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ウォシュレット

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
初代しょだいウォシュレット
TOTOウォシュレット(ユニットバスようモデル)
ウォシュレットいち体形たいけい便器べんきネオレストDタイプ
ウォシュレットのボタン
38ものボタンがあるウォシュレット操作そうさパネル

ウォシュレットは、TOTO販売はんばいする温水おんすい洗浄せんじょう便座べんざ商品しょうひんめいである。

概要がいよう[編集へんしゅう]

1980ねん6がつ発売はつばい以来いらい2020ねん4がつには累計るいけい出荷しゅっか台数だいすうが5300まんだい突破とっぱしている[1]業界ぎょうかいたかいシェアをほこり、先行せんこうしていた伊奈いなせいすえ[ちゅう 1]現在げんざいLIXILのブランド「INAX」。同社どうしゃにおける商標しょうひょうは「シャワートイレ」)や他社たしゃせいどう種類しゅるいのものもふくめ「ウォシュレット」とばれるほど定着ていちゃくしているが、ウォシュレットの名称めいしょうはTOTOの登録とうろく商標しょうひょう日本にっぽんだい1665963ごうなど)である。

ウォシュレットという名称めいしょうは、それまでの「おしりをく」というトイレ文化ぶんかわり「おしりをあらう」ことを普及ふきゅうさせたいというおもいから「Let's Wash (さあ、おしりをあらいましょう)」をぎゃくにして「WASHLET」と名付なづけられた[1]

沿革えんかく[編集へんしゅう]

TOTOは1960年代ねんだい米国べいこくからの輸入ゆにゅうによって温水おんすい洗浄せんじょう便座べんざ(ウォッシュエアシート)の販売はんばいおこなっていた。おも病院びょういんけに医療いりょうよう福祉ふくし施設しせつよう導入どうにゅうされていたものである[3][4]1969ねんには輸入ゆにゅうもとのアメリカン・ビデしゃから製造せいぞうライセンスを取得しゅとく。その国産こくさんしたが当時とうじ販売はんばい価格かかくたかく、温水おんすい温度おんど安定あんていしないために火傷かしょう利用りようしゃもいた。作家さっか遠藤えんどう周作しゅうさくからも「いちしか使つかわない。こんなもの。」という論評ろんぴょうかれるなどしており、1970年代ねんだいには便器べんき広告こうこくなどもってのほかと、雑誌ざっし新聞しんぶんでの広告こうこく掲載けいさい拒否きょひされたというエピソードものこっている[3]。だが、1970ねんだい後半こうはんからはウォシュエアシートの便利べんりさが浸透しんとうし、販売はんばい急伸きゅうしんした。

TOTOは独自どくじ研究けんきゅう開発かいはつすすめ、清潔せいけつきな土壌どじょう日本にっぽんでの普及ふきゅう見込みこめることなどから、1980ねんに2機種きしゅ設定せっていによって発売はつばい開始かいしした。とく肛門こうもん位置いち数値すうちデータは存在そんざいしていなかったので、社員しゃいんなどの協力きょうりょく社員しゃいん男女だんじょ300にん以上いじょうのデータを収集しゅうしゅうし、噴出ふんしゅつ位置いち設計せっけいするという工夫くふうをこらした。

