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クロタル

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
古代こだいギリシアの大理石だいりせきかれた演奏えんそうしゃうつ[1]

クロタルクロテイルからだ楽器がっき分類ぶんるいされる打楽器だがっき一種いっしゅ欧米おうべいでは「てつカスタネット」ともばれる。直径ちょっけいすうcmのちいさな一対いっついシンバルフィンガーシンバル)を、げた針金はりがねかパンばさみのようなもののさきけ、片手かたて演奏えんそうできるようにしたものである。古代こだいギリシャローマ時代じだいにさかのぼる楽器がっきである。

古代こだいギリシャや地域ちいきにおいては、コリュバンテス英語えいごばんひとし宗教しゅうきょう舞踏ぶとうもちいられた[2][3]

かく言語げんご表記ひょうき

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ギリシャ神話しんわにおいて、ヘーラクレースステュムパーロスのとりおどろかすのに、ヘーパイストスつくった青銅せいどうせいのクロタラムを使用しようした記述きじゅつがある[5][6]

krotalonというかたりは、やかましいひと暗喩あんゆとして使用しようされた[7]

誤解ごかい

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モーリス・ラヴェルアンティークシンバルのことを“クロタル”とんだため、アンティークシンバルをクロタルもしくはクロテイルとぶこともおおいが、クロタルとアンティークシンバルはべつ楽器がっきである。

エジプトの宗教しゅうきょう楽器がっきシストラムと、しばしば混同こんどうされる。

参考さんこう資料しりょう

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打楽器だがっき事典じてん』61ぺーじ音楽之友社おんがくのともしゃ網代あじろけいかい岡田おかだ知之ともゆきちょ、1981ねん

出典しゅってん

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  1. ^ Spon's Miscellanea sec. i art. vi fig. 43
  2. ^ この記事きじには現在げんざいパブリックドメインとなったつぎ出版しゅっぱんぶつからの記述きじゅつふくまれています。Porter, Noah [in 英語えいご], ed. (1913). "Crotalum". Webster's Dictionary (英語えいご). Springfield, Massachusetts: C. & G. Merriam Co.
  3. ^ "crotalum". Oxford English Dictionary (3rd ed.). Oxford University Press. September 2005. (よう購読こうどく、またはイギリス公立こうりつ図書館としょかんへの会員かいいん加入かにゅう。)
  4. ^ κρόταλον. Liddell, Henry George; Scott, Robert; A Greek–English Lexicon at the Perseus Project.
  5. ^ Pausan. Arcad. lib. viii
  6. ^ Wilkinson, John Gardner (1878). The Manners and Customs of the Ancient Egyptians. Vol 1. London: John Murray. p. 494.
  7. ^  この記事きじには現在げんざいパブリックドメインであるつぎ出版しゅっぱんぶつからのテキストがふくまれている: Smith, William, ed. (1870). "Crotalum". Dictionary of Greek and Roman Antiquities (英語えいご). London: John Murray.

関連かんれん項目こうもく

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