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オート (文具ぶんぐ)

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
オート株式会社かぶしきがいしゃ
OHTO CO.,LTD.
種類しゅるい 株式会社かぶしきがいしゃ
市場いちば情報じょうほう 上場じょうじょう
本社ほんしゃ所在地しょざいち 日本の旗 日本にっぽん
110-0014
東京とうきょう台東たいとう上野うえの2-3-11
ひゃくせん(ユチワ)ビル3F 
設立せつりつ 1919ねん4がつ
業種ぎょうしゅ 製造せいぞうぎょう(文房具ぶんぼうぐ)
法人ほうじん番号ばんごう 6010501002208
事業じぎょう内容ないよう
代表だいひょうしゃ 代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう 樫村かしむら ちょうあきら
資本しほんきん 4500まんえん
関係かんけいする人物じんぶつ
外部がいぶリンク OHTO
テンプレートを表示ひょうじ
ガチャック
ニードルポイント 0.7mm

オート株式会社かぶしきがいしゃ(おーと・えい: OHTO)は、(きゅう)中田なかた工業こうぎょう[1]オートボールペン工業こうぎょうはしはっする、日本にっぽん文房具ぶんぼうぐメーカーである。そのブランドは、以前いぜんAUTOつづったが、現在げんざいではOHTOつづる。

概要がいよう

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ほんメーカーは、1946ねん鉛筆えんぴつがたボールペンの「オートペンシル」を、1951ねん他社たしゃ先駆さきがけて実用じつようてきなボールペンを販売はんばい[2]たことでられている。 1943ねん発明はつめいされたボールペンはどのメーカーの製品せいひん (万年筆まんねんひつベースの「ボールペン万年筆まんねんひつ」) にも材質ざいしつインク欠陥けっかんなどの問題もんだいかかえていたものばかりであったが、ほんメーカーはそれらの問題もんだいはじめて克服こくふくし、世界せかいはじめて水性すいせいボールペン発売はつばいした。

また、事務じむ用品ようひん開発かいはつ積極せっきょくてきで、ガチャック[3]メモクリップ開発かいはつしたメーカーとしても有名ゆうめいである。

きょうセラ技術ぎじゅつ採用さいようしたセラミックボール[4]もちいた水性すいせいボールペンや、ペンさき細長ほそなが円錐えんすいがたをした「ニードルポイント」("NEEDLE-POINT")[5]という油性ゆせいボールペンなど独自どくじ商品しょうひん開発かいはつ販売はんばいしている。 なお、この単語たんごは、ペンさき形状けいじょうはり先端せんたんようするどいイメージからNEEDLE (はり) とPOINT (先端せんたん) の2つの言葉ことば命名めいめいされた、オート造語ぞうごである[5]

他社たしゃ水性すいせいボールペンのラインナップを大幅おおはばらすなか、オートは現在げんざい同型どうけいしん製品せいひん積極せっきょくてき展開てんかいしている。また近年きんねんはアイデア商品しょうひん開発かいはつおおい。2006ねんには、「アメリカンテイスト」とだいしてカラフルなマーブル模様もようのボールペンのシリーズを発売はつばいし、これらが人気にんき商品しょうひんとなった[6]。さらに、自動じどうがたの「オートシャープペンシルシリーズ」や2016ねんグットデザインしょう受賞じゅしょうしたあたたかみのかんじられる「じくシャープペンシル」などが近年きんねん代表だいひょうさくであるとえる[7]

現在げんざいでは、筆記具ひっきぐ製造せいぞう販売はんばいくわえて、世界せかい各社かくしゃへのoemのほか、ギフト、ノベルティー商品しょうひん企画きかく販売はんばいにもちかられており、筆記ひっき製造せいぞう設備せつびのプラント輸出ゆしゅつおこなわれている。なお、部門ぶもん分割ぶんかつした中田なかた機械きかい工業こうぎょう現存げんそんする。

沿革えんかく

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出典しゅってん:[8][9][10]

