機械 遺産
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概要 [編集 ]
2007
なお、
分類 [編集 ]
- Site(
機械 遺産 のある歴史 的 な風景 ) - Landmark(
機械 を含 む象徴 的 な建造 物 ・構造 物 ) - Collection(
保存 ・収集 された機械 ) - Documents(
記録 に残 る機械 関連 文書 類 )
の4つの
2007年度 認定 遺産 一覧 [編集 ]
- Collection
-
- 3
足 踏旋盤 (愛知 県 ) - 4
陸 用 蒸気 タービン(長崎 県 ) - 5 10A
型 ロータリーエンジン(広島 県 ) - 6 ホンダCVCCエンジン(
栃木 県 ) - 7
民間 航空機 用 FJR710ジェットエンジン(東京 都 ) - 8 ヤンマー
小形 横形 水冷 ディーゼルエンジンHB形 (汎用 小型 ディーゼルエンジン)(滋賀 県 ) - 9 ゐのくち
式 渦巻 きポンプ(愛知 県 ) - 10
高周波 発電 機 (愛知 県 ) - 11
東海道新幹線 0系 電動 客車 (大阪 府 ) - 12 230
形 233号 タンク式 蒸気 機関 車 (大阪 府 ) - 13
旅客機 YS11(東京 都 ) - 14 カブ
号 F型 (ホンダ自転車 用 補助 エンジン)(栃木 県 ) - 15
麦 わら帽子 製造 用 環 縫 ミシン(愛知 県 ) - 16
無 停止 杼 換 式 豊田自動織機 (G型 )第 1号機 (愛知 県 ) - 17
活版 印刷 機 (東京 都 ) - 18 コマツブルドーザーG40(
小松 1型 均 土 機 )(静岡 県 ) - 19 オリンパスガストロカメラGT-I(
東京 都 ) - 20 バックトン
万能 試験 機 (兵庫 県 ) - 21
万能 製図 機械 MUTOH「ドラフターMH-I」(東京 都 ) - 22 万年自鳴鐘(
東京 都 ) - 23
旧 筑後川 橋梁 (筑後川 昇 開 橋 )(福岡 県 、佐賀 県 )
- 3
-
小菅 修 船場 跡 の曳揚げ装置 -
10A
型 ロータリーエンジン -
CVCCエンジン
-
FJR710ジェットエンジン
-
新幹線 0系 電車 -
230
形 蒸気 機関 車 -
YS11
旅客機 -
豊田自動織機 (G型 )第 1号機 -
万年自鳴鐘
-
筑後川 昇 開 橋
2008年度 認定 遺産 一覧 [編集 ]
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/6c/%E4%B8%89%E6%B1%A0%E6%B8%AF%E3%81%AE%E9%96%98%E9%96%80.jpg/220px-%E4%B8%89%E6%B1%A0%E6%B8%AF%E3%81%AE%E9%96%98%E9%96%80.jpg)
- Collection
2009年度 認定 遺産 一覧 [編集 ]
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/25/Sapporo_Clock_Tower_Hokkaido_Japan_2.jpg/220px-Sapporo_Clock_Tower_Hokkaido_Japan_2.jpg)
- Landmark
-
- 33
旧 峯岸 水車 場 (東京 都 )
- 33
- Collection
2010年度 認定 遺産 一覧 [編集 ]
- Landmark
-
- 38 としまえん「カルーセルエルドラド」(
現存 する世界 最古 級 のメリーゴーランド)(東京 都 ) - 39
旧 金毘羅 大 芝居 の廻 り舞台 と旋回 機能 (香川 県 )
- 38 としまえん「カルーセルエルドラド」(
- Collection
2011年度 認定 遺産 一覧 [編集 ]
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/36/ED15_1_%28No_1_end%29_Hitachi_Mito_Factory_20170603.jpg/220px-ED15_1_%28No_1_end%29_Hitachi_Mito_Factory_20170603.jpg)
- Collection
2012年度 認定 遺産 一覧 [編集 ]
