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サランダ

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サランダ
Sarandë/Saranda
入り江に面したサランダの街
めんしたサランダのまち
サランダの市章
あきら
位置いち
の位置図
座標ざひょう : 北緯ほくい3952ふん31びょう 東経とうけい2000ふん25びょう / 北緯ほくい39.875147 東経とうけい20.006865 / 39.875147; 20.006865
行政ぎょうせい
くに アルバニアの旗 アルバニア
 しゅう ヴロラしゅう
 けん サランダけん
  サランダ
人口じんこう
人口じんこう (2008現在げんざい
  市域しいき 32.000にん
    人口じんこう密度みつど   26.7にん/km2
  備考びこう 世界銀行せかいぎんこう
その
ひとしときおび CET (UTC+1)
夏時間なつじかん CEST (UTC+2)
サランダのまち

サランダアルバニア: Sarandë, ギリシア: Άγιοι Σαράντα)は、アルバニアヴロラしゅうサランダけん県庁けんちょう所在しょざい都市とし。アルバニアでもっと重要じゅうよう観光かんこう都市としで、イオニアかいめんしており[1]ギリシアケルキラとうコルフ島こるふとう)まで15キロメートル程度ていど距離きょりである。

人口じんこうはおよそ32,000にん程度ていどである(2008ねん推計すいけい)。サランダのちかくには、古代こだい都市としブトリントがあり、ユネスコ世界せかい遺産いさん登録とうろくされている。

歴史れきし

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ひがしマ帝国まていこく統治とうちとなるまえは、古代こだいギリシャの呼称こしょうオンヘスモス(Onchesmos)あるいはアンヒアスモス(Anchiasmos)[2][3]ばれており、イピロス地方ちほう一部いちぶであった[4]住民じゅうみんギリシャじん[5]部族ぶぞくハオニアじんChaonians)であった[6]まち重要じゅうようみなとであり、ハオニアじん首都しゅと・フォイニキ(Phoenice)とうみをつなぐ交通こうつう拠点きょてんであった[7]現行げんこう呼称こしょう・サランダは、ギリシャで「セバステの40にん殉教者じゅんきょうしゃ」を意味いみしており、正教会せいきょうかいでは3がつ10日とおかがこの聖人せいじん祝福しゅくふくするとなっている。まちは、だい世界せかい大戦たいせんときにイタリアの占領せんりょうとなり、そのあいだベニート・ムッソリーニ長女ちょうじょエッダ・ムッソリーニをとってポルト・エッダ(Porto Edda)とばれていた。

経済けいざい

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うみえる景色けしき多様たよう植物しょくぶつしょう、そして温厚おんこう地中海ちちゅうかいせい気候きこうのために、サランダは保養ほようとして発展はってんし、重要じゅうよう観光かんこうとなっている。21世紀せいき初頭しょとうはいり、新婚しんこん旅行りょこうとしてサランダをおとずれるカップルは急増きゅうぞうしている。そのため、サランダはハネムーンのまちとしてもられている。1990年代ねんだいすえから21世紀せいき初頭しょとうにかけて、サランダは観光かんこうとしての発展はってんげている。

観光かんこうまち重要じゅうよう産業さんぎょうであるが、その産業さんぎょうとしてはサービスぎょう漁業ぎょぎょう建設けんせつぎょうなどが中心ちゅうしんである。失業しつぎょうりつは2001ねん段階だんかいで12.58%である。夏季かきには失業しつぎょうりつ大幅おおはば低下ていかする。

気候きこう

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サランダ (1991-2010)の気候きこう
つき 1がつ 2がつ 3がつ 4がつ 5月 6がつ 7がつ 8がつ 9月 10月 11月 12月 とし
最高さいこう気温きおん記録きろく °C°F 24
(75)
25
(77)
27
(81)
29
(84)
36
(97)
39
(102)
42
(108)
42
(108)
38
(100)
30
(86)
27
(81)
25
(77)
42
(108)
平均へいきん最高さいこう気温きおん °C°F 13.6
(56.5)
14.1
(57.4)
16.5
(61.7)
19.2
(66.6)
23.6
(74.5)
28.4
(83.1)
31.0
(87.8)
31.1
(88)
28.2
(82.8)
22.4
(72.3)
17.3
(63.1)
15.0
(59)
21.7
(71.07)
平均へいきん最低さいてい気温きおん °C°F 4.7
(40.5)
5.2
(41.4)
6.8
(44.2)
10.6
(51.1)
16.1
(61)
19.7
(67.5)
22.4
(72.3)
22.3
(72.1)
19.1
(66.4)
10.5
(50.9)
7.5
(45.5)
6.1
(43)
12.58
(54.66)
最低さいてい気温きおん記録きろく °C°F −5
(23)
−4
(25)
0
(32)
3
(37)
8
(46)
12
(54)
16
(61)
15
(59)
6
(43)
1
(34)
−2
(28)
−5
(23)
−5
(23)
降水こうすいりょう mm (inch) 125
(4.92)
122
(4.8)
98
(3.86)
65
(2.56)
39
(1.54)
20
(0.79)
5
(0.2)
9
(0.35)
48
(1.89)
125
(4.92)
161
(6.34)
169
(6.65)
986
(38.82)
平均へいきん降水こうすい日数にっすう 14 12 9 7 5 2 1 1 5 9 12 15 92
出典しゅってん:METEOALB Weather Station