  • 1919ねん(大正たいしょう08ねん)4がつ - 中田なかたふじ三郎さぶろうによって中田なかたおおとりはなどうとして設立せつりつされる。漢方薬かんぽうやく粉砕ふんさいこう品質ひんしつ染料せんりょうおよびインクの製造せいぞう開始かいし
  • 1945ねん(昭和しょうわ20ねん)9がつ - 中田なかた粉砕ふんさい化工かこう株式会社かぶしきがいしゃ改組かいそ同時どうじ姉妹しまい会社かいしゃ中田なかた製粉せいふん株式会社かぶしきがいしゃ設立せつりつ中田なかだしき粉砕ふんさい製造せいぞう販売はんばい開始かいし
  • 1949ねん(昭和しょうわ24ねん) - 鉛筆えんぴつがたじくボールペンを開発かいはつ'、販売はんばい。「鉛筆えんぴつがた」のボールペンを世界せかいはじめて成立せいりつさせた。以降いこう国内こくないボールペンブームの火付ひつやくとなる。また世界せかいはつクロムボールを採用さいようした。
  • 1952ねん(昭和しょうわ27ねん) - 長期間ちょうきかん使用しようえられる実用じつようてきなボールペンを開発かいはつ発売はつばい
  • 1955ねん(昭和しょうわ30ねん)4がつ - 両社りょうしゃ合併がっぺい中田なかだ工業こうぎょう株式会社かぶしきがいしゃ改名かいめい
  • 1958ねん(昭和しょうわ33ねん) - 部門ぶもん分割ぶんかつ足立あだち花畑はなはた粉砕ふんさい部門ぶもん・ボールペン部門ぶもん中野なかの小滝こだきまち
  • 1958ねん~60ねん(昭和しょうわ33ねん~35ねん) - 0,6㎜のボールペンはじめて開発かいはつ
  • 1960ねん(昭和しょうわ35ねん) - 朱肉しゅにくうえけるインク(証券しょうけんようインク)をはじめて開発かいはつ以降いこう宮内庁くないちょう銀行ぎんこう会社かいしゃ事務じむよう筆記具ひっきぐとして社会しゃかいてき認知にんちされるようになる。
  • 1962ねん(昭和しょうわ37ねん) - 「鉛筆えんぴつがた」でのノックしきボールペンを世界せかいはじめて開発かいはつ発売はつばい
  • 1963ねん(昭和しょうわ38ねん) - ちょうかたボールの開発かいはつ世界せかいはじめて実用じつよう
  • 1963ねん(昭和しょうわ38ねん) - ボールペン部門ぶもん東京とうきょう証券しょうけん取引とりひきしょ市場いちば上場じょうじょう
  • 1964ねん(昭和しょうわ39ねん) - インクざんりょうがわかるなかしんはじめて改良かいりょう
  • 1964ねん(昭和しょうわ39ねん) - 世界せかいはじめて水性すいせいボールペン(ローラーボール)を開発かいはつ。オートペンW発売はつばい
  • 1965ねん(昭和しょうわ40ねん) - オートボールペン部門ぶもんをのちに毎日まいにち商事しょうじ売却ばいきゃく
  • 1968ねん(昭和しょうわ43ねん) - ペンのローレット加工かこう世界せかいはじめて開発かいはつ販売はんばい
  • 1974ねん(昭和しょうわ49ねん) - 表記ひょうきを「AUTO」から「OHTO」に変更へんこう創業そうぎょう経営けいえいからはずれ、AUTOをアウトと間違まちがえるため。
  • 1978ねん(昭和しょうわ53ねん) - グリッパー(世界せかいはつラバーグリップ鉛筆えんぴつがたボールペン)を開発かいはつ発売はつばい
  • 1980ねん(昭和しょうわ55ねん) - ガチャック開発かいはつ。(登録とうろく商標しょうひょう)
  • 1981ねん(昭和しょうわ56ねん) - ボールざいはじめてセラミックを使用しよう水性すいせいインクにセラミックボールをはじめて使用しよう。セラミックローラーペン(モデルCB-10F)は、1990ねん産業さんぎょう諸国しょこく経済けいざいサミット(G7)で正式せいしき使用しようされた。
  • 1986ねん(昭和しょうわ61ねん)5がつ同年どうねん三洋さんよう興産こうさん倒産とうさん影響えいきょう連鎖れんさ倒産とうさんする。(なお、会社かいしゃ自体じたい存続そんぞくしている。)
  • 1991ねん(平成へいせい03ねん) - フリーインクローラー開発かいはつ販売はんばい
  • 1999ねん(平成へいせい11ねん) - 切削せっさくがたニードルチップ開発かいはつていねばたび油性ゆせい(ソフトインク)開発かいはつ
  • 2006ねん(平成へいせい18ねん) - ゲルインクにセラミックボールをはじめて使用しよう
  • 2013ねん(平成へいせい25ねん) - ノンドライ水性すいせいリフィル開発かいはつ。(特許とっきょNo5371571)
  • 2017ねん(平成へいせい29ねん) - フラッシュドライゲル開発かいはつ
  • 2019ねん(平成へいせい31ねん) - 100周年しゅうねんむかえる。
  • 2020ねん(れい2ねん) - 本社ほんしゃ移転いてん企業きぎょう理念りねん完成かんせい
  • 2022ねん(れい4ねん) - ベトナムで販売はんばい開始かいし

