キメラ (漫画 )
『キメラ』とは
あらすじ[編集 ]
この |
かつて、
カーライア
その2
サラスでは、
主 な登場 人物 [編集 ]
リンとその仲間 たち[編集 ]
- リン
本編 の主人公 でありヒロイン。辺境 の村 ファーブルに住 んでいたが、その村 がゲイヴォルグ軍 に襲 われた事 をきっかけに自分 がキマイラである事 を知 る。人並 み外 れた運動 能力 と戦闘 能力 を持 ち合 わせているが、中身 は年 相応 の女 の子 そのもの。タキと出逢 い、彼 に惹 かれていく。その一方 でキマイラとしての自分 を受 け入 れ、苦 しみながらもその運命 を乗 り越 えようとする。実 は、人間 とキマイラの間 に生 まれた子 で、本来 なら存在 自体 が在 り得 ない「奇跡 の種 」である。- ファルシオンにおける
断罪 の日 では、大 風車 を守 る「6人 の戦士 」の1人 として参戦 。キマイラ6人 の戦士 のうちの1人 ・ドリスとの死闘 の末 に戦闘 不能 にすることで勝利 。その後 、シスがファルシオンにばら撒 いた赤 い水 (キマイラを凶暴 化 させるウィルス)により暴走 するも、タキの想 いにより正気 を取 り戻 し、サイファーとの決着 をつける。 - その
後 、タキ達 と各地 を転戦 しながらの中 で彼 と結 ばれるも、やがてキマイラの力 が無 くなりつつある為 に自身 の消滅 を恐 れて戦 えなくなり、ルドルフとの最終 決戦 の参加 はタキから止 められる。しかし決戦 半 ばでサラスの戦 いに参戦 、戦場 にいるキマイラ全員 の力 を剣 に束 ねて衛星 兵器 「魔 槍 ゲイヴォルグ」を破壊 する。力 を無 くして消滅 しかけるも、後 に本来 生 まれるはずだったタキとの第 一 子 (女 の子 )が自 ら身代 わりになった事 で生 き延 びた。 - サラスの
戦 いから数 年 後 、タキとの間 に3人 の子供 を儲 け、自身 が一人 暮 らしをしていた頃 にいた土地 (タキとの出会 いの地 )に住 み、彼 と畑 を耕 しながら幸 せに暮 らしている。 - タキ
本編 のもう一人 の主人公 。リンと出逢 い、彼女 の支 えになろうと誓 い戦 うようになる。親 をキマイラに殺 された過去 を持 ち、額 に十字 の傷 のついたキマイラを探 している。リンと旅 をするうちに彼女 に惹 かれて行 く。始 めの頃 は戦闘 経験 もなかったが、実 は戦士 としての筋 は悪 くない。タキ、リン、カイルたちの中 では一応 リーダー役 。子供 のカイルを除 けばリンが強 すぎるために強 くなるための方法 を模索 していたが、ガラハットに師事 して驚異 的 な脚力 「烈風 脚 」を得 、「烈風 」の通 り名 を貰 う。そして大 きな無理 と負担 を負 いつつ、キマイラであるガゼルにも勝 ちうるほどの戦闘 力 を得 た。そのガラハットが力尽 きた時 「超 速 剣 」を受 け継 ぎ「疾風 」と「烈風 」を組 み合 わせた「嵐 」の通 り名 で呼 ばれるようになる。- サイファー
達 との決戦 が終 わった後日 、ルドルフの手 によって魔 都 と化 した聖 都 ・サラスを奪還 する軍隊 「聖 十字軍 <クルセイダーズ>」結成 の中心 人物 として、また戦士 の一員 としてこれに参加 した。ルドルフ達 との死闘 を繰 り広 げて、多 くの犠牲 を払 いながらも最終 的 にルドルフを討 ち取 ることに成功 する。しかし、その代価 として「烈風 脚 」の酷使 が原因 で失明 する。 - サラスでの
戦 いの後 は、リンとの出会 いの地 で彼女 との第 一 子 の魂 の導 きを受 けながら生活 する。サラスの戦 いから数 年 後 、リンとは3人 の子供 を儲 け、ガラハットの治療 によって再 び光 を取 り戻 し、第 一 子 は祖母 の下 に旅立 った。 武器 は当初 は長剣 を使 っていたが、「烈風 脚 」を覚 えてからはツヴァイハンダー仕立 ての刀 (黎明 )を、更 に疾風 斬 を覚 えた後 はムラクモから1本 の刀 (旭光 )・2本 の隠 し刀 (暁光 、曙光 )を譲 り受 けて両手 両足 を使 った四 刀 流 が戦闘 スタイルとなる。- カイル
- タキが
育 ったクレイモアにある孤児 院 の男 の子 。年 の割 りにませていてスカートめくりや風呂 の覗 きばかりしている。しかしながら、実 は母親 のヘレンはカーライア帝国 の最後 の皇帝 カイラード六 世 の皇女 であり、皇室 の血 を唯一 引 き継 いでいる。カイル自身 もまた正当 なるカーライア帝国 の皇位 継承 者 で、皇帝 の証 である剣 を唯一 抜 くことができる。新 皇帝 として即位 し戦争 を終 わらせるために旅 をすることを決意 する。 - ルドルフとの
最終 決戦 時 には、聖戦 (ジハード)時 に力 に目覚 めたキマイラ達 を率 いて遅 れながらも参戦 を果 たす。その後 、戴冠 式 を執 り行 い、正式 に「カイラード七 世 」として皇位 に就 く。 - サラスの
