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スウェーデン空軍くうぐん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
スウェーデン空軍くうぐん
Flygvapnet
スウェーデン空軍くうぐん紋章もんしょう
創設そうせつ 1926年ねん
国籍こくせき  スウェーデン
軍ぐん種しゅ 空軍くうぐん
タイプ 軍事ぐんじ航空こうくう
任務にんむ 航空こうくう戦闘せんとう
兵力へいりょく 2,700名めい[1]
上級じょうきゅう部隊ぶたい スウェーデン軍ぐん
主おもな戦歴せんれき 冬ふゆ戦争せんそう
コンゴ動乱どうらん
アフガニスタン紛争ふんそう
リビアでの軍事ぐんじ的てき行動こうどう
指揮しき
現げん司令しれい官かん ヨナス・ウイックマン（英語えいご版ばん）少将しょうしょう
識別しきべつ
国籍こくせき識別しきべつ標しるべ
使用しよう作戦さくせん機き
電子でんし戦機せんき ASC890
戦闘せんとう機き JAS 39C/D
輸送ゆそうヘリ HKP14
HKP15
練習れんしゅう機き Sk40
Sk60
輸送ゆそう機き TP84A/B/C/D
TP100
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スウェーデン空軍くうぐん（スウェーデンくうぐん、スウェーデン語ご: Flygvapnet）は、スウェーデンにおける空軍くうぐん。2009年ねん時点じてんで現役げんえき兵へい総員そういん約やく3,600人にん、その内うち徴集ちょうしゅう兵へい約やく900人にん[2]。

歴史れきし[ソースを編集へんしゅう]

黎明れいめい期き[ソースを編集へんしゅう]

スウェーデンの軍事ぐんじ航空こうくうは1910年代ねんだいに編成へんせいされたスウェーデン陸軍りくぐん航空こうくう隊たいから始はじまる。1912年ねんにはストックホルム外港がいこうのヴァルタン（Värtan）にて軍用ぐんよう機きの初はつ飛行ひこうに成功せいこうしている。スウェーデン海軍かいぐんはヴァクスホルム（sv:Vaxholm）の要塞ようさいに海軍かいぐん航空こうくう隊たいを配備はいびしている。 スウェーデン空軍くうぐんは陸軍りくぐん航空こうくう隊たいと海軍かいぐん航空こうくう隊たいが統合とうごうされ1926年ねん7月がつ1日にちに建けん軍ぐんされた。1930年代ねんだいの国際こくさい的てき近況きんきょうに対応たいおうするため空軍くうぐんは4個こ飛行ひこう隊たいから7個こ飛行ひこう隊たいに増強ぞうきょうされる。

1930年代ねんだい末まつまでにJ5およびJ6 ヤクトファルク戦闘せんとう機はたやJ7 ブルドッグ戦闘せんとう機きが導入どうにゅうされるも、空軍くうぐんは明確めいかくな戦略せんりゃくと目標もくひょうを欠かいていると批判ひはんされた。また、同おなじ時期じきにはいくつかの重大じゅうだい事故じこが発生はっせいしており1931年ねんと1933年ねんには調査ちょうさ委員いいん会かいが開ひらかれる。

1937年ねんにサーブ社しゃが設立せつりつされ、リンシェーピングとトロルヘッタン（SV:Trollhättan）に製造せいぞう工場こうじょうが設もうけられる。リンシェーピング工場こうじょうではサーブ社しゃ初はつの戦闘せんとう機きであるサーブ 17が製造せいぞうされる。これ以降いこう、国外こくがいからも航空機こうくうきの調達ちょうたつが進すすめられイギリス、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく、ドイツおよびイタリアから機体きたいを購入こうにゅうする。

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん[ソースを編集へんしゅう]

1939年ねんの第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん勃発ぼっぱつ時じ、空軍くうぐんの増強ぞうきょうは継続けいぞくされこれは終戦しゅうせんまで継続けいぞくされる。スウェーデンは参戦さんせんしなかったが列強れっきょうからの軍事ぐんじ的てき圧力あつりょくに対抗たいこうするため大だい規模きぼな戦力せんりょくを整備せいびする必要ひつように迫せまられた。スウェーデン空軍くうぐんは1945年ねんまでに15個こ戦闘せんとう航空こうくう団だんに約やく800機きの即時そくじ投入とうにゅう可能かのうな戦闘せんとう機きを保有ほゆうしていた。第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん中ちゅう、スウェーデン空軍くうぐんを最もっとも悩なやませた問題もんだいは燃料ねんりょうの欠乏けつぼうであった。周囲しゅういを交戦こうせん国こくに囲かこまれた情勢じょうせいにあっては輸入ゆにゅうに頼たよることは出来できず、国内こくないで産出さんしゅつされるオイルシェールを熱処理ねつしょりして合成ごうせいガソリンを精製せいせいした。

