アルケラオス (軍人ぐんじん)

アルケラオス（またはアルケラウス、Archelaus）は、第だい一いち次じミトリダテス戦争せんそう中なかのポントス王おうミトリダテス6世せいの将軍しょうぐん。

緒戦しょせんの紀元前きげんぜん88年ねんのアムニアス川がわの戦たたかいでアルケラオスはビテュニア王おうニコメデス4世せいを破やぶり、続つづく紀元前きげんぜん87年ねん、彼かれは陸りく・海軍かいぐんの大だい部隊ぶたいと共ともにギリシアへ送おくられ、ブッティウス・スラ（Bruttius Sura）との3日間にちかんの戦闘せんとうの後のち、ピレウスを占領せんりょうした（マケドニア長官ちょうかんブッティウス・スラはこの前年ぜんねんに、 ミトリダテス軍ぐんを率ひきいるメトロファネスを破やぶり、スキアトス島とうを占領せんりょうしていた）。この地ちでルキウス・コルネリウス・スッラに包囲ほういされ、ボイオティアへ撤退てったいさせられた後のち、紀元前きげんぜん86年ねんにカイロネイアの戦たたかいで完敗かんぱいを喫きっした。新あらたな軍ぐんがミトリダテスより送おくられたが、紀元前きげんぜん85年ねんのオルコメノスの2日間にちかんの戦たたかいで、再ふたたび敗やぶれた。和平わへい交渉こうしょう中ちゅうに、アルケラオスはミトリダテスに疑うたがわれていることがわかり、ローマに亡命ぼうめいした。彼かれはローマで重宝ちょうほうされ、第だい三さん次じミトリダテス戦争せんそうでは、ルクルスをよく助たすけた。

彼かれのひ孫まごのアルケラオスは、マルクス・アントニウスにより、カッパドキアの最後さいごの王おうとなった。

出典しゅってん

• アッピアノス, Mithrid. 30, 49, 56, 64;
• プルタルコス, Sulla, 11, 16-19, 20,23; Lucullus, 8.

•  この記事きじにはアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく内うちで著作ちょさく権けんが消滅しょうめつした次つぎの百科ひゃっか事典じてん本文ほんぶんを含ふくむ: Chisholm, Hugh, ed. (1911). "Archelaus of Cappadocia". Encyclopædia Britannica (英語えいご). Vol. 2 (11th ed.). Cambridge University Press. p. 361.