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ケン・ジャイルズ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ケン・ジャイルズ
Ken Giles
ロサンゼルス・ドジャース (マイナー)
ヒューストン・アストロズ時代じだい
(2017ねん7がつ21にち)
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
出身しゅっしん ニューメキシコしゅうアルバカーキ
生年月日せいねんがっぴ (1990-09-20) 1990ねん9がつ20日はつか(33さい
身長しんちょう
体重たいじゅう
6' 2" =やく188 cm
205 lb =やく93 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう打席だせき みぎとうみぎ
ポジション 投手とうしゅ
プロ 2011ねん MLBドラフト7じゅん
はつ出場しゅつじょう 2014ねん6がつ12にち
経歴けいれき括弧かっこないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど

ケネス・ロバート・ジャイルズKenneth Robert Giles, 1990ねん9がつ20日はつか - )は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくニューメキシコしゅうアルバカーキ出身しゅっしんプロ野球やきゅう選手せんしゅ投手とうしゅ)。みぎとうみぎMLBロサンゼルス・ドジャース傘下さんか所属しょぞく愛称あいしょう100マイルズ・ジャイルズ[1]

経歴けいれき

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プロまえ

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2009ねんMLBドラフト44じゅん全体ぜんたい1328)でフロリダ・マーリンズから指名しめいされたが、ヤバパイ短期大学たんきだいがく英語えいごばん進学しんがくした。

プロりとフィリーズ時代じだい

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2011ねんMLBドラフト7じゅん全体ぜんたい241)でフィラデルフィア・フィリーズから指名しめいされ、8がつ11にち契約けいやく契約けいやく傘下さんかのルーキーきゅうガルフ・コーストリーグ・フィリーズでプロデビュー。3試合しあい登板とうばんして1しょう1はい防御ぼうぎょりつ5.79、7だつ三振さんしん記録きろくした。

2012ねんはまずAきゅうレイクウッド・ブルークロウズでプレーし、29試合しあい先発せんぱつ6試合しあい)に登板とうばんして3しょう3はい5セーブ、防御ぼうぎょりつ3.61、86だつ三振さんしん記録きろくのこした。7月にA+きゅうクリアウォーター・スレッシャーズ英語えいごばん昇格しょうかく。10試合しあい登板とうばんして1しょう0はい3セーブ、防御ぼうぎょりつ3.07、25だつ三振さんしん記録きろくした。

2013ねんはA+きゅうクリアウォーターでプレーし、24試合しあい登板とうばんして2しょう2はい12セーブ、防御ぼうぎょりつ6.31、34だつ三振さんしん記録きろくした。

2014ねんはAAきゅうレディング・ファイティン・フィルズ開幕かいまくむかえ、13試合しあい登板とうばん。0しょう0はい7セーブ、防御ぼうぎょりつ1.20と好投こうとうし、5月9にちにAAAきゅうリーハイバレー・アイアンピッグス昇格しょうかく。AAAきゅうリーハイバレーでは11試合しあい登板とうばんして2しょう0はい5セーブ・防御ぼうぎょりつ2.63・9だつ三振さんしん成績せいせきのこした。6月8にちマイク・アダムス故障こしょうしゃリストりしたため、フィリーズとメジャー契約けいやくむすんでアクティブ・ロースターりした[2]。6月12にちサンディエゴ・パドレスせんでメジャーデビュー。5てんリードの9かいひょう2から登板とうばん13かいげたが、ヤズマニ・グランダル本塁打ほんるいだたれ、1安打あんだ1失点しってん1だつ三振さんしんだった[3]以後いご、ブルペンの重要じゅうよう存在そんざいとして44試合しあい登板とうばんし、3しょう1はい1セーブ、防御ぼうぎょりつ1.18、WHIP0.79という成績せいせきのこした。45.2イニングでゆるした本塁打ほんるいだわずかに1ほんであり、ハイペースで三振さんしんうばって12.6というだつ三振さんしんりつもマークした。