また、ウォッシュエアシートではバイメタルという機械きかい接点せってん使用しようしており、バイメタルささやかな温度おんど制御せいぎょができないてんや、一度いちどスイッチがれるともどりがおそいという難点なんてんから温水おんすい温度おんど安定あんていしなかった。そこで、温度おんど制御せいぎょシステムの開発かいはつ担当たんとうしていた重松しげまつささやかな温度おんど制御せいぎょができるICを使つかおうとおもつが、当時とうじみず使つか炊飯すいはん家電かでんなどにもICを使用しようした実績じっせきはなく、家電かでんメーカーからは無理むりだとわれた。さらにトイレでは塩分えんぶんふくんだ尿にょう便座べんざにかかり、漏電ろうでんする可能かのうせいがあるため開発かいはつがストップしてしまった。そんななか重松しげまつ梅雨つゆ通勤つうきんちゅう信号しんごうまる。信号しんごう大雨おおあめなかでも正確せいかく点灯てんとうするものだ というかんがえからであった。信号しんごう国内こくない製造せいぞう大手おおてであった小糸製作所こいとせいさくしょは、基盤きばん特殊とくしゅ樹脂じゅしでコーティングする技術ぎじゅつっていた。小糸製作所こいとせいさくしょがわ小糸こいと技術ぎじゅつひろまるなら と協力きょうりょくもう、コーティングした基盤きばん東洋とうよう陶器とうき納入のうにゅうした。さらに重松しげまつ基盤きばん格納かくのう強化きょうかプラスチックでおおい、万全ばんぜん漏電ろうでん対策たいさくいた。その実験じっけんでは通電つうでんちゅう尿にょう見立みたてた液体えきたいをかけてもこわれることはなく、成功せいこうおさめ、販売はんばいけた。

苦労くろうして販売はんばいにこぎつけたウォシュレットであったが、発売はつばいして3かげつ営業えいぎょうにじわじわと苦情くじょう電話でんわはいるようになる。内容ないようは、「突然とつぜんみずるようになってからおない」というもので、返品へんぴんされてきたウォシュレットを分解ぶんかいし、原因げんいんさぐった。原因げんいん初期しょきロットの温水おんすいタンクに使用しようしていたほそ電熱でんねつせんであった。制御せいぎょ使用しようしたICから、1にちに1500かいものON OFFの信号しんごうされ、それによる金属きんぞく疲労ひろう電熱でんねつせん断線だんせんしていた。原因げんいん特定とくていされたころには苦情くじょうあらしとなっており、本社ほんしゃ廊下ろうかには返品へんぴんされたウォシュレットのやまができていたという。その電熱でんねつせん改良かいりょうし、購入こうにゅうしゃ1けん1けんいえ地道じみちまわり、「とんだインチキ商品しょうひんだ。」との罵声ばせいびせられたが、なにとか全数ぜんすう交換こうかんした。

温水おんすい貯蔵ちょぞうしきおしり洗浄せんじょうほか乾燥かんそうと「ウォームレット」の機能きのうである暖房だんぼう便座べんざ機能きのうつ「Gシリーズ」(Gはゴージャスの)とみず瞬間しゅんかんしき温水おんすいにし、おしり洗浄せんじょう暖房だんぼう便座べんざ機能きのうしぼった「Sシリーズ」(Sはスタンダードの)の2種類しゅるいがあり[3]基本きほんモデルは「Gシリーズ」(2009ねん4がつ以降いこうは「アプリコットシリーズ」)・「Sシリーズ」の2種類しゅるいでこれにコンパクトシリーズ(Cαあるふぁシリーズとう)が1993ねん以降いこう追加ついかされるようになった。また便器べんきおおきさによってレギュラー(普通ふつう)サイズとエロンゲート(大形おおがた)が用意よういされていたが、2012ねん2がつ以降いこうはホテルようなど一部いちぶ商品しょうひんのぞ大形おおがた普通ふつう共用きょうよう便座べんざになった(暖房だんぼう便座べんざの2012ねん以降いこう発売はつばいされたウォームレットもふくむ。共用きょうよう便座べんざきゅう公団こうだんようのC417便びんには不可ふか(C417R便器べんき取付とりつけ可能かのう)。(いずれも普通ふつうサイズは取付とりつけ可能かのうだった。) また、アプリコットFの2012ねん2がつ以後いごモデル・そできタイプはCS510BM便器べんきには取付とりつけ不可ふかとなっている[5]

