ダヴィデ・レベッリン

ダヴィデ・レベッリン Davide Rebellin
基本きほん情報じょうほう
本名ほんみょう	Davide Rebellin ダヴィデ・レベッリン
生年月日せいねんがっぴ	(1971-08-09) 1971年ねん8月がつ9日にち
没ぼつ年月日ねんがっぴ	(2022-11-30) 2022年ねん11月30日にち（51歳さい没ぼつ）
国籍こくせき	イタリア
身長しんちょう	1.71 m (5 ft 7+1⁄2 in)
体重たいじゅう	63 kg (139 lb; 9.9 st)
選手せんしゅ情報じょうほう
所属しょぞく	CCC Polsat Polkowice
分野ぶんや	ロードレース
役割やくわり	選手せんしゅ
特徴とくちょう	パンチャー、ワンデイレース・スペシャリスト
プロ経歴けいれき
1992–1994 1995 1996 1997 1998–1999 2000–2001 2002–2008 2009 2011 2012 2013-	MGビアンキ マリフィチオ・MG-テクノジム ポルティ フランセーズ・デ・ジュー ポルティ リクイガス・パタ ゲロルシュタイナー ディクウィジョヴァンニ ミケ・グウェルチョッティ Meridiana-Kamen CCC Polsat Polkowice
主要しゅようレース勝利しょうり
リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ (2004) フレッシュ・ワロンヌ (2004, 2007, 2009) アムステル・ゴールドレース (2004) ティレーノ〜アドリアティコ (2001) クラシカ・サン・セバスティアン (1997) チューリッヒ選手権せんしゅけん (1997) パリ〜ニース (2008) ジロ・デ・イタリア 区間くかん通算つうさん1勝しょう トレ・ヴァッリ・ヴァレジーネ (1999、2000、2011)
最終さいしゅう更新こうしん日び 2011年ねん9月がつ27日にち

ダヴィデ・レベッリン（Davide Rebellin。1971年ねん8月がつ9日にち - 2022年ねん11月30日にち）はイタリアのヴェネト州しゅう・ヴェローナ県けんのサン・ボニファーチョ出身しゅっしんの自転車じてんしゃプロロードレース選手せんしゅ。ダヴィデ・レベリン、ダビデ・レベリンという日本語にほんご表記ひょうきも見受みうけられる。

1992年ねんプロデビュー。30歳さいを超こえてから実力じつりょくを発揮はっきするようになった、遅咲おそざきのクラシックハンターであり、2004年ねんのアルデンヌクラシック3連勝れんしょうなど数々かずかずのクラシックレースで好成績こうせいせきを収おさめている。

経歴けいれき

アマチュア時代じだいの1992年ねんに開催かいさいされたバルセロナオリンピックの個人こじんロードレースにも出場しゅつじょう経験けいけんがあり、同年どうねんにプロ転向てんこう。しかし以後いごは目立めだった成績せいせきをあげることなく年月としつきを過すごしていく。

1996年ねん、ジロ・デ・イタリアで第だい7ステージで区間くかん優勝ゆうしょうを上あげるとともに暫定ざんてい首位しゅいに立たち、第だい13ステージでパヴェル・トンコフに奪うばわれるまでマリア・ローザを保持ほじ（総合そうごう成績せいせきでは6位い）。

1997年ねん、クラシカ・サンセバスティアンとチューリッヒ選手権せんしゅけんを制覇せいはし一躍いちやく注目ちゅうもくを浴あびるようになる。

1998年ねんは特別とくべつに目立めだつ結果けっかを残のこせなかったが、1999年ねんと2000年ねんにはイタリアで開催かいさいされる真夏まなつのセミクラシックのトレ・ヴァッリ・ヴァレジーネを連覇れんぱした。

そして2001年ねんにはティレーノ〜アドリアティコで総合そうごう優勝ゆうしょう。同年どうねんの6月がつ10日とおかから7月がつ1日にちまでUCI・ロードワールドランキングスで1位いの座ざを保たもつ活躍かつやくを見みせた。

2004年ねん、春はるのクラシックシーズン後半こうはん戦せんのアムステルゴールドレース、フレッシュ・ワロンヌ、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュで脅威きょういの3連勝れんしょうを果はたし、アルデンヌ・クラシック完全かんぜん制覇せいはを達成たっせい。

2005年ねんに創設そうせつされたUCIプロツアーでは、ダニーロ・ディルーカ、トム・ボーネンに次ついでUCIプロツアーランキング総合そうごう3位いに入はいった。

以後いごも多おおくのクラシックレースで度々たびたび上位じょういに名なを連つらね、2007年ねんには、春はるのパリ〜ニースで総合そうごう2位い。さらに3年ねんぶりにフレッシュ・ワロンヌを制せいしたほかアムステルゴールドレースでも2位いに入はいり、ツール・ド・ロマンディ終了しゅうりょう時点じてんまでUCIプロツアーランキングでトップの座ざをキープ。最終さいしゅう的てきにカデル・エヴァンスに次つぐ総合そうごう第だい2位いに輝かがやいた。

2008年ねんにはパリ〜ニースでリナルド・ノチェンティーニを3秒びょう差さでかわして総合そうごう優勝ゆうしょう。前年ぜんねんの雪辱せつじょくを果はたした。またアルデンヌクラシックでも活躍かつやくし、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュでは2位いに入はいった。その後ご北京ぺきんオリンピックのロードレースでも2位いとなり、銀ぎんメダルを獲得かくとくしている。

