ぐん（アンプー）である。バンコクの真ま北きた約やく50kmにあるアユタヤ県けんの県庁けんちょう所在地しょざいちでもある。

名称めいしょう[編集へんしゅう]

一般いっぱんには『ラーマーヤナ』物語ものがたりのラーマ王子おうじの国くに、インドのアヨーディヤにあやかってアユッタヤーと名付なづけたと言いわれる（インドネシア・ジョグジャカルタも同おなじ由来ゆらいを持もつ）。

ただし、歴史れきし学者がくしゃの祖そダムロン親王しんのうは、アユタヤが前期ぜんきアユタヤ王朝おうちょうにおいてはアユッタヤー (อยุธยา) ではなくアヨータヤー (อโยธยา) と呼よばれていたという仮説かせつを立たてた。この説せつは考古学こうこがく的てき成果せいかや前期ぜんきアユタヤ王朝おうちょう以前いぜん、ナレースワン以降いこうに書かかれたパーリ語ご歴史れきし文献ぶんけんなどとの比較ひかくにより、決定的けっていてきとは言いえないが、注目ちゅうもくされている一ひとつの説せつになっている^[1]。この説せつを唱となえる歴史れきし学者がくしゃのニティ・イアオシーウォンなどにより、「アユッタヤー」という名称めいしょうは、ナレースワンがアユタヤ王朝おうちょうの独立どくりつを回復かいふくした際さいに政治せいじ的てきな意味合いみあいで付つけたものとしている。

アユタヤ王朝おうちょう崩壊ほうかいの後のちは現在げんざいの地方ちほう行政ぎょうせい制度せいどが導入どうにゅうされてからは、ロープクルンという名称めいしょうが与あたえられていたが、1897年ねん、郡ぐんとして成立せいりつ。1917年ねん、クルンカオと名称めいしょうを変かえ^[2]、1957年ねんに現在げんざいのプラナコーンシーアユッタヤーとなった^[3]。なお、タイでは県庁けんちょう所在地しょざいちは通常つうじょう、「アンプームアン」を冠かんして呼よぶ（たとえば、チエンマイの場合ばあいアプームアンチエンマイとする）が、アユタヤの場合ばあいはムアンという語かたりを冠かんさずアンプープラナコーンシーアユッタヤーと呼よばれている。

歴史れきし[編集へんしゅう]

王朝おうちょうについては「アユタヤ王朝おうちょう」を、遺跡いせき・世界せかい遺産いさんについては「アユタヤ歴史れきし公園こうえん」を、日本人にっぽんじん町まちについては「アユタヤ日本人にっぽんじん町まち」を参照さんしょう

15世紀せいきに書かかれたとされるパーリ語ごの北きたタイにおける歴史れきし書しょ『ムーラサーサナー』によれば、14世紀せいき半なかばにスコータイの南みなみにアヨータヤーと呼よばれる町まちがあり、二人ふたりの北きたタイの仏ふつ僧そうが仏教ぶっきょうを学まなびに行いったとする記述きじゅつがあり、少すくなくとも建設けんせつが始はじまったばかりとはいえその頃ころ既すでに、一定いっていの規模きぼの仏教ぶっきょうの教育きょういく施設しせつ的てきなものが存在そんざいした可能かのう性せいもある。

アユタヤ王朝おうちょうの首都しゅととして発展はってんし、国際こくさい都市としとして発展はってんしたが、1767年ねん、ビルマ・コンバウン王朝おうちょうによって崩壊ほうかい。市内しないは廃墟はいきょとなり、後のちにタイで覇権はけんを握にぎったタークシン王おうはアユタヤを放棄ほうきし、トンブリーに王おう都とを築きずいたことで、アユタヤは歴史れきしの表おもて舞台ぶたいから姿すがたを消けすこととなる。

一方いっぽうで、20世紀せいき後半こうはんから工業こうぎょう都市としとしての発展はってんするようになった。発展はってんに伴ともない、アユタヤ市街地しがいちはアユタヤ島とうを中心ちゅうしんとする地域ちいきからチャオプラヤー川がわを越こえて東ひがしへ移動いどうした。現在げんざい旧きゅう市街地しがいちは、教育きょういく機関きかんや官庁かんちょうの建たち並ならぶ地域ちいきとなっている。

地理ちり[編集へんしゅう]

地域ちいきのほとんどが山さんや丘陵きゅうりょうのない平たいらな湿地しっち帯たいチャオプラヤー・デルタであり、米べいの生産せいさんに適てきした地域ちいきとなっている。また、米べいの生産せいさん・運搬うんぱんのための運河うんがが数多かずおおく掘ほられている。

日系にっけい企業きぎょうの工場こうじょうが多おおくある。

行政ぎょうせい区分くぶん[編集へんしゅう]

郡ぐんは21のタムボンを有ゆうする。市内しないにはテーサバーン（自治体じちたい）が2つ設置せっちされている。

テーサバーンナコーン・プラナコーンシーアユッタヤー
- タムボン・プラトゥーチャイ、カマン、ホーラッタナチャイ、フワロー、ターワースックリーの全体ぜんたいおよび、タムボン・ハントラー、バーンコ、クローンスワンプルー、クローンサブワ、コリエンの一部いちぶ
テーサバーンムアン・アヨータヤー
- タムボン・パイリン、タムボン・ハントラー、タムボン・クローンスワンプルーの一部いちぶ

以下いかは、郡ぐんのタムボンの一覧いちらんである。