カラス (烏 がらす 、鴉 からす 、鵶、雅 みやび )は、鳥類 ちょうるい カラス科 か の1グループ[ 1] 。カラス属 ぞく Corvus [ 2] [ 3] または近 きん 縁 えん な数 すう 属 ぞく [ 4] を含 ふく む。
鳥類 ちょうるい の中 なか では頭 あたま が非常 ひじょう に良 よ く、黒 くろ い鳥 とり として代表 だいひょう 的 てき な存在 そんざい である。そのため、諺 ことわざ では白 しろ い鷺 さぎ などと対比 たいひ される場合 ばあい がある。
ただし、実際 じっさい には白黒 しろくろ 2色 しょく のコクマルガラス や暗 くら 褐色 かっしょく に白斑 はくはん のホシガラス 等 ひとし もおり、必 かなら ずしも全身 ぜんしん が真 ま っ黒 くろ のものだけではない。
また、カラスにはカラスの子供 こども が成長 せいちょう するとその親 おや に餌 えさ を運 はこ んで養 やしな うことから、「烏 がらす に反哺 はんぽ の孝 こう あり」と言 い われて、「慈鳥 (じちょう)」という異名 いみょう もある[ 5] [ 6] 。
カラスは、最 もっと も広義 こうぎ にはスズメ目 め カラス科 か の総称 そうしょう だが、通常 つうじょう はその一部 いちぶ とされる[ 7] 。最 もっと も広義 こうぎ のカラス、つまりカラス科 か は、通常 つうじょう のカラスのほか、カケス 類 るい 、サンジャク 類 るい 、オナガ 類 るい 、カササギ 類 るい などを含 ふく む。
カラス科 か の中 なか で標準 ひょうじゅん 和名 わみょう に「カラス」(または「ガラス」)がある種 しゅ は、
に含 ふく まれる。また、カササギ属 ぞく のカササギ は、標準 ひょうじゅん 和名 わみょう には「カラス」はないが、「カチガラス」「コウライガラス」の異名 いみょう を持 も つ。
これらのほとんどは、かつてはカラス属 ぞく に近 きん 縁 えん だろうと考 かんが えられていた[ 注 ちゅう 1] 。しかし実際 じっさい は、ホシガラス属 ぞく とコクマルガラス属 ぞく はカラス属 ぞく に近 きん 縁 えん (●を付 つ けた)だが、ソデグロガラス属 ぞく 、サバクガラス属 ぞく 、ベニハシガラス属 ぞく は離 はな れており(○を付 つ けた)、中 なか でもベニハシガラス属 ぞく はカラス科 か の中 なか で最初 さいしょ に分岐 ぶんき している[ 8] 。
カラス科 か 以外 いがい では、ウミガラス 、オオウミガラス (共 とも にチドリ目 め ウミスズメ科 か )、チシマウガラス (ペリカン目 め ウ科 か )、カワガラス (スズメ目 め カワガラス科 か )、ハゴロモガラス (スズメ目 め ムクドリモドキ科 か )、ハイイロモズガラス 、フエガラス (共 とも にスズメ目 め フエガラス科 か )などもいるが、生物 せいぶつ 学 がく 上 じょう のカラスの仲間 なかま とはみなされない。ただし、スズメ目 め シジュウカラ科 か のヒメサバクガラス は、かつてはサバクガラス属 ぞく に近 きん 縁 えん だと考 かんが えられ、カラス科 か に含 ふく められていた。
和名 わみょう に「カラス」が含 ふく まれるカラス科 か の現生 げんなま 種 しゅ をリストする[ 9] 。
ハシボソガラス
ミナミコガラス
ソロモンガラス
Corvus カラス属 ぞく
Corvus splendens , House Crow , イエガラス
Corvus moneduloides , New Caledonian Crow , カレドニアガラス
Corvus unicolor , Banggai Crow , バンガイガラス
Corvus enca , Slender‐billed Crow , スンダガラス
Corvus violaceus , Violet Crow
Corvus typicus , Piping Crow , セレベスガラス
Corvus florensis , Flores Crow , フロレスガラス
Corvus kubaryi , Mariana Crow , クバリーガラス
Corvus validus , Long‐billed Crow , モルッカガラス
Corvus woodfordi , White‐billed Crow , ソロモンガラス
Corvus meeki , Bougainville Crow , ブーゲンビルガラス
Corvus fuscicapillus , Brown‐headed Crow , チャガシラガラス
Corvus tristis , Grey Crow , ハゲガオガラス
Corvus capensis , Cape Crow , ツルハシガラス
Corvus frugilegus , Rook , ミヤマガラス
Corvus brachyrhynchos , American Crow , アメリカガラス
Corvus caurinus , Northwestern Crow , ヒメコバシガラス
Corvus imparatus , Tamaulipas Crow , メキシコガラス
Corvus sinaloae , Sinaloa Crow , ニシメキシコガラス
Corvus ossifragus , Fish Crow , ウオガラス
Corvus palmarum , Hispaniolan Palm Crow , ヤシガラス
Corvus minutus , Cuban Palm Crow (C. palmarum から分離 ぶんり )
Corvus jamaicensis , Jamaican Crow , ジャマイカガラス
Corvus nasicus , Cuban Crow , キューバガラス
Corvus leucognaphalus , White‐necked Crow , ヒスパニオラガラス
Corvus hawaiiensis , Hawaiian Crow , ハワイガラス
Corvus corone , Carrion Crow , ハシボソガラス
Corvus cornix , Hooded Crow , ズキンガラス
Corvus torquatus , Collared Crow , クビワガラス
Corvus macrorhynchos , Large‐billed Crow , ハシブトガラス
Corvus levaillantii , Eastern Jungle Crow
Corvus culminatus , Indian Jungle Crow
Corvus orru , Torresian Crow , ミナミガラス
Corvus insularis , Bismarck Crow
Corvus bennetti , Little Crow , ミナミコガラス
Corvus tasmanicus , Forest Raven , モリガラス
Corvus mellori , Little Raven , ミナミコワタリガラス
Corvus coronoides , Australian Raven , ミナミワタリガラス
Corvus albus , Pied Crow , ムナジロガラス
Corvus ruficollis , Brown‐necked Raven , チャエリガラス
Corvus edithae , Somali Crow
Corvus corax , Northern Raven , ワタリガラス
