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カントリー・ストロング

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カントリー・ストロング
Country Strong
監督かんとく シェナ・フェステ
脚本きゃくほん シェナ・フェステ
製作せいさく トビー・マグワイア
ジェンノ・トッピング
製作せいさくそう指揮しき メレディス・ザムスキー
出演しゅつえんしゃ グウィネス・パルトロー
ティム・マグロウ
ギャレット・ヘドランド
レイトン・ミースター
音楽おんがく マイケル・ブルック
撮影さつえい ジョン・ベイリー
編集へんしゅう コナー・オニール
製作せいさく会社かいしゃ マグワイア・ピクチャーズ
配給はいきゅう アメリカ合衆国の旗 スクリーン ジェムズ
日本の旗 ソニー・ピクチャーズ
公開こうかい アメリカ合衆国の旗
  • 2010ねん11月8にち (2010-11-08) (Nashville premiere)
  • 2011ねん1がつ7にち (2011-01-07) (United States)
2011ねん1がつ7にち
日本の旗 劇場げきじょう公開こうかい
上映じょうえい時間じかん 112ふん
製作せいさくこく アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
言語げんご 英語えいご
製作せいさく $15,000,000
興行こうぎょう収入しゅうにゅう $20,529,194[1]
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カントリー・ストロング』(原題げんだいCountry Strong)は、2010ねんアメリカカントリー・ミュージック題材だいざいとしたドラマ映画えいが当初とうしょ題名だいめいは『Love Don’t Let Me Down 』であった。グウィネス・パルトローティム・マグロウギャレット・ヘドランドレイトン・ミースター主演しゅえんし、アメリカの映画えいが製作せいさくしゃシェナ・フェステ監督かんとくおよび脚本きゃくほんつとめた。精神せいしんてき不安定ふあんていカントリー・スターが復活ふっかつしようとする物語ものがたりである。2010ねん11月8にちテネシーしゅうナッシュビルでプレミア上映じょうえいされ、2011ねん1がつ7にち全米ぜんべい公開こうかいされた。日本にっぽんではビデオスルーとして、2011ねん8がつ24にちDVD発売はつばいされた。2004ねんの『プライド 栄光えいこうへのきずな以来いらいマグロウとヘドランドにとって2かい共演きょうえんであった。

ストーリー[編集へんしゅう]

アルコール依存いぞんしょうのリハビリ施設しせつはたらくボウ(ギャレット・ヘドランド)がリハビリちゅうのカントリー・スターであるケリー(グウィネス・パルトロー)とともうたっている。ボウは彼女かのじょにとてもられており、ケリーはプロデューサーのジェイムス(ティム・マグロウ)と結婚けっこんしているがボウと不倫ふりんをしている。彼女かのじょのイメージ回復かいふくのために3ヶ所かしょのツアー公演こうえんおこなうことを理由りゆうにジェイムスはケリーを1ヶ月かげつはや退院たいいんさせる。彼女かのじょはボウを前座ぜんざ出演しゅつえんさせることを条件じょうけんにするが、ジェイムスはすでにスターを夢見ゆめみるミスコン出身しゅっしんしゃのチャイルズ(レイトン・ミースター)を前座ぜんざにすべくライヴをかん予定よていであった。 ナッシュビルのザ・ステージでのチャイルズの演奏えんそう、チャイルズと以前いぜんからのいであったボウは、チャイルズをケリーのツアーに同行どうこうさせたくないため「カントリー・バービー」とからかい動揺どうようさせる。チャイルズは舞台ぶたいであがってうたえなくなり、失敗しっぱいわりそうになる。そこにボウがガース・ブルックスの『Friends in Low Places 』をうたいながら参加さんかして2人ふたりうたい、これにより自信じしんがついたチャールズは1にんでもうたえるようになる。ジェイムスはチャイルズをたすけたボウの演奏えんそう感銘かんめいけ、ボウとチャイルズの両方りょうほう前座ぜんざをオファーする。ジェイムスはボウとチャイルズのデュエットを提案ていあんするが、ボウはこれをことわる。しかしボウはケリーが心配しんぱいなためツアーに同行どうこうすることに同意どういする。 1かい公演こうえんまえ、ケリーは匿名とくめいものからのプレゼントをけるとまみれのあかちゃん人形にんぎょうと「あかちゃん殺人さつじんしゃ」とのメモがはいっていた。以前いぜん、ケリーはテキサスしゅうダラスでの公演こうえんちゅうにステージからちて流産りゅうざんし、リハビリをけることになったのである。当時とうじ妊娠にんしん5ヶ月かげつだったのだが、舞台ぶたいからちて病院びょういんはこばれたときはかったちゅうアルコール濃度のうどは0.19であった。ケリーは動揺どうようして飲酒いんしゅし、コンサート出演しゅつえん拒否きょひしようとするが、ジェイムスに舞台ぶたいれていかれる。彼女かのじょは『Country Strong 』をうたおうとするが、途中とちゅうでやめてしまう。べつきょくA Fighter 』をうたおうとするがまた途中とちゅううたえなくなり、ジェイムスに舞台ぶたいからろされてコンサートは中止ちゅうしとなる。記者きしゃ会見かいけんで、24あいだ営業えいぎょうのスシをべて食中毒しょくちゅうどくになったためコンサートを中止ちゅうしにしてしまったとしてつぎのコンサートには復活ふっかつするとかたる。