冬ふゆ戦争せんそうやバトル・オブ・ブリテンの動静どうせいは制せい空そら戦闘せんとうの重要じゅうよう性せいを印象いんしょうづけ第だい13航空こうくう団だん「リンシェーピング」、第だい14航空こうくう団だん「ハルムスタッド」、第だい15航空こうくう団だん「セーデルハムン」、第だい16航空こうくう団だん「ウプサラ」および第だい17航空こうくう団だん「カリンゲ」、海軍かいぐんは6個こ爆ばく撃げき飛行ひこう隊たい、6個こ戦闘せんとう飛行ひこう隊たい、3個こ偵察ていさつ飛行ひこう隊たいおよび雷撃らいげき飛行ひこう隊たいの16個こ飛行ひこう隊たいが編成へんせいされていた。保有ほゆう航空機こうくうき数すうは1939年ねんの約やく180機きから1945年ねんには約やく600機きに増強ぞうきょうされていた。

冷戦れいせん[ソースを編集へんしゅう]

終戦しゅうせん後ごの1945年ねんから空軍くうぐんの近代きんだい化かが推進すいしんされた。政治せいじ的てきにもはや時代遅じだいおくれの旧式きゅうしき機きを装備そうびすることは許容きょようされなかった。空軍くうぐん参謀さんぼう本部ほんぶは国外こくがいに要員よういんを派遣はけんし余剰よじょうとなったノース・アメリカン P-51戦闘せんとう機きをはじめ、デ・ハビランド モスキート戦闘せんとう機き、デ・ハビランド バンパイア戦闘せんとう機きを購入こうにゅうし、そして国内こくない開発かいはつを推進すいしんした。1950年代ねんだい初頭しょとうにサーブ 29 トゥンナン戦闘せんとう機きが配備はいびされ米べい英えいソ空軍くうぐんに匹敵ひってきする新型しんがた戦闘せんとう機きを保有ほゆうする。1950年代ねんだい、空軍くうぐんはドイツから摂取せっしゅした構想こうそうや技術ぎじゅつを導入どうにゅうし、これらを組織そしき基盤きばんに据すえた。1954年ねんの調査ちょうさ結果けっかを元もとに「基地きち60（Bas 60）」計画けいかくでは推進すいしんされ、空軍くうぐん基地きちの態勢たいせいが刷新さっしんされることになる。冷戦れいせん間あいだ、国防こくぼう費ひの多おおくは空軍くうぐんの整備せいび（スウェーデン独自どくじの核兵器かくへいき開発かいはつを含ふくむ）と軍用ぐんよう機きの国内こくない開発かいはつに投とうじられた。1957年ねんには約やく1,000機きの最さい新鋭しんえい戦闘せんとう機きが第だい一線いっせん配備はいびされ、当時とうじ世界せかい第だい4位いの規模きぼにまで成長せいちょうしている[3][4]。

コンゴ動乱どうらんに対処たいしょする国際こくさい連合れんごうの支援しえんを目的もくてきに1961年ねんから1964年ねんまで第だい22航空こうくう団だん「コンゴ」が編成へんせいされ、同地どうちに投入とうにゅうされる。

指揮しき航空こうくう監視かんしシステム（STRIL）の開発かいはつにより近代きんだい的てきレーダーを取得しゅとくし、継続けいぞく的てきな航空こうくう監視かんし体制たいせいを確立かくりつする。

1972年ねんに新あらたな防衛ぼうえい政策せいさくが策定さくていされたため第だい2航空こうくう団だん「ハーゲナス」、第だい3航空こうくう団だん「マームスラッド」、第だい8航空こうくう団だん「バルカビイ」および第だい14航空こうくう団だん「ハルムスタッド」は再さい編成へんせいされ、各種かくしゅ学校がっこうに改編かいへんされるなどした。1977年ねんの新しん防衛ぼうえい政策せいさくでは第だい11航空こうくう団だん「ニーシェピング」と第だい12航空こうくう団だん「カルマル」が1980年ねんに解かい隊たいされる。この1977年ねん防衛ぼうえい政策せいさくでは新型しんがた戦闘せんとう機きの開発かいはつが決定けっていされ最終さいしゅう的てきにJAS39 グリペン戦闘せんとう機きとして登場とうじょうする。1982年ねん防衛ぼうえい政策せいさくでは第だい1航空こうくう団だん「ハッソロ」が解かい隊たいされ空軍くうぐんソドルトロンス学校がっこうが閉鎖へいさされる。さらに1986年ねんの議会ぎかいにて110機きのJAS 39戦闘せんとう機き（このうち30機きのオプションを含ふくむ）の調達ちょうたつが決定けっていされる。

