(Translated by https://www.hiragana.jp/)
クレイフェイス - Wikipedia コンテンツにスキップ

クレイフェイス

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

クレイフェイス(Clayface)は、DCコミックス出版しゅっぱんするアメリカンコミックバットマン』に登場とうじょうする架空かくうスーパーヴィラン。ビル・フィンガーとボブ・ケインによって創造そうぞうされ、Detective Comics #40 (1940ねん6がつ) ではつ登場とうじょうした。粘土ねんどのような姿すがた変身へんしん能力のうりょくっており、同名どうめい人物じんぶつすうにん存在そんざいする。

キャラクター[編集へんしゅう]

ベイジル・カルロ (Basil Karlo)[編集へんしゅう]

Detective Comics #40にはつ登場とうじょうした。 ちぶれたホラー映画えいが俳優はいゆう自分じぶんえんじたキャラクター「クレイフェイス」の仮面かめん殺人さつじんかえす。かれは1950年代ねんだいまで活躍かつやくした。

いわゆるゴールデン・エイジばれる時期じき作品さくひんぐんは、のちに「アース2」というべつ次元じげんでの出来事できごととされた。その、「Crisis on Infinite Earths」で設定せってい統合とうごうされ、ベイジルも復帰ふっきたした。さい登場とうじょう収容しゅうようしょとらわれた囚人しゅうじんとしてである。プレストンとサンドラから輸血ゆけつけ、かれらとおな能力のうりょくにつけて復活ふっかつのクレイフェイスをあつめてマッド・パック軍団ぐんだん結成けっせい。さらに、かれらのちからうばってアルティメット・クレイフェイスへと変身へんしんした。どろじょうからだ様々さまざまもの変身へんしんできる。どろとしてバラバラにながされても再生さいせい可能かのうである。バットマンの計略けいりゃく能力のうりょく暴走ぼうそうし、地面じめんんでしまうが、ちからみなもととなる結晶けっしょうからだちゅうにつけて復活ふっかつする。

「No Man's Land」ではだい地震じしんによりゴッサムシティが崩壊ほうかいし、ミスター・フリーズ共闘きょうとうしたりポイズン・アイビーたたかって地中ちちゅうめられた。

マット・ヘーゲン(Matt Hagen)[編集へんしゅう]

Detective Comics #298にはつ登場とうじょうもとトレジャーハンター。洞窟どうくつなか不思議ふしぎいずみにつかり、なににでもけられるどろ怪物かいぶつとなった。だがこの能力のうりょくには時間じかん制限せいげんがあり、いずみもど手間てまがかかる。のちいずみ成分せいぶんをゼリーにして携帯けいたいするが、能力のうりょくあいだしか持続じぞくしなかった。「Crisis on Infinite Earths」で殺害さつがいされた。

プレストン・ペイン (Preston Payne)[編集へんしゅう]

Detective Comics #477にはつ登場とうじょう。 マットの輸血ゆけつされ、さわるものをなんでもプラズマしてしまう能力のうりょくった。姿すがたはマットとおなじくどろのようにくずれており、普段ふだん防御ぼうぎょスーツを着込きこんで行動こうどうする。サンドラとのあいだ息子むすこもうけることが出来できた。

サンドラ・フラー(Sondra Fuller)[編集へんしゅう]

別名べつめいレディ・クレイ。暗殺あんさつ組織そしきコブラの暗殺あんさつしゃで、組織そしき技術ぎじゅつなににでもけられる能力のうりょくった。プレストンとのあいだ息子むすこカシウスをもうける。

カシウス・ペイン(Cassius Payne)[編集へんしゅう]

どろのようなからだ組織そしき分離ぶんりさせる能力のうりょくつ。その組織そしき独自どくじ意思いしつが、のち結合けつごう可能かのうである。またかれ組織そしきは、他者たしゃ融合ゆうごうできる。融合ゆうごうしたものは、カシウスとおな能力のうりょくることができる。 父母ちちははからはなされ、政府せいふ機関きかん研究所けんきゅうじょ幽閉ゆうへいされていた。現在げんざいはマットに姿すがたをしている。

ドクター・マレー(Dr. Malley)[編集へんしゅう]

Batman #550 "Chasing Clay"にはつ登場とうじょう別名べつめいクレイシング。カシウスの身体しんたい研究けんきゅうしていた政府せいふ機関きかん科学かがくしゃ。その皮膚ひふ細胞さいぼう結合けつごうし、たものをかす能力のうりょくっていたが、破壊はかいされた。

ジョニー・ウィリアムズ(Johnny William)[編集へんしゅう]