2009年ねん、4月がつのクラシックレースで活躍かつやく。フレッシュ・ワロンヌで優勝ゆうしょう、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュでは3位いに入はいった。しかし4月がつ29日にち、北京ぺきんオリンピックの血液けつえき検査けんさの結果けっか、AサンプルでEPO陽性ようせい反応はんのうが検出けんしゅつされ、以後いご出場しゅつじょう保留ほりゅう状態じょうたいが続つづいていた　そして同年どうねん11月がつ18日にち、新しん検出けんしゅつ法ほうによる再さい検査けんさによってCERA（第だい三さん世代せだいEPO）の使用しようが認定にんていされ、北京ぺきんオリンピックの失格しっかくと銀ぎんメダルの剥奪はくだつが確定かくていした。

2010年ねん6月30日にち、スポーツ仲裁ちゅうさい裁判所さいばんしょ(CAS)は、レベッリンの訴うったえを却下きゃっかしたため、以後いご出場しゅつじょう停止ていしとなった。

2011年ねん5月3日にち、出場しゅつじょう停止ていし処分しょぶんが明あけたことから、コンチネンタルチームのミケ・グウェルチョッティと契約けいやく。トレ・ヴァッリ・ヴァレジーネとトロフェオ・メリンダで優勝ゆうしょうした。

2013年ねんはポーランドのコンチネンタルチーム、CCC Polsat Polkowice（英語えいご版ばん）に所属しょぞくしている。

その後ご、アルジェリアのコンチネンタルチームSovacにてリーダーとして若手わかての育成いくせいに努つとめていたが2019年ねん2月がつに突如とつじょ契約けいやくを解除かいじょし、2012年ねんに自身じしんが所属しょぞくしていたMeridiana-Kamenに復帰ふっき。同年どうねん6月がつのイタリアナショナルチャンピオンシップを以もっての現役げんえき引退いんたいを表明ひょうめいした。しかし同どうレースで総合そうごう18位いに入はいり手応てごたえを掴つかんだのか後のちに自みずからこれを撤回てっかい、2020年ねんもハンガリーのプロコンチネンタルチームへ移籍いせきしての現役げんえき続行ぞっこうを宣言せんげんした。

2022年ねん11月30日にち、練習れんしゅう中ちゅうにトラックに撥はねられて死去しきょした。

レーススタイル

2005年ねんのドイツ・ツアーでのタイムトライアル

アップダウンのあるワンデイレースを得意とくいとし、クラシックレースではエースとして果敢かかんな走はしりを見みせ上位じょういに食くい込こむ。また、2008年ねんのパリ～ニースで総合そうごう優勝ゆうしょうしているように、4-7日にち程度ていどの中規模ちゅうきぼステージレースでも総合そうごう優勝ゆうしょう争あらそいで好成績こうせいせきを納おさめることができる。

グランツールでは登のぼりに強つよいことなどを活いかして、アシスト的てきな役割やくわりを務つとめることが多おおい。

出場しゅつじょうするレースでは大だい崩くずれすることが少すくないため、年間ねんかんを通とおしてランキングで総合そうごう上位じょういをキープできるのが強つよみである。

エピソード

• 2007年ねんにフレッシュ・ワロンヌで優勝ゆうしょうした時ときの年齢ねんれいは35歳さい259日にちで、これはUCIプロツアー史上しじょう最年長さいねんちょうでの優勝ゆうしょう記録きろくだったが、同年どうねんにイェンス・フォイクトが35歳さい325日にちでドイツ・ツアーを制せいし記録きろくを更新こうしんされてしまった。
• 兄あにのシモーネ･レベリンもプロ選手せんしゅだったが、成績せいせきは弟おとうとに遠とおく及およばずプロ生活せいかつ5年ねんでわずか1勝しょう。引退いんたい後ごはメカニックを務つとめている。

所属しょぞくチーム

• 1992-1994年ねん　MGビアンキ
• 1995年ねん　マグリフィシオ・MG-テクノジム
• 1996年ねん　ポルティ
• 1997年ねん　フランセーズ・デ・ジュー
• 1998-1999年ねん　ポルティ
• 2000-2001年ねん　リクイガス・パタ
• 2002年ねん-2008年ねん　ゲロルシュタイナー
• 2009年ねん- セッラメンティ・ディキジョヴァンニ

主おもな成績せいせき

ステージレース

• ティレーノ〜アドリアティコ総合そうごう優勝ゆうしょう（2001年ねん）
• バスク一周いっしゅう総合そうごう2位い（2005年ねん）
• パリ〜ニース総合そうごう2位い（2007年ねん）
• パリ〜ニース総合そうごう優勝ゆうしょう（2008年ねん）

ワンデーレース

• 1997年ねん　クラシカ・サンセバスティアン優勝ゆうしょう　チューリッヒ選手権せんしゅけん優勝ゆうしょう
• 2004年ねん　アムステルゴールドレース優勝ゆうしょう　フレーシュ・ワロンヌ優勝ゆうしょう　リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ優勝ゆうしょう
• 2007年ねん　フレーシュ・ワロンヌ優勝ゆうしょう
• 2009年ねん　フレーシュ・ワロンヌ優勝ゆうしょう

そのほか

• 2005年ねん　UCIプロツアーランキング3位い
• 2007年ねん　UCIプロツアーランキング2位い

外部がいぶリンク

• ダビデ・レベリン - サイクリングアーカイヴス（英語えいご）
• ダヴィデ・レベッリン - Olympedia（英語えいご）