歴史れきし製品せいひん特徴とくちょう

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油性ゆせいボールペン

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戦後せんご進駐しんちゅうしてきたアメリカぐん兵士へいしたちがんだ油性ゆせいボールペンにより日本にっぽんでボールペンブームがおこった[11]。また万年筆まんねんひつ国産こくさんはつのボールペンを開発かいはつ[12]以降いこうおおくのメーカーが生産せいさん国産こくさんボールペンが出回でまわるようになった[13]。しかし、万年筆まんねんひつのようなふとかたち主流しゅりゅうで、小柄こがら日本人にっぽんじんにとってはちにくかった。さらに国内外こくないがいわず、どのメーカーも高価こうかわりにインクのれやインクのあぶらのにじみなど品質ひんしつあじもあまりくなかった[14]。よって、ブームは急速きゅうそく下火したびとなった。

そこで創立そうりつしゃ中田なかたふじ三郎さぶろうは「みんなたまのことばかりかんがえているのが、けがすのはインクのほうだ。だから、2まんくらいくとインクがなくなるようにすればよい。とすれば、インクはほそいチューブでよい。それならば鉛筆えんぴつなかにもれられる[15]」という逆転ぎゃくてん発想はっそうかんがえで1949ねんに、世界せかいはつ鉛筆えんぴつがたじくボールペン」を開発かいはつ世界せかいはじめて「クロームボール」をペンさき採用さいようし、インクれがすくなく心地ごこちいボールペンをつくることに成功せいこうした。素材そざい戦後せんご比較的ひかくてきはいりやすく安価あんか木製もくせい採用さいようし、当時とうじ価格かかく1ほん30えん(現在げんざいやく230えん)と廉価れんか実用じつようてきな、日本にっぽんはつ量産りょうさんがたボールペンでもあった[16]以降いこう商品しょうひんめいの『オートペンシル(AUTO PENCIL)』の代名詞だいめいしになるほど人気にんきとなり、国内こくないでのボールペンブームがさいねっした[17]。なお1952ねんには、保存ほぞんせい耐久たいきゅうせいたか長時間ちょうじかん使用しようにもえられるボールペンを開発かいはつ発売はつばいした[9]

1958ねんには、世界せかいはじめて「ペンさきの0.6㎜ボール」を開発かいはつした[9]従来じゅうらい外国がいこくせいボールペンは、アルファベットをくためペンさきのボールと筆跡ひっせきふとかった。しかし、日本にっぽんでは漢字かんじくためほそけるようにもとめられた。そこで、ペンさきのボールをちいさくし、ほそけるようにした[14]。なお、ボールの小型こがた世界せかいはじめてである。また、1960ねん世界せかいはじめて公文書こうぶんしょようインクの前身ぜんしんである「証券しょうけんようインク」を開発かいはつした。朱肉しゅにくうえからも筆記ひっきできたためほん製品せいひんによりボールペン宮内庁くないちょう銀行ぎんこう会社かいしゃ事務じむよう筆記具ひっきぐとして社会しゃかいてき認知にんちされるようになった[9]

1962ねんには、国内こくないはじめて「鉛筆えんぴつがたノックしきボールペン」を発売はつばい。キャップしき主流しゅりゅうだったため、斬新ざんしんなスタイルが一世いっせいびた。以降いこう国内こくない各社かくしゃからノックしきボールペンが開発かいはつ製造せいぞうされ、現在げんざいではノックしき主流しゅりゅうとなった[9]。また1963ねんには、世界せかいはじめて「ちょうかたボール」の開発かいはつ成功せいこうした[9]炭化たんかタングステンと結合けつごうざいであるコバルトなどを混合こんごうしてしょうゆいしたもので、従来じゅうらいのクロムボールよりもはるかに耐久たいきゅうせいたかくなった[18]現在げんざいでは、クロムボールにわり世界せかいてき主流しゅりゅうになった。

1964ねんには、世界せかいはじめて透明とうめいなプラスチックを採用さいようした「インクざんりょうえるなかしん」を開発かいはつした[9]従来じゅうらいの、金属きんぞくせいまたは不透明ふとうめいなかしん改良かいりょう透明とうめいにした。なお、2ねん1966ねんにはゼブラしゃ透明とうめいなかしんくわえて、ペンじく本体ほんたい透明とうめいなプラスチックせいのボールペンを開発かいはつし、インクざんりょう一目いちもくでわかるボールペン透明とうめいじくボールペン「ゼブラクリスタル」を発売はつばい1978ねんには、じゅう形成けいせい高度こうど技術ぎじゅつ仕上しあげたブロックしきグリップ加工かこうほどこした「ラインキャップNo.800G」を発売はつばい[19]世界せかいはつのラバーグリップきのボールペンとなった[9]