2015ねんシーズン途中とちゅうジョナサン・パペルボン移籍いせきしてからはクローザーまかされている[4]最終さいしゅうてきには69試合しあいにリリーフ登板とうばんし、6しょう3はい15セーブ・防御ぼうぎょりつ1.80という成績せいせきのこしたものの、WHIPは前年ぜんねんより大幅おおはば悪化あっかし、セーブ成功せいこうりつも75%にとどまるなど、おさえとしては課題かだいのこした。だつ三振さんしんりつたかさは相変あいかわらずで、2ねん連続れんぞくで11.0をえた。

アストロズ時代じだい

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2015ねん12月12にちブレット・オーバーホルツァーハロルド・アラウスマーク・アペルトム・エシェルマンビンセント・ベラスケスとのトレードで、ジョナサン・アラウスともヒューストン・アストロズ移籍いせきした[5]

2016ねんは2ねん連続れんぞく69試合しあい登板とうばんし、一時期いちじきおさえとしても起用きようされて2ねん連続れんぞく15セーブをげたが、メジャーデビューから2ねんつづけて1.00だいにまとめげていた防御ぼうぎょりつおおきく上昇じょうしょうして4.11となり、調子ちょうしくずした。一方いっぽうで65.2イニングで102だつ三振さんしん記録きろくしてだつ三振さんしんりつ14.0はキャリア最高さいこう数値すうちだった。

2017ねん開幕かいまくからおさえとして起用きようされ、63試合しあい登板とうばんだつ三振さんしんりつこそと11.9と前年ぜんねんからったが、リーグ4タイである34セーブを記録きろくし、防御ぼうぎょりつも2.30に改善かいぜんされた。とくにホームでの防御ぼうぎょりつは0.84と無類むるいつよさだった。ポストシーズンでもおさえとして起用きようされた。ボストン・レッドソックスとのアメリカンリーグディビジョンシリーズ(ALDS)では2登板とうばんでいずれも失点しってんニューヨーク・ヤンキースとのアメリカンリーグチャンピオンシップシリーズ(ALCS)でも3登板とうばんで2失点しってんとくだい4せんではピンチの場面ばめん登板とうばんしたものの1つしかアウトをうばえず、自責じせきてん2で敗戦はいせん投手とうしゅとなった。ロサンゼルス・ドジャースとのワールドシリーズでは、だい2せんで9かいから登板とうばん。このイニングをさんしゃ凡退ぼんたいとして延長えんちょうせんんだが、10かいにアストロズが2てんしたそのうら投球とうきゅうで2てんうしなってセーブに失敗しっぱい。そのだい4せんでも同点どうてんの9かい登板とうばんしたが、2ほんのヒットと四球しきゅうあたえ、ひとつもアウトをうばえないまま降板こうばん自責じせきてん3で敗戦はいせん投手とうしゅとなった。この試合しあいはホームのミニッツ・メイド・パークでの試合しあいだったが、降板こうばんには地元じもとファンから容赦ようしゃないブーイングがおくられた。試合しあい会見かいけんではA.J.ヒンチ監督かんとくつぎ試合しあい以降いこうもジャイルズを起用きようすることを示唆しさしたが、のこりの試合しあいでの登板とうばんかった。ポストシーズン合計ごうけいでは7試合しあい登板とうばんちゅう6試合しあい失点しってんし、防御ぼうぎょりつ11.74と精彩せいさいいた[6]

2018ねんおさえをつとめたが、7がつまでに34試合しあい登板とうばんで0しょう2はい12セーブ・防御ぼうぎょりつ4.99とかんばしくない成績せいせきであった。

ブルージェイズ時代じだい

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2018ねん7がつ30にちロベルト・オスーナとのトレードで、デビッド・ポーリーノヘクター・ペレスともトロント・ブルージェイズ移籍いせきした[7]移籍いせきおさえとして起用きようされ、8がつ7にちのレッドソックスせんで5失点しってんきっして敗戦はいせん投手とうしゅとなった以外いがいおおむ好投こうとうし、21試合しあいで0しょう1はい14セーブ、防御ぼうぎょりつ4.12という成績せいせきげた。

