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キク類るい

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
キク類るい
英名asteridsのもととなっているシオン属 (Aster) の一種
英名えいめい asterids のもととなっているキク科かシオン属ぞく (Aster) の一種いっしゅ Aster amellus
分類ぶんるい（APG IV）
界さかい : 植物しょくぶつ界かい Plantae
階級かいきゅうなし : 被子植物ひししょくぶつ angiosperms
階級かいきゅうなし : 真正しんしょう双そう子葉しよう類るい eudicots
階級かいきゅうなし : 中核ちゅうかく真正しんせい双そう子葉しよう類るい core eudicots
階級かいきゅうなし : キク上うえ類るい superasterids
階級かいきゅうなし : キク類るい asterids
学名がくめい
Asteranae Takht. (1967)[注ちゅう 1]
Asteridae Takht. (1967)[注ちゅう 2]
下位かいクレード

キク類るい[1][2][3][4]（キクるい、asterids）とは、APG植物しょくぶつ分類ぶんるい体系たいけいの各かく版はんにおいて、被子植物ひししょくぶつの分類ぶんるいのために使つかわれているクレード（単たん系統けいとう群ぐん）のひとつである。このクレードは三さん溝みぞ型がた花粉かふんを持もつ真正しんしょう双そう子葉しよう類るいのうち、中核ちゅうかく真正しんせい双そう子葉しよう類るい（core eudicots、コア真正しんせい双そう子葉しよう類るい）に含ふくまれ、バラ類るいと並ならび大おおきなグループである[5][6]。プラスチド、ミトコンドリアDNA、核かくDNAシークエンスから、単たん系統けいとうであることが支持しじされている[5]。合弁ごうべん花はなをもつ被子植物ひししょくぶつのほとんどに加くわえ、セリ科かやウコギ科かなどの離はなれ弁べん花はなをもつ植物しょくぶつも含ふくまれる[2][3]。

キク群ぐん[7][8][9]あるいはキク目め群ぐん[10]とも呼よばれる。リンネ式しき階層かいそう分類ぶんるい体系たいけいに当あてはめる場合ばあい、階級かいきゅうは綱つなとし、旧来きゅうらいの分類ぶんるい群ぐん名めいと同おなじキク亜あ綱つな Asteridae [11][5]とする場合ばあいや、Ruggiero et al. (2015) や Brands (2004–2023) のようにキク上目うわめ[12] Asteranae とする場合ばあいがある。

概要がいよう

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Chase et al. (1993) の rbcL のシークエンスによる分子ぶんし系統けいとう解析かいせき以降いこう、被子植物ひししょくぶつの系統けいとう関係かんけいはそれまで考かんがえられてきた被子植物ひししょくぶつの分類ぶんるい体系たいけいとは大おおきく異ことなることが明あきらかとなった[13][14]。Chase et al. (1993) ではキク目め群ぐん I (asterids I) から キク目め群ぐん V (asterids V) までが認識にんしきされ、キク目め群ぐん I とキク目め群ぐん II が最もっとも派生はせい的てきなグループとされた[14][15]。そしてその姉妹しまい群ぐんにキク目め群ぐん III、更さらにそれを合あわせたクレードの姉妹しまい群ぐんにキク目め群ぐん IV、同様どうようにキク目め群ぐん I から IV の姉妹しまい群ぐんにキク目め群ぐん V が置おかれ、それがバラ目め群ぐん (rosids) と姉妹しまい群ぐんを構成こうせいした[14][15]。旧きゅうバラ亜あ綱つなの構成こうせい要員よういんがキク目め群ぐんに多おおく入はいり込こむことが明あきらかとなった[15]。しかし逆ぎゃくに、花弁はなびらの合着あいぎなどは系統けいとう関係かんけいを表あらわすわけではなく、進化しんか段階だんかい（グレード、grade）を表あらわすと考かんがえられていたが、それらが大枠おおわくには系統けいとうを反映はんえいしていたことが明あきらかとなった[14]。

