シベリアン・ハスキー

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シベリアン・ハスキー
シベリアン・ハスキー
別名べつめい チュクチ(Chukcha)
原産地げんさんち ロシアの旗 ロシア (シベリア)
特徴とくちょう
体重たいじゅう オス 45–60 lbs (20–27 kg)
メス 35–50 lbs (16–23 kg)
体高たいこう オス 21–23.5 in (53–60 cm)
メス 20–22 in (51–56 cm)
そと あついダブルコート、アウターコート
毛色けいろ くろからしろまでのすべてのいろ茶色ちゃいろ/あかいろ
出産しゅっさんすう 4-8 ひき
寿命じゅみょう 12–14 ねん
イヌ (Canis lupus familiaris)

シベリアン・ハスキーSiberian Husky )は、いぬしゅひとつ。ロシアシベリア地方ちほうおも産地さんちとする。外観がいかんからアラスカン・マラミュート混同こんどうされるが、おおくのめんことなる特徴とくちょうゆうする。

いぬしゅ歴史れきし概要がいよう[編集へんしゅう]

シベリアからカナダ北極圏ほっきょくけんにかけてのツンドラ地帯ちたい原産地げんさんちとする、社会しゃかいせいんだ性格せいかく大型おおがたいぬしゅ進化しんか系統けいとうじょう祖先そせんスピッツのそれと同系どうけいとされている。

極東きょくとう北極圏ほっきょくけん中心ちゅうしんトナカイ遊牧ゆうぼく狩猟しゅりょうによる生活せいかついとなチュクチぞくぞくに「エスキモー」と総称そうしょうされる民族みんぞくひとつ)によって、いぬぞりなどの牽引けんいんによるひと運搬うんぱん狩猟しゅりょう補助ほじょなどをおこな用務ようむけんとしてふるくから重用じゅうようされてきた。

シベリア地帯ちたいアラスカ半島はんとうおとずれた探険たんけん毛皮けがわ交易こうえきおこな北米ほくべい商人しょうにんらがチュクチぞくふくめてエスキモーのことを「ハスキー」と呼称こしょうしていたことから、その用務ようむけんとしてもちいられていたとういぬしゅもハスキーとばれるようになった。

アムンセン探検たんけんたいなどの極地きょくち探検たんけんけんにも活用かつようされたほか、北極圏ほっきょくけん地域ちいきさかんになったドッグレースいぬぞりレース優秀ゆうしゅう成績せいせきげるいぬしゅとしてもられる。

また1925ねん、アラスカのノームジフテリアだい流行りゅうこうしたさいに、ハスキーけんチームが氷点下ひょうてんか50にもなる酷寒こっかんなか544 kmもの距離きょりをリレーしながら血清けっせい輸送ゆそうしておおくの人命じんめいすくい、その名誉めいよけんバルトぞうニューヨークセントラル・パーク建立こんりゅうされるなどして、おおいに認知にんちされるにいたった。

バランスのれた体躯たいくなめらかにびた毛皮けがわのイメージをもつうつくしいうえやわらかい下毛しもげおおかみおもわせる精悍せいかん顔貌かおかたち人間にんげんたいする融和ゆうわせいなどから人気にんきび、1930ねん以降いこうのソビエト連邦れんぽう政府せいふによるシベリア国境こっきょう貿易ぼうえき封鎖ふうさにともなうとういぬしゅ輸出ゆしゅつ規制きせいにもかかわらず、たんなる極寒ごっかんでの用務ようむけんにとどまることなくきたアメリカ経由けいゆ改良かいりょうくわえられてぜん世界せかいひろまり、現在げんざいでは鑑賞かんしょうけんやペットとして極地きょくちけいいぬしゅなかではとくきん人気にんきつ。

平均へいきんてき寿命じゅみょうやく13〜14ねんで、およそ5さい前後ぜんこうまでが人間にんげんでいう成長せいちょう青年せいねんにあたるといわれている。なりけんでは、体高たいこうやく40cm〜60cm、体重たいじゅうやく15〜30kgほどになる。