ボウはケリーとの関係かんけい解消かいしょうし、ツアーごとに名声めいせいがってきているチャイルズとともごそうとする。ボウは当初とうしょ敵対心てきたいしんをなくし、チャイルズとのきずなつよくなっていく。彼女かのじょかれきょくGive in to Me 』のコーラスをげる。 ボウはケリーの状態じょうたいわるくなってきていることでジェイムスと口論こうろんとなる。ジェイムスはケリーはきっとくなるとしんじており、ツアーを中止ちゅうしすることができない。ボウはこれに反対はんたいし、ケリーとの関係かんけいをジェイムスにほのめかす。激怒げきどしたジェイムスはボウになぐかり、部屋へやく。

テキサスしゅうオースティンでの公演こうえんまえ、ケリーはぱらって舞台ぶたいがることができない。前座ぜんざ出演しゅつえんちゅうのボウとチャイルズは『Give in to Me 』をはじめてデュエットする。ケリーのエージェントのJJはツアーをキャンセルしようとするが、ケリーにせまられ続行ぞっこうすることとなる。ボウはこれを目撃もくげきし、ケリーに失望しつぼうする。このよる、ボウはチャイルズとはじめてむすばれ、ボウはチャイルズへのおもいをかす。

ダラスにてボウはチャイルズに彼女かのじょがずっとしがっていたほしがたのイヤリングをおくり、カリフォルニアしゅう一緒いっしょしてほしいとかたる。チャイルズはすぐに同意どういするが、すぐにかえかんがえるて時間じかんしいとげる。 2人ふたりはケリーの前座ぜんざ演奏えんそうし、しらふで準備じゅんびまんはしのケリーは『Country Strong 』、『Shake That Thing 』、『Coming Home 』をふくすべてのきょく完璧かんぺきうたげた。コンサートがわるとすぐにジェイムスとJJはケリーのあかるい未来みらいについてはないをはじめる。そのよるケリーは処方しょほう薬物やくぶつ過剰かじょう摂取せっしゅによる自殺じさつくなる。ボウへの遺書いしょにはかれ以前いぜんはなした「あい名声めいせい同時どうじることはできない」という言葉ことばほかに、かれあいえらぶようにとアドバイスがかれていた。ボウは彼女かのじょのアドバイスをけ、ケリーの葬式そうしきカリフォルニアへかった。

カリフォルニアのバーでうたっているボウのもとにほしがたのイヤリングをつけたチャイルズが登場とうじょうする。2人ふたりともげた『Give in to Me 』をともうたう。

キャスト[編集へんしゅう]

プロダクション[編集へんしゅう]

2009ねん11月、1,500まんドルの予算よさんでプロットばん製作せいさくはじまった[2]。フェステは『カントリー・ストロング』の脚本きゃくほん執筆しっぴつちゅうトビー・マグワイアむすめ子守こもりをしていた。かれのリクエストにより、執筆しっぴつちゅう脚本きゃくほんせたところ、映画えいが共同きょうどうプロデュースをすることになった[3]脚本きゃくほん実在じつざいのカントリー・スターをおもかべて執筆しっぴつされた[4]

ギャレット・ヘドランドはそれまで音楽おんがく経験けいけんがなかったためギターのレッスンをけた[5]かれは「脚本きゃくほんんだとき、これに参加さんかしたくてギターをくようになった。いているときえをするつもりもなかったし、べつの2つの方向ほうこうから撮影さつえいしなければならないから」とかたった[6]。グウィネス・パルトローもギターのレッスンをけた[4]彼女かのじょはケリーのアルコール依存いぞんしょうについて理解りかいするのが大変たいへんで、ロバート・ダウニー・Jr依存いぞんしょう過去かこ参考さんこうにした[7]。インタビューでフェステはポップ歌手かしゅブリトニー・スピアーズをケリーのモデルにしたとかたった[8]