戦 いから数 年 後 、アインを側近 ・参謀 として政治 に励 む。また、かつて「五 年 もすればいい女 になる」と言 ったルカを落 ち着 いたら迎 えにいくような素振 りを見 せている。 - マチルダ
帝都 で大司教 に仕 えていたキマイラの少女 。戦闘 スタイルは父親 の形見 である2本 のダガーによる二刀流 。大司教 の逝去 に伴 い、彼女 が大司教 に任命 される。正当 なる皇位 継承 者 (=カイル)が帝都 に現 れたときに戴冠 式 を行 い戦争 を終 わらせようと思 っている。教義 に反 しているとは言 え、笑顔 を常 に絶 やさない女 の子 。アインに恋心 をいだいているが、そのアインへの募 る想 いとキマイラである自分 がぶつかり合 い葛藤 している。- サイファー
達 との決戦 後 は水 の都市 ・ファルシオンに留 まり、大司教 として教会 で子供 達 の世話 をしたりしている。 - サラスでの
戦 いから数 年 後 、前 大司教 の側仕 えとしていた頃 の友人 達 やアガサと共 に、リンとタキの戦 いの軌跡 を人形 劇 で子供 達 に広 めるべく各地 を転々 とする生活 を送 っている。 - アイン
- グエン
配下 「蒼 の騎士 団 」の一員 で、通 り名 は「仕掛 けボウガンのアイン」。仕掛 けや機械 などを作 り出 す事 に関 しては突出 した能力 を持 つ。帝国 に属 しながらも、この戦争 にはどこか疑問 を抱 いている。 - クレイモアでの
戦 いの後 にゲイヴォルグの密偵 としてファルシオンに潜入 したものの、自作 の気球 が木 に引 っ掛 かってしまい、鍛冶 師 ・ムラクモに見 つかるが、ムラクモの孫 の腹痛 を治 したことで許 されそのまま世話 になる。そしてファルシオンで偶然 リン達 と再会 し、聖戦 においては大風 車 を守 る「6人 の戦士 」の1人 としてキマイラであるエヴァンスと互角 以上 の激闘 を繰 り広 げた。サイファー達 との決戦 後 はタキと共 に聖 十字軍 に参加 し、サラス奪還 の為 に戦 う。 - サラスでの
戦 いから数 年 後 、皇位 に就 いたカイルの側近 となり政治 に励 む。また、落 ち着 いたらマチルダを迎 えに行 く事 をカイルに明言 している。 - ガラハット
- かつての「
円卓 の騎士 団 」の一員 で、伝説 の戦士 。「疾風 のガラハット」の通 り名 で活躍 する。「東洋 」に精通 し、独自 の剣術 と針 の技術 を持 つ。高速 の斬撃 を放 つ「超 速 剣 」の使 い手 。必殺 技 は「超 速 剣 疾風 斬 」。 生活苦 から反乱 を起 こした民 を殺 さなくてはならない騎士 の正義 に疑問 を抱 き、騎士 団 を脱退 してその頃 知 り合 ったキマイラ・マリーと共 に旅 に出 る。だが途中 ある事件 から片足 とマリーを失 ってしまう。マリーを守 りきれなかったことを悔 やんだガラハットは彼女 を守 れるだけの力 を求 め遥 か東 の地 で「超 速 剣 」を習得 し、行方 不明 になったマリーを探 していた。マリーとの間 に生 まれた娘 であるリンを(時 に食事 の相伴 にありつきながら)見守 る。師 であったサイファーとの死闘 の後 、タキにリンと「疾風 」の力 を託 し死亡 したかと思 われたがマリーの魂 の一撃 により死 の淵 から蘇 る。「ファイナルクロニクル」にて、ファルシオンに押 し寄 せるマンティコア達 を無数 の剣 で片 っ端 から切 り伏 せる活躍 を見 せる。- サラスとの
戦 いから数 年 後 、タキの失明 の治療 を施 した後 、再 び旅 に出 る。 - カレン
- ファルシオン
自衛 軍 部隊 長 。代々 傭兵 の家 に生 まれ、自身 も傭兵 として各地 を回 る。弾性 のある槍 と踵 に仕込 まれた隠 し刀 を用 いて戦 う。タキとは幼馴染 で、1年間 ロジアの村 で一緒 だった。彼 へ淡 い恋心 を抱 いているが、タキはリンに想 いを寄 せていた為 、その恋 は実 らなかった。サイファー達 との決戦 後 は聖 十字軍 に参加 し、ファルシオン軍 の兵士 達 との連携 攻撃 で果敢 に戦 う。 - サラスとの
戦 いから数 年 後 、相変 わらず傭兵 団 を率 いる生活 を続 けているが、情勢 も落 ち着 いたことから「そろそろ私 も恋 でもして子供 でも産 んでみるか」と発言 して傭兵 仲間 を驚 かせた。 - トビィ
- リンに
懐 いているナガミミムササビ。 - キウイ
- ガラハットと
共 に行動 するカラスのような鳥 。性別 は雌 。トビィに惚 れている。
キマイラ6人 の戦士 [編集 ]
- サイファー
- かつての「
円卓 の騎士 団 」の一員 で、「天 より選 ばれしサイファー」と呼 ばれた円卓 最強 の純白 の騎士 。ガラハットの師 でもあった。カオス戦争 に参加 したが、終結 後 に円卓 を抜 けて姿 を消 す。その後 、「黒衣 の騎士 」としてキマイラ6人 の戦士 を引 き連 れて(彼 はキマイラではなく人間 )人間 を滅 ぼすための「聖戦 (ジハード)」を始 める。彼 の肉体 は千 ものキマイラの屍 が圧縮 された甲殻 人間 として改造 されており、さらに流星 の鉄 で作 られた鎧 と剣 によって圧倒的 な戦闘 能力 をほこる。 - ファルシオンにおける
