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エセックス王国おうこく

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
エセックス王国おうこく
Kingdom of Essex
Kingdom of the East Saxons
Ēast Seaxna Rīce
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エセックス王国の国章
（国くに章あきら）
エセックス王国の位置
9世紀せいきのエセックス王国おうこく（黄色おうしょく）
公用こうよう語ご 古こ英語えいご
首都しゅと ロンドン
王おう
527年ねん - 587年ねん エシュウィネ（英語えいご版ばん）
604年ねん - 616年ねんサベルト（英語えいご版ばん）
616年ねん - 617年ねんSexred、Sæward（共同きょうどう統治とうち）
653年ねん - 660年ねんシゲベルト良王りょうおう（英語えいご版ばん）
664年ねん - 683年ねんSæbbi
798年ねん - 825年ねんシゲレッド（英語えいご版ばん）
変遷へんせん
エシュウィネ（英語えいご版ばん）は東ひがしサクソン人じんを導みちびいて北海ほっかいを越こえた（伝説でんせつ） 527年ねん
シゲベルト良王りょうおう（英語えいご版ばん）および聖きよしケッド（英語えいご版ばん）によりキリスト教きりすときょう化か653年ねん
ウェセックス王国おうこくに併合へいごう825年ねん

エセックス王国おうこく（英語えいご: Kingdom of Essex）もしくは東ひがしサクソン王国おうこく（英語えいご: Kingdom of the East Saxons, 古こ英語えいご: Ēast Seaxna rīce）は、いわゆる七なな王国おうこくと呼よばれるアングロ・サクソン人じんによる7つの国家こっかのうちの1つである。それは6世紀せいきに建国けんこくされ、後のちに占領せんりょうしたエセックス、ハートフォードシャー、ミドルセックスおよびケント（短期間たんきかん）のカウンティ（郡ぐん）の領域りょういきを支配しはいした。エセックス王おうはしばしば周囲しゅういの君主くんしゅに従属じゅうぞくした。エセックスの最後さいごの王おうはシゲレッド（英語えいご版ばん）であり、825年ねん、彼かれはエセックス王国おうこくをウェセックス王おうのエグバードに譲ゆずった。

領域りょういき

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王国おうこくの領域りょういきは、北きたはストー川がわ（英語えいご版ばん）とイースト・アングリア王国おうこく、南みなみはテムズ川がわとケント、東ひがしは北海ほっかい、西にしはマーシアに囲かこまれていた。その領域りょういきには、古代こだいローマに支配しはいされていたブリタンニア属ぞく州しゅう時代じだいの首都しゅとであったコルチェスターとロンドンの2つの地域ちいきの遺構いこうが含ふくまれる。初期しょきの王国おうこくは後ごのミドルセックス州しゅうに当あたるミドル・サクソン（英語えいご版ばん）および[1]、ハートフォードシャーの大だい部分ぶぶんの領域りょういきを支配しはいしており[2]、ときにサリーを含ふくんでいた可能かのう性せいがある[3]。8世紀せいきの短期間たんきかん、エセックス王国おうこくは現在げんざいのケントに当あたる地域ちいきを支配しはいした。

現在げんざいのイギリスにおけるカウンティとしてのエセックスは歴史れきし的てきな南北なんぼくの境界きょうかい線せんを維持いじしているが、その領域りょういきはリー川かわの東ひがしに限かぎられ、他たの領域りょういきは8世紀せいきの間あいだに近隣きんりんのマーシアへと併合へいごうされた[2]。

7世紀せいきに書かかれたトリバル・ヒダーシ（英語えいご版ばん）にはエセックス王国おうこくに含ふくまれる領域りょういきは7000ハイドであったと記しるされている。

歴史れきし

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エセックス王国おうこくは七なな王国おうこくの1つであるが、その歴史れきしは十分じゅうぶんな文書ぶんしょによる裏付うらづけがない。アングロサクソン年代ねんだい記きでのエセックス王国おうこくに関かんする言及げんきゅうは第だい三さん代目だいめカンタベリー大だい主教しゅきょうであったメリトゥスに関かんする記述きじゅつのみであり[4]、作つくられたアングロサクソン・チャーター（英語えいご版ばん）（中世ちゅうせいの法的ほうてき文書ぶんしょ）も少すくない[5]。そのため、王国おうこくは比較的ひかくてき辺鄙へんぴな地域ちいきであったと考かんがえられている[6]。王国おうこくが存在そんざいした期間きかんの大だい部分ぶぶんにおいて、エセックス王おうはケントもしくはアングリア、マーシアの様々さまざまな君主くんしゅに従属じゅうぞくしていた[7]。