2010ねん1がつ初頭しょとうから3がつだい1しゅうテネシーしゅうナッシュビルおもだった撮影さつえいおこなわれた[2]ライマン公会堂こうかいどうユニオンえきベル・ミード・プランテーションマウント・オリヴェット墓地ぼちナッシュビル・ミュニシパル・オーディトリアムテネシー・パフォーミング・アーツ・センターのアンドリュー・ジャクソン・ホールなどがロケとなった[9]。ナッシュビルのほか、テネシーしゅうディカーブぐんリバティでも撮影さつえいおこなわれた[9]

公開こうかい[編集へんしゅう]

2010ねん10がつ8にち、カントリーの中心ちゅうしんおも撮影さつえいおこなわれたテネシーしゅうナッシュビルの、グリーンヒルズにある映画えいがかんでプレミア上映じょうえいかいおこなわれた。出演しゅつえんしゃのグウィネス・パルトロー、ティム・マグロウ、ギャレット・ヘドランド、レイトン・ミースターのほか、マグロウのつまでカントリー歌手かしゅフェイス・ヒル、カントリー歌手かしゅマルティナ・マクブライドラスカル・フラッツのジェイ・デマーカスなどが出席しゅっせきした[10]。2010ねん12月14にち、カリフォルニアしゅうビバリーヒルズ映画えいが芸術げいじゅつ科学かがくアカデミー公式こうしき上映じょうえいおこなわれた。ティム・マグロウ、グウィネス・パルトロー、レイトン・ミースター、ギャレット・ヘドランドのほか、ハリウッドかい、カントリーかいからおおくのスターが出席しゅっせきした[11]。2011ねん1がつ7にち全米ぜんべい公開こうかいされた[1]

評判ひょうばん[編集へんしゅう]

批評ひひょう[編集へんしゅう]

Rotten Tomatoesでは129にんちゅう22%がこう評価ひょうかをつけ、平均へいきん点数てんすうは10てん満点まんてんちゅう4.4であった。パルトローは自身じしん演技えんぎ自信じしんっていた。全体ぜんたいてきに、出演しゅつえんしゃ全力ぜんりょくくしておりパルトローはうまくうたっていたが、おまりでありながらおおくのお粗末そまつ台詞ぜりふで、支離滅裂しりめつれつ脚本きゃくほんであるとされた[12]Metacriticでは100てん満点まんてんちゅう45てんで、賛否さんぴ両論りょうろんまたはもなく不可ふかもない感想かんそうであった。

興行こうぎょう収入しゅうにゅう[編集へんしゅう]

2011ねん1がつ7にち全米ぜんべい公開こうかいされ、750まんドルをあげ、しゅうのランキングではだい6であった[13]最終さいしゅうてきに2,050まんドルをあげ、1,500まんドルの製作せいさくえた。

ホーム・メディア[編集へんしゅう]

2011ねん4がつ12にち、DVDとブルーレイが発売はつばいされた。サウンドトラック、公開こうかい映像えいぞう、ミュージック・ビデオ、オリジナルのエンディングのほか出演しゅつえんしゃ作曲さっきょくしゃ衣装いしょうについての映像えいぞうふくまれている。

受賞じゅしょうれき[編集へんしゅう]

しょう 授賞じゅしょうしき年月日ねんがっぴ 部門ぶもん ノミネート 結果けっか
だい83かいアカデミーしょう[14] 2011ねん2がつ27にち 歌曲かきょくしょう Coming Home
トム・ダグラス、ヒラリー・リンジー、トロイ・ヴァージェス
ノミネート
だい68かいゴールデングローブしょう[15] 2011ねん1がつ16にち 主題歌しゅだいかしょう Coming Home ノミネート
だい15かいサテライトしょう[16] 2010ねん12月19にち 主題歌しゅだいかしょう Country Strong
ジェニファー・ハンソン、グウィネス・パルトロー
ノミネート
だい14かいラスベガス映画えいが批評ひひょう協会きょうかいしょう[17] 2010ねん12月16にち 主題歌しゅだいかしょう Country Strong ノミネート
2010ねんデンバー映画えいが批評ひひょう協会きょうかいしょう[18] 2011ねん1がつ21にち 歌曲かきょくしょう Me and Tennessee ノミネート
ゴールデン・リールしょう[19] 2011ねん2がつ20日はつか 編集へんしゅうしょう: 音楽おんがく映画えいが音楽おんがく部門ぶもん 受賞じゅしょう
ティーン・チョイス・アワード[20] 2011ねん8がつ7にち ドラマ女優じょゆうしょう レイトン・ミースター ノミネート

音楽おんがく[編集へんしゅう]