Corvus cryptoleucus , Chihuahuan Raven , シロエリガラス
Corvus rhipidurus , Fan‐tailed Raven , チビオガラス
Corvus albicollis , White‐necked Raven , シロエリオオハシガラス
Corvus crassirostris , Thick‐billed Raven , オオハシガラス
†Corvus moriorum , Chatham Islands Raven , チャタムガラス
†Corvus antipodum , New Zealand Raven , アンチポードガラス
分布 ぶんぷ と各地 かくち での呼称 こしょう と種類 しゅるい [ 編集 へんしゅう ]
ハシボソガラスはユーラシア に広 ひろ く生息 せいそく するが、ハシブトガラスの分布 ぶんぷ は東 ひがし アジア と南 みなみ アジア に限 かぎ られる。ヨーロッパ では、ハシボソガラス(carrion crow)、ワタリガラス(common raven)、ミヤマガラス(rook)、ニシコクマルガラス (jackdaw)などが分布 ぶんぷ する。
日本 にっぽん で日常 にちじょう 的 てき に見 み られるカラス属 ぞく のカラスは、留鳥 りゅうちょう のハシブトガラス とハシボソガラス の2種 しゅ である。日常 にちじょう 会話 かいわ では通常 つうじょう 、これらの全身 ぜんしん が黒 くろ いカラスを特別 とくべつ に区別 くべつ することはない。
渡 わた り鳥 どり では、北海道 ほっかいどう にワタリガラス 、九州 きゅうしゅう にミヤマガラス とコクマルガラス が冬 ふゆ 鳥 とり として飛来 ひらい する。迷鳥 のニシコクマルガラス とイエガラス を含 ふく めると、計 けい 7種 しゅ が記録 きろく されている。
カラス属 ぞく 以外 いがい では、ホシガラス が山間 さんかん 部 ぶ に生息 せいそく する。
ハシブトガラスの場合 ばあい 、翼 つばさ 長 ちょう は32 – 39 cm。
ある程度 ていど の社会 しゃかい 性 せい を持 も っており、協力 きょうりょく したり、鳴 な き声 ごえ による意思 いし の疎通 そつう を行 おこな ったりしている。遊戯 ゆうぎ 行動 こうどう (電線 でんせん にぶら下 さ がる、滑 すべ り台 だい で滑 すべ る、雪 ゆき の斜面 しゃめん を仰向 あおむ けで滑 すべ り降 お りるなど)をとることも観察 かんさつ されている[ 10] 。4色 しょく 型 がた 色覚 しきかく で色 いろ を識別 しきべつ でき、人間 にんげん と同 おな じRGB に加 くわ えて紫外線 しがいせん も識別 しきべつ できる。人間 にんげん の個体 こたい を区別 くべつ して認識 にんしき する。「#知能 ちのう 」で詳述 しょうじゅつ する。
ワタリガラスの上半身 じょうはんしん
飛 と び立 た とうとするハシブトガラス
ハシブトガラスの飛翔 ひしょう
雑食 ざっしょく 性 せい で、生 せい ゴミ や動物 どうぶつ の死骸 しがい をついばんでいるところがよく目撃 もくげき される。都市 とし 部 ぶ では食物 しょくもつ を得 え るためにゴミ集積 しゅうせき 所 しょ を荒 あ らすという行動 こうどう や、農耕 のうこう 地 ち では農作物 のうさくもつ を食害 しょくがい するという行動 こうどう が問題 もんだい となっている。その他 た にも昆虫 こんちゅう 類 るい 、小 しょう 動物 どうぶつ (小型 こがた 哺乳類 ほにゅうるい 、鳥類 ちょうるい の卵 たまご や雛 ひな 、爬虫類 はちゅうるい 、両生類 りょうせいるい 、ザリガニ など多数 たすう )、植物 しょくぶつ の果実 かじつ ・種子 しゅし 、動物 どうぶつ の糞 くそ なども食 た べる。ハシブトガラスは動物 どうぶつ 食 しょく 傾向 けいこう 、ハシボソガラスは植物 しょくぶつ 食 しょく 傾向 けいこう が強 つよ い。獲得 かくとく した食物 しょくもつ を物陰 ものかげ に隠 かく し、後 あと で食 た べるという貯食行動 こうどう も行 おこな う。
日本 にっぽん では、ゴミ集積 しゅうせき 所 しょ に防 ぼう 鳥 とり ネットなどカラス対策 たいさく が実施 じっし されたほか、罠 わな による捕獲 ほかく や巣 す の除去 じょきょ といったヒト による駆除 くじょ 、さらに天敵 てんてき である猛禽 もうきん 類 るい の都市 とし 部 ぶ 緑地 りょくち への進出 しんしゅつ もあり、東京 とうきょう 都 と 心 こころ ではカラスの生息 せいそく 数 すう が2000年 ねん 頃 ごろ をピークに減 へ っている[ 11] 。
針金 はりがね ハンガー入 い りの巣 す
繁殖 はんしょく 期 き は春 はる から夏 なつ で、一夫一妻 いっぷいっさい 制 せい で協力 きょうりょく して子育 こそだ てを行 おこな う。抱 だき 卵 たまご 期間 きかん は20日 はつか 前後 ぜんこう 、巣立 すだ ちまでの期間 きかん は30〜40日 にち 程度 ていど 。産卵 さんらん 数 すう は2〜5(ハシブトガラス)ないし3〜5(ハシボソガラス)程度 ていど である。
巣 す は樹 き 上 じょう に小 しょう 枝 えだ を組 く んで作 つく るが、最近 さいきん では電柱 でんちゅう や看板 かんばん などに営巣 えいそう することもあり、また巣 す の材料 ざいりょう には針金 はりがね ・プラスチック など様々 さまざま な人工 じんこう 物 ぶつ を利用 りよう するようになっている。電柱 でんちゅう や送電 そうでん 塔 とう に針金 はりがね 類 るい で営巣 えいそう した場合 ばあい 、しばしば短絡 たんらく の原因 げんいん となり、問題 もんだい となっている。
営巣 えいそう 期間 きかん 中 ちゅう は縄張 なわば り意識 いしき が強 つよ く、不用意 ふようい に巣 す に近 ちか づいたもしくは巣 す を見 み つめた人間 にんげん や動物 どうぶつ の個体 こたい を敵対 てきたい 者 しゃ として認識 にんしき ・記憶 きおく し続 つづ け、威嚇 いかく ・攻撃 こうげき 行動 こうどう が見 み られる。
威嚇 いかく は、最初 さいしょ は鳴 な き声 ごえ によって威嚇 いかく し、次 つぎ には威嚇 いかく 行動 こうどう として、後方 こうほう から相手 あいて の頭 あたま を狙 ねら って1メートル以内 いない まで舞 ま い降 お りサッと上昇 じょうしょう する行動 こうどう を行 おこな い、遠 とお くへ立 た ち去 さ るまで数 すう 百 ひゃく メートルに亘 わた り背後 はいご から追跡 ついせき し繰 く り返 かえ す[ 注 ちゅう 2] [ 注 ちゅう 3] 。
攻撃 こうげき の場合 ばあい は、多 おお くは追跡 ついせき 威嚇 いかく 行動 こうどう が攻撃 こうげき 化 か し、「後方 こうほう から舞 ま い降 お りて頭 あたま を蹴 け りつけるか、頭髪 とうはつ をつかんで引 ひ っ張 ぱ る」というものであり、怪我 けが をした例 れい は全体 ぜんたい の17%であったという報告 ほうこく がある[ 12] 。
住宅 じゅうたく 地 ち の空 あ き地 ち に群 む れるカラス
巣立 すだ ち後 ご も2–3ヶ月 かげつ 程度 ていど は家族 かぞく で群 む れ を組 く んで生活 せいかつ する。