起源きげん

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王国おうこくを形作かたちづくる地域ちいきのサクソン人じんによる占領せんりょうは5世紀せいき前半ぜんはんのマッキング（英語えいご版ばん）および他たの場所ばしょから始はじまった。これら原初げんしょの入植にゅうしょく者しゃたちの大だい部分ぶぶんは現在げんざいのニーダーザクセンに当あたるサクソニア（英語えいご版ばん）からやってきた[8]。イギリスの歴史れきし書しょであるブリトン人じんの歴史れきしに書かかれた伝説でんせつによると、後のちにエセックスとして知しられる領域りょういきは、上うえ王おうであるヴォーティガンによる統治とうちの間あいだのおよそ460年ねんに起おこった悪名あくめい高たかい長ながいナイフの夜よる（英語えいご版ばん）事件じけんの後のちに、ブリトン人じんからサクソン人じんへと譲ゆずられた。Della Hookeはトリノヴァンテス族ぞくの前ぜんローマ時代じだいの領域りょういきに、エセックス王おうによって支配しはいされる領域りょういきを関連付かんれんづけた[9]。

エセックス王国おうこくは、より小ちいさな王国おうこく[10]もしくはサクソン人じんの部族ぶぞくを吸収きゅうしゅうすることによって成長せいちょうした。以下いかに示しめされるこれらの小しょう王国おうこくの場所ばしょにはいくつかの説せつがある。

エセックス君主くんしゅ

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エセックスは6世紀せいきの間あいだに1つの王国おうこくとなった。他たの七なな王国おうこくの初期しょきの統治とうち者しゃと同様どうように、エセックス王おうの在位ざいい年ねんや名前なまえ、業績ぎょうせきは推測すいそくに留とどまっている。その証拠しょうこや家系かけいの再さい構成こうせいを含ふくむエセックス王おうの史的してきな検証けんしょうはヨークによって広範囲こうはんいに検討けんとうされた[16]。王朝おうちょうは、サクソン人じんの神かみであるサクスノット（Seaxnēat）を通つうじてオーディンに繋つながる血統けっとうであると主張しゅちょうしている。エセックス王家おうけの家系かけいは9世紀せいきにウェセックスで作成さくせいされたが、現存げんそんする写本しゃほんはいくらか欠損けっそんしている[17]。王国おうこくの歴史れきしの中なかには時折ときおり、エセックス内ないで同時どうじに支配しはいしていた数すう人にんの下位かい王おうの存在そんざいがみられる[2]。彼かれらは王国おうこくの異ことなる地域ちいきに対たいして権限けんげんを行使こうししたかもしれない。東ひがしサクソンの王おう名めい表ひょうによると記録きろくに残のこる初はじめての王おうは、527年ねんに統治とうちを開始かいししたエシュウィネ（英語えいご版ばん）であるがその年代ねんだいには若干じゃっかんの困難こんなんがあり、他たの文献ぶんけんによればスレッダ（英語えいご版ばん）がエセックス王家おうけの創始そうし者しゃであるとされている[18]。

エセックス王おうはマーシアからの独立どくりつを強調きょうちょうする一方いっぽうで1世紀せいきからの統治とうち者しゃとの繋つながりを主張しゅちょうし、その時代じだいのブリテン人じんの王おうであったクノベリヌスが行おこなったのと同おなじようにコインを発行はっこうした[19]。

キリスト教きりすときょう

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イギリスにおける王国おうこくの最初さいしょ期きの記録きろくであるベーダ・ヴェネラビリスによるイングランド教会きょうかい史しには、604年ねん、ロンドンに後ごの聖人せいじんであるメリトゥス司教しきょうが到着とうちゃくしたという記録きろくが記しるされている。ベーダによれば、南みなみイングランドの君主くんしゅでありケントの王おうであるエゼルベルトは、スレッダの息子むすこでありエゼルベルトの甥おいでもあるエセックスのサベルト王おう（en）をキリスト教徒きりすときょうとへと改宗かいしゅうさせ、604年ねんの直後ちょくごにはエセックスの一部いちぶの権限けんげんを行使こうしする立場たちばにあった。現在げんざいも同おなじ場所ばしょに立たっている、セント・ポール大だい聖堂せいどうをロンドンに建設けんせつし、寄贈きぞうしたのはサベルトではなくエゼルベルトであった。ベーダは、エゼルベルトをサベルト王おうの上うえ王おうであると記述きじゅつしている[20][21]。616年ねんにサベルトが死しんだ後のちメリトゥスはロンドンを追おわれ、エセックス王国おうこくはキリスト教きりすときょうを棄教した。これは恐おそらく、エセックスが反はんキリスト教きりすときょうになったというよりもむしろ、エセックス情勢じょうせいへのケントの影響えいきょう力りょくへの反感はんかんの結果けっかによるものであるとされる[11]。