2010ねん8がつ23にち、パルトローがうたった主題歌しゅだいかCountry Strong 』がシングルとしてカントリー・ラジオでリリースされた[21]。カントリー・アーティストのサラ・エヴァンズのシングル『A Little Bit Stronger 』がサウンドトラックとして使用しようされ[22]、2010ねん9がつ、シングルとしてリリースされ、エヴァンズの6まいのアルバム『Stronger 』にも収録しゅうろくされた[21]。どちらのシングルもRCAナッシュビルからのリリースであった。2010ねん10がつ26にち、サウンドトラックは『ビルボードのカントリー・アルバム・チャートではつ登場とうじょうだい16となった。2011ねん1がつ公開こうかいだい2までのぼめ、総合そうごうチャートでもだい6となった。

映画えいがのサントラはマイケル・ブルックが作曲さっきょくした。ボブ・ディピエロ、トム・ダグラス、ヒラリー・リンジー、トロイ・ヴァージェスが作曲さっきょくし、グウィネス・パルトローがうたった『Coming Home 』はだい68かいゴールデングローブしょう主題歌しゅだいかしょうだい83かいアカデミーしょう歌曲かきょくしょうにノミネートされたが、どちらも受賞じゅしょうのがした。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b Country Strong (2010)”. Box Office Mojo. 2011ねん1がつ26にち閲覧えつらん
  2. ^ a b $15 Million Screen Gems Project Hires Local Cast and Crew” (2010ねん1がつ14にち). 2011ねん1がつ26にち閲覧えつらん
  3. ^ Leydon, Joe (2010ねん12月1にち). “Shana Feste’s Nanny Diaries”. MovieMaker Magazine. 2013ねん8がつ9にち閲覧えつらん
  4. ^ a b COUNTRY STRONG - Production Notes”. CinemaReview.com. p. 1. 2013ねん8がつ9にち閲覧えつらん
  5. ^ Smith, Krista (2011ねん1がつ7にち). “Country Strong Director Shana Feste: Is Garrett Hedlund the Next Brad Pitt?”. Vanity Fair. 2013ねん8がつ9にち閲覧えつらん
  6. ^ COUNTRY STONG - Production Notes”. CinemaReview.com. p. 4. 2013ねん8がつ9にち閲覧えつらん
  7. ^ Paltrow: 'Country Strong role hard to tackle'”. Digital Spy. 2014ねん11月15にち閲覧えつらん
  8. ^ Ziegbe, Mawuse (2010ねん12月16にち). “Britney Spears Inspired 'Country Strong' Lead, Director Says”. MTV.com. 2011ねん1がつ26にち閲覧えつらん
  9. ^ a b COUNTRY STRONG - Production Notes - Filming In Music City”. CinemaReview.com. p. 5. 2013ねん8がつ9にち閲覧えつらん
  10. ^ http://latimesblogs.latimes.com/gossip/2010/11/gwyneth-paltrow-country-strong-premiere-leighton-meester-tim-mcgraw.html
  11. ^ Country Strong Screening Hits Hollywood”. US99Country.Radio.com (2010ねん12月14にち). 2011ねん1がつ26にち閲覧えつらん
  12. ^ Country Strong Movie Reviews, Pictures”. Rotten Tomatoes. 2011ねん1がつ26にち閲覧えつらん
  13. ^ Weekend Box Office: January 7–9, 2011”. Box Office Mojo. 2011ねん1がつ26にち閲覧えつらん
  14. ^ Nominees for the 83rd Academy Awards”. Oscars.org. 2011ねん1がつ26にち閲覧えつらん
  15. ^ Nominations and Winners - 2010”. GoldenGlobes.org. 2011ねん1がつ26にち閲覧えつらん
  16. ^ 2010 Nominations”. International Press Academy. 2011ねん1がつ26にち閲覧えつらん
  17. ^ "The Las Vegas Film Critics Society Awards". AwardsDaily. Retrieved March 7, 2011.
  18. ^ "Denver Film Critics Society 2009-2010 Award Nominations". DenverFilmCritics.org. Retrieved March 7, 2011.
  19. ^ 2011 Golden Reel Award Nominees: Feature Films”. MPSE Golden Reel Awards (2011ねん). 2011ねん8がつ10日とおか閲覧えつらん
  20. ^ [1]. teenchoiceawards.com. Retrieved July 24, 2011.
  21. ^ a b Gwyneth Paltrow’s "Country Strong" on Country Radio”. Country Music Tattle Tale. 2011ねん9がつ19にち閲覧えつらん
  22. ^ Gallagher, Pat (2010ねん6がつ15にち). “Sara Evans Gets Up Close and Very Personal With Fans”. TheBoot.com. 2011ねん1がつ26にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]