1980年代ねんだい前半ぜんはんから「基地きち90（en:Bas 90）」と称しょうする分散ぶんさん飛行場ひこうじょう計画けいかくが推進すいしんされ、一部いちぶの高速こうそく道路どうろは代替だいたい滑走かっそう路ろとして建設けんせつされた。これらの道路どうろは長ながさ800メートル・幅はば17メートルの直線ちょくせん道どうに改修かいしゅうされた。これらの道路どうろ沿ぞいには給油きゅうゆ所しょや駐ちゅう機き場じょうも併あわせて整備せいびされた。未いまだに、この種たねの短距離たんきょり滑走かっそう路ろは国際こくさい的てき活動かつどうに対応たいおうするためグリペン戦闘せんとう機きやC-130輸送ゆそう機きの離着陸りちゃくりく訓練くんれんに供きょうされている。

ポスト冷戦れいせん[ソースを編集へんしゅう]

冷戦れいせん終結しゅうけつにより唯一ゆいいつで最大さいだいの仮想かそう敵てきであったソ連それんは崩壊ほうかいし1990年代ねんだいの防衛ぼうえい方針ほうしんは修正しゅうせいを必要ひつようとし、多おおくの空軍くうぐん基地きちが閉鎖へいさされ大だい規模きぼな軍縮ぐんしゅくが推おし進すすめられる。1994年ねんには400機き以上いじょうの戦闘せんとう機きがあったが2005年ねんには150機き足たらずまで削減さくげんされている。1992年ねん防衛ぼうえい政策せいさくで第だい6航空こうくう団だん「カールスブルク」と第だい13航空こうくう団だん「ノルチェピング」は1994年ねん6月がつ30日にちに解かい隊たいされる。1996年ねん防衛ぼうえい政策せいさくに基もとづき第だい5航空こうくう団だん「リョンビリヘッド（Ljungbyhed）」と第だい15航空こうくう団だん「セーデルハムン」が 1998年ねん6月がつ30日にちに解かい隊たいされる。

2000年ねん防衛ぼうえい政策せいさくで第だい10航空こうくう団だん「エンゲルホルム」は2002年ねんに、第だい16航空こうくう団だん「ウプサラ」は2003年ねんに解かい隊たいされる。2004年ねん防衛ぼうえい政策せいさくでは第だい4航空こうくう団だん「フロソン（Frösön）」が2005年ねんに解かい隊たいされる。さらに、ヘリコプター飛行ひこう隊たいの再さい編成へんせいが示唆しさされ、かつて第だい9航空こうくう団だん「サヴ（Säve）」が配置はいちされていたサヴからソーテネスに配転はいてんされ、ヘリコプターの統合とうごう運用うんようを目的もくてきに機体きたいは空軍くうぐん運用うんようから外はずれ国軍こくぐんヘリコプター航空こうくう団だんが新編しんぺんされる。2009年ねん防衛ぼうえい政策せいさくでは第だい21航空こうくう団だん「ルーレオ」の解かい隊たいが決定けっていされる。

2011年ねんリビア内戦ないせんでは、スウェーデン首相しゅしょうが3月29日にちに空軍くうぐんの派遣はけんを発表はっぴょうしユニファイド・プロテクター作戦さくせんに参加さんかするべくグリペン戦闘せんとう機き8機きが4月がつ2日にちに出動しゅつどうし、イタリアのシゴネラ海軍かいぐん航空こうくう基地きち（米べい海軍かいぐん航空こうくう基地きち）を拠点きょてんにして4月がつ13日にちから哨戒しょうかい任務にんむに投とうじられる。当初とうしょは4月がつ6日にちから任務にんむ開始かいしの予定よていであったが備蓄びちく燃料ねんりょうの規格きかくの問題もんだいから展開てんかいが遅おくれていた[5]。また、サーブ社しゃは将来しょうらいの無人むじん機き開発かいはつに備そなえてダッソー nEUROnプロジェクトに参加さんかしている。2010年ねん時点じてんでは135機きの戦闘せんとう機きを保有ほゆうしているが将来しょうらいは約やく100機きにまで削減さくげんされる見込みこみ。新型しんがたヘリコプターの発注はっちゅうも進すすめられており、近年きんねん中ちゅうに約やく40機きが調達ちょうたつされる。