Tilaburg（恐おそらくは東ひがしティルベリー（英語えいご版ばん）であるが、西にしティルベリー（英語えいご版ばん）の可能かのう性せいもある）およびIthancester（ほぼ間違まちがいなくブラッドウェル＝オン＝シー（英語えいご版ばん））において修道院しゅうどういんを設立せつりつしたケッド（英語えいご版ばん）による布教ふきょう活動かつどうによって、エセックス王国おうこくはシゲベルト2世せい（英語えいご版ばん）（シゲベルト良王りょうおう）の下したで再ふたたびキリスト教化きょうかした。しかし、キリスト教徒きりすときょうとでないSwithhelm (en）がエセックス王おうへと昇のぼったため、660年ねんに再度さいどエセックス王国おうこくはキリスト教きりすときょうを棄教した。Swithhelmは662年ねんにキリスト教きりすときょうへと改宗かいしゅうしたが664年ねんに死亡しぼうし、二人ふたりの息子むすこであるSigehere（en）とSæbbi（en）が跡あとを継ついだ。同年どうねんに起おこった疫病えきびょうのためにSigehereとその家族かぞくはキリスト教きりすときょうを棄教し、エセックス王国おうこくは三さん度どキリスト教きりすときょうを棄教した。この反抗はんこうは、君主くんしゅとしての名声めいせいを確立かくりつしたマーシア王おうのウルフヘレによって鎮圧ちんあつされた。ベーダはSigehereとSæbbiを「マーシア王おうウルフヘレの下したの統治とうち者しゃである」と記述きじゅつしている[22]。ウルフヘレはエセックス王国おうこくを再度さいどキリスト教化きょうかするためにリッチフィールド (スタッフォードシャー)の司教しきょうであるJarumanを送おくった[23]。

666年ねんのワイン（英語えいご版ばん）および675年ねんのEarconwald（en）は、エセックス王国おうこくに対たいする宗教しゅうきょう的てきな権限けんげんを有ゆうする任命にんめいされたロンドンの司教しきょうだった。ロンドンを含ふくむミドルセックスの領域りょういきは8世紀せいきにエセックスから失うしなわれたが、1845年ねんまで州しゅうおよびカウンティとしてロンドンの司教しきょうはエセックスに対たいして宗教しゅうきょう的てきな権限けんげんを行使こうしし続つづけた[24]。

2003年ねん、王家おうけのものと思おもわれる墓所はかしょがプリトルウェル（英語えいご版ばん）で発見はっけんされ、発掘はっくつされた（Royal Saxon tomb in Prittlewell）。そこから金箔きんぱくの貼はられた十字架じゅうじかが発見はっけんされ、埋葬まいそうされた者ものがキリスト教徒きりすときょうとであったことが示唆しさされた。埋葬まいそうされている王おうは恐おそらくサベルトもしくは653年ねんに殺ころされたシゲベルトであると考かんがえられる。しかし、埋葬まいそうされているのが王族おうぞくでなく、その業績ぎょうせきが記録きろくされていない裕福ゆうふくで権力けんりょくのあった単たんなる一個人いっこじんである可能かのう性せいもある[25]。

