エサ＝ペッカ・サロネン

エサ＝ペッカ・サロネン Esa-Pekka Salonen
エサ＝ペッカ・サロネン
基本きほん情報じょうほう
生誕せいたん	(1958-06-30) 1958年ねん6月30日にち（66歳さい）
出身しゅっしん地ち	フィンランド ウーシマー州しゅう ヘルシンキ
学歴がくれき	シベリウス音楽おんがく院いん
ジャンル	現代げんだい音楽おんがく クラシック音楽おんがく 実験じっけん音楽おんがく
職業しょくぎょう	作曲さっきょく家か 指揮しき者しゃ
共同きょうどう作業さぎょう者しゃ	トイミー

エサ＝ペッカ・サロネン

エサ＝ペッカ・サロネン

エサ＝ペッカ・サロネン

エサ＝ペッカ・サロネン（Esa-Pekka Salonen, 1958年ねん6月30日にち - ）は、フィンランドの作曲さっきょく家か・指揮しき者しゃ。2020年ねんからサンフランシスコ交響こうきょう楽団がくだんの音楽おんがく監督かんとく。また、ロサンジェルス・フィルハーモニックの桂冠けいかん指揮しき者しゃである。2020年ねん、大だい英えい帝国ていこく名誉めいよ騎士きし号ごう（英えい: Honorary Knighthood (KBE) ）に叙じょせられた。

人物じんぶつ・来歴らいれき

ヘルシンキ・シベリウス音楽おんがく院いんで、ホルン演奏えんそうと作曲さっきょくを学まなぶ。同級生どうきゅうせいの作曲さっきょく家かマグヌス・リンドベルイやサーリアホと実験じっけん音楽おんがく合奏がっそう団だん「トイミー」（Toimii、フィンランド語ごで「それは作用さようする」の意い）を結成けっせい。その後ご、フランコ・ドナトーニとニコロ・カスティリオーニのもとで作曲さっきょくの研鑽けんさんを積つむ。当初とうしょは作曲さっきょく活動かつどうに専念せんねんしたが、1983年ねんに急遽きゅうきょロンドンでマイケル・ティルソン・トーマスの代役だいやくとしてフィルハーモニア管弦楽かんげんがく団だんのマーラー作曲さっきょく交響こうきょう曲きょく第だい3番ばんの公演こうえんを引ひき受うけることとなり、指揮しき者しゃとしての経歴けいれきが開始かいしされた。その後ごも1985年ねんから1994年ねんまでフィルハーモニア管弦楽かんげんがく団だんの首席しゅせき客演きゃくえん指揮しき者しゃを務つとめてきた。

1985年ねんからスウェーデン放送ほうそう交響こうきょう楽団がくだんの首席しゅせき指揮しき者しゃに、また1984年ねんにアメリカデビューを果はたして以来いらい、1991年ねんからロサンジェルス・フィルハーモニックの音楽おんがく監督かんとくに就任しゅうにん（首席しゅせき指揮しき者しゃと兼任けんにん）し、現代げんだい音楽おんがくの演奏えんそうと録音ろくおんに献身けんしんしてきた。ヴィトルド・ルトスワフスキの交響こうきょう曲きょく第だい3番ばんの世界せかい初はつ録音ろくおんは、1985年度ねんどグラモフォン賞しょう現代げんだい音楽おんがく部門ぶもん最優秀さいゆうしゅう録音ろくおんに選えらばれた。サロネンは、現代げんだい音楽おんがくだけでなく、シベリウスやニールセン、ラーションなどの、20世紀せいき前半ぜんはんから中頃なかごろに活躍かつやくした北欧ほくおうの作曲さっきょく家かの紹介しょうかいにも取とり組くんでいる。

サロネンは、2020/21のシーズンまでフィルハーモニア管弦楽かんげんがく団だんの首席しゅせき指揮しき者しゃを務つとめ、桂冠けいかん指揮しき者しゃ（英えい: Conductor Laureate）の称号しょうごうが付与ふよされた。また、2020年ねん9月がつ開始かいしのシーズンからサンフランシスコ交響こうきょう楽団がくだんの第だい12代だい音楽おんがく監督かんとくに就任しゅうにんした。