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/1d/IKEGAI_lathe.jpg/220px-IKEGAI_lathe.jpg)
2013年度 認定 遺産 一覧 [編集 ]
- Landmark
-
- 56
機械 式 立体 駐車 装置 ロートパーク(東京 都 )
- 56
- Collection
2014年度 認定 遺産 一覧 [編集 ]
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d7/Telpher_crane_at_Shimizu_port.jpg/220px-Telpher_crane_at_Shimizu_port.jpg)
- Landmark
- Collection
- Documents
-
- 69
国産 機械 製造 の礎 『国産 機械 図 集 』(東京 都 )
- 69
2015年度 認定 遺産 一覧 [編集 ]
- Collection
2016年度 認定 遺産 一覧 [編集 ]
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/3c/1958_Subaru_360_01.jpg/220px-1958_Subaru_360_01.jpg)
- Landmark
-
- 77
松川 地熱 発電 所 (岩手 県 )
- 77
- Collection
2017年度 認定 遺産 一覧 [編集 ]
- Site
- Collection
-
- 86
国産 初 の地下鉄 車両 「モハ1000形 1001号 」(東京 都 ) - 87
有人 潜水 調査 船 「しんかい2000」(神奈川 県 ) - 88
鋳造 用 砂 型 の造型 機械 「C-11型 生 型 造型 機 」 -米国 製 の機械 を参考 に1927年 (昭和 2年 )砂 型 の造型 製作 機 として旧 久保田 製作所 が独自 開発 、鋳物 工場 の機械 化 の始 まり (愛知 県 ) - 89
組合 せ計量 機 (ACW-M-1) -中央 演算 装置 を用 い重量 や大 きさの異 なる複数 のピーマンを組 み合 わせ150±2gに収 まる重 さに仕分 けする旧 石田 衡器製作所 が1972年 (昭和 47年 )開発 したピーマン充填 用 自動 はかり、その後 の農産物 、冷凍 食品 、薬品 、機械 部品 など一定 量 の袋 詰 め機 の出発 点 となった (滋賀 県 ) - 90
全 自動 手袋 編 機 (角 型 ) - 1964年 (昭和 39年 )島精機製作所 が開発 、世界 で初 めて編目 を押 し下 げるシンカーニット方式 を採用 し1枚 を2分 15秒 で編 み上 げた (和歌山 県 )
- 86
2018年度 認定 遺産 一覧 [編集 ]
- Collection
-
- 91
日本工業大学 の所蔵 する歴史 的 工作 機械 群 -明治 中期 から昭和 50年代 (1975年 - 1984年 )に輸入 から日本 製 として模造 機 製造 から技術 提携 の段階 の経緯 を理解 でき、当時 の動力 源 である高価 な1個 のモーターで複数 の異 なる機械 を駆動 したシステムを再現 するなど、工学 史上 の時代 的 変遷 を俯瞰 できる (埼玉 県 ) - 92 エアレス
塗装 機 –米国 で開発 されたエアレス塗装 の米国 特許 の実施 権 を得 てエアレス塗装 機 の改良 し国産 化 を開始 、1959年 (昭和 34年 )販売 以来 、車両 、造船 、構造 物 、建築 、道路 舗装 など幅広 い分野 で使 われる (愛知 県 ) - 93
ブラウン管 ガラス製造 装置 -白黒 ・カラーテレビは当初 ガラスブラウン管 が使 われ、米国 から技術 導入 による画面 部 (フェース)と遠心 鋳造 成形 した後部 (ファンネル(漏斗 形 ))を別々 に成形 した後 、封 着 したが、ファンネルプレス機 の登場 でプレス成形 方式 へ転換 し、品質 と生産 性 を向上 させ、薄型 テレビ以前 の24インチ以上 の大型 テレビのシェアは1980年 (昭和 55年 )代 末 にはほぼ世界 市場 を独占 した (滋賀 県 ) - 94