1999ねんには、ていねばたび油性ゆせいインクである『ソフトインク(soft ink)』を開発かいはつ[20]くろインクはくてはっきりした発色はっしょくたいしょくせいたかく、ちょうどいなめらかさが特徴とくちょうである。国内こくないでは1998ねんゼブラ「ジムニーライト」にぎ2番目ばんめ商品しょうひんだった。以降いこう世界せかい各社かくしゃからていねばたび油性ゆせいボールペンが開発かいはつ発売はつばいされるようになった。

2006ねんには、「アメリカンテイスト」を発売はつばいマーブル模様もようのボールペンであった。価格かかくすべて500えんでとても安価あんかなのにたい金属きんぞくじく採用さいよう、45種類しゅるいのデザインを用意ようい、カラーバリエーションも豊富ほうふでクオリティーも質感しつかんたかかった[6]。そのため、たか人気にんきた。また、2007ねんには、本体ほんたいながさを3ぶんの2程度ていどちぢめたミニサイズも発売はつばいした。

水性すいせいボールペン

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1964ねん世界せかいはじめて「水性すいせいボールペン」を開発かいはつ。「ペンさきがいらない万年筆まんねんひつ」とあらわして「オートペンW」を発売はつばいした。世界せかいてきられる、水性すいせいインクをもちいたボールペンのカテゴリー「ローラーボール」を世界せかいはじめて確立かくりつし、きずいた[9]。なお、販売はんばいしたとし東京とうきょうオリンピックかさなり世界中せかいじゅうから注目ちゅうもくされることとなった。水性すいせいボールペンは、油性ゆせいボールペンの弱点じゃくてんであるあじおもさやインクまりなどを克服こくふくした[21]以降いこうとく万年筆まんねんひつ文化ぶんかつよいヨーロッパやアメリカなどの海外かいがい人気にんきたした。

1981ねんには、「セラミックボール」を開発かいはつした。セラミックをペンさきのボールに使用しようし、セラミック水性すいせいボールペンを発売はつばいした。以降いこう、セラミックボールの開発かいはつすすめられた。さらに、9ねん1990ねん5月には、世界せかいはつとなるSiC(シリコンカーバイド)セラミックをボールに採用さいようした水性すいせいボールペンのなかしん開発かいはつ[9]以前いぜんから発売はつばいしていた国際こくさい規格きかくISO14145にのっとった水性すいせいリフィル「C-300」に改良かいりょうくわえを販売はんばい開始かいしした。ボール表面ひょうめん適度てきど凹凸おうとつにより、インクののりがよくせんれかすれがすくなくインクフローが快適かいてきになった。さらに、金属きんぞくせいではいため、経年けいねん劣化れっかつよ水性すいせいインクでもいつまでもさびない特徴とくちょうち、さびによるボールの回転かいてんさまたげをふせぐことがが出来でき[22]。なお、1990ねん5がつ上記じょうきリフィルをはつ採用さいようした「マイン」発売はつばい

1991ねんには、自社じしゃはつ耐水たいすいたいこうせい顔料がんりょうインクを使用しようした、ちょくえきしき水性すいせいボールペンの開発かいはつ成功せいこう。「フリーインクローラー」として発売はつばいした。現在げんざいでは売上うりあげ本数ほんすうNO.1をほこり、海外かいがいマーケットがおも主戦しゅせんじょうになった[9]

2002ねん11月には、自社じしゃ主力しゅりょく商品しょうひんの「マイン」を改良かいりょうによるモデルチェンジをおこない、「リバティ」として発売はつばい

2013ねんには、「ノンドライ機構きこう」を開発かいはつした[9]水性すいせいリフィルにインクのかわきをふせ改良かいりょうをするのは世界せかいはつである。なお、特許とっきょ(No.5371571)を取得しゅとくし、自社じしゃ主力しゅりょく商品しょうひんでもある「C-300」水性すいせいリフィルに機構きこう追加ついかした[22]水性すいせいリフィルは空気くうき交換こうかんさせないと真空しんくう状態じょうたいになるため、空気くうき交換こうかんあな必要ひつようである。従来じゅうらい水性すいせいリフィルはしんパイプ先端せんたんにわずかなあなけ、空気くうき交換こうかんをしていた。しかし、直接ちょくせつ中継ちゅうけいしん中綿なかわた空気くうきれてしまい、キャップをしないとすぐかわいてしまう問題もんだいがあった。それを克服こくふくするために、中継ちゅうけいしん中綿なかわた直接ちょくせつ空気くうきがあたらない機構きこう独自どくじ開発かいはつした。キャップをしわすれて、ペンさきかわ問題もんだいくすこと出来できた。