組織そしき[ソースを編集へんしゅう]

現在げんざいのスウェーデン空軍くうぐんは戦闘せんとう機きについては3個こ航空こうくう団だんが編制へんせいされており、ヘリコプターについて従来じゅうらいは陸海空りくかいくう軍ぐんごとに分わかれていたものを統合とうごう運用うんようすることになり、1998年ねんに国軍こくぐんヘリコプター航空こうくう団だん（Hkpflj）が編成へんせいされ空軍くうぐん管轄かんかつの下したで運用うんようされている。基地きちごとに航空こうくう団だんが編制へんせいされており、航空こうくう団だん隷下れいかの飛行ひこう隊たいには航空機こうくうき定数ていすう15機きが配分はいぶんされている。

  • 第だい7航空こうくう団だん「グスタフ（Gustav）」
  • 第だい17航空こうくう団だん「クィントゥス（Quintus）」
  • 第だい17M航空こうくう団だん「マームスラッド（Malmslätt）」
  • 第だい4航空こうくう団だん「ダヴィッド（David）」
  • 第だい21航空こうくう団だん「ウルバン（Urban）」
  • 空軍くうぐん士官しかん学校がっこう（FBS）　在ざいウプサラ
  • 空軍くうぐん士官しかん候補こうほ生せい学校がっこう（KAS/M）　在ざいウプサラ
  • 空軍くうぐん飛行ひこう学校がっこう（FlygS）　在ざいリンシェーピング
  • 空中くうちゅう戦せん学校がっこう（LSS）在ざいウプサラ
  • 空軍くうぐん基地きち猟りょう兵へい学校がっこう（FbjS）　在ざいブレーキンゲ地方ちほう。航空こうくう救難きゅうなんや基地きち警備けいびの教育きょういくを担当たんとう。
  • 空軍くうぐん戦闘せんとう管理かんり・気象きしょう観測かんそく学校がっこう（STRILS）　在ざいウプサラ
  • 航空こうくう保安ほあん学校がっこう（FFL）　在ざいハルムスタッド
  • 航空こうくう学校がっこう（FFS）　在ざいハルムスタッド
  • 空軍くうぐん情報じょうほう技術ぎじゅつ学校がっこう（IT-Skolan）　在ざいハルムスタッド

これ以外いがいに国軍こくぐん共通きょうつうの軍ぐん学校がっこうである国軍こくぐんハルムスタッド学校がっこう（FMHS）や軍ぐん情じょう技術ぎじゅつ学校がっこう（FMTS）には旧きゅう空軍くうぐん学校がっこうの機能きのうが含ふくまれている。

基地きち[ソースを編集へんしゅう]

スウェーデン空軍の位置（スウェーデン内）
Uppsala
Uppsala
Hässlö
Hässlö
Söderhamn
Söderhamn
Frösön
Frösön
Bråvalla
Bråvalla
Malmen
Malmen
Såtenäs
Såtenäs
Råda
Råda
Luleå
Luleå
Byholma
Byholma
Hagshult
Hagshult
Moholm Karlsborg
Moholm
Karlsborg
Lidköping Hasslösa
Lidköping
Hasslösa
Visby
Visby
Rommehed
Rommehed
Kjula
Kjula
Kubbe
Kubbe
Färila
Färila
Gunnarn
Gunnarn
Vidsel
Vidsel
Fällfors
Fällfors
Åmsele
Åmsele
Jokkmokk
Jokkmokk
Tierp
Tierp
Heden
Heden
Uråsa
Uråsa
Sättna
Sättna
Kosta
Kosta
Knislinge
Knislinge
Ljungbyhed
Ljungbyhed
Örebro
Örebro
Karlstad
Karlstad
Mora
Mora
Optand
Optand
Hallviken
Hallviken
Arvidsjaur
Arvidsjaur
Gällivare
Gällivare
Bas 90 基準きじゅんに拡張かくちょう・計画けいかくされた基地きち。冷戦れいせん終結しゅうけつとともに終了しゅうりょうした。
= 拡張かくちょう済ずみ
= 一部いちぶ拡張かくちょう
= 計画けいかくのみ

