ギャグアニメ

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ギャグアニメは、わら主体しゅたいとしてつくられているアニメーションである。視聴しちょうしゃたのしませることを目的もくてきとして制作せいさくされる。コメディアニメーションともしょうされる。

概要がいよう[編集へんしゅう]

おもに2〜3本立ほんだてで構成こうせい、あるいはおび番組ばんぐみ型式けいしき中心ちゅうしんとなっているが『タイムボカンシリーズ』などストーリー型式けいしきの30ふん1完結かんけつのものもおおく、近年きんねんでは『ボボボーボ・ボーボボ』など漫画まんが作品さくひん原作げんさくのアニメーションでは連続れんぞくもの型式けいしき(2本立ほんだてに分割ぶんかつされていても連続れんぞくものの型式けいしきになっている)がえている。

海外かいがいでは現在げんざいスラップスティック中心ちゅうしんのストーリーせいうすく、わらいを重視じゅうしした作品さくひんおおつくられているが、日本にっぽんではギャグをまじえたストーリー重視じゅうしのコメディものが主流しゅりゅうになっている。

ギャグアニメはアニメーション黎明れいめい時代じだいでは2・3とうのキャラクターがドタバタをひろげるスラップスティックものが主流しゅりゅうだが、1970年代ねんだい後半こうはんタイムボカン』のヒットにより、わかりやすいストーリーによる連続れんぞくものギャグアニメが確立かくりつすることに成功せいこうした。

1980年代ねんだい以降いこう通常つうじょうあたまのキャラクターによるわらいを中心ちゅうしんとした「コメディアニメーション」がおおくなってきた。一方いっぽうで『機動きどう戦士せんしSDガンダム』『機動きどう戦士せんしガンダムさん』のような既存きそんのアニメ作品さくひんパロディものや、『サザエさん』(最初さいしょのみ)『ヤスジのポルノラマ やっちまえ!!』『ザ・シンプソンズ』『きょうふのキョーちゃん』『サウスパーク』『Happy Tree Friends』『ボボボーボ・ボーボボ』『ギャグマンガ日和びより』『ぎんたましい』『妖怪ようかいウォッチ』『おそまつさん』『ヘボット!』などの過激かげきなギャグがりの作品さくひんもある。これらはエログロナンセンス表現ひょうげんつよく、現在げんざい放送ほうそうコードでは地上波ちじょうはでの放送ほうそう到底とうてい不可能ふかのうである場合ばあいがほとんど。

1990年代ねんだい以降いこう、ヘンテコを題材だいざいとしたギャグアニメ(『おばけのホーリー』『ちびまるちゃん』『クレヨンしんちゃん』『ペンギンの問題もんだい』『がんがんがんこちゃん』など)や、かわいいけいキャラクターによるドタバタコメディ(『おジャ魔女まじょどれみ』『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』『たまごっち!』『ひめチェン!おとぎちっくアイドル リルぷりっ』『プリティーシリーズ』など)や子供こどもけアニメのバトルコメディ(『ポケットモンスター』『ほしのカービィ』『プリキュアシリーズ』『古代こだい王者おうじゃ恐竜きょうりゅうキング Dキッズ・アドベンチャー』など)・ファンタジーコメディ(『サンリオシリーズ』(『おねがいマイメロディ』→『ジュエルペット』→『リルリルフェアリル』→『ミュークルドリーミー』)『はなかっぱ』『ミニアニメ』(『がんばれ!ルルロロ』(だい2以降いこう)『にゃんぼー!』『うちのウッチョパス』『かいじゅうステップ ワンダバダ』『のりものまん モービルランドのカークン』)『マイリトルポニー〜トモダチは魔法まほう』『ここたまシリーズ』など)も登場とうじょうするようになっている。

当初とうしょ、ギャグアニメとえばとは無縁むえんのものがほとんどだったが、近年きんねんではえアニメ増加ぞうかするのにともなって『ナースウィッチ小麦こむぎちゃんマジカルて』や『ぱにぽにだっしゅ!』などのようにギャグとえが融合ゆうごうしたアニメもえつつある。

わったところでは、日本語にほんごさいにギャグアニメに変質へんしつした『ビーストウォーズ ちょう生命せいめいたいトランスフォーマー』のようなれいがある。

一般いっぱんてき特徴とくちょう[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]