成鳥 せいちょう はつがい でほぼ一年中 いちねんじゅう 固定 こてい された縄張 なわば りを持 も つが、若 わか 鳥 とり は群 む れで行動 こうどう する。
繁殖 はんしょく 中 ちゅう のつがいは巣 す の周辺 しゅうへん でねぐらをとることが多 おお いが、それ以外 いがい の個体 こたい は夜 よる 間 あいだ 人 じん が立 た ち入 い ることのないよく茂 しげ った林 りん や竹林 ちくりん に集団 しゅうだん ねぐらをとる。近年 きんねん では、公園 こうえん の分布 ぶんぷ や面積 めんせき に偏 かたよ りのある都市 とし ほど大群 たいぐん でねぐらをとる事例 じれい が多 おお く発生 はっせい している。
筒 つつ にある餌 えさ を棒 ぼう で取 と り出 だ す様子 ようす
前述 ぜんじゅつ のように昔 むかし から知能 ちのう の高 たか い動物 どうぶつ として知 し られており、イソップ寓話 ぐうわ には、瓶 びん の中 なか で水 みず に浮 う く餌 えさ を取 と り出 だ すために石 いし を沈 しず めて水位 すいい を上 あ げる『カラスと水差 みずさ し 』という話 はなし が伝承 でんしょう されている。具体 ぐたい 的 てき には、以下 いか のような例 れい が観察 かんさつ されている。
ハシボソガラスが硬 かた くて自分 じぶん の嘴 くちばし では砕 くだ けない食 た べ物 もの を飛行場 ひこうじょう の滑走 かっそう 路 ろ 、防波堤 ぼうはてい 、建物 たてもの の屋上 おくじょう などの硬 かた い場所 ばしょ に落 お として割 わ る行動 こうどう が見 み られる[ 注 ちゅう 4] 。広島 ひろしま 県 けん では、カキ貝 かい を落 お とす例 れい もある。
道路 どうろ にクルミ を置 お き、自動車 じどうしゃ に轢 ひ かせて殻 から を割 わ るという行動 こうどう が、日本 にっぽん の都市 とし でみられている[ 注 ちゅう 5] 。1996年 ねん 、神奈川 かながわ 県 けん で鉄道 てつどう のレール 上 うえ にハシボソガラスが石 いし を置 お くという事件 じけん が頻発 ひんぱつ した。「JR の人間 にんげん に巣 す を撤去 てっきょ されたことに対 たい する復讐 ふくしゅう として、列車 れっしゃ を転覆 てんぷく させようとしたのでは」と言 い われたこともあったが、実際 じっさい は敷石 しきいし (バラスト)の下 した にパン を貯食した際 さい に、くわえ上 あ げた石 いし を偶然 ぐうぜん レール上 じょう に置 お きそれを放置 ほうち することで起 お きていたというのが真相 しんそう であった[ 13] 。
カラスが、嘴 くちばし と足 あし の指 ゆび を器用 きよう に使 つか い、公園 こうえん の水道 すいどう の蛇口 じゃぐち をひねって水 みず を飲 の む様子 ようす が観察 かんさつ されている[ 14] 。カレドニアガラス のように、小 しょう 枝 えだ を加工 かこう して道具 どうぐ を作 つく る例 れい もある[ 15] [ 16] 。雪 ゆき の上 うえ でソリすべりをする[ 17] 。
雛 ひな の時期 じき から人間 にんげん に飼育 しいく された個体 こたい は、キュウカンチョウ のように人間 にんげん の言葉 ことば や犬 いぬ の声 こえ などを真似 まね ることもできるようになる[ 18] [ 19] 。アメリカガラスが9年 ねん 半 はん 人 にん 間 あいだ の顔 かお を覚 おぼ えていた事例 じれい もある[ 20] 。また、ハシブトガラス[ 21] は人間 にんげん の男女 だんじょ の顔写真 かおじゃしん を識別 しきべつ できる[ 22] [ 21] 。
ワタリガラス は食 た べ物 もの の存在 そんざい 場所 ばしょ の情報 じょうほう を夜 よる に仲間 なかま と共有 きょうゆう する[ 23] 。カラスが少 すく なくとも41語 ご の言葉 ことば を持 も つことを利用 りよう し、日本 にっぽん の企業 きぎょう がカラス撃退 げきたい 装置 そうち を作 つく っている[ 24] 。「カラス語 ご 」を研究 けんきゅう している国立 こくりつ 総合研究大学院大学 そうごうけんきゅうだいがくいんだいがく (神奈川 かながわ 県 けん 葉山 はやま 町 まち )の塚原 つかはら 直樹 なおき 助 じょ 教 きょう によると次 つぎ のようなカラス語 ご がある[ 25] 。
「カ~カ~カ~」:カラスが餌 えさ を見 み つけ、仲間 なかま を呼 よ び寄 よ せる時 とき に鳴 な く声 こえ 。カラス語 ご では「こっちに食 た べ物 もの があるよ」という意味 いみ 。
「カッカッカッ」:鷹 たか などの天敵 てんてき が近 ちか づいてきたことを仲間 なかま に知 し らせたり、警戒 けいかい する時 とき に鳴 な く声 こえ 。カラス語 ご では「危険 きけん だよ」という意味 いみ 。
「クア~クア~」:ねぐらに帰 かえ ろうとするカラスが発 はっ する鳴 な き声 ごえ 。「安全 あんぜん だよ」という意味 いみ 。
ハシボソガラスの頭蓋骨 ずがいこつ
カラスの脳 のう 地図 ちず を調 しら べた研究 けんきゅう によると思考 しこう や学習 がくしゅう 、感情 かんじょう をつかさどる大脳 だいのう が極 きわ めて大 おお きいことや、大脳 だいのう の中 なか でも「巣 す 外套 がいとう 」「高 こう 外套 がいとう 」といわれる知的 ちてき 活動 かつどう に関係 かんけい する部分 ぶぶん が大 おお きくよく発達 はったつ していることが分 わ かった[ 26] [ 27] 。
カラスは大型 おおがた 鳥類 ちょうるい のため天敵 てんてき はあまり存在 そんざい しないが、オオタカ の中 なか にはカラスを頻繁 ひんぱん に捕食 ほしょく する個体 こたい が存在 そんざい し[ 28] 、その他 た の猛禽 もうきん 類 るい やキツネ なども稀 まれ にカラスを捕食 ほしょく することがある。だが、カラスはこれらの天敵 てんてき から逆 ぎゃく に獲物 えもの を横取 よこど りすることも多 おお く、また猛禽 もうきん 類 るい に対 たい しては頻繁 ひんぱん にモビング を行 おこな う[ 29] 。モビングする種 たね はモビングしない種 しゅ よりも長生 ながい きすると言 い う[ 30] 。モビングされた猛禽 もうきん 類 るい は狩 か りの成功 せいこう 率 りつ が減 へ るため、移動 いどう していく。モビングによって豪胆 ごうたん さを見 み せたカラスは序列 じょれつ を高 たか め、伴侶 はんりょ を見 み つけやすくなる可能 かのう 性 せい が指摘 してき されている[ 30] 。
卵 たまご や雛 ひな はアオダイショウ などに捕食 ほしょく されている可能 かのう 性 せい もある[ 28] 。ほかには、フクロウ が実際 じっさい にカラスの雛 ひな を捕食 ほしょく した例 れい もある[ 13] 。このほか、同種 どうしゅ のカラスが他 た の卵 たまご や雛 ひな 、衰弱 すいじゃく した個体 こたい を共食 ともぐ い することも多 おお い[ 31] [ 28] 。
鳥類 ちょうるい ではないカラスと名 な のつく生物 せいぶつ [ 編集 へんしゅう ]
動物 どうぶつ
植物 しょくぶつ