以後いごすべてのラインナップで着座ちゃくざセンサーを導入どうにゅうした(それまでは着座ちゃくざしていなくても温水おんすい噴出ふんしゅつした)。ふたの自動じどう開閉かいへい便器べんき洗浄せんじょう、さらにはけししゅう脱臭だっしゅう芳香ほうこう機能きのう搭載とうさいにも成功せいこうした。ウォシュレットを装備そうびした一体いったいがた便器べんき(「ネオレスト」や「GG」など)の登場とうじょう、また住宅じゅうたくようかぎらず公共こうきょう施設しせつやオフィス、ホテルようのラインナップも整備せいびされた。

抗菌こうきんぼうけがれにも配慮はいりょがなされノズル部分ぶぶんは、肛門こうもんからかえってきた温水おんすい周囲しゅういからないような角度かくど(おしりは43[6]、ビデは53[6])に設定せっていされているが、そのの、やわらか、おしりソフト、ワイドビデは、広範囲こうはんい洗浄せんじょうするため角度かくど設定せっていしていない[6]。また、格納かくのうやおしり洗浄せんじょうまえにノズルを温水おんすい洗浄せんじょうする機能きのう付属ふぞくしていて、おしり洗浄せんじょうとビデ洗浄せんじょうでは吐水する配管はいかんえられている。ほかにも、しょうエネルギーにも配慮はいりょして節電せつでん機能きのうもうけたほか、操作そうさ一部いちぶ機種きしゅではかべけのべつからだリモコンの採用さいよう使つかいやすくするなどの改良かいりょうくわえられている。また2005ねん10月には音楽おんがくのMP3再生さいせい機能きのうそなわったウォシュレットが発売はつばいされるなど、機能きのうすすんでいる。このようなトイレの機能きのうは、日本にっぽん独特どくとくのものであり日本にっぽんみず安全あんぜんせいたかさや日本にっぽんみず軟水なんすいであるためなどの理由りゆうで、世界せかいてきにはこのような便座べんざはまだ普及ふきゅうしているとはえない。マドンナが2005ねん来日らいにちしたとき、「日本にっぽんあたたかい便座べんざなつかしかった」とコメントしている。中国ちゅうごく香港ほんこん台湾たいわん韓国かんこくベトナムシンガポールインドアラブ首長しゅちょうこく連邦れんぽうなどの中東ちゅうとう地域ちいきアメリカカナダでも販売はんばいされている[ちゅう 2]

また、顧客こきゃく要望ようぼうにより変種へんしゅとして1996ねん3がつ和式わしき便びん器用きよう機種きしゅ「ウォシュレットW」(Wは和式わしきのわ、を意味いみする)も発売はつばいされていた[7]。しかし、和風わふう便器べんきでは温水おんすい命中めいちゅうしないなどで使用しようしにくいことや洋風ようふう便器べんきへの移行いこうすすんだことから普及ふきゅうせずに2003ねん3がつ生産せいさんわった[7]一方いっぽうで、旅行りょこうさきなどで使用しようできる携帯けいたいタイプは現在げんざい発売はつばいされている。

1998ねんには累計るいけい販売はんばい台数だいすう1000まんだい突破とっぱした[8]がこのころからおおくの便器べんき装備そうびするようになり、以後いご7ねんばいの2000まんだいたっした。他社たしゃ製品せいひんふくめれば、普及ふきゅうりつは6わり程度ていどまでび、新規しんき建設けんせつされるオフィスビルでも標準ひょうじゅんてきけられるようになっている。

ウォームレットとウォシュレットでは説明せつめいしょ便座べんざ開閉かいへいふたに便座べんざ乾燥かんそう使用しようちゅう火傷かしょうへの注意ちゅうい記載きさいされている。一部いちぶ機種きしゅでは清掃せいそう利便りべんせい向上こうじょうするために便びんふた・便座べんざまたは本体ほんたいごとはずれる機能きのう搭載とうさいされているものもある。

歴史れきし[編集へんしゅう]