2017ねんには、独自どくじ開発かいはつした「ノンドライ機構きこう搭載とうさいC-300リフィル」を使用しようして、自社じしゃはつとなるノックしき水性すいせいボールペン「ノックローラー オー」を発売はつばい

2018ねん2がつには、「リバティ」をフルモデルチェンジをおこない、「セルサス」として発売はつばい。なお、リバティはセルサスのほそじくタイプとして名前なまえ使つかわれる。なお、オート史上しじょう最高さいこう傑作けっさくとして販売はんばいされていた。

2022ねん10月には、「セルサス」のフルモデルチェンジとCRシリーズにより「CR01」を発売はつばい他社たしゃではられないマットブラックと迷彩めいさいがらにカラーを変更へんこうした。なお2024ねん4がつにセルサスなど従来じゅうらいの、光沢こうたくのあるカラーリングの「CR01Gold Parts Model」も発売はつばいした。これにより1990ねん発売はつばいされた「マイン」から継続けいぞくされているまるみをびた普遍ふへんてきなデザインを、名前なまえ毎回まいかい変更へんこう改良かいりょうモデルチェンジをつづけ、2022ねんの「CR01」発売はつばいで32周年しゅうねんとなるロングセラーとなった。

また、リフィルの規格きかく名称めいしょうである「C300けいリフィル」俗称ぞくしょうで、OHTOの水性すいせいボールペンリフィルの型番かたばん「C-300」シリーズが由来ゆらいである[23]。なお「C300けいリフィル」は、水性すいせいボールペンリフィルのJIS規格きかくにおける形式けいしき記号きごう「A」の規格きかく該当がいとうする。

ゲルボールペン

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以前いぜんから同社どうしゃ開発かいはつされてきたセラミックボールをゲルインクボールペンにも採用さいようしようとこころみる。そこから2006ねんに、「セラミックゲル」を開発かいはつした[9]。セラミックボールをペンさき使用しようしたゲルインクリフィルを販売はんばいすることに成功せいこうする。これにより、ゲルインクのなめらかさと、セラミックボールのインクのりがあいまって、ゲルインクのなめらかさを最大限さいだいげんまでかすことが出来できた。

2017ねんには、「フラッシュドライゲル」の開発かいはつ成功せいこうする。筆記ひっきせんはや乾性かんせい格段かくだんがり、チップの改良かいりょうおこなあじ向上こうじょうした[9]。また、2023ねんには、「セラミックローラーゲルがえしん PG-M05NP」を開発かいはつ発売はつばいした。前者ぜんしゃのフラッシュゲルインクをさら改良かいりょう他物たぶつだった。特徴とくちょうとしては、SiC(シリコンカーバイド)セラミックを採用さいようし、耐久たいきゅうせいとインクのりを向上こうじょうしてなめらかにくことが出来できる。インクでは、発色はっしょくはや乾性かんせいたかめた改良かいりょうをし、欧州おうしゅうバイオサイド製品せいひん規制きせい対応たいおうするため、安全あんぜんせいたか防腐ぼうふざい採用さいようした。チップも紙面しめんたる面積めんせきやしっかかりをすくなくしたり、保存ほぞん期間きかんながくするため金属きんぞくリフィルを採用さいようした[24]。2023ねん発売はつばいの「GS02」にはつ採用さいようした。

その

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  • ニードルチップ

パイロットしゃ1994ねん開発かいはつした「3てん支持しじチップ(パイプチップ)」などの従来じゅうらいのニードルがたのペンさきは、インクかんとそれをささえる土台どだいの2種類しゅるい部品ぶひん使つかってつくられているためふであつつよいと接続せつぞく部分ぶぶん負担ふたんがかかり、ペンさきまがったりすることがあった。そこで、1999ねんに「切削せっさくがたニードルチップ」を世界せかいはじめて開発かいはつ実現じつげんした[9]切削せっさくがたは、1つの材料ざいりょうからけずしてつくる一体いったい構造こうぞうためつよふであつでもペンさき破損はそんしにくいのが特長とくちょうである。なお、オートがニードルがたのペンさきを「ニードルチップ」と名付なづけ、代名詞だいめいしにもなった。また、自社じしゃ切削せっさくがたニードルチップとていねばたび油性ゆせいインク(ソフトインク)の技術ぎじゅつ組合くみあわせて「ニードルポイント」ともばれる[20]