日本 にっぽん では、ミヤマガラス・ハシボソガラス・ハシブトガラスは、鳥獣 ちょうじゅう 保護 ほご 法 ほう により猟期 りょうき に猟 りょう 区 く で適法 てきほう な方法 ほうほう にて捕獲 ほかく する場合 ばあい を除 のぞ き原則 げんそく として捕獲 ほかく が禁止 きんし されている。
チェンバロ のジャックの爪 つめ は元々 もともと 鳥 とり の羽根 はね を使 つか い、元気 げんき なカラスが飛 と び去 さ ったあとに落 お ちた羽 はね をオリーブオイル で浸 つ けたものが一番 いちばん よいとされている。
肉 にく そのものに毒性 どくせい はないものの、野生 やせい のカラスはゴミ、生 い き物 もの の死骸 しがい 、有毒 ゆうどく 動物 どうぶつ などを食 た べている可能 かのう 性 せい があり、これらに由来 ゆらい する有害 ゆうがい 物質 ぶっしつ が健康 けんこう を害 がい する恐 おそ れがある。宗教 しゅうきょう 的 てき あるいは文化 ぶんか 的 てき な理由 りゆう に基 もと づく神聖 しんせい 視 し あるいは嫌悪 けんお によって食 た べることが避 さ けられている地域 ちいき も多 おお い[ 32] 。英語 えいご には「Eating crow 」(カラスを食 た べる)というい回 いまわ しがあり、「カラスを食 た べるのと同 おな じくらい嫌 いや なこと」から転 てん じて「過 あやま ちを認 みと める」という意味 いみ で使 つか われている。
一方 いっぽう 、歴史 れきし 的 てき にカラスを食 た べることがなかった地域 ちいき でも、飢饉 ききん の最中 さいちゅう などにあっては最 もっと も身近 みぢか な鳥 とり として食肉 しょくにく 利用 りよう が検討 けんとう された例 れい がある[ 32] 。大 だい 恐慌 きょうこう 最中 さいちゅう の1930年代 ねんだい 、アメリカのオクラホマ州 しゅう タルサ ではカラス料理 りょうり が流行 りゅうこう した。これは元 もと 保健 ほけん 監督 かんとく 官 かん のT・W・スターリングス博士 はかせ (T. W. Stallings)が食肉 しょくにく 利用 りよう を提唱 ていしょう したことがきっかけで、農家 のうか の多 おお い同 どう 州 しゅう で猛威 もうい を振 ふ るっていた害鳥 がいちょう としてのカラスの駆除 くじょ 促進 そくしん も兼 か ねていた。流行 りゅうこう は周辺 しゅうへん の諸 しょ 州 しゅう にも波及 はきゅう し、1940年代 ねんだい まで続 つづ いた[ 33] 。
そのほか、リトアニア にはカラス料理 りょうり が伝 つた わる地域 ちいき がいくつかある。カルナベルジェ (リトアニア語 ご 版 ばん ) 村 むら では、かつて荘園 しょうえん で駆除 くじょ されたカラスを食 た べていた。伝統 でんとう としては廃 すた れていたものの、2000年代 ねんだい に入 はい ってから改 あらた めて「地元 じもと 料理 りょうり 」としての宣伝 せんでん が行 おこな われ、カラス料理 りょうり を提供 ていきょう する祭 まつ りも企画 きかく された[ 34] 。
2003年 ねん の報道 ほうどう によると、帯広畜産大学 おびひろちくさんだいがく 畜産 ちくさん 科学 かがく 科 か の教授 きょうじゅ の関川 せきかわ 三男 みつお らのグループが、カラスの食用 しょくよう 化 か を探 さぐ る研究 けんきゅう を進 すす めている[ 35] 。研究 けんきゅう は、将来 しょうらい の食糧難 しょくりょうなん 対策 たいさく と、有害 ゆうがい 鳥獣 ちょうじゅう として処分 しょぶん されるカラスの有効 ゆうこう 活用 かつよう にメドをつけるのが目的 もくてき 。カラスの胸 むね 肉 にく は、鯨 くじら 肉 にく にも豊富 ほうふ に含 ふく まれる色素 しきそ のミオグロビン が多 おお く、赤 あか みが強 つよ いのが特徴 とくちょう 。食 しょく 感 かん や味 あじ は鶏 にわとり の胸 むね 肉 にく に似 に ており、学生 がくせい に食 た べさせたところ、評判 ひょうばん も上々 じょうじょう だった。また、関川 せきかわ の報告 ほうこく によると、カラスの肉 にく に残留 ざんりゅう した重金属 じゅうきんぞく や農薬 のうやく などもなく、微生物 びせいぶつ 検査 けんさ においても問題 もんだい がなかったために、食肉 しょくにく としての安全 あんぜん 性 せい も認 みと められると評価 ひょうか している[ 36] 。その他 た に、カラスの肉 にく は鶏肉 とりにく と比較 ひかく して、鉄分 てつぶん が高 たか いことが分 わ かっている[ 36] 。
石原 いしはら 慎太郎 しんたろう 東京 とうきょう 都知事 とちじ (当時 とうじ )は「カラスのミートパイ」を東京 とうきょう 名物 めいぶつ として売 う り出 だ そうとしたことがあり、試食 ししょく 会 かい では好評 こうひょう だった[ 37] [ 38] 。
日本 にっぽん ジビエ振興 しんこう 協議 きょうぎ 会 かい の代表 だいひょう を務 つと める料理人 りょうりにん の藤木 ふじき 徳彦 とくひこ は、自 みずか らの営 いとな むフランス料理 りょうり 店 みせ でカラス料理 りょうり を提供 ていきょう してカラス肉 にく の普及 ふきゅう を呼 よ びかけた。藤木 ふじき によれば古 ふる いフランス料理 りょうり 本 ほん に「カラスの肉 にく は意外 いがい に、高級 こうきゅう 食材 しょくざい のシギなどと共 とも に大変 たいへん 美味 びみ だ」という記述 きじゅつ があったとことがきっかけであるという[ 36] 。藤木 ふじき の店 みせ では、客 きゃく が安心 あんしん して食 た べられるように山 やま で暮 く らしていて天然 てんねん の餌 えさ や果実 かじつ を食 た べているハシボソガラスの肉 にく を用 もち いていた[ 39] 。味 あじ は想像 そうぞう 以上 いじょう に美味 びみ であると評価 ひょうか されている[ 36] [ 39] 。
2017年 ねん 、カラス研究 けんきゅう 者 しゃ の塚原 つかはら 直樹 なおき による『本当 ほんとう に美味 おい しいカラス料理 りょうり の本 ほん 』が出版 しゅっぱん された[ 40] [ 41] 。有害 ゆうがい 鳥獣 ちょうじゅう として捕獲 ほかく されたカラスを有効 ゆうこう 活用 かつよう しようとするもので[ 42] 、カラス肉 にく の食味 しょくみ (硬 かた くて臭 くさ い)や栄養 えいよう (高 こう タンパク低 てい カロリー)、安全 あんぜん に食 た べるための解体 かいたい や下 しも 処理 しょり 方法 ほうほう (手袋 てぶくろ 着用 ちゃくよう )、レシピ(生食 なましょく 不可 ふか )などを紹介 しょうかい している[ 40] 。