  • 1964ねん - 東洋とうよう陶器とうきげん・TOTO)が、米国べいこくから温水おんすい洗浄せんじょう便座べんざ「ウォッシュエアシート」を輸入ゆにゅう販売はんばい開始かいし
  • 1969ねん - 「ウォッシュエアシート」を国産こくさん
  • 1980ねん
    • 2がつ - 商標しょうひょう「ウォシュレット」を商標しょうひょう登録とうろく出願しゅつがんする
    • 6がつ - 初代しょだいウォシュレット(G、S)を発売はつばい
  • 1982ねん
    • 9月〜11月 - 全国ぜんこくでウォシュレットキャンペーンを実施じっし。「おしりだって、あらってほしい。」のキャッチコピーを使つかったCMが話題わだいになり、キャンペーン終了しゅうりょうの1983ねん1がつ〜4がつ売上うりあげ目標もくひょうの160%アップ、業界ぎょうかいシェア58%を達成たっせいする[9]。CMキャラクターに当時とうじ若手わかてだった女優じょゆうヤプーズ戸川とがわじゅん起用きよう
  • 1983ねん
    • 7がつ - ウォシュレットGII、SIIを発売はつばい セルフクリーニング(ノズル洗浄せんじょう機能きのう(GII)、水量すいりょう調節ちょうせつ(SII)
  • 1984ねん
    • 3月 - 商標しょうひょう「ウォシュレット」が登録とうろくされる
  • 1985ねん
    • 4がつ - ウォシュレットGIII、SIIIを発売はつばい カラーバリエーションの追加ついか乾燥かんそう機能きのう追加ついか(SIII)
  • 1987ねん
    • 11月 - 累計るいけい販売はんばい台数だいすう100まんだい突破とっぱ[8] はつのウォシュレットいち体形たいけい便器べんきウォシュレットQUEEN、ホテル商品しょうひん発売はつばい
  • 1988ねん
    • 9月 - ウォシュレットGXI・II、SXI・IIを発売はつばい ビデ標準ひょうじゅん装備そうび(Sシリーズ)、けししゅう機能きのう着座ちゃくざセンサー、便座べんざソフト閉止へいし、リモコンなどを追加ついか(Gシリーズ)
  • 1991ねん
    • 6がつ - ウォシュレット(パブリック、オフィスけ)を発売はつばい
    • 12月 - ウォシュレットいち体形たいけい便器べんきZGシリーズを発売はつばい オゾン脱臭だっしゅうはつ搭載とうさい
  • 1992ねん
    • 2がつ - ウォシュレットGαあるふぁI・II、SαあるふぁI・IIを発売はつばい オゾン脱臭だっしゅう(Gシリーズ)、ムーブ機能きのう着座ちゃくざセンサーを追加ついか(Sシリーズ)
  • 1993ねん
    • 3月 - コンパクトシリーズとして、ウォシュレットCαあるふぁI・IIを発売はつばい
    • 4がつ - 日本にっぽんはつのタンクレスウォシュレットいち体形たいけい便器べんき、ネオレストを発売はつばい
  • 1994ねん
    • 2がつ - ウォシュレットZS発売はつばい
  • 1995ねん
    • 3月 - ウォシュレットGN・I・II、SI・II・IIIを発売はつばい ワンタッチ脱着だっちゃくなど清掃せいそう機能きのう充実じゅうじつ
    • 11月 - 13年間ねんかんにわたり初代しょだいCMキャラクターをつとめた戸川とがわじゅん緊急きんきゅう降板こうばん
  • 1996ねん