うえくろ青色あおいろまたは茶褐色ちゃかっしょくでありかお腹部ふくぶしろ隈取くまどり模様もようであることがおおいが、全身ぜんしん単色たんしょく個体こたい存在そんざいする。青色あおいろ灰色はいいろ茶色ちゃいろがほとんどであるが、しばしばその遺伝いでんてき特性とくせいから左右さゆう虹彩こうさいことなるいろをもつ個体こたい存在そんざいする。

一般いっぱんてきとういぬしゅドッグショーにおける出陳しゅっちん基準きじゅんとしては、左右さゆう虹彩こうさいいろちがいはすべての個体こたい容認ようにんされ、毛色けいろかお腹部ふくぶ白色はくしょくじっている個体こたいであればとされる。

精悍せいかんかおづけ屈強くっきょう体躯たいくからくる印象いんしょうとはことなり、基本きほんてき人間にんげんたいして友好ゆうこうてきであり適正てきせい育成いくせいされた個体こたい用務ようむけんとしてもペットとしても非常ひじょうてきしている。適度てきど警戒けいかいしんはあるものの、他人たにんにも友好ゆうこうせいしめすことがあるため、番犬ばんけんにはいていない。一般いっぱんてきには積極せっきょくてきえることのないいぬしゅだが、その社会しゃかいせいのある特性とくせいから孤立こりつした状態じょうたい長時間ちょうじかんかれると、おおかみなどと同様どうよう仲間なかまびかけようと遠吠とおぼする傾向けいこうがある。

日本にっぽんにおいては、佐々木ささき倫子ともこさく漫画まんが動物どうぶつのお医者いしゃさん』(雑誌ざっしはなとゆめ連載れんさい)のだいヒットで知名度ちめいど一気いっきがり、バブル景気けいき世相せそうかぜ飼育しいくしゃ激増げきぞうし、「ハスキーけんブーム」として社会しゃかい現象げんしょうこした。しかしすうねんいきれなくなって動物どうぶつ保護ほごセンターにんだりてたりするぬしおお[1]後年こうねんのTVドラマさいにはハスキーけん安易あんい飼育しいくできるいぬでないむねのテロップが毎週まいしゅうながされた。

名称めいしょう[編集へんしゅう]

日本語にほんごでは「シベリアン・ハスキー」とばれるが、英語えいごめいの「Siberian Husky」のみは「サイベリアン・ハスキー」となる(ねこ品種ひんしゅおなつづりのサイベリアンおなじ)。ロシアでは「シビールスキー・ハスキ」(Сибирский хаски)となる。

いぬしゅ特性とくせい[編集へんしゅう]