2023年 ねん 3月 がつ 7日 にち 、東京 とうきょう 新聞 しんぶん 付 づけ ウェブ版 ばん の首都 しゅと 圏 けん ニュースにて、茨城 いばらき 県 けん ひたちなか市内 しない の「カラス料理 りょうり 愛好 あいこう 家 か の集 つど い」に参加 さんか してカラスの肉 にく を生 なま で食 た べ、その体験 たいけん を一部 いちぶ 地域 ちいき の食 しょく 文化 ぶんか だと紹介 しょうかい した記者 きしゃ コラムが掲載 けいさい された[ 43] [ 44] 。コラムでは、「食中毒 しょくちゅうどく のリスクが高 たか く生食 なましょく は止 と めるように」という県 けん の生活 せいかつ 衛生 えいせい 課 か のコメントやカラス料理 りょうり 研究 けんきゅう 家 か の本 ほん を併記 へいき していたが、「この貴重 きちょう な食 しょく 文化 ぶんか がゲテモノ扱 あつか いされたまま先細 さきほそ ってしまうのはあまりにも惜 お しい」「食 た べ物 もの への偏見 へんけん は差別 さべつ につながる。偏見 へんけん をなくすことが世界 せかい 平和 へいわ につながる」というコメントで締 し め括 くく られていた[ 43] [ 44] 。
記事 きじ の配信 はいしん 後 ご 、ツイッター上 じょう では、医師 いし や科学 かがく ジャーナリストらから「ジビエ の生食 なましょく は、肝炎 かんえん などを引 ひ き起 お こし、死 し ぬリスクがあるため止 と めてほしい」 、「マネする人 ひと が出 で かねない」、「県内 けんない で鳥 とり インフルエンザが発生 はっせい して鶏 にわとり が殺 ころせ 処分 しょぶん されたと報 ほう じられているにもかかわらず、ジビエの生食 なましょく を紹介 しょうかい するのは理解 りかい できない」などの疑問 ぎもん や批判 ひはん の声 こえ が相次 あいつ いだ[ 45] [ 46] 。翌日 よくじつ 3月 がつ 8日 にち には、厚生 こうせい 労働省 ろうどうしょう が公式 こうしき ツイッターで、ジビエの生食 なましょく は「非常 ひじょう に危険 きけん 」だとして、カラスのイラストを付 つ けて「ジビエはしっかり中 なか まで加熱 かねつ しよう」と注意 ちゅうい を呼 よ びかける投稿 とうこう を行 おこな った[ 45] [ 46] [ 47] 。一方 いっぽう で、東京 とうきょう 新聞 しんぶん は、J-CAST やBuzzFeed の取材 しゅざい に対 たい して「記事 きじ で掲載 けいさい した通 とお りです」と回答 かいとう し、問題 もんだい 視 し しない姿勢 しせい を示 しめ している[ 45] [ 46] 。
ひたちなか市 し の一部 いちぶ 地域 ちいき でカラス肉 にく の生食 なましょく が伝統 でんとう とされている旨 むね は、過去 かこ にも北國 きたぐに 新聞 しんぶん や朝日新聞 あさひしんぶん 、NEWSつくば などに掲載 けいさい されていたが[ 44] [ 48] 、これについてJ-CASTニュースの取材 しゅざい を受 う けた茨城 いばらき 県 けん 生活 せいかつ 衛生 えいせい 課 か は「表 ひょう に出 で ないところで愛好 あいこう 者 しゃ がおられるのかもしれませんが、聞 き いたことはありませんので、伝統 でんとう とは言 い えないのではないかと考 かんが えています」と答 こた えている[ 45] 。茨城 いばらき 県 けん 選出 せんしゅつ の上月 こうづき 良 りょう 祐 ゆう 参議院 さんぎいん 議員 ぎいん は、この「カラスを食 た べる会 かい 」の常連 じょうれん であり、東京 とうきょう 新聞 しんぶん が取材 しゅざい した2023年 ねん 2月 がつ 10日 とおか の食事 しょくじ 会 かい にも夫婦 ふうふ で参加 さんか していた[ 44] [ 49] 。
知能 ちのう が高 たか い面 めん が狡猾 こうかつ (こうかつ)な印象 いんしょう を与 あた えたり、食 しょく 性 せい の一 いち 面 めん である腐肉 ふにく 食 しょく や黒 くろ い羽毛 うもう が死 し を連想 れんそう させたりすることから、様々 さまざま な物語 ものがたり における悪魔 あくま や魔女 まじょ の使 つか い(使 つか い魔 ま )や化身 けしん のように、悪 あく や不吉 ふきつ の象徴 しょうちょう として描 えが かれることが多 おお い。一方 いっぽう で、上記 じょうき のような神話 しんわ ・伝説 でんせつ にあるように、古 ふる くから世界 せかい 各地 かくち で「太陽 たいよう の使 つか い」や「神 かみ の使 つか い」として崇 あが められてきた生 い き物 もの でもある。これは古代 こだい の世界 せかい 各地 かくち において、朝日 あさひ や夕日 ゆうひ など太陽 たいよう に向 む かって飛 と んでいるように見 み えるカラスの姿 すがた (近年 きんねん では太陽 たいよう の位置 いち と体内 たいない 時計 とけい で帰巣 きそう する姿 すがた であるという研究 けんきゅう がある)を目 め にした当時 とうじ の人々 ひとびと が、この性質 せいしつ を太陽 たいよう と結 むす びつけた結果 けっか 、神聖 しんせい 視 し されるようになったという説 せつ がある。
また、古代 こだい には鳥 とり 葬 そう の風習 ふうしゅう があった地域 ちいき が世界 せかい 各地 かくち に存在 そんざい し、猛禽 もうきん 類 るい やカラスなど肉食 にくしょく 性 せい の鳥類 ちょうるい が天国 てんごく へ魂 たましい を運 はこ ぶ、死 し の穢 けがれ (けが)れを祓 はらい (はら)ってくれる、あるいは神 かみ の御 ご 使 つか いであるなどの理由 りゆう で神聖 しんせい 視 し されたという説 せつ もある。
日本 にっぽん では、カラスの実際 じっさい の羽 はね 色 しょく は、「烏 がらす の濡羽色 しょく (からすのぬればいろ)」という表現 ひょうげん もある通 とお り、深 ふか みのあるつややかな濃紫 こむらさき 色 しょく である烏 がらす の濡羽色 しょく は、黒 くろ く青 あお みのあるつややかな色 いろ の名前 なまえ である。特 とく に女性 じょせい の美 うつく しい黒髪 くろかみ の形容 けいよう に使 つか われることが多 おお く、濡烏 (ぬれがらす)、烏 がらす 羽 わ (からすば)、烏 がらす 羽 わ 色 しょく ともいう。
ねぐらに帰 かえ る時 とき に鳴 な くことも多 おお く、この行動 こうどう が深 ふか く印象 いんしょう 付 つ けられてきたことから、帰 かえ る(帰郷 ききょう ・帰宅 きたく )や夕暮 ゆうぐ れを想像 そうぞう させる。
慣用 かんよう 句 く ・常套句 じょうとうく ・名文 めいぶん 句 く [ 編集 へんしゅう ]
円山 まるやま 応挙 おうきょ 『からす』
烏 がらす を用 もち いた慣用 かんよう 句 く などには次 つぎ のようなものがある。
烏 がらす の行水 ぎょうずい (すぐに風呂 ふろ から上 あ がってしまうこと)
烏 がらす の足跡 あしあと (目 め じりのしわが足跡 あしあと のように見 み えることから)
烏 がらす の髪 かみ (黒髪 くろかみ のこと)
烏 がらす の鳴 な かぬ日 ひ はあっても(この後 のち に続 つづ けて毎日 まいにち 何 なに かが行 おこな われる様子 ようす を書 か く強調 きょうちょう 表現 ひょうげん )
濡烏 ・烏 がらす の濡 ぬ れ羽色 ばいろ (しっとりと濡 ぬ れたような黒色 こくしょく 。黒髪 くろかみ を指 さ す場合 ばあい が多 おお い)
闇夜 やみよ に烏 がらす (見分 みわ けがつかないことの例 たと え)
三羽烏 さんばがらす (さんばがらす、三 さん 人組 にんぐみ のたとえ)