断罪 の日 、ガラハットとの死闘 で遂 に自 らの体 を構成 する千 のキマイラの同意 を得 、「白 き騎士 」として完全 な姿 を取 り戻 す。それと同時 に内包 するキマイラの力 に自 らの肉体 も限界 に達 し己 の信 じる道 の為 にリンとの最終 決戦 に挑 み、彼女 に迷 いがあったこともあり一 度 は退 ける。だが、迷 いを断 ち切 った彼女 の真 の力 を前 に、先 のガラハットとの戦 いで剣 を1本 折 られていたこともあって敗北 。 最後 は、弱 くもあるが変 わろうと願 い前 へ歩 んでいく人間 たちの素晴 らしさを認 め、リンに未来 を託 し、人々 を守 るために千 のキマイラの魂 と共 にルドルフの衛星 兵器 「ミョルニル」を破壊 し消滅 した。- ガゼル
- 「
命 の炎 」を司 る戦士 。かつてロジアの村 で人間 たちによって4人 の子供 を殺 され(これにはタキの両親 も関 わっていた)、その後 サイファーの「聖戦 」に加 わる。4人 の子供 の魂 が宿 る左腕 から発 せられる炎 と剣 技 を織 り交 ぜて戦 い、その実力 は「烈風 」の通 り名 を持 った直後 のタキを全 く寄 せ付 けず、完膚 なきまでに打 ち負 かすほどであった。その後 、タキと再 び死闘 を繰 り広 げるも限界 を超 えたタキによって人間 への憎 しみもろとも左腕 を切 り落 とされた。 - その
後 は聖 十字軍 に参加 し、隻腕 ながらも子供 達 の命 の残 り火 を借 りた炎 の斬撃 で戦 う。しかし戦 いの最中 でカレンを庇 って致命傷 を負 い、最後 はタキの為 に自身 の命 を燃 やし尽 くした炎 撃 でルドルフへの道 を切 り開 いた後 に灰 となって消滅 し、死去 した。 - ドリス
- キマイラの
戦闘 パターンに従 って追尾 する、キマイラ殺 しの魔 剣 「クセルスー」を用 い戦 う女 戦士 。かつて法王 庁 で「奇跡 の種 」を産 み落 とすための道具 として毎晩 人間 の男 たちに凌辱 されていた所 をサイファーによって助 け出 され、以後 彼 に従 う。サイファーに恋心 を抱 いている。「奇跡 の種 」であるリンを激 しく憎 み何 度 か戦 いを挑 むが、戦 いの中 で成長 を続 けるリンにクセルスーを破 られ最終 的 には行動 不能 となり敗北 した。ファルシオンでの戦 いの後 は聖 十字軍 に参加 し、タキ達 と共 に戦 う。 - サラスでの
戦 いから数 年 後 、サイファーをよく知 るガラハットに自分 も旅 に連 れて行 くよう頼 んでいる。 - アガサ
念 動力 やテレパシーといった超 能力 を操 る少女 。元々 はスプーンを曲 げたり軽 い予知 夢 を見 たりする程度 であったが、法王 庁 で多 くのキマイラの犠牲 の下 強化 された。その力 は、自 らの体温 を犠牲 にするという異質 な力 である。キマイラが何 の為 に生 まれたか、その答 えを得 るためにマチルダと戦 うこととなる。戦 いは彼女 の力 の秘密 を知 ったマチルダによって中断 された。ファルシオンでの戦 いの後 は聖 十字軍 に参加 し、グエンとの連携 攻撃 による空中 からの敵 の迎撃 を担 う存在 となる。- サラスでの
戦 いから数 年 後 、マチルダ達 と行動 を共 にしてリンとタキの軌跡 を描 いた人形 劇 を広 める旅 を続 けている。人形 劇 の人形 は全 て自身 の念 動力 で操作 しており、劇 を見 た子供 達 からは「まるで生 きているみたい」と言 わしめている。 単行本 のおまけマンガでは、本編 と関係 なく魔法 少女 として大人 に変身 することもある。- エヴァンス
元 修道 騎士 。巨大 な鎌 を用 いて戦 う。育 ての親 である司祭 の裏切 りによりキマイラの血 に目覚 める(この時 、司祭 を含 め彼 の素性 を知 る者 は皆 殺 された)。その後 人間 の本質 を見極 めるために修道 騎士 となり、マチルダと出会 う。彼女 の姿 にもう一度 人間 を信 じようとするが(マチルダがキマイラであることを当初 知 らなかった)、人間 の醜 さを見 せつけられ絶望 しサイファーの「聖戦 」に加 わった。このとき、ゲイヴォルグの兵士 に右目 をつかれ失明 した。後 にアインと死闘 を繰 り広 げ、その中 で彼 のマチルダに対 する深 い想 いを知 り、彼 だけは信 じることにした(戦 いは両者 行動 不能 で終 わる)。ファルシオンでの戦 いの後 はアインの説得 を受 けて聖 十字軍 に参加 し、その力 を振 るう。- サラスでの
戦 いから数 年 後 、様々 な事 を学 ぶべくグエンと各地 を転々 とする。 - シス
- 「6