それらの解析かいせき結果けっかを基もとに、1998年ねんにAPG植物しょくぶつ分類ぶんるい体系たいけいの初版しょはん（APG I, 1998）が出版しゅっぱんされた。キク類るい (asterids) は APG I (1998) から既すでに用もちいられているクレード名めいである[13]。APG植物しょくぶつ分類ぶんるい体系たいけいにおいて、ラテン語らてんごではなく英語えいごの複数ふくすう形がたで、小文字こもんじで書かき始はじめられる[13][16][注ちゅう 3]。これは命名めいめい規約きやく上うえの学名がくめいではなく、階級かいきゅうを定さだめないクレード名めいとして扱あつかっていることを示しめしている。APG I (1998) ではキク類るいにミズキ目め Cornales、ツツジ目め Ericales、真正しんしょうキク類るい I (euasterids I)、真正しんしょうキク類るい II (euasterids II) の4群ぐんが含ふくまれたが、それぞれの分岐ぶんき順序じゅんじょは未み確定かくていであった[13]。

APG II (2003) から APG III (2009) への改訂かいていに際さいしては、真正しんしょうキク類るい I (euasterids I) がシソ類るい[18] (lamiids)、真正しんしょうキク類るい II (euasterids II) がキキョウ類るい[18] (campanulids) に改あらためられた[19][16]。またキキョウ類るいでは目めへの所属しょぞくが未み確定かくていだった科かを、目めを新あらたに設定せっていした上うえで所属しょぞくさせている。

その後ごの分子ぶんし系統けいとう解析かいせきにより不明ふめいだった分類ぶんるい群ぐんの分岐ぶんき位置いちが分わかり、APG IV (2016) ではベルベリドプシス目め、ビャクダン目め、そしてキク類るいの姉妹しまい群ぐんであるナデシコ目めとともにキク上うえ類るい[1]（superasterids, Superasteridae[5]）とされた[17]。

以下いかに APG IV に基もとづくキク上うえ類るいの内部ないぶ系統けいとうを示しめす[17]。

キク上うえ類るい
 

ベルベリドプシス目め Berberidopsidales

 
 
 

ビャクダン目め Santalales

 
 
 

ナデシコ目め Caryophyllales

 
 

キク類るい asterids

 
 
 
superasterids

このクレードに属ぞくする多おおくの分類ぶんるい群ぐんは、クロンキスト体系たいけい (1981) ではキク亜あ綱つなに、さらに先行せんこうする新しんエングラー体系たいけいでは合弁ごうべん花はな植物しょくぶつ亜あ綱つなに含ふくまれていた。

特徴とくちょう

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珠たま皮がわが1枚まいで、薄うす層そう型がた（tenuinucellate）の珠たま心こころ（大だい胞子ほうし嚢）からなる胚珠はいしゅを持もつ[20][5][21]。これらは共有きょうゆう派生はせい形質けいしつである可能かのう性せいもあるが、より狭せまい範囲はんいでの共有きょうゆう派生はせい形質けいしつである可能かのう性せいも高たかく[20]、同形どうけい形質けいしつであると考かんがえられている[5]。ほかに、イリドイドを含ふくむことも共有きょうゆう派生はせい形質けいしつの可能かのう性せいがある[20][5]。真正しんしょうキク類るいは花弁はなびらの枚数まいすうが雄蕊おしべの本数ほんすうと等ひとしいこと、雄蕊おしべが花冠かかん上生わぶであること、明あきらかな合弁ごうべん花冠かかんをもつことなどが共有きょうゆう形質けいしつである[5]。ただし、真正しんしょうキク類るいでないツツジ目めの中なかにも花冠かかん上生わぶの雄蕊おしべと明あきらかな合弁ごうべん花冠かかんを獲得かくとくしたものもある[5]。

学名がくめいと定義ていぎ

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APG植物しょくぶつ分類ぶんるい体系たいけいでは一貫いっかんして高次こうじクレード名めいには学名がくめいが与あたえられないが、Cantino et al. (2007) にて、PhyloCode に基もとづき、ノードによるクレード（node-based clade）として定義ていぎされ、元々もともとキク亜あ綱つなとして用もちいられていた学名がくめい Asteridae Takht. (1967) が R.G. Olmstead と W.S. Judd によりこのクレード名めいとして用もちいられる。ヒメオドリコソウ Lamium purpureum L. (1753)（シソ類るい）、セイヨウサンシュユ Cornus mas L. (1753)（ミズキ目め）、Aster amellus L. (1753)（キキョウ類るい）、そして Erica carnea L. (1753)（ツツジ目め）を含ふくむ最小さいしょうのクレードとして定義ていぎされている[20]。

下位かい分類ぶんるい

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APG IV (2016) において含ふくまれる分類ぶんるい群ぐんは以下いかの通とおりである[17]。