その後ごの歴史れきしと終焉しゅうえん

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エセックス王国おうこくは比較的ひかくてき無名むめいであったにもかかわらず、エセックス王おうスレッダとケント王おうエゼルベルトの妹いもうとリクラが結婚けっこんしたように、テムズ川がわを挟はさんだケント王国おうこくとの間あいだに強つよい関係かんけいを持もっていた。8世紀せいきの短期間たんきかん、エセックス王国おうこくは南部なんぶにケント王国おうこくを含ふくんでいた。この期間きかん中ちゅうエセックス王おうは、恐おそらく彼かれら自身じしんの独立どくりつの主張しゅちょうとして、彼かれら自身じしんのコイン （Sceat）を発行はっこうしていた[26]。しかし8世紀せいき中頃なかごろまでに、ロンドンを含ふくむエセックス王国おうこくの大だい部分ぶぶんはマーシアの手てに落おち、大おおまかに言いえば現在げんざいのエセックスカウンティに当あたる部分ぶぶんだけが残のこされ、エセックス王国おうこくはマーシアに従属じゅうぞくした[27]。825年ねん頃ころのマーシア王おうベオルンウルフの敗北はいぼくの後のち、エセックス王国おうこく最後さいごの王おうシゲレッド（英語えいご版ばん）はエセックスを占領せんりょうしていたウェセックス王おうエグバートに王国おうこくを割譲かつじょうした[28]。

エセックス王国おうこくがウェセックスに併合へいごうされて以降いこうもマーシアは獲得かくとくしていた元もとエセックス王国おうこくの地域ちいきを支配しはいし続つづけ、825年ねんに東ひがしサクソン人じんの王おうシゲリックがマーシアのチャーターに署名しょめいして以降いこう、恐おそらくマーシアはエセックス王位おういを望のぞむ者ものを支援しえんした[29]。9世紀せいきの間あいだのエセックスは、エセックス、サリーおよびケントを含ふくんだ下位かいの王国おうこくの一部いちぶであった[29]。878年ねんから886年ねんの間あいだ、エセックスはウェセックスのアルフレッド大王だいおうとデーン人じんの首長しゅちょうグスルムとの間あいだに交かわされた条約じょうやく（en）の下したに、イースト・アングリアのデーンロウへと割譲かつじょうされた。その後ご、この地域ちいきはアルフレッド大王だいおうの息子むすこであるエドワード長兄ちょうけい王おうによって再さい征服せいふくされた。エセックスにおける王おうの代理人だいりにんはエアルドルマン（英語えいご版ばん）と呼よばれ、エセックスは国くにではなく地方ちほう（シャイア）として考かんがえられるようになっていった[30]。

