ガイーヌ
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Khachaturian: Gayane - ヤンスク・カヒッゼ |
『ガヤネー』(ロシア
概要
[このバレエは、ヨシフ・スターリンの
初演
[脚本
[ハチャトゥリアンによる
あらすじ
[コルホーズの
この
登場 人物
[- ガイーヌ(ガヤネー) -
主人公 。改訂 版 においては未婚 の若 い女性 であるが、原典 では既婚 者 で、子供 がいる。 - アルメーン -
改訂 版 におけるガイーヌの恋人 。原典 ではガイーヌの兄 。 - オヴァネース - ガイーヌの
父 。 - カレーン - ガイーヌたちの
同 業者 。男性 。 - ヌネー - ガイーヌたちの
同 業者 。原典 版 ではカレンの恋人 。 - ギーコ -
改訂 版 ではアルメンの恋敵 。原典 版 ではガイーヌの夫 であるが、怠惰 かつ粗暴 な性格 でガイーヌを苦 しめる。不正 な手段 で儲 けようと、密輸 業者 と共謀 して倉庫 に放火 することを企 む。 - アーイシャ - クルド
人 の娘 。改訂 版 ではゲオルギーの、原典 版 ではアルメンの恋人 。 - カザコーフ - ソビエト
軍人 。原典 版 では最終 的 にガイーヌと結 ばれる。 - ゲオルギー -
改訂 版 に登場 。アルメンの友人 。
演奏 時間
[主 な楽曲
[原典 版 より使用 されている楽曲
[序奏 (曲 の後半 部分 は、改訂 版 で書 き加 えられたもの)- ガイーヌのアダージョ
- ヌネのヴァリエーション
子守 歌 - アイシャの
目覚 めと踊 り 火焔 (改訂 版 でのタイトルは「嵐 」)- レズギンカ
- ガイーヌとギコ
- アルメンのヴァリエーション(
改訂 版 でのタイトルは「友情 の踊 り」) - バラの
娘 たちの踊 り 剣 の舞
改訂 版 で追加 された楽曲
[収穫 祭 - アイシャの
孤独
組曲 について
[第 1組 曲
序奏 (第 4幕 への序奏 )- バラの
娘 たちの踊 り - アイシャの
目覚 めと踊 り 山岳 民族 の踊 り子守 歌 - ガイーヌとギコ
- ガイーヌのアダージョ
- レズギンカ
第 2組 曲
歓迎 の踊 り抒情 的 なデュエット- ロシア
人 の踊 り - ヌネのヴァリアシオン
老人 とじゅうたん織 りの場面 - アルメンのヴァリアシオン
火災 (火焔 )
第 3組 曲
綿花 の採集 - クルドの
若者 たちの踊 り 序奏 と長老 の踊 り- じゅうたんの
刺繍 剣 の舞 - ゴパック
- ロシア
人 の踊 り(第 2組 曲 ) - クルドの
若者 たちの踊 り(第 3組 曲 ) 綿花 の採集 (第 3組 曲 )山岳 民族 の踊 り(第 1組 曲 )歓迎 の踊 り(第 2組 曲 )- ガイーヌのアダージョ(
第 1組 曲 ) - ヌネのヴァリアシオン(
第 2組 曲 ) 老人 とじゅうたん織 りの場面 (第 2組 曲 )子守 歌 (第 1組 曲 )- アイシャの
目覚 めと踊 り(第 1組 曲 ) - じゅうたんの
刺繍 (第 3組 曲 ) 火災 (火焔 )(第 2組 曲 )- レズギンカ(
第 1組 曲 ) 抒情 的 なデュエット(第 2組 曲 )- ガイーヌとギコ(
第 1組 曲 ) - アルメンのヴァリアシオン(
第 2組 曲 ) 序奏 (第 4幕 への序奏 )(第 1組 曲 )- バラの
娘 たちの踊 り(第 1組 曲 ) 剣 の舞 (第 3組 曲 )序奏 と長老 の踊 り(第 3組 曲 )- ゴパック(
第 3組 曲 )
- 『
最新 名曲 解説 全集 管弦楽 曲 IV』(音楽之友社 、1980年 )におけるバレエ音楽 『ガイーヌ』の項 (執筆 :小倉 重夫 、p.254)作曲 者 が原典 版 の初演 後 に編 んだ演奏 会 用 組曲 として、以下 の3つを記 している。第 一 組 曲 (剣 の舞 、子守 唄 、バラの乙女 たちの踊 り)第 一 組 曲 A(アイシャの目覚 めと踊 り、クルド族 の踊 り、アルメンのヴァリアシオン、クルド族 の若者 たちの踊 り、レズギンカ)第 二 組 曲 (ロシア人 の踊 り、アンダンテ、ガイーヌのアダージョ、火 焰)
日本 楽譜 出版 社 のミニスコア- 「
第 1組 曲 」として「剣 の舞 」「子守 唄 」「バラの娘 たちの踊 り」で1冊 にしている。同社 が出版 しているハチャトゥリアン作品 のスコアは、これが唯一 である。
- 「
- ブージー・アンド・ホークスのホームページの
楽譜 カタログ以下 の3つの組曲 、および演奏 時間 (27分 )のみ記 され内容 不 詳 の「交響 組曲 」(Symphonic Suite, 1961年 )[2]が掲載 されている。「第 1組 曲 」は『最新 名曲 解説 全集 』に記 された「第 一 組 曲 」と「第 一 組 曲 A」を合 わせたものに近 く、一方 で 「第 2組 曲 」と「第 3組 曲 」はこの節 の最初 に記 されたものと一致 するため「剣 の舞 」や「クルドの若者 たちの踊 り」「アルメンのヴァリアシオン」が「第 1組 曲 」と重複 している。第 1組 曲 (Gayaneh: Suite No.1, 1943年 )[3]- 1.Sabre Dance 2.Ayesha's Dance 3.Dance of the Rose-Maidens 4.The Mountaineers 5.Lullaby 6.Dance of the Young Kurds 7.Armen's variation 8.Lezhginka
