カスタードクリーム

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カスタードクリームえい: pastry creamふつ: crème pâtissière)は、カスタードもちいたクリーム

カスタードクリーム(pastry cream)

概要がいよう[編集へんしゅう]

おもに洋菓子ようがし使つかわれ、うす黄色おうしょくでトロリとしたあまいクリームである。

卵黄らんおう砂糖さとうをよくぜ、薄力粉はくりきこコーンスターチでもよい)をくわえ、あたためた牛乳ぎゅうにゅうすこしずつくわえてばしながら、トロみがつくまで加熱かねつすることによってできあがる[1]

ホイップクリームことなり加熱かねつしても変質へんしつしないうえ、安価あんかゆえによく使つかわれる。しかし、水分すいぶんおおいことから、日持ひもちはしない[2]。このため、対策たいさくとしてブランデーのような洋酒ようしゅによる味付あじつけをねたアルコールぶん付加ふかおこなわれることもおおい。

利用りようれい[編集へんしゅう]

バリエーション[編集へんしゅう]

クレーム・アングレーズ (crème anglaise)
牛乳ぎゅうにゅうたまご砂糖さとう混合こんごう加熱かねつしとろみをつけたソース。アングレーズソースカスタードソースともばれる。香料こうりょうとしてバニラがくわえられることがおおい。
クレーム・パティシエール (crème pâtissière)
クレーム・アングレーズにデンプン薄力粉はくりきこコーンスターチなど)をくわえ、さらにとろみをつけたもの。一般いっぱんてきにこれがカスタードクリームとされる。
クレーム・サントノーレ (crème saint-honoré)
カスタードにイタリアンメレンゲんだもの。詳細しょうさいサントノーレ参照さんしょう
クレーム・シブースト (crème chiboust)
クレーム・サントノーレにゼラチンをくわえてクリームを安定あんていしたもの。詳細しょうさいシブースト参照さんしょう
クレーム・ディプロマット (crème diplomate)
カスタードにホイップクリームをんだもの。コクとしょくかん向上こうじょうするため、カスタードクリームのわりにシュークリームにれられることがおおい。
クレーム・ムースリーヌ (crème mousseline)
クレーム・パティシエールにバターをわせたもの。
ザバイオーネ (Zabajone)
マルサラしゅシェリーさけなどで風味ふうみけたカスタードクリーム。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]