    • 7がつ - 和式わしき便びん器用きようウォシュレットWを発売はつばい
  • 1997ねん
    • 11月 - ウォシュレットGA・GBを発売はつばい やわらか洗浄せんじょう追加ついか
  • 1998ねん
    • 1がつ - ウォシュレットSA・SB・SCを発売はつばい 便座べんざめん拡大かくだい
    • 9月 - ウォシュレットSSを発売はつばい そで部分ぶぶんがなくなる リモコンなしのウォシュレットGPも追加ついか
    • 7がつ - 累計るいけい販売はんばい台数だいすう1000まんだい突破とっぱ[8]
  • 1999ねん
    • 10月 - ウォシュレットアプリコットC1・C2・C3を発売はつばい ワンダーウェーブ洗浄せんじょう導入どうにゅう節水せっすい実現じつげん
  • 2000ねん
    • 9月 - ウォシュレットアプリコットC4を発売はつばい 室内しつない暖房だんぼう機能きのう装備そうび
  • 2002ねん
    • 7がつ - ウォシュレットいち体形たいけい便器べんきネオレストEXを発売はつばい 便器べんきにフチなしトルネード洗浄せんじょう装備そうび
    • 9月17にち - ウォシュレット開発かいはつをとりあげた「プロジェクトX〜挑戦ちょうせんしゃたち〜革命かくめいトイレ、市場いちばせいす』」(NHK総合そうごう放送ほうそう
  • 2003ねん
    • 2がつ - ウォシュレットいち体形たいけい便器べんきネオレストSDを発売はつばい
    • 7がつ - ウォシュレットアプリコットN1・N2・N3・N4を発売はつばい 便びんふた自動じどう開閉かいへい自動じどう便器べんき洗浄せんじょう機能きのう搭載とうさい
  • 2004ねん
    • 2がつ - ウォシュレットS2・S1発売はつばい ワンダースピン洗浄せんじょう導入どうにゅう
  • 2005ねん
    • 2がつ - NEWネオレストシリーズを発売はつばい 上位じょうい機種きしゅ音楽おんがく機能きのう芳香ほうこう機能きのう搭載とうさい
    • 3月 - ウォシュレットアプリコットN5を発売はつばい ネオレスト同様どうようシートタイプにはじめて音楽おんがく機能きのう搭載とうさい 同時どうじにクリーンコート便座べんざ仕様しよう発売はつばい大形おおがたサイズのみ)
    • 4がつ - ウォシュレットいち体形たいけい便器べんきZシリーズを発売はつばい
    • 6がつ - 累計るいけい販売はんばい台数だいすう2000まんだい突破とっぱ[8]
  • 2007ねん
    • 5月 - 創業そうぎょう90周年しゅうねん東陶機器とうとうきき株式会社かぶしきがいしゃは「TOTO株式会社かぶしきがいしゃ」に社名しゃめい変更へんこう
    • 8がつ1にち - 「ハイブリッドエコロジーシステム」を搭載とうさいしたネオレストハイブリッドAHを発売はつばい
  • 2009ねん
  • 2011ねん
    • 1がつ - 累計るいけい販売はんばい台数だいすう3000まんだい突破とっぱ[8]
  • 2012ねん
    • 2がつ - アプリコットをフルモデルチェンジして発売はつばい使用しようまえ使用しよう便器べんきないへのキレイ除菌じょきんすいによる除菌じょきん機能きのう追加ついか、ノズル自動じどうクリーニング方式ほうしき変更へんこうなどをおこなう。旧型きゅうがたちがい、キレイサインがいているのが特徴とくちょう洗浄せんじょう機能きのう使用しようは、がったのち自動的じどうてきにノズル除菌じょきんおこなう。