太字ふとじは航空こうくう団だんなどが配置はいちされている主要しゅよう基地きちで、それ以外いがいは予備よび飛行場ひこうじょうなど。

その他た
スウェーデン空軍くうぐんは、簡易かんい的てきな短距離たんきょり離着陸りちゃくりく可能かのうな戦闘せんとう機きの野戦やせん発着はっちゃく基地きちシステム Bas 60 をもとに、1970-80年代ねんだいにかけてBas 90という戦闘せんとう機き発進はっしん拠点きょてんを形成けいせいするシステムを開発かいはつしていたが、2000年代ねんだいに廃止はいしされた。その時点じてんで Bas 90用ように拡張かくちょう・計画けいかくされた基地きちは約やく20か所しょであった。使つかわれなくなった多おおくの基地きちは、武装ぶそう解除かいじょされ民間みんかんに売却ばいきゃくされた。

装備そうび[ソースを編集へんしゅう]

装備そうび推移すいいを下表かひょうに示しめす。機種きしゅ並ならびに種たね別記べっき号ごうは『ミリタリーバランス』各号かくごうに依よるため、公称こうしょう類別るいべつと異ことなることに留意りゅうい。

固定こてい翼つばさ機き[ソースを編集へんしゅう]

機種きしゅ 1961 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2015 2020 2021 2022 2023 2024
計けい - 650 - - - - - - - - - - -
戦闘せんとう機き FTR 計けい - - 240 211 130 - - - - - - - -
JA-35 - - 240[6] 72 - - - - - - - - -
JA-37 - - - 139 130 - - - - - - - -
FGA 計けい - - 167 99 120 151 165 134 96 96 96 98 99
Saab 105 - - 60 - - - - - - - - - -
JAS-37 - - 107[7] 99 30 - - - - - - - -
JAS 39A/B/C/D Gripen - - - - 90 151 165 134 - - - - -
JAS 39C/D Gripen - - - - - - - - 96 96 96 96 96
JAS 39E Gripen - - - - - - - - - - - 2 3
偵察ていさつ機き RECCE 計けい - - 60 48 14 - - - - - - - -
SK-37 - - 60 48 14 - - - - - - - -
哨戒しょうかい機き MP 計けい - - - - - 1 - - - - - - -
CASA 212-400 Aviocar - - - - - 1 - - - - - - -
電子でんし戦機せんき ELINT 計けい - - 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2
SE 210 Caravelle - - 2 2 - - - - - - - - -
Gulfstream IV SRA-4 - - - - 2 2 2 2 2 2 2 2 2
早期そうき警戒けいかい機き AEW&C 計けい - - - - 6 6 2 3 3 3 3 3 3
S-100B Argus - - - - 6 6 2 1 1 1 1 1 1
S-100D Argus - - - - - - - 2 2 2 2 2 2
空中くうちゅう給油きゅうゆ機き TKR 計けい - - - - - 1 1 1 1 1 1 1 1
KC-130H Hercules - - - - - 1 1 1 1 1 1 1 1
輸送ゆそう機き TPT 計けい - - 74 29 14 13 15 10 8 8 8 8 8
C-47 - - 6 - - - - - - - - - -
C-130H Hercules - - 3 8 8 7 7 7 5 5 5 5 5
MetroⅢ - - - 2 - - - - - - - - -
Sk-60 - - 65 16 - - - - - - - - -
Saab 340 - - - - 1 1 6 2 2 2 2 2 2
Beech 200 Super King Air - - - 3 3 3 - - - - - - -
Gulfstream IV - - - - 1 1 2 - - - - - -
Gulfstream 550 - - - - - - - 1 1 1 1 1 1
Cessna 550 Citation V - - - - - 1 - - - - - - -
練習れんしゅう機き TRG 計けい - - 232 249 144 96 80 80 67 67 67 67 70
J-32 - - - 22 - - - - - - - - -
G 120TP - - - - - - - - - - - - 3
Sk-50 - - 50 72[8] - - - - - - - - -
Sk-60W - - 125 105 106 90 80 80 67 67 67 67 67
SK 37E Skolviggen - - - - - 6 - - - - - - -
Sk-61 Bulldog - - 57 50 38 - - - - - - - -

無人むじん機き[ソースを編集へんしゅう]