2020ねん9月22にちみぎひじトミー・ジョン手術しゅじゅつけると発表はっぴょうした[8]同年どうねんオフの11月1にちにFAとなった[9]

マリナーズ時代じだい

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2021ねん2がつ18にちシアトル・マリナーズと2ねん総額そうがく600まんドルの契約けいやくむすんだ[10]。2023ねん選手せんしゅオプションとなり、バイアウトのさいは50まんドルが支払しはらわれる。

2021ねん前年ぜんねん怪我けが影響えいきょう登板とうばんかった。

2022ねん開幕かいまく故障こしょうしゃリストでむかえた。6月20にちにメジャーのアクティブ・ロースターに登録とうろくされ[11]よく21にちオークランド・アスレチックスせんにて2ねんぶりにメジャー登板とうばんたした[12]。8月12にちにDFAとなり、そのまま自由じゆう契約けいやくとなった[13]

ジャイアンツ傘下さんか時代じだい

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2022ねん8がつ22にちサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約けいやくむすんだ[14]。30にち自由じゆう契約けいやくとなった[15]

ドジャース傘下さんか時代じだい

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2023ねん6月4にちロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約けいやくむすんだ[16]

投球とうきゅうスタイル

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MLBでは救援きゅうえん投手とうしゅとして、最速さいそく101.3mph(やく163km/h)・平均へいきん97mph(やく156km/h)のフォーシームと、平均へいきん86mph(やく138km/h)のたてスライダーの2きゅうしゅ使用しようする。スライダーの空振からぶりつはMLB通算つうさん29%とたかい。 MiLBでは速球そっきゅう最速さいそく103mph(やく166km/h)を記録きろくしている[17]

人物じんぶつ

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アストロズからブルージェイズへ移籍いせきの2018ねん9がつにアストロズではチームに馴染なじめなかったことを公表こうひょうし、チームぐるみでサインぬすをしていたことすららなかった[18]

詳細しょうさい情報じょうほう

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年度ねんどべつ投手とうしゅ成績せいせき

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とし

たま

だん
とう

いた
さき

はつ
かん

とう
かん

ふう

よん
たま
かち

はい

せん





かち

りつ


もの
とう
たま
かい

やす

ほん
るい
あずか
よん
たま
けい

とお
あずか

たま
だつ
さん


とう


しつ

てん

せめ
てん
ぼう

りつ
W
H
I
P
2014 PHI 44 0 0 0 0 3 1 1 13 .750 166 45.2 25 1 11 1 0 64 1 0 7 6 1.18 0.79
2015 69 0 0 0 0 6 3 15 12 .667 298 70.0 59 2 25 2 1 87 1 0 23 14 1.80 1.20
2016 HOU 69 0 0 0 0 2 5 15 18 .286 286 65.2 60 8 25 1 2 102 14 0 32 30 4.11 1.29
2017 63 0 0 0 0 1 3 34 2 .250 247 62.2 44 4 21 0 1 83 3 0 16 16 2.30 1.04
2018 34 0 0 0 0 0 2 12 1 .000 129 30.2 36 2 3 0 0 31 1 0 17 17 4.99 1.27
TOR 21 0 0 0 0 0 1 14 0 .000 83 19.2 18 4 4 0 1 22 1 0 11 9 4.12 1.12
'18けい 55 0 0 0 0 0 3 26 1 .000 212 50.1 54 6 7 0 1 53 2 0 28 26 4.65 1.21
2019 53 0 0 0 0 2 3 23 0 .400 208 53.0 36 5 17 1 0 83 2 0 11 11 1.87 1.00
2020 4 0 0 0 0 0 0 1 1 ---- 19 3.2 4 2 4 0 0 6 0 0 4 4 9.82 2.18
2022 SEA 5 0 0 0 0 0 0 0 0 18 4.1 1 0 4 0 0 6 1 0 0 0 0.00 1.15
MLB:8ねん 362 0 0 0 0 14 18 115 47 .438 1454 355.1 283 28 114 5 5 484 24 0 121 107 2.71 1.12
  • 2022年度ねんどシーズン終了しゅうりょう