番目 」という意味 を持 つ戦士 。目 に見 えぬほどの超 高速 の斬撃 を放 つ。6人 の戦士 の一人 であるがその言動 はキマイラとは一線 を画 している。リンを自分 の下 へ誘 い込 もうとしたり、タキと戦 うもすぐに戦 いをやめる等 、その思惑 は謎 に包 まれている。 実 は王家 の人間 の血 の刻印 から作 り出 された複製 人間 で、聖戦 後 はルドルフと共 に聖 都 ・サラスを乗 っ取 り、新生 ゲイヴォルグを作 り上 げる。キマイラの死 肉 を継 ぎ接 ぎして作 られた体 の為 、寿命 は長 くなく、最後 はルドルフを討 ったタキと戦 ったが、その後 どうなったのかは描 かれていない。
円卓 の騎士 団 [編集 ]
- サイファー
- サイファー
参照 - ガラハット
- ガラハット
参照 - グエン
- 「
十 人 力 のグエン」と呼 ばれた騎士 で、ガラハットの友人 。ゲイヴォルグの超 少数 精鋭 「蒼 の騎士 団 」部隊 長 でもある。部下 であるアインの開発 した超 重量 の仕掛 け鎧 「ジェネロウ」や攻 城 戦車 「ファランクス」をまとって戦 う。その姿 から「仕掛 け鎧 のグエン」と呼 ばれることも。必殺 技 は無数 の剣 を一斉 に発射 する「ヤマアラシ」。初期 のリンと互角 以上 の戦 いを繰 り広 げた。 - リンとの
戦 いの後 行方 知 れずだったが、ガラハットの死 を聞 いた(実際 には当人 は生存 していた)後 にアインを含 めた「蒼 の騎士 団 」全員 で聖 十字軍 に参加 する。爆 薬 により発射 スピードが大幅 に増加 し、さらにアガサの念 動 によって誘導 能力 をも備 えた連携 技 「超 ヤマアラシ」による活躍 を見 せる。 - サラスでの
戦 いから数 年 後 、エヴァンスと共 に各地 を転々 とする生活 を続 けている。 - ザイン
- 「
人馬 一体 のザイン」と呼 ばれる操 馬 に優 れた騎士 。戦闘 においては、愛馬 「グリンガレット」に跨 り戦 う。過去 に少年 達 を戦 で失 い、その後 は死 に場 を求 め改造 馬 (イブリッド・ホース)と化 した愛馬 と共 に戦 い続 けるが、リンの説得 により翻意 。カイルに円卓 の騎士 団 再 結成 を誓 い旅立 つ。 後日 、愛馬 と共 に聖 十字軍 に参加 、戦場 で唯一 の騎馬 兵 として活躍 するが、進化 したマンティコアの攻撃 により右腕 を切 り落 とされて戦線 離脱 。死期 を悟 ったグリンガレットをタキの元 へ送 り出 した。その後 出血 多量 により、愛馬 の死亡 と時期 を同 じくして死亡 する。- バーンズ
- 「
十 の目 のバーンズ」と呼 ばれた騎士 で、気配 を読 む達人 。だが、彼 に恨 みを持 つ盗賊 団 によって差 し向 けられた少年 の刺客 の手 にかかり死亡 。彼 ほどの達人 も、無垢 な少年 の殺意 までは読 みきれなかったらしい。 - オリファー
- 「
博識 のオリファー」と呼 ばれた騎士 で、サイファーの弟 。法王 庁 で研究 を続 け、サイファーを甲殻 人間 に改造 する。人間 に絶望 し、キマイラに地上 を委 ねるべきと考 えており、法王 庁 を襲撃 してきたサイファーの手 にかかり、体 を真 っ二 つにされ死亡 した。
ルドルフとその配下 [編集 ]
- ルドルフ
- ゲイヴォルグの
技師 長 。「古 き者 達 」の技術 に長 じ、多 くのキマイラの犠牲 の上 に様々 な改造 種 (イブリッド)を作 り出 している。性格 は狡猾 にして残忍 。人間 もキマイラも彼 にとってはモルモット程度 にしか考 えていないようである。サイファーはその行 いが人間 ・キマイラ双方 の運命 を狂 わせてきたことを理解 しており、「全 ての元凶 を生 み傍観 する者 」と表現 している。実際 、彼 は悠久 の時 を生 き、何 度 も世界 を滅 ぼしている。また、人間 に助言 を与 えたり、戦争 の勃発 を誘発 したりするなど、長 きにわたって人類 の歴史 を闇 から操作 ・支配 してきた。 - リン
達 とサイファー達 との決戦 を見届 けた後 、聖 都 サラスを占拠 し、新生 ゲイヴォルグを以 て世界 を滅 ぼそうとする。サラスでの戦 いでは「魔 槍 ゲイヴォルグ」で世界 を無 に帰 そうとするも、油断 からタキに追 い詰 められ、シャーリーの静止 もあって彼 に討 ち取 られる。 - その
正体 ははるか昔 、「古 き者 達 」の文明 が栄 えていた頃 に作 られた遺伝子 解析 装置 であり、人間 やキマイラでないどころか生物 ですらなく、機械 だった為 に永 い時 を活動 してこられた。キマイラの祖先 もルドルフによって作 られたもので、「キマイラは自身 に手 を出 すことはできない」という情報 を遺伝子 に刻 んでいる為 に人間 でなければ手出 しが叶 わない。 - ルドルフの
目的 は完成 時 に不治 の病 に冒 されていた少女 シャーリーの治療 であり、自分 の持 つ知識 だけではそれが叶 わなかった為 、戦 いの助長 によって文明 の発達 を操作 して目的 を果 たそうとしていた。ルドルフの名 はシャーリーが付 けたもので、彼女 の心 からの笑顔 を再 び見 たがっていたが、それが叶 うことはなかった。 - ルドルフ