一方いっぽう、作曲さっきょく家かとしてのサロネンの主おもな作品さくひんには、フランツ・カフカの『判決はんけつ』から題名だいめいをとったサクソフォーン協奏曲きょうそうきょく『…一瞥いちべつして何なにも気付きづかず…』（...auf den ersten Blick und ohne zu wissen..., 1980年ねん）や、スタニスワフ・レムのテクストによるソプラノのためのFloof（1982年ねん）、管弦楽かんげんがく曲きょく『ロサンジェルス変奏曲へんそうきょく』（L.A. Variations, 1996年ねん）などがある。作曲さっきょく活動かつどうに没頭ぼっとうできるように2000年ねんに1年間ねんかんの休息きゅうそくをとり、その間あいだにホルン独奏どくそう曲きょく『演奏えんそう会かい用よう練習れんしゅう曲きょく』（Concert Étude ）や、アンシ・カルトゥネンとロンドン・シンフォニエッタのためのチェロ作品さくひんや管弦楽かんげんがく曲きょくを作曲さっきょくした。

作品さくひんは、チェスター社しゃから出版しゅっぱんされている。

主おもな作品さくひん

管弦楽かんげんがく作品さくひん

• スタニスワフ・レムのテクストによるソプラノのためのFloof - 1982年ねん
• 管弦楽かんげんがく曲きょく『ロサンジェルス変奏曲へんそうきょく』 - 1996年ねん
• フォーリン・ボディーズ〜管弦楽かんげんがくのための〜 - 2001年ねん
• インソムニア〜管弦楽かんげんがくのための〜 - 2002年ねん (サントリーホール国際こくさい作曲さっきょく委嘱いしょくシリーズ No.26)
• ヒーリックス〜管弦楽かんげんがくのための〜 - 2005年ねん
• ニュクス- 2010年ねん

協奏曲きょうそうきょく

• サクソフォーン協奏曲きょうそうきょく『…一瞥いちべつして何なにも気付きづかず…』 - 1980年ねん
• ピアノ協奏曲きょうそうきょく - 2007年ねん
• ヴァイオリン協奏曲きょうそうきょく - 2009年ねん
• チェロ協奏曲きょうそうきょく - 2017年ねん

他た

来日らいにち歴れき

• 1987年ねん、スウェーデン放送ほうそう交響こうきょう楽団がくだん来日らいにち公演こうえん
• 1988年ねん、NHK交響こうきょう楽団がくだん定期ていき演奏えんそう会かい客演きゃくえん
• 1990年ねん、NHK交響こうきょう楽団がくだん定期ていき演奏えんそう会かい客演きゃくえん
• 1994年ねん、ロサンジェルス・フィルハーモニック来日らいにち公演こうえん
• 1998年ねん、フィルハーモニア管弦楽かんげんがく団だん来日らいにち公演こうえん
• 2002年ねん、NHK交響こうきょう楽団がくだん定期ていき演奏えんそう会かい客演きゃくえん、他た
• 2008年ねん、ロスアンジェルス・フィルハーモニック来日らいにち公演こうえん（「音楽おんがくの友とも」ベストコンサート）
• 2010年ねん、フィルハーモニア管弦楽かんげんがく団だん来日らいにち公演こうえん、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽かんげんがく団だん来日らいにち公演こうえん（キャンセル）（小澤おざわ征爾せいじの代役だいやく）
• 2013年ねん、フィルハーモニア管弦楽かんげんがく団だん来日らいにち公演こうえん
• 2015年ねん、フィルハーモニア管弦楽かんげんがく団だん来日らいにち公演こうえん
• 2017年ねん、フィルハーモニア管弦楽かんげんがく団だん来日らいにち公演こうえん
• 2020年ねん、フィルハーモニア管弦楽かんげんがく団だん来日らいにち公演こうえん

出演しゅつえん

CM

• Apple「iPad Air」（2014年ねん）

外部がいぶリンク

• Esa-Pekka Salonen
• Esa-Pekka Salonen (at Ircam)

先代せんだい マイケル・ティルソン・トーマス

サンフランシスコ交響こうきょう楽団がくだん 音楽おんがく監督かんとく 2020年ねん-

次代じだい -