烏合 うごう の衆 しゅう (統制 とうせい の取 と れていない集団 しゅうだん をさす言葉 ことば )
「カラスが鳴 な くから、帰 かえり ーろうっ」(男子 だんし )/「カラスが鳴 な くから帰 かえ りましょ」(女子 じょし ) - 夕方 ゆうがた になって子供 こども たちが遊 あそ びを仕舞 しまい にし、「みんな家 か に帰 かえ ろうよ」という時 とき の合図 あいず のように使 つか われる。
「ねぐらへ帰 かえ る烏 がらす が二 に 羽 わ 、三 さん 羽 わ 」(アナウンサーである松内 まつうち 則 のり 三 さん が、1929年 ねん (昭和 しょうわ 4年 ねん )秋 あき の東京 とうきょう 六 ろく 大学 だいがく 野球 やきゅう 早慶 そうけい 戦 せん 3回戦 かいせん の実況 じっきょう の際 さい 、夕暮 ゆうぐ れの神宮球場 じんぐうきゅうじょう の情景 じょうけい をラジオで伝 つた え、これがレコード化 か されたため著名 ちょめい になった文句 もんく [ 50] )
烏 がらす を食 た べる(英語 えいご で屈辱 くつじょく を耐 た える、恥 はじ を忍 しの ぶの意 い [ 51] )
月夜烏 つきよがらす (秋 あき の季語 きご 。夜 よる にうかれて騒 さわ ぐカラスから転 てん じて夜遊 よあそ びする人 ひと を指 さ す[ 52] )
太陽 たいよう の使 つか いや神 かみ の使 つか いという神話 しんわ や伝承 でんしょう が世界 せかい 各地 かくち にある。元 もと は違 ちが う色 いろ だったカラスの羽毛 うもう が、何 なん らかの原因 げんいん で真 ま っ黒 くろ になってしまった、という伝承 でんしょう が世界 せかい 各地 かくち にある。
視力 しりょく が高 たか い、見分 みわ ける知能 ちのう もあるということから「炯眼 けいがん 」「慧眼 けいがん 」とされ、神話 しんわ や伝承 でんしょう において斥候 せっこう や走 はし 駆 か や密偵 みってい や偵察 ていさつ の役目 やくめ を持 も つ位置付 いちづ けで描 えが かれることが多 おお い。
古来 こらい 、カラスは霊魂 れいこん を運 はこ ぶ霊鳥 れいちょう とされていた。「烏 がらす 鳴 な きが悪 わる いと人 ひと が死 し ぬ」という伝承 でんしょう があり、カラスが騒 さわ いだり異様 いよう な声 こえ で鳴 な くとその近所 きんじょ に死人 しにん があると信 しん じられた[ 53] 。また、柿 かき を収穫 しゅうかく する時 とき 、翌年 よくねん カラスが柿 かき の木 き に宿 やど る霊魂 れいこん を連 つ れて帰 かえ ってくると考 かんが えられ、カラスのために最後 さいご の実 み を残 のこ す風習 ふうしゅう があった[ 53] 。「月夜烏 つきよがらす は火 ひ に祟 たた る」と言 い われ、夜 よる のカラスの鳴 な き声 ごえ が火災 かさい の前兆 ぜんちょう とされる俗信 ぞくしん もあった[ 53] 。
「烏 がらす 」という漢字 かんじ の成 な り立 た ちに関 かん する民間 みんかん 俗説 ぞくせつ として、全身 ぜんしん が黒 くろ いカラスの目 め はカモフラージュされ見 み えづらいため、象形 しょうけい 文字 もじ である「鳥 とり 」から目 め の部分 ぶぶん を表 あらわ す一本 いっぽん の横線 おうせん を取 と ったというものがある。また八巻 はちまき 正治 しょうじ は自著 じちょ 『聖書 せいしょ とハンディキャップ』(一粒 ひとつぶ 社 しゃ 、1991年 ねん )224頁 ぺーじ で「ご承知 しょうち のようにカラスを漢字 かんじ では『烏 がらす 』と書 か きますが、これをよく見 み ると「鳥 とり 」という字 じ と少 すこ し異 こと なります(横路 よこみち が一本 いっぽん 足 た りません)。つまりやや飛躍 ひやく して考 かんが えるならば、カラスは鳥 とり の中 なか でも低 ひく くとらえられている存在 そんざい でもあるともいえるのです。」と主張 しゅちょう している。実際 じっさい には「烏 がらす 」と「鳥 とり 」が横 よこ 棒 ぼう 一本 いっぽん の有無 うむ の違 ちが いになったのは隷変 による偶然 ぐうぜん であり、漢 かん の時代 じだい より前 まえ の「烏 がらす 」と「鳥 とり 」は全 まった く違 ちが う形 かたち をしている[ 54] [ 55] 。
八 はち 咫烏
熊野 くまの 牛 うし 王 おう 符 ふ (熊野 くまの 速玉 はやたま 大社 たいしゃ )
カラスは古来 こらい 、吉兆 きっちょう を示 しめ す鳥 とり であった。日本 にっぽん 神話 しんわ の神武 じんむ 東征 とうせい で、熊野 くまの に上陸 じょうりく して大和 やまと 国 こく へ向 む かう神武 じんむ 天皇 てんのう を三 さん 本 ほん 足 あし の「八 はち 咫烏 (やたがらす)」が松明 たいまつ を掲 かか げ導 みちび いたと伝 つた わる。日本 にっぽん サッカー協会 きょうかい のシンボルマークはこの八 はち 咫烏である。
このい伝 いつた えから、八 はち 咫烏やカラスは家紋 かもん としても利用 りよう されており、有名 ゆうめい なところでは熊野 くまの の雑賀 さいか 党 とう 鈴木 すずき 氏 し が存在 そんざい する。カラスは熊野 くまの 三山 さんざん の御 ご 使 つか い でもある。熊野 くまの 神社 じんじゃ などから出 だ す牛 うし 王 おう 宝 たから 印 しるし (ごおうほういん=熊野 くまの 牛 うし 王 おう 符 ふ )は、本来 ほんらい は神 かみ 札 さつ であり、中世 ちゅうせい ~近世 きんせい にはこれを用 もち いて起請文 きしょうもん を起 お こした[ 56] 。これを使 つか った起請 きしょう を破 やぶ ると、熊野 くまの でカラスが3羽 わ 死 し に、その人 ひと には天罰 てんばつ が下 くだ るという。「誓紙 せいし 書 か くたび三 さん 羽 わ づつ、熊野 くまの で烏 がらす が死 し んだげな」という小唄 こうた もある。
長野 ながの 県 けん の北信 ほくしん 地方 ちほう に伝 つた わる「烏 がらす 踊 おど り」といわれる民謡 みんよう と踊 おど りがあり、足 あし さばきにおいて九 きゅう 種類 しゅるい の型 かた を繰 く り返 かえ すことから、修験 しゅげん 者 しゃ である山伏 やまぶし が唱 とな えた呪法 じゅほう である九字 くじ 切 き り(九字 くじ 護身 ごしん 法 ほう )を手 て ではなく足 あし で行 おこな ったとされる。このことと、山岳 さんがく 信仰 しんこう を起源 きげん に持 も つ修験 しゅげん 道 どう では、「カラスは神 かみ の使 つか い」とされてきたことと合 あ わせて、この烏 がらす 踊 おど りは山岳 さんがく 信仰 しんこう に基 もと づく烏 がらす に対 たい する信仰 しんこう と修験 しゅげん 者 しゃ の踊 おど りが、民謡 みんよう になっていったと考 かんが えられている。
容貌 ようぼう がカラスに似 に た天狗 てんぐ については「烏天狗 からすてんぐ 」を参照 さんしょう 。
ハシボソガラス のアルビノ