バランスのれた体躯たいく特徴とくちょうのシベリアン・ハスキー(全身ぜんしん
  • サモエドアラスカン・マラミュートひとし同様どうようさいだんがつ平均へいきん気温きおん10℃未満みまん極寒ごっかんでそりの牽引けんいんなどに重用じゅうようされてきたことからもわかるように、すぐれた耐寒たいかんせい長距離ちょうきょり疾走しっそう可能かのう強靭きょうじん体力たいりょく持久じきゅうりょくつ。
  • 好奇心こうきしん非常ひじょうつよく、とく成長せいちょう青年せいねんはいたずらきでちからつよいぬしゅであるためいきおいあまって什器じゅうきなどをこわすこともままある。
  • 社会しゃかいせいつよく、所属しょぞく集団しゅうだん飼育しいく環境かんきょうであれば飼主かいぬしとその家族かぞく飼育しいく動物どうぶつなどをもって集団しゅうだん判断はんだんする)への帰属きぞく意識いしき回帰かいきせいたかく、ひとたびそこがみずからの所属しょぞくすべき集団しゅうだんであると自覚じかくすればぬしへの忠誠ちゅうせい、そのいえ児童じどう幼児ようじたいする親和しんわせいはもちろん、そこで飼育しいくされるほかしょう動物どうぶつ場合ばあいによっては爬虫類はちゅうるいペットにいたるまでおな所属しょぞくいんとみなして融和ゆうわせい発揮はっきするため、適正てきせい育成いくせいされれば、基本きほんてきには幼児ようじがいたり、しょう動物どうぶつペットを飼育しいくしている家庭かてい同居どうきょしても問題もんだいはない。
  • 一方いっぽう集団しゅうだん指導しどうしゃ飼育しいくであれば飼主かいぬし)にたいして「にしてもらいたい・められたい」という褒誉よくつようえに、ぎゃくにしばしば頑固がんこ独立どくりつしんつよ自我じが表現ひょうげんよくつよいちめんもあり、いわゆるしつけ・育成いくせい忍耐にんたいつよおこな必要ひつようがある。
  • くわえてとういぬしゅ特性とくせいじょう最低さいていでも朝夕ちょうせきかく1時間じかん以上いじょう運動うんどうかすことができず保護ほごしゃとしてその都度つど同伴どうはん必要ひつようとなるため、そうじて飼育しいく容易よういとはいがたいが、適正てきせい育成いくせいとコミュニケーションがなされれば名実めいじつともにたのしい家族かぞく一員いちいんとなる。
  • また、しばしばいぬにもかかわらずひといぬたいして、つねはげしくうな過剰かじょう威嚇いかくをしかけるなりけん個体こたい散見さんけんされるが、これはおも成長せいちょうにおけるぬしのメリハリのある愛情あいじょう教育きょういく不足ふそく充分じゅうぶん運動うんどう機会きかい不足ふそくなどからストレス蓄積ちくせき不満ふまん鬱積うっせき原因げんいんとする自我じが表現ひょうげんの溢出であり、もっぱら飼主かいぬししつけ育成いくせい失敗しっぱい由来ゆらいするものである。このことは、日本にっぽんにおけるかつての「ハスキーけんブーム」のさいに、充分じゅうぶん飼育しいく知識ちしきもなく安易あんい流行りゅうこう迎合げいごうして怠慢たいまん育成いくせいおこなった結果けっか我儘わがまま(わがまま)にそだったなりけんをもてあまして飼育しいく放棄ほうき・捨犬をするもの続出ぞくしゅつしたり、怠慢たいまん育成いくせいしゃとその環境かんきょういぬたい自体じたいれず自分じぶん回帰かいきすべき集団しゅうだんとみなさなくなって、にしかるべき生活せいかつどころもとめて放浪ほうろう人間にんげんでいう家出いえで)する個体こたい増加ぞうかしておおきな社会しゃかい問題もんだいとなり、ひろ認知にんちされることとなった。

飼育しいくじょう留意りゅういてん[編集へんしゅう]