    • 7がつ23にち - 日本にっぽん機械きかい学会がっかい初代しょだいのウォシュレットGを機械きかい遺産いさん認定にんてい[3][11]
  • 2015ねん
    • 7がつ - 累計るいけい販売はんばい台数だいすう4000まんだい突破とっぱ[12]
  • 2016ねん
    • 8がつ - しんウォシュレットSを発売はつばい従来じゅうらいがた使用しよう使用しようのノズルの自動じどう洗浄せんじょうくわえ、洗浄せんじょう機能きのう使用しようしたのちがるとノズルの内外ないがいをキレイ除菌じょきんすい自動じどう除菌じょきんする機能きのう追加ついかされた。貯湯しきなのは従来じゅうらいおなじ。
  • 2017ねん
    • 8がつ - ネオレストNXを発売はつばい。ネオレストのさい上位じょういで、一般いっぱんのネオレストLS・AS・RSのグレードとは区別くべつされている。
    • 8がつ - Newアプリコットを発売はつばい。きれいサインなどの表示ひょうじ便びんぶたじた状態じょうたいではえなくなり、スタイリッシュに。隙間すきま凹凸おうとつをなくしたまるみをったデザインへと変更へんこうされた。
  • 2018ねん
    • 2がつ - アプリコットシリーズでははつのパブリック商品しょうひんとなるウォシュレットアプリコットP(AP2シリーズ)を発売はつばい[13]
  • 2017ねん
    • 3がつ - 累計るいけい出荷しゅっか台数だいすう5000まんだい突破とっぱ[14]
  • 2021ねん
    • 8がつ2にち - オート機能きのうのある機種きしゅに、便座べんざからがったのち自動じどう便びんふたがまり便器べんき洗浄せんじょうするほか、リモコンの便器べんき洗浄せんじょうボタンをすことでも便びんふたがまったのち便器べんき洗浄せんじょう可能かのう機能きのう便びんふた閉止へいし洗浄せんじょうモード」を搭載とうさい
  • 2022ねん
    • 8がつ - 累計るいけい販売はんばい台数だいすう6000まんだい突破とっぱ[15]
    • 8がつ - ネオレストLSを発売はつばい金属きんぞく調ちょうのアクセントをくわえ、アルファベットのDをイメージした便座べんざにより、ゆったりとしたすわ心地ごこち実現じつげん。ネオレストの一般いっぱんグレードとしてはさい上位じょうい位置付いちづけとなっている。
  • 2023ねん
    • 8がつ - Newアプリコットをフルモデルチェンジしたしんアプリコットを発売はつばいさい上位じょうい機種きしゅのF4シリーズでは、ネオレストLSに搭載とうさいされていた便座べんざ先端せんたんをきれい除菌じょきんすい漂白ひょうはく除菌じょきんする「便座べんざきれい」機能きのう追加ついか日本にっぽん国内こくないけの製品せいひんとしてははつ個人こじん設定せっていづけリモコンを標準ひょうじゅん付属ふぞくする。[16]
    • 8がつ - パブリックけのアプリコットPにAP3シリーズを追加ついか同日どうじつ発売はつばいしんアプリコットのデザインを踏襲とうしゅうし、スマホ専用せんようアプリで操作そうさ出来できるタッチレス機能きのう追加ついかされた。2018ねん発売はつばいのAP2シリーズもつづ併売へいばいする。[17]