キク類るい
 

 ミズキ目め Cornales

 
 
 

 ツツジ目め Ericales

 
真正しんしょうキク類るい
キキョウ類るい
 

モチノキ目め Aquifoliales

 
 
 

キク目め Asterales

 
 

エスカロニア目め Escalloniales

 
 
 

ブルニア目め Bruniales

 
 
 

セリ目め Apiales

 
 
 

マツムシソウ目め Dipsacales

 
 

パラクリフィア目め Paracryphiales

 
 
 
 
 
campanulids
シソ類るい
 

クロタキカズラ目め Icacinales

 
 
 

メッテニウサ目め Metteniusales

 
 
 

ガリア目め Garryales

 
 
 

ムラサキ目め Boraginales

 
 

リンドウ目め Gentianales

 
 

ヴァーリア目め Vahliales

 
 

シソ目め Lamiales

 
 

ナス目め Solanales

 
 
 
 
lamiids
euasterids
 
asterids

脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ Ruggiero et al. (2015) や Brands (2004–2023) では、superorder Asteranae（キク上目うわめ）とされる。
  2. ^ この学名がくめいはアルメン・タハタジャンによりキク亜あ綱つなとして設立せつりつされたものだが、Cantino et al. (2007) により PhyloCode に基もとづくクレード名めいとしても定義ていぎされる。
  3. ^ APG IV では表ひょう中ちゅうで大文字おおもじの頭文字かしらもじが用もちいられているが、やはり英語えいごの1単語たんごではあるため、本文ほんぶん中ちゅうでは小文字こもじで始はじめられる[17]。

出典しゅってん

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  1. ^ a b 大橋おおはしほか 2017, p. 18.
  2. ^ a b 伊藤いとう 2012, p. 157.
  3. ^ a b 伊藤いとう 2013, p. 84.
  4. ^ 西田にしだ 2017, p. 300.
  5. ^ a b c d e f g h i Judd et al. 2015, p. 465.
  6. ^ 伊藤いとう 2012, p. 155.
  7. ^ 高橋たかはし 2006, p. 424.
  8. ^ 福原ふくはら達人たつひと. “被子植物ひししょくぶつの系統けいとう樹じゅと分類ぶんるい”. 2012年ねん8月がつ27日にち閲覧えつらん。
  9. ^ 米倉よねくら浩司こうじ・梶田かじた忠ただし (2003-). “YListで使つかわれる分類ぶんるい体系たいけい”. 「BG Plants 和名わみょう−学名がくめいインデックス」（YList）. 2012年ねん8月がつ27日にち閲覧えつらん。
  10. ^ 米倉よねくら浩司こうじ『高等こうとう植物しょくぶつ分類ぶんるい表ひょう』（重版じゅうはん）北きた隆たかし館かん、2010年ねん。ISBN 978-4-8326-0838-2。 
  11. ^ 大場おおば 2009, p. 251.
  12. ^ “キク目め群ぐん（キク亜あ綱つな）”. Tree to Strain (SHIGEN). 国立こくりつ遺伝いでん学がく研究所けんきゅうじょ (http://shigen.nig.ac.jp).+2023年ねん10月がつ30日にち閲覧えつらん。
  13. ^ a b c d APG 1998, pp. 531–553.
  14. ^ a b c d 大場おおば 2009, p. 299.
  15. ^ a b c Chase et al. 1993, pp. 528–580.
  16. ^ a b APG III 2009, pp. 105–121.
  17. ^ a b c d APG IV 2016, pp. 1–20.
  18. ^ a b 伊藤いとう 2013, p. 85.
  19. ^ APG II 2003, pp. 399–436.
  20. ^ a b c d Cantino et al. 2007, p. E29.
  21. ^ 清水しみず 2001, p. 72.

