サーヴェロ・テストチーム

サーヴェロ・テストチーム (Cervélo Test Team) とは、アメリカの競技きょうぎ用よう自転車じてんしゃメーカーであるサーヴェロが中心ちゅうしんとなって設立せつりつされた自転車じてんしゃロードレースのプロフェッショナルコンチネンタルチームであった。セルヴェロ・テストチームともいう。

概要がいよう

サーヴェロ社しゃは2002年ねんよりチームCSCに機材きざいを供給きょうきゅうしてきたが、プロロードレース界かいの経済けいざい的てき状況じょうきょうの変化へんかを理由りゆうとして2008年ねん8月がつ28日にちに新あたらしいチームの設立せつりつを発表はっぴょうした。チーム運営うんえい母体ぼたいは、既すでにサーヴェロの女性じょせいロードレースチームである「チーム・サーヴェロ・ライフフォース」運営うんえいに関かかわっているスイスのサイクリング・ユナイテッド・レーシングである。

2010年ねんに入はいり、チーム名めいは今後こんご、大手おおてのスポンサーが付つくことで変更へんこうされる可能かのう性せいもあるとされた^[1]が、同年どうねん8月がつ26日にち、2010年ねん限かぎりでチームを解散かいさんすることが決きまった^[2]。

その後ごサーヴェロは、2011年ねんシーズンはガーミン・サーヴェロとして、ガーミンが主体しゅたいとなって運営うんえいされているチームの運営うんえいに加くわわることになった。

戦績せんせき

チームはUCI管轄かんかつレースでのデビュー戦せんとなったツアー・オブ・カタールでロジャー・ハモンドがステージ1勝しょう、トル・フースホフトがポイント賞しょうを獲得かくとくするなど華々はなばなしい成果せいかを上あげた。続つづくツアー・オブ・カリフォルニアでもフースホフトがステージ1勝しょう。フースホフトはパリ〜ニースでもステージ1勝しょうを上あげている。フースホフトはこのほかのクラシックレースでも多数たすうの上位じょうい入賞にゅうしょうを果はたしている。

グランツールへの初はつ登場とうじょうとなったジロ・デ・イタリアではサイモン・ジェランが14ステージを、カルロス・サストレが16と19の二ふたつの頂上ちょうじょうゴールを、イグナタス・コノヴァロヴァスが最終さいしゅう21ステージの個人こじんTTを制せいし、チームがグランツールでも戦たたかえる実力じつりょくを備そなえていることを証明しょうめいした。またカタルーニャ一周いっしゅうではフースホフトがステージを2勝しょうした。ツール・ド・フランスではフースホフトとハウスラーがそれぞれステージ1勝しょうを挙あげ、フースホフトはさらにマイヨ・ヴェールも獲得かくとくしている。さらにGP西にしフランス・プルエーでジェランが優勝ゆうしょう、ブエルタ・ア・エスパーニャではジェランとフィリップ・ダイグナンがそれぞれステージ1勝しょうした。

最終さいしゅう的てきにチームはグランツールを含ふくむ全すべてのヒストリカルレースに招待しょうたいされるなど、UCIワールドカレンダー200924レース中ちゅう18レースにワイルドカードで出場しゅつじょう、チームランキングでは7位いに入はいる健闘けんとうを見みせた。グランツールでのステージ8勝しょうは、チーム・コロンビア - HTCに次つぐ2位いであった。