自身 が戦 うシーンはほとんど無 いが、戦闘 ではレーザーと思 われる攻撃 を繰 り出 す。また、キマイラと同様 に目 が赤 くなる(キマイラとは違 い意図 的 に赤 くすることが出来 る)。 - シャーリー
- ルドルフによって、100
人 のキマイラの死体 から生 みだされた錬成 人間 (アゾート)。エルフのように耳 のとがった姿 の少女 の姿 をしている。赤 ん坊 のように無垢 な性格 ながらその戦闘 能力 は凄 まじく、当時 のリンにすら「万全 の状態 でも勝 てる気 がしない」と言 わしめるほど。 白 の鉄槌 兵団 (後述 )の強化 のために一度 両 腕 を失 い、自 らも白 の鉄槌 五 連隊 の一員 となった。それが全滅 した後 、再 びルドルフのもとへ戻 り、ファルシオンへ赴 いたルドルフに同行 した。- その
素性 ははるか昔 の、不治 の病 に冒 された普通 の少女 であり、ルドルフの手 でキマイラの死 肉 を継 ぎ接 ぎされることで生 き永 らえていた。しかし、悠久 の時 の中 で悪魔 の心 を持 ってしまったルドルフの暴走 を止 めるべく、最後 には「もう止 めて」と、ルドルフをタキとの戦闘 中 に静止 し、ルドルフが討 ち取 られた直後 に全身 から血 を吹 いて死亡 した。 - ファルケン
- 「
重 格闘 術 のファルケン」の異名 をもつ改造 種 。キマイラ10人 分 の筋肉 を有 する大男 で、凄 まじい怪力 とスピードを併 せ持 つ。キマイラとして覚醒 したルカとの戦 いで狂暴 化 していき、それに比例 して形態 が変化 し、全身 に無数 の目 をもつ怪物 のような姿 となった。最終 的 にはリンに倒 されるがその刹那 人間 としての記憶 がよみがり、涙 を流 しながら死 んでいった。 - ビュウ
- 「
黒鳥 のビュウ」の異名 をもつ鳥 型 改造 種 。性格 は卑劣 かつ冷酷 で、敵 を絶望 にさらすのを好 む。翼 を切 り裂 かれた後 も軽量 化 された身体 と強靭 の脚力 からくるスピードで相手 を翻弄 しようとしたが、覚醒 したルカには敵 わず惨殺 された。 - ザイン
- ラウド
- タリボンの
領主 である男 。こまどり隊 を戦場 に送 ることで、領主 としての地位 を保 っている。こまどり隊 を気遣 っているふりをしているが本心 では誰 よりも子供 を嫌 っており、彼 らを散々 利用 して殺 してきた。リンがタリボン城 に攻 めてきたときにはそこから逃 げ出 そうとしたが、シャーリーによって素手 で八 つ裂 きにされた。 - アブイ
兄弟 - 「
加速 車輪 のアブイ兄弟 」の異名 をもつ二人 組 みの男 。ローラースケートのようなものを履 き、動体 視力 を高 める器具 を目 に装備 している。こまどり隊 を狙 ったが、仲間割 れを演 じたタキとオスカにあっさりと敗 れた。 - グレタ
- ルドルフにより
鳥 型 改造 種 にされた女性 。故郷 に残 した子供 達 のために、カイルの抹殺 の任 を受 けクレイモアに攻 め入 る。リンとタキによって止 められるが、無理 な人体 改造 が原因 で死亡 する。 - アドニス
- ルドルフの
一番 弟子 という、不気味 な仮面 を被 った男 。サラスに「黒 い病 」と呼 ばれる伝染 病 をばら撒 いた張本人 。自 らの身体 を甲殻 人間 ・オーグルに喰 わせて、それと一体化 した。甲殻 人間 と融合 してからは炎 に強 い耐 性 を持 ち、無数 の触手 を操 る能力 を得 た。突如 現 れたサイファーに一 撃 で敗 れるが、「人類 の叡智 はこの程度 ではなかったか」と喜 びながら死 んでいった。
白 の鉄槌 兵団 [編集 ]
4
- ナインハルト
- 「
雷光 のナインハルト」の通 り名 を持 つ、鎖 をもった男 。体内 に電気 を生成 することができ、鎖 を通 して電気 を敵 に流 し込 む。「白 の鉄槌 五 連隊 」となると仮面 をつけるようになった。シャムシールの無差別 なキマイラ狩 りの被害 者 で、抵抗 できないリンを徹底的 に嬲 り者 にしたが、突然 現 れたタキによって致命傷 を受 ける。その後 、体内 の電気 を暴走 させて自爆 しようとしたが、迷 いを振 り切 ったリンとタキによって阻止 された。 - トリガ
- 「
遠 撃 ちのトリガ」の異名 を持 つ改造 種 。未完成 な「銃 」を使用 するためだけに全身 を改造 しており、脳 が剥 き出 しの頭部 、十字 状 の目 など非常 に奇 怪 な姿 をしている。性格 は狡猾 かつ慎重 で、敵 の手 の及 ばないから攻撃 するのを好 む。「白 の鉄槌 五 連隊 」となった後 はさらに強化 され、2丁 の銃 を一 度 に使用 できるようになった。遠方 から攻撃 してリンを苦 しめたが、突如 現 れたガラハットにはどんな手段 も通 じず敗 れ去 った。 - ブルメ
- 「
飛燕 自在 刀 のブルメ」の通 り名 を持 つ男 で、巨大 なブーメランをもつ。理不尽 な謎 かけ(リドル)を吹 き掛 けるのを好 む。「白 の鉄槌 五 連隊 」となると、ナインハルト達 と共 にシャムシールの人々 を殺 しまわり、リンを嬲 り者 にした。だが、仲間 が敗 れ形勢 が不利 になると判断 すると一 反 退 いたが、シャーリーの腕 の再生 のためルドルフによって抹殺 された。 - ビエル