人口じんこう

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21世紀せいき初頭しょとう、サランダの人口じんこうおおくはアルバニアじんであり、その少数しょうすう民族みんぞくとしてはギリシャじんアルーマニアじんなどがある[8][9]。サランダの人口じんこう1989ねんの15,700にんから2001ねんには27,553にん増加ぞうかした。しかしながら、とく1997ねん以降いこう人口じんこう急速きゅうそく増加ぞうかしているとられている。自治体じちたい推計すいけいによると、2008ねん時点じてんおおむね32,000にん居住きょじゅうしているものとみられる。

ゆかりの人物じんぶつ

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観光かんこう

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主要しゅよう産業さんぎょう観光かんこうぎょうであり、サランダわん沿いには沢山たくさんのリゾート・ホテルがてられている。なつ観光かんこうシーズンにはギリシアを中心ちゅうしん欧州おうしゅう各国かっこくより沢山だくさん観光かんこうきゃくがやってる。世界せかい遺産いさんでもあるブトリント国立こくりつ公園こうえんへの観光かんこう起点きてんともなっている。

交通こうつう

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  • ティラナから、長距離ちょうきょりバスでやく8〜13時間じかん(1にちすう便びん)、いタクシーでやく7〜10時間じかん(1にちすう便びん
  • ギロカストラから、長距離ちょうきょりバスでやく2時間じかん(1にちすう便びん)、いタクシーでやく2時間じかん数時間すうじかんに1ほん
  • ギリシャアテネから、長距離ちょうきょりバスでやく12時間じかん(1にちすう便びん
  • ギリシャケルキラから、フェリーでやく1〜2時間じかん(1にちすう便びん

ギャラリー

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 地球ちきゅうあるかた 2017〜18 ちゅうおう』ダイヤモンド・ビッグしゃ、2017ねん、425ぺーじISBN 978-4-478-06007-0 
  2. ^ Bowden, William. Epirus Vetus: The Archaeology of a Late Antique Province. London: Duckworth, 2003, ISBN 0715631160, p. 14. "Anchiasmos (Onchesmos)"
  3. ^ Hodges, Richard. Saranda - Ancient Onchesmos: A Short History and Guide. Butrint Foundation, 2007. ISBN 9994394363
  4. ^ Talbert, Richard J.A. and Bagnall, Roger S. Barrington Atlas of the Greek and Roman World, 2000, p. 815. "harbor, cape or town in Epirus between Onchesmos and Bouthroton."
  5. ^ Hammond, N.G.L. Philip of Macedon. London, UK: Duckworth, 1994. "Epirus was a land of milk and animal products...The social unit was a small tribe, consisting of several nomadic or semi-nomadic groups, and these tribes, of which more than seventy names are known, coalesced into large tribal coalitions, three in number: Thesprotians, Molossians and Chaonians...We know from the discovery of inscriptions that these tribes were speaking the Greek language (in a West-Greek dialect)."
  6. ^ Strabo. The Geography, Book VII, Chapter 7.5. "...these mountains one comes to Onchesmus, another harbor, opposite which lie the western extremities of Corcyraea."
  7. ^ Eidinow, Esther. Oracles, Curses, and Risk Among the Ancient Greeks. Oxford University Press, 2007. ISBN 0199277788 "Onchesmos was the principal port of Phoinike, the capital of Chaonia,..."
  8. ^ Pettifer, James. The Greek Minority in Albania - In the Aftermath of Communism. Conflict Studies Research Center, July 2001, ISBN 1-903584-35-3. - p. 11, "In 1991, Greek shops were attacked in the coastal town of Saranda, home to a large minority population, and inter-ethnic relations throughout Albania worsened."
  9. ^ Pettifer, James. The Greek Minority in Albania - In the Aftermath of Communism. Conflict Studies Research Center, July 2001, ISBN 1-903584-35-3. - p. 12, "The concentration of ethnic Greeks in and around centres of Hellenism such as Saranda and Gjirokastra could guarantee their election there, but nowhere else in the country is success for an Omonia-based candidate possible."
  10. ^ Elsie, Robert. Dictionary of Albanian Literature. Greenwood Press, 1986, ISBN 031325186X, p. 45. "He worked as a civil servant in Berat and from 1874 to 1877 as a customs director in Saranda."

座標ざひょう: 北緯ほくい3952ふん31びょう 東経とうけい2000ふん25びょう / 北緯ほくい39.875147 東経とうけい20.006865 / 39.875147; 20.006865