Batman #614ではつ登場とうじょうし、ロビンけてバットマンをくるしめた。Batman: Gotham Knights #60で化学かがく工場こうじょう爆発ばくはつまれて能力のうりょくもと消防しょうぼうだとあきらかにされた。リドラーハッシュからだ治療ちりょうえさあやつられていた。死期しきちかづいてだまされていたことをさとり、バットマンに協力きょうりょくしたが死亡しぼうした。

のメディア[編集へんしゅう]

テレビアニメ[編集へんしゅう]

バットマン (アニメ)

コミックにおける初代しょだい代目だいめ設定せってい融合ゆうごうするかたち設定せっていされた。

本名ほんみょうマット・ヘーゲンもとはホラー映画えいが人気にんきスターだったが、事故じこによりかおきずい、ちぶれた。代役だいやく俳優はいゆうかれのサポートをおこなっている。美容びよう会社かいしゃ開発かいはつした美容びようクリームを使用しようがお一時いちじてき復元ふくげんしてはスクリーンに登場とうじょうしていたが、ストックがきて狂乱きょうらん、クリームをクリーム生産せいさん工場こうじょうラインからぬす使用しようしようとしたものの、現場げんばつかってギャングたち報復ほうふくとして大量たいりょうのクリームをびせられたところ、副作用ふくさようどろ怪物かいぶつとなってしまった。いちはバットマンにやぶれ、病院びょういん搬送はんそうされたが、がらのようなもの病院びょういんのこ脱走だっそうみずからは女性じょせいけて逃亡とうぼうした。
どんなものにも変身へんしんできる。のち能力のうりょく進化しんかしていき、代目だいめ設定せっていである分離ぶんりして複数ふくすう人間にんげんになる能力のうりょくつようになる。少女しょうじょ姿すがたとして分離ぶんりした一部いちぶがアクシデントで記憶きおく喪失そうしつとなり、ロビンこいちるというかなしい顛末てんまつもあった。
また、アニメばんコミックでは、同様どうようどろ症状しょうじょう先天的せんてんてき少年しょうねんに、変身へんしん能力のうりょくおしえるという、何処どこ人間味にんげんみのある複雑ふくざつ内面ないめんをのぞかせる。
こえロン・パールマン日本語にほんごえは江原えばらただし。『ジャスティス・リーグ』に登場とうじょうしたさい上田うえだ陽司ようじ
ザ・バットマン

このアニメシリーズにはクレイフェイスとなる人物じんぶつ二人ふたり存在そんざいする。

  • イーサン・ベネットEthan Bennett
ゴッサム・シティ市警しけい刑事けいじでありブルース・ウェイン友人ゆうじんでもあったが、ジョーカーつくったなんでもかす「ジョーカー・スライム」の成分せいぶんびたガスをび、肉体にくたい変異へんいしてどろじょう怪物かいぶつになってしまった。クレイフェイスしたさいからだしょく灰色はいいろ
異形いぎょう姿すがたになってしまったものの、しばらく肉体にくたいどろじょうえなければもともどれること判明はんめいし、いちはブルースの協力きょうりょくのもと社会しゃかい復帰ふっきはげもうとしたが、ジョーカーの心理しんり誘導ゆうどうせられてもと人間にんげんもどることをあきらめ、犯罪はんざいはしるようになってしまう。
自分じぶん怪物かいぶつえたジョーカーにうらみをち、なん襲撃しゅうげきしたが、最後さいごにはジョーカー共々ともども警察けいさつ出頭しゅっとう。そのあらたなクレイフェイスとなったカルロととも治療ちりょうやくたれ、ようやくもと人間にんげんもどることができた。
こえ原語げんごばんではスティーヴ・ハリス日本語にほんごえは風間かざまいさむがたな担当たんとう
  • ベイジル・カルロBasil Karlo
シーズン4から登場とうじょうかずばずな三流さんりゅう役者やくしゃだったが、ベネットの治療ちりょうのためにされたかれ遺伝子いでんし培養ばいようした液体えきたいぬすし、それをんでクレイフェイスとした。クレイフェイスしたさいからだしょく茶色ちゃいろで、ベネットよりも巨大きょだい姿すがたになることができる。
オリジナルのクレイフェイスことベネットと激突げきとつし、ともにバットマンに治療ちりょうやくたれたものの、かれにはクレイフェイスの能力のうりょくのこることとなった。
こえ原語げんごばんのシーズン4ではウォーレス・ランガム、シーズン5ではレックス・ラング日本語にほんごえは西村にしむらともひろし(シーズン4のみ、シーズン5では原語げんごばんこえ流用りゅうよう)。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]