- 「
超 肥満 巨躯 のビエル」の異名 を持 つ肥満 体 の大男 で、非常 に巨大 な鉄槌 を持 つ。「古 き者 達 」の技術 により、身体 が刃 を通 さない軟体質 になっている。南部 の香辛料 で味付 けされた食物 が好物 。シャムシールの人々 を惨殺 し、仲間 達 とリンを激 しく痛 め付 けたが、タキの「超 連 歩 烈風 脚 」の前 には軟体質 の身体 も通用 せず敗北 した。 - シャーリー
- シャーリー
参照
その他 [編集 ]
- ジラフ
- 「
雷鳴 のジラフ」の通 り名 を持 ち、シュバルツ戦争 の英雄 と言 われたほどの戦士 。リンの育 ての親 。キマイラ討伐 でリンの母 ・マリーを殺 したが、赤子 のリンをどうしても殺 すことができず、ゲイヴォルグ軍 から脱走 して自分 の娘 として育 てた。だがそれから15年 後 、2人 が住 んでいたファーブルの村 がゲイヴォルグ軍 の襲撃 を受 けるとリンを守 るため、単身 で敵 軍 に戦 いに挑 むも多勢 に無勢 、ついに力尽 きる。 - マリー
- ガラハットの
妻 でリンの実母 。種族 はキマイラ。それまでの経緯 は不明 だが、民 殺 しの罪 に苦 しんでいたガラハットの前 に現 れ、自 らを殺 して欲 しいと懇願 した。ガラハットは最初 彼女 が物狂 いかと思 ったが、その美 しさに一目 で心 奪 われる。彼 が騎士 団 を脱退 して旅 に出 る際 にバレンタイン司教 の勧 めでマリーと結婚 したものの、それは彼女 は自 らの意志 というよりは自失 状態 で流 されるままの同意 だった。当初 ガラハットに心 閉 ざしていたマリーも彼 が献身 的 に接 したので少 しずつ心 を開 いていった。だが旅 の途中 サイファーの持 っていた赤 いペンダントの影響 からか突如 赤 い目 になり暴走 、多 くの人命 とガラハットの片足 を奪 ってしてしまう。その罪 の意識 に苛 まれガラハットの元 を去 っていった。その後 身 ごもっていたリンを出産 したが、密告 によりキマイラ狩 りに遭 い命 を落 とす。キマイラの王家 に受 け継 がれる「青 のペンダント」を持 っていたことから、彼女 はキマイラの王家 に関係 する者 である可能 性 が高 い。 - ヘレン
- クレイモアで
孤児 院 を切 り盛 りする気風 の良 いおばさん。タキも彼女 の孤児 院 出身 である。実 はカイルの母親 で、正体 は旧 カーライア帝国 皇帝 の唯一 の血 を引 く皇女 ・マルゴリット。自分 の息子 ・グスタフを次期 皇帝 に据 えようとしたカリウス卿 の策謀 により、母 である皇帝 の后 は自殺 に追 い込 まれ、更 にその魔 の手 が彼女 に及 んだとき命 からがら大司教 によって救 われた。既 にカーライア帝国 はカリウス卿 に掌握 されていたため、大司教 の助力 で帝国 を脱出 し、次期 皇帝 たる正当 継承 者 を産 んでカリウス卿 の野望 を止 める使命 を帯 びる。 - オスカ
少年 突撃 部隊 「こまどり隊 」の隊長 。少年 でありながらその指揮 能力 、武芸 は大人 顔負 けである。当初 はリンたちと敵対 するが、自分 たちがラウドに利用 されていたことを知 り翻意 。リンたちと手 を結 び共闘 するがファルケンの一 撃 からルカを庇 って重傷 を負 い、ビュウの手 にかかり命 を落 とす。このことがルカのキマイラとしての覚醒 を引 き起 こすこととなった。- ルカ
- こまどり
隊 の隊員 である少女 。キマイラであるが、本人 は自覚 していない。後 にオスカに従 いリンたちと共闘 する。目 の前 でオスカを殺 されたことでキマイラの能力 が覚醒 。憎 しみに駆 られるままビュウを惨殺 しファルケンと戦 うが、タキに止 められ自我 を取 り戻 す。その際 、自分 のなしたことへの罪悪 感 の為 、ショックで記憶 を全 て失 ってしまう。戦 いの後 、他 のこまどり隊 の少年 たちと共 にザインに連 れられてクレイモアへと向 かって旅立 った。 - クレイモアでの
生活 の中 、重傷 だったこまどり隊 の一人 が亡 くなる間際 の遺言 によって自分 を取 り戻 し、その後 聖 十字軍 にこまどり隊 の一人 として参加 する。その時 にはキマイラの力 は既 に自 らのものとしている。自分 に「5年 後 にはいい女 になる」と言 ってくれたカイルに好意 を持 っているようで、「絶対 にキレイになってやる」と言 ったり、カイルに視線 を向 ける時 に顔 を少 し赤 らめたりしているシーンがある。 - サラスでの
戦 いから数 年 後 、ヘレンの孤児 院 でリンの代 わりに孤児 達 の面倒 を見 る生活 を送 る。 - グスタフ