機種きしゅ 1961 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2015 2020 2021 2022 2023 2024
偵察ていさつ機き ISR 計けい - - - - - - - 8 8 8 8 8 8
RQ-7 Shadow - - - - - - - 8 8 8 8 8 8

回転かいてん翼つばさ機き[ソースを編集へんしゅう]

機種きしゅ 1961 1970 1980 1990 2000 2005 2010 2015 2020 2021 2022 2023 2024
哨戒しょうかいヘリ ASW 計けい - - - - 15 14 - - 9 9 9 9 9
NH90 ASW - - - - - - - - 9 9 9 9 9
Hkp-4/Boeing Vertol 107 - - - - 14 14 - - - - - - -
C-212 - - - - 1 - - - - - - - -
汎用はんよう／輸送ゆそうヘリ UTL/TPT 計けい - - 26 20 106 36 47 54 44 44 44 44 44
Hkp-10/AS332 Super Puma - - - 4 12 11 8 9 - - - - -
Hkp-2/Alouette 2 - - 9 - - - - - - - - - -
Hkp-3/Bell 204 - - 7 6 15 - - - - - - - -
Hkp-4/V-107 - - 10 6 - - - - - - - - -
Hkp-5/Hughes 300c - - - - 25 - - - - - - - -
Hkp-6/Bell 206 - - - - 29 - - - - - - - -
UH-60M Black Hawk - - - - - - - 15 15 15 15 15 15
NH90 TTH - - - - - - 3 10 9 9 9 9 9
AW109 - - - - - - - 12 12 12 12 12 12
AW109M - - - - - - 19 8 8 8 8 8 8
Hkp-9/Bo-105CB - - - 4 20 20 17 - - - - - -
Hkp-11/Bell 412 Twin Huey - - - - 5 5 - - - - - - -

弾薬だんやく類るい[ソースを編集へんしゅう]

  • RBS15対たい艦かんミサイル
  • RB75空そら対地たいちミサイル
  • RB99空そら対空たいくうミサイル
  • RB74空そら対空たいくうミサイル
  • RB71空そら対空たいくうミサイル
  • BK-39爆ばく弾だん

任務にんむ記号きごう[ソースを編集へんしゅう]

スウェーデン空軍くうぐんの所属しょぞく機きは、制式せいしき名称めいしょうの文字もじで任務にんむを表あらわしており、数字すうじで機種きしゅを表あらわしている。 任務にんむを転換てんかんする場合ばあいは文字もじを変更へんこうする。

  • J - Jakt(戦闘せんとう)
  • A - Attack(攻撃こうげき)
  • S - Spaning(偵察ていさつ)
  • Tp - Transport(輸送ゆそう)
  • Sk - Skol(教育きょういく)
  • Hkp - Helikopter(ヘリコプター)
  • 1~10番台ばんだい - ヘリコプター
  • 20~40番台ばんだい - 作戦さくせん機き
  • 50~70番台ばんだい - 練習れんしゅう機き
  • 80以上いじょう - 輸送ゆそう機き

階級かいきゅう[ソースを編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「スウェーデン軍ぐんの階級かいきゅう」を参照さんしょう

脚注きゃくちゅう[ソースを編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

出典しゅってん[ソースを編集へんしゅう]

  1. ^ IISS (2022). The Military Balance 2022. Routledge. p. 151. ISBN 978-1-032-27900-8 
  2. ^ Military Balance 2009
  3. ^ The growth of the Air Force
  4. ^ Flygvapenmuseum Flygvanet 80 ar（PDF文書ぶんしょ）
  5. ^ 「軍事ぐんじ研究けんきゅう」2011年ねん8月がつ号ごう、P37 リビア爆ばく撃げき!「ユーロカナード・イン・アクション」
  6. ^ 内うち20練習れんしゅう機き
  7. ^ 内うち17練習れんしゅう機き
  8. ^ 内うち連絡れんらく機き42

参考さんこう文献ぶんけん[ソースを編集へんしゅう]

  • Christopher Langton, Military Balance 2009, Routledge.
  • 石川いしかわ潤一じゅんいち 『世界せかいの空軍くうぐん』 イカロス出版いかろすしゅっぱん、2009年ねん、68-73頁ぺーじ

関連かんれん項目こうもく[ソースを編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[ソースを編集へんしゅう]

   
スウェーデン陸軍りくぐん
スウェーデン海軍かいぐん
スウェーデン空軍くうぐん
スウェーデン郷土きょうど防衛ぼうえい隊たい
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