  • ゴムグリップ

従来じゅうらいのペンは、金属きんぞくせい樹脂じゅしせいなどかたすべりやすいものおおかった。そこで1978ねんに、世界せかいはじめてボールペンにゴムグリップをけた[9]。デュポンしゃ開発かいはつした特殊とくしゅゴムを使つかった、ちいさなブロックパターンじょうのグリップで、当初とうしょ鉛筆えんぴつがたのボールペンにけていたが、ブランドを「グリッパー(Gripper)」とし、ボールペンをはじめシャープペンシルなど様々さまざま筆記具ひっきぐ採用さいようされ販売はんばいされた[11][19]販売はんばいされていた時期じきおおきな人気にんき自社じしゃ主力しゅりょく商品しょうひんにもなった。なお、交換こうかんゴム(スペアグリッパー)も単体たんたいとして販売はんばいされていた。

  • ローレットグリップ

1968ねんに、世界せかいはじめてボールペンにローレット加工かこう「ローレット手法しゅほう」を開発かいはつほどこした[17][25]当初とうしょ鉛筆えんぴつがたのボールペンにほどこされた。以降いこう各社かくしゃから、ボールペンをはじ製図せいずようシャーペンにもちいられるようになった。自社じしゃでは、プロメカシャープペンシルシリーズに採用さいようされた。

  • ガチャック

ていあなけずにかさねた書類しょるいじられるガチャックは、1980ねんもと洋服ようふく仕立したてである佐藤さとう久夫ひさお企画きかく同社どうしゃ商品しょうひん[26][27]代表だいひょうするヒット商品しょうひんるとともに、このタイプの文房具ぶんぼうぐ一般いっぱん名詞めいしにもっている。なお、立体りったい商標しょうひょう登録とうろくしている(番号ばんごう:5797281)。さらに、2018ねんには「本体ほんたいひとつで複数ふくすうのサイズのたま使用しようしたい」「だま押出おしだしをかるく」という要望ようぼうから、2ねん開発かいはつ期間きかんのすえ、本体ほんたいひとつで3種類しゅるいのガチャだま使用しようすることを可能かのうにした[28]

1981ねんに「初代しょだいガチャック」発売はつばい1990ねんに「スタンダードガチャック」発売はつばい1998ねんに「卓上たくじょうガチャック」と「ハンディーガチャック」発売はつばい1999ねんに「パワーガチャック」発売はつばい2002ねんに「カートリッジガチャック」発売はつばい2011ねんに「スマイルガチャック」と「スマイルガチャピー」発売はつばい2018ねんに「3WAYガチャック」発売はつばい[29]

  • メモクリップ

鈴木すずき孝俊たかとし発明はつめいしたメモクリップ他社たしゃ先駆さきがけて最初さいしょ商品しょうひんした。上下じょうげについているゴムせいのひげが、かみんだときにカエシとなりっかかり、かみ保持ほじする仕組しくみである。

  • シャープペンシル

1980ねんに、「オート鉛筆えんぴつ発売はつばいしんけい2ミリ、ながさ100ミリのロングしんく「けずらない鉛筆えんぴつ」として発売はつばいされた[19]。なお、当時とうじ安価あんかなシャープペンではめずらしい「自動じどうひつあつ調整ちょうせい機能きのう(ウェイピングメカ)」(クッション機能きのう)を搭載とうさいしていた。

1981ねん、ピストン機構きこうけた「ピストンシャープ」を世界せかいはじめて開発かいはつ発売はつばいした[19]。「驚異きょういのメカが誕生たんじょう」で発売はつばいされ、ハーフノックでしんし、フルノックでしたしん収納しゅうのうできた。なお、500えんから3000えんまでの5種類しゅるい販売はんばいされた。またその、2000年代ねんだい初頭しょとう三菱鉛筆みつびしえんぴつからおな機構きこうけた「リターンズ」が発売はつばいされた。

2006ねんには「AUTO SHARP」シリーズとして自動じどう繰出くりだ機能きのうきシャープペンシルを独自どくじ開発かいはつした[30]他社たしゃとはちがいボールチャックを使用しようせず、2つのチャックを使用しようしていた。2018ねんには、どうブランドのハイエンドモデルとして「ノノック」を発売はつばいしが学生がくせいあいだ人気にんきとなった。また、ガイドパイプ調節ちょうせつ機構きこう・パイプ調整ちょうせい機構きこうしんおく調整ちょうせい機構きこうなどおおくの機構きこうけた高性能こうせいのう製図せいずようシャープペン「プロメカ(PROMECHA)」シリーズが人気にんきはくした。