参考さんこう文献ぶんけん

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  • The Angiosperm Phylogeny Group (1998). “An Ordinal Classification for the Families of Flowering Plants”. Annals of the Missouri Botanical Garden 85 (4): 531–553. doi:10.2307/2992015. 
  • The Angiosperm Phylogeny Group (2003). “An update of the Angiosperm Phylogeny Group classification for the orders and families of flowering plants: APG II” (PDF). Botanical Journal of the Linnean Society 141 (4): 399–436. doi:10.1046/j.1095-8339.2003.t01-1-00158.x. http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1046/j.1095-8339.2003.t01-1-00158.x/pdf. 
  • The Angiosperm Phylogeny Group (2009). “An update of the Angiosperm Phylogeny Group classification for the orders and families of flowering plants: APG III” (PDF). Botanical Journal of the Linnean Society 161 (2): 105–121. doi:10.1111/j.1095-8339.2009.00996.x. http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1095-8339.2009.00996.x/pdf. 
  • The Angiosperm Phylogeny Group (2016). “An update of the Angiosperm Phylogeny Group classification for the orders and families of floweringplants: APG IV”. Botanical Journal of the Linnean Society 181 (1): 1–20. doi:10.1111/boj.12385. 
  • Brands, S.J. (2004–2023). “Taxon: Superorder Asteranae Takht. (1967)”. The Taxonomicon. 2023年ねん10月がつ30日にち閲覧えつらん。
  • Cantino, Philip D.; Doyle, James A.; Graham, Sean W.; Judd, Walter S.; Olmstead, Richard G.; Soltis, Douglas E.; Soltis, Pamela S.; Donoghue, Michael J. (2007). “Towards a phylogenetic nomenclature of Tracheophyta”. Taxon 56 (3): E1-E44. doi:10.2307/25065865. https://doi.org/10.1002/tax.563001. 
  • Chase, M. W.; Soltis, D. E.; Olmstead, R. G.; Morgan, D.; Les, D. H.; Mishler, B. D.; Duvall, M. R.; Price, R. A. et al. (1993). “Phylogenetics of Seed Plants: An Analysis of Nucleotide Sequences from the Plastid Gene rbcL”. Annals of the Missouri Botanical Garden 80 (3): 528–580. doi:10.2307/2399846. 
  • Judd, W. S.; Campbell, C. S.; Kellogg, E. A.; Stevens, P. F.; Donoghue, M. J. (2015). Plant Systematics: A Phylogenetic Approach, Fourth Edition. Sunderland, Massachusetts USA: Sinauer Associates, Inc.. ISBN 978-1605353890 
  • Ruggiero, Michael A.; Gordon, Dennis P.; Orrell, Thomas M.; Bailly, Nicolas; Bourgoin, Thierry; Brusca, Richard C.; Cavalier-Smith, Thomas; Guiry, Michael D. et al. (2015). “A Higher Level Classification of All Living Organisms”. PLOS ONE 10 (6): e0130114. doi:10.1371/journal.pone.0130114. 
  • 伊藤いとう元もと己おのれ『植物しょくぶつの系統けいとうと進化しんか』裳も華はな房ぼう〈新しん・生命せいめい科学かがくシリーズ〉、2012年ねん5月がつ25日にち。ISBN 978-4785358525。 
  • 伊藤いとう元もと己おのれ『植物しょくぶつ分類ぶんるい学がく』東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい、2013年ねん3月がつ25日にち。ISBN 978-4130622219。 
  • 大場おおば秀章ひであき『植物しょくぶつ分類ぶんるい表ひょう』アボック社しゃ、2009年ねん11月20日にち。ISBN 978-4900358614。 
  • 大橋おおはし広ひろ好こう・門田かどた裕一ひろいち・木原きはら浩ひろし・邑田むらた仁ひとし・米倉よねくら浩司こうじ 編へん『改訂かいてい新版しんぱん 日本にっぽんの野生やせい植物しょくぶつ第だい4巻かん アオイ科か～キョウチクトウ科か』平凡社へいぼんしゃ、2017年ねん3月がつ10日とおか。ISBN 978-4582535341。 
  • 清水しみず, 建たて美よし『図説ずせつ 植物しょくぶつ用語ようご事典じてん』八坂やさか書房しょぼう、2001年ねん7月がつ30日にち。ISBN 4-89694-479-8。 
  • 高橋たかはし正道せいどう『被子植物ひししょくぶつの起源きげんと初期しょき進化しんか』北海道大学ほっかいどうだいがく出版しゅっぱん会かい、2006年ねん2月がつ25日にち。ISBN 4832981315。 
  • 西田にしだ治おさむ文ぶん『化石かせきの植物しょくぶつ学がく ―時空じくうを旅たびする自然しぜん史し』東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい、2017年ねん6月がつ24日にち。ISBN 978-4130602518。 

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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  • Asterids in Stevens, P. F. (2001 onwards). Angiosperm Phylogeny Website. Version 9, June 2008 [and more or less continuously updated since]
  • ウィキメディア・コモンズには、キク類るいに関かんするカテゴリがあります。
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