また神話 しんわ ・伝説 でんせつ 上 じょう では通常 つうじょう 、生物 せいぶつ 学 がく 的 てき に知 し られているカラスとは色 いろ 違 ちが い・特徴 とくちょう 違 ちが いのカラスが存在 そんざい する。それらは、吉祥 きっしょう と霊 れい 格 かく の高 たか い順 じゅん に八 はち 咫烏 、赤 あか 烏 がらす 、青 あお 烏 がらす 、蒼 あおい 烏 がらす と白 しろ 烏 がらす が同等 どうとう とされている。
民話 みんわ の一 ひと つには次 つぎ のようなものがある。「カラスは元々 もともと 白 しろ い鳥 とり だったが、フクロウの染物 そめもの 屋 や に綺麗 きれい な色 いろ に塗 ぬ り替 か えを頼 たの んだところ、黒地 くろじ に金 かね や銀 ぎん で模様 もよう を描 か けば上品 じょうひん で美 うつく しく仕上 しあ がると考 かんが えたフクロウはいきなりカラスの全身 ぜんしん を真 ま っ黒 くろ に塗 ぬ ってしまい、怒 おこ ったカラスに追 お い掛 か け回 まわ され、今 いま ではカラスが飛 と ばない夜 よる にしか表 ひょう に出 で られなくなった。カラスはいまだにガアガアと抗議 こうぎ の声 こえ を上 あ げている」というものがある。別 べつ に伝 つた わる民話 みんわ では「欲張 よくば りなカラスの注文 ちゅうもん に応 おう じて様々 さまざま な模様 もよう を重 かさ ね塗 ぬ りしていくうちに、ついに真 ま っ黒 くろ になってしまった」というものもある。
日本 にっぽん を含 ふく む、中華 ちゅうか 文明 ぶんめい 圏 けん とその周辺 しゅうへん 国 こく に伝 つた わる「三 さん 足 そく 烏 がらす 」は、中国 ちゅうごく の「日 にち 烏 がらす 」が起源 きげん である。中国 ちゅうごく では古来 こらい 、太陽 たいよう にはカラス、月 つき にはウサギ またはヒキガエル が棲 す むとされてそれぞれの象徴 しょうちょう となった。月日 つきひ のことを「烏兎 うと (うと)」と呼 よ ぶ用例 ようれい 等 とう にこれが現 あらわ れている。足 あし が3本 ほん あるのは、中国 ちゅうごく では奇数 きすう は陽 ひ 、偶数 ぐうすう は陰 かげ とされるので、太陽 たいよう の象徴 しょうちょう であるカラスが2本 ほん 足 あし では表象 ひょうしょう にずれが生 しょう じるからである。このカラスの外形 がいけい の起源 きげん に付 つ いては、黄土 おうど の土煙 つちけむり を通 とお して観察 かんさつ された太陽 たいよう 黒点 こくてん から来 き ているのではないかとする説 せつ がある。清朝 せいちょう においては、太 ふとし 祖 そ がカラスに命 いのち を救 すく われた逸話 いつわ に基 もと づき、神聖 しんせい な動物 どうぶつ として尊重 そんちょう された。
ワタリガラス
イギリス では、アーサー王 おう が魔法 まほう をかけられてワタリガラス(大 だい ガラス)に姿 すがた を変 か えられたと伝 つた えられる。このことから、ワタリガラスを傷付 きずつ けることは、アーサー王 おう (さらには英国 えいこく 王室 おうしつ )に対 たい する反逆 はんぎゃく とも言 い われ、不吉 ふきつ なことを招 まね くとされている。また、ロンドン塔 とう においては、ロンドン大火 たいか の際 さい に大量 たいりょう に繁殖 はんしょく したワタリガラスが時 とき の権力 けんりょく 者 しゃ に保護 ほご され、ワタリガラスとロンドン塔 とう は現在 げんざい に至 いた るまで密接 みっせつ な関係 かんけい にある。なお、J.R.R.トルーキン の『ホビットの冒険 ぼうけん 』作中 さくちゅう に、ワタリガラス(原文 げんぶん は Raven。訳書 やくしょ によってはオオガラス)の一族 いちぞく が登場 とうじょう するが、これも英国 えいこく 王室 おうしつ に少 すく なからぬ関係 かんけい を持 も つワタリガラスを尊重 そんちょう しての登場 とうじょう だと言 い われている。ただし、『指輪 ゆびわ 物語 ものがたり 』にも登場 とうじょう するクレバインと呼 よ ばれる大 だい 鴉 からす たちは、むしろ邪悪 じゃあく の陣営 じんえい の走狗 そうく としての役 やく どころである。
ケルト神話 しんわ に登場 とうじょう する女神 めがみ (戦 たたか いの神 かみ )モリガン 、ヴァハ 、バズヴ (ネヴァン )は、戦場 せんじょう にワタリガラスの姿 すがた となって現 あらわ れる。もしくは、肩 かた にカラスが留 とど まっている姿 すがた で描写 びょうしゃ されたり、バズヴがカラスの化身 けしん であると伝承 でんしょう されたりしている。神 かみ といっても清廉 せいれん や崇高 すうこう な印象 いんしょう ではなく、戦場 せんじょう に殺戮 さつりく と死 し をもたらす存在 そんざい として描 えが かれることが多 おお い。
北欧 ほくおう 神話 しんわ では、主神 しゅしん であり、戦争 せんそう と死 し を司 つかさど る神 かみ 、オーディン の斥候 せっこう として、2羽 わ のワタリガラス「フギン (=思考 しこう )とムニン (=記憶 きおく )」 が登場 とうじょう する。このワタリガラスは世界中 せかいじゅう を飛 と び回 まわ り、オーディンに様々 さまざま な情報 じょうほう を伝 つた えているとされる。
アポロンとカラス
ギリシア神話 しんわ では太陽 たいよう 神 しん アポロン に仕 つか えていた[ 57] 。色 いろ は白銀 はくぎん (白 しろ ・銀 ぎん とも)で美 うつく しい声 こえ を持 も ち、人 ひと の言葉 ことば も話 はな すことができる非常 ひじょう に賢 かしこ い鳥 とり だったとされる。しかし、ある時 とき にカラスは、天界 てんかい のアポロンと離 はな れて地上 ちじょう で暮 く らす妻 つま コロニス が、人間 にんげん の男 おとこ であるイスキュス と親 した しくしている(見 み 間違 まちが いとも)とアポロンに密告 みっこく (虚偽 きょぎ の報告 ほうこく とも)をした。アポロンは嫉妬 しっと して怒 いか り、天界 てんかい から弓 ゆみ で矢 や を放 はな ち、コロニスを射抜 いぬ いてしまった。死 し ぬ間際 まぎわ に「あなたの子 こ を身 み ごもっている」と告 つ げたコロニスの言葉 ことば に、我 が に返 かえ ったアポロンは後悔 こうかい し、きっかけを作 つく ったカラスに行 い き場 じょう の無 な い怒 いか りをぶつけ、その美 うつく しい羽 はね の色 いろ と美声 びせい と人語 じんご を奪 うば った。カラスは天界 てんかい を追放 ついほう され、喪 も に服 ふく すかのように羽 はね は漆黒 しっこく に変 か わり、声 こえ も潰 つぶ れて、言葉 ことば を話 はな すどころか、醜 みにく い鳴 な き声 ごえ を発 はっ することしかできなくなった。
異説 いせつ
異説 いせつ として、アポロンの走 はし 駆 か や密偵 みってい 、または水 みず くみの仰 おお せをつかったカラスが、地上 ちじょう で道草 みちくさ をしてしまい、地上 ちじょう の状況 じょうきょう の報告 ほうこく または水 みず くみが遅 おく れ、「嘘 うそ をついてい訳 いわけ をした」または「コロニスとイスキュスの密会 みっかい をでっち上 あ げた」というものもあり、水 みず くみについては、仕 つか えたカラスの死後 しご 、天上 てんじょう に星座 せいざ としてかたどったとしながらも、コップ座 ざ がちょうどからす座 ざ のくちばしに届 とど かない微妙 びみょう な位置 いち にあることから、水 みず くみの異説 いせつ を裏付 うらづ けるものとして捉 とら えられている。