第 2組 曲 (Gayaneh: Suite No.2, 1943年 )[4]- 1.Dance of Welcome 2.Lyrical Duet 3.Russian Dance 4.Nouné's Variation 5.Dance of the Old Man and the Carpet-Weavers 6.Armen's Variation 7.Fire
第 3組 曲 (Gayaneh: Suite No.3, 1943年 )[5]- 1.Gathering the Cotton 2.Dance of the Young Kurds 3.Introduction and Dance of the Elder 4.Embroidering Carpets 5.Sabre Dance 6.Gopak
- ネーメ・ヤルヴィ
指揮 ・ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽 団 のシャンドス盤 CD(1986年 録音 ) - アンドレ・アニハーノフ
指揮 ・サンクトペテルブルク国立 交響 楽団 のナクソス盤 CD(1993年 録音 、1994年 発売 )第 1番 から第 3番 の3つの組曲 に分 けて、計 17曲 を収録 しているが、全 て「アニハーノフ編 」と付記 しており、組 み合 わせも曲名 もこの節 の最初 に記 されたものとは異同 がある。組曲 第 1番 :1.Introduction 2.Gayane and Giko 3.Armen's Solo 4. Matsak and Armen 5.Gayane's Solo組曲 第 2番 :1.Harvest Holiday 2.Dance of the Girls 3.Dance of the Boys 4.Choosing the Bride 5.Lullaby 6.Sabre Dance組曲 第 3番 :1.The Hunt - Andante 2.Dance of the Comrades 3.Matsak's Solo 4.Gayane's Adagio 5.Solo - Love Duet 6.Finale
- ロリス・チェクナヴォリアン
指揮 ・アルメニア・フィルハーモニー管弦楽 団 のASV盤 CD
ちなみに、ハチャトゥリアン
- フィルハーモニア
管弦楽 団 (1954年 、EMI) - バラの娘 たちの踊 り、アイシャの目覚 めと踊 り、子守 歌 、ガイーヌのアダージョ、レズギンカ、抒情 的 なデュエット、老人 の踊 り、剣 の舞 - ウィーン・フィルハーモニー
管弦楽 団 (1962年 、デッカ) -剣 の舞 、アイシャの目覚 めと踊 り、レズギンカ、ガイーヌのアダージョ、ゴパック
なお、
その他
[- スタンリー・キューブリック
監督 の映画 『2001年 宇宙 の旅 』では、「ディスカバリー号 」の船内 を描写 した印象 的 なシーンで「ガイーヌのアダージョ」が使用 された。音源 はロジェストヴェンスキー指揮 、レニングラード・フィルハーモニー交響 楽団 (ドイツ・グラモフォン)。 - ジェームズ・キャメロンの『エイリアン2』でジェームズ・ホーナーが「アダージョ」に
似 た曲 を作曲 したのは、キャメロンのキューブリックへのオマージュとも、ホーナーに与 えられた作曲 期間 が本当 に短 く、既成 曲 をアレンジして使 ったためともいわれる。ホーナーが後年 担当 した『今 そこにある危機 』でも「アダージョに似 た曲 」は流用 されている。 - また、キューブリックが
企画 しスティーヴン・スピルバーグが遺志 を継 いで監督 した『A.I.』にも、『2001年 …』で使用 された「アダージョ」に酷似 した音楽 が現 れる。こちらはジョン・ウィリアムズのオリジナル・スコアである。 - 「
剣 の舞 」や「レズギンカ」は、世界 各地 でCMや番組 内 のBGMなどのほか、(日本 では主 にローカル局 の)ニューステーマなどに使 われた。
参考 文献
[- Bremster, M. (ed.) 1993. "International Dictionary of Ballet" Detroit: St James Press
脚注
[注釈 ・出典
[- ^ ラテン
文字 表記 ではGayane、Gayaneh、Gayneのようにも書 かれる - ^ “Aram Khachaturian - Gayaneh: Symphonic Suite”. Boosey & Hawkes. 2022
年 1月 26日 閲覧 。 - ^ “Aram Khachaturian - Gayaneh: Suite No.1”. Boosey & Hawkes. 2022
年 1月 26日 閲覧 。 - ^ “Aram Khachaturian - Gayaneh: Suite No.2”. Boosey & Hawkes. 2022
年 1月 26日 閲覧 。 - ^ “Aram Khachaturian - Gayaneh: Suite No.3”. Boosey & Hawkes. 2022
年 1月 26日 閲覧 。