おも製品せいひん

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在庫ざいこかぎりでの販売はんばい製品せいひんのぞ

筆記具ひっきぐ

おもしん

  • C-300シリーズ - 前述ぜんじゅつの「セラミックボール」「ノンドライ機構きこう」をもちいた水性すいせいボールペンようしん国際こくさい規格きかくであり、すでに生産せいさん終了しゅうりょうしたメーカーひんとも互換ごかんせいがある。
  • PS-107NP - 前述ぜんじゅつの「ソフトインク」をもちいた油性ゆせいボールペンようしん
  • PG-105NP - 前述ぜんじゅつの「フラッシュドライゲル」をもちいたゲルボールペンようしん
  • PG-M05NP-BK - 前述ぜんじゅつの「PG-105NP」にくわえ、「Sic Ceramic Ball」などのしん構造こうぞう採用さいようしたリフィル
  • その - 2mmしん・シャープナー・しんケース・シャープペンしゴム・万年筆まんねんひつカードリッチインク

事務じむ用具ようぐ

  • ガチャック
    • ガチャック ‐ 3wayガチャック・ガチャック(だいなかしょう)・エコガチャック(だいなかしょう
    • ガチャだま - 3wayガチャだまうすきなかあつし)・ガチャだまだいなかしょう)・スマイルガチャだまなか
  • カッターナイフ - レターオープナー・セラミックペンカッター・セラミックはさみ
  • クリップ - スーパークリップシリーズ・スライドクリッパーシリーズ・スーパーフラットクリップ・スマイルクリップシリーズ
  • メモクリップ
  • フック - 粘着ねんちゃくテープがたシリーズ・マグネットがたシリーズ・レバーしき吸盤きゅうばんがたシリーズ・スーパーボンドフック・特殊とくしゅ吸着きゅうちゃくシート
  • その - ホワイトボードようげき落イレーサーL・チョークケース・キーハンガー5れんマグネット

拠点きょてんとう

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廃止はいし

  • きゅう本社ほんしゃきゅう東京とうきょう支店してん - 東京とうきょう台東たいとう蔵前くらまえ4-5-9(OTビル)
  • 大阪おおさか支店してん - 大阪おおさか吹田すいた広芝ひろしばまち4-34 江坂えさかだいいちビル4F
  • きゅう大阪おおさか支店してん - 大阪おおさか吹田すいた江坂えさかまち1-10-1 ニフコ大阪おおさかビル1F
  • 札幌さっぽろ営業えいぎょうしょ - 札幌さっぽろ中央ちゅうおう大通東おおどおりひがし3-4-1 オフィス大通だいつう7F
  • きゅう札幌さっぽろ営業えいぎょうしょ - 札幌さっぽろきたきた17じょう西にし4-21 藤井ふじいビルきた17じょう301ごう
  • 名古屋なごや営業えいぎょうしょ - 愛知あいちけん名古屋なごやなかさかえ5-18-11 丸善まるぜんビル5F
  • 福岡ふくおか営業えいぎょうしょ - 福岡ふくおかけん福岡ふくおか博多はかた博多駅南はかたえきみなみ1-10-5 だい2博多はかた偕成ビル204ごう

理念りねん

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わたしたちは、ペンでお客様きゃくさまちいさなしあわせを提供ていきょうし、そして会社かいしゃうるおわたしたちもしあわせになる。 — 株式会社かぶしきがいしゃオート、OHTO企業きぎょう理念りねん