古代 こだい エジプト では太陽 たいよう の鳥 とり とされた。
メソポタミア を中心 ちゅうしん に旧約 きゅうやく 聖書 せいしょ 『創世 そうせい 記 き 』5章 しょう から10章 しょう でも伝 つた わる世界 せかい を襲 おそ った大 だい 洪水 こうずい の後 のち に、『創世 そうせい 記 き 』8章 しょう 7節 せつ において、炯眼 けいがん から偵察 ていさつ として初 はじ めて外 そと に放 はな たれた動物 どうぶつ である。洪水 こうずい 後 ご 、船 ふね から放 はな され、水 みず がひいたことを知 し らせた。旧約 きゅうやく 聖書 せいしょ ではカラスに次 つ いで鳩 ばと が放 はな たれた。
預言 よげん 者 しゃ エリヤ がアハブ 王 おう から逃 のが れていた間 あいだ 、主 おも の遣 つか いであるカラスの持 も ってくるパンと肉 にく によって養 やしな われていた(『列 れつ 王 おう 記 き 』上 じょう 17章 しょう 2-6節 せつ )。
トリンギット 族 ぞく (クリンギット)とトリンギット亜 あ 族 ぞく (チルカット 族 ぞく ・ツィムシアン 族 ぞく ・ハイダ族 ぞく )に伝 つた わるカラスは、創世 そうせい に関 かか わるものが複数 ふくすう ある。代表 だいひょう 的 てき なものとしては、「ワタリガラスが森 もり を作 つく り、人 ひと を始 はじ めとした生 い き物 もの が住 す み着 つ いたが、あるときに寒波 かんぱ が襲 おそ い、生 い き物 もの は死 し に絶 た えそうになった。一計 いっけい を案 あん じたワタリガラスは、ワシ に太陽 たいよう まで飛 と んで行 い ってそのかけらを持 も ち帰 かえ ってほしいと頼 たの んだ。ワシは承諾 しょうだく し、身 み を焦 こ がしながらも火 ひ を持 も ち帰 かえ り、大地 だいち の様々 さまざま な所 ところ に火 ひ を灯 とも した。それが、生 い きとし生 い けるものの魂 たましい となった」というものがあり、この伝承 でんしょう の影響 えいきょう からかハイダ族 ぞく は、カラス族 ぞく とワシ族 ぞく の2部族 ぶぞく に分 わ かれている。
他 ほか にも、人々 ひとびと が暗闇 くらやみ の中 なか で何 なに も持 も たず暮 く らしているのを不憫 ふびん に思 おも ったワタリガラスが、「二枚貝 にまいがい の暗闇 くらやみ の中 なか から誘 さそ い出 だ す」「神 かみ が隠 かく した太陽 たいよう を神 かみ の娘 むすめ の子供 こども としてカラス自身 じしん が娘 むすめ に受胎 じゅたい して神 かみ の孫 まご となって神 かみ に頼 たの んで太陽 たいよう を開放 かいほう する」「天上 てんじょう 界 かい (空 そら の家 いえ という表現 ひょうげん )へ変装 へんそう して忍 しの び込 こ み星 ほし と月 つき と日 ひ を盗 ぬす み出 だ し、人々 ひとびと に開放 かいほう する」といった各 かく 話 はなし に、「人々 ひとびと に暮 く らしや家 いえ を与 あた える、作 つく り方 かた などを教 おし える」といったものが付加 ふか される形 かたち で創世 そうせい の神話 しんわ がなっている。
カラスが重要 じゅうよう な位置 いち づけで登場 とうじょう する作品 さくひん [ 編集 へんしゅう ]
『カラスと水差 みずさ し 』
『烏 がらす 百態 ひゃくたい 』‐ 宮沢 みやざわ 賢治 けんじ の詩 し [ 58] 。
暁 あかつき (あかつき)と夜 よる 烏 がらす 鳴 な けど この山上 さんじょう の(みね)の 木末 こぬれ (こぬれ)の上 うえ は いまだ静 しず けしー作者 さくしゃ 不明 ふめい (『万葉集 まんようしゅう 』巻 まき 7-1263)[ 58]
朝 あさ 烏 がらす 早 はや くな鳴 な きそ 我 わ が背子 せこ が 朝明 あさあけ (あさけ)の姿 すがた 見 み れば悲 かな しもー作者 さくしゃ 不明 ふめい (『万葉集 まんようしゅう 』巻 まき 12-1263)[ 58]
烏 がらす とふ 大 だい (おほ)をそ鳥 とり の まさでにも 来 き まさぬ君 きみ を ころくとぞ鳴 な くー作者 さくしゃ 不明 ふめい (『万葉集 まんようしゅう 』巻 まき 14-1263)[ 58]
波 なみ 羅 ら 門 もん (ばらもん)の 作 つく れる小田 おだ を 食 くえ (は)む烏 がらす 瞼 まぶた (まなぶた)腫 は れて 旗 はた 桙(はたほこ)に居 お りー高 こう 宮王 みやおう (『万葉集 まんようしゅう 』巻 まき 16-1263)[ 58]
注釈 ちゅうしゃく
^ カラスを「カラス属 ぞく およびそれに近 きん 縁 えん な属 ぞく 」としている『日本 にっぽん 大 だい 百科全書 ひゃっかぜんしょ 』(浦 うら 本 ほん 昌紀 まさき )は、カラス属 ぞく に近 きん 縁 えん な属 ぞく としてベニハシガラス属 ぞく ・ホシガラス属 ぞく 、近 きん 縁 えん な可能 かのう 性 せい がある属 ぞく としてサバクガラス属 ぞく ・ヒメサバクガラス属 ぞく を挙 あ げている。ソデグロガラス属 ぞく については言及 げんきゅう がない。
^ テレビ番組 ばんぐみ 等 とう ではこれを「攻撃 こうげき 」と表現 ひょうげん することがあるが、実際 じっさい は威嚇 いかく の一種 いっしゅ である。
^ 背後 はいご から頭上 ずじょう へ舞 ま い降 お りる威嚇 いかく 行動 こうどう を抑止 よくし するには、50cm以上 いじょう ほどの目立 めだ つ棒状 ぼうじょう 等 とう の物 もの を頭部 とうぶ より高 たか く上 うえ へ突 つ き出 だ すことで、接近 せっきん 接触 せっしょく の抑止 よくし 効果 こうか があるとされる。
^ カラス以外 いがい では、北海道 ほっかいどう 東部 とうぶ の漁港 ぎょこう に生息 せいそく するオオセグロカモメ にも、同様 どうよう の方法 ほうほう で貝 かい を割 わ る行動 こうどう が見 み られる。
^ Wild crows inhabiting the city use it to their advantage - David Attenborough YouTube - BBC Wildlife。日本 にっぽん の都市 とし で車 くるま を利用 りよう してクルミを割 わ る様子 ようす 。急降下 きゅうこうか する際 さい のハシボソガラスの羽 はね の様子 ようす もよく分 わ かる。
出典 しゅってん
^ 『小学館 しょうがくかん の図鑑 ずかん NEO 鳥 とり 』、小学館 しょうがくかん 、2002年 ねん
^ 安部 あべ 直哉 なおや 「カラス」『世界 せかい 大 だい 百科 ひゃっか 事典 じてん 』(2009年 ねん 改定 かいてい 新版 しんぱん )平凡社 へいぼんしゃ 、2009年 ねん 。
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引用 いんよう 句集 くしゅう があります。
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