王おう名めい表ひょう

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在位ざいい期間きかん 国王こくおう 綴つづり 注記ちゅうき事項じこう
527年ねん - 587年ねん エシュウィネ（英語えいご版ばん） ÆSCVVINE CENFVSING ESTSEAXNA CYNING
ÆSCVVINE REX SAXONVM ORIENTALIVM
587年ねん - 604年ねん以前いぜん スレッダ（英語えいご版ばん） SLEDDA ÆSCVVINING ESTSEAXNA CYNING
SLEDDA REX SAXONVM ORIENTALIVM
604年ねん以前いぜん - 616年ねんもしくは617年ねん サベルト（英語えいご版ばん） SÆBRYHT SLEDDING ESTSEAXNA CYNING
SÆBRYHT REX SAXONVM ORIENTALIVM
616年ねんもしくは617年ねん - 617年ねん Sexred SEXRED SÆBRYHTING ESTSEAXNA CYNING
SEXRED REX SAXONVM ORIENTALIVM 		Saewardとの共同きょうどう統治とうち。ウェセックスとの戦たたかいで死亡しぼうした。
616年ねんもしくは617年ねん - 617年ねん Sæward SÆVVARD SÆBRYHTING ESTSEAXNA CYNING
SÆVVARD REX SAXONVM ORIENTALIVM 		Sexredとの共同きょうどう統治とうち。ウェセックスとの戦たたかいで死亡しぼうした。
617年ねん - 653年ねん以前いぜん シゲベルト1世せい（英語えいご版ばん）
（シゲベルト小しょう王おう） 		SIGEBRYHT SÆVVARDING ESTSEAXNA CYNING
SIGEBRYHT PARVVS REX SAXONVM ORIENTALIVM
653年ねん頃ごろ - 660年ねん シゲベルト2世せい（英語えいご版ばん）
（シゲベルト良王りょうおう） 		SIGEBRYHT SÆVVARDING ESTSEAXNA CYNING
SIGEBRYHT SANCTVS REX SAXONVM ORIENTALIVM 		Saint Sigeberht; Saint Sebbi（8月がつ29日にちの祭日さいじつ）
660年ねん - 664年ねん Swithelm SVVIÞELM ESTSEAXNA CYNING
SVVIÞELM REX SAXONVM ORIENTALIVM
664年ねん - 683年ねん Sighere SIGHERE SIGEBRYHTING ESTSEAXNA CYNING
SIGHERE REX SAXONVM ORIENTALIVM 		Sebbiとの共同きょうどう統治とうち
664年ねん - 694年ねん頃ごろ Sebbi SEBBI ESTSEAXNA CYNING
SEBBI REX SAXONVM ORIENTALIVM 		Sighereとの共同きょうどう統治とうち。彼かれの息子むすこのSigeheardに王位おういを譲ゆずって退位たいいした。
694年ねん頃ごろ - 709年ねん頃ごろ Sigeheard SIGEHEARD SEBBING ESTSEAXNA CYNING
SIGEHEARD REX SAXONVM ORIENTALIVM 		彼かれの兄弟きょうだいであるSwaefredとの共同きょうどう統治とうち[31]
695年ねん頃ごろ - 709年ねん以前いぜん Swaefred
（Swaebheard） 		SVVÆFRED SIGEHEARDING ESTSEAXNA CYNING
SVVÆFRED REX SAXONVM ORIENTALIVM 		彼かれの兄弟きょうだいであるSigeheardとの共同きょうどう統治とうち[31]
709年ねん オッファ OFFA SIGEHERING ESTSEAXNA CYNING
OFFA REX SAXONVM ORIENTALIVM 		放棄ほうき
709年ねん頃ごろ - 746年ねん Saelred
（Swebert） 		SÆLRED SIGEBRYHTING ESTSEAXNA CYNING
SÆLRED REX SAXONVM ORIENTALIVM 		おそらくはSwaefbertとの共同きょうどう統治とうち
715年ねん頃ごろ - 738年ねん Swaefbert SVVÆFBRYHT ESTSEAXNA CYNING
SVVÆFBRYHT REX SAXONVM ORIENTALIVM 		おそらくはSaelredとの共同きょうどう統治とうち
746年ねん - 758年ねん Svvithred SVVIÞRED SIGEMVNDING ESTSEAXNA CYNING
SVVIÞRED REX SAXONVM ORIENTALIVM
758年ねん - 798年ねん シゲリック（英語えいご版ばん） SIGERIC ESTSEAXNA CYNING
SIGERIC REX SAXONVM ORIENTALIVM 		放棄ほうき
798年ねん - 812年ねん シゲレッド（英語えいご版ばん） SIGERED SIGERICING ESTSEAXNA CYNING
SIGERED REX SAXONVM ORIENTALIVM
812年ねん - 825年ねん SIGERED DVX SAXONVM ORIENTALIVM マーシアの君主くんしゅよりも下位かいの身分みぶん
825年ねん頃ごろ マーシアはウェセックスのエグバートによって敗やぶれ、ウェセックスに内包ないほうされるエセックス小しょう王国おうこくとなった。

系図けいず

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エシュウィネ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
スレッダ
 
リクラ
（ケント王おうエルメンリック娘むすめ）
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
サベルト
 
 
 
 
 
 
 
 
 
サクスバルド
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Sexred
 
 
 
Sæward
 
 
 
シゲベルト2世せい
 
Swithelm
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オシス
（マーシア王おうペンダ孫まご）
 
シゲベルト1世せい
 
 
 
Sebbi
 
Saelred
（Swebert）
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Sighere
 
 
 
Sigeheard
 
Swaefred
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オッファ
 

出典しゅってん

[編集へんしゅう]
  1. ^ Keightley, A., The History of England, (1840)
  2. ^ a b c Yorke, B., Kings and Kingdoms of Early Anglo-Saxon England,(1984) pp47-52
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  4. ^ Campbell, James, ed (1991). The Anglo-Saxons. Penguin. p. 26 
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  9. ^ Hooke, Della (1998). The Landscape of Anglo-Saxon England. Leicester University Press. p. 46 
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  17. ^ Yorke, Barbara (1985). “The Kingdom of the East Saxons”. In Clemoes, Peter; Keynes, Simon; Lapidge, Michael. Anglo-Saxon England 14. Cambridge University Press. p. 3 
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参考さんこう文献ぶんけん

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  • 下津しもつ清太郎せいたろう 編へん 『世界せかい帝王ていおう系図けいず集しゅう 増補ぞうほ版ばん』 近藤こんどう出版しゅっぱん社しゃ、1982年ねん
中世ちゅうせい前期ぜんきゲルマン諸しょ国家こっか
地中海ちちゅうかい、ヨーロッパ大陸たいりく
アングロ・サクソン七なな王国おうこく
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