新聞 博物館 の活字 鋳造 機 –熊本 日 日 新聞 ・新聞 博物館 は新聞 原稿 の組版 から印刷 、発行 までの工程 とその技術 的 変遷 を知 ることができ、1934年 (昭和 9年 )製 の種々 の特許 技術 が反映 された「万 年 自働 活字 鋳造 機 」の商標 名 で発売 された活字 鋳造 機 は5号 (10.5pt)の活字 を90本 /分 で鋳造 することができ、1982年 (昭和 57年 )まで使用 された (熊本 県 )
- 91
2019年度 認定 遺産 一覧 [編集 ]
- Landmark
-
- 95
田瀬 ダムの高 圧 放流 設備 –米国 製 4基 の高 水圧 スライドゲートを米国 と綿密 な交信 を経 て、日本 の技術 も加 え、当時 世界 最 水深 ダム下部 に設置 し、その後 のダム放流 管 の技術 面 の基礎 となった (岩手 県 ) - 96
新津 油田 金津 鉱 場 (採油 と製油 技術 の証 ) –明治 以前 から原油 採取 が試 みられたが、崩壊 性 地層 のため事業 化 に至 らず、その後 、中野 貫一 の手 掘 採掘 で当時 産油 量 日本一 となり、さらに上総 掘 りや機械 掘 りも普及 し、1996年 (平成 8年 )に閉業 したが地域 特性 に基 づく一連 の遺構 は2018年 (平成 30年 )「新津 油田 金津 鉱 場 跡 」として国 史跡 指定 を得 て石油 採掘 の実物 資料 に接 する事 ができる (新潟 県 ) - 97
京都 鉄道 博物館 の蒸気 機関 車 と検 修 施設 群 –日本 の鉄道 開業 から1948年 (昭和 23年 )までの代表 的 蒸気 機関 車 23両 を整備 等 の記録 簿 とともに展示 し、8両 は動態 保存 し、扇形 庫 、転 車台 工具 なども稼働 できる (京都 府 )
- 95
- Collection
2020年度 認定 遺産 一覧 [編集 ]
![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/6e/Nikon_f.jpg/220px-Nikon_f.jpg)
- Collection & Documents
- Collection
-
- 101
日本 の一眼 レフカメラを世界 水準 へと進展 させたアサヒフレックスI・IIB、ミランダT、ズノー、ニコンF - 1950年代 の日本 製 カメラのなかでも5機種 の機械 式 一眼 レフカメラは利便 性 と堅牢 性 を持 ち「カメラといえばドイツ」との評価 を変 えた (東京 都 ) - 102
自由 粉砕 機 第 1号機 (奈良 式 高速 衝撃 粉砕 機 ) –奈良 自由 造 は1925年 (大正 14年 )物性 として弾性 と耐 熱性 をもつカゼインの粉砕 機 の製作 を現 古河 グループの古河 理化 試験 所 から依頼 され、ドイツ製 粉砕 機 を参考 に物性 に対応 する改良 を行 い納入 した。更 に改良 した「自由 粉砕 機 第 1号機 」の技術 は1928年 (昭和 3年 )年 に実用 新案 として登録 され、衝撃 力 とせん断 力 という粉砕 メカニズムによって熱 の発生 を抑 え、迅速 かつ大量 の粉 体 加工 を実現 し、鉱物 、薬草 、食料 品 、染料 、飼料 、薬品 、鉱工業 用品 などの広範囲 の材料 の粉 体 加工 にその後 も使 われている (東京 都 ) - 103
日本 の溶射技術 を工業 化 したアーク溶射ガン – 溶射は1909年 (明治 42年 )、スイスのM.U.ショープ(独 :M.U.Schoop)が発明 した[2]。1919年 (大正 8年 )に銀座 天 賞 堂 が特許 の使用 権 を得 て、宝飾 品 へのガス式 溶射ガン技術 導入 をめざすも作動 せず、1921年 (大正 10年 )に特許 「電気 溶融 法 による噴射 鍍金 法 」を取得 した。技術 の工業 化 は1935年 (昭和 10年 )頃 から始 まり戦前 戦中 にも改良 を重 ね戦後 に軽量 化 と操作性 を計 った。1955年 (昭和 30年 )の現存 最古 1台 と1963年 (昭和 38)年 の改良 を加 えた溶射ガン2台 が保存 される。まず鉄道 、水 タンク、鉄骨 構造 物 等 の錆 を防 ぐ表面 処理 技術 として広 く用 いられ、その後 耐 熱性 、耐 摩耗 性 、耐 薬品 性 など幅広 い産業 分野 で利用 される溶射技術 の原点 を示 す (滋賀 県 ) - 104