普及ふきゅうりつ[編集へんしゅう]

1980ねん発売はつばいされ、18ねんの1998ねん国内こくない海外かいがい市場いちばわせて1000まんだい突破とっぱ[8]。その7ねんの2005ねんに2000まんだい突破とっぱ[8]。さらに2011ねんには3000まんだい[8]、2015ねんには4000まんだい[12]、2019ねんには5000まんだい[8]突破とっぱした。なお、ウォシュレットにかぎらず国内こくない温水おんすい洗浄せんじょう便座べんざ市場いちば全体ぜんたいでの家庭かていでの普及ふきゅうりつそう世帯せたいで73%、二人ふたり以上いじょう世帯せたいで80.2%(2020ねん3がつ時点じてん[18]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 伊奈いなせいすえは、はつ国産こくさん温水おんすい洗浄せんじょう便座べんざとして、1967ねんに「サニタリイナ61」を発売はつばいしている[2]
  2. ^ おぎうえ直子なおこ監督かんとくの『トイレット (映画えいが)』は北米ほくべい舞台ぶたい全編ぜんぺん英語えいごだが、ウォシュレットがテーマになっている。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b 日本にっぽんネーミング大賞たいしょう2020 優秀ゆうしゅうしょう”. 2023ねん3がつ21にち閲覧えつらん
  2. ^ LIXIL ビジネス情報じょうほう | LIXILトイレ進化しんかろん”. 2023ねん3がつ21にち閲覧えつらん
  3. ^ a b c d 昭和しょうわ55ねん 写真しゃしん生活せいかつ』(2017ねん、ダイアプレス)p40
  4. ^ ウォシュレットの発売はつばいまえから現在げんざいまでの歴史れきしについて 永野ながの設備せつび工業こうぎょう株式会社かぶしきがいしゃ じゅうしつらえドットコム (ジュウセツドットコム) 公式こうしきホームページサイト 2023ねん10がつ8にち閲覧えつらん
  5. ^ CS510BM+SS511BABFS(コンパクトリモデル便器べんき・コーナータイプ)に、設置せっち可能かのうなウォシュレットの品番ひんばんをおしえてください。”. 2022ねん5がつ2にち閲覧えつらん
  6. ^ a b c TOTOおわせ実際じっさいにおわせした
  7. ^ a b フジテレビトリビア普及ふきゅう委員いいんかい『トリビアのいずみ〜へぇのほん〜 6』講談社こうだんしゃ、2004ねん 
  8. ^ a b c d e f g h i 1980ねん6がつ販売はんばい開始かいしから38ねん8ヵ月かげつウォシュレット※1累計るいけい出荷しゅっか台数だいすう5000まんだい突破とっぱ』(プレスリリース)TOTO株式会社かぶしきがいしゃ、2019ねん4がつ3にちhttps://jp.toto.com/company/press/2019/04/03_008607.htm2020ねん7がつ20日はつか閲覧えつらん 
  9. ^ 年鑑ねんかん広告こうこくキャンペーン 1983』170ぺーじNDLJP:12022603/88
  10. ^ TOTO住宅じゅうたく商品しょうひん総合そうごうカタログ 704ページ
  11. ^ 機械きかい遺産いさん」にウォシュレット 学会がっかい、5けん選定せんてい」『日本経済新聞にほんけいざいしんぶん』2012ねん7がつ3にち2020ねん7がつ20日はつか閲覧えつらん
  12. ^ a b 1980ねん6がつ発売はつばい開始かいしから35ねんウォシュレット※累計るいけい出荷しゅっか台数だいすう4000まんだい突破とっぱ』(プレスリリース)TOTO株式会社かぶしきがいしゃ、2015ねん9がつ1にちhttps://jp.toto.com/company/press/2015/09/01_001827.htm2020ねん7がつ20日はつか閲覧えつらん 
  13. ^ パブリックけウォシュレットに瞬間しゅんかんしきしなそろえ。清潔せいけつ機能きのう充実じゅうじつ 「ウォシュレット※ アプリコットP」 2018ねん2がつ1にち発売はつばい』(プレスリリース)TOTO株式会社かぶしきがいしゃ、2018ねん1がつ11にちhttps://jp.toto.com/company/press/2018/01/11_004446.htm2020ねん7がつ20日はつか閲覧えつらん 
  14. ^ 「ウォシュレット®」累計るいけい出荷しゅっか台数だいすう5000まんだい突破とっぱ”. 2024ねん6がつ14にち閲覧えつらん
  15. ^ ウォシュレット累計るいけい出荷しゅっか台数だいすう6000まんだい突破とっぱ”. 2024ねん6がつ14にち閲覧えつらん
  16. ^ しん「ウォシュレット アプリコット」 8がつ1にち(火)発売はつばい”. 2023ねん10がつ18にち閲覧えつらん
  17. ^ ウォシュレット®アプリコットP”. 2023ねん10がつ18にち閲覧えつらん
  18. ^ 内閣ないかく消費しょうひ動向どうこう調査ちょうさ」(れい2ねん3がつ調査ちょうさ

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]