軍事 国家 ゲイヴォルグの総帥 。その強大 な軍事 力 を背景 に大陸 全土 の支配 をもくろむ。自身 の地位 を脅 かすカイルの存在 を恐 れ、ルドルフにカイル暗殺 の命 を下 す。後 に、人質 として差 し出 された小国 の王子 フランツとの交流 によって戦争 の終結 を決意 し、全 軍 に戦争 行為 の停止 を命 じるため首都 サラスへと向 かうが、城 の目前 でルドルフが差 し向 けたマンティコアの手 にかかりフランツと共 に命 を落 とす。- バジル
- ゲイヴォルグの
南 の将軍 。カオス戦争 の英雄 でもある。断罪 の日 が終 わったのち、ルドルフの手 によりマンティコアを思 いのままに動 かすことができるように改造 されたが、タキによって討 ち取 られた。
用語 解説 [編集 ]
- キマイラ
普段 は人 と変 わらないいでたちをしているが、一度 戦闘 状態 に入 ると目 は炎 のように赤 く燃 え上 がり、すさまじい力 と速 さで戦 う戦闘 種族 。曰 く、怒 りに身 を飲 み込 まれたとき、彼 らの頭 の中 では「憎 イナラ殺 セ!」「人間 ナンテ滅 ビテシマエ!!」という声 が聞 こえるといわれている。人間 とキマイラの混血 は極 稀 にしか誕生 せず、「奇跡 の種 」と呼 ばれる。- かつてはカーライア
帝国 との盟約 のもと帝国 のために戦 っていたが、25年 前 のカオス戦争 で帝国 に反旗 を翻 して大 打撃 を与 えた。カオス戦争 でゲイヴォルグ軍 によって一掃 され絶滅 したはずだったが、実 は各地 でひっそりと生 き延 びていた。そのため、ゲイヴォルグは徹底 したキマイラ狩 りを行 い、リンの母 ・マリーもそれによって命 を落 とした。 - その
正体 ははるか昔 、繰 り返 される戦 に自 らを憎悪 した人間 たちが、「血 の刻印 」を操作 する技法 (いわゆる遺伝子 操作 )を用 いて生 み出 した新 たな人類 である。そして、人間 たちが再 び愚 かな行 いをした際 に全 ての人間 を滅 ぼすことが「血 の刻印 」に刻 まれており、そのために存在 している。また、キマイラの祖先 はルドルフによって作 られ、その「血 の刻印 」には「ルドルフには手 を出 すことはできない」という情報 が刻 まれているため、人間 でなければルドルフを倒 すことは出来 なかった。 血 の刻印 全 ての生 きとし生 ける者 が血 の中 に持 つ刻印 。「古 き者 達 」が呼 んだ遺伝子 のこと指 す。古 き者 達 - はるか
昔 、高度 な文明 を築 き、大地 を削 り焼 き尽 くす規模 の戦 (つまり核 戦争 )を繰 り返 した人々 。わずかに生 き残 った人々 は同 じ過 ちを繰 り返 さぬよう、新 たな人類 ・キマイラを生 み出 した。 赤 のペンダント・青 のペンダント- 「
古 き者 達 」がキマイラを生 み出 した際 に作 られた二 つのペンダント。「怒 り」を司 る赤 のペンダントは人間 に、「悲 しみ」を司 る青 のペンダントはキマイラに渡 され、悠久 の時 を経 てそれぞれを統 べる王家 に受 け継 がれた。赤 のペンダントはキマイラを覚醒 させるウィルスを持 っており、ファルシオンでキマイラを覚醒 させたほか、25年 前 のカオス戦争 の原因 にもなった。一方 、青 のペンダントは覚醒 したキマイラを鎮 めるワクチンの役割 を持 つ。 - マギノギオン
- 「
古 き者 達 」の技術 を記 した書物 。筋肉 間 の移植 や生体 兵器 の製造 など、様々 なことが記 されている。本来 はルドルフ以外 の人物 には閲覧 は認 められていない。 改造 種 (イブリッド)人間 や他 の動物 にキマイラの筋力 をあわせたもの。身体 を全体 的 に強化 された「全身 強化 型 改造 種 」、飛行 能力 に長 けた「鳥 型 改造 種 」、馬 を強化 した「改造 馬 (イブリッド・ホース)」等 がある。甲殻 人間 古代 の生体 兵器 とされた、全身 を装甲 で覆 った奇 怪 な生物 。体内 にはキマイラの肉 のみが詰 まっており、臓器 や骨 は無 い。意思 や感情 をもたず、敵 味方 の区別 無 く攻撃 する。制御 するためには「黒 い病 」に感染 した人間 を餌 とする必要 がある。大型 の個体 は「オーグル」と呼 び、アドニスと融合 した。後 にゲイヴォルグより強化 されて人間 の意志 を組 み込 まれ、生 き餌 を必要 とせずに兵器 として戦 うことができるようになった。- マンティコア
魔 都 と化 したサラスを拠点 に大量 発生 し、大陸 全土 を席巻 した人造 の怪物 で、外見 は上記 の甲殻 人間 に似 ている。「個 」という概念 を持 たず、生殖 行為 によって寸分 たがわぬ同 じ固体 を産 み続 ける。知性 や感情 は皆無 で、あらゆる生命 を蹂躙 する為 にのみ存在 している。また、戦 いの中 で進化 を見 せ、目 の弱点 を克服 するのみにとどまらず、アインの仕掛 けボウガン並 みの遠距離 連射 までも可能 とした。流星 の鉄 - 「
硬 さ」と「粘 り」を併 せ持 つ本来 地上 に存在 するはずの無 い金属 。これを打 つことが出来 るのはキマイラのみとされている。また、流星 の鉄 によって作 られた武器 は使用 者 の心 を映 すとされ、作中 では漆黒 、暗 灰色 、白銀 の3色 が確認 されている。 - ジハード