機械 式 無 段 変速 機 /リングコーンRC型 –無 段 変速 機 は流体 式 ・電気 式 ・機械 式 の3種 に大別 される。1952年 (昭和 27年 )にシンポ工業 (現 :ニデックドライブテクノロジー)の柏原 学 が発明 した伝動 リングの中 にコーン形 の2本 の円錐 を左右 逆 向 きに配置 したリングコーン(RC)型 変速 機 は機械 式 無 段 変速 機 であり、潤滑油 膜 を介 して非 接触 で動力 を伝達 するトラクションドライブ方式 で摩耗 を生 じない[3]。部品 点数 が少 なく簡単 な構造 であり比較的 小型 で所要 の伝達 動力 が得 られる。負荷 の増減 で伝動 リングの回転 方向 への食 い込 み量 が変化 し、負荷 に応 じた有効 な圧 接 力 が自動的 に摩擦 伝動 面 に与 えられ、すべりが起 きず、回転 変動 率 が2から3%程度 と低 い特長 がある。リングコーンRC型 はRX型 無 段 変速 機 や車輪 駆動 用 をはじめとしたトラクションドライブ減速 機 に継承 されている (京都 府 )
- 101
2021年度 認定 遺産 一覧 [編集 ]
- Collection
- 106
平 歯車 研削 盤 ASG-2形 –機械 要素 の一 つである歯車 を部品 として用 いる機械 に組 み入 れ、その歯車 に起因 する騒音 や振動 の発生 を出来 るだけ少 なくする対策 として、研削 加工 による歯車 を製造 する歯車 研削 盤 は昭和 の時代 となっても日本 には無 かった。岡本 工作 機械 製作所 の前身 ・岡本 専用 工作 機械 製作所 の創業 者 ・岡本 覚三 郎 は呉 海軍 工廠 からの注文 で歯車 研削 盤 の設計 に着手 し、多 くの試行錯誤 を経 て1930年 (昭和 5年 )に国産 初 の平 歯車 研削 盤 「ASG-2形 」を完成 させた。1945年 (昭和 20年 )までに13台 製造 され、その1台 が日本工業大学 工業 技術 博物館 に保存 される。歯車 を交換 することにより、歯 数 などが異 なる歯車 の加工 に対応 できる独創 的 な機構 を有 している。(埼玉 県 )
- 106
- 111
造幣局 創業 期 の硬貨 圧 印 機 ウールホルン硬貨 圧 印 機 とトネリエ硬貨 圧 印 機 – 1871年 (明治 4年 )創業 の造幣局 は地金 の融解 と鋳造 、圧延 、打抜 き、蒸気 機関 駆動 のプレスにより硬貨 を製造 する大 規模 な金属機械 工場 であった。ドイツ技術 者 ディートリッヒ・ウールホルン(英 :Diedrich Uhlhorn)が1817年 に発明 し1871~1873年 にドイツから10台 が輸入 されたもので毎 分 約 40枚 の圧 印 能力 である[注釈 2]。一方 の圧 印 機 はフランスの技術 者 ニコラス・トネリエが開発 した1857年 のフランス製 で、閉鎖 されていた香港 造幣局 から購入 した8台 のうちの1台 が保存 され、性能 は毎 分 50枚 の硬貨 を圧 印 できた。(大阪 府 )
- 111
- 113
静 荷重 杭 圧入 引抜 機 サイレントパイラー KGK-100A –高度 経済 成長 期 に「建設 公害 の元凶 」といわれた杭 打 機 の騒音 、振動 が深刻 化 していた1975年 (昭和 50年 )に完成 された圧入 工法 のサイレントパイラーは打撃 工法 代 わるもとなった。技研製作所 の創業 者 ・北村 精 男 (あきお)が考案 したもの。油圧 発生 装置 を本体 に内蔵 し、単体 で使用 できた。当時 の建設 機械 で常用 されていた油圧 は最大 14~17MPa(メガパスカル)であったが本 機 で100トンの杭 圧入 引抜 力 を得 るためには油圧 70MPaが必要 とされ、油圧 シリンダーに接続 する油圧 ホース、ピストン密封 装置 、配管 継手 などの部品 開発 が行 われた。特徴 は静粛 性 で、同 じ作業 を打撃 式 ハンマ工法 で行 った場合 、発生 する騒音 が約 100dBであったのに対 し本 機 は55dB と大幅 に低減 することができた。(高知 県 )
- 113
2022年度 認定 遺産 一覧 [編集 ]
- Collection
- 115