シベリアン・ハスキー(5しゅう
ライコ
  • 仔犬こいぬ入手にゅうしゅたってはしし医師いしなど専門せんもん助言じょげんもとめ、信頼しんらいできるブリーダー繁殖はんしょくもと)の選定せんていつとめることがのぞましい。発情はつじょうかん精神せいしんてきなケア・交尾こうび相手あいて確保かくほなどにかんする技術ぎじゅつおよび時間じかんのない環境かんきょうにある飼主かいぬし(ほとんどの飼主かいぬしがこれにあたる)は、個体こたい入手にゅうしゅ前後ぜんこう去勢きょせい手術しゅじゅつほどこ方策ほうさくをとるべきである。また、成長せいちょう育成いくせいにあたってとく適切てきせつな「しつけ」を必要ひつようとするいぬしゅであるため、生後せいご1ねんはん以上いじょう経過けいかした個体こたい入手にゅうしゅする場合ばあいには、入手にゅうしゅぜん環境かんきょうでどのように飼育しいくされていたかを詳細しょうさい確認かくにんする必要ひつようがある。とく排泄はいせつのしつけなど基本きほんてき生活せいかつ規律きりつについては、忍耐にんたいつよくかつ完全かんぜん習得しゅうとくさせねばならない。
  • いぬしゅ同様どうようあやまった愛情あいじょうからメリハリのあるしつけをおこたったり、つねいぬたい要求ようきゅうどおりにえさあたえたりあそびに付合つきあうといったあまやかした育成いくせいおこなうと、勘違かんちがいをこして自分じぶんがその集団しゅうだん家庭かてい)のリーダーであると自覚じかくしてしまい、そのままなりけんになった場合ばあいには、自分じぶん意思いし沿わない行動こうどうたいしてやみくもに飼主かいぬしいたり、その家庭かてい幼児ようじ自分じぶんわない行動こうどうをとると安易あんいいたり(あくまで仲間なかまない威嚇いかくなのでじゃれいよりもややつよ程度ていどきなのだが、子供こどもにとっては充分じゅうぶん脅威きょういとなる)するようになり、とく過大かだい外的がいてきストレスの発生はっせいによって情緒じょうちょ不安定ふあんていになった場合ばあいには大型おおがたけんであるだけに制御せいぎょ不能ふのうとなるので充分じゅうぶん注意ちゅうい必要ひつようである。家族かぞくちいさい子供こどもがいる家庭かていでは、成長せいちょうケージかごないのみで飼育しいくするのではなく、部屋へやない育成いくせいして飼主かいぬしがその家庭かていちょうであることを充分じゅうぶん認識にんしきさせ、またケガのないよう注意深ちゅういぶか子供こどもせっしさせて早期そうき子供こども家族かぞく一員いちいんであることを認識にんしきさせる必要ひつようがある。しょう動物どうぶつなどを飼育しいくしている場合ばあいについてもこれにじゅんずる。また家庭かていない順応じゅんのう訓練くんれんのみでなく、成長せいちょうからなるべく外出がいしゅつ運動うんどうれて外部がいぶ環境かんきょうれさせ、付近ふきん愛犬あいけん散歩さんぽつど公園こうえんなどがあれば注意ちゅういしながら積極せっきょくてきいぬ接触せっしょくする機会きかいもうけるのがのぞましい。
  • このいぬしゅはかつてそりけんとして重用じゅうようされてただけあって、極寒ごっかんにおける長時間ちょうじかんはげしい作業さぎょうにもえうる体力たいりょく持久じきゅうりょくゆうする。とくなりけんでは相当そうとう運動うんどうりょう必要ひつようであり、基本きほんてきには朝夕あさゆうかく1時間じかん以上いじょう早足はやあし散歩さんぽ・ジョギング・サイクリングなどに同伴どうはんさせることが最低限さいていげん目安めやすとなる。しつけがとどいてからは、こう敷地しきち公園こうえん河川敷かせんしきなどに、自動車じどうしゃ乗車じょうしゃのしつけができているならたまにとおじょう砂浜すなはま高原こうげん地帯ちたいなどに同伴どうはんして自由じゆう行動こうどうをさせると非常ひじょうよろこぶ。
  • また当然とうぜんながら、その特性とくせいじょう必要ひつようとする豊富ほうふ運動うんどうりょう比例ひれいしてエネルギー消費しょうひ代謝たいしゃ非常ひじょう活発かっぱつであるため、摂食せっしょくさいしては、こうレベルのタンパク質たんぱくしつ高品たかしなただし脂肪しぼう調和ちょうわれた食事しょくじ必要ひつようとすることに留意りゅういする。ぎゃくに、飼育しいく環境かんきょうとういぬしゅ肥満ひまんられる場合ばあいには、極度きょくど運動うんどう不足ふそくによる肉体にくたい精神せいしんてきストレス両面りょうめんにおいて健康けんこうじょう非常ひじょう危険きけん状態じょうたいにあり、早急そうきゅう対処たいしょ摂食せっしょく運動うんどうをはじめとする生活せいかつ習慣しゅうかん改善かいぜんおよび精神せいしんてきケア)を必要ひつようとする。