- サイファーが
宣言 した人間 撲滅 の戦 い。イスラームにおいてイスラーム世界 (ダール・アル=イスラーム)を防衛 する戦争 もしくは異教徒 の領土 を侵略 しイスラーム世界 に組 み込 む戦争 をさす「ジハード」に由来 する。 - ゲイヴォルグ
- グスタフ
総帥 の父 ・カリウス卿 が作 った私設 軍 。カーライア帝国 分裂 後 は帝都 サラスを首都 とする軍事 国家 として、大陸 の制覇 を目指 す。 - クレイモア
- ゲイヴォルグと
戦 う数少 ない国 。タキやヘレンおばさんが住 んでいた国 。 - ファルシオン
- クレイモアと
同 じくゲイヴォルグと戦 う国 。軍事 力 は有 するが他国 に侵攻 はしない。実 はカオス戦争 の際 に生 き残 ったキマイラの子供 たちが養育 され、「人 として」暮 らしていた。サイファーの仕掛 けによって血 の刻印 に目覚 めた彼 らはカイルと共 にクルセイダーズに参加 。その圧倒的 なまでの戦力 は「量産 型 リン」と評 された。 - エスタク
- ザインがかつて
所属 していた国 。周辺 諸国 もろともゲイヴォルグに征服 された。 - シャムシール
- ゲイヴォルグ
領 。カオス戦争 でキマイラの被害 をもっとも受 けたため、キマイラへの禍根 がいまだに根強 く残 っている。「裁定 者 」のエイダと会 った街 。「白 の鉄槌 兵団 」の襲撃 を受 ける。 - サリッサ
- クレイモアの
隣国 。名前 しか出 てこない。ゲイヴォルグに征服 された。 - ルアール
- クレイモアの
要塞 。初陣 としてタキも出兵 するがタキ以外 は全滅 した模様 。 - アルスター
湖 に沈 むキマイラたちの故国 。かつてキマイラたちがカーライア帝国 に反旗 を翻 したカオス戦争 で、帝国 に大 打撃 を与 えた。だが、当時 は私兵 団 だったゲイヴィルグが叡智 を高 めると次第 に太刀打 ちできなくなり、断罪 の日 に滅 ぼされた。聖 十字軍 (クルセイダーズ)- ルドルフによって
魔 都 と化 した聖 都 ・サラスを奪還 する為 に結成 された軍隊 。最大 の特徴 は軍 の構成 が史上 初 となる「人間 」と「キマイラ」の混成 であること、なおかつ「クレイモア」「ファルシオン」の各 軍 に加 えて、敵対 者 だった「ゲイヴォルグ」軍 まで加 わっていることである。 新生 ゲイヴォルグ- ルドルフとシスがグスタフ
総帥 殺害 後 、聖 都 ・サラスを乗 っ取 り作 り上 げた軍勢 。マンティコアの大軍 を以 て、全 てを破壊 し、全 ての生命 を蹂躙 しようと目論 む。 魔 槍 ゲイヴォルグ巨大 な衛星 兵器 。解 き放 たれれば、無数 の光 の矢 となって世界 を滅 する。ルドルフは悠久 の時 を通 して、この兵器 で何 度 も世界 を滅 してきた。
書籍 情報 [編集 ]
単行本 [編集 ]
キメラ Kimera
第 1巻 2002年 7月 4日 発売 ISBN 978-4088593128第 2巻 2002年 10月4日 発売 ISBN 978-4088593227第 3巻 2003年 1月 6日 発売 ISBN 978-4088593340第 4巻 2003年 5月1日 発売 ISBN 978-4088593555第 5巻 2003年 9月4日 発売 ISBN 978-4088593807第 6巻 2003年 12月19日 発売 ISBN 978-4088593975第 7巻 2004年 4月 30日 発売 ISBN 978-4088594163第 8巻 2004年 8月 4日 発売 ISBN 978-4088594347第 9巻 2005年 1月 5日 発売 ISBN 978-4088594804第 10巻 2005年 5月2日 発売 ISBN 978-4088595047第 11巻 2005年 9月2日 発売 ISBN 978-4088595276第 12巻 2006年 1月 5日 発売 ISBN 978-4088595528第 13巻 2006年 5月2日 発売 ISBN 978-4088595733第 14巻 2006年 9月4日 発売 ISBN 978-4088595986第 15巻 2007年 1月 4日 発売 ISBN 978-4088596211第 16巻 2007年 6月4日 発売 ISBN 978-4088596396
キメラ ファイナルクロニクル Kimera Final Chronicle
第 1巻 2008年 2月 9日 発行 ISBN 978-4-08-859692-1第 2巻 2008年 5月7日 発行 ISBN 978-4-08-859705-8
小説 版 [編集 ]
単行本 の他 に連光寺 正 による小説 版 も刊行 されている。本編 とは同軸 時間 上 の外伝 的 なストーリーとなっている。2006年 9月 現在 、『キメラ左利 きの聖女 』『キメラ燃 える瞳 の遊女 』が発売 されている。