キャッチコピーは「ボールペンの歴史れきしはオートの歴史れきし” そして明日あした歴史れきしをつくる!」を採用さいようしている[31]。「いまでこそあたりまえをオートが開発かいはつしました。」をサブのキャッチコピーで採用さいようしているときがある。また、タグラインは「Japanese Writing Power」である。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 神田かんだがわじん. “konjak013.pdf” (PDF). 2014ねん7がつ1にち閲覧えつらん
  2. ^ オフィスマガジン. “ボールペン”. 2014ねん7がつ1にち閲覧えつらん
  3. ^ オート. “ガチャックって?”. 2014ねん7がつ1にち閲覧えつらん
  4. ^ オート. “セラミックボールって?”. 2014ねん7がつ1にち閲覧えつらん
  5. ^ a b オート. “ニードルポイントって?”. 2014ねん7がつ1にち閲覧えつらん
  6. ^ a b 鷹木たかぎはじめ (2007ねん1がつ11にち). “2006ねんれたペン、2007ねんれるペン”. ITmedia. http://bizmakoto.jp/bizid/articles/0701/11/news033.html 
  7. ^ シャープペンシル”. 日本にっぽんデザイン振興しんこうかい. 2024ねん3がつ28にち閲覧えつらん
  8. ^ History - OHTO” (英語えいご). 2024ねん3がつ18にち閲覧えつらん
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 歴史れきし - OHTO” (2020ねん3がつ12にち). 2024ねん3がつ18にち閲覧えつらん
  10. ^ 中田なかた工業こうぎょう株式会社かぶしきがいしゃ 沿革えんかく”. www.nakata-kika.co.jp. 2024ねん4がつ29にち閲覧えつらん
  11. ^ a b ボールペンの歴史れきし /【ボールペン工房こうぼうキリタ】筆記具ひっきぐギフトの工場こうじょう直販ちょくはん”. www.kirita-pen.jp. 2024ねん5がつ10日とおか閲覧えつらん
  12. ^ 万年筆まんねんひつ歴史れきし”. 万年筆まんねんひつ. 2024ねん7がつ29にち閲覧えつらん
  13. ^ ボールペン | オフィスマガジン online”. ofmaga.com. 2024ねん7がつ29にち閲覧えつらん
  14. ^ a b ボールペンはじめて物語ものがたり驚異きょうい進化しんか日本人にっぽんじん技術ぎじゅつりょく”. ライブドアニュース. 2024ねん5がつ10日とおか閲覧えつらん
  15. ^ jinsei1. “いちにち一案いちあん 発想はっそう練習れんしゅうがつにち | にちにち光進こうじん NICHINICHIKOUSIN”. にちにち光進こうじん NICHINICHIKOUSIN. 2024ねん7がつ29にち閲覧えつらん
  16. ^ したしんだ鉛筆えんぴつをアップデート!世界せかい愛用あいようされる「じくシャープしゴムづけ2.0」 | MUUSEO SQUARE”. Muuseo Square (ミューゼオスクエア). 2024ねん5がつ10日とおか閲覧えつらん
  17. ^ a b 歴史れきし - OHTO” (2020ねん3がつ12にち). 2024ねん5がつ10日とおか閲覧えつらん
  18. ^ 株式会社かぶしきがいしゃ天辻鋼球製作所あまつじこうきゅうせいさくしょ| ボールペンようちょうかたボール”. 2024ねん5がつ10日とおか閲覧えつらん
  19. ^ a b c d 辰巳たつみ出版しゅっぱん日本にっぽん文房具ぶんぼうぐクロニクル辰巳たつみ出版しゅっぱん株式会社かぶしきがいしゃ、2024ねん4がつ23にちISBN 978-4-7778-3116-6https://books.google.co.jp/books?id=hocDEQAAQBAJ&pg=PA92&lpg=PA92&dq=ohto%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%80%80%E7%B7%8F%E5%90%88%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%82%B0&source=bl&ots=W9VQRsTLDl&sig=ACfU3U2J1FSBh-WMLiGIjuD5k0Nd7_FiWw&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwi0_Y-2iMyHAxXLia8BHSc2Lts4ChDoAXoECAoQAw#v=onepage&q=ohto%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%80%80%E7%B7%8F%E5%90%88%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%82%B0&f=false 
  20. ^ a b ニードルポイントの特徴とくちょう - OHTO”. 2024ねん5がつ10日とおか閲覧えつらん
  21. ^ さきまれたのは水性すいせい? 油性ゆせい? 意外いがいなボールペンの歴史れきし|STY株式会社かぶしきがいしゃ”. www.sty.co.jp. 2024ねん5がつ10日とおか閲覧えつらん
  22. ^ a b セラミック水性すいせいボールペンがえしんC-300 - OHTO”. 2024ねん5がつ10日とおか閲覧えつらん
  23. ^ C300けいボールペンの互換ごかんせい(エナージェル、サラサ、ユニボールワン、セルサス、モノグラフライトとう)を確認かくにんしてみた”. みっつでもりになるブログ (2022ねん7がつ10日とおか). 2024ねん7がつ28にち閲覧えつらん
  24. ^ セラミックローラーゲルがえしん PG-M05NP - OHTO”. 2024ねん5がつ11にち閲覧えつらん
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  27. ^ 『ガチャック(オート株式会社かぶしきがいしゃ)』ウィズワークス月刊げっかん総務そうむ 2011ねん3がつごう オフィス用品ようひんかえ総務そうむ、いまむかし だい35かい〉、2011ねん2がつ8にち 
  28. ^ オート、本体ほんたいひとつで3種類しゅるいのガチャだま使用しようできるちょうしんしたガチャック「3WAYガチャック」を発売はつばい | オフィスマガジン online”. www.ofmaga.com. 2024ねん5がつ11にち閲覧えつらん
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  30. ^ AUTO SHARP”. web.archive.org (2008ねん1がつ29にち). 2024ねん7がつ21にち閲覧えつらん
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