年度ねんどべつ守備しゅび成績せいせき

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とし
たま
だん
投手とうしゅ(P)
ためし

ごう
とげ

ころせ


ころせ
しつ

さく


ころせ
もり

りつ
2014 PHI 44 1 3 0 1 1.000
2015 69 1 4 1 0 .833
2016 HOU 69 4 5 0 0 1.000
2017 63 3 6 1 0 .900
2018 34 1 2 0 0 1.000
TOR 21 4 3 1 0 .875
'18けい 55 5 5 1 0 .909
2019 53 3 2 0 1 1.000
2020 4 0 0 0 0 ----
2022 SEA 5 0 0 0 0
MLB 362 17 25 3 2 .933
  • 2022年度ねんどシーズン終了しゅうりょう

背番号せばんごう

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  • 53(2014ねん - 2018ねん7がつ29にち
  • 51(2018ねん8がつ3にち - 2020ねん
  • 58(2022ねん - )

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ Astros Players Weekend nicknames explained MLB.com 英語えいご (2017ねん8がつ24にち) 2017ねん9がつ2にち閲覧えつらん
  2. ^ Todd Zolecki (2014ねん6がつ7にち). “Phillies place Adams on DL, call up Giles”. MLB.com. 2015ねん12月15にち閲覧えつらん
  3. ^ Scores for Jun 12, 2014”. ESPN (2014ねん6がつ12にち). 2015ねん12月15にち閲覧えつらん
  4. ^ 月刊げっかんスラッガー』2015ねん10がつごう日本スポにっぽんすぽツ企画出版社つきかくしゅっぱんしゃ 
  5. ^ Brian McTaggart (2015ねん12月12にち). “Astros introduce new bullpen ace Giles” (英語えいご). MLB.com. 2015ねん12月15にち閲覧えつらん
  6. ^ https://www.baseball-reference.com/
  7. ^ Brian McTaggart (2018ねん7がつ30にち). “Astros acquire Osuna from Blue Jays” (英語えいご). MLB.com. 2018ねん8がつ5にち閲覧えつらん
  8. ^ Blue Jays' Giles to have Tommy John surgery”. MLB.com. Blue Jays (2020ねん9がつ22にち). 2020ねん9がつ22にち閲覧えつらん
  9. ^ 2020-21 free agents, position by position” (英語えいご). MLB.com. 2020ねん11月3にち閲覧えつらん
  10. ^ Mariners Sign Ken Giles” (英語えいご). MLB Trade Rumors. 2021ねん2がつ18にち閲覧えつらん
  11. ^ Steve Adams (2022ねん6がつ20日はつか). “Mariners Designate Sergio Romo, Roenis Elias For Assignment” (英語えいご). MLB Trade Rumors. 2022ねん6がつ23にち閲覧えつらん
  12. ^ Seattle Mariners at Oakland Athletics Box Score, June 21, 2022” (英語えいご). Baseball-Reference.com. 2022ねん6がつ23にち閲覧えつらん
  13. ^ Mariners Designate Ken Giles For Assignment” (英語えいご). MLB Trade Rumors. 2022ねん8がつ13にち閲覧えつらん
  14. ^ Giants Sign Ken Giles To Minor League Deal” (英語えいご). MLB Trade Rumors. 2022ねん8がつ24にち閲覧えつらん
  15. ^ Giants Release Ken Giles” (英語えいご). MLB Trade Rumors. 2022ねん8がつ31にち閲覧えつらん
  16. ^ Dodgers Roster & Staff Transaction June 2023”. MLB.com. June 21, 2023閲覧えつらん
  17. ^ Meet Ken Giles, the Phillies' 100-mph man”. Comcast Sportsnet (2014ねん1がつ20日はつか). 2015ねん12月15にち閲覧えつらん
  18. ^ 17ねんアストロズ守護神しゅごじんがリング返還へんかんしたがう」 サインぬすらず「ただクレイジー」”. Full-Count (March 3, 2020). February 13, 2022閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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