木材 プレカットシステム MPS-1 –一般 住宅 のうち木造 住宅 の比率 が57%、そのうち76%が軸 組 み工法 を採用 しており、従来 から熟練 した大工 職人 により軸 材 の配置 と組 み立 て方法 が設計 され、建築 現場 で手 加工 が行 われていた。木材 加工 機 を製造 していた宮川 工 機 は現場 での手 加工 する工程 を出来 るだけ省 き、工場 で事前 に組 手 を加工 し、それを現場 に搬入 するプレカット工法 に置 き換 えることを企画 し単一 機能 の機械 を開発 した。その過程 で、接 手 や仕 口 の形状 を機械 での加工 に適 した円弧 形状 への転換 がなされ実用 新案 を取得 した。この手法 と工法 は大工 職人 に当初 受 け入 れられなかったが、1978年 (昭和 53年 )年頃 の持 ち家 の流行 による人手 不足 から普及 が進 んだ。それまでの単 機能 ・手動 加工 機 をCAD /CAMと連携 化 してプレカットシステム MPS-1として1985年 (昭和 60年 )に製造 された加工 機械 部分 を成 した。その後 、軸 組 み工法 の93%はプレカット工法 となったが、そのきっかけとなった機械 である。(愛知 県 )
- 115
- 116
手回 しガラ紡機 –明治 政府 の殖産 興業 政策 による綿糸 の生産 性 向上 のため輸入 した洋式 紡績 機 が導入 されたが高価 であった。臥 雲 辰 致はこれに代 わる安価 で単純 な機構 の手回 し臥 雲 式 紡織 機 ( ガラ紡とも呼 ばれた)を発明 し、翌 1877年 (明治 10年 )第 1回 内国 勧業 博覧 会 に出品 し高 い評価 を得 た。綿 作 りが盛 んな地域 の三河 国 (現代 の愛知 県 東部 )において紡織 機 を水車 を動力 として駆動 し当 地方 は紡績 業 が急 成長 し、一大 産地 となり、さらに全国 に国産 紡織 機 として普及 した。太 い綿糸 の需要 に対応 した生産 に特 化 していたため、戦後 の生活 様式 の変化 や洋式 紡績 機 の復興 などにより,1960年 (昭和 35年 )年頃 をピークに急速 に衰退 をたどり,その後 極 めて僅 かに使用 されている。認定 機 は1880年 (明治 13年 )年代 に製造 されたもので、紡績 産業 の黎明 期 における象徴 的 国産 機械 であり、日本 の外貨 獲得 に貢献 した。本 機 は綿 業 会館 に展示 される。なお、同 一寸 法 の複製 品 は本 機 をスケッチし、図面 化 を経 て作成 されたものでトヨタ産業 技術 記念 館 で公開 されている。(大阪 府 )
- 116
2023年度 認定 遺産 一覧 [編集 ]
- Collection
-
- 117 プラネタリウム
投 映 機 M-1型 - 1937年 (昭和 12年 )ドイツ製 投 映 機 が日本 に導入 され多 くの天文学 者 は試作 を行 った。五藤光学研究所 は1959年 (昭和 34年 )、国産 初 のレンズ投影 式 プラネタリウム M-1型 を完成 した[5]。この投 映 機 は1959年 から1970年代 にかけて国内 に19台 が納入 され、本格 的 に量産 ・市販 された機種 であり、日本 のプラネタリウム機器 が世界 的 評価 を獲得 (日本 製 の世界 市場 占有 率 70%)する基礎 を成 し、近代 的 プラネタリウムの要素 (レンズ投 映 式 、年 周 運動 の投 映 )を実現 した。東京 海洋 大学 に1965年 (昭和 40年 )に設置 されたM-1型 投 映 機 は、現在 稼働 している中 では最古 のものであり、基本 的 にオリジナルの形式 を保 ち稼働 状態 は維持 され学生 も参画 し、メンテナンスを行 い技術 伝承 にも役立 っている。(東京 都 )
- 117 プラネタリウム
- 118