  • とういぬしゅ運動うんどう不足ふそくによるストレス蓄積ちくせきいぬしゅのそれにくらべて非常ひじょうおおきいため、精神せいしん衛生えいせいじょうきわめてこのましくなく、無駄むだえや情緒じょうちょ不安定ふあんていはもちろん、しばしば異常いじょう脱毛だつもう消化しょうか器官きかん障害しょうがい神経しんけい障害しょうがい悪性あくせいしん生物せいぶつガン発生はっせい原因げんいんとなるなどストレスせいしょ疾病しっぺい誘発ゆうはつすることがあるため充分じゅうぶん注意ちゅうい必要ひつようである。
  • ツンドラ気候きこう原産地げんさんちいぬしゅだけあって、極寒ごっかんえるのにてきした皮下脂肪ひかしぼう豊富ほうふ体毛たいもうそなえており寒冷かんれい北海道ほっかいどう東日本ひがしにっぽん山間さんかんなど)での飼育しいくには非常ひじょうてきしているが、熱帯ねったい亜熱帯あねったい地域ちいきや、夏季かき猛暑もうしょとなるCfa日本にっぽん半分はんぶん以上いじょうめる)地域ちいきでの飼育しいく体調たいちょう管理かんりじょうこのましくない。酷暑こくしょたいしてはきわめて脆弱ぜいじゃくで、夏季かきにはいぬしゃ日陰ひかげなどすずしい場所ばしょ配置はいちして適宜てきぎいぬしゃおお氷袋こおりぶくろ保冷ほれいざいいて冷房れいぼうしてやったり、あるいは室内しつない冷房れいぼうおこなっている家庭かてい余裕よゆうがある場合ばあいにはにちちゅう猛暑もうしょ時間じかんたい玄関げんかんないいてやったり、毎日まいにち運動うんどうについても直後ちょくご早朝そうちょう夕刻ゆうこくないし街頭がいとう照明しょうめいととのった地域ちいきでははやめの夜間やかんなど、比較的ひかくてき冷涼れいりょう時間じかんたいえらんでやるなどの配慮はいりょ必要ひつようである。猛暑もうしょ適切てきせつりょうをとらせぬまま放置ほうちつづけると、これにれずに機会きかいがあると飼主かいぬしのもとをて、すこしでもごしやすい環境かんきょうもとめて家出いえで放浪ほうろうする個体こたい散見さんけんされるので、充分じゅうぶん注意ちゅうい必要ひつようである。また体質たいしつじょうかわには膨大ぼうだい脱毛だつもうせるので、毎日まいにちのブラッシングによる手入ていれやこまめなシャンプーをほどこすことによりあぶらしょうとう発生はっせいがないようくばる。
  • 付近ふきん仲間なかま認識にんしきできない孤独こどく状態じょうたい長時間ちょうじかん放置ほうちされると、習性しゅうせい上仲間かみなかまびかけるために遠吠とおぼえする傾向けいこうがあり、がすぎると近所きんじょ迷惑めいわくとなるおそれがあるので、家族かぞくがくつろぐリビングルームないえる場所ばしょいぬしゃもうけたり、ごしやすいぶしにはまどおお開放かいほうして家族かぞく体臭たいしゅう家庭かていしゅうはなもととどくようにしたり、定期ていきてき好奇心こうきしんたすにあたらしい玩具おもちゃあたえるなど、孤独こどくかんじさせないような配慮はいりょ必要ひつようである。遠吠とおぼえがこえるたび毎回まいかいすぐに相手あいてをしにってやる行為こういは、えればすぐに仲間なかまてくれると自覚じかくさせてしまうので、まったくぎゃく効果こうかであることに留意りゅういする。
  • とういぬしゅ比較的ひかくてき疾病しっぺい罹患りかんしづらいいぬしゅではあるが、股関節こかんせつやヒザ関節かんせつ中心ちゅうしん骨格こっかく関節かんせつけい疾患しっかんやケガ、角膜かくまく栄養えいよう障害しょうがい白内障はくないしょう緑内障りょくないしょうなどの眼球がんきゅうけい疾患しっかんこうはっする傾向けいこうがある。このため、肉体にくたいてき健康けんこう管理かんりにあたってはいぬしゅ同様どうよう感染かんせんしょう予防よぼう接種せっしゅけさせるだけでなく、検診けんしんには触診しょくしんのほかとく骨格こっかくけい検診けんしん眼科がんか検診けんしん受診じゅしんさせるようにこころがける。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

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外部がいぶリンク[編集へんしゅう]