アルバイ州しゅう

アルバイ州しゅう

アルバイ州しゅう（アルバイしゅう、Province of Albay）は、フィリピンのルソン島るそんとう南部なんぶの州しゅうである。

概要がいよう

ビコル地方ちほう（Bicol Region, Region V）に属ぞくし、北きたにカマリネス・スル州しゅう、南みなみにソルソゴン州しゅうと接せっしている。西にしにブリアス海峡かいきょうを挟はさんでマスバテ州しゅうのブリアス島とう、北東ほくとうにラゴノイ湾わんを挟はさんでカタンドゥアネス州しゅうと隣接りんせつしている。州しゅう中央ちゅうおうのマヨン山さんは2,462mあり、その姿すがたが非常ひじょうに美うつくしく州しゅうのシンボルである。マヨン火山かざん自然しぜん公園こうえんに指定していされている。この火山かざんは1814年ねん、噴火ふんかして、1,200人にんの犠牲ぎせい者しゃを出だし、カグサワという町まちを埋うめた。マヨン山さん南東なんとうはアルバイ湾わんに面めんしており、アルバイ湾わんとラゴノイ湾わんの間あいだにはサンミゲル島とう、カグラライ島とう、バタン島とう、ラプラプ島とうなどの島しまが一いち列れつに並ならんでいる。

アルバイ州しゅうは2001年ねん3月がつ、3つの都市とし（レガスピ、リガオ、タバコ）と15の地方自治体ちほうじちたいに再編さいへんされている。面積めんせきは2,552.6km²、人口じんこうは1,314,826人にん（2015年ねん）、州都しゅうとはレガスピ（Legazpi）である。

州しゅうの内陸ないりく部ぶには草原そうげんと森林しんりん、沿海えんかい部ぶにはマングローブと湿地しっち、周辺しゅうへんの海域かいいきには藻も場じょうの生態せいたい系けいがあり、ヒムネバト、ウミガメ、ウミウシ、サンゴなどの動物どうぶつが生息せいそくしている。周辺しゅうへんの海域かいいきを含ふくむ地域ちいきは2016年ねんにユネスコの生物せいぶつ圏けん保護ほご区くに指定していされた。