小田急電鉄 3000形 (特急 ロマンスカーSE) - 1957年 (昭和 32年 )小田急電鉄 の3000形 (SE)は特急 専用 車両 として運用 開始 されたが、当時 の様々 な先端 的 技術 を採用 した。先頭 形状 では本格 的 風洞 実験 を行 いモノコック構造 、駆動 台車 はカルダン駆動 方式 、2両 の車体 間 に1台 の台車 を配置 した連接 台車 が採用 された。この車両 の開発 には当時 の国鉄 の高速 車両 開発 のためのデータ収集 を目的 として鉄道 技術 研究所 の協力 を得 て,後 の新幹線 0系 電車 開発 のために貴重 なデータを与 えた。1957年 に国鉄 の東海道本線 での高速 試験 では当時 の狭軌 世界 最高 時速 145km/hを達成 し,貴重 なデータを与 え東海道新幹線 の開発 に向 け大 きく前進 させた。ロマンスカーという呼称 は,小田急電鉄 が運用 する特急 列車 の総称 であり,1992年 (平成 4年 )に運用 が終了 した3000形 (SE)はロマンスカーミュージアムに保存 展示 されている。(神奈川 県 )
- 118
- 119
旧 和 中 散 本舗 の人 車 製薬 機 -栗東 市 旧 東海道 沿 いの史跡 「旧 和 中 散 本舗 」の重要 文化財 「大角 家 (おおすみけ)住宅 」では江戸 時代 に生薬 の和 中 散 (胃腸 薬 )、五 苓散、神 教 丸 、天真 膏 、万金 丹 などを製造 ・販売 していた。その生薬 の製造 に使 われたのが人 車 製薬 機 であり1831年 (天保 2年 )年 に設置 されたもので、直径 1丈 4尺 1寸 (4280mm)の木製 の大 きな輪 の中 に2人 の人間 が入 って歩 くと、人間 の体重 により回転 力 が生 じ、その動力 を4枚 の木製 歯車 で伝 え増 速 して、乾燥 して細 かく刻 んだ薬草 などを粉砕 する石臼 を回転 させる仕組 みを構成 している[6]。人 車 と石臼 の速度 比 は3:10で、人 車 が3回転 すると石臼 は10回転 する。人間 を動力 源 とした人 車 は、中国 大陸 から伝来 した機構 と考 えられ、機械 技術 の発達 の歴史 を物語 るものであり、当時 は店先 で加工 の様子 を見 せる広告 媒体 の手段 としての役割 も兼 ねていた。(滋賀 県 )
- 119
- 120
三共 工作 機械 資料 館 の歴史 的 工作 機械 群 - 2021年 (令 和 3年 )年 三共 製作所 は工場 内 に「三共 工作 機械 資料 館 」を開設 した。資料 として展示 する工作 機械 は137台 あり、この内 134台 が日本 製 ではなく主 に米国 のほかイタリア、スイス、フランス、英国 、ドイツ製 であり、17世紀 の産業 革命 前後 の時代 から20世紀 まで活躍 した旋盤 、中 ぐり盤 、フライス盤 、ボ ール盤 、形 削 り盤 、歯 切 り盤 、研削 盤 など工作 機械 群 である。これらは年代 別 ・機械 の種類 別 に体系 的 に収集 されたもので、それぞれの時代 の世界 的 な工作 機械 技術 の進化 ・発展 を知 り学習 できる。また測定 工具 や切削 工具 類 も展示 され、昭和 初期 の各種 の機械 要素 を教育 用 機構 模型 として保存 ・展示 を行 い、工作 機械 によって製造 されたT型 フォードなど初期 の歴史 的 自動車 も含 まれる。(静岡 県 )
- 120
脚注 [編集 ]
注釈 [編集 ]
- ^ KS-P
型 は野球 殿堂 博物館 に、AR型 は中日 バッティングセンターで展示 - ^
圧 印 機 で作 られたロンドン万国博覧会 (1851年 )広告 用 トークン:英文 参考 サイト:Uhlhorn Press advertising token 1851/1851
出典 [編集 ]
- ^
日本 機械 学会 2011年度 機械 遺産 認定 のお知 らせ平成 23年 7月 25日 高見沢 サイバネティックス - ^
産 報 出版 溶接 の歴史 1900-1935年 、1909年 溶射の特許 、チューリッヒ大学 にいたショープ(U.SCHOOP)が金属 溶射の特許 をとる。日本 への技術 導入 は1921年 から。 - ^
潤滑 通信 社 、ジュンツウネット21 > そこが知 りたいQ&A > トラクションドライブのメカニズムと潤滑油 | ジュンツウネット21、図 2トラクションドライブ変速 機 の型式 コーン・リング式 (リングコーン式 ) - ^ 1958
年 (昭和 23年 )大阪 府 吹田 市 のビール工場 から回転 寿司 のアイデアが生 まれる。 - ^ 『
大人 の科学 マガジンNo.9』pp.36-39「国産 プラネタリウム史 」 - ^
大 きな回 し車 のような物 に人間 2人 が入 り廻 していると考 えれば判 りやすい